JPH0233439Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0233439Y2 JPH0233439Y2 JP653284U JP653284U JPH0233439Y2 JP H0233439 Y2 JPH0233439 Y2 JP H0233439Y2 JP 653284 U JP653284 U JP 653284U JP 653284 U JP653284 U JP 653284U JP H0233439 Y2 JPH0233439 Y2 JP H0233439Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voice coil
- coil bobbin
- diaphragm
- edge member
- speaker
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 8
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 3
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 3
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 3
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000003190 viscoelastic substance Substances 0.000 description 2
- BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] Chemical compound N1=C2C=CC=CC2=[N+]([O-])C1(CC1)CCC21N=C1C=CC=CC1=[N+]2[O-] BGPVFRJUHWVFKM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案は平面振動板を有するスピーカに関す
る。
る。
(ロ) 従来技術
この種平面型と称するスピーカは、特公昭57−
40719号に開示されている如く、従来から開発が
続けられている。
40719号に開示されている如く、従来から開発が
続けられている。
該公報開示のスピーカを基本とした従来のスピ
ーカを第1図に示す。同図に於いて、1は環状の
磁気ギヤツプ2を備えた磁気回路であり、センタ
ーポール3を有するボトムプレート4、環状のマ
グネツト5、トツププレート6の積層構造からな
つている。7は該磁気回路1のトツププレート6
上に載置された環状の平板フレーム、8は該トツ
ププレート6の中央孔内に位置した円板状の振動
板であり、該振動板8の周辺部と平板フレーム7
の内周辺部とが環状のエツジ9にて、柔軟に連結
されている。10は上端部が上記振動板8の裏面
に同心的に接着結合したボイスコイルボビンであ
り、その下端部に巻回されているボイスコイル1
1が磁気回路1の磁気ギヤツプ2に配挿されてい
る。12は該ボイスコイルボビン10の中間部と
トツププレート6とを柔軟に連結したダンパーで
ある。
ーカを第1図に示す。同図に於いて、1は環状の
磁気ギヤツプ2を備えた磁気回路であり、センタ
ーポール3を有するボトムプレート4、環状のマ
グネツト5、トツププレート6の積層構造からな
つている。7は該磁気回路1のトツププレート6
上に載置された環状の平板フレーム、8は該トツ
ププレート6の中央孔内に位置した円板状の振動
板であり、該振動板8の周辺部と平板フレーム7
の内周辺部とが環状のエツジ9にて、柔軟に連結
されている。10は上端部が上記振動板8の裏面
に同心的に接着結合したボイスコイルボビンであ
り、その下端部に巻回されているボイスコイル1
1が磁気回路1の磁気ギヤツプ2に配挿されてい
る。12は該ボイスコイルボビン10の中間部と
トツププレート6とを柔軟に連結したダンパーで
ある。
斯様な従来のスピーカに於いては、以下の如き
欠点があつた。即ち、 (i) ボイスコイルボビン10の上端部と振動板8
との接合面積が小さいので、この箇所の接着外
れ等の事故を引き起こす。
欠点があつた。即ち、 (i) ボイスコイルボビン10の上端部と振動板8
との接合面積が小さいので、この箇所の接着外
れ等の事故を引き起こす。
(ii) 振動板8とボイスコイルボビン10とからな
る振動系をエツジ9とダンパー12との両者で
保持しているにもかかわらず、この両者に依る
振動系への付加重量が増すばかりか、振動系の
組立作業を煩雑にするだけで、ボイスコイルボ
ビン10の中心位置合せの精度をさほど向上せ
しめる事はできない。
る振動系をエツジ9とダンパー12との両者で
保持しているにもかかわらず、この両者に依る
振動系への付加重量が増すばかりか、振動系の
組立作業を煩雑にするだけで、ボイスコイルボ
ビン10の中心位置合せの精度をさほど向上せ
しめる事はできない。
(iii) エツジ9には振動方向への追従性及び振巾の
保証の為にかなり大きなエツジ巾が必要とさ
れ、これに依つて振動板8面積が小さくなるの
で、再生音の音圧レベルを低下せしめ、さらに
は、このエツジ9から不要な振動音が発生して
再生音の音質を劣化せしめる事となる。
保証の為にかなり大きなエツジ巾が必要とさ
れ、これに依つて振動板8面積が小さくなるの
で、再生音の音圧レベルを低下せしめ、さらに
