JPH0233376A - 針布用基布 - Google Patents

針布用基布

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JPH0233376A
JPH0233376A JP17959288A JP17959288A JPH0233376A JP H0233376 A JPH0233376 A JP H0233376A JP 17959288 A JP17959288 A JP 17959288A JP 17959288 A JP17959288 A JP 17959288A JP H0233376 A JPH0233376 A JP H0233376A
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JP
Japan
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static electricity
base fabric
fabric
laminate
fibers
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Application number
JP17959288A
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English (en)
Inventor
Isamu Tadokoro
勇 田所
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TADOKORO KIMOU KK
Original Assignee
TADOKORO KIMOU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、繊維産業における、織物、編物の仕上加工
、起毛加工、紡績加工、カード加工等において使用され
る針布用の基布に関するものである。
上記各工程においては針布が使用される。ところで、起
毛工程においては針が高い密度で植えられた針布によっ
て生地表面を引き出すので、針布と生地との間に摩擦が
生じ、大きな静電気が発生する。特に、湿度の低い乾燥
した合成繊維生地に対して起毛加工をする場合には、静
電気の発生量が極めて大きくなる。
また、起毛加工後に上記仕上加工機によって起毛面を剪
毛して毛羽を立毛したり、起毛面を押圧して毛羽を伏毛
するなどして、生地の表面を企画した外観、感触、風合
、形態にし、付加価値の高い繊維製品を得るようにして
いる。そして、これらの加工においても、繊維と針及び
針布が摩擦するのでこれらに静電気が帯電する。
そして、これらの加工工程で生じる静電気が布地の機械
への巻き付き、繊維屑の付着、作業者への感電等のトラ
ブルの原因となっている。
この発明は、これら静電気の帯電に起因するトラブルの
発生を未然に防止するものである。
(従来の技術) 従来の針布用基布は、通常布地を複数枚積層した積層体
の表面にゴム層を形成した構造となっている。そして前
記布地の素材としては、木綿繊維、麻繊維等の天然繊維
、又はポリエステル繊維、アラミツド繊維等の合成繊維
が使用されている。
(発明により解決しようとする問題点)ところで、前記
天然繊維は常温における水分率が5〜15%であって、
静電気の発生は比較的少ないが、作業温度によっては摩
擦帯電によるトラブルが発生する場合がある。一方前記
合成繊維は常温における水分率が0〜4%に過ぎないの
で、静電気の発生量が多く、上記トラブルは日常茶飯的
に発生し、品質管理及び作業管理上大きな問題となって
いる。
ちなみに、布地と針及び基布の摩擦により布地、針布及
び機械に静電気が帯電するが、その帯゛電量がある限界
(3000ボルト程度)に達すると静電気が放電され作
業者に電撃ショックを与える。
また、限界値以下であっても、布地の巻き付き、繊維屑
の付着等のトラブルが起こる。
特に、最近においては繊維製品の高級化の要請から、例
えば外観、風合、感触が天然スェードに近似した人工皮
革の起毛等の仕上げ加工においては高精度の加工が必要
とされ、高温下での処理が行われている。
すなわち、整理加工においては、布地面に対して190
度C以上の熱風を吹きつけ、布地を加熱軟化させながら
