JPH0232537Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0232537Y2 JPH0232537Y2 JP1653284U JP1653284U JPH0232537Y2 JP H0232537 Y2 JPH0232537 Y2 JP H0232537Y2 JP 1653284 U JP1653284 U JP 1653284U JP 1653284 U JP1653284 U JP 1653284U JP H0232537 Y2 JPH0232537 Y2 JP H0232537Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- reservoir
- path
- main path
- pressurized liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 14
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 10
- 238000005086 pumping Methods 0.000 claims description 10
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 7
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 5
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 23
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 7
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 1
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
- 238000010992 reflux Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(考案の利用分野)
本考案はオートバイ、4輪車等の車両に用いる
車輪ロツク防止装置の改良、詳しくはブレーキ液
圧伝達系に対して、液圧解放のためのリザーバ機
構およびこのリザーバ機構からブレーキ液圧伝達
系にブレーキ液を還流させるポンプ機構をバイパ
ス接続させた形式の車輪ロツク防止装置に関する
ものである。
車輪ロツク防止装置の改良、詳しくはブレーキ液
圧伝達系に対して、液圧解放のためのリザーバ機
構およびこのリザーバ機構からブレーキ液圧伝達
系にブレーキ液を還流させるポンプ機構をバイパ
ス接続させた形式の車輪ロツク防止装置に関する
ものである。
(考案の背景)
従来より、空圧作動型の大型減圧装置を併有し
たアンチスキツド装置に対して、ブレーキ液圧の
降下必要時に、ブレーキ液圧伝達系の圧液をリザ
ーバ機構に逃がし、ブレーキ液圧の再上昇必要時
には、リザーバ機構に貯溜されている液をポンプ
機構によつてブレーキ液圧伝達系に戻すようにし
た切換弁型のアンチスキツド装置(車輪ロツク防
止装置)が提案されており、これは構成上小型化
に適したものであるという特徴をもつものとして
知られている。
たアンチスキツド装置に対して、ブレーキ液圧の
降下必要時に、ブレーキ液圧伝達系の圧液をリザ
ーバ機構に逃がし、ブレーキ液圧の再上昇必要時
には、リザーバ機構に貯溜されている液をポンプ
機構によつてブレーキ液圧伝達系に戻すようにし
た切換弁型のアンチスキツド装置(車輪ロツク防
止装置)が提案されており、これは構成上小型化
に適したものであるという特徴をもつものとして
知られている。
そして、このような切換弁型の車輪ロツク防止
装置の構成の一つとして、次の構成のものを考え
ることができる。
装置の構成の一つとして、次の構成のものを考え
ることができる。
すなわち、マスタシリンダ(液圧発生源)とブ
レーキ装置の間を接続するブレーキ液圧伝達径路
(以下主径路とする)には、常時は開路しかつブ
レーキ液圧の降下必要時には閉路する常開型の第
1切換弁(以下単に第1弁とする)を配置し、ま
たこの主径路に対しては、バイパス接続された径
路(以下バイパス径路とする)を設けて、このバ
