JPH0233170B2 - Dengenonrisetsutokairo - Google Patents
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- JPH0233170B2 JPH0233170B2 JP58173601A JP17360183A JPH0233170B2 JP H0233170 B2 JPH0233170 B2 JP H0233170B2 JP 58173601 A JP58173601 A JP 58173601A JP 17360183 A JP17360183 A JP 17360183A JP H0233170 B2 JPH0233170 B2 JP H0233170B2
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- 238000012790 confirmation Methods 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 6
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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- G—PHYSICS
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- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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- General Physics & Mathematics (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、電源を投入するときにクリアパルス
を発生する電源オンリセツト回路に関する。
を発生する電源オンリセツト回路に関する。
一般に、デイジタル回路では電源を投入すると
きにシフトレジスタの内部でフリツプフロツプを
クリアするため、リセツトパルスを送出する必要
がある。このような理由から電源オンリセツト回
路としては、従来から種々のものが使用されてき
ている。その実例を第1図、ならびに第2図に示
す。第1図は、CR時定数を利用してリセツト動
作を行う形式の回路である。第1図において、1
1〜14は抵抗器、15はコンデンサ、16はト
ランジスタ、17は出力端子である。第1図に示
す電源オンリセツト回路においては、電源電圧の
立上り速度に起因してリセツトに不動作状態が生
ずるという問題点があつた。すなわち、電源電圧
の立上がり速度が遅い場合には、リセツト機能が
動作しないという欠点があつた。
きにシフトレジスタの内部でフリツプフロツプを
クリアするため、リセツトパルスを送出する必要
がある。このような理由から電源オンリセツト回
路としては、従来から種々のものが使用されてき
ている。その実例を第1図、ならびに第2図に示
す。第1図は、CR時定数を利用してリセツト動
作を行う形式の回路である。第1図において、1
1〜14は抵抗器、15はコンデンサ、16はト
ランジスタ、17は出力端子である。第1図に示
す電源オンリセツト回路においては、電源電圧の
立上り速度に起因してリセツトに不動作状態が生
ずるという問題点があつた。すなわち、電源電圧
の立上がり速度が遅い場合には、リセツト機能が
動作しないという欠点があつた。
第2図は、ダイオードの非直線特性を利用して
リセツト動作を行う形式の回路である。第2図に
おいて、201〜206は抵抗器、207,20
8はそれぞれ差動対を成すトランジスタ、211
〜21nはn個のダイオード、209はモノステ
ーブルマルチバイブレータ、210は出力端子で
ある。第2図に示す電源オンリセツト回路におい
ては、電源電圧がある規定値以上になるとn個の
ダイオード211〜21nが導通して電流が流
れ、差動対をなすトランジスタ207,208の
ベース電位が逆転してモノステーブルマルチバイ
ブレータ209を駆動する。これによつて、モノ
ステーブルマルチバイブレータ209はリセツト
パルスを発生する。
リセツト動作を行う形式の回路である。第2図に
おいて、201〜206は抵抗器、207,20
8はそれぞれ差動対を成すトランジスタ、211
〜21nはn個のダイオード、209はモノステ
ーブルマルチバイブレータ、210は出力端子で
ある。第2図に示す電源オンリセツト回路におい
ては、電源電圧がある規定値以上になるとn個の
ダイオード211〜21nが導通して電流が流
れ、差動対をなすトランジスタ207,208の
