JPH0231350A - 情報記録媒体の製造方法 - Google Patents

情報記録媒体の製造方法

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JPH0231350A
JPH0231350A JP17925988A JP17925988A JPH0231350A JP H0231350 A JPH0231350 A JP H0231350A JP 17925988 A JP17925988 A JP 17925988A JP 17925988 A JP17925988 A JP 17925988A JP H0231350 A JPH0231350 A JP H0231350A
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JP
Japan
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substrate
ozone
recording layer
recording
protective
Prior art date
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Application number
JP17925988A
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English (en)
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Yoshihiro Ogawa
善広 小川
Hisanori Hayashi
林 久範
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光学的情報記録媒体の製造方法に関するもの
である。
[従来の技術] 従来、有機染料を記録媒体とする光学的情報記録媒体に
おいては、その記録層の多くは有機染料を溶媒に溶解し
た溶液をスピンコード、ロールコート、カーテンコート
、デツプコート、グラビアコートおよびスプレーコート
等の方法により基板上に塗布することによって形成され
ている。そのため、前記光学的情報記録媒体は、一般に
染料塗布型記録媒体とよばれている。
しかしながら、上記の染料塗布型記録媒体においては、
有機染料の塗布膜からなる記録層と基板との密着性が悪
いなどの問題がある。このため、基板上に記録層を全面
コーティングした情報記録媒体は、特にその端面におい
て記録層と基板との密着性が悪く、剥離することがあり
問題となっている。
これらの問題を解決する方法としては、■基板全面をオ
ゾン処理し、染料からなる記録層と基板との密着性を向
上させる ■基板と染料からなる記録層の間に下地層を設ける ■基板内の情報記録領域(プリフォーマット形成部)の
みに染料を塗布して記録層を形成するなどが知られてい
る。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記■の方法によって染料からなる記録
層の基板への密着性は向上するが、基板上に残存するオ
ゾン又はオゾン分解によって発生した反応性物質によっ
て、多くの場合染料が分解し、染料記録媒体の反射率が
低下したり、また耐久性が低下するなどの問題が生じる
上記■の方法は、下地層を設けるために、製造工程に塗
布または蒸着などの工程が付加されるので製品のコスト
が高くなる、記録層の記録感度が低下する、また記録層
の使用耐久性が低下するなどの問題がある。
さらに、上記■の方法においては、染料の塗布領域が限
定されるために、当然のことながら塗布方法がグラビア
コータ、スクリーン印刷、スプレー塗布などに限定され
る。また、塗布工程において、塗布領域の位置合せが考
慮されるために、塗布工程での製品の不良が増加し、生
産性の向上を望むことができない。
本発明は、この様な従来技術の問題を改善するためにな
されたものであり、密着性が良好で、特に通常基板にプ
リフォーマットが存在しない基板の周辺部および端面に
おける密着性が良好で、また記録領域に色素を塗布して
形成した記録層の反射率の低下および耐久性の劣化を防
止し、さらに基板全面に記録層を塗布することができる
ために塗布領域の位置合せが不要となり生産性を向上す
ることができる情報記録媒体の製造方法を提供すること
を目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 即ち、本発明は、記録領域以外の領域に位置する基板表
面及び/又は保護基板表面の接合面を選択的にオゾン処
理した後、基板表面に記録層を形成し、次いで前記基板
と保護基板を接着層を介して接着せしめることを特徴と
する情報記録媒体の製造方法である。
以下、図面に基づいて本発明を説明する。
第1図(a)〜(d)は本発明の情報記録媒体の製造方
法の一例を示す工程図である。先ず、第1図(a)にお
