JPH0231559B2

JPH0231559B2 -

Info

Publication number: JPH0231559B2
Application number: JP58204297A
Authority: JP
Inventors: Masaaki Nishio
Original assignee: NEC Home Electronics Ltd
Current assignee: NEC Home Electronics Ltd
Priority date: 1983-10-31
Filing date: 1983-10-31
Publication date: 1990-07-13
Also published as: JPS6096995A

Description

【発明の詳細な説明】技術分野本発明は、送信器の入力キーを多機能化し、多
くの信号伝送を可能にしたリモコン送・受信装置
に関する。

背景技術ビデオ・オーデイオ機器には、離れた場所から
操作ができるよう、リモコン送・受信装置を組み
込んだものが多く、送信内容が複雑化するにつ
れ、送信部に設けるキーの数が増えつつある。し
かるに、従来のリモコン送・受信装置は、送信部
のキーが１キー１機能であるため、多機能化すれ
ばするほど、キーの数が増えてしまい、送信部上
のキーの実装密度が高く、操作もしずつらい等の
欠点があつた。特に、文字多重放送が受信できる
テレビジヨン受像機のような場合、受信した文字
多重放送のなかから、視聴者がひつような情報を
得るために行なう操作内容が複雑であり、多数の
キーを設けなければならないために、送信部がど
うしても大型化してしまい、コンパクト化できな
い等の欠点があつた。

発明の開示本発明は、上記欠点を除去したものであり、送
信部から送られてくる複数モードの各信号を受信
する受信部を、インタフエース回路を介して複数
の各モードに対応した受信回路に接続し、送信部
から送られてくる入力信号を予めインターフエー
ス回路に指定したプログラムに従つて判読し、所
定の各モードに対応した受信回路を選択し、前記
インタフエース回路に接続されるようにし、これ
により送信部のキーの多機能化を可能にしたリモ
コン送・受信装置を提供することをもくてきとす
るものである。

この目的を達成するため、本発明は、第１のモ
ードと第２のモードとを選択的に切り換える切換
スイツチと、前記第１のモードと第２のモードに
共通に使用される“１”から“９”までの数字を
表す第１の数字入力キー群と、前記第１のモード
が選択されているときのみ使用され前記第１の数
字以外の数字を表す第２の数字入力キー群と、前
記第２のモードが選択されているときのみ使用さ
れ前記第１と第２の数字以外の数字又は記号を表
す特殊入力キー群とを備え、前記入力キー群が操
作されたとき入力信号を送信する送信部と、この
送信部が送信した入力信号を遠隔的に受信する受
信部と、この受信部に接続され、前記切換スイツ
チを操作したときに送信されるモード切換信号と
前記入力キー群を操作したときに送信される入力
信号を判読し、予め指定したプログラムにより前
記各モードを選択し、かつ前記モードに応じた機
能を処理するインターフエース回路と、このイン
ターフエース回路に接続され、前記第１のモード
が選択されているときに動作可能状態となる第１
の受信回路と前記第２のモードが選択されたとき
に動作可能状態となる第２の受信回路とからなる
リモコン送・受信装置において、前記第１のモー
ドが選択されているときのみ使用される前記第２
の数字入力キー群と前記第２のモードが選択され
ているときのみ使用される前記特殊入力キー群と
を同一の入力キーで兼用し、前記切換スイツチで
選択した前記各モードに対応して前記入力キーの
機能が切り換わるように構成したことを要旨とす
るものである。

本発明によれば、受信部にインタフエース回路
を介して接続した複数のモードの受信回路を、送
信部からの入力信号に対応して所定のモードの受
信回路が選択される構成としたから、送信部に設
けた入力キーの数は変えなくとも、受信回路の数
だけ入力キーの機能を多機能化することができ、
従つて同一のキー操作であつても、選択した受信
回路によつて異なる意味をもたせることができ、
これにより例えばビデオ・オーデイオ機器の遠隔
操作用として用いることにより、遠隔操作に必要
な入力信号の数が増えても、送信部の大きさや入
力キーの数等を変えずに、コンパクトで使い勝手
の優れた送信部を提供することができる。

また、予め指定したプログラムにしたがつてイ
ンターフエース回路が、所定のモードの受信回路
を選択するため、例えばテレビジヨン放送を受信
している場合でも文字多重放送用の機能を使用す
ることが可能になるなど、送信部のキー多機能化
を図つたシステムリモコンの提供ができるもので
ある。

