JPH02312361A - フィールド判別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 フィールド判別装置、特にテレビ画面等の垂直走査に必
要な垂直同期信号の奇数／偶数フィールドを判別する装
置に関し、 該垂直同期信号の位相検出に、抵抗・コンデンサ等を設
定素子とする単安定マルチバイブレークを用いずに、該
同門信号の奇数／偶数フィールドを判別し、その回路規
模の縮小化、及びＮ素化を図ることを目的とし、 被フィールド判別信号及び第１のパルス信号を入力して
、位相検出データを出力する位相検出手段と、前記位相
検出手段及び前記第１のパルス信号を入力して、位相出
力データを出力するデータ出力手段と、前記位相検出デ
ータ、位相出力データ及び第２のパルス信号を入力して
、フィールド判別データを出力するデータ比較出力手段
とを具備することを含み構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、フィールド判別装置に関するものであり、更
に詳しく言えばテレビ画面等の垂直走査に必要な垂直同
期信号の奇数／偶数フィールドを判別する装置に関する
ものである。

近年、デジタル信号処理技術の発展と共に、■Ｔ　Ｒ（
１／１ｄｅｏ　Ｔａｐｅ　Ｒｅｃｏｒｄｅｒ）　　や’
ｌ’　Ｖ　（Ｔａｌｅｖｉｓ−−１ｏｎ）装置の複合映
像信号等をデジタル処理して、一旦画像メモリに取り組
み、それ等のデータ圧縮をして、通信回線等に伝送する
テレビ会議システム等の開発が行われている。

この際に、回路構成が簡単で、しかも湿度温度等の環境
条件に左右されることなく、テレビ映像の垂直走査に係
る垂直同期信号の奇数／偶数フィールドを判別すること
ができるデジタル装置の要望がある。

〔従来の技術〕

第４図は、従来例のフィールド判別装置に係る説明図で
ある。

図において、フィールド判別装置は、インバータＩＮＩ
、ＩＮ２、微分器１ａ、ｌｃ、単安定マルチバイブレー
タ回路３、コンパレータ４、フリップフロップ回路５、
ラッチ回路６、コンデンサＣｌ−Ｃ５及び抵抗Ｒ１−Ｒ
３から構成されている。

次にフィールド判別装置の動作について説明をする。垂
直同期信号ＶはインバータＩＮＩを介して、微分器１ａ
に入力される。微分ＨＩ　ａは、これにより負のパルス
信号Ｓ１を発生して単安定マルチバイブレータ（以下、
単安定回路という）２ａにこれを供給する。単安定回路
１ａは負のパルス信号Ｓ１によりトリガされ、パルス幅
がほぼ１／４Ｈ（Ｈ＝水平同期信号の周期）となる信号
Ｓ２を発生してそれを微分器１ｃに供給する。微分器１
ｃはこの信号Ｓ２を微分してそれを単安定回路２ｂに供
給する。単安定回路は微分器１ｃで微分された信号Ｓ３
によりトリガされ、パルス幅が１８以上の信号Ｓ４を発
生してアンド論理回路ＡＮＤＩ、ＡＮＤ２にそれを供給
する。アンド論理回路ＡＮＤＩは、前述の信号Ｓ４と共
に周波数がほぼ−」−−Ｈ２の基準パルス信号Ｓ６を入
０Ｈ 力して、両者の論理積の結果をカウンタ回路３に供給す
る。

一方、水平同期信号Ｈは、微分器１ｂに入力され、微分
された後、コンデンサ単安定回路２ｃに入力される。単
安定回路２Ｃは、Ｃ３と抵抗Ｒ３から成る時定数を約１
／４Ｈとするもので、パルス列の信号Ｓ７を発生し、そ
れをカウンタ３に供給するものである。カウンタ３はア
ンド論理回路ＡＮＤ１の出力信号をカウントしており、
信号Ｓ７により定期的にリセットされ、カウントした結
果コンパレータ４の比較入力に供給するものである。コ
ンパレータ４は、ｌ／２Ｈに等しい基準値の信号Ｓ８を
受けてＡ＞Ｂの関係になると、信号Ｓ９を１″にして出
力するものである。

