JPH0234348Y2 - - Google Patents

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JPH0234348Y2
JPH0234348Y2 JP4165885U JP4165885U JPH0234348Y2 JP H0234348 Y2 JPH0234348 Y2 JP H0234348Y2 JP 4165885 U JP4165885 U JP 4165885U JP 4165885 U JP4165885 U JP 4165885U JP H0234348 Y2 JPH0234348 Y2 JP H0234348Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、和室に敷設された畳の下方空間を
有効に活用して各種の物品を保管するのに便利な
畳下収納庫に於いて、その蓋体と畳とを結合する
ための装置に関するものである。
〔考案の技術背景〕
普通一般の和風住宅に於いて、寝具類をはじめ
冷暖房器具等の季節使用物品その他各種の家財道
具、書籍類、食料品などを保管する収納空間を考
えた場合、その最も代表的なものは押入れである
が、建物の平面計画上、押入れの設置場所には自
ら制約があつて、この押入れを各室毎に附設する
ことは難しく、然かも、最近では生活が益々多様
化し且つ高級化するにつれて使用物品の種類や数
が大巾に増加しているため、種々の壁面収納家
具、床下収納庫及び天井収納庫が開発され、そり
なりの使用効果を発揮してはいるが、依然として
収納スペースの不足を免れ得ず、仕方なく部屋の
隅や廊下の一部にこれらの物品を放置しているの
が現状であつて、物品の保管状態が非常に悪く、
手狭な都市住宅では、殊にこの傾向が甚しいの
で、本来の生活空間を狭めずに物品の収納空間を
確保し得る新技術の開発が切望されていた。
〔背景技術の問題点〕
本考案者は、上記の技術について年にわたり
種々研究を続けた結果、第三の物品収納スペース
として今迄誰もが考えても見なかつた和室の畳下
の空間に着目し、この空間に物品収納庫をつく
り、重くて厚い畳を簡単に引起して庫内を開放で
きれば、前記の課題を解決し得ることを知り、収
納庫の主体になる箱体の構造及び蓋体の開閉機構
に独自の工夫を凝らし、全く新規な畳下収納庫を
開発することに成功している。
前記の畳下収納庫は、狭小な都市住宅の和室に
押入れ以外の新しい収納空間を確保するものとし
て、使用者に大変な好評を博しているが、和室の
畳は、他の木材製品や金属製品と違つて稲藁を主
要素材にした藁工品であり、然かも、その寸法が
一定ではなく、各部屋毎に面積や厚さが異なつて
いる関係上、収納庫上部の蓋体に対する畳の取付
安定性保持と取付寸法の調節操作が面倒で、この
点が改良されれば、その施工が著しく容易になり
且つ品質の優秀な製品を安価に提供することが可
能になる。
〔考案の日的〕
この考案の主たる目的は、上記のような観点に
立脚し、収納庫の蓋体と畳との間に特異な構造を
有する連結板を介在させて両者を結合固定すれ
ば、畳下収納庫の耐久性向上と施工の容易化とを
実現し得る新規な結合装置を提供することにあ
る。
〔考案の概要〕
本考案による蓋体と畳との結合装置は、前記の
目的と達成するために案出されたもので、その概
要は、畳の面積よりもやゝ小さな輪郭に形成した
蓋体の周縁部に、先端部を上方に向かつてL字形
に折曲げた立上り壁を有し且つ基部に内外方向の
長孔を設けた連結板を蓋体の各辺毎に少なくとも
1枚宛配設し、基部の長孔に突入する位置決めネ
ジと適数の皿ネジとによつて前記の連結板を蓋体
の周縁部上面に固着すると共に、当該連結板の立
上り壁間に畳を嵌込んで蓋体上面に載置し、この
畳を各連結板の立上り壁外側面から畳床の内部に
螺入するタツピングネジで固定したことを特徴と
するものである。
〔考案の実施例〕
以下、この考案を実施例の図面について具体的
に説明すると、図面中の符号1は畳下収納庫Wの
主体になる箱体、2は箱体1の上部に後記するリ
ンク機構を介して斜め上方に開放できるように装
着した蓋体、3は蓋体2の上面に本考案の結合装
置により取付固定した畳であつて、箱体1蓋体2
の平面方向の大きさは、畳1畳分又は半畳分の面