連続的に毛羽を整毛し、所望の布地表面を形成するよう
にしている。そして、このような高温下での処理におい
ては、基布及び布地の湿度が極度に低下し、静電気が非
常に発生し易くなり、上記トラブルはますます多発し、
労働環境問題ともなっている。
尚、高温下における加工においては、針布の耐久性が低
下することも問題となっており、係る問題点を解決する
ものとして、ポリエステル、アラミツド繊維等の合成繊
維の布を積層した積層体にシリコンゴムを層着した基布
も提案されているか(実開昭58−121397号)、
この基布においても静電気の発生については配慮されて
おらず、上記トラブルの解消は期待できない。
(問題点を解決する為の手段) この出願において、請求項1及び請求項2に記載された
発明は、基布を構成する布地として、炭素繊維その他の
導電性繊維を混紡したものを使用し、複数枚の布地を樹
脂系接着剤を介して積層して積層体を構成すると共に、
該積層体の少なくとも一面にゴムを層着したものである
また、請求項3及び請求項4に記載された発明は、炭素
繊維その他の導電性繊維を抄き込んで得た制電紙を、複
数枚の布地を積層してなる積層体の表面に層着したもの
である。
上記各発明において、導電性繊維としては、例えばPA
N系或いはピッチ系の炭素繊維、銅メツキ又はニッケル
メッキ等の導電性金属によるメツキを施した繊維、或い
は銅イオン、ニッケルイオンその他導電性イオンを吸着
させた繊維の使用が考えられる。そして、上記導電性繊
維は長さ1〜105+am程度の短繊維でも、また長繊
維(フィラメントヤーン)でもよい。そして、いずれの
場合も、繊維を均一に分散させると共に、その先端又は
一部を布地又は制電紙の表面に露出しておくと、空中放
電が生じ易く好ましい。
(発明の作用) この出願の請求項1及び請求項2に記載した発明におい
て、摩擦により発生する静電気は布地に混紡された導電
性繊維の作用によって空中放電される。したがって、布
地及び針布、機械に多量の静電気が帯電するおそれはな
い。
また、この出願の請求項3及び請求項4に記載した発明
において、摩擦により発生する静電気は制電紙に抄き込
まれた導電性繊維の作用によって空中放電される。した
がって、布地及び針布、機械に多量の静電気が帯電する
おそれはない。
すなわち、この出願の発明においては、静電気の帯電に
伴うトラブルが未然んに回避され、上記従来の問題点が
解決されることとなる。
以下、この考案の実施例を図面の簡単な説明する。
(実施例1) 第1図において、導電性繊維としてのアクリル系銅メツ
キ繊維(1,55デニール、441mの短繊維)10重
量%と、メタ系アラミツド繊維(商品名ノーメックス、
2デニール、511mの短繊維)90重量%を混紡した
紡績糸20/1を織り込んでなる布地1を4枚、シリコ
ン樹脂系接着剤を介して積層して積層体2を構成し、該
積層体2の上面に1.5 t*厚程度のシリコンゴム3
をシリコン樹脂系接着剤で層着して、この発明の針布用
基布を構成しである。
図中4は起毛加工用の針であり、前記ゴム層4の反対側
から植設しである。尚、前記導電性繊維は繊維の一端は
布地の表面に露出し、かつ全ての繊維が電気的に接続し
た状態となるように織り込んである。
この実施例において、針布の性能を実験したところ、静
電気特性は、半減期が51秒、摩擦帯電圧が33ボルト
、表面漏洩抵抗が2.3 XIOオーム以下であり、8
500ボルトの静電気を瞬間的に空中放電して中和する
ことが確認された。そして、加工処理中における静電気
発生も1oooボルト以下であった。
したがって、この実施例の基布を用いた針布によれば、
高熱を吹きつけた乾燥条件下における作業によっても、
針布及び機械に多量の静電気が帯電するおそれがなく、
作業者への電撃ショックが解消される他、静電気の帯電
に起因する布の巻き付き、繊維屑の付着等、従来の問題
点は可及的に防止できる。
また、上記実施例においては導電性繊維と共に、耐熱性
が高く、高温下においても引っ張り強度の低下が少ない
メタ系アラミツド繊維を使用して布地1を構成し、合わ
せてシリコンゴム3、シリコン樹脂系接着剤しているの
で、190度〜260度の温度条件下で使用しても、基
布が熱により劣化することもなく、長期間の連続使用が
可能であった。
尚、メタ系アラミツド繊維の他、芳香族ポリアミド繊維
