JPH0233343A - 引揃え整経装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は押し出された合成連続繊維フィラメントの引揃
え（ｄｒａ曹ｉｎｇ）および熱セットに係り、特にフィ
ラメントの引揃えおよび熱セットを繊維整経ビームの準
備に同じ操作で組み合わせた繊維引揃え一整経システム
に関する。

繊維糸として使用するのに適した合成！ｎ合材料（’）
　連続フィラメントを製造する押し出しシステムの開発
以来、連続フィラメントの物理的性質はフィラメントを
牽伸工程にかける一方フィラメントのガラス転移温度以
上の熱を付与してフィラメントの分子おより結晶構造の
整合と整列を所望の程度まで行うことにより選択的に制
御できることは認められており、一般にこれは引揃えと
称される。

従来、引揃えはこれまでフィラメントの紡糸に続く別工
程として行われてきた。しかし、フィラメントの分子構
造は紡糸速度の上昇につれて配向が進行し、成る場合に
は充分な引揃え効果を達成でき、別個の引揃え工程の除
去が可能になり、この技術の各種用途は引揃え一紡糸ま
たは紡糸−引揃えと称される。しかし、この技術は高価
であるという欠点があり、成る場合には最良の引揃え成
績を得られない。引揃えられたフィラメント糸の大部分
は繊維産業で経編みおよび製織工程に利用されるから、
最近では編成または製織の準備としてフィラメント糸を
整経ビームに巻き取る工程に弓揃え工程を組み合わせる
ことにかなりの注目が払われており、これは引揃え一整
経として知られるようになっている。引揃え一整経技術
は大きい利点があることが判明している。第１に、この
組み合わせられた引揃えおよび整経準備工程を用いて高
品質の布が製造され、布として形成される全フィラメン
トは本質的に同じ機械的および熱的条件で引揃えられる
。更に、引揃え一整経は低い資本投資前で効率を向上で
き、高い利益を達成できる。

恐らく、最も広く利用された周知の引揃え一整経機械は
西ドイツのオペルツハウゼンのカールマイヤ製造のモデ
ルＤＳＴＴ装置である。基本的には、引揃え一整経はこ
の装置を用いて、経糸シートを整経ビームに巻き取る整
経ビーム機械に先立って一連のローラから成る引揃えユ
ニットを通じて平行経糸のシートを送ることにより達成
される。弓揃えユニットのローラは一群の数個の平行な
並置された送りローラと一群の数個の平行な並置された
送出ローラとから成り、これらのローラは経糸シートの
移行経路に沿って離間して配置される。

送りローラと送出ローラとの中間で、経糸シートは実質
的に７字形の経路に沿って偏向ピンの回りに移行する。

送りローラと偏向ピンとの間および偏向ピンと送出ロー
ラとの間のＶ字形経路の２つの区分に沿って傾斜加熱板
がそれぞれ配置される。

送りローラと送出ローラの相対速度はその間の所望程度
の引揃えを達成するように制御され、第１のヒータ板は
経糸シートのフィラメントの温度を所望の引揃え温度ま
で上昇し、引き続くヒータ板はフィラメントを熱セット
するよう機能する。

理解されるように、引揃え一整経に固有の１つの問題は
、例えば経糸シートのフィラメントの一本が切れたり、
あるいは何等かの理由で張力が非常に減少して引揃え一
整経装置の停止装置を作動したときに通常連続した引揃
え一整経操作を中断する周期的必要性を受は入れること
である。経糸シートの移行運動がこのような状況で停止
すると、フィラメントの損傷や切断を生じたり染色布に
所謂ストップマークを生じる布の染料吸収に不均一を生
じる経糸シートの過度の局部的加熱を阻止するために熱
の付与を変更せねばならない。引揃え一整経工程が中断
したときにこの問題を回避するには、経糸シートの加熱
をフィラメントの硝子転移温度以下の温度に減少し、同
時に引揃え区域に一定のフィラメント張力を維持し、各
フィラメントに沿う引揃え点、即ちフィラメントが最初
に長さ方向の延伸力を受ける点を変化しないようにする
必要がある。

