JPH0234102B2 - Koteisochi - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、例えば磁気テープ記憶装置のリー
ルを固定するリテーナなどに最適な固定装置に関
する。

コンピユータなどに接続される入出力機器の１
つである水平設置型磁気テープ記憶装置には、テ
ープ交換を容易にするためにテープが巻かれたリ
ールを円筒状のリテーナに挿通した後、押圧部材
をリテーナ内部からリール内面に突出させてこれ
ら押圧部材とリール内面とを接触させ、これによ
つて生じる摩耗力でこのリールをリテーナに固定
するようにしたものがある。

ところで、このようなリテーナは第１図の断面
図に示すようにその全周に弾性体１を設け、この
弾性体１を水平に突出させてリール２を内側から
押えるものであるため、この弾性体１でリール２
を固定した時に、リール２はこの弾性体１によつ
て水平方向Ｈにのみ押圧されることになる。した
がつて、たとえばリール２が斜めに、セツトされ
た場合などに、そのまま固定されてしまつたり、
また弾性体１の突起部分の摩耗や変形などによつ
てリール２を水平に置いてセツトした時にもリー
ル２が斜めになつて固定されてしまい、これによ
つてテープが斜めになつて送り出されて情報の書
込み、読出しができなくなつてしまつたり、テー
プを痛めてしまうなどの不都合があつた。

この発明は以上のような点に鑑み、押圧力が加
えられた場合に、この押圧された方向に対して直
交する方向に力を発生する突起板によつてリール
などの固定したい物を確実に固定することができ
る固定装置を提供することを目的としている。

そして、この目的を達成するための手段を実施
例に対応する図面を参照して説明する。

すなわち、本発明の構成は、下記の通りであ
る。（第２図ａ，ｂ，ｃの第１の実施例、第７図
ａ，ｂ，ｃ，ｄ，ｅ，ｆ，ｇの変形例参照）。

被固定部材８と、被固定部材８の外面と当接し
て被固定部材８を係止するストツパ部材７と、被
固定部材８の前記外面と交叉する外面に押圧状態
で当接する突起部材５と、を備え、 前記突起部材５の少なくとも前記被固定部材８
と当接する外面には、前記ストツパ部材７の方向
に傾斜して延在する弾性体からなる突起６が設け
られていることを特徴とする固定装置。

また、上記本発明は、下記の実施態様を包含す
るものである。

第１の実施態様（第３図ａ，ｂの第２実施例参
照）。

前記突起部材は環状体１１であり、前記突起は
該環状体１１の外周面に複数個設けられた突起１
９であることを特徴とする固定装置。

第２の実施態様（第４図ａ，ｂの第３実施例参
照）。

前記被固定部材は、磁気テープ記憶装置のリー
ル２４であり、前記ストツパ部材は、前記リール
を回転させるための回転円板２２であり、前記突
起部材は、前記回転円板２２に突設された押圧カ
ム２３ａ，２３ｂの外周面に環状に形成された形
状を有し、前記押圧カム２３ａ，２３ｂを回動さ
せることによつて前記押圧カム２３ａ，２３ｂを
前記リール２４内周面へ向つて押圧することによ
つて前記リール２４を前記回転円板２２に当接さ
せて固定することを特徴とする固定装置。

第３の実施態様（第５図ａ，ｂの第４実施例参
照）。

前記被固定部材は、回転リールに巻回するテー
プ３２であり、前記突起部材は、可動アーム３６
の先端に垂設される軸３７の外周に軸支された突
起ローラ３１の外周面に環状に形成された形状を
有し、前記ストツパ部材は前記回転リールの外周
に形成されたつば３０Ｈであり、前記テープ３２
がその端面を前記つば３０Ｈ上に当接させた状態
で前記回転リールに巻回されるときに、前記テー
プの外周面に前記突起ローラ３１顔面の突起３９
−１〜ｎが当設されていることを特徴とする固定
装置。

第４の実施態様（第６図の第５実施例参照）。

前記被固定部材は、回転リールに巻回するテー
プ４２であり、前記突起部材は、可動アームの先
端に垂設される軸４５の外周に軸支された突起ロ
ーラ４３の外周面に環状に形成された形状を有
し、前記ストツパ部材は前記突起ローラ４３の軸
４５の下端外周に設けられた円板４４であり、前
記テープ４２がその端面を前記円板４４上に当接
させた状態で前記回転リールに巻回されるとき、
前記テープ４２の外周面に前記突起ローラ４３外
面の突起が当接されていることを特徴とする固定
装置。