積よりもやゝ小さな輪郭に形成されている。
本実施例の場合、箱体1の四方の側壁4と底壁
5は、内外の壁板間に断熱材として発泡スチロー
ル樹脂6を介在させて一体に固着した合板で形成
され、前記側壁4及び底壁5の各外面には、一般
にFRPと呼称されているガラス繊維強化プラス
チツクの被覆層7を設け、各側壁4の上縁部外面
には、等辺山形鋼(アングル)で形成された補強
部材8が畳3の周縁部下面に当接する位置に附設
され、箱体1の上部からの荷重に充分耐え得る強
度と内部空間の防湿性を保持できるようになつて
いる。
次に、第9図は前記収納庫Wの蓋体2を開閉す
るリンク機構の一例を示したもので、蓋体2の開
閉基端部の両側に箱体1の内部に突入する一対の
可動ブラケツト9を突設し、これと対応する箱体
1の対向側壁に、蓋体2の開閉基端部からやゝ開
放端部側に偏位した位置に前記の可動ブラケツト
9に対向する第1固定ブラケツト10と第2固定
ブラケツト11を図示のように取付け、このうち
可動ブラケツト9と第1固定ブラケツト10との
間には、長短2本の上部リンク12と下部リンク
13とをほゞ平行に並べて連結し、可動ブラケツ
ト9と第2固定ブラケツト11との間には、内部
のガス圧力によりピストンロツドを押動する機能
を備えたガスシリンダー14を伸縮可能に連結し
てあり、上面に畳3を取付けてある蓋体2の開放
端部を手で直接又は手鈎のような工具15を使用
して上方に引き起せば、片側で2本のリンク1
2,13と1本のガスシリンダー14の協動によ
り第1、第2固定ブラケツト10,11側の枢着
部を固定支点とし、且つ、可動ブラケツト9側の
枢着部を可動支点として、蓋体2を畳3と共に図
示の如く斜め上方に開放し、また開放状態の蓋体
2を下方に押し下げれば、前記の場合とは逆の経
過で蓋体2を畳3と共に元の閉鎖位置に復帰させ
ることができるようになつている。
本考案の装置は、上記の構造を有する畳下収納
庫Wに於いて、蓋体2と畳3との間に介在させて
使用する連結板16を主体として成る結合装置で
あり、連結板16の基部には、これを蓋体2の上
面に取付けたときに、内外方向に長く形成した長
孔17と2ケ所の皿孔18が穿設され、先端部に
は、上方に向かつてL字形に折曲する立上り壁1
9を突設し、立上り壁19の壁面には後記するタ
イピングネジ23を挿入するためのネジ孔20が
設けてある。
本実施例の場合、前記の連結板16は、第5図
に示す如く蓋体2周縁部の各辺毎に少なくとも1
枚宛(図面のものは全部で5ケ処)配置し、基部
の長孔17に突入する位置決めネジ21により、
先端部の突出長を畳3の寸法に合わせて連結板1
6の固定位置を内外に移動させて調節し、所定の
位置に正しく取付けた後、皿孔18に木ネジ22
を螺入して蓋体2上面に不動に固着する。このよ
うにして連結板16の取付けが終つたならば、次
に前記各連結板16の立上り壁19間に畳3を嵌
込んで蓋体2上面に載置し、その後、各連結板1
6の立上り壁19の外面から畳床3aの内部にタ
ツピングネジ23を螺入して蓋体2と畳3とを一
体的に連結固定する。
なお、図面中符号24は連結板取付用の位置決
めネジ21に螺合する埋込みナツト、25は箱体
1上縁部にある補強部材8の連結板16と対応す
る位置に設けた切欠部で、各切欠部25のうち、
蓋体2の開放端部側にある切欠部25aには、特
に図示のような〓形の断面形を有するガイドスト
ツパー26を補強部材8に固着すると共に、これ
と対応する連結板16aの基部には、引き起し工
具15先端の鈎部15aに係合し得る透孔27を
穿設し、蓋体2を開放する際に、畳3と畳3との
隙間に上方から引き起し工具15の鈎部15aを
挿し込み、これを水平方向に約90度回転して連結
板16の透孔27に向合せしめた後、工具15の
ハンドル15bを把持しながら蓋体2を引き起せ
ば、蓋体2と共に畳3を斜め上方に開放すること
が出来、その際、ガイドストツパー26は、引き
起し工具15先端の鈎部15aの挿入深さを規制
し且つ連結板16の透孔27へスムーズに誘導す
る役割を果すようになつている。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案を適用した畳下収納庫