マイヤＤＳＳＴ引揃え機械において、上記考慮は引揃え
一整経工程の停止と再始動の際に払、われでおり、経糸
シートの減少移行速度に比例した速度でヒータ板を機械
の停止中に経糸シートから離れるように動かし、同時に
偏向ピンを１８０°回転してその冷えた側を経糸シート
に露出させるようにしており、ヒータ板と偏向ピンは機
械の再始動時に以前の位置へ戻される。

本発明の［（的は、引揃え工程を良好に制御するために
１個またはそれ以上のゴデツトロールを利用して繊維引
揃え整経システムに使用する進歩した引揃え装置を提供
することである。他のＩＩ的は、引揃え一整経システム
の停止と再始動時に過熱ゴデツトロールからワーブフィ
ラメントを除去し、再びこれを加熱ゴデツトロールへ付
与する適当な手段を提供することである。

要約すると、本発明の引揃え装置は１個またはそれ以−
にの回転可能送りロール、少なくとも１個の加熱された
回転可能のゴデツトロール、および順次周囲係合して移
行するよう経糸シートのフィラメントを纏い掛けする１
個またはそれ以上の回転可能巻き取りロールから成る。

適当な駆動構成を設けてゴデツトロールと巻き取りロー
ルをそれぞれの相対速度で駆動し、フィラメントがゴデ
ツトロールと巻き取りロールとの間を移行する間にフィ
ラメントの所望程度の引揃えを達成する。弓揃え装置の
停止時に操作する他の構成を設けてフィラメントをゴデ
ツトロールとの係合から除去してフィラメントへの熱の
継続付与を阻止する一方同時に送りロールとゴデツトロ
ールとの中間でフィラメントに係合しゴデツトロールと
の接触場所と巻き取りロールとの間でそれぞれの範囲に
沿って実質的に一定の張力を維持し、また送りロールと
ゴデツトロールとの間でフィラメントの実質的に一定の
長さを維持する。この構成は引揃え装置の再始動時にも
操作してフィラメントと巻き取りロールとの間の前の接
触と同じ場所でフィラメントをゴデツトロールに係合さ
せる。このように、引揃え装置の停止と再始動の際のフ
ィラメントの劣化が阻止される。

本発明の好適実施例によれば、上記第１の加熱ゴデツト
ロールのすぐ上流でフィラメントの移行経路に関して第
２の回転可能ゴデツトロールが配置される。また、送り
ロールと第２ゴデツトロールとの中間でフィラメントに
係合する回転可能スイングロールが設けられる。本発明
によれば、第２ゴデツトロールとスイングロールはフィ
ラメントに関して変位可能であり、引揃え装置の停止時
にゴデツトロールからのフィラメント除去および引揃え
装置の再始動時にゴデツトロールとのフィラメント■係
合を行う。好ましくは、第２ゴデツトロールとスイング
ロールは相互に関して互いに凹状になったそれぞれの弧
状経路に沿って変位し、第２ゴデツトロールの変位経路
は第１ゴデツトロールの一周側からその反対の周側へ延
びる。またスイングロールとゴデツトロールの変位中に
スイングロールとゴデツトロールの回転を許容する共通
の駆動装置によりスイングロールとゴデツトロールを駆
動することも好ましい。

更に、加熱ゴデツトロールと巻き取りロールとの間のフ
ィラメント移行経路に沿って加熱プラテンが熱セットの
目的で配置され、このプラテンは引揃え装置の停止時に
ゴデツトロールとスイングロールの変位に先立ってフィ
ラメントから離れるように可動であり、また引揃え装置
の再始動時にスイングロールとゴデツトロールの変位後
にフィラメントの方へ可動である。

引揃え装置は各ロールを支持するフレームを含み、ロー
ルの両端は片持ち関係にフレームの両側から延びて、操
作員がフィラメントの挿通および同様操作のためにロー
ルへ近寄るのを容易ならしめる。