次に本発明に係る固定装置を図に示す実施例に
したがつて説明する。第２図ａはこの発明による
固定装置の第１実施例を説明するための断面図で
ある。この図に示す固定装置３はほぼ水平な基台
４と、この基台４上に固定された突起部材５と、
基台４からの高さが突起部材５より大きいストツ
パ部材７とにより構成されるものであり、突起部
材５には第２図ｂの拡大図に示すように、その面
上に弾性部材（例えばゴム）からなる複数の突起
（弾性体突起）６−₁〜６−_oが前後方向Ｘの向き
に形成されている。

これらの突起６−₁〜６−_oの一つである突起６
−₂は前後方向Ｘに対して、突起部材５の前面端
５ａ側の斜辺６ａが突起部材５からαの角度で傾
斜し後面端５ｂ側の斜辺６ｂが前記αより大きい
角度βで傾斜して山形状に形成されたものであ
り、また他の突起６−₁，６−₃〜６−_oもこの突
起６−₂と同様に前端側の斜辺が後端側の斜辺よ
り大きな傾きの断面山形に延在している。

したがつて第２図ｃに示すようにこの突起部材
５の突起６−₁〜６−_o上に固定したい部材（被固
定部材）８を載せてこれを上から押圧力f₁で押し
つければ、突起６−₁〜６−_oがこれに応じて変形
するが、この場合斜辺６ａの変形量より斜辺６ｂ
の変形量の方が大きいから各突起６−₁〜６−_oは
押圧力f₁の方向と垂直な一方向である突起部材５
の後面端５ｂに向つて変形し、これによつて生じ
た力f₂によつて被固定部材８は突起板５の後面端
５ｂへ移動され、被固定部材８の移動方向面８ａ
がストツパ部材７の一面７ａに当接した時にその
移動が止められる。そしてこの場合、突起部材５
およびストツパ部材７は基台４上に固定されてい
るため、その時に加えられている押圧力f₁を保持
すれば被固定部材８をストツパ部材７に当接した
状態で保持することができ、被固定部材８の位置
決めおよび固定を行うことができる。また、ここ
で固定の解除をする場合には押圧力f₁を除くだけ
で弾性体の復帰作用によつて解除することがで
き、被固定部材８を固定以前の状態にもどすこと
ができる。

次に本発明の固定装置の第２実施例を説明す
る。第３図ａ，ｂはこの固定装置の第２実施例を
適用した磁気テープ記憶装置におけるリール固定
用リテーナを示す図であり、同図ａはこの時の平
面図、同図ｂは同図ａの側面図である。なお、こ
の実施例では、回転円板１５に前記固定装置のス
トツパ部材７の機能をさせるとともに環状体１１
に前記固定装置の突起部材５の機能をさせ、この
環状体１１をリール１６に押しつけることにより
このリール１６を回転円板１５に当接させ、これ
をリテーナ１３に固定するようにしたものであ
る。この場合、リテーナ１３は、モータ１４およ
び外径がリール１６の内径より大きい回転円板１
５上に位置決めブロツク１０と、押圧カム１２
と、固定軸１７とを有して構成されるものであ
り、これら位置決めブロツク１０、押圧カム１
２、固定軸１７の外周には環状体１１がその内周
を接するように掛けられている。還状体１１は弾
性部材（例えばゴム）によつて構成されるもので
あり、その外周面には回転円板１５に対して傾き
が大きい面１９を上に向け、傾きが小さい面２０
を回転円板１５側に向けた突起が少なくとも１個
以上全周に形成されている。また、リール固定前
の環状体１１の外周面１１ｂは第３図ｂの如く、
いずれの位置においてもリール内周面１６ａより
内側にあつてリール１６をリテーナ１３にセツト
し易くされている（リール１６の内径は環状体１
１の直径より微かに大きい程度）。

したがつて、リテーナ１３にリール１６をセツ
トし終つたら押圧カム１２を軸１８（第３図ａ参
照）を中心に回動させて環状体１１に向かうＹ方
向に突出させれば、これに応じて環状体１１は変
形し、その外周面１１ｂがリール内周面１６ａに
当接しながらリール１６全体をＹ方向に移動さ
せ、位置決めブロツク１０によつてその移動を止
められた時に、リール１６は押圧カム１２側と位
置決めブロツク１０の外周面側とで環状体１１を
密接に介した状態で止められる。すなわち、押圧
カム１２を突出させてリール１６を固定した場
合、リール１６の内周面１６ａは環状体１１の押
圧カム１２および、位置決めブロツク１０との外
面において密接した状態で横方向への移動が止め
られる。そしてこの場合、環状体１１の外周面１
１ｂは突起が設けられているため押圧カム１２お
よび位置決めブロツク１０の外周面でリール１６
は回転円板１５側に向つて下方へ移動するから、
リール１６の底部１６_Lは回転円板１５の上部１
５_Hに当接して止められる。