ベース電位が逆転してモノステーブルマルチバイ
ブレータ209を駆動する。これによつて、モノ
ステーブルマルチバイブレータ209はリセツト
パルスを発生する。
上記のように、いずれの場合も電源電圧の変動
による誤動作を防ぐためには、リセツト動作電位
を定常電位より低めに設定する必要があつた。こ
のとき、被リセツト動作回路が定常電位近くにな
らないと正常に動作しない場合には不確実性を含
むリセツト動作になるという欠点があつた。この
ため、リセツト動作電位の誤動作防止余裕を極め
て小さくとるか、あるいは被リセツト動作回路が
低電位でも動作するように設計しなくてはならな
いという欠点があつた。
による誤動作を防ぐためには、リセツト動作電位
を定常電位より低めに設定する必要があつた。こ
のとき、被リセツト動作回路が定常電位近くにな
らないと正常に動作しない場合には不確実性を含
むリセツト動作になるという欠点があつた。この
ため、リセツト動作電位の誤動作防止余裕を極め
て小さくとるか、あるいは被リセツト動作回路が
低電位でも動作するように設計しなくてはならな
いという欠点があつた。
本発明の目的は、第1〜第3の電位検出部によ
つて検出された相異なる電位レベル情報をゲート
してラツチするように構成することにより上記欠
点を除去し、電源回路の立上がり速度に影響され
ず、電極電圧の変動に対して十分な誤動作防止余
裕をとることができ、定常電位の近傍までに立上
がつてから始めてリセツト動作を行うことができ
るように構成した電源オンリセツト回路を提供す
ることにある。
つて検出された相異なる電位レベル情報をゲート
してラツチするように構成することにより上記欠
点を除去し、電源回路の立上がり速度に影響され
ず、電極電圧の変動に対して十分な誤動作防止余
裕をとることができ、定常電位の近傍までに立上
がつてから始めてリセツト動作を行うことができ
るように構成した電源オンリセツト回路を提供す
ることにある。
本発明による電源オンリセツト回路は、第1〜
第3の電位検出部と、第1および第2のRS形フ
リツプフロツプと、OR論理ゲート群とから成立
つ。
第3の電位検出部と、第1および第2のRS形フ
リツプフロツプと、OR論理ゲート群とから成立
つ。
第1の電位検出部は第1の一定電位を検出する
ためのものであり、第2の電位検出部は第1の一
定電位よりも絶対値の大きい第2の一定電位を検
出するためのものであり、第3の電位検出部は第
2の一定電位よりも絶対値の大きい第3の一定電
位を検出するためのものである。
ためのものであり、第2の電位検出部は第1の一
定電位よりも絶対値の大きい第2の一定電位を検
出するためのものであり、第3の電位検出部は第
2の一定電位よりも絶対値の大きい第3の一定電
位を検出するためのものである。
論理ゲート群は電源オンの条件に従い前記第1
の電位検出部の第1の一定電位検出により前記第
1および第2のRS形フリツプフロツプをリセツ
トし、前記第2の電位検出部の第2の一定電位検
出により前記第1および第2のRS形フリツプフ
ロツプをセツト可能状態とし、前記第3の電位検
出部の第3の一定電位検出により前記第1のRS
形フリツプフロツプをセツト状態にして片方向形
の電源オンリセツト信号を出力する一方、前記第
3の電位検出部の第3の一定電位検出により被リ
セツト回路に与える信号を反転し、これによつて
前記被リセツト回路から出力されるリセツト確認
信号により前記第2のRSフリツプフロツプをセ
ツトさせ前記第2のRSフリツプフロツプのQ出
力により前記反転させられた信号を元のレベルに
戻すことにより準パルス形式の電源オンリセツト
信号を出力するとともに電源電圧が前記第3の一
定電位に達し前記電源オンリセツト信号が出力さ
れた後再度前記第3の一定電位以下になつた場合
でも、前記第1と第2のRSフリツプフロツプの
セツト状態を維持して前記片方向形および準パル
ス形式の電源リセツト信号のレベル変動を抑え、
さらに前記電源電圧が下降して前記第2の一定電
位以下になつた場合、前記第1と第2のRSフリ
ツプフロツプを再度リセツト状態にし、前記片方
向形の電源オンリセツト信号を元のリベルに戻
し、かつ、前記準パルス形式の電源リセツト信号
にレベル変動がないようにするためのものであ
る。
の電位検出部の第1の一定電位検出により前記第
1および第2のRS形フリツプフロツプをリセツ
トし、前記第2の電位検出部の第2の一定電位検
出により前記第1および第2のRS形フリツプフ
ロツプをセツト可能状態とし、前記第3の電位検
出部の第3の一定電位検出により前記第1のRS
形フリツプフロツプをセツト状態にして片方向形
の電源オンリセツト信号を出力する一方、前記第
3の電位検出部の第3の一定電位検出により被リ
