JPH0231596B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0231596B2 JPH0231596B2 JP56188415A JP18841581A JPH0231596B2 JP H0231596 B2 JPH0231596 B2 JP H0231596B2 JP 56188415 A JP56188415 A JP 56188415A JP 18841581 A JP18841581 A JP 18841581A JP H0231596 B2 JPH0231596 B2 JP H0231596B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- torque
- axis
- component
- magnetic flux
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- Expired - Lifetime
Links
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 claims description 13
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 11
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 4
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P25/00—Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details
- H02P25/02—Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details characterised by the kind of motor
- H02P25/022—Synchronous motors
- H02P25/024—Synchronous motors controlled by supply frequency
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は交流電動機、特に同期機の電機子電
流を磁束に平行な磁化電流成分と、磁束に直交す
るトルク電流成分とに分解し、トルク電流成分を
制御することによりその発生トルクを自由に変え
るようにする、いわゆるベクトル制御方式を用い
た同期機における電機子電流の制御方法に関す
る。
流を磁束に平行な磁化電流成分と、磁束に直交す
るトルク電流成分とに分解し、トルク電流成分を
制御することによりその発生トルクを自由に変え
るようにする、いわゆるベクトル制御方式を用い
た同期機における電機子電流の制御方法に関す
る。
第1図はかかる同期機の動作を説明するための
ベクトル図である。
ベクトル図である。
同図において、ifは界磁電流、i2は磁束Φに直
交する電機子電流成分(以下、トルク電流と呼
ぶ。)、i〓はifとi2とが合成された磁化電流、δは内
部相差角または負荷角である。同期機トランスベ
クトル制御では、一般に電動機の負荷力率は1に
制御されるので、磁束Φに平行する電機子の磁化
電流成分は存在しないものとする。第1図からも
明らかなように、界磁電流指令値if *は磁束の指
令値に対応する磁化電流指令値i〓*と負荷角δよ
り次式の如く与えられる。
交する電機子電流成分(以下、トルク電流と呼
ぶ。)、i〓はifとi2とが合成された磁化電流、δは内
部相差角または負荷角である。同期機トランスベ
クトル制御では、一般に電動機の負荷力率は1に
制御されるので、磁束Φに平行する電機子の磁化
電流成分は存在しないものとする。第1図からも
明らかなように、界磁電流指令値if *は磁束の指
令値に対応する磁化電流指令値i〓*と負荷角δよ
り次式の如く与えられる。
if *=i〓*/cosδ ……(1)
すなわち、負荷角δに応じて界磁電流を増減す
る必要がある。ところで、界磁回路には一般に大
きなインダクタンスが存在するので、界磁電流を
増減するときは過渡的に大きな界磁電圧を必要と
する。この界磁電圧の最大出力電圧を経済的な理
由からある値で制御すると、所望の界磁電流が流
れず、このため負荷角δが90度を越えることがあ
る(第1図の点線で示される如く界磁電流ifを小
さくして考えると明らかである。)そして、この
負荷角δが90度を越えると、同期機において不安
定現象を生じることは既に知られているところで
ある。
る必要がある。ところで、界磁回路には一般に大
きなインダクタンスが存在するので、界磁電流を
増減するときは過渡的に大きな界磁電圧を必要と
する。この界磁電圧の最大出力電圧を経済的な理
由からある値で制御すると、所望の界磁電流が流
れず、このため負荷角δが90度を越えることがあ
る(第1図の点線で示される如く界磁電流ifを小
さくして考えると明らかである。)そして、この
負荷角δが90度を越えると、同期機において不安
定現象を生じることは既に知られているところで
ある。
この発明は上記に鑑みなされたもので、同期機
の負荷角が90゜el(電気角)を越えないように電機
子電流を制限することにより、同期機の運転を安
定に行ないうるようにすることを目的とする。
の負荷角が90゜el(電気角)を越えないように電機
子電流を制限することにより、同期機の運転を安
定に行ないうるようにすることを目的とする。
すなわち、第1図において、同期機の負荷角δ