このように、リール１６は位置決めブロツク１
０と押圧カム１２とによつてその横方向の動きが
止められるとともに、回転円板１５と環状体１１
とによつてその上下方向の動きが止められている
からリール１６は回転円板１５に対して傾くこと
なく、この傾きに起因したリール１６に巻回され
ているテープの損傷を防ぐことができるととも
に、テープの高さを一定にすることができ、情報
の書き込み、読み出しを良好にすることができ
る。

次に本発明の固定装置の第３実施例を説明す
る。第４図ａ，ｂはこの固定装置の第３実施例を
適用した磁気テープ記憶装置におけるリール固定
用リテーナを示す図であり、第４図ａは同リテー
ナの斜視図、同図ｂはその固定部拡大図である。
なお、この実施例ではリール２４の底部接触面２
４_Lの下部に設けられるリール２４の内径より少
なくとも大きい外径をもつ円板状の回転円板２２
に前記固定装置のストツパ部材７の機能をはたす
とともに押圧カム２３ａ，２３ｂに前記固定装置
の突起部材５の機能をはたし、この押圧カム２３
ａ，２３ｂをリール２４に押しつけてこのリール
２４を回転円板２２に当接させこれを固定するよ
うにしたものである。なお、押圧カム２３ａ，２
３ｂをリール方向に押しつける手段は出願人が前
に出願した実願昭57−46183に示されている。

これらの図においてリテーナ２５は、モータ２
６上に“こ”の字形に配置され、リール２４を位
置決めし易くするためにその外周面上部がテーパ
ー面２１Ｒをもつ位置決めガイド２１と、その位
置決めガイド２１下部にありリール２４の底部接
触面２４_Lと接する円板状の回転円板２２と、押
圧カム２３ａ，２３ｂとを有して構成されるもの
であり、その上部にある押圧カム２３ａ，２３ｂ
の外周面には同一形状の突起部材（例えばゴム）
によつて構成されており、その外周面には回転円
板２２に対して傾きが大きい面２８を上に向け、
傾きが小さい面２９を回転円板２２側に向けた突
起を少なくとも１個以上設けた環状体５０が装着
されている。

したがつて、リテーナ２５にリール２４をセツ
トし終つたら（このときリール２４の中心位置は
リテーナ２５の位置決めガイド２１によつて決ま
る）、押圧カム２３ａ，２３ｂを軸２８ａ，２８
ｂを中心としてリール内周面２４ａへ向かうＺ方
向へ突出させれば、リール２４は押圧カム２３
ａ，２３ｂによつてリテーナ２５に固定され、横
方向への移動が止められるとともに、押圧カム２
３ａ，２３ｂをリール２４に押しつけた時に押圧
カム２３ａ，２３ｂの外周面に設けられている環
状体５０の突起によつて、下方に移動し、その底
部接触面２４_Lがフランジ２２の上部２２_Hに当接
して止められ、その上下方向の移動が禁止され
る。

このようなリール２４の接触面底部２４_Lはフ
ランジ２２の上部２２_Hに全周が固定されるため
リール２４はフランジ２２に対して傾くことがな
く、リール２４の傾きによるテープの損傷を防ぐ
ことができるとともに、情報の書き込み、読み出
しを良好にすることができる。

次に本発明の固定装置の第４実施例を説明す
る。第５図ａはこの固定装置の第４実施例を適用
した巻きむら防止装置におけるテープ速度検出エ
ンコーダを示す平面図であり、片開きリールを使
用してもテープをリールに巻回する際、巻きむら
が生じないようにしたものである。なお、この実
施例ではリールつば３０_Hに前記固定装置のスト
ツパ部材の７の機能をはたとともに、突起ローラ
３１は前記固定装置の突起部材５の機能をはた
し、リールに巻回する際のテープ３２にこの突起
ローラ３１を押しつけてテープ３２をリールつば
上面３０_Hに当接させて巻回させるようにしたも
のである。これら第５図ａ，ｂにおいて、エンコ
ーダ３３は基台３４上の軸３５に軸支された可動
アーム３６と、その可動アーム３６先端に垂設さ
れる軸３７に軸支された突起ローラ３１と、可動
アーム３６上にあるテープ３２に接した突起ロー
ラ３１の回転を検出する回路３８よりなる。ここ
で、突起ローラ３１はリール３０に巻回されるテ
ープ３２の走行量を検知するために、図示せぬ付
勢機構によつてリール内周に向つて常時付勢され
るものであり、第５図ｂの拡大図に示すように、
この突起ローラ３１の外周面には弾性部材によつ
てなり短辺３１ｂがリールのつば上面３０_H側に
向かい、長辺３１ａが上向きに形成された突起３
９−₁〜３９−_oが形成されている。

