JPH0231625Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0231625Y2 JPH0231625Y2 JP1984195185U JP19518584U JPH0231625Y2 JP H0231625 Y2 JPH0231625 Y2 JP H0231625Y2 JP 1984195185 U JP1984195185 U JP 1984195185U JP 19518584 U JP19518584 U JP 19518584U JP H0231625 Y2 JPH0231625 Y2 JP H0231625Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- hub
- rubber
- vibration absorber
- protrusions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 claims description 16
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、各種駆動系に生起される振動を吸収
する吸振器に関するものである。
する吸振器に関するものである。
従来から、たとえば自動車の駆動系に生起され
る振動を吸収する吸振器の一種として、第３図お
よび第４図に示すように、正面略三角形に形成さ
れ、その中央に大径の孔ｂを穿たれ、略Ｌ字形の
側断面（第４図）を呈するハブａの筒部外周に同
心的に振動リングｃを離間配置し、該ハブａと振
動リングｃをゴム部材ｄにより連結したものが知
られている。
る振動を吸収する吸振器の一種として、第３図お
よび第４図に示すように、正面略三角形に形成さ
れ、その中央に大径の孔ｂを穿たれ、略Ｌ字形の
側断面（第４図）を呈するハブａの筒部外周に同
心的に振動リングｃを離間配置し、該ハブａと振
動リングｃをゴム部材ｄにより連結したものが知
られている。
この種の吸振器は、自動車駆動系のプロペラシ
ヤフト等回転部材の外周にハブａを嵌着する等し
て、該回転部材に生起される振動を吸収するよう
になる。
ヤフト等回転部材の外周にハブａを嵌着する等し
て、該回転部材に生起される振動を吸収するよう
になる。
一般に、駆動系において問題となりやすい振動
は、駆動系のねじり共振によるギヤ（トランスミ
ツシヨン部やデフ（差動機））鳴りやデフ自体の
ワインドアツプ共振による車内騒音である。これ
らねじり共振やワインドアツプ共振の周波数は、
およそ30〜70Hzや100〜200Hzの低周波域である。
ギヤが介される場合、噛合い一次の歯数比が乗じ
られる当該吸振器のマスΘRは吸振効果の関係か
らあ〓る〓程度の大きさを持つていなければならず、
固有振動数を低周波にするために、ゴム部材に抜
き窓が必要とされる。第３図および第４図に示し
た上記従来例においては、ゴム部材ｄに対し、正
面形状を異にする２種類の抜き窓ｅ，ｆが、３箇
所ずつ交互に等配形成されている。
は、駆動系のねじり共振によるギヤ（トランスミ
ツシヨン部やデフ（差動機））鳴りやデフ自体の
ワインドアツプ共振による車内騒音である。これ
らねじり共振やワインドアツプ共振の周波数は、
およそ30〜70Hzや100〜200Hzの低周波域である。
ギヤが介される場合、噛合い一次の歯数比が乗じ
られる当該吸振器のマスΘRは吸振効果の関係か
らあ〓る〓程度の大きさを持つていなければならず、
固有振動数を低周波にするために、ゴム部材に抜
き窓が必要とされる。第３図および第４図に示し
た上記従来例においては、ゴム部材ｄに対し、正
面形状を異にする２種類の抜き窓ｅ，ｆが、３箇
所ずつ交互に等配形成されている。
しかしながら、上記構成によると、必然的に当
該吸振器の共振倍率も大きくなり、比較的大振幅
の振動が入力された場合（ねじり共振では円周方
向の振動、ワインドアツプ共振では径方向および
軸方向の振動）に、ゴム部材ｄの歪が過大となる
問題を有している。
該吸振器の共振倍率も大きくなり、比較的大振幅
の振動が入力された場合（ねじり共振では円周方
向の振動、ワインドアツプ共振では径方向および
軸方向の振動）に、ゴム部材ｄの歪が過大となる
問題を有している。
本考案は、以上の点に鑑み、ゴム部材の過大な
歪を抑えることにより耐久性に優れた吸振器を提
供せんとするものである。
歪を抑えることにより耐久性に優れた吸振器を提
供せんとするものである。
この目的を達成するため、本考案の吸振器は、
駆動系の回転部材に装着される円環形のハブと、
該ハブの外周に同心的に配置される振動リングを
ゴム部材を介して連結してなる吸振器において、
前記ハブと前記振動リングのいずれか一方に突設
したゴム製の突起を他方に突設したゴム製の２個
の突起の間に挟んで円周方向および径方向のスト
ツパを形成し、前記突起の対向面を互いに略平行
な状態で中心軸線に対して傾斜させて軸方向のス
トツパを形成することとした。
駆動系の回転部材に装着される円環形のハブと、
該ハブの外周に同心的に配置される振動リングを
ゴム部材を介して連結してなる吸振器において、
前記ハブと前記振動リングのいずれか一方に突設
したゴム製の突起を他方に突設したゴム製の２個
の突起の間に挟んで円周方向および径方向のスト
ツパを形成し、前記突起の対向面を互いに略平行
な状態で中心軸線に対して傾斜させて軸方向のス
トツパを形成することとした。
上記構成を備える本考案の吸振器に対し、あら
かじめ設定した許容値以上の振幅が入力される
と、上記ストツパが働いてゴム部材の過度の変形
を抑止するようになる。
かじめ設定した許容値以上の振幅が入力される
と、上記ストツパが働いてゴム部材の過度の変形
を抑止するようになる。
つぎに本考案吸振器の実施例を図面にしたがつ
て説明する。
て説明する。
第１図および第２図に示すように、ハブ１の外
周面に外周方向へ向けてゴム製の突起３を突設
し、該突起３を振動リング２の内周面に内周方向
へ向けて突設したゴム製の２個の突起４，５の間
に挟んで円周方向および径方向のストツパを形成
し、前記突起３，４，５の対向面３ａ，３ｂ，４
ａ，５ａを互いに略平行な状態で中心軸線に対し
て傾斜させて軸方向のストツパを形成する。スト
ツパは３個の突起３，４，５を１組として複数組
（例えば４組）設けられ、ハブ１と振動リング２
を連結するゴム部材（図示せず）と円周方向に交
互にかつ等配状に並べられる。各突起３，４，５
