JPH0232437Y2 - - Google Patents

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JPH0232437Y2
JPH0232437Y2 JP2017584U JP2017584U JPH0232437Y2 JP H0232437 Y2 JPH0232437 Y2 JP H0232437Y2 JP 2017584 U JP2017584 U JP 2017584U JP 2017584 U JP2017584 U JP 2017584U JP H0232437 Y2 JPH0232437 Y2 JP H0232437Y2
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JP
Japan
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sheet
aromatic
polyvinyl chloride
printing
fragrance
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JP2017584U
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JPS60132331U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、積層シートに関し、特に、定規や下
敷等に用いられるのに好適な芳香を有する印刷物
積層シートに関する。
定規や下敷等として用いられている従来のシー
ト製品は、単にプラスチツクシートに適当な印刷
を施したものにすぎない。そこで、それらの製品
に芳香性を付与することができれば商品としての
価値が高められるが、従来より知られているシー
ト材料をそのまま用いたのでは、所期の目的を達
成することができない。すなわち、上記のごとき
製品は、剛性を有することが必要であり、このた
めに、剛性のプラスチツク、例えば、硬質ポリ塩
化ビニルシートに香料を添加して芳香を有するシ
ートを得ようとしてもシート成形の際の加熱混練
により香料が揮散してしまう。
本考案は、芳香を有し、しかも剛性があり定規
や下敷等として用いられるのに好適な印刷物シー
トを提供することを目的とするものである。
本考案者は、一定量以上の可塑剤を含有する軟
質または半硬質のポリ塩化ビニルに香料を添加す
れば加熱混練に際して該香料が揮散されることも
なくシート成形されることに注目し、そのように
して得られたシートと、印刷シートおよび硬質ポ
リ塩化ビニルシートを組合せることによつて上記
目的を達成したものである。すなわち、本発明に
従えば、可塑剤10重量部以上を含有し香料が添加
された軟質または半硬質ポリ塩化ビニルシートと
印刷シートとの間に、硬質ポリ塩化ビニルシート
を介在させたことを特徴とする積層シートが提供
される。
本発明の積層シートは、軟質または半硬質ポリ
塩化ビニルによつて芳香が保有されつつ、硬質ポ
リ塩化ビニルシートによつて剛性が付与されてい
るので、商品価値の高い製品となる。しかも、芳
香シート(軟質または半硬質シート)と印刷シー
トとの間に介在している硬質ポリ塩化ビニルシー
トが、印刷シートのインキが芳香シートに浸透
し、にじむことを防止する機能を有している点か
らも当該シートを定規や下敷等の印刷物シートと
して好適なものにする。しかして、本発明の積層
シートは、芳香シートが外側にあり、且つ、芳香
シートと印刷シートの間に硬質ポリ塩化ビニルシ
ートが介在していれば、任意の数の層から構成さ
れるものであり、その個々の層の厚さおよび積層
シート全体の用途に応じて任意に選択され得るも
のである。一般的には、硬質ポリ塩化ビニルシー
トの厚さは芳香シートの厚さの2倍以上であり、
また、全体の厚さは0.5〜2.0mmである。
以下、本考案を実施例に沿つて説明する。
添付図面は、本考案の実施例である芳香シート
と硬質塩化ビニルシートおよび印刷シートを積層
してなるシート1を示す。この積層シート1は、
無機物を含有したポリプロピレン製の合成紙の印
刷物2の両面に硬質塩化ビニルシート3を重ね、
更に、その両面に芳香シート4を重ね積層した構
成を有する。
なお、印刷シート2の材質は、前記のごとき材
料に限らず、印刷可能な材料であればよく、例え
ば、紙、合成紙、硬質塩化ビニルフイルム等を用
いることができる。芳香性シート4は、ポリ塩化
ビニル樹脂100重量部に対し、可塑剤10重量部以
上と適当量の安定剤滑剤を加え、更に香料0.1重
量部以上を添加し加熱混練しロール等通常の成形
方法を用いて平滑なシートとして得ることが出来
る。
積層に対しては、芳香シート4が図のように、
必らず外側に位置し、硬質塩化ビニルシート3が
芳香性シートに隣接し印刷シート2との間に位置
することが必要である。予め芳香シート4と硬質
塩化ビニルシート3を積層しておいたものを使用
することも出来る。このように印刷面と芳香シー
トが直接接触しないようにすることにより印刷イ
ンキのにじみ(ブリード)が防止される。上記の
ような配置をとれば、層の数は任意であり、例え
ば、図においては、芳香シートが図1のように印
刷シートを中にして両側に、配設されている。
次に本考案の芳香シートの製造実施例を示す。
ポリ塩化ビニル 100重量部 錫系安定剤 3.0 滑 剤 2.0 可塑剤 20.0 着色剤 0.005 香 料 1.0 から成る配合物を加熱混練し厚さ0.1mmのシート
とした。次に市販の厚さ約0.12mmの合成紙に印刷
をおこなつた後、その両面に、予め接着剤を塗布
した厚さ0.2mmの硬質塩化ビニルシートを合わせ
更にその外側に上記芳香シートを重ね合わせた。
得られた積層物を、鏡面仕上げの軽合金板の間に
はさみ、熱プレスにより温度110℃、圧力25Kg/
cm2で20分間加熱圧着したところ、完全に接着し芳
香性を有し且剛性のある印刷積層シートが得られ
た。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案シートの実施例の断面図である。 1:積層シート、2:印刷シート、3:硬質塩
化ビニルシート、4:芳香シート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可塑剤10重量部以上を含有し香料が添加された
    軟質または半硬質ポリ塩化ビニルシートと印刷シ
    ートとの間に、硬質ポリ塩化ビニルシートを介在
    させたことを特徴とする積層シート。
JP2017584U 1984-02-15 1984-02-15 積層シ−ト Granted JPS60132331U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2017584U JPS60132331U (ja) 1984-02-15 1984-02-15 積層シ−ト

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JP2017584U JPS60132331U (ja) 1984-02-15 1984-02-15 積層シ−ト

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JPS60132331U JPS60132331U (ja) 1985-09-04
JPH0232437Y2 true JPH0232437Y2 (ja) 1990-09-03

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JPS60132331U (ja) 1985-09-04

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