JPH0235055Y2 - - Google Patents

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JPH0235055Y2
JPH0235055Y2 JP1984127719U JP12771984U JPH0235055Y2 JP H0235055 Y2 JPH0235055 Y2 JP H0235055Y2 JP 1984127719 U JP1984127719 U JP 1984127719U JP 12771984 U JP12771984 U JP 12771984U JP H0235055 Y2 JPH0235055 Y2 JP H0235055Y2
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shaft
axis
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transmission
transmission case
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JP1984127719U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、咬合式クラツチのシフトフオーク構
造に関し、さらに詳しくは、耕耘機等のトランス
ミツシヨンケース内に設けられた咬合式の伝動ク
ラツチを操作するためのシフトフオーク構造の改
良に関する。
〔従来の技術〕
エンジンからの動力を走行車輪及び耕耘ロータ
に伝達するトランスミツシヨンケースに設けられ
た咬合式の主クラツチとして、例えば第4図に示
す如く、伝動用シフト部材17に対するシフトフ
オーク19の係合ピン21を1個設けたものが提
案されている。
しかし、公知の一般のシフトフオーク19′は
例えば実公昭48−23380号に開示され、ここに第
5図として示す如く、伝動用シフト部材17′に
対して、アーム部分19a′を介して2本の係合部
材(ピン)21′が対向して設けられている。こ
れは、伝動用シフト部材17′を摺動させるとき
に、一本の係合ピンだと、シフト部材17′に加
わる操作力が片寄ることとなつて、こじれが発生
してその変速軸11′上をスムースに移動させる
ことができなくなるのを防ぐためである。
ところが、第4図に示す前述した一本の係合ピ
ンをもつ片持ち式のシフトフオーク19は、こう
した伝動用シフト部材17のスムースな摺動を
少々犠牲にしても、トランスミツシヨンケース3
aの所定の狭い空間に、且つ簡単な構造でもつて
設けることができるために用いられている。さら
に、前述した係合ピン21と、これに連結された
アーム19aを揺動させる操作軸20との間を大
きくとり、伝動用シフト部材17に対する係合ピ
ン21の接当移動が、出来るだけ長くその変速軸
11軸芯に平行となるようにし、以つて、シフト
部材17の摺動がスムースになるようにも考慮さ
れているのである。
しかし乍ら、上述した利点をもつ片持ち式のク
ラツチフオーク構造の利点を備え乍ら、さらに簡
単な構造改善によつて伝動用シフト部材17のス
ムースな操作性が得られれば、尚一層好ましい。
〔考案が解決しようとする問題点〕
そこで、第4図に示すトランスミツシヨンの咬
合式クラツチ7におけるシフトフオーク19とし
て、第5図に示す如き両持ち式のシフトフオーク
19′を、そのまま組付けようと考えたが、その
場合、他方の伝動主軸10が前記シフトフオーク
19′の操作アーム19a′に接当することになり、
単に両持ち式のシフトフオーク構造19′を利用
することはできなかつた。
この対策として、前記シフトフオーク19を操
作する操作軸20を出来る限り変速軸11に接近
させる方法を考えたが、かかる構造では、係合ピ
ン21′と操作軸20とのつなぎ部分19b′が短
くなり、シフト部材17′を所定量摺動させる場
合に、係合ピン21′の変速軸11′軸芯に対する
平行性が損なわれ、その分シフト部材17′のス
ムースな摺動が期待できなくなる欠点がある。
又、第4図に示す如く伝動主軸10には、各変
速用ギアが取付けられているので、該主軸10と
対応する変速軸11との間に、第5図に示す前記
操作アーム19a′を位置させることは、製作及び
組付け、或いはトラブル発生の面からも好ましく
ない。
本考案は、クラツチのシフトフオークの構造を
工夫することによつて、上記欠点を解消するもの
であり乍ら、果樹園での作業時にシフトフオーク
の操作軸が樹木の枝等に当らないようにすること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成する為の本考案の特徴構成は、
トランスミツシヨンケース3aの横外側壁3b近
くに設けられた第2軸11に摺動自在に設けられ
