JPH0234474Y2 - - Google Patents

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JPH0234474Y2
JPH0234474Y2 JP1980066634U JP6663480U JPH0234474Y2 JP H0234474 Y2 JPH0234474 Y2 JP H0234474Y2 JP 1980066634 U JP1980066634 U JP 1980066634U JP 6663480 U JP6663480 U JP 6663480U JP H0234474 Y2 JPH0234474 Y2 JP H0234474Y2
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compressor
pressure
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electromagnetic contactor
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は冷凍装置に関するものであり、特に
冷媒中に混じつた油を効果的に圧縮機に戻すよう
にした冷凍装置に関するものである。
[従来の技術] 一般に冷媒を高温、高圧に圧縮する圧縮機にお
いて、圧縮機の潤滑油が冷媒中に重量比で0.5〜
1%混入する。この混入された潤滑油は冷媒が液
体状であれば冷媒によく混ざるが、冷媒が気化さ
れると冷媒に混ざらず分離する。従つて、従来の
冷凍装置においては、次に説明するように冷媒に
混入した潤滑油が圧縮機に戻らず、圧縮機の潤滑
油が減少するという問題があつた。
[考案が解決しようとする課題] 従来の冷凍装置において、例えば複数個の被冷
却部たとえばシヨーケースの夫々に蒸発器を備え
た冷凍装置においては、シヨーケース個々の温度
管理のために、個々のシヨーケースに温度調節器
及び冷媒の流れを制御する液ライン電磁弁を設け
て、個々のシヨーケースの温度制御をしていた。
この場合、例えばシヨーケースが2台あり、2台
のシヨーケースを個別に制御する冷凍装置におい
て、夜間の負荷軽減によつて1台の蒸発器だけ長
時間運転する場合がある。この時には負荷が軽減
しているため、冷凍装置は蒸発器の蒸発温度が下
つた状態で運転することになり、圧縮機の吸入管
中の冷媒ガス流速が減少する。冷媒ガス流速が減
少すると冷媒ガスと分離した潤滑油は、圧縮機内
への戻りが悪くなり、圧縮機の潤滑油が減少して
圧縮機軸受が焼損する恐れがあつた。また上記蒸
発器の一台を運転する負荷軽減を予想して圧縮機
の吸入管径を小さくして、充分な冷媒ガス流速を
確保するようにすると、蒸発器2台を運転する大
負荷時には、冷媒ガス流速が非常に速くなり、圧
縮機の吸入管での圧力損失が極めて大きくなる。
このため、圧縮機の能力が減少し、冷凍装置の冷
凍能力が減少する欠点があつた。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係る冷凍装置は、 冷媒を圧縮する圧縮機、 圧縮機への通電を開閉制御する電磁接触器、 複数の冷凍室のそれぞれを冷却すべく設けた蒸
発器、 各蒸発器へのそれぞれの冷媒ラインを開閉する
べきそれぞれの液ライン電磁弁、 前記各冷凍室の温度により各液ライン電磁弁を
制御するべくこれらに接続された庫内温度調節器
接点、 圧縮機の吸入側圧力を常時検出してこれが第1
の圧力まで低下したときに第1の遅延継電器を起
動させる第1の低圧継電器、 第1の遅延継電器のタイムアツプにより前記電
磁接触器を動作させて圧縮機の通電を断路させる
補助継電器、 第1の遅延継電器のタイムアツプから起動し第
2の所定時間を経過したときに前記電磁接触器を
復帰させて圧縮機の通電を回復させる第2の遅延
継電器、 圧縮機の吸入側圧力を常時検出しこれが第1の
圧力より更に低い第2の圧力にまで低下したとき
に切換動作を行なつて前記電磁接触器を断路させ
る第2の低圧継電器、 をそれぞれ具備する。
〔作用〕
この冷凍装置は、複数の冷凍室の中の一つに設
けた庫内温度調節器接点の動作により、その冷凍
室の蒸発器の入力側に設けた液ライン電磁弁が閉
じてその冷凍室の冷凍動作が中止すると、圧縮機
は他の冷凍室用の蒸発器に対し冷媒液を送る。こ
のとき圧縮機の吸入圧力が低下するのを第1の低
圧継電器が検出して第1の遅延継電器を付勢し
て、それから第1の遅延時間(例えば45分)経過
の時に圧縮機の運転を中止させる。上記第1の遅
延時間の経過の時に第2の遅延継電器を付勢して
それから第2の遅延時間(例えば5分)経過の時
に再び圧縮機の運転を再開する。上記圧縮機の停
止中に圧縮機の吸入管側で当初低圧となつていた
冷媒の圧力は十分上昇し、また上記第1の遅延時
間の間の一部蒸発器の運転中止による低負荷運転
中に吸入管内に溜まつた充分な潤滑油が圧縮機に
戻される。〔実施例〕 以下図面を参照しつつこの考案の一実施例を説