イパス径路と主径路の間を常時は閉路するように
区画し、かつブレーキ液圧の降下必要時には開路
する常閉型の第2切換弁(以下単に第2弁とす
る)を配置すると共に、このバイパス径路には、
流入されるブレーキ液の圧力を受けて室内容積を
増すことにより液圧を低下させながら貯溜するリ
ザーバ機構と、このリザーバ機構内の貯溜液を主
径路に汲み上げるポンプ機構とを設けた構成をな
し、前記第1弁(常開型)および第2弁(常閉
型)の開閉切換の動作を、車両制動時の車輪ロツ
ク検出をなす電子制御回路にて行なわせるように
したものである。
レーキ装置の間を接続するブレーキ液圧伝達径路
(以下主径路とする)には、常時は開路しかつブ
レーキ液圧の降下必要時には閉路する常開型の第
1切換弁(以下単に第1弁とする)を配置し、ま
たこの主径路に対しては、バイパス接続された径
路(以下バイパス径路とする)を設けて、このバ
イパス径路と主径路の間を常時は閉路するように
区画し、かつブレーキ液圧の降下必要時には開路
する常閉型の第2切換弁(以下単に第2弁とす
る)を配置すると共に、このバイパス径路には、
流入されるブレーキ液の圧力を受けて室内容積を
増すことにより液圧を低下させながら貯溜するリ
ザーバ機構と、このリザーバ機構内の貯溜液を主
径路に汲み上げるポンプ機構とを設けた構成をな
し、前記第1弁(常開型)および第2弁(常閉
型)の開閉切換の動作を、車両制動時の車輪ロツ
ク検出をなす電子制御回路にて行なわせるように
したものである。
なおこのような基本的な構成に対して、第2弁
は電磁弁としかつ第1弁は第2弁に機構的ないし
油圧変化に応じて連動するようにしたもの、ある
いはリザーバ機構と共にその圧液の汲み上げ機構
の下流にアキユームレータを併設させるようにし
たもの、また別には、第1弁の上流マスタシリン
ダ側に別の常開型のゲート弁を介設し、このゲー
ト弁をアンチスキツド制御時のマスタシリンダ側
とホイルシリンダ側の油圧差で閉じるようにして
第1弁との間で中間液室を形成させ、この中間液
室に圧液を汲み上げするようにすることで、マス
タシリンダ等の入力機器への影響特にブレーキペ
ダルへの踏下変動を生じさせないようにしたも
の、等々の種々の変更した態様のものも提案され
ている。
は電磁弁としかつ第1弁は第2弁に機構的ないし
油圧変化に応じて連動するようにしたもの、ある
いはリザーバ機構と共にその圧液の汲み上げ機構
の下流にアキユームレータを併設させるようにし
たもの、また別には、第1弁の上流マスタシリン
ダ側に別の常開型のゲート弁を介設し、このゲー
ト弁をアンチスキツド制御時のマスタシリンダ側
とホイルシリンダ側の油圧差で閉じるようにして
第1弁との間で中間液室を形成させ、この中間液
室に圧液を汲み上げするようにすることで、マス
タシリンダ等の入力機器への影響特にブレーキペ
ダルへの踏下変動を生じさせないようにしたも
の、等々の種々の変更した態様のものも提案され
ている。
ところで、以上のような圧液汲み上げのための
還流用バイパス径路にリザーバ機構をもつ装置に
おいては、通常ブレーキ時において、主径路とバ
イパス径路の間のいずれかのシール部(特に第2
弁部分)に液漏れがあると、圧油がリザーバ機構
に流れ込みして、マスタシリンダのストローク増
大すなわちブレーキペダルの踏下増大を招いて、
応答遅れの原因となる虞れがある。
還流用バイパス径路にリザーバ機構をもつ装置に
おいては、通常ブレーキ時において、主径路とバ
イパス径路の間のいずれかのシール部(特に第2
弁部分)に液漏れがあると、圧油がリザーバ機構
に流れ込みして、マスタシリンダのストローク増
大すなわちブレーキペダルの踏下増大を招いて、
応答遅れの原因となる虞れがある。
(考案の目的)
本考案においては、このようなリザーバ機構を
バイパス径路にもつ装置において、このような不
具合が生じたときには、これを検知し、ペダルス
トロークの増大に伴なう難点を回避することがで
きるようにした車輪ロツク防止装置を提供するも
のである。
バイパス径路にもつ装置において、このような不
具合が生じたときには、これを検知し、ペダルス
トロークの増大に伴なう難点を回避することがで
きるようにした車輪ロツク防止装置を提供するも
のである。
(考案の概要)
本考案はかかる目的を達成するためになされた