セツト回路に与える信号を反転し、これによつて
前記被リセツト回路から出力されるリセツト確認
信号により前記第2のRSフリツプフロツプをセ
ツトさせ前記第2のRSフリツプフロツプのQ出
力により前記反転させられた信号を元のレベルに
戻すことにより準パルス形式の電源オンリセツト
信号を出力するとともに電源電圧が前記第3の一
定電位に達し前記電源オンリセツト信号が出力さ
れた後再度前記第3の一定電位以下になつた場合
でも、前記第1と第2のRSフリツプフロツプの
セツト状態を維持して前記片方向形および準パル
ス形式の電源リセツト信号のレベル変動を抑え、
さらに前記電源電圧が下降して前記第2の一定電
位以下になつた場合、前記第1と第2のRSフリ
ツプフロツプを再度リセツト状態にし、前記片方
向形の電源オンリセツト信号を元のリベルに戻
し、かつ、前記準パルス形式の電源リセツト信号
にレベル変動がないようにするためのものであ
る。
上記において、第1〜第3の電位検出部のそれ
ぞれは差動npnトランジスタ対と、直列接続され
た複数のnpnトランジスタと、複数の抵抗器とか
ら成る。差動npnトランジスタ対は一定電位を検
出するために使用するものである。直列接続され
た複数のnpnトランジスタは、差動npnトランジ
スタ対の片方のベースにバイアス電圧を与えるた
めのものである。複数の抵抗器は差動npnトラン
ジスタ対と直列接続された複数のnpnトランジス
タとにより差動段を形成するためのものである。
各電位検出部においては、上記構成により電源電
圧を増加させて一定電位に至ると差動npnトラン
ジスタ対に流れる電流間に交叉が生ずることによ
り一定電位を検出するように構成したものであ
る。
ぞれは差動npnトランジスタ対と、直列接続され
た複数のnpnトランジスタと、複数の抵抗器とか
ら成る。差動npnトランジスタ対は一定電位を検
出するために使用するものである。直列接続され
た複数のnpnトランジスタは、差動npnトランジ
スタ対の片方のベースにバイアス電圧を与えるた
めのものである。複数の抵抗器は差動npnトラン
ジスタ対と直列接続された複数のnpnトランジス
タとにより差動段を形成するためのものである。
各電位検出部においては、上記構成により電源電
圧を増加させて一定電位に至ると差動npnトラン
ジスタ対に流れる電流間に交叉が生ずることによ
り一定電位を検出するように構成したものであ
る。
次に本発明について図面を参照して詳細に説明
する。
する。
第3図は、本発明による電源オンリセツト回路
に使用する電位検出部の一実施例を示す回路図で
ある。第3図において、301〜308は抵抗
器、311〜314はトランジスタである。
に使用する電位検出部の一実施例を示す回路図で
ある。第3図において、301〜308は抵抗
器、311〜314はトランジスタである。
第4図は、第3図の各部の電位変化と電源電圧
の変化との両者を時間の関数として表わしたグラ
フである。
の変化との両者を時間の関数として表わしたグラ
フである。
第3図において、点a〜点iは第4図の曲線a
〜曲線dの電位変化と対応している。第4図にお
いて、曲線aと曲線bとは第3図に示した差動ト
ランジスタ対311,312のベース部分であ
り、電源電圧の変化に対してそれぞれ異なつた傾
きを有している。第3図において、トランジスタ
311,312のベース・エミツタ間に形成され
たダイオードの内部インピーダンスは非線形特性
を有するため、電位が低いときにはトランジスタ
311は導通し、トランジスタ311に電流が流
れている。逆に、トランジスタ312は遮断して
いるため、このトランジスタには電流は流れてい
ない。この関係は、第4図において曲線aと曲線
bとが交差し、電源電圧が第4図における点eの
検知電圧になるまで続き、その後、この関係は逆
転する。そこで、第3図のトランジスタ311は
遮断してトランジスタ312が導通状態になり、
このトランジスタに電流が流れる。これにより、
第4図においては曲線dに示す出力信号が得られ
る。第3図において点d′における電位、すなわ
ち、抵抗器307と308との相対関係を変える
ことによつて、この検知電圧Vdを変化させるこ
とができる。検知電圧Vdは Vd≒2VBE/(R2/R1+R2−R7/R7+R8) (1) で与えられる。ここで、R1,R2,R7,R8はそれ
ぞれ抵抗器301,302,307,308の抵
抗値である。また、VBEはトランジスタ311,
312のベース・エミツタ間の順電圧である。
〜曲線dの電位変化と対応している。第4図にお
いて、曲線aと曲線bとは第3図に示した差動ト
ランジスタ対311,312のベース部分であ
り、電源電圧の変化に対してそれぞれ異なつた傾
