JPH0232481B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0232481B2
JPH0232481B2 JP59180446A JP18044684A JPH0232481B2 JP H0232481 B2 JPH0232481 B2 JP H0232481B2 JP 59180446 A JP59180446 A JP 59180446A JP 18044684 A JP18044684 A JP 18044684A JP H0232481 B2 JPH0232481 B2 JP H0232481B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
space
cylinder tube
pressure
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59180446A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6162604A (ja
Inventor
Seiichi Ito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP59180446A priority Critical patent/JPS6162604A/ja
Publication of JPS6162604A publication Critical patent/JPS6162604A/ja
Publication of JPH0232481B2 publication Critical patent/JPH0232481B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Servomotors (AREA)
  • Actuator (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、空気圧シリンダにおいてシリンダチ
ユーブとピストンとの間に作用する摩擦を非常に
小さくすることができる空気圧シリンダ装置に関
する。
〔従来の技術〕
油圧シリンダや電気モータに比較すると、空気
圧シリンダは次のような長所を有している。
(イ) 油圧に比べてクリーンであり、メンテナンス
が容易である(油圧の場合は作動油の漏れに対
する対策、および作動油の管理が大変である)。
(ロ) 小形軽量である(油圧の場合は油圧ポンプ、
アキユムレータ等の付属装置が大掛りとなる
し、電気モータの場合は単位重量当りのトルク
が小さい)。
(ハ) 速度が速い(電気モータの場合は、トルクの
関係上減速しなければならず、速度が遅くな
る)。
しかしながらその反面、従来の空気圧シリンダ
においては、シリンダチユーブとピストンとの間
の空気の漏れを最小限とする構造となつていたた
めに、次に述べるような問題点があつた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の空気圧シリンダにおいては、 (a) 位置決め精度が悪い。
(b) 動作速度を制御することは非常に困難であ
る。
等の欠点があり、一般的には、単純に空気を供
給・排出するいわゆるオン・オフ的な使い方をせ
ざるを得ず、例えばロボツトのアクチユエータと
して用いても高性能なものは得られなかつた。
この主たる原因は、シリンダチユーブとピスト
ンとの間の静摩擦および動摩擦が大きいためであ
り、従来、このことは、シリンダチユーブとピス
トンとの間の空気漏れを防止するために、本質的
にやむを得ないこととされていた。
次に、これをさらに詳しく説明する。
従来の空気圧シリンダにおいては、ピストンに
装着したOリングにより、シリンダチユーブとピ
ストンとの間をシールする構造が一般的であり、
第6図はこのようにOリングを用いた場合の従来
の空気圧シリンダにおける摩擦特性を示す。この
図において、fsはいわゆる静摩擦であり、ある程
度以上の力を作用させないとピストンが動き出さ
ないことを意味している。また、ピストンが一旦
動き出すと、ピストンとシリンダチユーブとの間
の摩擦力は直ぐに静動摩擦fcに落ちてしまうの
で、僅かに動かしたい場合でも、ある一定の距離
動いて停止することになるため、位置の微調整が
きかなかつた。
また、別の大きな問題として、ステイツクとい
う現象がある。これは、fsが時間とともに大きく
なり、ある程度以上時間が経過すると、Oリング
等のシールがシリンダチユーブの内面に固着した
状態になり、相当な圧力を掛けないとピストンが
動かなくなるという現象である。このステイツク
現象は、現場では大きな問題となつており、例え
ば自動化ラインに用いられている空気圧シリンダ
においては、自動化ラインを休日等に停止させた
後の起動時は、ピストンが全く動かなかつたり、
低速でしか動かず、タイミングが狂う等して、不
良品を作つてしまうことになる。このため、不良
品ができるのを覚悟で、ステイツクがなくなるま
で(すなわち、fsが一定値まで下がるまで)、一
定時間空運転を行う等の大きな損失を招いてい
た。