た咬合式クラツチ7を、前記第2軸11に直交
し、且つ該第2軸11から離れた位置に設けられ
た操作軸20によつて操作するべく構成された咬
合式クラツチのシフトフオーク構造において、前
記操作軸20の軸芯P1平行で、且つ前記第2軸
11の軸芯P2を通る軸芯P3をもつ2本の係合ピ
ン21a,21bを、前記トランスミツシヨンケ
ース3aの側壁3b側を通る略半円形のアーム1
9aで連結し、前記アーム19aの前記操作軸2
0に近い端部を延長した延長部19bを、その操
作軸20に連結し、さらに、前記トランスミツシ
ヨンケース3aの側壁3bを、前記略半円形のア
ーム19aに沿つた湾曲形状に形成するととも
に、前記操作軸20を、前記2本の係合ピン21
a,21bを挾んで前記半円形のアーム19aと
は反対側の位置で、且つ、トランスミツシヨンケ
ース3aの横巾方向の中央部に配置した点にあ
る。
〔作用〕
前記操作軸20を回動操作すると、前記2本の
係合ピン21a,21bは、略半円形のアーム1
9aを介して前記離れた位置の操作軸20の軸芯
P1を中心とする大きな円弧で第1軸11に沿つ
て移動し、咬合式クラツチ7の伝動用シフト部材
17をスムースに摺動させる。
この時、前記2本の係合ピン21a,21b
が、前記第2軸11の軸芯P2を通る対向位置に
配置されているので、従来の両持ち式のシフトフ
オークと同じように、シフト部材17に対する操
作力が、該軸11の両側でバランスしてスムース
なクラツチ操作が行われる。
〔考案の効果〕
2本の係合ピン21a,21bを連結するアー
ム19aを、第2軸11とトランスミツシヨンケ
ース3aの横外側壁3bとの間を通るように設け
たので、トランスミツシヨンケース3a内の他の
伝動部材の障害とならず、組付け容易でトラブル
発生を少なくでき、且つ安価に製作できる。
又、操作軸20と係合ピン21a,21bとの
間隔を縮めなくても済むので、係合ピン21a,
21bを、大きな半径で揺動操作でき、従つて、
係合ピン21a,21bの第2軸11に沿う長さ
を大きくとることができて、咬合式クラツチ7の
伝動用シフト部材17に対する操作力を有効に伝
達できることとなり、その結果としてクラツチ操
作がスムースに行い得る。
勿論、2本の係合ピン21a,21bを用いる
という所謂両持ち式のシフトフオークの第2軸の
両側でのバランスした操作力の伝達が得られる。
そして、トランスミツシヨンケース3aの横外
側壁3bを半円形のアーム19aに沿う円弧形状
に形成してあるから、鉛直壁に構成しておく場合
のように、果樹園での作業時に、トランスミツシ
ヨンケース3aの上部角部、並びに、下部の角部
に枝等が引つ掛かるというようなことを避けるこ
とができ、さらにまた、半円形アーム19aの操
作軸20、つまり、シフトフオークの操作軸20
を、2本の係合ピン21a,21bを中心にして
シフトフオークと反対側で、且つ、ミツシヨンケ
ース3aの横巾方向の中央部に配置してあるか
ら、例えば、シフトフオークと同方向、あるい
は、シフトフオークと反対側で、且つ、他方のケ
ース横外側壁近傍に設けておく場合に比して、シ
フトフオークの操作軸20に枝等が引つ掛かるこ
とを抑制することができる。
その他の効果は、以下の実施例の記載から明ら
かとなろう。
〔実施例〕 本考案の咬合式クラツチのシフトフオーク構造
を備えた耕耘機を第2図に示す。1は耕耘機本体
であつて、エンジン2の動力をトランスミツシヨ
ン3を経て車輪4及び耕耘装置5に伝達するよう
構成されている。6は、第1図及び第3図に示す
咬合式クラツチ7を操作する操作レバーである。
8は、前記耕耘装置5に対するトルクリミツター
機能を備えた伝動クラツチ9(第3図)を操作す
る操作レバーである。前記トランスミツシヨン3
は、第3図に示されている通り、伝動用の第1軸
10と、トランスミツシヨンケース3aの側壁3
bに近く配置された第2軸11とが平行してトラ
ンスミツシヨンケース3aに軸架され、両軸1
0,11には夫々変速ギア群が設けられている。
12はエンジン2側の出力軸である。13は、前
記車輪4を駆動する出力軸であつて、伝動ケース
14を介して車輪14をチエーン駆動する。15
は、前記耕耘装置5の伝動ケースであつて、前記
トランスミツシヨンケース3aの後端に直結され
ている。前記咬合式クラツチ7は、車輪4及び耕
耘装置5に対する主クラツチとして第2軸11上
に設けられている。このクラツチ7は、第2軸1
1上に遊嵌されたギヤ16の一部に設けられた爪
部と、この爪部に咬合する爪部をもち、第2軸1
1上にスプライン嵌合された伝動用シフト部材1
7と、このシフト部材17を常時クラツチ入り状
態に付勢するスプリング18とによつて構成され
ている。前記シフト部材17には周溝17aが形
成されている。
19は前記シフト部材17を操作するシフトフ
オークであり、第1図に詳細に示す。即ち、前記
