JPH05133404A - 保圧弁 - Google Patents

保圧弁

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JPH05133404A
JPH05133404A JP11787392A JP11787392A JPH05133404A JP H05133404 A JPH05133404 A JP H05133404A JP 11787392 A JP11787392 A JP 11787392A JP 11787392 A JP11787392 A JP 11787392A JP H05133404 A JPH05133404 A JP H05133404A
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JP
Japan
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valve
control
pressure
piston
seat
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Pending
Application number
JP11787392A
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English (en)
Inventor
Martin Laichinger
ライヒンガー マルテイン
Martin Scheffel
シエツフエル マルテイン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH05133404A publication Critical patent/JPH05133404A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G17/00Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
    • B60G17/02Spring characteristics, e.g. mechanical springs and mechanical adjusting means
    • B60G17/04Spring characteristics, e.g. mechanical springs and mechanical adjusting means fluid spring characteristics
    • B60G17/056Regulating distributors or valves for hydropneumatic systems
    • B60G17/0565Height adjusting valves
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/8593Systems
    • Y10T137/86493Multi-way valve unit
    • Y10T137/86879Reciprocating valve unit
    • Y10T137/86887Combined disk or plug and gate or piston

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 弁座と弁部材との間のパッキンによって耐用
寿命の長いかつ絶対に圧力密な座止弁を提供する。 【構成】 弁座38と弁部材39との間をシールするパ
ッキン48が設けられており、制御ピストン41の受圧
時に、座止弁40の開弁開始によって前記パッキン48
にごく僅かな圧力差しか生じないような圧力を第1の弁
室34内に増成する圧力補償手段54が設けられてお
り、かつ前記弁部材39が、座止弁40の閉弁方向シフ
ト時に前記弁座38に対する前記弁部材の座着に先立っ
て弁開口36を実質的に閉鎖するように構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2つの弁室すなわち、
圧力媒体源又は圧力媒体溜めに交互に接続可能な供給接
続ポートに連通する第1の弁室と作動室に連通する第2
の弁室、を互いに連通させる1つの弁開口と、1つの弁
座と、該弁座と協働して前記の両弁室内の圧力によって
逆向きに負荷される1つの弁部材とを有する少なくとも
1つの座止弁並びに、該座止弁を開弁するために前記弁
部材に係合していて制御導管を介して圧力媒体を受圧可
能な制御ピストンを備えた形式の、車両に配置された特
に圧力媒体作動式レベル制御装置用の保圧弁に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】前記形式の公知の保圧弁は所謂係止解除
可能な逆止弁として構成されている(Goetz,La
ckmann“Hydraulik in Theor
ieund Praxis”,Robert Bosc
h GmbH,1981,p.151又は欧州特許出願
公開第0176679号明細書又はドイツ連邦共和国特
許出願公開第3710863号明細書)。このような保
圧弁は、停止状態において、作動接続ポートに接続され
た作動シリンダの作動ピストンの係止方向での運動、例
えば漏れオイルの発生による負荷の低下、を避けねばな
らない一方、命令に応じて先に係止されていた方向での
運動を実施せねばならないようなところで使用される。
その場合、座止弁の制御は、制御導管を介して圧力媒体
(流体又は圧力空気)で負荷される制御ピストンによっ
て行なわれる。座止弁の開閉時には弁座において時とし
てきわめて大きな差圧と高い流速が発生するので、弁部
材と弁座が高い負荷を受けることがある。従ってこのよ
うな部位ではシールのために金属、殊に鋼しか使用する
ことができない。
【0003】自動車の油圧式レベル制御装置において前
記のような保圧弁を使用する場合、座止弁では弁構造形
式に応じて不可避的な漏れが0.5〜1.0cm3/m
inのオーダーで発生する虞れがあることが判った。こ