第１図に関し、本発明の好適実施例による引揃え装置は
好ましくは引揃え一整経システムに具体化したものとし
て一般的にＩＯで示されており、１２で示すクリールは
ポリエステルまたはナイロンのような一部配向された合
成連続フィラメントの複数個のパッケージを支持し、フ
ィラメントはＦで示すように並置関係にアイボード１４
を通じて引揃え装置１０へ送られ、ここからフィラメン
ト検査装置１６、ダンサ集合体１８および給油装置２０
を通じて、一般にロールと称される整経ビーム機械２２
へ移行する。説明の目的で、ここに開示した引揃え装置
の特定実施例はポリエステルフィラメントの引揃え整経
に適しているが、この引揃え装置はナイロンその他の合
成フィラメントの引揃え整経にも同様に適することは当
業者に容易に了解されよう。

第２図、第３図、第４図に示すように、引揃え装置１０
は直立中央フレーム２４を有し、このフレームにより、
送りローラ２８、スイングローラ３０．１対のゴデツト
ローラ３２．３４および３個の巻きとりローラ３６．３
８．４０を含む一連の引揃えローラが回転可能に支持さ
れ、図示のように一部配向したフィラメントをローラの
周囲に順次纏い掛けるためにフレームの各対向側から片
持ち態様で外方へ延びる。この構造は操作員がフィラメ
ントの挿通および同様操作を容易ならしめるためにフィ
ラメントＦに近寄るのを容易ならしめる。フレーム２４
の内部で、送りローラ２８、スイングローラ３０および
ゴデツトローラ３２．３４が無端駆動ベルト４２により
共通駆動され、このベルトはかかるローラの内部製青部
分並びにアイドラプーリ４４および駆動ブ４６の回りに
纏い掛けられ、またプーリ４６は第５図、第６図に示す
ように他の駆動ベルト４８を通じて駆動モータ５０から
駆動される。同様に、巻き取りローラ３６．３８．４０
はそれぞれの回りに、またアイドラブーリ５４および駆
動プーリ５６の回りに纏い掛けられた駆動ベルト５２に
より同期的に共通駆動され、駆動プーリ５６は他の駆動
ベルト６０を通じて駆動モータ５８により駆動される。

ゴデツトローラ３４は中空筒状外方殻体を有し、この殻
体はゴデツトローラ３４内に装着された磁束フィールド
を発生する電気コイル（図示せず）を利用する従来の電
磁誘導加熱システムにより加熱され、外方殻体は磁束フ
ィールドを通じて回転するときに充分に加熱され、フィ
ラメントＦを弓揃え装置１０を通じて移行するときにガ
ラス転移温度よりも少し高い温度に加熱する。必要に応
じ、または好ましくは、ゴデツトローラ３２には同様の
加熱手段を設けてもよい。加熱プラテン６２はゴデツト
ローラ３４から第１の巻き取りローラ３６への移行範囲
に沿ってフィラメントＦと接触し、フィラメントの結晶
化を達成するのに充分な温度にフィラメントＦを加熱す
る。送り、スイングおよびゴデｙトの各ローラ２８．３
０．３４および巻き取りローラ３６．３８．４０のそれ
ぞれの駆動システムは調節可能であり、各組のローラの
相対速度を選択的に制御して所定の速度差を達成するこ
とができる。このように、加熱されたフィラメントはゴ
デツトローラ３４との接触からフィラメントが離れる点
から第１巻き取りローラ３６まで所定の程度に縦方向に
引揃えられ、プラテン６２はこの部域で操作してフィラ
メントを結晶化または熱セットする。

上記正常の操作中に引揃え装置を停止する必要性を受は
入れるために、スイングローラ３０およびゴデツトロー
ラ３２は円弧運動するよう個々に装着され、また加熱プ
ラテン６２は同様に装着されて円弧運動し、引揃え整経
システムが停止した際にゴデツトローラ３２．３４およ
びプラテン６２との接触からフィラメントを除去する。