のバラ系アラミツド繊維(商品名「ケプラー」「ドアロ
ン」 「テクノーラ」等)を使用しても、上記と同様の
効果を得ることができる。
この実施例においては、導電性繊維と共にメタ系アラミ
ツド繊維を使用して布地を構成したが、布地に導電性繊
維が使用されていれば静電防止効果を得ることができる
のであり、耐熱性が不要の場合には導電性繊維と共に布
地を構成する繊維の材質に格別の限定はない。また、ゴ
ムもシリコンゴム以外を使用してもよい。
また、導電性繊維の繊維端を布地の表面に露出させると
、空中放電が容易となり静電防止効果が向上するが、繊
維端を表面に露出させなくとも一定の静電防止効果は得
られるので、係る構成は必須要件ではない。
(実施例2) 第2図において、メタ系アラミツド繊維織物よりなる布
地5を複数枚、シリコン樹脂系接着剤を介して積層して
積層体6を構成すると共に、前記積層体6の下面及び中
間に制電紙7が層着してあり、前記積層体6の上面にシ
リコンゴム8が層着しである。
前記制電紙7は導電性繊維であるPAN系炭素繊維(2
デニール、611の短繊維)5重量%と、ポリエステル
繊維(2デニール、6鶴の短繊維)45重量%と、木材
パルプ38重量%及びバインダ12重量%を混合し、こ
の混合物を叩解機により更に裁断して均一混合物とした
後、湿式抄紙法で、目付30 g / %に抄造して構
成しである。
この実施例における制電紙7の性能を試験したところ、
静電気特性は半減期が20秒、摩擦帯電圧が26ボルト
、表面漏洩抵抗が2×10 オーム以下であり、200
00ポルトの静電気を瞬間的に空中放電して中和するこ
とが確認できた。
そして、この制電紙7を使用した上記針布の性能を実験
したところ、摩擦による静電気の発生は800ボルト以
下であり、電撃ショックは生じず、また布地の巻き付き
も生じなかった。また、針布としての性能も従来品と変
わりなかった。
更に、この実施例においては布地として、メタ系アラミ
ツド繊維織物を使用すると共にシリコンゴムを層着した
ので、190度〜260度の温度条件下で使用しても、
熱による劣化を生じることもなく、長期間の連続使用が
可能であった。
上記実施例では、布地5として耐熱性の高い繊維を使用
したが、高温条件下での使用を予定しない場合には、布
地の材質に格別の制約はない。
(発明の効果) この出願の請求項1及び請求項2の発明によれば、基布
を構成する布地に導電性繊維を使用したので、針布の使
用に際して摩擦により発生した静電気も瞬間的に空中放
電され、多量の静電気が帯電することはない。したがっ
て、静電気の帯電に伴うトラブルを可及的に回避するこ
とができる。
また、この発明の請求項3及び請求項4の発明によれば
、基布に導電性繊維を含む制電紙を層着したので、上記
請求項1.2の発明と同様の効果を得ることができる。
すなわち、この出願の発明によれば、高温下の加工処理
において従来多量に発生しトラブルの原因となってきた
静電気を発生を可及的に減少させると共に、発生した静
電気を空中放電により瞬間的に中和することが可能とな
り、静電気に起因するトラブルを可及的に回避すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第一の実施例の断面図、第2図は同
じく第二の実施例の断面図である。 l、5・・・布地   2.6・・・積層体3.8・・
・シリコンゴム  4・・・針7・・・制電紙

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、炭素繊維その他の導電性繊維が混紡された布地を複
    数枚樹脂系接着剤を介して積層して積層体を構成し、該
    積層体の少なくとも一面にゴム層を設けてなる、針布用
    基布 2、導電性繊維の一部が布地の表面に露出した、請求項
    1記載の針布用基布 3、炭素繊維その他の導電性繊維が抄き込まれた制電紙
    を、複数枚の布地を積層してなる積層体の表面に層着し
    てなる、針布用基布 4、導電性繊維の一部が制電紙の表面に露出した、請求
    項3記載の針布用基布
JP17959288A 1988-07-19 1988-07-19 針布用基布 Pending JPH0233376A (ja)

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