の結果、数時間又は数日に及ぶ比較的長い使用時間の後
に車両上構部が車両シャシ又は車両車軸に設けたストッ
プバッファに達するまで沈むことがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、弁座
と弁部材との間のパッキンによって耐用寿命の長いかつ
絶対に圧力密な座止弁を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の構成手段は、弁座と弁部材との間をシールするパッ
キンが設けられており、制御ピストンの受圧時に、座止
弁の開弁開始によって前記パッキンにごく僅かな圧力差
しか生じないような圧力を第1の弁室内に増成する圧力
補償手段が設けられており、かつ前記弁部材が、座止弁
の閉弁方向シフト時に前記弁座に対する前記弁部材の座
着に先立って弁開口を実質的に閉鎖するように構成され
ている点にある。
【0006】
【作用】本発明の構成に基づき、弁座と弁部材との間の
パッキンによって、座止弁の耐密性が永続的になるとい
う利点が得られる。そればかりでなく座止弁は開弁時に
も閉弁時にも圧力が補償されて圧力平衡が得られるの
で、体積流がパッキンを介して流れることはない。座止
弁が開弁状態にある場合、また座止弁の開弁時又は閉弁
時にも、最大流速を伴う流動範囲外にパッキンは位置し
ている。これらのことはすべて、パッキンを「いたわ
る」ことになり、かつ保圧弁の長期間の耐用寿命を保証
する。
【0007】請求項2以降に記載した構成手段によっ
て、請求項1に記載した保圧弁の有利な実施態様と改良
が可能になる。
【0008】特に座止弁の開弁中及び閉弁中には弁座に
高い流速並びに圧力差が生じることはないので、パッキ
ンのために弾性材料又はエラストマー材料を使用するこ
とができ、特に例えばプラスチックシールリングを使用
することが可能になるので有利である。これは、顕著な
静的耐密性が長期間にわたって得られるという利点を有
している。
【0009】本発明では長い耐久性を得るために、弁部
材と弁座との間に金属性のシール部材を設け、該シール
部材を弁部材又は弁座に一体成形することに拘束される
ものではない。弾性パッキン又はエラストマーパッキ
ン、特に軟質弾性パッキンを使用することによって、製
作が簡便になると共に高い静的耐密性が得られる。本発
明による弾性パッキン又は軟質弾性パッキンは高い静的
耐密性と長い耐久性を保証する。
【0010】本発明の有利な実施態様では圧力補償手段
は、制御ピストンに通じている制御導管を、供給接続ポ
ートを有する第1の弁室と連通させる補償導管によって
簡単に実現されており、該補償導管内には絞り及び/又
は逆止弁が配置されている。前記第1の弁室に開口する
供給接続ポートを閉止するための閉止装置は、この場合
前記弁室を閉止するために役立つので、ここで圧力を増
成することが可能である。前記補償導管は、座止弁の開
弁終端位置では、制御ピストン及び前記弁室における適
当な構成手段によって閉止される。この補償導管の閉止
によって絞り又は逆止弁を介して圧力オイルが常時弁室
内へ流入するような事態が阻止されるので有利である。
補償導管内に絞りが組込まれる場合には、本発明の別の
構成では、制御導管内に、前記補償導管内の絞りよりも
絞り横断面の大きな別の絞りが配置される。これによっ
て、保圧弁の開弁後に制御ピストンにかかる制御圧が崩
壊し、つまりアクチュエータ圧のレベルに低下し、ひい
ては制御ピストンの作動を阻止するような事態が避けら
れる。
【0011】補償導管内に逆止弁が組込まれる場合には
制御導管内に絞りを設ける必要はない。逆止弁は、開弁
時のこのような圧力降下を防止し、更には又、絞りでは
避けることのできない漏れオイル流を抑止する。
【0012】制御シリンダ内で制御ピストンが軸方向に
摺動可能にガイドされている場合、しかも該制御シリン
ダ内で前記制御ピストンによって制限されている制御チ
ャンバー(前部制御チャンバー)が制御導管と接続さ
れ、また制御シリンダ内で前記制御ピストンによって制
限されている他方の制御チャンバー、つまり後部制御チ
ャンバーが、供給接続ポートを有している座止弁の弁室
と接続されている場合には、補償導管は簡単な形式で、
絞り又は逆止弁を内蔵する制御ピストン内の貫通孔とし
てか、或いは、制御導管から前記後部制御チャンバーに
通じる、逆止弁又は絞りを組込んだ導管によって構成す
ることもできる。
【0013】座止弁の開弁終端位置において補償導管の
閉止を達成するために、本発明の別の実施態様では、制
御ピストンは、後部制御チャンバーを制限するピストン
面に円形状の制御エッジを有しており、該制御エッジ
は、後部制御チャンバーに構成された別の制御エッジと
相俟って、座止弁の開弁終端位置では、後部制御チャン
バーにおける補償導管の開口を閉塞する。
【0014】本発明の有利な実施態様では、座止弁の弁
部材は、閉弁方向プレロードの極度に弱い閉弁ばね、つ
まり戻しばねによって負荷されている。この戻しばね
は、常に特定の制御ピストン位置を生ぜしめる一方、座
止弁の開弁時点における制御室内の圧力が、作動接続ポ
ートを有している第2の弁室内の圧力よりも幾分高くな
ることを保証する。前記戻しばねのプレロードは、この
圧力差を実質的に決定するので、該プレロードは著しく
小さく保たれる。
【0015】本発明の有利な実施態様では、弁部材はピ
ストンスライダとして構成されており、該ピストンスラ
イダはその端面でもって、エラストマーパッキンを有す
る弁座に座着する。作動接続ポートを有する第2の弁室
内では、弁座から間隔をおいて配置された半径方向のリ
ング肩部に円形状の制御エッジが構成されており、該制
御エッジは、ピストンスライダの外周面に弁座寄りピス
トン端面の周接する制御エッジと相俟って弁開口を制御
する。この構造上の手段によって、閉弁時に、パッキン
上における弁部材の座着に先立って弁開口を閉塞し、ひ
いては閉弁時の座止弁に圧力平衡を生ぜしめることが保
証される。この保証と同時に、殊にエラストマーパッキ
ンとして構成されたシール部材の区域内において、高い
流速を伴った多量の体積流が発生することが防止され
る。