ものであり、その要旨とするところはマスタシリ
ンダからブレーキ装置を結ぶ主径路を上流・下流
に区画する常開型の第1弁と、この主径路のブレ
ーキ装置側の下流部に臨む常閉型の第2弁と、該
第2弁から主径路上流部に渡つて接続され、かつ
途中に圧液汲み上げ機構の介設されたバイパス径
路とを備え、前記バイパス径路には第2弁を介し
て流入する圧液の作用にて移動するピストン型式
のリザーバを配置した車輪ロツク防止装置におい
て、前記リザーバにはピストン移動の検知手段を
組付け、前記第2弁の常閉時にピストン移動が検
知されたときに前記圧液汲み上げ機構を駆動させ
るようにしたことを特徴とする車輪ロツク防止装
置にある。
ものであり、その要旨とするところはマスタシリ
ンダからブレーキ装置を結ぶ主径路を上流・下流
に区画する常開型の第1弁と、この主径路のブレ
ーキ装置側の下流部に臨む常閉型の第2弁と、該
第2弁から主径路上流部に渡つて接続され、かつ
途中に圧液汲み上げ機構の介設されたバイパス径
路とを備え、前記バイパス径路には第2弁を介し
て流入する圧液の作用にて移動するピストン型式
のリザーバを配置した車輪ロツク防止装置におい
て、前記リザーバにはピストン移動の検知手段を
組付け、前記第2弁の常閉時にピストン移動が検
知されたときに前記圧液汲み上げ機構を駆動させ
るようにしたことを特徴とする車輪ロツク防止装
置にある。
またこのような圧液のバイパス径路への漏出発
生時には、このような状態を同時に運転者に警告
することが実際上は必要とされるのが普通であ
り、したがつて非アンチロツク状態での圧液汲み
上げ機構の作動時には、このことを警告機を用い
て警報を発することがよい。
生時には、このような状態を同時に運転者に警告
することが実際上は必要とされるのが普通であ
り、したがつて非アンチロツク状態での圧液汲み
上げ機構の作動時には、このことを警告機を用い
て警報を発することがよい。
(考案の実施例とその効果)
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図は本考案の一例を原理的な構成として示
したものであり、第2図は、圧液汲み上げ機構の
作動を行なわせるための電気回路を示したブロツ
ク線図である。
したものであり、第2図は、圧液汲み上げ機構の
作動を行なわせるための電気回路を示したブロツ
ク線図である。
これらの図において、1はブレーキペダル、2
はペダル踏力に応じた液圧を発生するマスタシリ
ンダ、3はマスタシリンダ2からバルブ装置の入
力ポート4に接続する液圧伝達管、6はバルブ装
置の出力ポート5からブレーキ装置7に接続する
液圧伝達管であり、入・出力ポート4,5を結ぶ
流路8を含めてこれら液圧伝達管3,6が主径路
をなしている。なお以下の説明ではこれらを主径
路3,6,8として示すものとする。
はペダル踏力に応じた液圧を発生するマスタシリ
ンダ、3はマスタシリンダ2からバルブ装置の入
力ポート4に接続する液圧伝達管、6はバルブ装
置の出力ポート5からブレーキ装置7に接続する
液圧伝達管であり、入・出力ポート4,5を結ぶ
流路8を含めてこれら液圧伝達管3,6が主径路
をなしている。なお以下の説明ではこれらを主径
路3,6,8として示すものとする。
9は主径路8中に介設された常開型の第1弁で
あり、弁座10、可動鉄芯11の一部に形成され
た弁体11a、ホールドスプリング12、および
ソレノイド13から構成され、通常はホールドス
プリング12のバネ力により流路8を常開連通状
態に保ち、ソレノイド13の励磁によつて閉路状
態に移行するよう設けられている。なおソレノイ
ド13の励磁時期については後述する。
あり、弁座10、可動鉄芯11の一部に形成され
た弁体11a、ホールドスプリング12、および
ソレノイド13から構成され、通常はホールドス
プリング12のバネ力により流路8を常開連通状
態に保ち、ソレノイド13の励磁によつて閉路状
態に移行するよう設けられている。なおソレノイ
ド13の励磁時期については後述する。
14はバルブ装置内の主径路8に対してバイパ
ス接続されたバイパス流路であり、常閉型の第2
弁15および圧液汲み上げ用のポンプ機構21を
接続部として接続されている。ここで前記第2弁
15は、主径路8側の開口弁座16に対して弁体
18aがホールドスプリング19のバネ力で着座