は、このエツジ9から不要な振動音が発生して
再生音の音質を劣化せしめる事となる。
(ハ) 考案の目的
本考案は振動系の結合強度を高め、その組立で
作業の簡略化を図ると共に、再生音の音質の改善
を目的としたスピーカを提供するものである。
作業の簡略化を図ると共に、再生音の音質の改善
を目的としたスピーカを提供するものである。
(ニ) 考案の構成
本考案のスピーカは環状のエツジ部材の内周部
にボイスコイルボビンの上端部を嵌合覆蓋する段
部を備え、この内周部を介してボイスコイルボビ
ンの上端部と平面振動板とを連結すると共に、該
エツジ部材の外周部を磁気回路又はフレームに固
定したものである。
にボイスコイルボビンの上端部を嵌合覆蓋する段
部を備え、この内周部を介してボイスコイルボビ
ンの上端部と平面振動板とを連結すると共に、該
エツジ部材の外周部を磁気回路又はフレームに固
定したものである。
(ホ) 実施例
第2図aに本考案の一実施例を示し、同図bに
その要部を示す。これ等の図に於いて、第1図と
同一部品にはそれと同一図番を付している。同図
a,bのスピーカが第1図の従来品と異なる所
は、円板状の振動板8とボイスコイルボビン10
とからなる振動系の単体で保持したエツジ部材9
0にある。さらに詳しくは、同図bに示す如く、
該エツジ部材90は環状をなし、この内周部には
上記ボイスコイルボビン10の上端部が嵌合され
る段部91が形成されており、この段部91の最
内周片92の下面側でボイスコイルボビン10の
上端部を覆う如く当接し、この最内周片92上面
側で振動板8と面接合する構成となつている。そ
して斯るエツジ部材90の外周片93は磁気回路
1のトツププレート6に形成したエツジ固定用の
凹部61上に接着載置され、さらにこの上から凹
部61に嵌め込まれる環状のスペーサ13、並び
にこのスペーサ13上に載置される平板フレーム
7に依つて加圧挟持されるのである。尚、該エツ
ジ部材90の中間部には、振動方向に対する追従
性を高めるべくU字状コルゲーシヨン94が形成
されている。
その要部を示す。これ等の図に於いて、第1図と
同一部品にはそれと同一図番を付している。同図
a,bのスピーカが第1図の従来品と異なる所
は、円板状の振動板8とボイスコイルボビン10
とからなる振動系の単体で保持したエツジ部材9
0にある。さらに詳しくは、同図bに示す如く、
該エツジ部材90は環状をなし、この内周部には
上記ボイスコイルボビン10の上端部が嵌合され
る段部91が形成されており、この段部91の最
内周片92の下面側でボイスコイルボビン10の
上端部を覆う如く当接し、この最内周片92上面
側で振動板8と面接合する構成となつている。そ
して斯るエツジ部材90の外周片93は磁気回路
1のトツププレート6に形成したエツジ固定用の
凹部61上に接着載置され、さらにこの上から凹
部61に嵌め込まれる環状のスペーサ13、並び
にこのスペーサ13上に載置される平板フレーム
7に依つて加圧挟持されるのである。尚、該エツ
ジ部材90の中間部には、振動方向に対する追従
性を高めるべくU字状コルゲーシヨン94が形成
されている。
即ち、ボイスコイルボビン10の上端部はエツ
ジ部材90の内周部の段部91に嵌合され、この
段部91の側壁と面接合状態にあつて、この段部
91の最内周片92の下面側と接着剤にて強力に
結合されている。そして、このボイスコイルボビ
ン10と結合されたエツジ部材90の最内周片9
2と振動板8とが面接合状態にあつてこれ等両者
が接着剤に依つて強力に結合されているので、結
局ボイスコイルボビン10と振動板8との結合状
態は充分に強力なものとなつている。
ジ部材90の内周部の段部91に嵌合され、この
段部91の側壁と面接合状態にあつて、この段部
91の最内周片92の下面側と接着剤にて強力に
結合されている。そして、このボイスコイルボビ
ン10と結合されたエツジ部材90の最内周片9
2と振動板8とが面接合状態にあつてこれ等両者
が接着剤に依つて強力に結合されているので、結
局ボイスコイルボビン10と振動板8との結合状
態は充分に強力なものとなつている。
一方、エツジ部材90の外周片93は磁気回路
1のトツププレート6に接着結合されるので、こ
のエツジ部材90にて、ボイスコイルボビン10
の中心位置合せ、及び振動板8の保持が行なわれ
るのである。
1のトツププレート6に接着結合されるので、こ
のエツジ部材90にて、ボイスコイルボビン10
の中心位置合せ、及び振動板8の保持が行なわれ
るのである。
従つて、単体のエツジ部材90にて充分に振動
系を保持でき、第1図の如く振動板8と平板フレ
ーム7とを連結するエツジ9を不要としているの
で、振動板8の外径を平板フレーム7の内径に近
ずける事が可能となり、これに依つて、エツジ部
材90の振動音が振動板8の前方に放射される事
はない。
系を保持でき、第1図の如く振動板8と平板フレ
ーム7とを連結するエツジ9を不要としているの
で、振動板8の外径を平板フレーム7の内径に近
ずける事が可能となり、これに依つて、エツジ部
材90の振動音が振動板8の前方に放射される事
はない。
第3図は本考案スピーカの他の実施例の要部を
示す。同図のスピーカが第2図図示のものと異な
る所は、平板フレーム7と該フレーム7の中央孔
内に配置された振動板8との間隙に、粘弾性材料
14を充填した点にあり、この材料の粘弾性効果
に依り、振動板8周辺部の不要な振動モードが抑
制され、再生音の周波数特性の改善が図れる。
示す。同図のスピーカが第2図図示のものと異な