いて、基板3の表面のプリフォーマットパターンが形成
されている記録領域を保護フィルム2で被覆した後、基
板3の表面をオゾン発生装置から導入されたオゾンlで
処理すると、基板3の表面の前記保護フィルム2で被覆
された以外の領域に位置する部分はオゾン処理されてオ
ゾン処理面4が形成される。前記保護フィルム2を剥離
すると、基板3の表面にはプリフォーマットパターンが
形成されている記録領域5およびオゾン処理面4が形成
される。(第1図(b)参照)次いで、前記基板3上に
有機色素を溶剤に溶解した溶液を塗布することにより記
録層6を形成する。該記録層6は、基板3のオゾン処理
されていない記録領域5の部分に形成された有効記録層
7a、および基板3のオゾン処理されたオゾン処理面4
の部分に形成された非有効記録層7bとから構成される
。(第1図(C)参照) 次に、記録層6の上に保護層を兼ねた保護基板9を接着
M8を介して接着することにより情報記録媒体を得るこ
とができる。さらに、必要であれば、情報記録媒体の周
辺部位10で切断することができる。(第1図(d)参
照) 本発明において、基板3の材料としては、オゾン処理を
施こすことが可能な材質のものが用いられ、例えばポリ
メチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリ塩化ビ
ニル、ポリスチレン、ポリスルフォンおよびポリメチル
ペンテンなどの透明プラスチック材料が用いられる。
基板表面にオゾン処理を施す方法としては、般に知られ
ているオゾン発生装置等で行なうことができる。
また、記録層6はエネルギービームおよびオゾンによっ
て光学的な物性変化が発生する有機薄膜が好ましい0例
えば、シアニン化合物、メロシアニン化合物、ピリリウ
ム系化合物、キサンチン系化合物、トリフェニルメタン
系化合物、クロコニウム系色素、クロコン類、アジン類
、アゾ色素、インジゴイド類、メチン系化合物、ポリメ
チン系化合物、アズレン系化合物、スクアリウム系誘導
体、硫化染料及びジチオラート錯体等の色素を挙げる事
が出来、これらは溶液塗布による連続製造が可能な事か
ら、本発明には好ましいものである。
また、前記色素溶液の塗布方法はスピンコード、ロール
コート、カーテンコート、スプレーコート、スクリーン
コート、デイツプコートなどのいずれの方法でもよい。
本発明において、情報記録媒体を製造するために接着層
を介して保護基板を記録層の上に積層するが、接着層と
しては反応性の低いホットメルト系の接着剤が有効であ
る。接着剤の材質は、例えばポリオレフィン系、エポキ
シ系、ポリアミド系、ポリウレタン系、ポリエステル系
などが用いられるか、特に反応性が低いポリオレフィン
系が有効である。
また、保護基板はガラス、プラスチック、金属等あらゆ
る材料の使用が可能であるが、好ましくは基板と同じ材
質のものが好ましい。
本発明の製造方法によって作成された情報記録媒体にお
いては、基板上に塗布された染・顔料等の色素からなる
記録層と基板との密着性は、オゾン処理された記録領域
以外の領域に位置する基板表面で向上している。したが
って、基板の表面の全面に光記録染料媒体が塗布されて
記録層が形成されているにもかかわらず、基板−記録層
一接着層一保護基板の密着性が情報記録媒体の端面又は
周辺部において良好となった。その結果、耐衝撃試験後
も基板と保護基板の剥離は認められなかった。
また、記録層の有効記録領域である有効記録層7aでの
半導体レーザー光の反射率は、基板側から測定して12
%以上であり十分記録再生は可能である。
一方、記録層の有効記録再生領域以外の非有効記録層7
bでの半導体レーザー光の反射率は、上記有効記録層(
非オゾン処理部)の約3/4〜1/10以下に減少して
いる。そのために、非有効記録層7bでは、記録層の可
視光の透過率が増加する、その結果記録層を介して保護
基板/接着層界面に印刷された光学的情報、例えばロゴ
印刷などを目視にて容易に読み取ることができる利点が
ある。
さらに必要に応じて、保護基板の接着層と接する面をオ
ゾン処理することが保護基板と接着層の密着性を向上さ
せるのに有効である。
[作用] 本発明の情報記録媒体の製造方法は、記録領域以外の領
域に位置する基板表面及び/又は保護基板表面の接合面
を選択的にオゾン処理した後、基板表面に記録層を形成
し、次いで前記基板と保護基板を接着層を介して接着せ
しめて情報記録媒体を製造するので、記録領域以外の領
域で基板と染・顔料等の色素からなる記録層との密着性
が向上する。その密着性が向上する理由は定かではなく
、通常オゾンによって基板表面が酸化され、基板表面の
接触角が低下し、表面のヌレ性が向上すると考えられる
が、その結果情報記録媒体の記録領域以外の端面又は周
辺部での基板−記録層一接着層一保護基板の密着性が向
上する。
また、基板の記録領域がオゾン処理されていないために
、該記録領域に形成された記録層の反射率の低下および
耐久性の劣化は防止される。
さらに、基板上に記録層を形成する際に、色素溶液の塗