は、蓋体の下面から畳の底部に木ネジ等の締結部
品を打ち込んで蓋体と畳とを直接結合したものと
違つて、蓋体と畳との間に特異な構造を特つ連結
板を介在させ、先ず蓋体の周縁部に連結板を固着
した後、各連結板の立上り壁間に畳を嵌込み、立
上り壁の外面から畳床に向かつて横方向にタツピ
ングネジを螺入する絶妙な手段により、蓋体と畳
とを一体的に結合固定してあるので、両者の結合
強度が非常に強く、畳の面積や厚さが如何に大き
く且つ重いものであつても、結合部分が弛んだり
離れたりする恐れがなく、また蓋体に対する連結
板の取付け位置は、連結板の長孔を利用して簡単
に調節できるため、畳の納まりが極めて良好で施
工が簡単且つ正確であり、畳下収納庫の耐久性向
上と施工の容易化に大きな役割を果すものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による結合装置の要部を拡大し
て示した第5図A−A線矢視の断面図、第2図は
同じく平面図、第3図は蓋体と畳との結合状態を
示す第5図B−B線矢視の断面図、第4図は同じ
く平面図、第5図は本考案の装置を備えた畳下収
納庫の斜視図、第6図は箱体上部に設けた補強部
材の平面図、第7図は引き起し工具の正面図、第
8図はガイドストツパーの斜視図、第9図及び第
10図は畳下収納庫の開閉状態を示す断面図であ
る。 W……畳下収納庫、1……箱体、2……蓋体、
3……畳、3a……畳床、4……側壁、5……底
壁、6……発泡スチロール樹脂、7……被覆層、
8……補強部材、9……可動ブラケツト、10…
…第1固定ブラケツト、11……第2固定ブラケ
ツト、12……上部リンク、13……下部リン
ク、14……ガスシリンダー、15……引き起し
工具、15a……鈎部、15b……ハンドル、1
6,16a……連結板、17……長孔、18……
皿孔、19……立上り壁、20……ネジ孔、21
……位置決めネジ、22……木ネジ、23……タ
ツピングネジ、24……埋込みナツト、25,2
5a……切欠部、26……ガイドストツパー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 畳の面積よりもやゝ小さな輪郭に形成した蓋体
    の周縁部に、先端部を上方に向かつてL字形に折
    曲げた立上り壁を有し且つ基部に内外方向の長孔
    を設けた連結板を蓋体の各辺毎に少なくとも1枚
    宛配設し、基部の長孔に突入する位置決めネジと
    適数の皿ネジとによつて前記の連結板を蓋体の周
    縁部上面に固着すると共に、当該連結板の立上り
    壁間に畳を嵌込んで蓋体上面に載置し、この畳を
    各連結板の立上り壁外側面から畳床の内部に螺入
    するタツピングネジで固定したことを特徴とする
    畳下収納庫に於ける蓋体と畳との結合装置。
JP4165885U 1985-03-22 1985-03-22 Expired JPH0234348Y2 (ja)

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JP4165885U JPH0234348Y2 (ja) 1985-03-22 1985-03-22

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JPS61157640U JPS61157640U (ja) 1986-09-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH069237Y2 (ja) * 1985-09-25 1994-03-09 松下電工株式会社 和室用床下収納庫の開閉畳への蓋板取付構造
JPH0326844Y2 (ja) * 1985-10-23 1991-06-11
JPH072871Y2 (ja) * 1989-10-31 1995-01-25 徳田 衛一 衛生設備ユニットを床下に組み込んだ居室構造

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JPS61157640U (ja) 1986-09-30

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