【0016】閉弁状態において高い圧縮負荷による弾性
的なパッキンの破損を防止するために本発明の別の実施
態様では、ケーシングに固着されたストッパが設けられ
ており、座止弁の閉弁位置で該ストッパに、弁部材又
は、該弁部材に結合された制御ピストンが支持される。
【0017】本発明の別の実施態様では、夫々1つの弁
座と弁部材とを有する2つの座止弁が軸方向で互いに相
前後して配置されており、この場合両方の弁部材は制御
ピストンによって同期的に開弁される。座止弁の、夫々
1つの供給接続ポートを有する両弁室は、この場合は後
部制御チャンバーと接続されている。このような保圧弁
は、全支持型ハイドロニューマチック式走行機構を装備
した車両のレベル制御装置に採用するのが殊に有利であ
る。それというのは各車軸当り2つの作動シリンダ又は
アクチュエータに給圧することが必要だからである。本
発明の保圧弁では更にまた、座止弁の弁室がその供給接
続ポートから閉止された状態か又は給圧状態にある場合
にだけ保圧弁が開弁されることが保証されている。給圧
又は放圧のために慣用されている比例動作弁が供給接続
ポートを圧力媒体溜めに接続する場合には、絞り又は逆
止弁を有する補償導管のために、制御ピストンの前の制
御室内で圧力増成が生じることはない。これによって車
両始動時の車両上構部の突発的な制御不能の沈みが避け
られる。
【0018】本発明の有利な実施態様では、2つの座止
弁を装備した保圧弁は、両座止弁の閉弁位置では両作動
接続ポートが、座止弁の開弁に伴って閉止される絞り部
を介して互いに連通されるように構成されている。これ
によって得られる利点は、レベル制御装置が故障し、こ
れに伴って保圧弁が自動的に閉弁した場合に複数の作動
シリンダ又はアクチュエータ間に圧力平衡が生じ、従っ
て各車軸に夫々配設されたアクチュエータ内のアクチュ
エータ圧が著しく異なって不安定な走行状態を惹起する
ようなことがないことである。
【0019】
【実施例】次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説す
る。
【0020】図1に接続回路を構成原理図で示した圧力
制御装置は例えば荷重の昇降用として使用され、この場
合荷重は車両の車両上構部であってもよい。荷重はその
場合、油圧作業シリンダ又はアクチュエータ10の作動
ピストン11に固定されており、該作動ピストンは、油
圧シリンダ12内で軸方向に摺動可能にガイドされてお
り、かつ該油圧シリンダと共に作動室13を制限してい
る。該作動室13は蓄圧器14に接続している一方、保
圧弁20の作動接続ポート15に接続しており、該保圧
弁はその弁ケーシング16内に組込まれている。また該
弁ケーシング16は供給接続ポート17と制御接続ポー
ト18とを有している。供給接続ポート17は圧力導管
19を介して、比例動作磁石とばね戻し機構とを有する
電磁式3ポート3位置方向制御弁24の第1の弁接続ポ
ート21に接続されている。該電磁式3ポート3位置方
向制御弁24は以下、比例動作弁24と呼ぶ。該比例動
作弁24の第2の弁接続ポート22は、圧力オイル用の
タンク26に通じる放圧導管25に接続し、また第3の
弁接続ポート23は、前記タンク26から圧力オイルを
圧送するフィードポンプ27の吐出口に通じる吐出導管
29に接続している。前記比例動作弁24は、第1の弁
接続ポート21が非制御(無通電)時の弁終端位置では
第2の弁接続ポート22と連通し、また最大電流で制御
される別の弁終端位置では第3の弁接続ポート23を介
して吐出導管29と連通するように構成されている。比
例動作弁24の中立位置では3つの弁接続ポート21〜
23はすべて閉止されいる。保圧弁20の制御接続ポー
ト18は制御導管28を介して、電磁式2ポート2位置
方向制御弁として構成したパイロット制御弁30に接続
されている。該パイロット制御弁30は、非制御(無通
電)時の基本位置では制御導管28を、タンク26に通
じる放圧導管25と連通させ、また切換え制御(給電)
時の作動位置では前記制御導管28を吐出導管29と連
通させるように、構成されている。制御導管28内に
は、パイロット制御弁30の方に向かう通流方向を有す
る逆止弁31と、該逆止弁に対するバイパス32とが配
置されており、該バイパス内には、絞り33が組込まれ
ている。
【0021】弁ケーシング16内には、第1の弁室34
と第2の弁室35が構成されており、両弁室は弁開口3
6を介して互いに連通している。第1の弁室34には供
給接続ポート17が、また第2の弁室35には作動接続
ポート15が開口している。第1の弁室34内に入り込
んでいるケーシング段部37上に弁座38が構成されて
おり、該弁座は弁部材39と協働する。弁座38と弁部
材39は、両々相俟って座止弁40を形成し、該座止弁
は制御ピストン41によって開弁方向に駆動される。該
制御ピストン41並びに弁部材39は、殊に有利には、
弁ケーシング16内で軸方向にシフト可能にガイドされ
ている制御スライダ42に一体に構成されている。制御
ピストン41はこの場合、弁ケーシング16内に構成さ
れた制御室43内に位置し、かつ該制御室43を、制御
接続ポート18の開口する前部制御チャンバー43a
と、第1の弁室34に連通した後部制御チャンバー43
bとに分割している。前記制御スライダ42は、制御ピ
ストン41から離反した方の端部に、ガイドピストン4
4を支持し、該ガイドピストンは、弁ケーシング16か
ら第2の弁室35内へ共軸に突出するガイド管片45内
に侵入しかつ該ガイド管片内で軸方向に摺動可能にガイ
ドされている。ガイド管片45の基底付近で少なくとも
1つの半径方向孔46がガイド管片45の円筒周壁を貫
通している。該半径方向孔46を絞りとして構成すれ
ば、ガイドピストン44とガイド管片45は、制御スラ
イダ42のシフト運動を緩衝するために機能させること
ができる。
【0022】座止弁40の弁部材39はピストンスライ
ダ47として構成されており、該ピストンスライダの端
面は、弁座38に配置されたエラストマーパッキン48
を介して弁座38上に座着する。この場合前記エラスト
マーパッキン48はシールリップ48aでもってピスト