水平同期信号Ｈはアンド論理回路ＡＮＤ２にも供給され
ており、ここで信号Ｓ４．！：論理積がとられる。アン
ド論理回路ＡＮＤ２の出力はフリップフロップ５に供給
されてい°る。フリップフロップ５の出力は、インバー
タＩＮ２を介してアンド論理回路ＡＮＤ３に供給され、
アンド論理回路ＡＮＤ３からパルス信号が出力される。

信号Ｓ５は、ラッチ回路６に供給されている。ラッチ回
路６には、コンパレータ４の信号Ｓ９が入力されている
。

これにより、ラッチ回路は判別信号ＯＦを出力する。こ
の判別信号ＯＦは奇数フィールドはｒＨ。

レベルとなり、偶数フィールドで「Ｌ」レベルとなる。

〔発明が解決しようとする課８］ ところで、従来例によれば、特開昭５７−１．１２５８
のフィールド判別回路のような単安定マルチバイブレー
タ２ａ〜２ｃを用いる回路構成を採っている。

このため、単安定マルチバイブレーク２８〜２Ｃの動作
を決定する抵抗Ｒ１−Ｒ３、コンデンサＣｌ−Ｃ５の値
にバラツキがあると、例えば時定数Ｔｌ−Ｒ１・ＣＩ、
Ｔ２−Ｒ２・Ｃ２及びＴ３−Ｒ３・Ｃ３等を設定した場
合、その安定化を図るための抵抗Ｒ１−Ｒ３やコンデン
サｃｌ−Ｃ３のＶ＆副調整必要さなる。また、これらの
受動素子の経年変化、湿度・温度等の環境変化により時
定数が変わることがあり、このことはフィールド判別回
路の誤動作の原因となるものである。さらに、回路規模
も大きく、その回路構成も第４図のように複雑化してい
る。

本発明は、かかる従来例の問題点に鑑みて創作されたも
のであり、垂直同期信号の位相検出に抵抗・コンデンサ
等を動作設定素子とする単安定マルチバイブレータを用
いずに、該垂直同期信号等の奇数／偶数フィールドを判
別し、その回路規模の縮小化及び簡素化を図ることを可
能とするフィールド判別装置の提供を目的とする。

（！！１題を解決するための手段） 第１図は、本発明のフィールド判別装置に係る原理図を
示している。

その装置は、被フィールド判別信号■及び第１のパルス
信号ＦＨＩを入力して、位相検出データＤＩを出力する
位相検出手段１１と、前記位相検出手段Ｄ１及び前記第
１のパルス信号ＦＨＩを入力して、位相出力データＤ２
を出力するデータ出力手段１２と、前記位相検出データ
ＤＩ、位相出カデータＤ２及び第２のパルス信号Ｐ　Ｈ
２を入力して、フィールド判別データＤ３を出力するデ
ータ比較出力手段１３とを具備し、 前記第１のパルス信号ＦＦ（＋の周期を第２のパルス信
号Ｆ　Ｈ２の周期の１／２に設定することを特徴とし、
上記目的を達成する。

〔作用〕

本発明によれば位相検出手段ＩＩに入力された被フィー
ルド判別信号Ｖがまず、第１のパルス信号ＦＨＩに同期
して位相検出される。

次に、被フィールド判別信号■の位相検出データ　ＤＩ
が第１のパルス信号ＦＨＩから１クロツク遅れて、デー
タ出力手段１２からデータ比較出力手段１３に位相出力
データＤ２として出力される。

次いで、データ比較出力手段Ｉ３では、位相検出データ
ＤＩと位相出力データＤ２とが比較され、その結果を第
２のパルス信号ＦＨ２に同期してフィールド判別データ
Ｄ３として出力することができる０例えば、位相検出デ
ータＤＩがｒＨ」レベル、位相出力データＤ２がｒＬ」
レベルのときにフィールド判別データＤ３が［ＬＪレベ
ルとなって、被フィールド判別信号Ｖの偶数フィールド
判別することができ、位相検出データＤ１が「Ｌ」レベ
ル、位相出力データＤ２が［ＨＪレベルのときに、フィ
ールド判別データＤ３が「Ｈ」レベルとなって、該信号
■奇数フィールドを判別することが可能となる。