きを有している。第3図において、トランジスタ
311,312のベース・エミツタ間に形成され
たダイオードの内部インピーダンスは非線形特性
を有するため、電位が低いときにはトランジスタ
311は導通し、トランジスタ311に電流が流
れている。逆に、トランジスタ312は遮断して
いるため、このトランジスタには電流は流れてい
ない。この関係は、第4図において曲線aと曲線
bとが交差し、電源電圧が第4図における点eの
検知電圧になるまで続き、その後、この関係は逆
転する。そこで、第3図のトランジスタ311は
遮断してトランジスタ312が導通状態になり、
このトランジスタに電流が流れる。これにより、
第4図においては曲線dに示す出力信号が得られ
る。第3図において点d′における電位、すなわ
ち、抵抗器307と308との相対関係を変える
ことによつて、この検知電圧Vdを変化させるこ
とができる。検知電圧Vdは Vd≒2VBE/(R2/R1+R2−R7/R7+R8) (1) で与えられる。ここで、R1,R2,R7,R8はそれ
ぞれ抵抗器301,302,307,308の抵
抗値である。また、VBEはトランジスタ311,
312のベース・エミツタ間の順電圧である。
第5図は、本発明による電源オンリセツト回路
の一実施例を示すブロツク図である。第5図にお
いて、501〜503は第1〜第3の電位検出
部、504はOR/NORゲート、505,509
はNORゲート、506はORゲート、507,5
08は第1および第2のフリツプフロツプであ
る。第5図において、第1の電位検出部301の
検知電位をV1に設定し、電源電圧が検知電位V1
を越えた場合に出力QをHレベルからLレベルに
まで変化することができるように設定する。ま
た、第2の電位検出部502の検知電位をV2に
設定し、第3の電位検出部503の検知電位を
V3に設定しておく、負電源により回路を駆動す
る場合には、これらの電位はV1>V2>V3が満足
されるように設定する。リセツト確認信号がp点
においてLレベルからHレベルにまで変化するよ
う、外部回路と接続する。具体的には、外部回路
のフリツプフロツプのリセツト端子を本発明によ
る電源オンリセツト回路の第2の出力端子である
o点に接続し、外部回路のフリツプフロツプの出
力をp点に接続する。第5図において、第1お
よび第2のフリツプフロツプ507,508の
RS形フリツプフロツプは、入力の立上がり判定
ができるような電圧制御形のものを使用する。
の一実施例を示すブロツク図である。第5図にお
いて、501〜503は第1〜第3の電位検出
部、504はOR/NORゲート、505,509
はNORゲート、506はORゲート、507,5
08は第1および第2のフリツプフロツプであ
る。第5図において、第1の電位検出部301の
検知電位をV1に設定し、電源電圧が検知電位V1
を越えた場合に出力QをHレベルからLレベルに
まで変化することができるように設定する。ま
た、第2の電位検出部502の検知電位をV2に
設定し、第3の電位検出部503の検知電位を
V3に設定しておく、負電源により回路を駆動す
る場合には、これらの電位はV1>V2>V3が満足
されるように設定する。リセツト確認信号がp点
においてLレベルからHレベルにまで変化するよ
う、外部回路と接続する。具体的には、外部回路
のフリツプフロツプのリセツト端子を本発明によ
る電源オンリセツト回路の第2の出力端子である
o点に接続し、外部回路のフリツプフロツプの出
力をp点に接続する。第5図において、第1お
よび第2のフリツプフロツプ507,508の
RS形フリツプフロツプは、入力の立上がり判定
ができるような電圧制御形のものを使用する。
第6図のタイミング図を参照し、第5図におけ
る点g〜点pの動作波形を説明する。第6図は、
外部回路がリセツト状態に入る過程を時系列によ
り示したタイミング図である。図中、各波形のレ
ベル変化点間に記載されている曲線上の矢印はそ
の矢印の起点の波形出力が原因で矢印先端の示す
波形出力がレベル変化することを示す。電源電圧
がOV、あるいはOV付近の状態から電圧V1にな
ると、第1の電位検出部501の出力QはLレベ
ルになる。このとき、第2の電位検出部502の
出力はLレベルに保たれているので、OR/
NORゲート504のNOR出力はHレベルにな
り、第1のフリツプフロツプ507にはリセツト
がかかる。このとき、第1のフリツプフロツプ5
07のS端子はLレベルにある。p点がLレベル
にある場合にはリセツトがかかつていないので、
この場合にはNORゲート505の出力はHレベ
ルとなり、第2のフリツプフロツプ508にはリ
セツトがかかつて、第1および第2のフリツプフ
ロツプ507,508の出力Qは共にLレベルに