布を基板全面に施すことができるために塗布方法が限定
されず、かつ製造時の色素溶液の塗布工程における塗布
領域の位置合せが容易になる。
[実施例] 以下、実施例を示し本発明をさらに具体的に説明する。
実施例1 熱プレス成形によって、幅3終■、ピッチ10pmの光
記録ヘッド用の案内溝およっぴプリフォーマット信号を
プリフォーマットとして形成した0、4■l厚のポリメ
チルメタクリレート(以下、PMMAと記す)基板の有
効プリフォーマット部を、保護フィルム、例えば、テフ
ロンなどの耐オゾン性の良好なフィルムで被覆した後、
基板全体をオゾン発生装置内のオゾン濃度1100pp
以上のオゾン雰囲気下に30秒〜120秒間放置してオ
ゾン処理した後、保護フィルムを剥離した。このオゾン
処理によって基板の静電気が除去され、基板表面にゴミ
、異物の付着する確率は低下した。
次に、基板のプリフォーマット形成側の表面に、下記の
構造式(I)で表わされる有機色素3wt%を含有する
ジアセトンアルコール溶液をスピンコータで塗布し、乾
燥後、膜厚1000人の記録層を形成した。
さらに、ポリオレフィン系ホットメルト型接着剤(日本
マタイ製、エルファンOH501)を用いて厚さ0.3
mmのPMMAの保護基板を貼り合わせ光学的情報記録
媒体を作成した。
上記光学的情報記録媒体に、出力0.1mW、スポット
径4.54mφ、波長830nmの半導体レーザー光を
基板側から記録層に光の焦点を合せ照射し、その反射率
を測定したところ、有効プリフォーマット部で約12%
以上てあり、十分記録再生が可能であった。また、非有
効プリフォーマット部(オゾン処理部分)では8%以下
であった。
また、基板−記録層一接着層一保護基板の積層体の密着
性を、25■璽幅のT型ハク離テストで評価した結果、 基板をオゾン処理した場合の剥離力 −−−0,8kg/25■■ 基板をオゾン処理しない場合の剥離力 −0.3  kg/25履■ であったつ したがっ°C1本発明の製造方法によって、すなわち、
基板表面の非有効プリフォーマット部のみをオゾン処理
することによって、記録層の反射率を約12%以上に保
ち、かつ基板、記録層および保護基板との密着性が良好
な光学的情報記録媒体を製造することが可能となる。
実施例2 基板としてポリカーボネート樹脂を用いて、実施例1と
同様な方法で光学的情報記録媒体を製造したところ、実
施例1と同様に基板と保護基板の密着性が向上した結果
が得られた。
実施例3 実施例1で用いた接着剤の代りに、ヒロダイン工業製、
ヒロダイン7500シリーズを使用しても、実施例1と
同様な結果が得られた。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、記録領域以外の
領域に位置する基板表面及び/又は保護基板表面の接合
面を選択的にオゾン処理するために、基板全面に記録層
が形成されているにもかかわらず、特に通常基板にプリ
フォーマットが存在しない記録領域以外の基板の周辺部
および端面で密着性が良好である。
また、基板の有効記録領域のプリフォーマット部がオゾ
ン処理されていないために、有機色素などのオゾン分解
しやすい記録層の記録領域を劣化させることがない。
さらに、基板全面に有機色素記録層を塗布できるために
、部分塗布が困難であるスピンコード、デイツプコート
、ロールコートなどの塗布方法も使用することができる
利点がある。また、グラビアコータなど部分塗布可能な
コータを用いる場合にも、基板上の塗布位置の位置合せ
が不要となり、生産性が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(d)は本発明の情報記録媒体の製造方
法の一例を示す工程図である。 l・・・オゾン      2・・・保護フィルム3・
・・基板       4・・・オゾン処理面5・・・
記録領域     6・・・記録層7a−有効記録層 
  7b・・・非有効記録層8・・・接着層     
 9・・・保護基板10−・・切断部位

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 記録領域以外の領域に位置する基板表面及び/又は保護
    基板表面の接合面を選択的にオゾン処理した後、基板表
    面に記録層を形成し、次いで前記基板と保護基板を接着
    層を介して接着せしめることを特徴とする情報記録媒体
    の製造方法。
JP17925988A 1988-07-20 1988-07-20 情報記録媒体の製造方法 Pending JPH0231350A (ja)

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JP17925988A JPH0231350A (ja) 1988-07-20 1988-07-20 情報記録媒体の製造方法

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