JPS5934881B2 - 油圧シリンダ装置における圧油の漏洩防止装置 - Google Patents

油圧シリンダ装置における圧油の漏洩防止装置

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JPS5934881B2
JPS5934881B2 JP17296380A JP17296380A JPS5934881B2 JP S5934881 B2 JPS5934881 B2 JP S5934881B2 JP 17296380 A JP17296380 A JP 17296380A JP 17296380 A JP17296380 A JP 17296380A JP S5934881 B2 JPS5934881 B2 JP S5934881B2
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JP
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pressure
cylinder
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cylinder chamber
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武 桑島
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Tokyo Koki Seizosho KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、油圧シリンダ装置において供試体の荷重速度
を定速でなすためにシリンダからの圧油の漏洩を防止す
る漏洩防止装置に関する。
第1図は、材料試験機用の油圧シリンダ装置を示すもの
であり、上方に開口3が位置するように基板1上に配設
されたシリンダ2内にはラム4が移動自在に配設されて
いる。
このラム4の下方には、ラム4の下端面5と、シリンダ
2の下端面6および内周面7とによりシリンダ室8が形
成されており、このシリンダ室8は主管路9により油タ
ンク10と接続している。
この主管路9には、モータ11により駆動されるポンプ
12と、圧力補償回路および高圧安全弁を備えた流量調
整弁13とが介装されており、この流量調整弁13は、
そのハンドル14の操作により、シリンダ室8へ供給す
る圧油の量の制御およびシリンダ室8から油タンク10
への圧油の還流をなすように作動する。
そして、前記シリンダ室8への圧油の供給により、ラム
4はシリンダ2内を上昇し、ラム4の上方に位置する供
試体15に荷重指示計16に示される荷重Fを与える。
この荷重Fによりシリンダ室8には荷重Fに比例した内
圧Paが発生する。
流量調整弁13には、前述したように圧力補償回路が内
蔵されているから、ハンドル14のある一定位置、つま
り流量調整弁13のある一定の開度に対して、シリンダ
室8の内圧Paの大小に関係な(常に一定の差圧△Pを
もって、その開度に比例した流量をシリンダ室8に供給
する。
すなわち、流量調整弁13内の後述する補助管路17ど
の分岐点18の圧力は、シリンダ室8の内圧Paの大小
にかかわりな(常にPa十△Pに保持されることになる
流量調整弁13の機能は前述した通りであるから、ハン
ドル14をある一定位置に調整しておけば、本来ならそ
の開度に比例したシリンダ室8内への圧油の流入量によ
りラム4を介して供試体15はたとえばJIS Z2
241の5項に示す荷重速度で時間に対し直線的に荷重
が増加する。
ところが、シリンダ2の内周面7とラム4の外周面19
との間には、シリンダ2およびラム4の相対運動を可能
ならしめるための間隙があり、この間隙はシリンダ室8
の内圧Paによるシリンダ壁の弾性変形により内圧Pa
が増大するにつれて次第に太き(なる。
したがって、内圧Paが増大するにつれて、シリンダ室
8から前記間隙を介して外部へ漏洩する制御不能な圧油
は増大し、供試体15の荷重Fは次第に直線的に増加し
な(なり、この荷重増加率の鈍化は材料試験に悪影響を
与えるものであるため良好な試験結果を得るためには避
けなげればならない。
このため、従来から、第1図に示すように、ラム4の中
間部に対向するシリンダ2の内周面7に環状溝20を形
成して、この環状溝20に前記流量調整弁130分岐点
18から補助管路17を介して圧油を供給し、環状溝2
0に内圧Pbを発生せしめている。
前記分岐点18の圧力はシリンダ室8の内圧Paより△
Pだげ高(、また、補助管路17には半固定絞り21が
介装されているので、環状溝20からシリンダ2および
ラム4間の上部の間隙より開口3を介して大気に抜ける
圧油を除いても環状溝20内はかなりの高圧となる。
したがって、シリンダ室8および環状溝20間における
シリンダ2およびラム4間の間隙内では内圧Paに内圧
Pbが対向し、シリンダ室8から漏洩する圧油の量は減
少する。
しかしながら、前記間隙内の圧油の流量抵抗は内圧Pb
の3乗に反比例するので、半固定絞り21をい(ら調整