発明を実施するための最良の形態以下、本発明の実施例について、図面を参照し
て説明する。第１図は、本発明のリモコン送・受
信装置の一実施例を示す概略構成図、第２図は、
第１図に示した送信部の平面図、第３図は、第１
図に示したインタフエース回路の動作を説明する
ためのフローチヤート図である。

第１図中、リモコン送・受信装置１は、文字多
重放送が受信できるテレビジヨン受像機２に適用
したものであり、送信部３と受信部４、インタフ
エース回路５及び一対の受信回路６，７等から構
成される。受信回路６は、従来からあるチヤンネ
ル選択指令や音量調節指令等の指令を受信する回
路であり、これに対し受信回路７は、文字多重放
送の受信に関連した指令を受信する回路であり、
ともにインタフエース回路５を介して受信部４に
接続されている。

送信部３は、第２図に示した如く、１チヤンネ
ルから９チヤンネルまでのチヤンネルを選択する
ための第１の数字入力キー群８₁ないし８₉、10チ
ヤンネルから12チヤンネルまでのチヤンネルを選
択するための第２の数字入力キー群と文字多重放
送モードでは「＊」、「０」、「＃」の数字又は記号
（文字を含む）としても使用できる特殊入力キー
群８₁₀ないし８₁₂、音量の大小を可変するための
入力キー９ｕ，９ｄ、チヤンネルのアツプダウン
用入力キー１０ｕ、１０ｄ、複数のモードを選択
的に切換える切換えスイツチ１１，１２，１３，
１４（例えば、このモードをパーソナルコンピユ
ータ又はビデオテープレコーダ又はテレビジヨン
放送及び文字多重放送などがある。）、さらに音声
消去用の入力キー１５、主音声と副音声切り換え
用の入力キー１６、その他、予約入力キー１７、
続出入力キー１８、待機入力キー１９、索引入力
キー２０、解除入力キー２１、停止入力キー２
２、コピー入力キー２３、スーパーインポーズ入
力キー２４及び電源キー２５等が設けられてい
る。

本実施例の場合、テレビジヨン放送モードで使
用する選局用の第１及び第２の数字入力キー８₁
ないし８₁₂は、１ないし12チヤンネルに対応する
以外に、１から９までの数字を表わす第１の数字
入力キーと、“＊”、“０”、“＃”で表わされる特
殊入力キーに対応させてある。“＊”は文字多重
放送における番組指定用であり、“０”は、数字
の零を表わし、“＃”は、文字多重放送における
番組内の頁指定用である。これらの入力キー８₁
ないし８₁₂は、１個のキーが２機能を有するわけ
であるが、後述する如く、文字多重放送の受信を
指定するための入力キー１４を押すか、又はテレ
ビジヨン放送の入力キー１３を押すかすることに
より、一方の機能を選択することができる。

インタフエース回路５は、キーマトリクス形式
のマトリクス回路５ａが接続してあり、受信部４
が受信した信号を、あらかじめ指定されたロジツ
クにより判読し、受信回路６又は７に振り分ける
働きをする。

したがつて、テレビジヨン放送を受信している
場合（TVモード）で、文字多重放送（文多モー
ド）用の例えばスーパーキー２４を働かせて、テ
レビジヨン放送信号に文字信号を重ねて表示した
り、逆に文字多重放送を受信している場合（文多
モード）に、テレビジヨン放送（TVモード）用
の例えばVOLキー９ｕ，９ｄや音声消去キー１
５等を働かせることができるものである。

ここで、文字多重放送を受信する場合、電源キ
ー２５を押したあと、テレビジヨン放送の入力キ
ー１３を押す。入力キー１３が押されたことを受
信した受信部４が、インタフエース回路５に信号
を伝送すると、インタフエース回路５は受信回路
６を受信状態とする。このため、第３図に示した
ステツプ１０１において、テレビジヨン放送モー
ドとなり、その結果、入力キー８₁₀を押した場
合、入力キー８₁₀はチヤンネル“10”を表わす信
号として処理される。