この「１的で、ゴデツトローラ３２はゴデツトローラ３
２の正常操作位置からゴデツトローラ３４と実質的に対
向した枢支場所６３でフレーム２４内に自由端が枢動可
能に支持されている。クランク腕６４の枢動運動は駆動
腕６６により作動され、駆動腕６６はその一端が枢支場
所６７に枢支され、その反対端が駆動リンク６８を通じ
てクランク腕６４へ接続され、駆動リンク６８の両端は
クランク腕６６および駆動腕６６へそれぞれ枢着されて
いる。

駆動腕６６の枢動運動は液圧ピストンおよびシリンダ集
合体７０により制御され、この集合体７０はフレーム２
４内に枢着され、その延長可能ピストン７２は駆動腕６
６へその長さに沿って中央で枢着されている。この機構
を通じて、ゴデツトローラ３“２は第２図、第３図、第
５図に示す操作位置からゴデツトローラ３４の反対周側
の第４図、第６図に示す非操作位置へほぼ１８０度の円
弧経路に亙って可動でり、この円弧経路はフレーム２４
の各直立側壁に形成したスロット６５により規定される
。

スイングローラ３０は枢支腕７４の一端に回転可能に支
持され、その反対端はフレーム２４内に枢着される。枢
支腕７４の枢動運動は他の液圧で操作されるピストンお
よびシリンダ集合体７６により制御され、ピストン７８
は枢支腕７４へその枢支場所に隣接して枢着されている
。而して、この機構を通じて、スイングローラ３０はゴ
デツトローラ３２に対向して第２図、第３図、第５図に
見られる送りローラ２８に隣接したスイングローラ３０
の正常操作位置から第４図、第６図に見られるこれから
離間した非操作位置へ延びた約９０度の円弧運動範囲を
通じて動くことができ、この円弧運動範囲はフレーム２
４の各直立側壁のスロット７５により規定されている。

同じ目的で、加熱プラテン６２は８５においてフレーム
２４内に枢支された枢支腕８０の自由端へ同様に装着さ
れ、枢支腕８０はフレーム２４内に支持された他のピス
トンおよびシリンダ集合体８４のピストン８２へ取り付
けられている。このように、プラテン６２がゴデツトロ
ーラ３４と巻き取りローラ３６との間のフィラメントの
移行範囲と面接触する第２図、第３図、第５図に示す操
作位置と、プラテン６２がフィラメント移行経路から枢
動して遠ざかる第４図、第６図に示す非操作位置との間
で引揃え装置１０を通るフィラメント移行経路に接近、
離間するように、プラテン６２は枢動可能である。

スイングローラ３０の液圧ピストンおよびシリンダ果合
体７６は連続的に作動されてそのピストン７８を後退し
て所定の偏倚力を付与してローラ３０を駆動ベルト４２
と張力係合させ、駆動ベルト４２に所定の張力を維持す
る。ゴデツトローラ３２およびプラテン６２を動かす液
圧ピストンおよびシリンダ果合体７０．８４の操作は、
８６で示スマイクロコンビコータまたは他の適当なコン
トローラにより制御され、このコントローラには８８で
示すように引揃え整経システムの各停止装置および始動
＼停止制御装置が人力される。

正常の操作では、各ピストンおよびシステム果合体７０
．８４は作動されてそのピストン７２．８２を延出して
ゴデツトローラ３２およびプラテン６２を第２図、第３
図、第５図の操作位置に位置させる。その結果、スイン
グローラ３０は関連ピストンおよびシリンダ集合体７６
が実質的に延出する操作位置を占め、所望張力を駆動ベ
ルト４２に維持する。而して、フィラメントＦが引揃え
装置ＩＯを通じて第２図、第３図、第５図に示す移行経
路に沿って移行するとき、フィラメントＦはゴデツトロ
ーラ３４　（および、もし加熱されていればゴデツトロ
ーラ３２）の周部との接触により、特定フィラメントＦ
のガラス転移温度よりも少し上の温度まで加熱され、ゴ
デツトローラ３４と第１の巻き取りローラ３６との間の
速度差の結果、ゴデツトローラ３４との接触から離れる
点で、フィラメントを引揃え、即ち長さ方向に延伸する
。

