JPH02312091A - 信号再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、回転ヘッドを有する信号再生手段を用いて、
音声等の信号とそれに対応したタイムコードを再生する
ための、例えば回転ヘッド方式デジタルオーディオテー
プレコーダ（以下Ｒ−ＤＡＴと略す）を信号再生手段に
用いて、これに例えばＶＴＲのタイムコードであるＳＭ
ＰＴＥタイムコードを再生するための信号再生装置に関
するものである。

従来の技術 近年、映像におけるＶＴＲの高画質化に対応して、オー
ディオテープレコーダに対する高音質化への要求が一層
高まってきている。従来のアナログ録音に代わる高音質
の録音装置としてＲ−ＤＡＴが考えられるが、問題とな
るのはＲ−ＤＡＴへのタイムコード信号の記録再生であ
る。

従来、ＶＴＲ同士の同期運転にはテープ上の絶対番地を
指定するために、タイムコード信号を記録時にテープ上
の長手方向のトラックにバイフェーズ変調された信号と
して記録し、再生時に再生されたタイムコード信号をタ
イムコードリーダによって読み取ることによって、両者
のタイムコード値が一致するようにスレーブ側のＶＴＲ
のテープ走行を制御する方式が取られている。同じこと
をＲ−ＤＡＴで行うためには、Ｒ−ＤＡＴでも同様のタ
イムコード信号を記録再生する必要がある。

１つの方法として、ＶＴＲと同様にＤＡＴテープ上の長
手方向のトラックにタイムコード信号を記録する方法が
あるが、Ｒ−ＤＡＴの場合、通常再生時のテープ速度が
８　、１５　ｍｍ／　ｓｅｅと遅いために、タイムコー
ド記録用の固定ヘッドの位置決めに非常に高い精度を要
する等の欠点があった。もう１つの方法として記録時に
、タイムコードリーダによって読み取ったタイムコード
値を回転ヘッドを用いてＲ−ＤＡＴのサブコードエリア
等に数値として記録し、再生時に再生されたタイムコー
ド値をタイムコードジェネレータにセットして出力する
方法が考えられる。サブコードエリアのタイムコード値
をタイムコードジェネレータにセットして出力する方法
を用いた信号再生装置として、例えば特開昭６３−２９
３９１号公報に公開されているような回転ヘッド型の記
録再生装置があった。

第４図は、従来の回転ヘッド型の信号記録再生装置のテ
ープ上の記録パターンの例を示す図である。図の中央部
は回転ヘッドのトラック、上部と下部は固定ヘッドのト
ラックで、回転ヘッドトラック上の斜線で示した部分は
タイムコード値等を記録するためのサブコード領域であ
る。図の太線で４１示した軌跡は、予め記録された回転
ヘッドトラック上をテープの上側のサブコード領域を読
みつつ、３倍速で再生した場合の回転ヘッド軌跡である
。図のようにテープを長手方向に３倍速で送った場合、
１倍速と同じフレーム周期の回転ヘッドがサブコード領
域を３つおきに読み取り、３フレームおきのタイムコー
ド値が再生される。このタイムコード値が１倍速と同じ
フレーム周期で出力される。

飛びのあるタイムコードを１倍速と同じフレーム周期で
出力すると、タイムコードの連続性チェック機能を有す
るタイムコードリーダで読み取った場合、読み取りエラ
ーと判断してしまうため、このような従来の信号再生装
置でテープ走行を制御した場合、テープの可変速再生時
には、タイムコードの読み取りができず、制御ができな
いという問題点があった。

発明が解決しようとする課題 このように上記従来の構成では、回転ヘッドでヘリカル
トラック上にタイムコードを記録しているために、テー
プの可変速再生やテープの巻戻し等でテープの速度を変
えたときに再生タイムコードは飛びのある値を取り、フ
レーム周期の固定されたタイムコードジェネレータから
タイムコードを出力しているために、固定ヘッドから再
生されたタイムコードのようにテープ速度に比例したタ
イムコード信号が出力できず、飛びのあるタイムコード
が出力されるか、あるいはタイムコードを出力÷きない
という問題点を有していた。

本発明は上記従来の問題点を解決するもので、回転ヘッ
ドを有する信号記録装置でタイムコード信号を出力する
際、テープの速度情報によりタイムコードのピットクロ
ックを変えて、テープの速度に比例したタイムコードを
発生することによって、可変速時のタイムコードを正し
く出力できる信号再生装置を提供することを目的とする
。