従って、フィールド判別回路規模の縮小化、及びその簡
素化を図ることが可能となる。

〔実施例〕

次に図を参照しながら本発明の実施例について説明をす
る。

第２．３図は、本発明の実施例に係るフィールド判別装
置を説明する図であり、本発明の実施例のフィールド判
別装置に係る構成図を示している。

図において、２１は位相検出手段１１の一実施例となる
微分回路であり、フィールド判別される垂直同期信号Ｖ
の位相を検出し、クロック信号ＦＨ１に同期して、位相
検出データＤＩを出力する機能を有している。微分回路
２１は、Ｄ型フリ７ブフロツプ回路２１ａと、ＮＯＲ論
理回路２１ｂから成る。

２２はデータ出力手段１２の一実施例となるＤ型フリッ
プフロップ回路であり、クロック信号ＦＨ１に同期して
位相検出データＤＩをラッチしたり、クロック信号ＦＨ
Ｉに同期して、位相検出データＤＩを位相出力検出デー
タＤ２として出力する機能を有している。

２３は、データ比較出力手段１３の一実施例となるＪ−
に型フリップフロップ回路であり、位相検出データＤＩ
と位相出力データＤ２とを入力して、ＪＫ論理の結果、
水平同期信号Ｆ　Ｈ２に同期してフィールド判別データ
ＦＬＤを出力する機能を有している。なお、Ｊ−に型フ
リップフロンブ回路２３のＪＫ論理とに係る真理値表を
表１に示す。

ＦＨＩは第１のパルス信号の一実施例となるクロック信
号であり、水平同期信号ＦＨＩの周期１／２の周期（周
波数は２倍）のパルス信号である。　　ＦＨ２は、第２
のパルス信号の一実施例となる水平同期信号である。

これ等により本発明の実施例に係るフィールド判別装置
を構成する。

■は、被フィールド判別信号の一例となる垂直同期信号
であり、テレビ画面の垂直走査に必要な信号である。ま
た、垂直同期信号Ｖのフィールド判別は、画像処理シス
テム、例えばテレビ会議システム等において、帯域幅の
狭い通信回線に画像データを圧縮して伝送する場合に、
一旦１ｉｆｆｄ＆メモリ等に画素データを記憶する際の
アドレス決定等に必要となるものである。

また、垂直同期信号Ｖの奇数／偶数フィールド間の位相
は、我が国のテレビジョン方式では、水平同期信号ＰＨ
２の周期をＩＨとすると、０．５Ｈ（位相差）ずれてい
る。一般にテレビジョン方式にもよるが垂直走査を飛越
し走査とした場合、走査線数を５２５本とすれば、走査
線番号１４０．１−ＮＯ，２６２，５を奇数フィールド
、ＮＯ，２６２，５〜Ｎ０．５２５を偶数フィールドと
定義されている。

次にフィールド判別装置の動作について説明する。

第３図は、本発明の実施例のフィールド判別装置に係る
動作タイムチャートである。

図において、まず垂直同期信号■を微分回路２において
、このときの垂直同期信号■は偶数フィールドであると
仮定し、以後説明する。

従って、微分回路２１に入力された垂直同期信号Ｖの立
ち下りがＤ型フリップフロップ回路２１ａとＮＯＲ論理
回路２１ｂによりクロック信号ＦＨ１■の立ち上がりに
同期して検出され位相検出データＤＩを「Ｌ」→［Ｈ」
レベルに立ち上げられる。さらにクロック信号ＦＨＩ■
の立ち上がりに同期して、位相検出データＤＩをｒＨ，
→「ＬＪレベルに立ち下げられる。これにより、従来例
のように垂直同期信号■の立ち下がりを表す微分データ
として、位相検出データＤＩを得ることができる。

次に、位相検出データＤＩがＤ型フリップフロップ回路
２２に入力されると共に、Ｊ−に型フリップフロップ回
路２３のＫに出力される。位相検出データＤＩは、クロ
ック信号ＦＨＩに対してｌクロシフ遅延され、位相出力
データＤ２として、それがＪ−に型フリップフロップ回
路２３のＪに出力される。