次いでフィラメン）Ｆはプラテン６２の加熱面と接触し
て移行し、プラテンの高温はフィラメントＦをその引揃
えられた状態で熱セット、即ち結晶化する。

システムのクリールその他における停止装置８８がフィ
ラメント切断またはフィラメント張力の喪失により作動
されたときのように、引揃え装置を通るフィラメントの
移行が停止した場合、マイクロプロセッサ８６はシステ
ムの停止を認知し、電気駆動モータ５０．５８を自動的
に消勢［７、適当な制動装置（図示せず）を作動して引
揃えローラ２８，３０，３２，３４，３６，３８．４０
の減速と停止を制御する。同時に、マイクロプロセッサ
８６はピストンおよびシリンダ集合体８４のピストン８
２の後退を作動し、加熱プラテン６２をフィラメントＦ
から離れて第４図、第６図に示すプラテン６２の非操作
位置へ枢動させ、この枢動運動はローラの制動およびフ
ィラメント移行速度の対応低減と同期して正確に制御さ
れ、低減フィラメント速度に比例してフィラメントに対
する熱の付与を減少し、これによりフィラメントＦに対
する一定の熱付与を保証する。ローラおよびフィラメン
ト移行が停止すると直ちに、マイクロプロセッサ８６は
ピストンおよびシリンダ集合体７０のピストン７２の後
退を作動し、ゴデツトローラ３２を弧状経路を通じて第
４図、第６図の非操作位置へ動かす。ピストンおよびシ
リンダ集合体７６へ付与される液圧偏倚力により、ピス
トン７８が同時に後退してスイングローラ３０が弧状経
路を通じて第４図、第５図の非操作位置へ同期運動し、
これにより一定張力を駆動ベルト４２に連続的に維持す
る。

加熱プラテン６２およびスイングとゴデツトの各ローラ
３０．３２のかかる運動の結果、フィラメントＦは両ゴ
デツトローラ３２．３４およびプラテン６２との接触か
ら完全に除去され、フィラメントＦは実質的に直線の経
路で、非操作位置におけるスイングローラ３０との接触
を離れる点から第１の巻き取りローラ３６へ延びる。ス
イングローラ３０とゴデツトローラ３２の円弧運動中、
送りローラ２８とゴデツトローラ３４に関連した制動装
置は作動状態に留どまって駆動ベルト４８、駆動プーリ
４６および駆動ベルト４２を更に動かないように保持し
、またスイングローラ３０とゴデツトローラ３２に関連
した制動装置は解放されて、かかるローラが本質的にア
イドラローラとして回転するのを許容する。而して、フ
ィラメントの移行経路および駆動ベルト４２の移行経路
は第３−６図に見られるようにスイングローラ３０とゴ
デツトローラ３２との間において同じであるから、スイ
ングローラ３０とゴデツトローラ３２は拘束されて、フ
ィラメントＦへの引張力の付与を回避するのに必要な回
転程度と実質的に等しい程度まで円弧運動中に回転する
。

前述のように、スイングローラ３０の円弧運動は関連ピ
ストンおよびシリンダ集合体７６によりスイングローラ
３０へ付与された液圧偏倚力によリゴデノ１−ローラ３
２の円弧運動と同期し、スイングローラ３０はフィラメ
ントＦとの接触から外れるゴデツトローラ３２の円弧運
動から生じるフィラメント張力の喪失を直ちに吸収し、
また送りローラ２８と第１巻き取りローラ３６との間で
各フイラメンｌ−Ｆの全長を実質的に一定に維持し、ま
たかかる長さに沿う各フィラメントＦの張力を実質的に
一定に維持する。ゴデツトローラ３４との最後の接触場
所と第１巻き取りローラ３６との間でフィラメントＦに
その長さに沿って実質的に一定の張力を維持することに
より、各フィラメントＦの所謂引揃え点、即ち各フィラ
メントＦがゴデツトローラ３４と最後に接触しここで引
揃え力を最後に受けた点が同様に維持される。