ンスライダ47の端面に当接する。エラストマーパッキ
ン48に過度に大きな圧縮負荷がかかるのを避けるため
に、制御スライダ42はストッパ突起49を介して弁ケ
ーシング16に支持される。本実施例では該ストッパ突
起49は、前部制御チャンバー43aを制限している制
御ピストン41のピストン面の中心に配置されている。
ピストンスライダ47の開弁方向で見て弁座38から間
隔をおいて弁ケーシング16には、半径方向に後退した
リング肩50が形成されており、該リング肩のピストン
スライダ47寄りの前縁は円形制御エッジ51を形成し
ている。該制御エッジ51は、座止弁40の弁開口36
を開閉するために、ピストンスライダ47の外周面が弁
座38寄りのピストン端面に周接して形成されている制
御エッジ52と協働する。制御エッジ52が開弁方向で
制御エッジ51を越えると直ちに、弁開口36は解放さ
れる。制御エッジ52が閉弁方向で制御エッジ51を越
えると、弁開口36は、ピストンスライダ縁を介しての
微量の漏れオイル流を除けば、再び閉止され、従ってこ
の再閉止は、エラストマーパッキン48上へのピストン
スライダ47の座着に先行して行なわれる。
【0023】制御ピストン41の外径は、弁座38又は
エラストマーパッキン48に支持されるピストンスライ
ダ47の支承直径よりも大きく設計されている。後部制
御チャンバー43bを制限する制御ピストン41のピス
トン面上にはリングウェブ53が配置されており、該リ
ングウェブの外径は、前記エラストマーパッキン48に
支持されるピストンスライダ47の支承直径よりも大で
ある。前記リングウェブ53の外域で制御ピストン41
内には、完全に貫通する絞り孔54が穿設されており、
該絞り孔は補償通路として前部と後部の制御チャンバー
43a,43bを互いに連通している。該絞り孔54の
横断面積は、制御導管28のバイパス32内の絞り33
の絞り横断面積よりも小さく設計されている。制御スラ
イダ42の最大シフトストロークの終りにリングウェブ
53は、弁ケーシング16の半径方向内向きに張出した
ケーシング段部56の、後部制御チャンバー43bを制
限する環状面55に当接し、これによって絞り孔54は
後部制御チャンバー43bから隔離される。制御スライ
ダ42のシフト運動は、第2の弁室35内に配置された
閉弁ばね57に抗して行なわれ、該閉弁ばねは一端では
ピストンスライダ47に、また他端では弁ケーシング1
6に支持されている。座止弁40の閉弁方向に作用する
閉弁ばね57のばね力は極度に小さく設計されている。
【0024】次に圧力制御装置の機能態様を説明する。
【0025】アクチュエータ10の作動室13内の圧力
を増成又は減成するために比例動作弁24がその中央の
閉止位置へか又はやや給圧方向に切換え制御される。同
時にパイロット制御弁30も切換え制御されるので、制
御導管28は吐出導管29と連通した状態にある。制御
導管28内の絞り33を介して圧力オイルは前部制御チ
ャンバー43aへ流入し、かつ絞り孔54を介して後部
制御チャンバー43b内及び、該後部制御チャンバーと
連通していて前記比例動作弁24によって閉止されてい
る第1の弁室34内には圧力が増成される。前部制御チ
ャンバー43a内の圧力p1 が次の条件式: p1 ・A≧p2 ・A+F57 (1) を満たすほど上昇すると、すなわち上記条件式(1)の
左項が右項よりも僅かに大になると、座止弁40は開弁
し始める。但し式中、p2 は第2の弁室35内の圧力で
あり、Aは図1において鎖線枠で表示したピストンスラ
イダ47及び制御ピストン41における有効受圧面であ
り、F57は、すでに説明したように著しく弱く設計され
た閉弁ばね57のばね力である。従って座止弁40の開
弁の瞬間に弾性的なエラストマーパッキン48には次式
の圧力差が生じる。
【0026】 Δp=p1 −p2 =F57/A (2) ばね力F57が極めて小さいので、圧力差Δpもやはり著
しく小である。このような僅かな圧力差はエラストマー
パッキン48、特にシールリップ48aの損傷防止のた
めに寄与する。
【0027】ピストンスライダ47の制御エッジ52が
弁ケーシング16の制御エッジ51を越えると直ちに、
圧力オイルは該制御エッジ51,52を介して流動する
ことができる。従って第1の弁室34内には圧力p2
生じる。前部制御チャンバー42a内の圧力p1 が両弁
室34,35内の圧力p2 よりも幾分大であるので、制
御スライダ42は、後部制御チャンバー43bの基底に
設けたリングウェブ53が弁ケーシング16に当接する
まで移動する。これによって制御ピストン41の有効受
圧面は、図1に鎖線で示したように、AからA′へ拡大
する。制御スライダ42は座止弁40の開弁終端位置に
保たれ、また絞り孔54は閉止されている。こうして一
方又は他方の終端位置へ比例動作弁24を適当に切換え
制御することによって、アクチュエータ10の作動室1
3内の圧力を増減することが可能になる。
【0028】図2において概略的な縦断面図で示されて
いる保圧弁120は例えば、全支持型ハイドロニューマ
チック式走行機構を装備した車両のレベル制御装置のた
めに使用され、この場合、各車軸当り2つのアクチュエ
ータに給圧が施されねばならない。アクチュエータの各
油圧シリンダが車輪懸架装置又は車軸に固定されている
のに対して、作動ピストンは車両上構部の左側もしくは
右側に枢着されている。保圧弁120は構造及び機能の
点で、図1の保圧弁20と大体において合致しているの
で、同じ構成部分には、同一符号に夫々100を加えて
図示した。
【0029】図1に示した保圧弁20とは異なって、図
2に示した保圧弁120はケーシング116内で軸方向
に相前後して配置された2つの座止弁140,140′
を有し、該座止弁はそれぞれ1つの弁座138,13
8′と1つの弁部材139,139′とから成り、この
場合各弁座には、やはりそれぞれ1つのパッキン14
8,148′、殊に有利にはエラストマーパッキンが配
置されており、該エラストマーパッキンは各座止弁14
0,140′の閉弁状態において、シールリップ148
a,148′aによって弁部材139,139′に接触
