JPH0233133Y2 - - Google Patents

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JPH0233133Y2
JPH0233133Y2 JP12269982U JP12269982U JPH0233133Y2 JP H0233133 Y2 JPH0233133 Y2 JP H0233133Y2 JP 12269982 U JP12269982 U JP 12269982U JP 12269982 U JP12269982 U JP 12269982U JP H0233133 Y2 JPH0233133 Y2 JP H0233133Y2
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JP
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gear
correction
shaft
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notch
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JP12269982U
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JPS5927415U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は可動式指示部を有する計器の指示基
点を修正する指示基点修正装置に関するものであ
る。
最近、自動車などの各種車輌に走行中の路面の
傾きを定量的に指示する計器として傾斜計が搭載
されつつある。この傾斜計としては、被測定車体
の傾きに応じて回転自在に支持された重錘を含む
駆動部を設け、この駆動部の回転トルクを従動部
に伝達することにより、該従動部の軸に固定され
た指示ダイヤルにより傾斜角を指示する歯車伝達
による重錘式のものがある。しかし、この種の傾
斜針は、製造工程時における零点指示の誤差や車
体への取付け時の水平度の誤差,荷物などの片積
みによる車輌の傾きなどにより、本来零点を指示
すべきときに零点を示さない場合が生じる。その
ため指示基点修正装置を設け、本来零点を指示す
べきときに零点を示すように指示値を修正してい
る。
第1図は従来の指示基点修正装置の一例を適用
した傾斜計の正面図である。同図において1は回
動自在な修正ギヤーであり、この修正ギヤー1は
通常は従動ギヤー2と噛合しており、修正ギヤー
1を回転させると従動ギヤー2が回転し、この修
正ギヤー1を手前,即ち紙面表側に引いた後に回
転させれば傾斜動ギヤー3が回転するようになつ
ている。4および5は指示基点修正用のギヤーで
あり、円板6および7とそれぞれ一体に取付けら
れ、従動ギヤー2および3にそれぞれ噛合してい
る。8および9はギヤー4および5の可動範囲を
制限するストツパであり、内機10に固定され、
円板6および7より上方にありギヤー4および5
の当接部4aおよび5aとそれぞれ当接するよう
になつている。11および12はヒゲゼンマイで
あり、外端が円板6および7に、内端が指針軸1
3および14にそれぞれ固定されている。指針軸
13および14には図示しない指針またはダイヤ
ルが取付けられ、左右および前後傾斜に対応した
指示を行うようになつている。
このように構成された従来の傾斜計において、
修正ギヤー1の回転によつて従動ギヤー2または
3が回転し、この結果ギヤー4または5が回動す
る。円板6および7はギヤー4および5とそれぞ
れ一体に取付けられているので、ギヤー4または
5が回転することによつて一体に回転する。従が
つてヒゲゼンマイ11または12のトルクバラン
スが変り、トルクバランスの変化分だけ指針軸1
3または14が回転し、指示基点が補正される。
この時、ヒゲゼンマイ11および12を保護する
目的と、修正範囲はギヤー4または5の回転角が
180度の範囲で十分であることからストツパ8お
よび9によつてギヤー4または5の可動範囲を制
限している。
しかしながらギヤー4または5の当接部4aま
たは5aがストツパ8または9に当接した後も修
正ギヤー1に過大な回転力を与えると、ギヤー1
〜5またはストツパ8,9に無理な力がかかり、
いずれかが破損してしまう欠点を有していた。
したがつてこの考案の目的は、修正ギヤーに過
大な回転力を与えた時にも、指示基点修正装置を
構成している構成部品が破損しないようにした指
示基点修正装置を提供することにある。
このような目的を達成するためにこの考案は、
