JPH0231899Y2 - - Google Patents

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JPH0231899Y2
JPH0231899Y2 JP20132883U JP20132883U JPH0231899Y2 JP H0231899 Y2 JPH0231899 Y2 JP H0231899Y2 JP 20132883 U JP20132883 U JP 20132883U JP 20132883 U JP20132883 U JP 20132883U JP H0231899 Y2 JPH0231899 Y2 JP H0231899Y2
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rotation angle
motor
leaf spring
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angle detector
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はモータの回転角度を検出する回転角度
検出器をモータ端部に取り付けるために用いる回
転角度検出器取付金具に関する。
従来技術 一般に、モータの回転角度に応じて最適タイミ
ングでコイルに励磁電流を流したり、位置決め制
御などを行うため、モータの端部にその回転角度
を検出するための回転角度検出器(例えば、エン
コーダなど)が取り付けられている。この種の回
転角度検出器は通常、モータ端部に配設されるス
テータと、モータのシヤフトに固定されて該シヤ
フトの回転とともに回転するロータとから構成さ
れ、前記ステータとロータとの相対位置に基づい
て、モータの回転角度の検出が行われる。
ところで、上記検出器のステータは通常、モー
タ端部に直接固定されることなく、モータのシヤ
フトにベアリングなどを介して支持された状態
で、モータ端部に板ばねなどの弾性部材有する取
付金具を介して取り付けられている。その理由
は、シヤフトの振動及びシヤフト方向への変位な
どによつて、検出器のステータのシヤフト取付部
が著しく摩耗するのを防止するためである。
第1図は従来のモータの回転角度検出器取付金
具の一例を示したもので、同図において、モータ
1の端面には回転角度検出器2が配設され、この
回転角度検出器2はステータ3とロータ(図示せ
ず。)とから構成されている。上記ステータ3は
その中心部がシヤフト4にベアリング(図示せ
ず)を介して支持されるとともに、断面形状がS
字形を呈する第2図に示すような板ばね5を介し
て、ねじ6,7a,7bによりモータ1の端面に
取り付けられている。上記板ばね5は、ステータ
3の回転方向に対する位置決め及び軸方向に対す
る変位吸収の機能を有しており、ステータ3のシ
ヤフト方向に対する変位吸収量を大きくするため
には、板ばね5のばね定数すなわち弾性力を小さ
くする必要がある。
しかしながら、従来の取付金具は単に板ばね5
及びねじ6,7a,7bのみによつて構成されて
いたので、板ばね5の変位吸収量を大きくするた
めにばね定数を小さくすると、ベアリング部の摩
擦力に基づくステータ3の回転力により、板ばね
5にねじれ力が加わり、該板ばね5が疲労劣化す
るとともに、回転角度検出器2の精度が悪くなる
という欠点があつた。
考案の目的 本考案の目的は、回転角度検出器のモータシヤ
フト回転方向に対する位置決めと回転角度検出器
の軸線方向への変位の吸収との両機能を充分に果
すことができるモータの回転角度検出器取付金具
を提供することにある。
考案の構成 本考案は、上記の目的を達成するため、モータ
の回転角度を検出する回転角度検出器をモータ端
部に取付けるモータの回転角度検出器取付金具に
おいて、前記モータ端部に固定される第1の補強
板と、前記第1の補強板に少なくとも一部が対向
するように配置されて前記回転角度検出器に固定
される第2の補強板と、一端が前記第1の補強板
に固定され他端が前記第2の補強板に固定された
板ばねと、前記板ばねを貫通して第1及び第2の
補強板間を両補強板の対向方向に延びていて一端
が両補強板のうちの一方に対して固定され他端が
他方の補強板に設けられた孔に摺動可能に嵌合さ
れたガイドピンとを備えたことを特徴としてい
る。
上記のように構成すると、ガイドピンにより第
1及び第2ら補強板間に許容される相対変位の方
向を規制できるため、板ばねのねじれを制御して
ねじれに基づく板ばねの疲労劣化を防止すること
ができる。したがつて板ばねとしてばね定数が小
さいものを用いることができ、回転角度検出器の
軸線方向への変位を十分に吸収して回転角度検出
器のモータシヤフトに対する取付部が摩耗するの
を抑制することができる。また回転角度検出器が
モータシヤフトの回転方向に変位するのを阻止で
きるため、回転角度検出器の検出精度が低下する
のを防ぐことができる。
実施例 以下添付図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
第3図は本考案の一実施例を示したもので、同
図において11及び12はそれぞれ第1及び第2