され、この弁体18aと一体化した可動鉄芯18
がソレノイド20の励磁によつて電磁吸引された
ときに、弁体18aが弁座16より離間する構成
をなしている。
ス接続されたバイパス流路であり、常閉型の第2
弁15および圧液汲み上げ用のポンプ機構21を
接続部として接続されている。ここで前記第2弁
15は、主径路8側の開口弁座16に対して弁体
18aがホールドスプリング19のバネ力で着座
され、この弁体18aと一体化した可動鉄芯18
がソレノイド20の励磁によつて電磁吸引された
ときに、弁体18aが弁座16より離間する構成
をなしている。
またポンプ機構21は、例えば一対のチエツク
弁22,23、往復動プランジヤ24、およびモ
ータ軸等に組付けられて回転し、前記プランジヤ
24を往復動させる偏心カム25により構成され
るものである。
弁22,23、往復動プランジヤ24、およびモ
ータ軸等に組付けられて回転し、前記プランジヤ
24を往復動させる偏心カム25により構成され
るものである。
26はバイパス径路14の途中に介設されたリ
ザーバ機構であり、その基本的構造は、シリンダ
27に滑合したリザーバピストン28が通常はリ
ザーバスプリング29のバネ力で静止位置に偏倚
され、バイパス径路14に圧液が流入されたとき
には、リザーバピストン28がリザーバスプリン
グ29のバネ力に抗し移動することで圧液の圧力
値を降下させるものである。
ザーバ機構であり、その基本的構造は、シリンダ
27に滑合したリザーバピストン28が通常はリ
ザーバスプリング29のバネ力で静止位置に偏倚
され、バイパス径路14に圧液が流入されたとき
には、リザーバピストン28がリザーバスプリン
グ29のバネ力に抗し移動することで圧液の圧力
値を降下させるものである。
なお本例においては、前記主径路のうちの入力
ポート4と出力ポート5の間に、入力ポート4方
向への液圧還流を許容するリリーフ弁31を介設
した第2のバイパス径路30を設け、これにより
ブレーキ解放時における万一のブレーキ液圧の封
じ込めが起らないようにしている。
ポート4と出力ポート5の間に、入力ポート4方
向への液圧還流を許容するリリーフ弁31を介設
した第2のバイパス径路30を設け、これにより
ブレーキ解放時における万一のブレーキ液圧の封
じ込めが起らないようにしている。
以上の構成において、本例の特徴は、リザーバ
機構26にリザーバピストン28の移動検知手段
を取付け、この検知手段の検知時であつて非アン
チロツク制御を行なつていないときに、自動的に
ポンプ機構21を駆動させるようにしていること
にある。
機構26にリザーバピストン28の移動検知手段
を取付け、この検知手段の検知時であつて非アン
チロツク制御を行なつていないときに、自動的に
ポンプ機構21を駆動させるようにしていること
にある。
本例のリザーバピストン28の移動検知手段
は、リザーバスプリング29の座をなすキヤツプ
32と、このキヤップ32の内側部に収容されて
通常は軽荷重のセツトスプリング33によりキヤ
ツプ頂部内側に押付けられ、リザーバピストン2
8の移動時にはキヤツプ頂部内側から離間される
スイツチ軸34とを、一対の接触端子とし、通常
はこれらの接触によりリード線35,36の導通
を維持させ、リザーバピストン28の移動時には
前記両端子の離間によりリード線35,36の導
通を断つようにしたストロークスイツチ38とし
て設けられている。なお37はスイツチ軸34の
移動ガイドをなすガイドブロツクである。
は、リザーバスプリング29の座をなすキヤツプ
32と、このキヤップ32の内側部に収容されて
通常は軽荷重のセツトスプリング33によりキヤ
ツプ頂部内側に押付けられ、リザーバピストン2
8の移動時にはキヤツプ頂部内側から離間される
スイツチ軸34とを、一対の接触端子とし、通常
はこれらの接触によりリード線35,36の導通
を維持させ、リザーバピストン28の移動時には
前記両端子の離間によりリード線35,36の導
通を断つようにしたストロークスイツチ38とし
て設けられている。なお37はスイツチ軸34の
移動ガイドをなすガイドブロツクである。
そしてこのようなリザーバピストン28の移動
検知手段であるストロークスイツチ38を、通常
の車輪アンチロツク制御回路に第2図に示すよう
に付加することで非アンチロツク制御時のポンプ