が90゜elを越えるということは、d軸方向の合成
起磁力が負になるということである。したがつ
て、この発明は、合成起磁力のd軸成分が常に正
となるように電機子電流を制限する点に特徴を有
するものである。
が90゜elを越えるということは、d軸方向の合成
起磁力が負になるということである。したがつ
て、この発明は、合成起磁力のd軸成分が常に正
となるように電機子電流を制限する点に特徴を有
するものである。
ところで、一般に電動機は制動巻線を有してい
る。第1図においては、該制動巻線による電流に
ついては省略されているので、ここで、制動巻線
電流のd軸(d,q軸は所定の角速度で回転する
回転軸であつて、回転する磁束や電流を回転軸上
からながめることによつて、これらの量を直流量
として扱いうるようにするものである。)成分iDd
をも考慮すると、合成起磁力のd軸成分i〓dは次
式の如く表わされる。
る。第1図においては、該制動巻線による電流に
ついては省略されているので、ここで、制動巻線
電流のd軸(d,q軸は所定の角速度で回転する
回転軸であつて、回転する磁束や電流を回転軸上
からながめることによつて、これらの量を直流量
として扱いうるようにするものである。)成分iDd
をも考慮すると、合成起磁力のd軸成分i〓dは次
式の如く表わされる。
i〓d=if+iDd−i2sinδ ……(2)
したがつて、i〓dが正となる条件は次の(3)式で
与えられる。
与えられる。
i2<(if+iDd)/sinδ(sinδ>0)
i2>(if+iDd)/sinδ(sinδ<0)……(3)
すなわち、トルク電流を(3)式にしたがつて制限
すれば、負荷角δは90゜elを越すことはない。
すれば、負荷角δは90゜elを越すことはない。
ところで、d軸制動巻線の電圧電流方程式は次
式で与えられる。
式で与えられる。
rDdiDd+d/dt〔(lDd+Md)iDd
+Md(id+if)〕=0
ここで、p=d/dtとおくと、
〔r〓d+p(lDd+Md〕iDd
+pMd(id+if)=0
となり、したがつてiDdは
∴iDd=−pMd(id+if)/rDd+p(lDd+Md)
=−pMd/rDd/1+plDd+Md/rDd・(id+if)…
…(4) ここに、rDdはd軸制動巻線抵抗、lDdはd軸制
動巻線もれインダクタンス、Mdはd軸電機子反
作用インダクタンス、idはd軸電機子電流であ
る。
…(4) ここに、rDdはd軸制動巻線抵抗、lDdはd軸制
動巻線もれインダクタンス、Mdはd軸電機子反
作用インダクタンス、idはd軸電機子電流であ
る。
第2図は上記(4)式によつてd軸制動巻線電流
iDdを演算によつて求める例を示す回路図である。
同図においてOP1,OP2はともに演算増巾器であ
つて、演算増巾器OP1にはd軸電機子電流idおよ
び界磁電流ifが導入される。したがつて、演算増
巾器OP1を含む回路によつて電流id,ifが加算さ
れ、その出力には−(id+if)なる出力が得られ、
演算増巾器OP2,コンデンサC等を含む回路にお
いては、極性を反転した次式の如き演算が行なわ
れる。
iDdを演算によつて求める例を示す回路図である。
同図においてOP1,OP2はともに演算増巾器であ
つて、演算増巾器OP1にはd軸電機子電流idおよ
び界磁電流ifが導入される。したがつて、演算増
巾器OP1を含む回路によつて電流id,ifが加算さ
れ、その出力には−(id+if)なる出力が得られ、
演算増巾器OP2,コンデンサC等を含む回路にお
いては、極性を反転した次式の如き演算が行なわ
れる。
R2/R1+1/pC=PR2C/1+PR1C ……(5)
したがつて、演算増巾器OP1,OP2等を含む回
路によつて第(4)式の如き演算が行なわれ、その出
力にはiDdが得られる。この場合、R2C=Md/rDd、
R1C=(lDd+Md)/rDdとなるように抵抗R1,R2
およびコンデンサCの値が決められることは云う
迄もない。なお、制動巻線を有していない場合
は、勿論上記の如き演算回路は不要である。ここ
でifは比較的容易に検出できる量であり、idにつ
いても電機子電流より既に知られている座標変換
により求めることができ、また、sinδについても
同様である。
路によつて第(4)式の如き演算が行なわれ、その出
力にはiDdが得られる。この場合、R2C=Md/rDd、
R1C=(lDd+Md)/rDdとなるように抵抗R1,R2
およびコンデンサCの値が決められることは云う
迄もない。なお、制動巻線を有していない場合
は、勿論上記の如き演算回路は不要である。ここ
でifは比較的容易に検出できる量であり、idにつ
いても電機子電流より既に知られている座標変換
により求めることができ、また、sinδについても
同様である。
第3図は、(3)式にしたがつてi2の指令値i2 *を制
限する回路の具体例を示す回路図である。
限する回路の具体例を示す回路図である。
第3図において、1は演算増巾器OP3,OP4よ
り構成される絶対値演算器、2は割算器、3は演
算増巾器OP5,OP6からなる極性反転機能をもつ
バツフア、4は演算増巾器OP7およびダイオード
D1,D2等から構成されるリミツタである。した
がつて、演算器1においては|sinδ|の演算が行
なわれ、割算器2においては(if+iDd)/|sinδ
|なる演算が行なわれる。すなわち、従来i2 **と
して与えられていたトルク電流指令値は、リミツ
タ4によつて割算器2からの出力に制限され、新
たな電流指令値i2 *が得られるものである。この
場合、i2が大きい場合はi2>0でsinδ>0、i2<0