課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の信号再生装置は、回
転ヘッドを有し、再生信号のフレームに対応するタイム
コードを数値データとして再生する信号再生手段と、前
記信号再生手段のテープ速度を検出し、速度信号を出力
するテープ速度検出手段と、速度信号と前記信号再生手
段から出力されるフレーム基準信号とから、テープ速度
に比例したタイムコードビットクロックを発生するタイ
ムコードクロック発生手段と、前記タイムコードビット
クロックと前記信号再生手段から出力される再生タイム
コード値と前記フレーム基準信号とから、テープ速度に
比例した速度でタイムコードデータを発生するタイムコ
ード補間手段と、前記タイムコ−トビブトクロックと前
記タイムコードデータとからタイムコード信号を発生す
るタイムコード変調手段とを有している。

また本発明の信号記録装置は、回転ヘッドを有し、再生
信号のフレームに対応するタイムコードを数値データと
して再生する信号再生手段と、前記信号再生手段のテー
プ速度を制御するための速度制御情報から、基準クロッ
クの分周値を計算する分周値計算手段と、前記基準クロ
ックを作るための基準クロック発生手段と、前記信号再
生手段から出力されるフレーム基準信号と、前記基準ク
ロックとから前記分周値でカウンタの分周値を変えるこ
とによって速度制御情報の速度に比例したタイムコード
ビットクロックを発生する可変分周手段と、前記信号再
生手段から出力される再生タイムコード値と前記フレー
ム基準信号と前記タイムコードビットクロックとから、
速度制御情報に比例した速度でタイムコードデータを発
生するタイムコード補間手段と、前記タイムコードビッ
トクロックと前記タイムコードデータとからタイムコー
ド信号を発生するタイムコード変調手段とを有している
。

作用 本発明の信号再生装置は上記した構成により、タイムコ
ード信号を出力する際に、テープ速度を検出し、検出し
たテープ速度に比例した周波数のタイムコードビットク
ロックを発生し、このタイムコードビットクロックと、
これを分周して作ったタイムコードフレーム信号を基準
としてタイムコード値を補間することによって、テープ
速度に比例したタイムコード信号を発生する。

また本発明の信号再生装置は上記した構成により、タイ
ムコード信号を出力する際に、信号再生装置のテープ速
度制御情報にしたがって、可変分周部の分周値を変える
ことにより、テープ速度に比例した周波数のタイムコー
ドビットクロックを発生し、このタイムコードビットク
ロックと、これを分周して作ったタイムコードフレーム
信号を基準としてタイムコード値を補間することによっ
て、テープ速度に比例したタイムコード信号を発生する
。

実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。

第１図は本発明の第１の実施例における信号再生装置の
ブロック図を示すものである。第１図において、１は回
転ヘッドを有する信号再生部、例えばＲ−ＤＡＴ、２は
テープ速度検出部、３はタイムコードクロック発生部、
４はタイムコード補間部、５はタイムコード変調部であ
る。

以上のように構成された第１の実施例の信号再生装置に
ついて、以下その動作を説明する。

信号再生部１では再生信号Ｓ７と共に、数値データとし
て再生された再生タイムコード値Ｓ３がフレーム基準信
号Ｓ２に同期して出力される。これと同時に、この信号
再生部１のテープ速度を検出するテープ速度検出部２に
よって、テープ速度に比例した速度信号Ｓ１が出力され
る。タイムコードクロック発生部３では、この速度信号
Ｓ１に比例したタイムコードビットクロックＳ４を発生
する。タイムコード補間部４はタイムコードビットクロ
ックＳ４を１フレ一ム分、例えば１７８０に分周したタ
イムコードフレーム信号を基準としてタイムコード値を
補間していく、信号再生部１から出力される再生タイム
コード値Ｓ３はフレーム基準信号Ｓ２に同期して、タイ
ムコード補間部４にセットされる。このフレーム基準信
号Ｓ２は、タイムコードビットクロックＳ４と同期をと
るためにタイムコードクロック発生部３にも供給される
。タイムコード変調部５は、タイムコード補間部４で補
間されたタイムコード値のビットバタンであるタイムコ
ードデータＳ５をタイムコードクロック発生部３から出
力されるタイムコードビットクロックＳ４によって変調
し、バイフェーズ変調されたタイムコード信号Ｓ６とし
て出力する。

第３図は、第１図の詳細なブロック図である。

同図において、同じ番号については第１図のそれと対応
している。３１は信号再生部１の信号処理部、３２は磁
気テープ、３３はキャプスタン、３４はピンチローラ、
３５は回転ヘッド、３６は固定ヘッド、３７は１／２分
周部、３８は１／８０分周部、３９はタイムコードカウ
ンタ、４０は８０ビツトシフトレジスタである。