しても内圧PaとPbはある特定の値でしか一致せず、
その他の圧力においては、圧油がシリンダ室8から漏洩
するか、あるいはシリンダ室8へ流入してしまい、流体
パツキンとしての用をなさず、供試体15に対する荷重
速度の直線性低下が生じ、またハンドル14を操作して
流量調整弁13を閉じ供試体15の荷重Fを一定に保持
しようとしても、荷重変動が生じ、正確な測定結果が得
られなかった。
本発明は、このような従来のものにおける欠点を除去し
、シリンダ室からの圧油の漏洩を完全に防止し得るよう
にした油圧シリンダ装置における圧油の漏洩防止装置を
提供することを目的としてなされたもので、スプールロ
ッドの両端にシリンダ室の内圧および環状溝の内圧を受
ける弁室を形成し、環状溝の内圧がシリンダ室の内圧よ
り小さいときに環状溝にシリンダ室の内圧より高圧の圧
油を供給するための調圧弁を前記補助管路に介装し、シ
リンダ室および環状溝間の間隙を完全な流体パツキンと
なし、供試体の荷重安定をなすようにしたものである。
以下、本発明を図面に示す実施例により説明する。
なお、前述した従来のものと同一の構成については、図
面中に同一の符号を付し、その説明は省略する。
第2図は本発明の実施例を示すものであり、補助管路1
7には調圧弁22が介装されている。
この調圧弁22は、第3図に詳示するように、弁本体2
3内には、該弁本体23の長手方向に間隔を隔てた4つ
の弁室24,25,26,27が形成されており、隣位
の弁室24と25、弁室25と26、弁室26と27は
それぞれ同軸的に配設された円形の通路28,29,3
0により連通している。
これらのうち中央の通路29は他の通路28.30より
多少小径とされている。
前記弁室24,25,26,27および通路28゜29
.30内には、両端の弁室24,27内に両端部を突出
させるような長さのスプールロッド31が軸線方向に移
動し得るように配設されている。
このスプールロッド31ば、前記通路28゜30を閉塞
する2つの大径部32,33の間に前記通路29よりさ
らに小径の小径部34が形成されたものであり、この小
径部34と前記の一方の大径部33とはテーパ部35を
介して連続している。
そして、前記弁室24,27内にはスプールロッド31
0両端を押圧する等しいばね定数のばね36,37が配
設されており、両ばね36゜37により付勢されたスプ
ールロッド31が中立位置にあるとき、このスプールロ
ッド31のテーパ部35から大径部33が通路29に入
り、この通路29を閉塞する。
第2図に戻って、弁室24は、荷重指示計16を備えた
管路38によりシリンダ室8と連通しており、また、弁
室25は補助管路17の上流側、弁室26は補助管路1
7の下流側とそれぞれ連通している。
さらに、弁室27は管路39を介して補助管路17の下
流側と連通している。
そして、前記スプールロッド31は、シリンダ室8の内
圧Paが環状溝20の内圧Pbより高くなると、弁室2
4,27の内圧に差圧が生じるため右側に移動し、弁室
25,26を連通せしめて環状溝20へ圧油を供給する
ように作用する。
この結果、環状溝20の内圧Pbが高(なり、シリンダ
室8の内圧Paと等しくなると、弁室24,27の内圧
が等シ(なり、スプールロッド31は左側に移動して通
路29を閉じ、環状溝20への圧油の供給を停止する。
前述した構成によれば、シリンダ室8の内圧Paと環状
溝20の内圧Pbとが等しいと、調圧弁22のスプール
ロッド31は中立位置にあり、通路29を閉じて環状溝
20への圧油の供給を止める。
この状態においてもバンドル14で定まる流量調整弁1
3の開度により供試体15に所定の荷重速度で荷重Fを
与えるようにシリンダ室8の内圧Paの増加は続いてお
り、したがって、シリンダ室8の内圧Paは環状溝20
の内圧Pbより高くなる。
すると、スプールロッド31が右側へ移動して環状溝2
0へ圧油を供給し始める。
この環状溝20へは分岐点18より圧油が供給されてお
り、この分岐点18の油圧はシリンダ室8の内圧Paよ
りも△Pだけ高いので、環状溝20の内圧Pbの上昇率
はシリンダ室8の内圧Paのそれよりも犬となる。
したがって、シリンダ室8および環状溝20の内圧Pa
、Pbはすぐに等圧になり、スプールロッド31は左側
に移動して、そのテーパ部35により通路29を閉じ、
環状溝20への圧油の供給を停止する。
このように、調圧弁22はシリンダ室8および環状溝2
0の内圧Pa、Pbに差圧を生せしめないようにそのス
プールロッド31を移動するので、シリンダ室8および
環状溝20間における圧油の流通、すなわちシリンダ2
およびラム4間の間隙内の圧油の流通がな(なり、流体
パツキンが完全になる。
なお、環状溝20から開口3への圧油漏洩は、シリンダ
室8の内圧Paと環状溝20の内圧Pbとがバランスし
ているので、シリンダ20作用に実用上影響をおよぼさ
ないことは明らかである。
第4図は本発明の圧油漏洩防止装置における調圧弁22
aの変形例を示すものであり、弁本体23の弁室26お
よび弁室27間には通路40゜41を介して弁室42が