する。各座止弁140,140′の閉弁状態におけるエ
ラストマーパッキン148,148′の圧縮応力を減じ
るために、やはりピストンスライダ147として構成さ
れた座止弁140の弁部材139が、半径方向に張出す
リングフランジ159によって座止弁140の弁開口1
36に前置されたリング肩部150に当接する。両弁部
材139,139′は一緒に制御ピストン141によっ
て作動され、かつ、該制御ピストンと共に制御スライダ
142に一体に構成されており、該制御スライダは、縦
方向に一貫した中心孔160を有している。すでに述べ
たように、弁部材139はフランジ状のピストンスライ
ダ147として制御スライダ142に構成されており、
該制御スライダの制御エッジ152は、座止弁140の
弁開口136を開閉するために、ケーシングのリング肩
部150に形成された制御エッジ151と協働する。や
はりピストンスライダ147′として構成された他方の
弁部材139′は制御スライダ142の端部によって構
成され、該制御スライダはそのリング状の端面161に
よってエラストマーパッキン148′に座着する。弁開
口136′を閉止及び開放するために、前記端面161
の外周に周接して延びる制御エッジ152′は、ケーシ
ング116の半径方向内向きに張出すリングウェブ16
2に構成された制御エッジ151′と協働する。
【0030】各弁開口136,136′は第1の弁室1
34,134′を第2の弁室135,135′と連通さ
せる。第1の弁室134,134′には夫々1つの供給
接続ポート117,117′が開口しているのに対し
て、第2の弁室135,135′には夫々1つの作動接
続ポート115,115′が開口している。第1の弁室
134,134′は制御室143の後部制御チャンバー
143bと連通し、前記制御室143内ではやはり制御
ピストン141が軸方向に摺動可能にガイドされてい
る。前部制御チャンバー143aにはやはり制御接続ポ
ート118が開口している。該制御接続ポート118は
図1に示した制御接続ポート18と同様に接続されてい
る。また供給接続ポート117,117′は図1の場合
と同様に比例動作弁と夫々接続されている。作動接続ポ
ート115,115′には、図1の場合と同様に、夫々
1つのアクチュエータが接続されている。保圧弁120
の開弁時に座止弁140,140′のエラストマーパッ
キン148,148′に置ける充分な圧力バランスを得
るために、制御ピストン141内には補償管路が、軸方
向に縦走する孔154として設けられており、該孔はシ
ールリングと相俟って、フラッタ弁として作用する逆止
弁163を形成し、該逆止弁の通流方向は後部制御チャ
ンバー143bへ向かう方向である。該逆止弁は保圧弁
120の開弁位置では、後部制御チャンバー143bを
制限する制御ピストン面上のリングウェブ153によっ
て閉鎖され、該リングウェブはケーシング段部156の
リング面155に当接する。
【0031】弁ケーシング116内には連通路184が
穿設されている。該連通路は、後部制御チャンバー14
3bから第1の弁室134′に通じ、かつ、第2の弁室
135′から離反した方のエラストマーパッキン14
8′の側に達している。制御スライダ142が上向きに
作動されると、制御ピストン141に設けられている別
のリングウェブ153′が、後部制御チャンバー143
bへの連通路184の入口を閉止する。
【0032】座止弁140′の閉弁時に、すなわち制御
エッジ152′が制御エッジ151′と重なり合った場
合に、圧力媒体がエラストマーパッキン148′の区域
から連通路184を通って第1の弁室134′内へ流入
することがありえないようにするために、連通路184
内には、不都合な事態を阻止する逆止弁185が配置さ
れている。
【0033】座止弁140′の機能は座止弁140に相
当する。
【0034】制御スライダ142の孔壁内には、中心孔
160へ開口する絞り孔164が、保圧弁120の閉弁
位置で座止弁140の第2の弁室135へ向かって開き
かつ制御スライダ142の摺動運動開始によって弁ケー
シング116によって閉塞されるように配置されてい
る。中心孔160は座止弁140′の第2の弁室13
5′と、該弁室に配設された作動接続ポート115′と
に対する連通路を形成するので、保圧弁120の閉弁位
置では両座止弁140,140′の第2の両弁室13
5,135′は互いに連通しており、これに伴って両作
動接続ポート115と115′も同様に連通する。従っ
て前記絞り孔164は保圧弁120の閉弁位置において
両アクチュエータ間の圧力補償を可能にするので、例え
ば図1に示したパイロット制御弁30の突発的な無通電
状態によってレベル制御装置が働かなくなった場合に、
両アクチュエータにおける極端な圧力差に基づいて車両
状態が不安定になることはない。制御スライダ142が
上方に向かって作動される場合、すなわちノーマルな動
作位置では、絞り孔164は閉塞されておりかつ両アク
チュエータは互いに無関係に作動可能である。
【0035】図2に示した保圧弁120の作用態様は、
図1の保圧弁20の作用態様に等しいので、この場合の
作用態様の詳細な説明はここでは省く。両座止弁14
0,140′は同期的に開閉され、この場合両座止弁1
40,140′では等しい圧力状態と流動状態が生じ
る。念のために付記しておくが、両接続ポート117,
117′が比例動作弁によって閉止されていない限り、
あるいは給圧されていない限り、保圧弁120は開弁さ
れない。それというのは、供給接続ポート117,11
7′と圧力媒体溜め、要するに図1のタンク26との連
通に基づいて前部制御チャンバー134a内には、制御
ピストン141をシフトさせる制御圧が増成されないか
らである。
【0036】図1に示した実施例の場合も、絞り孔54
内に、逆止弁163(図2)に相当する逆止弁を配置す
ることも可能であり、あるいは、図2に示した実施例で
は適用例に応じて、場合によっては逆止弁163なしに
絞り孔154を構成することも可能である。
【0037】図3には、保圧弁120の別の実施例が概
略的に縦断面図で示されている。該実施例は図2に示し
た保圧弁120に対して幾分変化されている。図3に示