なる。しかしながら、p点がHレベルにある場合
には外部の被リセツト回路のリセツトが初初期状
態よりかかつているので、この場合第2のフリツ
プフロツプ508にはリセツトがかからない。し
たがつて、この場合には電位が定常状態になつて
も第5図の電源オンリセツト回路はリセツト信号
を送出しない。次に電源電圧がV2になると、第
2の電位検出部502の出力QはLレベルにな
る。このときには同時に、第1および第2のフリ
ツプフロツプ507,508のリセツト側は共に
Lレベルになる。この場合には、第1のフリツプ
フロツプ507の出力はHレベルになつている
ため、n点の状態はHレベルのままに保たれ、さ
らにi点がHレベルであるためにo点はLレベル
に保たれている。次に、電源電圧がV3になると、
第3の電位検出部503の出力QはLレベルとな
る。外部の被リセツト回路にリセツトがかかつて
いないときには、第2のフリツプフロツプの出力
QはLレベルであるので、o点はHレベルとなつ
てリセツト確認信号が入力され、再びo点はLレ
ベルとなる。なお、p点の出力は被セツト回路が
リセツトされていなければLレベルであるが、被
リセツト回路が本発明の電源オンリセツト回路に
よりリセツトされp点がHレベルとなり、動作を
終れた後、電源を落とし、再度電源を投入したと
きにはp点はLレベルになつているのが通常であ
る。また、電源電圧がV3になると、第1のフリ
ツプフロツプ507にセツト信号が入り、出力
のk点はLレベルとなつて点nはHレベルからL
レベルに変化する。この後、電源変動により電源
電圧がV3以下になつても、この状態には変化は
生じない。すなわち、この場合の電源変動に対す
る余裕は、定常電圧をVsとしたとき、Vs−V2>
0により与えられ、この条件を満たせばリセツト
が再動作することはない。このとき、リセツト動
作電圧V3はほぼ上記定常電圧に設定できる。本
実施例による電源オンリセツト回路の出力には第
6図の曲線oに示すように準パルス形出力と、第
6図の曲線nに示すように片方向形出力との2種
類があり、用途に応じていずれかを選択的に使用
することができる。例えば、光中継器において、
本実施例による電源オンリセツト回路の第2の出
力端子(第5図のo点)をRS形フリツプフロツ
プに接続し、第1の出力端子(第5図のn点)を
LD駆動電流制御回路の非動作端子に接続すると
仮定する。LD駆動電流制御回路は定常電圧時に
正常動作するよう設計されており、定常電圧にな
るまではLD駆動電流を0に保つておき、定常電
圧の近傍においてLD駆動電流制御回路に電流制
御機能を引き渡すことが望ましい。また、フリツ
プフロツプも設計によつては、定常電位の近傍に
ならないとリセツト動作しないものがある。した
がつて、リセツト動作も定常電位の近傍において
行うことが望ましい。誤動作防止余裕とリセツト
動作電圧とは無関係であるため、本発明ではリセ
ツト動作を任意の電位に設定できる。したがつ
て、上記のような光中継器に適しているわけであ
る。
る点g〜点pの動作波形を説明する。第6図は、
外部回路がリセツト状態に入る過程を時系列によ
り示したタイミング図である。図中、各波形のレ
ベル変化点間に記載されている曲線上の矢印はそ
の矢印の起点の波形出力が原因で矢印先端の示す
波形出力がレベル変化することを示す。電源電圧
がOV、あるいはOV付近の状態から電圧V1にな
ると、第1の電位検出部501の出力QはLレベ
ルになる。このとき、第2の電位検出部502の
出力はLレベルに保たれているので、OR/
NORゲート504のNOR出力はHレベルにな
り、第1のフリツプフロツプ507にはリセツト
がかかる。このとき、第1のフリツプフロツプ5
07のS端子はLレベルにある。p点がLレベル
にある場合にはリセツトがかかつていないので、
この場合にはNORゲート505の出力はHレベ
ルとなり、第2のフリツプフロツプ508にはリ
セツトがかかつて、第1および第2のフリツプフ
ロツプ507,508の出力Qは共にLレベルに
なる。しかしながら、p点がHレベルにある場合
には外部の被リセツト回路のリセツトが初初期状
態よりかかつているので、この場合第2のフリツ
プフロツプ508にはリセツトがかからない。し
たがつて、この場合には電位が定常状態になつて
も第5図の電源オンリセツト回路はリセツト信号
を送出しない。次に電源電圧がV2になると、第
2の電位検出部502の出力QはLレベルにな
る。このときには同時に、第1および第2のフリ
ツプフロツプ507,508のリセツト側は共に
Lレベルになる。この場合には、第1のフリツプ
フロツプ507の出力はHレベルになつている
ため、n点の状態はHレベルのままに保たれ、さ
らにi点がHレベルであるためにo点はLレベル