明する。
図はこの考案に係る冷凍装置の制御回路の一実
施例を示す電気結線図である。図において、今、
スイツチ1を投入すると電源接続端子2a→スイ
ツチ1→過電流継電器3のブレイク接点3b→高
圧継電器(図示せず)のブレイク接点4b→第2
の低圧継電器(図示せず)の切換接点5→切換端
子5a→補助継電器6のブレイク接点6b→電磁
接触器用継電器7→電源接続端子2bの閉回路が
形成される。この閉回路によつて電磁接触器用継
電器7は付勢され、電磁接触器7aが投入され
る。電磁接触器7aが投入されると、圧縮機用電
動機8は過電流継電器3と電磁接触器7aとを介
して電源接続端子2a,2b,2cに接続されて
駆動される。またこの場合、第1、第2の蒸発器
(図示せず)が冷凍運転されるとすると、第1、
第2の庫内温度調節器接点9A,9Bが閉成して
いるときは、電源接続端子2a→スイツチ1→ブ
レイク接点3b→ブレイク接点4b 〓第1の庫内温度調節器接点9A →第1の液ライン電磁弁10A 第2の庫内温度調節器接点9B →第2の液ライン電磁弁10B〓 の閉回路が形成される。この閉回路によつて第
1、第2の液ライン電磁弁10A,10Bが付勢
されて、第1、第2の蒸発器(図示せず)が冷凍
運転される。第1、第2の蒸発器(図示せず)が
共に冷凍運転されると、大負荷において冷凍運転
されることになり、第1、第2の蒸発器(図示せ
ず)で蒸発される冷媒ガスは比較的高い温度で蒸
発することになる。従つて圧縮機(図示せず)の
吸入管の冷媒ガス流速は速く、冷媒ガスから分離
した潤滑油は充分に圧縮機(図示せず)に吸入さ
れ戻される。
次に、第1の蒸発器(図示せず)が設置された
第1の冷凍庫の庫内温度が所定値より下がると、
第1の庫内温度調節器接点9Aが開き第1の液ラ
イン電磁弁10Aが消勢され、第1の蒸発器(図
示せず)の冷凍運転は中止される。第1の蒸発器
(図示せず)の冷凍運転が中止されると、小負荷
において冷凍運転されることになり、第2の蒸発
器(図示せず)で蒸発される冷媒ガスの蒸発温度
は低下する。従つて、圧縮機(図示せず)の吸入
管の冷媒ガス流速は遅くなり、上記吸入管中に滞
溜する潤滑油の量が増加しようとする。
このように、第1の蒸発器(図示せず)の冷凍
運転が中止された結果、圧縮機(図示せず)の吸
入圧力が第1の圧力にまで低下すると、まず第1
の低圧継電器(図示せず)のメイク接点11aが
閉成して第1の遅延継電器12に通電される。第
1の遅延継電器12に通電されてから第1の遅延
継電器12が付勢されるまでの第1の所定時間経
過後、例えば45分経過時に、以下の動作によつて
圧縮機用電動機8が運転を中止する。すなわち、
上記第1の所定時間経過時に、メイク接点12a
が閉成する。従つて、 電源接続端子2a→スイツチ1→ブレイク接点3
b→ブレイク接点4b→第2の遅延継電器13の
ブレイク接点13b→メイク接点12a 〓第2の遅延継電器13 補助継電器6〓電源接続端子2b の閉回路が形成されて、第2の遅延継電器13に
通電されまた同時に補助継電器6が付勢される。
補助継電器6が付勢されると、メイク接点6aは
閉じブレイク接点6bは開くため、電磁接触器用
継電器7が消勢され電磁接触器7aを開放する。
このため圧縮機用電動機8は消勢されて圧縮機
(図示せず)の運転を中止する。圧縮機(図示せ
ず)の運転が中止されても、第2の庫内温度調節
器接点9Bは閉じたままであるため、第2の液ラ
イン電磁弁10Bは付勢され続けている。従つて
圧縮機(図示せず)の吐出側である高圧側の液冷
媒は圧縮機(図示せず)の吸入側である低圧側へ
流れ込み、除々に低圧側の冷媒圧力が上昇する。
この間に第2の遅延継電器13に通電されて、第
2の所定時間例えば5分間経過したとき、第2の
遅延継電器13は付勢される。第2の遅延継電器
13が付勢されるとブレイク接点13bが開放す
るために、第2の遅延継電器13と補助継電器6
とが消勢する。補助継電器6が消勢するとそのブ
レイク接点6bが閉じ、電磁接触用継電器7が付
勢されて、電磁接触器7aが閉成する。電磁接触
器7aが閉成すると圧縮機用電動機8が付勢され
て圧縮機(図示せず)は運転を再開する。圧縮機
(図示せず)の吐出側である高圧側の液冷媒が圧
縮機(図示せず)の吸入側である低圧側へ流れ込
み、低圧側の冷媒圧力が上昇した状態で圧縮機
(図示せず)が運転を再開すると、冷媒の循環量
が多くなり、かつ、圧縮機(図示せず)の吸入管
中の冷媒ガスの流速が速くなる。このため、低負
荷運転時に吸入管中に溜つた潤滑油は圧縮機(図
示せず)に戻される。
次に、第1、第2の蒸発器(図示せず)が共に
運転中止となつて、第1、第2の庫内温度調節器
接点9A,9Bが開放のときは、第1、第2の液
ライン電磁弁10A,10Bは消勢されて冷媒の
流れを中止させる。このような場合には圧縮機用
電動機8を停止させなければならないが、第1の
低圧継電器(図示せず)の誤設定によるメイク接
点11aの誤動差や、第1、第2の庫内温度調節
器接点9A,9Bの誤設定があると、圧縮機用電