した構成部分が図2の構成部分に合致しているかぎり、
当該構成部分には同一の符号を付して示した。
【0038】第1の変化は、図2において示した制御ピ
ストン141内に設けられていてフラッタ弁163を有
する孔154が省かれている点である。
【0039】前部制御チャンバー143aと後部制御チ
ャンバー143bとの間の補償通路としての孔154の
機能は、本実施例では、制御導管128を後部制御チャ
ンバー143bと連通させる連通導管165と、該連通
導管165内に配置されていて後部制御チャンバー14
3bの方向への通流方向を有する逆止弁166とによっ
て引き受けられる。後部制御チャンバー143bにおけ
る連通導管165の開口は、保圧弁120の開弁位置で
は制御ピストン141によって閉止され、このために該
制御ピストン141は、後部制御チャンバー143b内
に位置していて減径されたピストン区分167を有し、
該減径ピストン区分の自由端面には円形の制御エッジ1
68が構成されている。該制御エッジ168は半径方向
に張出したケーシング段部170に構成された別の制御
エッジ169と協働し、前記ケーシング段部の内法径は
減径ピストン区分167の直径よりも僅かに大きく設計
されている。連通導管165の開口は、ケーシング段部
170の近くに配置されている。保圧弁120の開弁位
置では両制御エッジ168,169は環状室171を、
連通導管165の開口の位置している後部制御チャンバ
ー143bから隔絶し、該連通導管の開口は閉止されて
いる。
【0040】更に保圧弁120は、制御される2つの弁
接続ポート172,173を別に有しており、従って制
御される6つの接続ポートと2つの弁位置とを有する油
圧制御式6ポート2位置弁を構成している。弁接続ポー
ト172は、図1に示したタンク26に通じる絞りの組
込まれた戻し導管174に、また弁接続ポート173は
制御導管175に接続されており、しかも保圧弁120
が全開している場合に前記制御導管175から油圧制御
信号が取出される。制御スライダ142に成形された環
状溝176は、保圧弁120の閉弁位置において両弁接
続ポート172と173を重ね合わせ、また保圧弁12
0の開弁位置では前部制御チャンバー143aを弁接続
ポート173と連通させるように配置さている。この連
通によって制御圧は前部制御チャンバー143aから制
御導管175内へ達し、かつ別の制御動作をレリーズさ
せるために使用することができる。戻し導管174を介
して前部制御チャンバー143aからの漏れオイルは導
出されるので、制御導管128の閉止時に、保圧弁12
0が、時の経過につれて後部制御チャンバー143bか
ら前部制御チャンバー143aへの漏れオイルによって
開弁するような事態が生じることはない。
【0041】また制御導管128には、ばね戻し位置を
有する2ポート2位置方向制御弁177が付加的に配置
されており、該方向制御弁の油圧制御接続ポートは、一
方の圧力導管119又は119′を介して供給接続ポー
ト117,117′に接続されている。該2ポート2位
置方向制御弁177はその基本位置では通流位置に、ま
た切換わった作動位置では閉止位置にある。これによっ
て一方の圧力導管119,119′内の油圧によって制
御導管128の閉止が行なわれ、ひいては保圧弁120
を開弁するための前部制御チャンバー143a内の圧力
増成が確実に阻止される。従って両方の供給接続ポート
117,117′が閉止されている場合にだけ、要する
に比例動作弁が一方又は他方の通流位置にない場合にだ
け専ら保圧弁が開弁することが保証される。これによっ
て車両の始動時における突発的な制御不能の車両上構部
運動が避けられる。制御ピストン141及びピストンス
ライダ147における受圧面積を適正に設計した場合に
は前記2ポート2位置方向制御弁177を省くことも可
能である。
【0042】前記保圧弁20,120は、少なくとも1
つの空圧作動式作動シリンダ内で設定圧力を保持するた
めの空圧式圧力制御装置においても、形態を変えないま
まで採用することができる。
【0043】以上説明した3つの実施例におけるパッキ
ン48,148,148′は、弁座38,138,13
8′に当接又は接着された、或いは加硫接合された弾性
材料製、殊に有利には軟質弾性材料製のシールリップ付
きパッキンである。全く同様にパッキン48,148,
148′も弁部材39,139,139′に固着されて
いてもよく、この場合は前記パッキン48,148,1
48′は保圧弁20,120の閉弁位置において弁座3
8,138,138′に当接する。パッキン48,14
8,148′は、弁座38,138,138′又は弁部
材39,139,139′に設けた溝内に部分的に嵌装
されていてもよい。前記パッキンは、円形横断面を有す
る円環状のパッキン、所謂Oリングとして構成すること
も可能である。本発明で云う軟質弾性パッキンとは、す
べてゴム製又は弾性的に変形可能なエラストマープラス
チック製のパッキンを意味している。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧作業シリンダ用の圧力制御装置の接続回路
の構成原理図並びに保圧弁の縦断面図である。
【図2】車両レベル制御装置用の保圧弁の縦断面図であ
る。
【図3】図2に示した保圧弁の異なった実施例の縦断面
図である。
【符号の説明】
10 油圧作業シリンダ又はアクチュエータ、 11
作動ピストン、12油圧シリンダ、 13 作動
室、 14 蓄圧器、 15 作動接続ポート、
16 弁ケーシング、 17 供給接続ポート、
18制御接続ポート、 19 圧力導管、 20
保圧弁、 21 第1の弁接続ポート、22 第2
の弁接続ポート、 23 第3の弁接続ポート、24
電磁式3ポート3位置方向制御弁としての比例動作
弁、 25 放圧導管、 26 タンク、 27
フィードポンプ、 28 制御導管、29 吐出導
管、30 電磁式2ポート2位置方向制御弁として構
成したパイロット制御弁、 31 逆止弁、 32
バイパス、 33 絞り、 34 第1の弁室、
35 第2の弁室、 36 弁開口、 37ケー