また、静動摩擦fcも空気圧シリンダの動特性を
劣化させる大きな要因であり、小さくする程よ
い。さらに、シリンダチユーブとピストンとの間
に作用する摩擦としては、速度に比例して大きく
なる粘性摩擦(一般には、動摩擦と呼ばれている
ことが多い)もあり、これはある程度小さけれ
ば、空気圧シリンダの特性上問題はないが、従来
のシール方式をとる限りは、この粘性摩擦をさら
に小さくする必要がある。
以上のように従来の空気圧シリンダにおいて
は、各種の摩擦が複雑に絡み合つて十分なサーボ
特性を得られなくさせていた。
なお、従来より、前記Oリングに代わるものと
して、ふつ素樹脂シールが市販されている。この
ふつ素樹脂シールは、ふつ素樹脂から構成されて
いるため、Oリングを用いる場合よりも摩擦が小
さくなる。また、ふつ素樹脂シールがばねによつ
てシリンダチユーブの内面に押し付けられる構造
となつており、しかも空気圧が作用されると、さ
らにこの空気圧が前記ばねの押し付け力に重畳さ
れてふつ素樹脂シールをシリンダチユーブの内面
に押し付ける構造となつているので、シール性も
よい。
しかし、このようなふつ素樹脂シールを用いて
も、低摩擦化には限度があり、しかも圧力を高く
すると、摩擦が増加するので、依然として十分な
精度で位置決めを行うことができなかつたし、動
作速度の制御を行うことも困難であつた。
〔発明の目的〕
本発明は、前記従来の問題点を解決するために
なされたもので、シリンダチユーブとピストンと
の間に作用する摩擦を極めて小さくすることがで
き、これにより位置制御および力の制御を高精度
に行うことがきるとともに、動作速度の制御も可
能となり、またステイツク現象を絶無とすること
ができる空気圧シリンダ装置を提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による空気圧シリンダ装置は、シリンダ
チユーブと、このシリンダチユーブに嵌合され
た、外径を可変なピストンと、このピストンによ
つて互いに仕切られる前記シリンダチユーブ内の
2つの空間のうちの一方の空間であつて、元圧を
作用される第一の空間と、前記2つの空間のうち
の他方の空間である第二の空間と、前記ピストン
の外径の大きさを制御することにより、前記シリ
ンダチユーブと前記ピストンとの間を通じて前記
第一の空間から前記第二の空間へ洩れる空気の洩
れ量を制御する手段と、前記第二の空間と前記元
圧より低圧な外部の空間との間に介在され、前記
第二の空間から前記外部の空間へ排出される空気
の量を制御する流量制御弁とを有してなり、前記
ピストンの前記第一の空間側の有効断面積は該ピ
ストンの前記第二の空間側の有効断面積より小さ
くされているものである。
〔作用〕
本発明においては、シリンダチユーブの内面と
ピストンとの間に漏れる空気量、および前記流量
制御弁を通じて外部に排出される空気量を制御す
ることにより、ピストンに作用する力を制御で
き、また、シリンダチユーブとピストンとの間を
空気が漏れることにより、ピストンとシリンダチ
ユーブの内面との間に空気の膜ができるので、ピ
ストンとシリンダチユーブ内面との間に作用する
摩擦力を著しく小さくすることができる。
〔実施例〕
以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説明
する。
第1図から3図までは、本発明の一実施例を示
す。この実施例において、1は空気圧シリンダで
あり、次のように構成されている。
シリンダチユーブ2の両端部には、ヘツドカバ
ー3およびロツドカバー4がそれぞれ取り付けら
れており、前記ヘツドカバー3にはヘツド側ポー
ト5、ロツドカバー4にはロツド側ポート6がそ
れぞれ設けられている。前記ロツドカバー4に
は、ピストンロツド7が軸線方向に移動可能に嵌
合されている。そして、このピストンロツド7と
ロツドカバー4との間には、この両者間をシール
するOリング8が介装されている。
前記ピストンロツド7の後端部(シリンダチユ
ーブ2内側の端部)には、ピストン9が取り付け
られている。次に、これを説明すると、前記ピス
トンロツド7の後端部には、金属製の受け材1
0、この受け材10の大部分をその内部に収容す
るふつ素樹脂製の樹脂円筒11、および金属製の
押え材12が嵌合されており、これらのピストン
構成部材10〜12はナツト13によりピストン
ロツド7に固定されている。そして、軸線方向に
関してみると、前記樹脂円筒11は、受け材10
と押え材12との間に挟まれた状態となつてい
る。また、径方向に関してみると、前記受け材1
0の外周面と樹脂円筒11と内周面との間には〓
間14が設けられている。
前記受け材10と樹脂円筒11との間にはOリ
ング15、樹脂円筒11とピストンロツド7との
間にはOリング16がそれぞれ介装されている。
前記樹脂円筒11の一端部には、フランジ部11
aが設けられており、このフランジ部11aの外
周面はシリンダチユーブ2の内面に嵌合されてい
る。また、シリンダチユーブ2の内面、ヘツドカ
バー3の内面、およびピストン9のヘツドカバー
3側の面の間には、ヘツド側空間27が形成され
ている。他方、シリンダチユーブ2の内面、ロツ