およびゴム部材は同じゴム材質よりなり、ハブ１
および振動リング２に対して同時に加硫（成形お
よび接着）される。
周面に外周方向へ向けてゴム製の突起３を突設
し、該突起３を振動リング２の内周面に内周方向
へ向けて突設したゴム製の２個の突起４，５の間
に挟んで円周方向および径方向のストツパを形成
し、前記突起３，４，５の対向面３ａ，３ｂ，４
ａ，５ａを互いに略平行な状態で中心軸線に対し
て傾斜させて軸方向のストツパを形成する。スト
ツパは３個の突起３，４，５を１組として複数組
（例えば４組）設けられ、ハブ１と振動リング２
を連結するゴム部材（図示せず）と円周方向に交
互にかつ等配状に並べられる。各突起３，４，５
およびゴム部材は同じゴム材質よりなり、ハブ１
および振動リング２に対して同時に加硫（成形お
よび接着）される。
上記構成の吸振器は、従来技術と同様にハブ１
と振動リング２を連結するゴム部材（図示せず）
の弾性により駆動系に生じる各種方向の振動を吸
収するものであるが、前記突起３，４，５の組み
合わせによるストツパ作用によつて円周方向、径
方向および軸方向の何れについてもゴム部材の過
度の変形を抑止することができる。尚、前記実施
例ではハブ１に１個の突起３を設け、振動リング
２に２個の突起４，５を設けたが、その配置は反
対であつても良い。
と振動リング２を連結するゴム部材（図示せず）
の弾性により駆動系に生じる各種方向の振動を吸
収するものであるが、前記突起３，４，５の組み
合わせによるストツパ作用によつて円周方向、径
方向および軸方向の何れについてもゴム部材の過
度の変形を抑止することができる。尚、前記実施
例ではハブ１に１個の突起３を設け、振動リング
２に２個の突起４，５を設けたが、その配置は反
対であつても良い。
本考案の吸振器は、以上説明したように、複数
ゴム突起を組み合わせて円周方向、径方向および
軸方向に作動するストツパを形成したもので、大
振幅の振動が入力されたときのゴム部材の変形を
適量に抑えて耐久性を向上させることができる。
ゴム突起を組み合わせて円周方向、径方向および
軸方向に作動するストツパを形成したもので、大
振幅の振動が入力されたときのゴム部材の変形を
適量に抑えて耐久性を向上させることができる。
第１図は本考案の一実施例に係る吸振器の要部
正面図、第２図は第１図におけるＡ−Ａ断面図、
第３図は従来例に係る吸振器の正面図、第４図は
第３図におけるＢ−Ｂ断面図である。 １……ハブ、２……振動リング、３，４，５…
…突起、３ａ，３ｂ，４ａ，５ａ……対向面。
正面図、第２図は第１図におけるＡ−Ａ断面図、
第３図は従来例に係る吸振器の正面図、第４図は
第３図におけるＢ−Ｂ断面図である。 １……ハブ、２……振動リング、３，４，５…
…突起、３ａ，３ｂ，４ａ，５ａ……対向面。
Claims (1)
- 駆動系の回転部材に装着される円環形のハブ１
と、該ハブ１の外周に同心的に配置される振動リ
ング２をゴム部材を介して連結してなる吸振器に
おいて、前記ハブ１と前記振動リング２のいずれ
か一方に突設したゴム製の突起３を他方に突設し
たゴム製の２個の突起４，５の間に挟んで円周方
向および径方向のストツパを形成し、前記突起
３，４，５の対向面３ａ，３ｂ，４ａ，５ａを互
いに略平行な状態で中心軸線に対して傾斜させて
軸方向のストツパを形成したことを特徴とする吸
振器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984195185U JPH0231625Y2 (ja) | 1984-12-25 | 1984-12-25 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984195185U JPH0231625Y2 (ja) | 1984-12-25 | 1984-12-25 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61109939U JPS61109939U (ja) | 1986-07-11 |
| JPH0231625Y2 true JPH0231625Y2 (ja) | 1990-08-27 |
Family
ID=30752687
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984195185U Expired JPH0231625Y2 (ja) | 1984-12-25 | 1984-12-25 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0231625Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH058357Y2 (ja) * | 1987-12-23 | 1993-03-02 | ||
| JP6479321B2 (ja) * | 2014-03-11 | 2019-03-06 | Nok株式会社 | ダイナミックダンパ |
| JP2017096408A (ja) * | 2015-11-25 | 2017-06-01 | 株式会社フコク | 電磁クラッチ用ダンパ電磁クラッチ |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5922362U (ja) * | 1982-08-03 | 1984-02-10 | 株式会社ノーリツ | 給湯栓 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59131642U (ja) * | 1983-02-23 | 1984-09-04 | エヌ・オ−・ケ−・メグラステイツク株式会社 | ダンパ |
-
1984
- 1984-12-25 JP JP1984195185U patent/JPH0231625Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5922362U (ja) * | 1982-08-03 | 1984-02-10 | 株式会社ノーリツ | 給湯栓 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61109939U (ja) | 1986-07-11 |
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