したがつて、案内ガイド４０を通つたテープ３
２はエンコーダ３３の突起ローラ３１に押圧され
ながらリール３０に順次巻き取られ、この突起ロ
ーラ３１の回転でテープ３２の走行量が検出され
る際テープ３２に接した突起ローラ３１の突起が
下方に向つて変形し、これによつてテープ３２が
下面へ移動されその側部３２_Lがリールつば３０_H
に当接し止められる。この結果、テープ３２をリ
ールつば３０_Hと隙間なく巻き取ることができ、
良好な巻取り動作を行うことができるから、今ま
での片開きリールで生じていた巻きむらや、巻き
とられたテープの凹凸を無くすことが出来、凹凸
によるテープの損傷を防ぐことができるととも
に、ヘツド４９による書き込み、読み出し動作の
確実性を増すことができる。

また、第６図に示すのは、固定装置の第５実施
例である。この実施例で第４実施例と異なるの
は、上側のつばおよび下側のつばがないリールを
用いてこのリールの巻き取り台４１の周面に直接
テープ４２を巻きつけるものであり、突起ローラ
４３下部に取りつけられた回転自在な円板４４が
第４実施例のリールつば３０_Hの機能をすること
である。つまり、円板４４は比較的硬い物質（例
えば金属、プラスチツクなど）でなり軸４５に上
下移動がないように軸支されたものであり、その
外径は少なくとも突起ローラ４３より大きく、か
つ円板４４の上面４４_Hは巻取り台４５下部４５_L
へ入れるように巻取り台４５より多少低いの高さ
になつている。これにより巻取り台４５の周囲に
突起ローラ４３によつてテープ４２を円板上面４
４_H（４５_L）の高さで順次巻きつけることが出
来、第４実施例と同様の効果を得ることができ
る。

また上述した実施例では固定装置のみにこの弾
性突起板を用いる場合について説明したが、例え
ば自動車のタイヤなどのトレツド面のパターンな
どに適用しても良く、また計器箱内に収納される
メータなどの計器の下面にこの弾性突起板を設け
たこの計器箱を計器箱のフタによつて下方に押圧
した時にこのメータが内部の側板に当接して計器
が計器箱内に位置決めされるようにしても良い。

また、突記の形状は第７図ａに示すように、各
突起６−₁〜６−_oの相互間を設定の間隔ｅだけ離
すようにしたものであつても上述した場合と同様
に被固定部材を上から圧するだけでこの被固定部
材を押圧する方向に対して垂直な方向に移動さ
せ、ストツパ部材７へ当接させてこれの固定を行
うことができる。

また、突起の形状は第７図ｂに示す突起傾斜部
が上部になるにつれ水平に近づくような、前面端
５ａ側の半径Ｒが後面端５ｂ側の半径ｒより小さ
い（Ｒ＜ｒ）波形のものであつても上述した場合
と同様の効果を得ることができる。

また、突起の形状は第７図ｃに示すような最上
部を斜辺底部６_Lからｄの高さで水平に切り欠い
た台形状のものであつても上述した場合と同様の
効果を得ることができる。

また、第７図ｄに示すように突起６は、その上
部６ｃが被固定部材８の長さＬを十分に保持、固
定し有る長さｌをもつものであれば、単一個のみ
であつても上述した場合と同様の効果を得ること
ができる。

また、突起は第７図ｅに示すように一定の厚み
ｈをもつ弾性体を上面からｉの距離で、突起部材
５の前面側５ａへ向かうθ（0゜＜θ＜90゜）の角度
で切り込みを入れた（ｉ≦ｈ）ものであつても上
述した場合と同様の効果を得ることができる。

また突起は第７図ｆに示すようにその上面５_F
に前面側５ａ側の傾きが後面端５ｂ側の傾きより
大きく形成された突起６_Fを設け、またその下面
５_Bに突起部材５の上面５_Fの突起６_Fと逆向きに
突起６_Bを設けたものでも良い。この場合、被固
定部材８により突起部材５を上から押圧すれば突
起部材５の上面側５_Fの突起６_Fの変形に突起部材
５の下面側５_Bの突起６_Bの変形が相乗されて被固
定部材８をより大きなストロークでストツパ７へ
当接させることができる。