ドカバー4の内面、およびピストン9のロツドカ
バー4側の面の間には、ロツド側空間28が形成
されている。
前記ピストンロツド7の前端部(シリンダチユ
ーブ2から外部に突出している側の端部)付近に
は、油圧入口17が開口されており、この油圧入
口17はピストンロツド7に貫通された油道18
および受け材10に貫通された油道19を介して
〓間14に連通されている。
空気圧シリンダ1は以上のように構成されてい
るが、この空気圧シリンダ1の前記ピストンロツ
ド7の外周面には、第3図に示されるように、着
磁体20が設けられており、この着磁体20は、
その表面が細かいピツチで軸方向に交互にN極、
S極となるように着磁されている。また、前記ロ
ツドカバー4の外面には、磁気検出ヘツド21
が、ピストンロツド7に貫通された状態で取り付
けられている。
前記ヘツド側ポート5は電磁弁からなる絞り弁
22の入口側に接続されており、この絞り弁22
の出口側は大気に解放されている。前記ロツド側
ポート6は図示しない元圧供給源に接続されてお
り、該元圧供給源から一定の元圧P0を供給され
るようになつている。
23はピストンロツド7の移動位置の目標値を
示す入力信号Aと、磁気検出ヘツド21からフイ
ードバツクされるピストンロツド7の実際の位置
を示すフイードバツク信号Bとを比較して、その
偏差を示す比較偏差信号Cを出力する比較回路、
24は前記比較偏差信号Cに基づいて操作信号D
を絞り弁22および電−空変換装置25に出力す
る制御回路である。なお、前記電−空変換装置2
5は操作信号Dを空気圧に変換するようになつて
いる。26は電−空変換装置25から出力される
空気圧を油圧に変換すると同時に増幅して油圧
Puとし、油圧入口17に供給する空−油変換装
置26である。
次に、本実施例の作動を説明する。
油圧入口17に供給される油圧Puは、油道1
8および19を介して〓間14に作用される。し
たがつて、油圧Puを上昇させると、ピストン9
の樹脂円筒11のフランジ部11aの外径は拡大
するし、油圧Puを低下させると、フランジ部1
1aの外径は縮小する。したがつて、油圧Pu
変化させることにより、シリンダチユーブ2とピ
ストン9との間の間〓、ひいてはピストン側空間
28からシリンダチユーブ2とピストン9との間
を経てロツド側空間27へ漏れる空気の漏れ量を
制御できる。
また、絞り弁22により、ヘツド側空間27か
ら外部に流出する空気量を制御できる。
そして、ピストン9を図上左方(ヘツドカバー
3側)に移動させたいときは、油圧Puおよび絞
り弁22を制御することにより、シリンダチユー
ブ2とピストン9との間を漏れる空気量よりヘツ
ド側空間27から絞り弁22を経て外部に流出す
る空気量が多くなるようにすれば、ロツド側空間
28の圧力P0とヘツド側空間27の圧力Pとの
圧力差が増加し、ピストン9を図上左方に移動さ
せることができる。
逆に、ピストン9を図上右方(ロツドカバー4
側)に移動させたいときは、油圧Puおよび絞り
弁22を制御することにより、シリンダチユーブ
2とピストン9との間を漏れる空気量よりヘツド
側空間27から絞り弁22を経て外部に流出する
空気量が小さくなるようにすれば、ロツド側空間
28の圧力P0とヘツド側空間27の圧力Pとの
圧力差が小さくなつて行き、該圧力差がほぼなく
なつたところで、ピストン9は右方に移動する。
これは、ピストン9のヘツド側の有効断面積A1
とロツド側の有効断面積A2=A−Ar(Arはピスト
ンロツド7の断面積)との差によるものである。
そして、上述のような方法でピストン9を移動
させれば、シリンダチユーブ2とピストン9との
間を漏れる空気によつてシリンダチユーブ2とピ
ストン9との間に空気の膜ができるので、シリン
ダチユーブ2とピストン9との間に作用する摩擦
力は極めて小さくなる。
以上のことを数式を用いて説明すると、ピスト
ンロツド7に外力が作用せず、かつシリンダチユ
ーブ2とピストン9との間に作用する摩擦力が零
であるとすれば、 P0(A1−Ar)>PA1 のとき、ピストン9は図上左方に移動し、 P0(A1−Ar)<PA1 のとき、ピストン9は図上右方に移動し、 P0(A1−Ar)=PA1 のとき、ピストン9は停止する。
他方、磁気検出ヘツド21は着磁体20の着磁
パターンを検出することにより、ピストンロツド
7の実際の位置を検出する。また、前述のよう
に、比較回路23はピストンロツド7の移動位置
の目標値と、磁気検出ヘツド21からフイードバ
ツクされるピストンロツド7の実際の位置とを比
較して、その偏差を出力する。
したがつて、本実施例では、次のようにしてピ
ストンロツド7の位置が自動制御される。
すなわち、入力信号Aで示される目標値がピス
トン9の実際の位置より図上左方にあるとき、つ
まり、ピストン9を図上左方に移動させるべきと
きは、制御回路24は、操作信号Dを通じて絞り
弁22を開方向に動作させるとともに、空−油変
換装置26から出力される油圧Puを上昇させ、
シリンダチユーブ2とピストン9との間を漏れる
空気量よりヘツド側空間27から絞り弁22を経
て外部に流出する空気量が多くなるようにし、ロ
ツド側空間28の圧力P0とヘツド側空間27の