る所は、平板フレーム7と該フレーム7の中央孔
内に配置された振動板8との間隙に、粘弾性材料
14を充填した点にあり、この材料の粘弾性効果
に依り、振動板8周辺部の不要な振動モードが抑
制され、再生音の周波数特性の改善が図れる。
(ヘ) 考案の効果
本考案のスピーカは、以上の説明から明らかな
如く、環状のエツジ部材の内周部にボイスコイル
ボビンの上端部を嵌合覆蓋する段部を備え、この
内周部を介してボイスコイルボビンの上端部と平
面振動板とを連結しているので、これ等の連結が
面接合にて行なわれる為に、強力な接着が可能と
なり、従来問題とされていた接着外れ等の事故が
解消される。
如く、環状のエツジ部材の内周部にボイスコイル
ボビンの上端部を嵌合覆蓋する段部を備え、この
内周部を介してボイスコイルボビンの上端部と平
面振動板とを連結しているので、これ等の連結が
面接合にて行なわれる為に、強力な接着が可能と
なり、従来問題とされていた接着外れ等の事故が
解消される。
また、本考案に依れば、振動系をエツジ部材の
みで保持できるので、振動系への付加重量を最小
限にとどめる事が可能となり、更にはこれに依つ
て組立作業の簡略化が図れる。一方、ボイスコイ
ルボビンとエツジ部材との結合位置が自ずと決定
されているので、振動系の中心合せが容易に行な
える。
みで保持できるので、振動系への付加重量を最小
限にとどめる事が可能となり、更にはこれに依つ
て組立作業の簡略化が図れる。一方、ボイスコイ
ルボビンとエツジ部材との結合位置が自ずと決定
されているので、振動系の中心合せが容易に行な
える。
さらに、振動板の周辺位置を保持する従来スピ
ーカの如きエツジを必要としないので、振動板面
積の拡大が図れ、再生音の音圧向上が望める上
に、従来品のエツジから発生していた不要な振動
音を解消でき、再生音の音質の向上が図れる。
ーカの如きエツジを必要としないので、振動板面
積の拡大が図れ、再生音の音圧向上が望める上
に、従来品のエツジから発生していた不要な振動
音を解消でき、再生音の音質の向上が図れる。
第1図は従来スピーカの断面図、第2図a、及
びbは本考案スピーカの一実施例の断面図、及び
その要部拡大断面図、第3図は本考案スピーカの
他の実施例の要部断面図である。 1……磁気回路、2……磁気ギヤツプ、7……
平板フレーム、8……振動板、10……ボイスコ
イルボビン、14……粘弾性材料、90……エツ
ジ部材、91……段部。
びbは本考案スピーカの一実施例の断面図、及び
その要部拡大断面図、第3図は本考案スピーカの
他の実施例の要部断面図である。 1……磁気回路、2……磁気ギヤツプ、7……
平板フレーム、8……振動板、10……ボイスコ
イルボビン、14……粘弾性材料、90……エツ
ジ部材、91……段部。
Claims (1)
- 平面振動板の下面に同心的にボイスコインボビ
ンの上端を結合してなり、該ボイスコイルボビン
の下端部のボイスコイルを磁気回路の磁気ギヤツ
プに配挿したスピーカに於いて、環状のエツジ部
材を設け、該エツジ部材の内周部に上記ボイスコ
イルボビンの上端部を嵌合覆蓋する段部を備え、
この内周部を介してボイスコイルボビンの上端部
と平面振動板とを連結すると共に、該エツジ部材
の外周部を上記磁気回路又はこの磁気回路と結合
したフレームに固定した事を特徴とするスピー
カ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP653284U JPS60119199U (ja) | 1984-01-20 | 1984-01-20 | スピ−カ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP653284U JPS60119199U (ja) | 1984-01-20 | 1984-01-20 | スピ−カ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60119199U JPS60119199U (ja) | 1985-08-12 |
JPH0233439Y2 true JPH0233439Y2 (ja) | 1990-09-07 |
Family
ID=30484060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP653284U Granted JPS60119199U (ja) | 1984-01-20 | 1984-01-20 | スピ−カ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60119199U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20180109893A1 (en) * | 2016-10-18 | 2018-04-19 | Bdnc (Holding) Limited | Hard speaker radiating diaphragms with light-curable voice coil attachment |
-
1984
- 1984-01-20 JP JP653284U patent/JPS60119199U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60119199U (ja) | 1985-08-12 |
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