また、突起は第７図ｇに示すようにその両面に
いずれも前面端５ａ側の傾きが後面側５ｂ側の傾
きより大きく形成された突起６_F，６_Bを設けたも
のでも良い。そしてこの場合、この突起部材５の
前面端５ａおよび後面端５ｂをそれぞれ何らかの
手段により基台４への支持固定するとともに、突
起部材５とストツパ７との位置を上下左右とも移
動がないようにすれば、２つの被固定部材８−₁，
８−₂をそれぞれ突起部材５の突起６_F，６_Bに押
圧するだけでこれらを同時に固定することができ
る。

以上説明したように、本発明によれば、被固定
部材を突起部材により押圧したときに、該被固定
部材は突起部材外周の弾性突起のストツパ部材方
向への変形によりストツパ部材に当接される方向
への力を受けつつ押圧固定され、被固定部材をス
トツパ部材に当接させた状態で密着固定させるこ
とができ、部品点数が少なく構造も簡単で位置決
も精度の良好な固定装置を提供できる効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のリテーナによるリールの固定を
示す断面図、第２図ａは突起板およびストツパを
用いた固定装置の第１実施例を説明するための側
面図、同図ｂは突起部の拡大図、同図ｃはその動
作図、第３図はこの発明による固定装置の第２実
施例の平面図、同図ｂはその側面図、第４図はこ
の発明による固定装置の第３実施例の斜視図、同
図ｂはその固定部の断面拡大図、第５図ａはこの
発明による固定装置の第４実施例の平面図、同図
ｂはその固定部の断面拡大図、第６図はこの発明
による固定装置の第５実施例の固定部の断面拡大
図であり、第７図ａ，ｂ，ｃ，ｄ，ｅ，ｆ，ｇは
各々この発明による固定装置の突起部の変形実施
例である。 １……弾性体、３……固定装置、４……基台、
５……突起部材、６，６−₁〜６−_o……弾性体突
起、７……ストツパ、８……被固定部材、１１…
…環状体、１２……押圧カム、１３……リテー
ナ、１４，２６……モータ、１９……突起、２１
……位置決めガイド、２２……フランジ、２３
ａ，２３ｂ……押圧カム、２４……リール、３０
_Ｈ……リールつば上面、３１，４３……突起ロー
ラ、３２……テープ、３３……エンコーダ、４１
……巻取り台、４４……円板。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 被固定部材と、被固定部材の外面と当接して
   被固定部材を係止するストツパ部材と、被固定部
   材の前記外面と交叉する外面に押圧状態で当接す
   る突起部材と、を備え、 前記突起部材の少なくとも前記被固定部材と当
   接する外面には、前記ストツパ部材の方向に傾斜
   して延在する弾性体からなる突起が設けられてい
   ることを特徴とする固定装置。 ２ 前記突起部材は環状体であり、前記突起は該
   環状体の外周面に複数個設けられた突起であるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の固定
   装置。 ３ 前記被固定部材は、磁気テープ記憶装置のリ
   ールであり、前記ストツパ部材は、前記リールを
   回転させるための回転円板であり、前記突起部材
   は、前記回転円板に突設された押圧カムの外周面
   に環状に形成された形状を有し、前記押圧カムを
   回動させることによつて前記押圧カムを前記リー
   ル内周面へ向つて押圧することによつて前記リー
   ルを前記回転円板に当接させて固定することを特
   徴とする特許請求の範囲第１項又は第２項記載の
   固定装置。 ４ 前記被固定部材は、回転リールに巻回するテ
   ープであり、前記突起部材は可動アームの先端に
   垂設される軸の外周に軸支された突起ローラの外
   周面に環状に形成された形状を有し、前記ストツ
   パ部材は前記回転リールの外周に形成されたつば
   であり、前記テープがその端面を前記つば上に当
   接させた状態で前記回転リールに巻回されるとき
   に、前記テープの外周面に前記突起ローラ外面の
   突起が当接されていることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載の固定装置。 ５ 前記被固定部材は、回転リールに巻回するテ
   ープであり、前記突起部材は、可動アームの先端
   に垂設される軸の外周に軸支された突起ローラの
   外周面に環状に形成された形状を有し、前記スト
   ツパ部材は前記突起ローラの軸の下端外周に設け
   られた円板であり、前記テープがその端面を前記
   円板上に当接させた状態で前記回転リールに巻回
   されるとき、前記テープの外周面に前記突起ロー
   ラ外面の突起が当接されていることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の固定装置。