シング段部、 38 弁座、 39 弁部材、 40
座止弁、41 制御ピストン、 42 制御スラ
イダ、 43 制御室、 43a前部制御チャンバ、
43b 後部制御チャンバ、 44 ガイドピス
トン、 45 ガイド管片、 46 半径方向孔、
47 ピストンスライダ、 48 エラストマーパ
ッキン、48a シールリップ、 49ストッパ突
起、 50 リング肩部、 51,52 制御エッ
ジ、 53リングウェブ、 54 絞り孔、 55
環状面、 56 ケーシング段部、 57 閉弁
ばね、 116 ケーシング、 117,117′供
給接続ポート、 119,119′ 圧力導管、 1
20 保圧弁、136,136′ 弁開口、 1
38,138′ 弁座、 139,139′ 弁部
材、 140,140′ 座止弁、 141 制
御ピストン、 142 制御スライダ、 143a
前部制御チャンバ、 143b後部制御チャンバ、
147,147′ ピストンスライダ、 148,1
48′ エラストマーパッキン、 148a,14
8′a シールリップ、150 リング肩部、 1
51,152,151′,152′制御エッジ、 15
3 リングウェブ、 154 孔、 156 ケ
ーシング段部、 159 リングフランジ、 160
中心孔、 161 端面、 162 リングウ
ェブ、 163 逆止弁、 164 絞り孔、 1
65連通導管、 166 逆止弁、 167 ピス
トン区分、 168,169 制御エッジ、 170
ケーシング段部、 171 環状室、 172,
173 弁接続ポート、 174 戻し導管、 1
75 制御導管、176 環状溝、 177 2
ポート2位置方向制御弁
フロントページの続き (72)発明者 マルテイン シエツフエル ドイツ連邦共和国 フアイヒンゲン−エン ツヴアイヒンゲン ズデーテンシユトラー セ70

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの弁室すなわち、圧力媒体源又は圧
    力媒体溜めに交互に接続可能な供給接続ポートに連通す
    る第1の弁室と作動室に連通する第2の弁室、を互いに
    連通させる1つの弁開口と、1つの弁座と、該弁座と協
    働して前記の両弁室内の圧力によって逆向きに負荷され
    る1つの弁部材とを有する少なくとも1つの座止弁並び
    に、該座止弁を開弁するために前記弁部材に係合してい
    て制御導管を介して圧力媒体を受圧可能な制御ピストン
    を備えた形式の、車両に配置された特に圧力媒体作動式
    レベル制御装置用の保圧弁において、弁座(38;13
    8,138′)と弁部材(39;139,139′)と
    の間をシールするパッキン(48;148,148′)
    が設けられており、制御ピストン(41;141)の受
    圧時に、座止弁(40;140,140′)の開弁開始
    によって前記パッキン(48;148,148′)にご
    く僅かな圧力差しか生じないような圧力を第1の弁室
    (34;134,134′)内に増成する圧力補償手段
    (54;154,163;165,166)が設けられ
    ており、かつ前記弁部材(39;139,139′)
    が、座止弁(40;140,140′)の閉弁方向シフ
    ト時に前記弁座(38;138,138′)に対する前
    記弁部材の座着に先立って弁開口(36;136,13
    6′)を実質的に閉鎖するように構成されていることを
    特徴とする、保圧弁。
  2. 【請求項2】 圧力補償手段が、制御ピストン(41;
    141)に通じている制御導管(28;128)を第1
    の弁室(34;134,134′)と連通させる補償導
    管(54;154,165)と、前記第1の弁室(3
    4;134,134′)に開口する供給接続ポート(1
    7;117,117′)を閉止するための閉止装置(2
    4)とを有し、前記補償導管(54;154,165)
    内には絞り(54)及び/又は逆止弁(163;16
    6)が配置されており、かつ、前記補償導管(54;1
    54,165)が座止弁(40;140,140′)の
    開弁終端位置では閉止されている、請求項1記載の保圧
    弁。
  3. 【請求項3】 弁部材(39;139,139′)と結
    合された制御ピストン(41;141)が1つの制御室
    (43;143)内で軸方向に摺動可能にガイドされて
    おり、かつ該制御室を、制御導管(28;128)に接
    続された前部制御チャンバー(43a;143a)と、
    第1の弁室(34;134,134′)に連通する後部
    制御チャンバー(43b;143b)とに分割してお
    り、かつ前記制御ピストン(41;141)は、両制御
    チャンバー(43a,43b;143a,143b)を
    制限する両ピストン面の各々が、弁座(38;138,
    138′)に当接する座着半径によって囲まれた弁部材
    (39;139,139′)の面よりも大きく構成され
    ている、請求項1又は2記載の保圧弁。
  4. 【請求項4】 弁部材(39;139,139′)が閉
    弁ばね(57;157)によって、閉弁方向で極度に小
    さなプレロードで負荷されている、請求項3記載の保圧
    弁。
  5. 【請求項5】 補償導管が制御導管(28)と第1の弁
    室(34)との間では、制御ピストン(41;141)
    内に穿設した孔(54;154)として構成されてい
    る、請求項3又は4記載の保圧弁。
  6. 【請求項6】 補償導管が制御導管(128)と第1の
    弁室(134)との間では、後部制御チャンバー(13
    4b)内へ開口する連通導管(165)として構成され
    ている、請求項3又は4記載の保圧弁。
  7. 【請求項7】 制御ピストン(41;141)が、後部
    制御チャンバー(4b;143b)を制限するピストン
    面に、円環状の制御エッジを有し、該制御エッジが、後