こうして、所望チヤンネルの選局がなされたあ
と、今度は文字多重放送受信用の入力キー１４を
押すと、ステツプ１０２における判断結果に従つ
て、インタフエース回路５は、受信回路７を受信
状態とする。前述の如く、この受信回路７は、文
字多重放送の受信に関連した指令を受信する回路
であり、このため入力キー８₁₀，８₁₁，８₁₂は、
それぞれ“＊”、“０”、“＃”で表わされる入力機
能をもつようになり、入力キー８₁ないし８₉及び
８₁₁は、テンキーとなる。

従つて、ステツプ１０３において文字多重放送
モードが選択されたあと、既に指定したチヤンネ
ルでの文字多重放送について、例えば“７＊３
＃”のように４回のキー操作を行なうと、指定チ
ヤンネル内の第７番組の第３頁目の文字多重放送
を選択することができる。

また、文字多重放送モードにおいて、入力キー
１３を押せば、ステツプ１０４における判断結果
に従つて、再びテレビジヨン放送モードが選択さ
れ、ステツプ１０１に戻る結果、入力キー８₁な
いし８₁₂は、元通りチヤンネル１ないし12に対応
した選局用入力キーの機能を有するようになる。

以上説明したように、上記構成になるリモコン
送・受装置１によれば、受信部４にインタフエー
ス回路５を介して接続した複数のモードに対応し
た受信回路６，７を、送信部３からの入力信号に
対応して所定のモードの受信回路６又は７が選択
される構成としたから、送信部３に設けた入力キ
ー８₁ないし８₁₂の数は変えなくとも、受信回路
６，７の数だけ入力キー８₁ないし８₁₂の機能を
多機能化することができ、従つて同一のキー操作
であつても、選択した受信回路６又は７によつて
異なる意味をもたせることができ、これにより例
えばビデオ・オーデイオ機器の遠隔操作用として
用いることにより、遠隔操作に必要な入力信号の
数が増えても、送信部３の大きさや入力キー８₁
ないし８₁₂の数等を変えずに、コンパクトで使い
勝手の優れた送信部３を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のリモコン送・受信装置の一
実施例を示す概略構成図、第２図は、第１図に示
した送信部の平面図、第３図は、第１図に示した
インタフエース回路の動作を説明するためのフロ
ーチヤート図である。１……リモコン送・受信装置、３……送信部、
４……受信部、５……インタフエース回路。

Claims

【特許請求の範囲】１第１のモードと第２のモードとを選択的に切
り換える切換スイツチと、前記第１のモードと第２のモードに共通に使用
される“１”から“９”までの数字を表す第１の
数字入力キー群と、前記第１のモードが選択されているときのみ使
用される前記第１の数字以外の数字を表す第２の
数字入力キー群と、前記第２のモードが選択されているときのみ使
用される前記第１と第２の数字以外の数字又は記
号を表す特殊入力キー群とを備え、前記入力キー
群が操作されたとき入力信号を送信する送信部
と、この送信部が送信した入力信号を遠隔的に受信
する受信部と、この受信部に接続され、前記切換スイツチを操
作したときに送信されるモード切換信号と前記入
力キー群を操作したときに送信される入力信号を
判読し、予め指定したプログラムにより前記各モ
ードを選択し、かつ前記モードに応じた機能を処
理するインターフエース回路と、このインターフエース回路に接続され、前記第
１のモードが選択されているときに動作可能状態
となる第１の受信回路と前記第２のモードが選択
されたときに動作可能状態となる第２の受信回路
とからなるリモコン送・受信装置において、前記第１のモードが選択されているときのみ使
用される前記第２の数字入力キー群と前記第２の
モードが選択されているときのみ使用される前記
特殊入力キー群とを同一の入力キーで兼用し、前
記切換スイツチで選択した前記各モードに対応し
て前記入力キーの機能が切り換わることを特徴と
するリモコン送・受信装置。２前記第１のモードをテレビジヨン放送とし、
前記第２のモードを文字多重放送としたことを特
徴とする特許請求の範囲第１項記載のリモコン
送・受信装置。３前記第２の数字入力キー群が“10”から
“12”までの数字であることを特徴とする特許請
求の範囲第１項記載のリモコン送・受信装置。４前記特殊入力キー群が“＃”、“＊”、“０”の
数字又は記号であることを特徴とする特許請求の
範囲第１項記載のリモコン送・受信装置。