次いで、Ｊ−に型フリップフロップ回路２３のＪ、Ｋに
それぞれ入力された位相検出データＤ１と位相検出デー
タＤ２とがＪ−に論理される。このとき、位相検出デー
タＤＩがｒＨ」レベル、位相出力データＤ２が「Ｌ」で
あるため、ＪＫ型フリ７ブフロンプ回路２３は、水平同
期信号ＦＨ２■の立ち上がりに同期して、「Ｌ」レベル
のフィールド判別データＦＬＤを出力する。これにより
垂直同期信号■の奇数フィールドを判別することができ
る。

同様に、クロック信号ＰＨ１の時間経過と共に先に述べ
た走査線番号ＮＯ，２６３→Ｎ０．２６４に変わる場合
には、Ｊ−に型フリップフロップ回路２３のＪに入力さ
れる位相出力データＤ２がｒＨ，レベル、そのＫに入力
される位相検出データＤＩが「Ｌ」レベルとなり、ＪＫ
論理の結果、水平同明信号ＦＨ２■の立ち上がりで同期
してｒＨ，レベルのフィールド判別データＦＬＤを出力
することができる。これにより垂直同期信号■の偶数フ
ィールドを判別することができる。

このようにして、本発明によればＤ型フリップフロップ
回路２１ａ、ＮＯＲ論理回路２１ｂから成る微分回路２
１と、Ｄ型フリップフロップ回路２２と、ＪＫ型のフリ
ップフロップ回路２３とによりフィールド判別装置が構
成されている。

このため、従来のように垂直同期信号Ｖの位相検出に、
抵抗・コンデンサ等を設定素子とする単安定マルチバイ
ブレータ等を用いることなく、微分回路２１でその位相
を検出することができる。

また、垂直同期信号■の位相検出データＤｉとその位相
出力データＤ２とをＪＫ梨型７９７１７０２回路２３で
ＪＫ論理することにより、その奇数／偶数フィールドの
判別をすることが可能となる。

これにより、従来例に比べて、湿度影響を受は易い抵抗
・コンデンサ等の設定素子やカウンタ回路等が不要とな
ることから、回路規模の縮小化、及びその簡素化を図る
こと、また判別動作特性の安定化を図ることが可能とな
る。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、垂直同期信号の奇
数フィールドと偶数フィールドとの位相ずれ（０，５Ｈ
）を水平同期信号の周期を１／２にしたクロック信号で
検出することにより、該垂直同期信号の奇数／偶数フィ
ールドの判別をすることができる。

このため、従来例に比べて部品点数を大幅に削減するこ
と、及び抵抗・コンデンサ等の動作設定素子が不要にな
ることから経年変化、温度・湿度変化等に左右されない
安定したフィールド判別をすることが可能となる。

これにより、テレビ会議システム等における画像処理シ
ステムの信鎖性の向上に寄与するところ大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のフィールド判別装置に係る原理図、 第２図は、本発明の実施例のフィールド判別装置に係る
構成図、 第３図は、本発明の実施例のフィールド判別装置に係る
動作タイムチャート、 第４図は従来例のフィールド判別装置に係る構成図であ
る。 〔符号の説明］ １１・・・位相検出手段、 １２・・・データ出力手段、 Ｉ３・・・データ比較出力手段、 ＦＨＩ・・・第１のパルス信号、 ＦＨ２・・・第２のパルス信号、 ■・・・被フィールド判別信号、 Ｄｌ・・・位相検出データ、 Ｄ２・・・位相出力データ、 Ｄ３・・・フィールド判別データ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 被フィールド判別信号（Ｖ）及び第１のパルス信号（Ｆ
   Ｈ１）を入力して、位相検出データ（Ｄ１）を出力する
   位相検出手段（１１）と、 前記位相検出手段（Ｄ１）及び前記第１のパルス信号（
   ＦＨ１）を入力して、位相出力データ（Ｄ２）を出力す
   るデータ出力手段（１２）と、前記位相検出データ（Ｄ
   １）、位相出力データ（Ｄ２）及び第２のパルス信号（
   ＦＨ２）を入力して、フィールド判別データ（Ｄ３）を
   出力するデータ比較出力手段（１３）とを具備し、 前記第１のパルス信号（ＦＨ１）の周期を第２のパルス
   信号（ＦＨ２）の周期の１／２に設定することを特徴と
   するフィールド判別装置。