でsinδ<0であるから |i2|<(if+iDd)/|sinδ| なる制限がかけられることになる。
り構成される絶対値演算器、2は割算器、3は演
算増巾器OP5,OP6からなる極性反転機能をもつ
バツフア、4は演算増巾器OP7およびダイオード
D1,D2等から構成されるリミツタである。した
がつて、演算器1においては|sinδ|の演算が行
なわれ、割算器2においては(if+iDd)/|sinδ
|なる演算が行なわれる。すなわち、従来i2 **と
して与えられていたトルク電流指令値は、リミツ
タ4によつて割算器2からの出力に制限され、新
たな電流指令値i2 *が得られるものである。この
場合、i2が大きい場合はi2>0でsinδ>0、i2<0
でsinδ<0であるから |i2|<(if+iDd)/|sinδ| なる制限がかけられることになる。
なお、第1図において、電機子から磁束に平行
な磁化電流成分i1を流す場合(力率が1でない場
合)は、上記(3)式の分子をif+iDd+i1cosδとすれ
ばよいことは云う迄もない。
な磁化電流成分i1を流す場合(力率が1でない場
合)は、上記(3)式の分子をif+iDd+i1cosδとすれ
ばよいことは云う迄もない。
以上のように、ベクトル制御方式によつて同期
電動機を制御する場合に、所定回転軸(d軸)の
起磁力が常に正となるようにトルク電流成分値を
制限するようにしたから、内部相差角(負荷角)
δが90゜elを越えることがなく、したがつて安定
な運転を行なうことができるものである。
電動機を制御する場合に、所定回転軸(d軸)の
起磁力が常に正となるようにトルク電流成分値を
制限するようにしたから、内部相差角(負荷角)
δが90゜elを越えることがなく、したがつて安定
な運転を行なうことができるものである。
第1図は同期機をベクトル制御する場合の動作
を説明するためのベクトル図、第2図は所定軸方
向の制動巻線電流演算回路を示す回路図、第3図
はこの発明の実施例を示す回路図である。 符号説明、1…絶対値演算器、2…割算器、3
…バツフア、4…リミツタ、OP1〜OP7…演算増
巾器、R,R0,R1,R2…抵抗、C…コンデンサ、
D1,D2…ダイオード、Φ…磁束、δ…内部相差
角(負荷角)、if…界磁電流、i2…トルク電流、i〓
…磁化電流、iDd…制動巻線電流、i2 **…従来のト
ルク電流指令値、i2 *…この発明によるトルク電
流指令値。
を説明するためのベクトル図、第2図は所定軸方
向の制動巻線電流演算回路を示す回路図、第3図
はこの発明の実施例を示す回路図である。 符号説明、1…絶対値演算器、2…割算器、3
…バツフア、4…リミツタ、OP1〜OP7…演算増
巾器、R,R0,R1,R2…抵抗、C…コンデンサ、
D1,D2…ダイオード、Φ…磁束、δ…内部相差
角(負荷角)、if…界磁電流、i2…トルク電流、i〓
…磁化電流、iDd…制動巻線電流、i2 **…従来のト
ルク電流指令値、i2 *…この発明によるトルク電
流指令値。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 同期電動機の電機子電流を磁束を作る磁化電
流成分と磁束に作用してトルクを発生するトルク
電流成分とに分け、主として該トルク電流成分に
もとづいて同期電動機を制御するに当たり、 前記トルク電流をi2、電動機界磁電流をif、制
動巻線電流の所定回転軸(d軸)成分をiDd、内
部相差角をδとするとき、前記トルク電流i2を、 |i2|<(if+iDd)/|sinδ| なる関係を満たすように制限することを特徴とす
る同期電動機の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56188415A JPS5893492A (ja) | 1981-11-26 | 1981-11-26 | 同期電動機の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56188415A JPS5893492A (ja) | 1981-11-26 | 1981-11-26 | 同期電動機の制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5893492A JPS5893492A (ja) | 1983-06-03 |
JPH0231596B2 true JPH0231596B2 (ja) | 1990-07-13 |
Family
ID=16223253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56188415A Granted JPS5893492A (ja) | 1981-11-26 | 1981-11-26 | 同期電動機の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5893492A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6122795A (ja) * | 1984-07-10 | 1986-01-31 | Fanuc Ltd | 同期電動機の制御方法 |
-
1981
- 1981-11-26 JP JP56188415A patent/JPS5893492A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5893492A (ja) | 1983-06-03 |
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