圧力Pとの圧力差を増加させて、ピストン9を図
上左方に移動させる。
逆に、目標値がピストン9の実際の位置より図
上右方にあるとき、すなわちピストン9を右方に
移動させるべきときは、制御回路24は、絞り弁
22を絞るとともに、油圧Puを低下させ、シリ
ンダチユーブ2とピストン9との間を漏れる空気
量よりヘツド側空間27から絞り弁22を経て外
部に流出する空気量が小さくなるようにし、ロツ
ド側空間28の圧力P0とヘツド側空間27の圧
力Pとの圧力差を減少させて、ピストン9を図上
右方に移動させる。
これにより、ピストン9の実際の位置を目標値
に自動的に一致させることができる。ここにおい
て、この空気圧シリンダ装置においては、前述の
ようにシリンダチユーブ2とピストン9との間の
摩擦を極めて小さくすることができるので、位置
決め精度を高精度とすることができ、かつステイ
ツク現象を絶無とすることができる。
また、本装置では、上述のようにして位置決め
が終了したならば、油圧Puを上昇させて、ピス
トン9のフランジ部11aの外径を十分拡大さ
せ、ピストン9をシリンダチユーブ2にロツクす
ると同時に、シリンダチユーブ2とピストン9と
の間を漏れる空気をなくすか、十分少なくし、損
失空気を減少させるようなこともできる。
なお、前記実施例では、磁気的にピストンロツ
ド7の位置を検出しているが、他の種の位置検出
器よりピストンロツド7の位置を検出してもよい
ことは言うまでもない。
また、前記実施例は、位置の制御を行う場合を
示しているが、本発明による空気圧シリンダ装置
を用いて力の制御や速度の制御をも行うことがで
きる。
さらに、前記実施例では、元圧P0を一定とし
ているが、元圧P0を可変としてもよく、その場
合、元圧P0を高くしたときには、空気圧シリン
ダ1は硬い動き、元圧P0を低くしたときには柔
かい動きをそれぞれ示すことになる。
第4図はピストンの他の実施例を示す。
この実施例においては、ピストン31は次のよ
うに構成されている。ピストンロツド7の後端部
には、押え材32、受け材33および押え材34
が嵌合されており、これらの部材32〜34はピ
ストンロツド7に螺合されたナツト35によりピ
ストンロツド7に対し固定されている。前記押え
材32および34の中心部には、ボス部32aお
よび34aがそれぞれ設けられており、これらの
ボス部32aおよび34aはそれぞれ受け材33
の両面に接している。36は硬質ゴムからなる径
可変材であり、受け材33の外周側を覆う環状の
形状とされている。そして、この径可変材36の
両側部は、押え材32および34のボス部32a
および34a以外の部分と受け材33との間に挟
持されている。前記径可変材36の外周部には、
全周に渡つて凸部36aが設けられており、この
凸部36aはシリンダチユーブ2の内面に嵌合さ
れている。
前記径可変材36の内面と受け材31の外周面
との間には、〓間37が形成されており、この〓
間37は受け材33に設けられた油道38および
ピストンロツド7に設けられた油道18を介して
ピストンロツド7に設けられた油入口17(第4
図には図示せず)に連通されている。なお、ナツ
ト35と受け材33との間に介装された座金39
と、受け材33と、ピストンロツド7との間に
は、Oリング40が介装されている。また、ピスト
ンロツド7と押え材34との間には、Oリング4
1が介装されている。
本実施例においても、油圧入口17から油道1
8および38を介して〓間37に供給される油圧
が上昇されれば、径可変材36の外径は拡大する
し、逆に前記油圧が下降されれば、径可変材36
の外径は縮小する。したがつて前記実施例の場合
と同様の効果を得ることができる。
なお、前記各実施例においては、油圧によりピ
ストンの外径を制御しているが、本発明において
は、カムやバネ等による機械的方法によつてピス
トンの外径を制御したり、圧電素子等を用いて電
気的にピストンの外径を制御してもよい。
第5図は前記第1図における空−油変換装置2
6の一例を示す。プランジヤ支持材51には、軸
受52を介してプランジヤ53が軸線方向に移動
可能に支持されており、このプランジヤ53の一
端部には、加圧円板54が取り付けられている。
前記加圧円板54はプランジヤ支持材51に取り
付けられたカバー55内に収容されており、この
カバー55の内面と加圧円板54の外周との間に
は、ベロフラム56が取り付けられている。ま
た、加圧円板54のプランジヤ53と反対側の面
と、ベロフラム56と、カバー55とによつて囲
まれる空間57は、カバー55に設けられた空気
圧入口58に連通されている。そして、前記空気
圧入口58は前記第1図の電−空変換装置25の
出力側に接続される。
他方、前記プランジヤ支持材51内には、油室
59が設けられており、この油室59はプランジ
ヤ支持材51に設けられた油圧出口60を介して
前記第1図の油圧入口17に接続される。そし
て、前記油室59には、プランジヤ53の他端側
が侵入されている。なお、前記油室59はOリン
グ61により軸受52およびカバー55内部から
仕切られている。
この空−油変換装置26においては、加圧円板
54の断面積をA3、プランジヤ53の断面積を