回転ヘッド３５から再生された再生信号は、信号処理部
３１によって処理され、フレーム基準信号Ｓ２と、これ
に同期した再生タイムコード値Ｓ３と再生信号Ｓ７とが
出力される。信号再生部１の磁気テープ３２の走行は、
キャプスタン３３とピンチローラ３４によって回転ヘッ
ド３５の再生信号が正しく再生できるように制御される
。本実施例は、テープ速度検出部２の一例として固定ヘ
ッド３６を用いた場合であって、記録時に磁気テープ３
２上の長手方向トラックに、例えばタイムコードビット
クロックの整数分の１となるような一定周波数の信号、
あるいはタイムコードビットクロックそのものを記録し
ておき、再生時にこの信号を再生して速度信号Ｓ１とす
る。タイムコードクロツタ発生部３は、速度信号Ｓ１か
らフレーム基準信号Ｓ２に位相を合わせたタイムコード
ビットクロックＳ４を発生する。１７２分周部３７は、
タイムコードビットクロックＳ４を１／２に分周してデ
ータシフトクロックＳ８を作り、さらに、１７８０分周
部３８はデータシフトクロックＳ８を１／８０に分周し
てタイムコードフレーム信号Ｓ９を作る。このタイムコ
ードフレーム信号Ｓ９は、１／８０分周部３８に加えら
れるフレーム基準信号Ｓ２でリセットをかけることによ
り、位相が合わせられる。タイムコードカウンタ３９に
は、信号再生部１のフレーム基準信号毎に再生タイムコ
ード値Ｓ３がセットされ、それ以外はタイムコードフレ
ーム信号Ｓ９に従って補間され、その値が補間タイムコ
ード値Ｓ１０として出力される。

例えば磁気テープ３２が３倍速で送られている場合、タ
イムコードフレーム信号Ｓ９の３フレームに１度再生タ
イムコード値Ｓ３がタイムコードカウンタ３９にセット
され、続く２フレームはタイムコードフレーム信号Ｓ９
にしたがってタイムコードカウンタ３９で補間される。

８０ビツトシフトレジスタ４０ではこうして作られた補
間タイムコードＳ１０値が、１タイムコードフレームを
８０分割するクロックであるデータシフトクロックＳ８
に従って、タイムコード信号のバタンデータであるタイ
ムコードデータＳ５として出力されていく。タイムコー
ド変調部５はタイムコードデータＳ５をタイムコードビ
ットクロックＳ４でバイフェーズ変調して、タイムコー
ド信号Ｓ６を出力する。

以上のように本実施例によれば、タイムコード信号を出
力する際にテープ速度を検出し、検出したテープ速度に
比例した周波数のタイムコードビットクロックを発生し
、このタイムコードビットクロックと、これを分周して
作ったタイムコードフレーム信号を基準としてタイムコ
ード値を補間することによって、テープ速度に比例した
タイムコード信号を発生する。

第２図は本発明の第２の実施例における信号再生装置の
ブロック図を示すものである。第２図において、２１は
回転ヘッドを有する信号再生部、例えばＲ−ＤＡＴ、２
２は分周値計算部、２３は基準クロック発生部、２４は
可変分周部、２５はタイムコード補間部、２６はタイム
コード変調部である。

以上のように構成された第２の実施例の信号再生装置に
ついて、以下その動作を説明する。信号再生部２１では
、再生信号Ｓ７と再生タイムコード値Ｓ３とがフレーム
基準信号Ｓ２に同期して出力される。また、信号再生部
２１のテープ速度を制御するための速度制御情報＄１１
が出力される。

この速度制御情報Ｓｌｌは、信号再生部２１を制御する
システムコントローラが、テープ速度をコントロールす
るためにテープ速度制御系に出力している制御情報であ
る。分周値計算部２２はこの速度制御情報Ｓ１１に従っ
て、基準クロック発生部２３で発生される基準クロック
Ｓ１２を分周した周波数が、テープ速度に比例するよう
な分周値８１３を計算する。可変分周部２４は基準クロ
ックＳ１２を分周値Ｓ１３に従って分周し、テープ速度
に比例した周波数のタイムコードビットクロックＳ４を
発生する。例えば、基準クロック８１２の周波数を１倍
速のタイムコードビットクロック、Ｓ４の６倍の周波数
に選んだ場合、速度制御情報Ｓｌｌが２倍速の時の分周
値８１３は３となり、速度制御情報３１１が３倍速の時
の分周値Ｓ　１．３は２となる。タイムコード補間部２
５とタイムコード変調部２６とは、それぞれ第１の実施
例のタイムコード補間部４およびタイムコード変調部５
と同様の動作をする。信号再生部２１から出力される再
生タイムコード値Ｓ３はフレーム基準信号Ｓ２に同期し
てタイムコード補間部２５にセットされる。このフレー
ム基準信号Ｓ２は、タイムコードビットクロックＳ４と
同期をとるために可変分周ＦＩ５２４とタイムコード補
間部２５に供給される。タイムコード補間部２５は、タ
イムコードビットクロックＳ４を１フレ一ム分に分周し
たタイムコードフレーム信号を発生し、これを基準とし
てタイムコードを補間していく。タイムコード変調部２
６はタイムコード補間部２５から出力されるタイムコー
ドデータＳ５をタイムコードビットクロックＳ４によっ
て変調し、バイフェーズ変調されたタイムコード信号Ｓ
８として出力する。