の補強板である。これらの補強板は少なくとも一
部が対向するようにして互いに平行に配置され、
両補強板の間に第2図に示したものと同様に断面
が略S字状またはZ字状をを呈する板ばね5が配
置されている。該板ばね5の一端は第1の補強板
11に当接されて該第1の補強板に溶接やリベツ
ト止め等の適宜の手段により固定され、板ばね5
の他端は第2の補強板12に当接されて適宜の手
段により該第2の補強板12に固定されている。
第1の補強板11及び第2の補強板12は板ばね
5に比べて十分に厚く形成され、第1の補強板1
1には取付孔13及び14が、また第2の補強板
12にはネジ孔15がそれぞれ設けられている。
第1及び第2の補強板11及び12の間に両補
強板の対向方向以外の方向への相対変位が生じる
のを抑制するため、第1及び第2の補強板の間を
両補強板の対向方向に互いに平行に延びる1対の
ガイドピン16,16が設けられている。本実施
例ではこれらのガイドピンが板ばね5の中間部に
設けられた孔5a,5aをゆるく貫通しており、
両ガイドピン16,16の一端が第1の補強板1
1に固定されている。またガイドピン16,16
の他端は、第2の補強板12に設けられた孔12
a,12aを摺動自在に貫通しており、これら両
ガイドピン16,16と孔12a,12aとの嵌
合により、第1及び第2の補強板11及び12間
に、両補強板の対向方向以外の方向への相対変位
が生じるのを抑制されている。
次に第4図を参照して上記取付金具20により
回転角度検出器2をモータ1に取付けた実施例を
説明する。
第4図に示された回転角度検出器2は、中空の
軸201に固定された回転円板202と、回転円
板202を内包するように形成されてベアリング
203,203により軸201に対して支持され
たステータハウジング204と、該ステータハウ
ジング204の相対する面に固定されて回転円板
202を間にして相対向する発光器205及び受
光器206とを備えたエンコーダで、ステータハ
ウジング204は略カツプ状の2つの半部204
A及び204Bに分割し得るように形成れてい
る。回転円板202には所定のパターンでスリツ
トが形成され、この回転円板は軸201に嵌着さ
れた固定リング207に接着等により固定されて
いる。この回転角度検出器の中空軸201はモー
タ1のシヤフト4に嵌合されて、該軸201を径
方向に貫通させて設けられたネジ孔に螺入された
回り止め用ビス208によりシヤフト4に対して
固定されている。
そして本考案の取付金具20は、モータ1のケ
ース1Aの端部と検出器2のハウジング204と
の間に配置され、第1の補強板11がモータ1の
ケースの端面に当接されて、取付孔13,14を
通してケース1Aに螺入されたビス21によりモ
ータ1に対して固定される。また第2の補強板1
2は取付孔15を通してハウジング204の半部
204Aに螺入されたビス22により検出器2に
対して固定される。この場合第2の補強板12
は、ガイドピン16,17の変位を妨げないよう
に、ガイドピン16,17が貫通した部分を回転
角度検出器2のケース2Aの端部より外方に突出
させて取付けておく。
尚上記取付金具20は、回転角度検出器2の周
方向に間隔をあけて複数個配設することもでき
る。
上記実施例において板ばね5としては、ばね定
数が充分小さいものが使用されている。このよう
にばね定数の小さい板ばねを用いると、回転角度
検出器2のスラスト方向(シヤフト4の軸線方
向)への変位の吸収量を大きくすることができ、
検出器2の防振効果を大きくすることができる。
そして本考案においては、第1及び第2の補強板
の変位方向がガイドピン16,17により規制さ
れているので、板ばね5にねじれが生じるのを阻
止することができ、板ばねの疲労劣化を少なくす
ることができる上に、検出器の検出精度が低下す
るのを防ぐことができる。
上記の実施例では、ガイドピンを2本設けて第
1及び第2の補強板間の相対的変位の方向を規制
したが、ガイドピンは少なくとも1本設ければよ
い。
上記の実施例では、板ばね5として断面がS字
状またはZ字状を呈するものを用いたが、板ばね
の形状は必らずしもこのような形状に限定される
ものでなく、例えば断面がV字状を呈する板ばね
を用いることができ、また第5図に示すように連
続s字状の断面形状を呈する板ばねを用いること
もできる。
上記の実施例では、ガイドピンの一端を一方の
補強板に固定しているが、例えば第6図に示すよ
うにガイドピン16の一端をモータのケース1A
に固定しておき、該ガイドピン16を第1及び第
2の補強板11及び12にそれぞれ設けた孔11
a及び12aに摺動自在に嵌合させる構造にして
もよい。この場合は、第1の補強板11をモータ
1に対して固定した状態でガイドピン16が第1
の補強板11に対して固定される。同様にガイド
ピン16を回転角度検出器側に固定しておくこと
もできる。
上記の各実施例では、第1及び第2の補強板1
1及び12をそれぞれ板ばねの端部のモータ側及
び検出器側の面に配置したが、第7図に示すよう
に、第1及び第2の補強板11及び12を板ばね
5の端部のモータ及び検出器と反対側の面に配置
してもよい。また第7図に示すように、ガイドピ
ン16の一端を検出器のハウジング204に固定