A4とすると、空気圧入口58に入力される空気
圧P′は、A3/A4倍だけ増幅されて油圧Puに変換
され、油圧出口60から出力される。
また、この装置によれば、加圧円板54とカバ
ー55との間がOリングでなくベロフラム56に
よりシールされていることにより、加圧円板54
とカバー55との間に機械的な抵抗力が生じるこ
とがほとんどなく、かつシールが完全となるの
で、極めて優秀な特性を得ることができる(な
お、ベロフラムは一般にストロークを大きくとれ
ないことが欠点であると言われているが、この装
置ではストロークは小さくても全く支障はない)。
〔発明の効果〕
以上のように本発明による空気圧シリンダ装置
は、シリンダチユーブとピストンとの間に作用す
る摩擦を極めて小さくすることができ、これによ
り位置制御および力の制御を高精度に行うことか
できるとともに、動作速度の制御も可能となり、
またステイツク現象を絶無とすることができると
いう優れた効果を得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による空気圧シリンダ装置を示
す断面図、第2図は前記実施例の要部を示す拡大
断面図、第3図は前記実施例におけるピストンロ
ツドに設けられた着磁体を示す断面図、第4図は
ピストンの他の実施例を示す断面図、第5図は第
1図における空−油変換装置26の一例を示す断
面図、第6図は従来の空気圧シリンダにおける摩
擦特性を示す特性図である。 1……空気圧シリンダ、2……シリンダチユー
ブ、7……ピストンロツド、9……ピストン、1
0……受け材、11……樹脂円筒、12……押え
材、14……〓間、17……油圧入口、18,1
9……油道、22……絞り弁、24……制御回
路、25……電−空変換装置、26……空−油変
換装置、27……ヘツド側空間(第二の空間)、
28……ロツド側空間(第一の空間)、31……
ピストン、32……押え材、33……受け材、3
4……押え材、36……径可変材、37……〓
間、38……油道。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シリンダチユーブと、このシリンダチユーブ
    に嵌合された、外径を可変なピストンと、このピ
    ストンによつて互いに仕切られる前記シリンダチ
    ユーブ内の2つの空間のうちの一方の空間であつ
    て、元圧を作用される第一の空間と、前記2つの
    空間のうちの他方の空間である第二の空間と、前
    記ピストンの外径の大きさを制御することによ
    り、前記シリンダチユーブと前記ピストンとの間
    を通じて前記第一の空間から前記第二の空間へ洩
    れる空気の洩れ量を制御する手段と、前記第二の
    空間と前記元圧より低圧な外部の空間との間に介
    在され、前記第二の空間から前記外部の空間へ排
    出される空気の量を制御する流量制御弁とを有し
    てなり、前記ピストンの前記第一の空間側の有効
    断面積は該ピストンの前記第二の空間側の有効断
    面積より小さくされていることを特徴とする空気
    圧シリンダ装置。
JP59180446A 1984-08-31 1984-08-31 空気圧シリンダ装置 Granted JPS6162604A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59180446A JPS6162604A (ja) 1984-08-31 1984-08-31 空気圧シリンダ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59180446A JPS6162604A (ja) 1984-08-31 1984-08-31 空気圧シリンダ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6162604A JPS6162604A (ja) 1986-03-31
JPH0232481B2 true JPH0232481B2 (ja) 1990-07-20

Family

ID=16083372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59180446A Granted JPS6162604A (ja) 1984-08-31 1984-08-31 空気圧シリンダ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6162604A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05197858A (ja) * 1992-01-21 1993-08-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd ドライビングレコーダ

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR910003292A (ko) * 1989-07-27 1991-02-27 박원희 공압실린더의 피스턴 시일장치