に保たれている。次に、電源電圧がV3になると、
第3の電位検出部503の出力QはLレベルとな
る。外部の被リセツト回路にリセツトがかかつて
いないときには、第2のフリツプフロツプの出力
QはLレベルであるので、o点はHレベルとなつ
てリセツト確認信号が入力され、再びo点はLレ
ベルとなる。なお、p点の出力は被セツト回路が
リセツトされていなければLレベルであるが、被
リセツト回路が本発明の電源オンリセツト回路に
よりリセツトされp点がHレベルとなり、動作を
終れた後、電源を落とし、再度電源を投入したと
きにはp点はLレベルになつているのが通常であ
る。また、電源電圧がV3になると、第1のフリ
ツプフロツプ507にセツト信号が入り、出力
のk点はLレベルとなつて点nはHレベルからL
レベルに変化する。この後、電源変動により電源
電圧がV3以下になつても、この状態には変化は
生じない。すなわち、この場合の電源変動に対す
る余裕は、定常電圧をVsとしたとき、Vs−V2>
0により与えられ、この条件を満たせばリセツト
が再動作することはない。このとき、リセツト動
作電圧V3はほぼ上記定常電圧に設定できる。本
実施例による電源オンリセツト回路の出力には第
6図の曲線oに示すように準パルス形出力と、第
6図の曲線nに示すように片方向形出力との2種
類があり、用途に応じていずれかを選択的に使用
することができる。例えば、光中継器において、
本実施例による電源オンリセツト回路の第2の出
力端子(第5図のo点)をRS形フリツプフロツ
プに接続し、第1の出力端子(第5図のn点)を
LD駆動電流制御回路の非動作端子に接続すると
仮定する。LD駆動電流制御回路は定常電圧時に
正常動作するよう設計されており、定常電圧にな
るまではLD駆動電流を0に保つておき、定常電
圧の近傍においてLD駆動電流制御回路に電流制
御機能を引き渡すことが望ましい。また、フリツ
プフロツプも設計によつては、定常電位の近傍に
ならないとリセツト動作しないものがある。した
がつて、リセツト動作も定常電位の近傍において
行うことが望ましい。誤動作防止余裕とリセツト
動作電圧とは無関係であるため、本発明ではリセ
ツト動作を任意の電位に設定できる。したがつ
て、上記のような光中継器に適しているわけであ
る。
本発明は以上説明したように、第1〜第3の電
位検出部によつて検出された相異なる電位レベル
情報をゲートしてラツチするように構成すること
により、電源オンリセツト動作電位と誤動作防止
余裕とが無相関にできることを利用し、定常電位
の近傍のみにおいて正常に動作するようなリセツ
ト動作を定常電位の極く近傍において実施でき、
さらに電源変動による誤動作の防止余裕も十分取
ることができるという効果がある。
位検出部によつて検出された相異なる電位レベル
情報をゲートしてラツチするように構成すること
により、電源オンリセツト動作電位と誤動作防止
余裕とが無相関にできることを利用し、定常電位
の近傍のみにおいて正常に動作するようなリセツ
ト動作を定常電位の極く近傍において実施でき、
さらに電源変動による誤動作の防止余裕も十分取
ることができるという効果がある。
第1図は、従来技術による電源オンリセツト回
路の一例を示す回路図である。第2図は、従来技
術による電源オンリセツト回路の他の一例を示す
回路図である。第3図は、本発明による電源オン
リセツト回路に使用する電位検出部の一実施例の
回路図である。第4図は、第3図に示す電位検出
部の各部における信号波形を示す図である。第5
図は、第3図に示す電位検出部を備えた電源オン
リセツト回路の一実施例を示すブロツク図であ
る。第6図は、第5図に示す電源オンリセツト回
路の各部における信号波形を示す図である。 11〜14,201〜206,301〜308
……抵抗器、15……コンデンサ、16,20
7,208,311〜314……トランジスタ、
211〜21n……ダイオード、209……モノ
ステーブルマルチバイブレータ、501〜503
……電位検出部、504〜506,509……ゲ
ート、507,508……フリツプフロツプ、1
7,210……端子、a〜p……チエツク点表示
記号。
路の一例を示す回路図である。第2図は、従来技
術による電源オンリセツト回路の他の一例を示す
回路図である。第3図は、本発明による電源オン
リセツト回路に使用する電位検出部の一実施例の
回路図である。第4図は、第3図に示す電位検出
部の各部における信号波形を示す図である。第5
図は、第3図に示す電位検出部を備えた電源オン
リセツト回路の一実施例を示すブロツク図であ
る。第6図は、第5図に示す電源オンリセツト回
路の各部における信号波形を示す図である。 11〜14,201〜206,301〜308