機構21の駆動を行なわせるのである。
検知手段であるストロークスイツチ38を、通常
の車輪アンチロツク制御回路に第2図に示すよう
に付加することで非アンチロツク制御時のポンプ
機構21の駆動を行なわせるのである。
第2図において40はスピードセンサ、41は
車輪急減速検知回路、42は車輪ロツク検知回
路、43は車輪ロツク解除検知回路を示し、これ
らは例えばスピードセンサ41から検出される実
際の車輪速度VTと、予め設定した理想減速度を
示す疑似車速信号との比較により、車輪速度の急
降下を検出する、また理想減速度を示す疑似車速
信号からの落ち込みの程度(量)で車輪ロツクを
検出する、更には車輪速度の小値からの回復程度
(量)でロツク解除を検出する、などの動作をな
し、これに応じてそれぞれ信号s1,s2,s3を出力
する。
車輪急減速検知回路、42は車輪ロツク検知回
路、43は車輪ロツク解除検知回路を示し、これ
らは例えばスピードセンサ41から検出される実
際の車輪速度VTと、予め設定した理想減速度を
示す疑似車速信号との比較により、車輪速度の急
降下を検出する、また理想減速度を示す疑似車速
信号からの落ち込みの程度(量)で車輪ロツクを
検出する、更には車輪速度の小値からの回復程度
(量)でロツク解除を検出する、などの動作をな
し、これに応じてそれぞれ信号s1,s2,s3を出力
する。
44はブレーキペダルスイツチであり、ブレー
キペダルの踏下により信号s4を出力する。
キペダルの踏下により信号s4を出力する。
そして第1AND回路45により信号s1とs4の双
方が出力されたときに第1図に示した第1弁9の
ソレノイド13を励磁させる。また信号s2とs4の
双方が出力されたときに第1図に示した第2弁1
5のソレノイド20を励磁させるのである。なお
本例では信号s2の出力後段にフリツプフロツプ回
路46と第2AND回路47を設け、信号s3の出力
によりフリツプフロツプ回路46がリセツトされ
るようになつている。また第2弁のソレノイド2
0を励磁させる信号は、同時に第1図に示したポ
ンプ機構21の偏心カム25のモータ49を、タ
イマー48にセツトされた時間だけ駆動させるよ
うになつている。
方が出力されたときに第1図に示した第1弁9の
ソレノイド13を励磁させる。また信号s2とs4の
双方が出力されたときに第1図に示した第2弁1
5のソレノイド20を励磁させるのである。なお
本例では信号s2の出力後段にフリツプフロツプ回
路46と第2AND回路47を設け、信号s3の出力
によりフリツプフロツプ回路46がリセツトされ
るようになつている。また第2弁のソレノイド2
0を励磁させる信号は、同時に第1図に示したポ
ンプ機構21の偏心カム25のモータ49を、タ
イマー48にセツトされた時間だけ駆動させるよ
うになつている。
前記したストロークスイツチ38は、常閉スイ
ツチとしてNOR回路50の一方の入力となり、
またこのNOR回路50のもう一方の入力として、
前記第2AND回路47の出力が入るように設けら
れている。そしてこのNOR回路50の出力を反
転させることで、この反転出力信号が非アンチロ
ツク制御時のリザーバピストンの移動を検出した
信号となり、これをOR回路52を介して前記タ
イマー48への入力とし、また警告器51への入
力となるように設けている。
ツチとしてNOR回路50の一方の入力となり、
またこのNOR回路50のもう一方の入力として、
前記第2AND回路47の出力が入るように設けら
れている。そしてこのNOR回路50の出力を反
転させることで、この反転出力信号が非アンチロ
ツク制御時のリザーバピストンの移動を検出した
信号となり、これをOR回路52を介して前記タ
イマー48への入力とし、また警告器51への入
力となるように設けている。
このようにすれば、通常ブレーキ時において主
径路からバイパス径路への圧液の漏れがあれば、
ストロークスイツチ38の作動によりタイマー4
8に入力が継続され、その間モータ49が駆動さ
れてブレーキ圧液のバイパス径路特にリザーバへ
の流れ込みが防止され、したがつてブレーキペダ
ルのペダルストロークの増大がなくなるという利
益が得られるのである。
径路からバイパス径路への圧液の漏れがあれば、
ストロークスイツチ38の作動によりタイマー4
8に入力が継続され、その間モータ49が駆動さ