引揃え整経システムのｉｆｆ始動のために、マイクロプ
ロセッサ８６はピストンおよびシリンダ集合体７６を作
動してゴデツトローラ３２をその操作位置へ復帰させ、
スイングローラ３０は関連ピストンおよびシリンダ集合
体７６の偏倚力に抗してその操作位置へ同期的に復帰［
２、フィラメンＩ−Ｆとの前の接触と同じ点でフィラメ
ント１７に係合する一方、かかる復帰運動に亙り一定の
フィラメント張力を維持する。次いで、引ｔｉ１え整経
システムは再始動してフィラメントの移行を再開し、ピ
ストンおよびシリンダ集合体８４は駆動モータ５０．５
８と同時に作動され、マイクロプロセッサは均一な熱の
付与を保証すべくフィラメントの増大移行速度に比例し
て操作位置へのプラテン６２の（υ帰枢動運動を制御す
る。その結果、過熱、過剰張力などからのフィラメント
の劣化は引揃え装置１０の停止および再始動時に阻止さ
れる。

故に本発明は広い効用と用途があることは当業者に容易
に理解されよう。ここに開示した以外の本発明の多（の
実施例と改作並びに多くの変化、改変および均等構成は
本発明の範囲から逸脱することなく以上の記載から明ら
かであろう。例えば、追加の加熱送りローラを設けてこ
れを送りローラ２８とスイングローラ３０との中間で別
個に駆動し、追加の引揃え帯域を確立して引揃え装置を
ナイロンフィラメントの引揃え整経に適用することがで
きる。故に、本発明は好適実施例に関して詳述したが、
この開示は本発明を例示するに過ぎず、本発明を充分に
理解するためのものである。」−記開示は本発明を限定
したり他の実施例、改作、変化、改変および均等構成を
除外するものではなく、本発明は特許請求の範囲のみに
より限定される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の引揃え装置の好適実施例を組み入れた
引揃え一整経システムの模式側面図、第２図は正常操作
モードにおける第１図の引（ｉえ一整経システムにおけ
る引揃え装置の斜面図、第３図は第１図の引揃え一整経
システムにおける引揃え装置の側面図であるが正常操作
モードにある引揃え装置を示す図、第４図は第３図と同
様の他の側面図であり非操作モードにある引揃え装置を
示す図、第５図は第３図の操作モードにある引揃え装置
を通る垂直断面図、第６図は第５図と同様の他の垂直断
面図であり第４図の非操作モードにある引揃え装置を示
す図、第７図は第３図と同様の側面図であって正常操作
モードにある本発明の弓揃え装置の他の実施例を示す図
である。 １０、、、引揃え装置、　２４．、、　　フレーム、２
８、、、送りローラ、　　３０．、、　　スイングロー
ラ、　　３２．３４１．　　ゴデツトローラ、３６．３
８．４０．、、　　巻き取りローラ。 日Ｇ、３ ＦＩＧ、　４