中心部に穴を穿設したギヤー部と、この穴に回動
自在に挿入した修正軸と、この修正軸を所定の力
によつてギヤー部に押圧する修正バネとによつて
修正ギヤーを構成したものである。以下、実施例
を示す図面を用いてこの考案を詳細に説明する。
第2図はこの考案の一実施例を適用した傾斜計
の正面図であり、第1図と同一部分は同記号を用
いている。
この考案の特徴は修正ギヤー1にあり、第3図
Aはこの修正ギヤー1を表わす正面図、第3図B
は第3図AのA−A′断面図である。図において、
100はギヤー部であり、このギヤー部100は
第4図に示すようにD形部101を有している。
そして、D形部101はギヤー部100の中心部
100aを含み、その中心部100a付近に直線
部(第4図では便宜上点線で示している)101
aが位置するように形成されている。このD形部
101にはギヤー部100の中心部100aから
所定の半径の穴101bが穿設されており、その
穴101bの円周部はD形部101の直線部10
1aを一部切欠いている。102は修正軸であつ
て、円周上の一個所に切欠き部102aを有して
おり、第5図の右側面図に示すように、切欠き部
102aの反対側にも切欠き部102bが設けら
れている。そして、修正軸102の切欠き部10
2a,102b側はD形部101の穴101bに
回動自在に挿入されている。103はスリツプバ
ネであつて、両端がD形部101の周面に押圧さ
れるよう形成されており、この押圧力によつて修
正軸102をD形部101に穿設された穴101
bの壁に押圧している。第6図は第2図のA−A
断面を表わしており、修正ギヤー1,従動ギヤー
2,3を取付けた状態を示している。修正ギヤー
1,従動ギヤー2,3は内機10の突起10a〜
10cに回動自在に取付けられ、かつ従動ギヤー
3は従動ギヤー2よりも上方に取付けられてい
る。修正ギヤー1は復帰バネ104によつて突起
10aに押圧される力が付勢されており、通常時
は従動ギヤー2と噛合している。そして、復帰バ
ネ104の力に抗して修正軸102を引上げる
と、修正ギヤー1は第6図で上方に移動し、従動
ギヤー3と噛合するようになつている。
このように構成された傾斜計の動作は次の通り
である。修正軸102はスリツプバネ103によ
つて修正ギヤー1のギヤー部100に設けられた
D形部101に押圧されているので、修正軸10
2を回転させるとギヤー部100は一体に回転す
る。この結果、従動ギヤー2および基点修正用の
ギヤー4も回転する。ギヤー4は可動範囲の限界
に達すると、当接部4aがストツパ8に当接して
回転を停止する。更に修正軸102を回転させた
場合、ギヤー4の当接部4aとストツパ8が当接
しているので修正ギヤー1のギヤー部100は回
転しない。
この結果、修正軸102はスリツプバネ103
の押圧力に抗して回転をするようになる。この
時、スリツプバネ103は修正軸102の切欠き
部102bに食込んでいるので、修正軸102と
一体に回転を始める。そしてスリツプバネ103
の内側はD形部101と当接すると、それ以上は
回動しなくなる。この結果、スリツプバネ103
は修正軸102の円周部で押されてD形部101
の直線部101aから離れ、第7図の位置まで達
する。更に修正軸102が回転すると、切欠き部
102aがスリツプバネ103の内面側に位置す
るようになるので、スリツプバネ103は第3図
Aに示すように元の位置に戻る。
このように修正軸102を回転すると、最初は
修正軸102とギヤー部100が一体に回転する
が、ギヤー4の当接部4aがストツパ8に当接し
た後は修正軸102だけが回転をするので基点修
正装置を構成するギヤー部100,従動ギヤー
4,ストツパ8は所定量以上の力がかからず破損
することはない。
次に、修正ギヤー4を手前に引いて回転させる
と、先に説明したように従動ギヤー3および基点
修正用のギヤー5が回転する。そして、ギヤー5
の当接部5aがストツパー9に当接した後は先に
説明したと同じように、修正軸102だけが回転
してギヤー部100,従動ギヤー3,基点修正用
のギヤー5を破損から保護する。
第8図および第9図は傾斜計の動作を説明する
ための図であり、第8図が正面図、第9図は第8
図の断面図である。図において、15は左右傾斜
表示用のダイヤル、16は前後傾斜表示用のダイ
ヤルであり、ダイヤル15および16の前面側パ
ネル17には傾斜角が表示されている。18はツ
マミであつて修正軸102に圧入されている。1
9は前後傾斜の駆動ギヤー、20はこの駆動ギヤ
ー19と直交して噛合している従動ギヤーであ
り、駆動ギヤー19の円周上の鉛直位置には駆動
源となる錘19a(便宜上90度ずらして図示する)
が設けられている。21は左右傾斜の駆動ギヤ