れてブレーキ圧液のバイパス径路特にリザーバへ
の流れ込みが防止され、したがつてブレーキペダ
ルのペダルストロークの増大がなくなるという利
益が得られるのである。
またこのようなモータ49の連続駆動は、該モ
ータ49に相当の負荷を与えるので、本例の如く
警告器51を作動させて運転者にこのような不具
合発生を告知することがよい。
ータ49に相当の負荷を与えるので、本例の如く
警告器51を作動させて運転者にこのような不具
合発生を告知することがよい。
(考案の効果)
以上述べたように、本考案によれば、車輪のロ
ツク発生に伴なうブレーキ液圧の降下・再加圧を
行なう装置について、その構成上問題となる圧液
漏れに伴なう不具合に好適に対処することがで
き、その実用上の利益は極めて大なるものであ
る。
ツク発生に伴なうブレーキ液圧の降下・再加圧を
行なう装置について、その構成上問題となる圧液
漏れに伴なう不具合に好適に対処することがで
き、その実用上の利益は極めて大なるものであ
る。
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は車輪
ロツク防止装置の原理的な構成概要図、第2図は
制御回路を示すブロツク図である。 1:ブレーキペダル、2:マスタシリンダ、
3,6:液圧伝達管(主径路)、4:入力ポート、
5:出力ポート、7:ブレーキ装置、8:流路
(主径路)、9:第1弁、10:弁座、11:可動
鉄芯、12:ホールドスプリング、11a:弁
体、13:ソレノイド、14:バイパス径路、1
5:第2弁、16:弁座、18:可動鉄芯、18
a:弁体、19:ホールドスプリング、20:ソ
レノイド、21:ポンプ機構、22,23:チエ
ツク弁、24:プランジヤ、25:偏心カム、2
6:リザーバ機構、27:シリンダ、28:リザ
ーバピストン、29:リザーバスプリング、3
0:第2のバイパス径路、31:リリーフ弁、3
2:キヤツプ、33:セツトスプリング、34:
ストローク軸、35,36:リード線、37:ガ
イドブロツク、38:ストロークスイツチ、4
0:スピードセンサ、41:車輪急減速検知回
路、42:車輪ロツク検知回路、43:車輪ロツ
ク解除検知回路、44:ブレーキペダルスイツ
チ、45:第1AND回路、46:フリツプフロツ
プ回路、47:第2AND回路、48:タイマー、
49:モータ、50:NOR回路、51:警告器、
52:OR回路。
ロツク防止装置の原理的な構成概要図、第2図は
制御回路を示すブロツク図である。 1:ブレーキペダル、2:マスタシリンダ、
3,6:液圧伝達管(主径路)、4:入力ポート、
5:出力ポート、7:ブレーキ装置、8:流路
(主径路)、9:第1弁、10:弁座、11:可動
鉄芯、12:ホールドスプリング、11a:弁
体、13:ソレノイド、14:バイパス径路、1
5:第2弁、16:弁座、18:可動鉄芯、18
a:弁体、19:ホールドスプリング、20:ソ
レノイド、21:ポンプ機構、22,23:チエ
ツク弁、24:プランジヤ、25:偏心カム、2
6:リザーバ機構、27:シリンダ、28:リザ
ーバピストン、29:リザーバスプリング、3
0:第2のバイパス径路、31:リリーフ弁、3
2:キヤツプ、33:セツトスプリング、34:
ストローク軸、35,36:リード線、37:ガ
イドブロツク、38:ストロークスイツチ、4
0:スピードセンサ、41:車輪急減速検知回
路、42:車輪ロツク検知回路、43:車輪ロツ
ク解除検知回路、44:ブレーキペダルスイツ
チ、45:第1AND回路、46:フリツプフロツ
プ回路、47:第2AND回路、48:タイマー、
49:モータ、50:NOR回路、51:警告器、
52:OR回路。
Claims (1)
- マスタシリンダからブレーキ装置を結ぶ主径路
を上流・下流に区画する常開型の第1弁と、この
主径路のブレーキ装置側の下流部に臨む常閉型の
第2弁と、該第2弁から主径路上流部に渡つて接
続され、かつ途中に圧液汲み上げ機構の介設され
たバイパス径路とを備え、前記バイパス径路には
第2弁を介して流入する圧液の作用にて移動する
ピストン型式のリザーバを配置した車輪ロツク防
止装置において、前記リザーバにはピストン移動
の検知手段を組付、前記第2弁の常閉時にピスト
ン移動が検知されたときに前記圧液汲み上げ機構
を駆動させるようにしたことを特徴とする車輪ロ