される第2の補強板12に固定し、他端を第1の
補強板11に設けた孔11aに摺動可能に嵌合さ
せるようにしてもよい。尚第7図において100
はガイドピン16の変位を妨げないようにするた
めにモータのケース1Aに設けた凹部である。こ
の様な凹部を設けておくと、補強板11全体をモ
ータのケース端面に当接させた状態で取付けても
ガイドピン16の変位を許容することができる。
尚ガイドピン16の変位量が孔11aの深さ以下
である場合には上記のような凹部100は不要で
ある。
考案の効果 以上のように、本考案によれば、板ばねの両端
に補強板を固定し、ガイドピンにより両補強板の
間に両補強板の対向方向以外の方向への変位が生
じるのを抑制したので、板ばねのねじれを抑制す
ることができ、板ばねのねじれに基づく疲労劣化
を、防止することができる。したがつて板ばねと
してばね定数が小さいものを用いることができ、
回転角度検出器の軸線方向への変位を十分に吸収
して該検出器のモータシヤフトに対する取付部が
摩耗するのを抑制することができる。また回転角
度検出器がモータシヤフトの回転方向に変位する
のを阻止できるので検出器の検出精度が低下する
のを防ぐことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の取付金具により回転角度検出器
をモータに取付けた状態を概略的に示す斜視図、
第2図は従来の取付金具の斜視図、第3図は本考
案の一実施例を示す斜視図、第4図は同実施例の
取付金具により回転角度検出器をモータに取付け
た実施例を概略的に示した断面図、第5図乃至第
7図はそれぞれ本考案の他の異なる実施例の要部
を示す断面図である。 1……モータ、2……回転角度検出器、202
……回転円板(ロータ)、204……ステータハ
ウジング、5…板ばね、11……第1の補強板、
12……第2の補強板、16……ガイドピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) モータの回転角度を検出する回転角度検出器
    をモータ端部に取付けるモータの回転角度検出
    器取付金具において、前記モータ端部に固定さ
    れる第1の補強板と、前記第1の補強板に少な
    くとも一部が対向するように配置されて前記回
    転角度検出器に固定される第2の補強板と、一
    端が前記第1の補強板に固定され他端が前記第
    2の補強板に固定された板ばねと、前記板ばね
    を貫通して前記第1及び第2の補強板間を両補
    強板の対向方向に延び一端が両補強板のうちの
    一方に対して固定され他端が他方の補強板に設
    けられた孔に摺動可能に嵌合されたガイドピン
    とを具備したことを特徴とするモータの回転角
    度検出器取付金具。 (2) 前記板ばねは断面がS字状またはZ字状を呈
    するように形成され、前記ガイドピンは前記板
    ばねの中間部を摺動自在に貫通して設けられて
    いる実用新案登録請求の範囲第1項に記載のモ
    ータの回転角度検出器取付金具。
JP20132883U 1983-12-28 1983-12-28 モ−タの回転角度検出器取付金具 Granted JPS60111369U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20132883U JPS60111369U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 モ−タの回転角度検出器取付金具

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JP20132883U JPS60111369U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 モ−タの回転角度検出器取付金具

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Publication Number Publication Date
JPS60111369U JPS60111369U (ja) 1985-07-27
JPH0231899Y2 true JPH0231899Y2 (ja) 1990-08-29

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JP20132883U Granted JPS60111369U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 モ−タの回転角度検出器取付金具

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JP5673271B2 (ja) * 2011-03-23 2015-02-18 日産自動車株式会社 結合構造

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JPS60111369U (ja) 1985-07-27

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