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、完全には配向していない複数の合成連続フィラメン
   トを整経ビームに巻くために平行関係に送出する繊維引
   揃え整経システムにおいて、引揃え装置であって、回転
   可能送りロールを備え、回転可能ゴデットロールを備え
   、順次周囲係合して移行するようフィラメントを纏い掛
   けする回転可能巻き取りロールを備え、前記ゴデットロ
   ールを加熱する手段を備え、前記ゴデットロールと前記
   巻き取りロールとの間での移行中に前記フィラメントを
   引揃えるために前記ゴデットロールと前記巻き取りロー
   ルとをそれぞれの相対速度で駆動する手段を備え、前記
   引揃え装置を停止させる停止手段を備え、前記停止手段
   に関連せしめられて引揃え装置の停止時に操作する手段
   を備えて前記フィラメントを前記ゴデットロールとの係
   合から除去して前記フィラメントへの熱の継続的付与を
   阻止する一方同時に前記送りロールと前記ゴデットロー
   ルとの中間でフィラメントに係合して前記ゴデットロー
   ルとの最後の接触場所と前記巻き取りロールとの間でそ
   れぞれの範囲に沿ってフィラメントに実質的に一定の張
   力を維持しかつ前記送りロールと前記巻き取りロールと
   の間にフィラメントの実質的に一定の長さを維持しまた
   この手段は前記引揃え装置の再始動時にも操作してフィ
   ラメントと前記ゴデットロールとの間の前の接触と同じ
   場所でフィラメントを前記ゴデットロールと再係合させ
   、前記フィラメント除去および再係合手段は所定の張力
   を除去されたフィラメントに、そのそれぞれの範囲に沿
   って、前記ゴデットロールとの最後の接触場所と前記巻
   き取りロールとの間で維持しかつフィラメントの実質的
   に一定な長さを前記送りロールと前記巻き取りロールと
   の間に維持する手段を備え、これにより前記引揃え装置
   の停止および始動中のフィラメントの劣化を阻止するよ
   うにした引揃え装置。 ２、前記フィラメント除去および再係合手段は前記第１
   の加熱されたゴデットロールのすぐ上流にフィラメント
   の移行経路に関して配置された第２の回転可能ゴデット
   ロールを含むことを特徴とする請求項１記載の繊維引揃
   え整経システムにおける引揃え装置。 ３、前記フィラメント除去および再係合手段は前記第２
   ゴデットロールを前記フィラメントに接近離間するよう
   変位させる手段を含むことを特徴とする請求項２記載の
   繊維引揃え整経システムにおける引揃え装置。 ４、前記フィラメント除去および再係合手段は前記送り
   ロールと前記第２ゴデットロールとの中間で前記フィラ
   メントに係合する回転可能スイングロールと、前記スイ
   ングロールを前記フィラメントに関してかつ前記第２ゴ
   デットロールを変位させる前記手段に同期して変位させ
   る手段とを含むことを特徴とする請求項３記載の繊維引
   揃え整経システムにおける引揃え装置。 ５、前記駆動手段は前記スイングロールと前記第１およ
   び第２ゴデットロールとの共通駆動手段、および前記ス
   イングロールと前記第２ゴデットロールとの変位中に前
   記スイングロールおよびゴデットロールの回転を許容す
   る手段を含むことを特徴とする請求項４記載の繊維引揃
   え整経システムにおける引揃え装置。 ６、前記第２ゴデットロールの前記変位手段および前記
   スイングロールの前記変位手段は、相互に関して互いに
   凹状の、前記第２ゴデットロールと前記スイングロール
   との弧状経路をそれぞれ規定することを特徴とする請求
   項４記載の繊維引揃え整経システムにおける引揃え装置
   。 ７、前記第２ゴデットロールの前記変位経路は前記第１
   ゴデットロールの一周側から反対の周側へ延びることを
   特徴とする請求項６記載の繊維引揃え整経システムにお
   ける引揃え装置。 ８、各前記ロールを片持ち態様で支持するフレームを設
   けて操作員がフィラメント挿通および同類操作のために
   ロールに近寄るのを容易ならしめたことを特徴とする請
   求項１記載の繊維引揃え整経システムにおける引揃え装
   置。 ９、各前記ロールの両端は前記フレームの両側から片持
   ち関係に延びることを特徴とする請求項８記載の繊維引
   揃え整経システムにおける引揃え装置。 １０、加熱されたプラテンを前記ゴデットロールと前記
   巻き取りロールとの間のフレーム移行経路に沿って配置
   し、また前記プラテンをフィラメント移行の停止に関連
   した前記引揃え装置の停止時に前記フィラメントから離
   れるように動かし、フィラメント移行の加速に関連した
   前記引揃え装置の再始動時に前記フィラメントへ向かう
   ように動かす手段を設けたことを特徴とする請求項１記
   載の繊維引揃え整経システムにおける引揃え装置。 １１、前記プラテン移動手段は前記引揃え装置の停止時
   に前記フィラメント除去および再係合手段に先立って操
   作しまた前記フィラメント除去および再係合手段の後で
   操作することを特徴とする請求項１０記載の繊維引揃え
   整経システムにおける引揃え装置。