JPH0234519Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0234519Y2 JPH0234519Y2 JP1982010738U JP1073882U JPH0234519Y2 JP H0234519 Y2 JPH0234519 Y2 JP H0234519Y2 JP 1982010738 U JP1982010738 U JP 1982010738U JP 1073882 U JP1073882 U JP 1073882U JP H0234519 Y2 JPH0234519 Y2 JP H0234519Y2
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- JP
- Japan
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- expanded graphite
- bag
- braided
- braided packing
- knitted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 25
- 239000010439 graphite Substances 0.000 claims description 25
- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 claims description 25
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- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 9
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Landscapes
- Gasket Seals (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
- Sealing Material Composition (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、種々の流体をシールするに好適な編
組パツキンに関するものである。
組パツキンに関するものである。
従来のこの種編組パツキンとしては、編目から
の気体、特に蒸気の浸透漏洩を防止すべく有機バ
インダーを添加した2重袋編構造のものとか、編
組部材を膨張黒鉛で被覆したものが知られてい
る。
の気体、特に蒸気の浸透漏洩を防止すべく有機バ
インダーを添加した2重袋編構造のものとか、編
組部材を膨張黒鉛で被覆したものが知られてい
る。
ところが、前者のものでは、有機バインダーを
添加しているために、耐熱性に問題があり、しか
も長期使用のうちには有機バインダーが流出する
虞れがあつた。
添加しているために、耐熱性に問題があり、しか
も長期使用のうちには有機バインダーが流出する
虞れがあつた。
後者のものでは、膨張黒鉛の特性からこのよう
な欠点はないが、その反面膨張黒鉛が剥離し易
く、相手部材に転移付着して激しく摩耗し、耐摩
耗性に問題があつた。
な欠点はないが、その反面膨張黒鉛が剥離し易
く、相手部材に転移付着して激しく摩耗し、耐摩
耗性に問題があつた。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、
耐熱性及び耐摩耗性に富み、シールすべき流体が
気体であつても長期に亘つて良好にシールするこ
とのできる編組パツキンを提供する。
耐熱性及び耐摩耗性に富み、シールすべき流体が
気体であつても長期に亘つて良好にシールするこ
とのできる編組パツキンを提供する。
この課題を解決した本考案の編組パツキンは、
弾性中芯を袋編被覆してなる芯部材を膨張黒鉛製
テープにて巻回被覆し、さらにこれを繊維部材で
袋編被覆することにより、気体の浸透漏洩を確実
に防止させると共に耐熱性を向上させ、さらに前
記膨張黒鉛を袋編された繊維部材で被覆して、膨
張黒鉛の剥離を防止させて耐摩耗性を向上させた
ものである。
弾性中芯を袋編被覆してなる芯部材を膨張黒鉛製
テープにて巻回被覆し、さらにこれを繊維部材で
袋編被覆することにより、気体の浸透漏洩を確実
に防止させると共に耐熱性を向上させ、さらに前
記膨張黒鉛を袋編された繊維部材で被覆して、膨
張黒鉛の剥離を防止させて耐摩耗性を向上させた
ものである。
以下、本考案に係る編組パツキンの一実施例を
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
第1図はこの実施例の編組パツキンの断面を示
したもので、この編組パツキンは、芯部材1を膨
張黒鉛2でもつて被覆し、さらにこれを袋編され
た繊維部材つまり上編部材3でもつて被覆し、従
来の編組パツキンと同様に、金型によつて所望形
状に加圧成形されたものである。
したもので、この編組パツキンは、芯部材1を膨
張黒鉛2でもつて被覆し、さらにこれを袋編され
た繊維部材つまり上編部材3でもつて被覆し、従
来の編組パツキンと同様に、金型によつて所望形
状に加圧成形されたものである。
前記芯部材1は、石綿及び黒鉛等からなる弾性
的な中芯4の周囲を、石綿繊維等を袋編してなる
下編部材5でもつて被覆して構成されている。ま
た前記膨張黒鉛2は、接着剤付のテープ状に成形
されていて、前記芯部材1つまり下編部材5の周
面にうず巻状に複数回密着巻回すことによつて、
芯部材1を被覆させたものである。さらに、前記
上編部材3も、前記下編部材5と同様に石綿繊維
等を袋編してなるものである。
的な中芯4の周囲を、石綿繊維等を袋編してなる
下編部材5でもつて被覆して構成されている。ま
た前記膨張黒鉛2は、接着剤付のテープ状に成形
されていて、前記芯部材1つまり下編部材5の周
面にうず巻状に複数回密着巻回すことによつて、
芯部材1を被覆させたものである。さらに、前記
上編部材3も、前記下編部材5と同様に石綿繊維
等を袋編してなるものである。
而して、前記編組パツキンは、上編部材3,5
を備えた2重袋編構造とされたものであり、加圧
成形されることによつて、膨張黒鉛2が上下編部
材3,5の各編目へと押出されて、各編目を密封
すべく埋めているものである。
を備えた2重袋編構造とされたものであり、加圧
成形されることによつて、膨張黒鉛2が上下編部
材3,5の各編目へと押出されて、各編目を密封
すべく埋めているものである。
以上のような構成であれば、上下編部材3,5
間に充填された膨張黒鉛2によつて、シールすべ
き流体が、種々の流体は勿論のこと、水蒸気や各
種のガス体等の如く、良好なシールが困難である
気体の浸透漏洩を極力防止され、シール性を大巾
に向上させることができる。しかも膨張黒鉛の特
性から耐熱性にも富む。
間に充填された膨張黒鉛2によつて、シールすべ
き流体が、種々の流体は勿論のこと、水蒸気や各