CZ20013837A3 (cs) * 1999-04-22 2002-07-17 Nvb International Zařízení zahrnující kombinaci komory a pístu
JP2001335288A (ja) 2000-05-24 2001-12-04 Pascal Kk ワークサポート
DE10038061A1 (de) * 2000-08-04 2002-02-14 Mannesmann Rexroth Ag Hydraulischer Zylinder
KR100529012B1 (ko) * 2001-10-15 2005-11-15 파스칼 엔지니어링 가부시키가이샤 공작물 지지장치
JP4661095B2 (ja) * 2004-06-15 2011-03-30 中西金属工業株式会社 被搬送物の傾動装置
WO2006106985A1 (ja) * 2005-03-31 2006-10-12 Japan Science And Technology Agency 流体シリンダを用いたアクチュエータ及びその制御方法
DE102014212129A1 (de) * 2014-06-25 2015-12-31 Robert Bosch Gmbh Hydraulische Anordnung

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5759445A (en) * 1980-09-24 1982-04-09 Toshiba Corp Base for rotary electric machine and installing method for the same

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5519289Y2 (ja) * 1975-01-06 1980-05-08
JPS5286175U (ja) * 1975-12-24 1977-06-27

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5759445A (en) * 1980-09-24 1982-04-09 Toshiba Corp Base for rotary electric machine and installing method for the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05197858A (ja) * 1992-01-21 1993-08-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd ドライビングレコーダ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6162604A (ja) 1986-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5367071B2 (ja) 流体サーボ及び用途
US4842162A (en) Apparatus and method for dispensing fluid materials using position-dependent velocity feedback
US4538644A (en) Pressure regulator
KR20000035086A (ko) 진공 압력 제어 장치
US7070159B2 (en) Vacuum regulating valve
JPH0232481B2 (ja)
US5887641A (en) Injection device of a die casting machine
CN108697985A (zh) 使用高精度夹管阀进行交叉流动过滤中的压力控制的方法
US3958495A (en) Air-oil amplifier
CA2068962C (en) Missile control fin actuator system
US4169405A (en) Control apparatus
US4530487A (en) Direct drive servovalve and fuel control system incorporating same
JPH07259801A (ja) エアーサーボシリンダシステム
JPS63199965A (ja) ロツドレスシリンダ
JPH0617964A (ja)
JPH09144705A (ja) 負空気圧サーボシステム
JP2624943B2 (ja) 真空圧力制御システム
JPS5940568Y2 (ja) 低油圧シリンダ
JP2771953B2 (ja) シリンダ形比例制御弁
US3464316A (en) Fluid servo motors
JPH062004Y2 (ja) 真空機器用シリンダ
JPS5934881B2 (ja) 油圧シリンダ装置における圧油の漏洩防止装置
WO2008069009A1 (ja) ロッドレスシリンダ装置
JPS6128515Y2 (ja)
JPH1061612A (ja) 流体圧シリンダ装置