形成され、この弁室42はタンク10(第2図)と連通
している。
一方、この弁室42内に位置するスプールロッド31は
小径部43とされており、左側へはテーパ部44を介し
て大径部へ連続している。
スプールロッド31は、シリンダ室8の内圧Paと環状
溝20の内圧PbとがPa>Pb の状態にあるとき、
弁室24.27の差圧により中V位置から右側に移動し
て第4図に示す位置をとり、弁室25,26を連通せし
めて分岐点18から環状溝20へ圧油を供給するととも
に、弁室26,42間の通路40を大径部45で閉じ、
Pa−Pbになると中立位置へ復帰して通路29も閉じ
る。
一方、流量調整弁13を介して供試体15の荷重Fを減
少し、Pa<Pb になるとスプールロッド31は弁室
24,27の差圧により中立位置から左側へ移動し、テ
ーパ部44で通路40を開き弁室26,42を連通せし
めて環状溝20をタンク10へ連通させ、内圧Pa、P
bを速やかに等圧にして弁室24,27の差圧零により
中立位置に戻される。
以上説明したように、本発明に係る圧油の漏洩防止装置
は、シリンダ室および環状溝の圧力を等圧に維持する調
圧弁を補助管路に介装したので、シリンダ室からの圧油
の漏洩を完全に防止することができ、下記の具体的な効
果を奏することができる。
(1)荷重増加率の鈍化が防止されるので、試験中流量
調整弁の修正動作が不要である。
(2)試験中流量調整弁を閉じることにより任意荷重の
一定保持が容易にできる。
(3)一般に、漏洩圧によるシリンダおよびラム間の間
隙の膨張をな(すためにはシリンダ剛性を高める必要が
あるが、本発明においては、シリンダ室および環状溝の
内圧がバランスしているので圧油の漏洩を防止でき、し
たがってシリンダ外形を小形にできる。
(4)本発明においては、圧油の漏洩を考慮する必要が
なく、耐圧さえ考慮すればよいので、作動油に低粘性の
ものを使用できるので、ラムの応答性が改善され、かつ
油圧部品も小形軽量にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の圧油の漏洩防止装置を示す説明図、第2
図は本発明に係る圧油の漏洩防止装置の実施例を示す説
明図、第3図は第2図の調圧弁の詳細を示す拡大断面図
、第4図は調圧弁の変形例を示す断面図である。 2・・・・・・シリンダ、4・・・・・・ラム、8・・
・・・・シリンダ室、9・・・・・・主管路、10・・
・・・・タンク、12・・・・・・ポンプ、13・・・
・・・流量調整弁、17・・・・・・補助管路、20・
・・・・・環状溝、22,22a・・・・・・調圧弁、
31・・・・・・スプールロッド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シリンダと、このシリンダ内を移動し得るラムと、
    このラムの中間位置に対向するシリンダ内周面に形成さ
    れた環状溝と、この環状溝、および前記ラムの端面と前
    記シリンダの内周面および端面とにより形成されるシリ
    ンダ室に圧油を供給する油圧回路とを有し、この油圧回
    路はポンプからの圧油をシリンダ室に供給するための主
    管路に介装された流量調整弁を備え、この流量調整弁お
    よび前記ポンプ間の主管路からは前記環状溝へ圧油を供
    給するための補助管路が分岐している油圧シリンダ装置
    における圧油の漏洩防止装置において、スプールロンド
    の両端にシリンダ室の内圧および環状溝の内圧を受ける
    弁室を形成し、環状溝の内圧がシリンダ室の内圧より小
    さいときに環状溝にシリンダ室の内圧より高圧の圧油を
    供給するための調圧弁を前記補助管路に介装したことを
    特徴とする油圧シリンダ装置における圧油の漏洩防止装
    置。
JP17296380A 1980-12-08 1980-12-08 油圧シリンダ装置における圧油の漏洩防止装置 Expired JPS5934881B2 (ja)

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JPS57107401A JPS57107401A (en) 1982-07-03
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02144279U (ja) * 1989-04-25 1990-12-06
JPH0340666B2 (ja) * 1984-12-26 1991-06-19
JPH03146278A (ja) * 1989-10-31 1991-06-21 Daihatsu Motor Co Ltd スポット溶接装置
JPH0534853Y2 (ja) * 1986-09-30 1993-09-03
JPH09192848A (ja) * 1996-01-12 1997-07-29 Takei Denki Kogyo Kk 金属板の切取接合部の電気溶断方法及び電気溶断装置

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