ツク防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1653284U JPS60128851U (ja) | 1984-02-08 | 1984-02-08 | 車輪ロツク防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1653284U JPS60128851U (ja) | 1984-02-08 | 1984-02-08 | 車輪ロツク防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60128851U JPS60128851U (ja) | 1985-08-29 |
JPH0232537Y2 true JPH0232537Y2 (ja) | 1990-09-04 |
Family
ID=30503388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1653284U Granted JPS60128851U (ja) | 1984-02-08 | 1984-02-08 | 車輪ロツク防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60128851U (ja) |
-
1984
- 1984-02-08 JP JP1653284U patent/JPS60128851U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60128851U (ja) | 1985-08-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN103318158B (zh) | 汽车集成式电子液压制动系统 | |
KR102053714B1 (ko) | 적어도 하나의 유압 구동 가능 디바이스, 특히 차량 브레이크용 구동 시스템 | |
JP3305345B2 (ja) | アンチスキッド制御・駆動時スリップ制御装置を装備した自動車の油圧ブレーキ装置用の電磁作動式2ポート2位置切換え弁 | |
JPH0343108B2 (ja) | ||
JPH0655909U (ja) | ブレーキ液圧制御装置 | |
JP2005511385A (ja) | 電気油圧ブレーキシステムの配置構造、および電気油圧ブレーキシステムとタンデムブレーキマスタシリンダとを制御する方法 | |
JPS6099754A (ja) | スリツプ防止制御付ハイドリツクブレーキシステム | |
CN113771822B (zh) | 用于制动系统的诊断方法 | |
KR960004703B1 (ko) | 에이비에스(abs) 시스템을 기초로 한 "펌프-백"을 이용한 트랙션 시스템 | |
JP3115909B2 (ja) | 車両用アンチロックブレーキおよびトラクションコントロールシステム用油圧モジュレータ | |
JPS62203861A (ja) | スリツプ制御形ブレ−キシステム | |
US3861757A (en) | Adaptive braking modulator | |
JPH0232537Y2 (ja) | ||
JPH08510423A (ja) | 分配装置を形成する容量を有する流体回路 | |
JPH0339857B2 (ja) | ||
JP3769774B2 (ja) | 車両用液圧ブレーキ装置 | |
JPH10278767A (ja) | ブレーキ液圧制御装置 | |
JPH037536B2 (ja) | ||
JP3620066B2 (ja) | 車両のブレーキ液圧制御用アクチュエータにおける低圧リザーバの容量可変方法 | |
US5738419A (en) | Anti-lock fluid pressure control apparatus with fail-safe mechanism | |
JP4512933B2 (ja) | 液圧ブレーキ装置 | |
JPH0339856B2 (ja) | ||
JPH024852Y2 (ja) | ||
KR100867802B1 (ko) | 차량의 abs 유압유니트 | |
JPH076047Y2 (ja) | 車両のアンチロツク制御装置 |