種のガス体等の如く、良好なシールが困難である
気体の浸透漏洩を極力防止され、シール性を大巾
に向上させることができる。しかも膨張黒鉛の特
性から耐熱性にも富む。
ところで、上記シール効果が奏せられること
は、第2図に示す実験結果からも明白である。
は、第2図に示す実験結果からも明白である。
すなわち第2図は、編組パツキンのシール性能
の良否を判定しやすい流体として、N2ガスをシ
ールさせたときにおける漏洩量を測定した結果を
示したもので、第1図に示す2重袋編構造の編組
パツキンにおいて膨張黒鉛を充填させた場合を実
線で又膨張黒鉛を充填させない場合を配線で示し
たものである。なおこの実験は、パツキン寸法32
×48mm、パツキン本数6本、パツキン締付圧400
Kg/cm2及び常温の条件下で行つたものである。
の良否を判定しやすい流体として、N2ガスをシ
ールさせたときにおける漏洩量を測定した結果を
示したもので、第1図に示す2重袋編構造の編組
パツキンにおいて膨張黒鉛を充填させた場合を実
線で又膨張黒鉛を充填させない場合を配線で示し
たものである。なおこの実験は、パツキン寸法32
×48mm、パツキン本数6本、パツキン締付圧400
Kg/cm2及び常温の条件下で行つたものである。
したがつて第2図によれば、N2ガスの圧力に
拘わらず、膨張黒鉛を充填させたものの方がシー
ル性が高く、これは高圧のN2ガスをシールする
場合程顕著となることが理解される。
拘わらず、膨張黒鉛を充填させたものの方がシー
ル性が高く、これは高圧のN2ガスをシールする
場合程顕著となることが理解される。
また、本考案に係る編組パツキンによれば、相
手部材に接触する表面部分においては、上編部材
3の編目へと押出された膨張黒鉛部分2a,2a
…が上編部材3の各繊維でもつて囲繞されて補強
されているから、相手部材との接触によつて前記
膨張黒鉛部分2a,2a…が剥離される虞れがな
く、耐摩耗性を向上させることができる。
手部材に接触する表面部分においては、上編部材
3の編目へと押出された膨張黒鉛部分2a,2a
…が上編部材3の各繊維でもつて囲繞されて補強
されているから、相手部材との接触によつて前記
膨張黒鉛部分2a,2a…が剥離される虞れがな
く、耐摩耗性を向上させることができる。
以上の説明からも明らかなように、本考案の編
組パツキンは、弾性中芯を袋編被覆してなる芯部
材に対して膨張黒鉛製テープを巻回被覆すること
と、その膨張黒鉛製テープに対して繊維部材で袋
編被覆することによつて、芯部材の柔軟性を損な
わずに、気体の浸透漏洩を有効に防止することが
でき、かつ膨張黒鉛製テープの相手部材との接触
による剥離も防止することができて、シール性の
向上と耐摩耗性(シール寿命)の向上を双方達成
することができるものである。
組パツキンは、弾性中芯を袋編被覆してなる芯部
材に対して膨張黒鉛製テープを巻回被覆すること
と、その膨張黒鉛製テープに対して繊維部材で袋
編被覆することによつて、芯部材の柔軟性を損な
わずに、気体の浸透漏洩を有効に防止することが
でき、かつ膨張黒鉛製テープの相手部材との接触
による剥離も防止することができて、シール性の
向上と耐摩耗性(シール寿命)の向上を双方達成
することができるものである。
第1図は本考案に係る編組パツキンの一実施例
を示す縦断面図、第2図は膨張黒鉛を充填したも
のとそうでないものとを比較実験した結果を示す
グラフである。 1……芯部材、2……膨張黒鉛(膨張黒鉛製テ
ープ)、3……上編部材(繊維部材)。
を示す縦断面図、第2図は膨張黒鉛を充填したも
のとそうでないものとを比較実験した結果を示す
グラフである。 1……芯部材、2……膨張黒鉛(膨張黒鉛製テ
ープ)、3……上編部材(繊維部材)。
Claims (1)
- 弾性中芯を袋編被覆してなる芯部材を膨張黒鉛
製テープにて巻回被覆し、さらにこれを繊維部材
で袋編被覆してなる編組パツキン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1073882U JPS58112770U (ja) | 1982-01-27 | 1982-01-27 | 編組パツキン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1073882U JPS58112770U (ja) | 1982-01-27 | 1982-01-27 | 編組パツキン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58112770U JPS58112770U (ja) | 1983-08-02 |
JPH0234519Y2 true JPH0234519Y2 (ja) | 1990-09-17 |
Family
ID=30023369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1073882U Granted JPS58112770U (ja) | 1982-01-27 | 1982-01-27 | 編組パツキン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58112770U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61136088A (ja) * | 1984-11-30 | 1986-06-23 | 東京瓦斯株式会社 | 耐火ガスケツト |
JPH0356691Y2 (ja) * | 1986-11-25 | 1991-12-20 | ||
JPH078928Y2 (ja) * | 1990-08-28 | 1995-03-06 | ニチアス株式会社 | パツキン |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51116355A (en) * | 1975-04-03 | 1976-10-13 | Tlv Co Ltd | Gasket having graphite |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52143566U (ja) * | 1976-04-26 | 1977-10-31 |
-
1982
- 1982-01-27 JP JP1073882U patent/JPS58112770U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51116355A (en) * | 1975-04-03 | 1976-10-13 | Tlv Co Ltd | Gasket having graphite |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58112770U (ja) | 1983-08-02 |
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