以上のように本実施例によれば、タイムコード信号を出
力する際に、信号再生装置のテープ速度制御情報にした
がって、可変分周部の分周値を変えることにより、テー
プ速度に比例した周波数のタイムコードビットクロック
を発生し、このタイムコードビットクロックと、これを
分周して作ったタイムコードフレーム信号を基準として
タイムコード値を補間することによって、テープ速度に
比例したタイムフード信号を発生する。

なお、第２の実施例の基準クロック発生部２３の基準ク
ロックは信号再生部内にあるフレーム基準信号と同期し
た信号を利用するような構成にしてもよい。

発明の効果 以上のように本発明の信号再生装置は、テープ速度を検
出し、検出したテープ速度に比例した周波数のタイムコ
ードビットクロックを発生し、このタイムコードビット
クロックと、これを分周して作ったタイムコードフレー
ム信号を基準としてタイムコード値を補間することによ
って、テープ速度に比例したタイムコード信号を発生す
ることができる。

また本発明の信号再生装置は、信号再生部のテープ速度
制御情報にしたがって、可変分周部の分周値を変えるこ
とにより、テープ速度に比例した周波数のタイムコード
ビットクロックを発生し、このタイムコードビットクロ
ックと、これを分周して作ったタイムコードフレーム信
号を基準としてタイムコード値を補間することによって
、テープ速度に比例したタイムフード信号を発生するこ
とができる。

これにより、テープの可変速時にも速度に応じたタイム
コード信号を出力できるため、出力タイムフードによる
調走や編集を迅速に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例における信号再主装置の
ブロック図、第２図は第２の実施例における信号再生装
置のブロック図、第３図は本発明の第１の実施例におけ
る詳細なブロック図、第４図は回転ヘッド型信号記録再
生装置のテープ上の記録パターンを示す図である。 １．２１・・・信号再生部、　　２・・・テープ速度検
出部、　　３・・・タイムコードクロック発生部、４．
２５−・・タイムコード補間部、　　５．２８・・・タ
イムコード変調部、　　２２・・・分周値計算部、２３
・・・基準クロック発生部、　　２４・・・可変分周部
、３１・・・信号処理部、　　３２・・・磁気テープ、
３３・・・キャプスタン、　　３４・・・ピンチローラ
、３５・・・回転ヘッド、　　３６・・・固定ヘッド、
３７・・・１７２分周部、　　３８−１　／　８０分周
部、３θ・・・タイムコードカウンタ、　　４０−８０
ビツトシフトレジスタ。 代理人の氏名　弁理士　粟野　重孝　ほか１８礪　４　
図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）回転ヘッドを有し、再生信号に対応するタイムコ
   ードを数値データとして再生する信号再生手段と、 前記信号再生手段のテープ速度を検出し、速度信号を出
   力するテープ速度検出手段と、 前記速度信号と前記信号再生手段から出力されるフレー
   ム基準信号とから、テープ速度に比例したタイムコード
   ビットクロックを発生するタイムコードクロック発生手
   段と、 前記タイムコードビットクロックと前記信号再生手段か
   ら出力される再生タイムコード値と前記フレーム基準信
   号とから、テープ速度に比例した速度でタイムコードデ
   ータを発生するタイムコード補間手段と、 前記タイムコードビットクロックと前記タイムコードデ
   ータとからタイムコード信号を発生するタイムコード変
   調手段とを備えたことを特徴とする信号再生装置。
2. （２）回転ヘッドを有し、再生信号に対応するタイムコ
   ードを数値データとして再生する信号再生手段と、 前記信号再生手段のテープ速度を制御するための速度制
   御情報から、基準クロックの分周値を計算する分周値計
   算手段と、 前記基準クロックを作るための基準クロック発生手段と
   、 前記信号再生部から出力されるフレーム基準信号と前記
   基準クロックとから前記分周値でカウンタの分周値を変
   えることによって前記速度制御情報の速度に比例し、か
   つ、前記フレーム基準信号に位相の合ったタイムコード
   ビットクロックを発生する可変分周手段と、前記信号再
   生手段から出力される再生タイムコード値と前記フレー
   ム基準信号と前記タイムコードビットクロックとから、
   前記速度制御情報に比例した速度でタイムコードデータ
   を発生するタイムコード補間手段と、 前記タイムコードビットクロックと前記タイムコードデ
   ータとからタイムコード信号を発生するタイムコード変
   調手段とを備えたことを特徴とする信号再生装置。