動機8は頻繁に停止、起動を繰返すことになる。
この不都合を防止するために次のように構成され
ている。今、圧縮機(図示せず)の吸入側の冷媒
圧力が前記第1の圧力よりも低下して第2の圧力
にまで低下すると、第2の低圧継電器(図示せ
ず)の切換接点5は切換端子5bに切換わる。従
つて、電源接続端子2a→スイツチ1→ブレイク
接点3b→ブレイク接点4b→切換接点5→切換
端子5b 〓第2の遅延継電器13 補助継電器6〓電源接続端子2b の閉回路が形成されて、第2の遅延継電器13に
通電されると共に補助継電器6が付勢される。補
助継電器6が付勢されるとそのブレイク接点6b
が開放し、たとえ切換接点5が切換端子5aに切
換わることがあつても、下記の動作により第2の
所定時間(例えば5分間)電磁接触器用継電器7
を消勢して圧縮機用電動機8を消勢する。すなわ
ち圧縮機用電動機8が消勢されると、圧縮機(図
示せず)の吸入側の冷媒圧力が徐々に上昇して第
2の圧力以上になる。冷媒圧力が第2の圧力以上
になると、第2の圧力継電器(図示せず)の切換
接点5は切換端子5aに接続される。この状態で
第2の遅延継電器13に通電されてから第2の所
定時間、例えば5分間経過すると、第2の遅延継
電器13は付勢されてそのブレイク接点13bを
開放する。ブレイク接点13bが開放されると補
助継電器6は消勢されてそのブレイク接点6bを
閉じるため、電磁接触器用継電器7を付勢し、圧
縮機用電動機8を再起動する。このように、圧縮
機(図示せず)の吸入側冷媒圧力が第2の所定値
以下になると、強制的に例えば5分間、圧縮機用
電動機8を停止させることによつて、第1の低圧
継電器(図示せず)や第1、第2の庫内温度調節
器接点9A,9B等の誤設定があつても、圧縮機
用電動機8が頻繁に停止、起動を繰返す短時間サ
イクル運転を防止することができ、圧縮機用電動
機8の焼損事故等を未然に防止することができ
る。
[考案の効果] 以上のようにこの考案によれば、低負荷運転時
においても冷媒中に混つた潤滑油を効果的に圧縮
機に戻すことができ、且つ低圧力継電器の誤設定
等による圧縮機の短時間サイクル運転を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案に係る冷凍装置の制御回路の一実
施例を示す電気結線図である。 図において、5は第2の低圧継電器の切換接
点、6は補助継電器、7は電磁接触器用継電器、
8は圧縮機用電動機、9A,9Bは第1、第2の
庫内温度調節器接点、10A,10Bは第1、第
2の液ライン電磁弁、11aは第1の低圧継電器
のメイク接点、12は第1の遅延継電器、13は
第2の遅延継電器である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 冷媒を圧縮する圧縮機、 圧縮機への通電を開閉制御する電磁接触器、 複数の冷凍室のそれぞれを冷却すべく設けた蒸
    発器、 各蒸発器へのそれぞれの冷媒ラインを開閉する
    べきそれぞれの液ライン電磁弁、 前記各冷凍室の温度により各液ライン電磁弁を
    制御するべくこれらに接続された庫内温度調節器
    接点、 圧縮機の吸入側圧力を常時検出してこれが第1
    の圧力まで低下したときに第1の遅延継電器を起
    動させる第1の低圧継電器、 第1の遅延継電器のタイムアツプにより前記電
    磁接触器を動作させて圧縮機の通電を断路させる
    補助継電器、 第1の遅延継電器のタイムアツプから起動し第
    2の所定時間を経過したときに前記電磁接触器を
    復帰させて圧縮機の通電を回復させる第2の遅延
    継電器、 圧縮機の吸入側圧力を常時検出しこれが第1の
    圧力より更に低い第2の圧力にまで低下したとき
    に切換動作を行なつて前記電磁接触器を断路させ
    る第2の低圧継電器、 をそれぞれ具備する冷凍装置。
JP1980066634U 1980-05-14 1980-05-14 Expired JPH0234474Y2 (ja)

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JPS56165985U JPS56165985U (ja) 1981-12-09
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JPS63109220A (ja) * 1986-10-27 1988-05-13 Hitachi Ltd 回転形圧縮機の保護装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5451011A (en) * 1977-09-30 1979-04-21 Nakano Reitoki Seisakusho Compressor unloader for refrigerator

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