    部制御チャンバー(43b;143b)内に形成された
    別の制御エッジと相俟って、座止弁(40;140)の
    開弁終端位置で前記後部制御チャンバー(43b;14
    3b)から補償導管(54;154;165)の開口を
    隔離する、請求項5又は6記載の保圧弁。
  8. 【請求項8】 制御ピストン(41;141)の制御エ
    ッジが、ピストン面で軸方向に張出したリングウェブ
    (53;153)に形成されており、該リングウェブ
    が、後部制御チャンバー(43b;143b)内へ半径
    方向に張出したケーシング段部(37;137)に座止
    弁(40;140)の開弁終端位置で座着し、かつ孔
    (54;154)が、リングウェブ(53;153)と
    制御ピストン縁部との間に位置するピストン区域に穿設
    されている、請求項7記載の保圧弁。
  9. 【請求項9】 リングウェブ(53;153)の内径
    が、弁座(38;138,138′)における弁部材
    (39;139,139′)の座着直径よりも大であ
    る、請求項8記載の保圧弁。
  10. 【請求項10】 制御ピストン(141)の制御エッジ
    (168)が、軸方向に張出した減径ピストン区分(1
    67)に、また後部制御チャンバー(143b)内の制
    御エッジ(169)が、半径方向に張出したケーシング
    段部(170)に形成されており、該ケーシング段部の
    内径が、前記減径ピストン区分(167)の直径よりも
    僅かに大であり、かつ前記後部制御チャンバー(143
    b)における連通導管(165)の開口が半径方向の開
    口軸線をもって、前記ケーシング段部(170)の近く
    で、しかも該ケーシング段部から、前記減径ピストン区
    分(167)の軸方向長さよりも小さい距離を隔てて配
    置されている(図3)、請求項7記載の保圧弁。
  11. 【請求項11】 座止弁(40;140,140′)の
    閉弁終端位置において弁部材(39;139)又は制御
    ピストン(41;141)が、弁ケーシングに固着した
    ストッパ(49,150)に当接している、請求項1か
    ら10までのいずれか1項記載の保圧弁。
  12. 【請求項12】 第1の弁室(34)を閉止するための
    閉止装置が、閉止位置で切換えられる比例動作弁(2
    4)によって構成されている、請求項2から11までの
    いずれか1項記載の保圧弁。
  13. 【請求項13】 弁部材(39;139,139′)
    が、一方の端面でもって弁座(38;138,13
    8′)に座着するピストンスライダ(47;147,1
    47′)として構成されており、かつ、第2の弁室(3
    5;135,135′)内で前記弁座(38;138,
    138′)から間隔をおいて配置されている半径方向の
    リング肩部(50;150,162)に、円形状の制御
    エッジ(51;151,151′)が形成されており、
    該制御エッジは、前記ピストンスライダ(47;14
    7,147′)の外周面に前記弁座(38;138,1
    38′)寄りのピストン端面が周接して形成されるリン
    グ状の制御エッジ(52;152,152′)と相俟っ
    て弁開口(36;136,136′)を制御する、請求
    項1から12までのいずれか1項記載の保圧弁。
  14. 【請求項14】 制御ピストン(41)に達する制御導
    管(28)内に絞り部(33)が構成されている、請求
    項2から13までのいずれか1項記載の保圧弁。
  15. 【請求項15】 夫々1つの弁座(138,138′)
    と弁部材(139,139′)とを有する2つの座止弁
    (140,140′)が軸方向で相前後して配置されて
    おり、制御ピストン(141)が、前記座止弁(14
    0,140′)を同期開弁させるために前記の両弁部材
    (139,139′)と結合されており、かつ、前記の
    両座止弁(140,140′)の両方の第1の弁室(1
    34,134′)が、前記制御ピストン(141)を収
    容する制御室(143)の後部制御チャンバー(143
    b)と接続されている、請求項3から14までのいずれ
    か1項記載の保圧弁。
  16. 【請求項16】 両座止弁(140,140′)の両方
    の第2弁室(135,135′)が該座止弁の閉弁位置
    において絞り部(164)によって互いに連通してい
    る、請求項15記載の保圧弁。
  17. 【請求項17】 制御ピストン(141)と、ピストン
    スライダ(147,147′)として構成された両弁部
    材(139,139′)とが、1つのピストンユニット
    (142)に纏められており、該ピストンユニット(1
    42)が、一方の第2の弁室(135′)とは直接連通
    し、また他方の第2の弁室(135)とは半径方向の絞
    り孔(164)を介して連通する孔(160)を有して
    おり、前記絞り孔(164)は、前記ピストンユニット
    (142)の軸方向シフトによって両弁開口(136,
    136′)の開放前に閉塞されるように空間的に配置さ
    れている、請求項15又は16記載の保圧弁。
  18. 【請求項18】 パッキン(48;148,148′)
    が、軟質弾性材料から成り、或いは少なくともこの種の
    材料を含んでいる、請求項1から17までのいずれか1
    項記載の保圧弁。
  19. 【請求項19】 パッキン(48;148,148′)
    が弁座(38;138,138′)と結合されている、
    請求項18記載の保圧弁。
  20. 【請求項20】 パッキン(48;148,148′)
    が弁部材(39;139,139′)と結合されてい
    る、請求項18記載の保圧弁。
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