……抵抗器、15……コンデンサ、16,20
7,208,311〜314……トランジスタ、
211〜21n……ダイオード、209……モノ
ステーブルマルチバイブレータ、501〜503
……電位検出部、504〜506,509……ゲ
ート、507,508……フリツプフロツプ、1
7,210……端子、a〜p……チエツク点表示
記号。
Claims (1)
- 1 第1の一定電位を検出するための第1の電位
検出部と、前記第1の一定電位よりも絶対値の大
きい第2の一定電位を検出するための第2の電位
検出部と、前記第2の一定電位よりも絶対値の大
きい第3の一定電位を検出するための第3の電位
検出部と、第1のRS形フリツプフロツプと、第
2のRS形フリツプフロツプと、論理ゲート群と
を具備し、前記論理ゲート群は電源オンの条件に
従い前記第1の電位検出部の第1の一定電位検出
により前記第1および第2のRS形フリツプフロ
ツプをリセツトし、前記第2の電位検出部の第2
の一定電位検出により前記第1および第2のRS
形フリツプフロツプをセツト可能状態とし、前記
第3の電位検出部の第3の一定電位検出により前
記第1のRS形フリツプフロツプをセツト状態に
して片方向形の電源オンリセツト信号を出力する
一方、前記第3の電位検出部の第3の一定電位検
出により被リセツト回路に与える信号を反転し、
これによつて前記被リセツト回路から出力される
リセツト確認信号により前記第2のRSフリツプ
フロツプをセツトさせ前記第2のRSフリツプフ
ロツプのQ出力により前記反転させられた信号を
元のレベルに戻すことにより準パルス形式の電源
オンリセツト信号を出力するとともに電源電圧が
前記第3の一定電位に達し前記電源オンリセツト
信号が出力された後再度前記第3の一定電位以下
になつた場合でも、前記第1と第2のRSフリツ
プフロツプのセツト状態を維持して前記片方向形
および準パルス形式の電源リセツト信号のレベル
変動を抑え、さらに前記電源電圧が下降して前記
第2の一定電位以下になつた場合、前記第1と第
2のRSフリツプフロツプを再度リセツト状態に
し、前記片方向形の電源オンリセツト信号を元の
レベルに戻し、かつ前記準パルス形式の電源リセ
ツト信号にレベル変動がないように構成し、前記
第1〜第3の電位検出部のそれぞれが前記一定電
位を検出するための差動トランジスタ対と、前記
差動トランジスタ対の片方のベースにバイアス電
圧を与えるための直列接続された複数のトランジ
スタと、前記差動トランジスタ対と前記直列接続
された複数のトランジスタとにより差動段を形成
するための複数の抵抗器とから成り、電源電圧を
増加させて前記一定電位に至ると前記差動トラン
ジスタ対に流れる電流間に交叉が生ずることによ
り前記一定電位が検出されるように構成したもの
であることを特徴とする電源オンリセツト回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58173601A JPH0233170B2 (ja) | 1983-09-20 | 1983-09-20 | Dengenonrisetsutokairo |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58173601A JPH0233170B2 (ja) | 1983-09-20 | 1983-09-20 | Dengenonrisetsutokairo |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6065316A JPS6065316A (ja) | 1985-04-15 |
JPH0233170B2 true JPH0233170B2 (ja) | 1990-07-25 |
Family
ID=15963623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58173601A Expired - Lifetime JPH0233170B2 (ja) | 1983-09-20 | 1983-09-20 | Dengenonrisetsutokairo |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0233170B2 (ja) |
-
1983
- 1983-09-20 JP JP58173601A patent/JPH0233170B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6065316A (ja) | 1985-04-15 |
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