第2軸11に直交し、且つ該第2軸11から離れ
た位置に、前記トランスミツシヨンケース3aの
上壁を回動可能に貫通して操作軸20が設けられ
ている。シフトフオーク19は、前記操作軸20
の軸芯P1と平行で、且つ前記第2軸11の軸芯
P2を通る軸芯P3をもつ2本の係合ピン21a,
21bと、これら係合ピン21a,21bを連結
する略半円形のアーム19a及びこのアーム19
aの前記操作軸20に近い端部を延長した延長部
分19bとから構成されている。前記係合ピン2
1a,21bは前記周溝17aに嵌入しており、
又前記アーム19の延長部分19bは前記操作軸
20に連結されている。前記略半円形のアーム1
9aと延長部19bは、前記第2軸20に平行な
方向に幅のある一本の帯板部材によつて一体構成
されている。
尚、本考案における第1軸10及び第2軸11
は何れが伝動主軸或いは変速軸であつても、要は
トランスミツシヨンケース3aの側壁3bに近く
設けられた伝動軸に咬合式クラツチ7が設けられ
たタイプのトランスミツシヨン3であれば、適用
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る咬合式クラツチのシフトフ
オーク構造の実施例を示し、第1図は要部の縦断
側面図、第2図は耕耘機の全体側面図、第3図は
トランスミツシヨンの展開縦断面図、第4図は改
良対象となるシフターフオーク構造の縦断側面
図、第5図は従来の両持ち式のシフターフオーク
の側面図である。 7……咬合式クラツチ、3a……トランスミツ
シヨンケース、11……第2軸、20……操作
軸、21a,21b……係合ピン、3b……側
壁、19a……アーム、19b……延長部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 トランスミツシヨンケース3aの横外側壁3
    b近くに設けられた第2軸11に摺動自在に設
    けられた咬合式クラツチ7を、前記第2軸11
    に直交し、且つ該第2軸11から離れた位置に
    設けられた操作軸20によつて操作するべく構
    成された咬合式クラツチのシフトフオーク構造
    において、前記操作軸20の軸芯P1平行で、
    且つ前記第2軸11の軸芯P2を通る軸芯P3
    もつ2本の係合ピン21a,21bを、前記ト
    ランスミツシヨンケース3aの側壁3b側を通
    る略半円形のアーム19aで連結し、前記アー
    ム19aの前記操作軸20に近い端部を延長し
    た延長部19bを、その操作軸20に連結し、
    さらに、前記トランスミツシヨンケース3aの
    側壁3bを、前記略半円形のアーム19aに沿
    つた湾曲形状に形成するとともに、前記操作軸
    20を、前記2本の係合ピン21a,21bを
    挾んで前記半円形のアーム19aとは反対側の
    位置で、且つ、トランスミツシヨンケース3a
    の横巾方向の中央部に配置してあることを特徴
    とする咬合式クラツチのシフトフオーク構造。 2 前記アーム19a及び延長部19bが、前記
    第2軸11の軸芯P2に平行な方向に幅のある
    一本の帯板部材によつて構成されていることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記
    載の咬合式クラツチのシフトフオーク構造。
JP12771984U 1984-08-23 1984-08-23 咬合式クラツチのシフトフオ−ク構造 Granted JPS6141929U (ja)

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JP12771984U JPS6141929U (ja) 1984-08-23 1984-08-23 咬合式クラツチのシフトフオ−ク構造

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JP12771984U JPS6141929U (ja) 1984-08-23 1984-08-23 咬合式クラツチのシフトフオ−ク構造

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JPS6141929U JPS6141929U (ja) 1986-03-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5799225U (ja) * 1980-12-10 1982-06-18

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JPS6141929U (ja) 1986-03-18

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