ー、22はこの駆動ギヤー21と水平に噛合する
従動ギヤーであり、駆動ギヤー21の円周上の鉛
直位置には駆動源となる錘21a(便宜上90度ず
らして図示する)が設けられている。
このように構成された傾斜計において、前後傾
斜が与えられた時、駆動ギヤー19が傾斜量に対
応して回転する。これにともない、従動ギヤー2
0も回転するので、従動ギヤー20と指針軸14
が一体に回転する。従つて、指針軸14のパネル
側部分に圧入されているダイヤル16が回転し、
前部傾斜が表示される。
同様に、左右傾斜が与えられると、駆動ギヤー
21が回転し、これにともなつて従動ギヤー22
が回転するので、この従動ギヤー22とダイヤル
15が一体に回転して左右傾斜が表示される。
なお以上の実施例は傾斜計に用いた場合につい
て説明したが、この考案に係る基点修正装置は傾
斜計だけに限定されるものではなく、可動式の表
示部を有する計器で、可動範囲の制限されるもの
であれば全ての計器に使用できる。
以上説明したようにこの考案に係る基点修正装
置は、修正ギヤーに穿設した穴に挿入した修正軸
を所定の力で修正ギヤーに押圧して、通常は修正
軸と修正ギヤーを一体に回転させ、修正軸に所定
量以上の回転力が与えられた時は修正軸だけが押
圧力に抗して回転するので、基点修正装置を構成
する部品に無理な力がかからず、これらの部品が
破損することがないという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来から用いられている基点修正装置
の一例を適用した傾斜計の正面図、第2図はこの
考案に係る基点修正装置の一実施例を適用した傾
斜計の正面図、第3図は第2図に示す修正ギヤー
の平面図および断面図、第4図は第3図に示すギ
ヤー部の平面図、第5図は第3図Bのうち、修正
軸の右側面図、第6図は第2図に示す傾斜計のA
−A断面図、第7図は修正ギヤーの平面図であ
り、修正軸を回転した時の状態を示す図、第8図
および第9図は傾斜計の正面図および横断面図で
ある。 1……修正ギヤー、2,3……従動ギヤー、
4,5……ギヤー、8,9……ストツパ、100
……ギヤー部、101……D形部、102……修
正軸、103……スリツプバネ、104……復帰
バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 修正ギヤーによつて駆動される指示基点修正用
    のギヤーと、この指示基点修正用のギヤーの可動
    範囲を制限するストツパとを有する指示基点修正
    装置において、中心部を含み、その中心部付近に
    直線部分が位置するように形成されたD形部とそ
    のD形部の直線部分を一部切欠くように中心部に
    穿設された穴とを有するギヤー部と、周辺部の少
    なくとも1個所に切欠き部を有し、この切欠き部
    が回動自在な状態で前記穴に挿入された修正軸
    と、この修正軸を前記ギヤー部に押圧するスリツ
    プバネとで構成される修正ギヤーを備えたことを
    特徴とする指示基点調整装置。
JP12269982U 1982-08-12 1982-08-12 指示基点修正装置 Granted JPS5927415U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12269982U JPS5927415U (ja) 1982-08-12 1982-08-12 指示基点修正装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12269982U JPS5927415U (ja) 1982-08-12 1982-08-12 指示基点修正装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5927415U JPS5927415U (ja) 1984-02-20
JPH0233133Y2 true JPH0233133Y2 (ja) 1990-09-06

Family

ID=30280357

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12269982U Granted JPS5927415U (ja) 1982-08-12 1982-08-12 指示基点修正装置

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JPS5927415U (ja) 1984-02-20

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