JPH02312084A - テープカセット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はテープカセットに係り、特にビデオテープレコ
ーダ等の磁気記録再生装置に用いて好適なテープカセッ
トに関するものである。

従来の技術 一般に、ビデオテープレコーダ等の磁気テープ装置に装
着されるテープカセットはケース本体の前面に架張され
た磁気テープをケース本体の前面に設けられた前蓋と裏
蓋で挟むような構成となっていたく例えば、実開昭６３
−１７５２７９号公報参照）。

以下、従来のテープカセットについて図面を参照しなが
ら説明する。

第５図は従来例のテープカセットの斜視図で、第６図、
第７図は従来のテープカセットの要部断面図である。

第５図〜第７図において、テープカセット６４の前面に
は、略カセット全幅に沿って、開口部６１が設けられて
いる。開口部６１には磁気テープ５９が架張されており
、常時は前蓋５８と裏蓋５７によって覆われている。

前蓋５８は支点ビン６５を中心として回動自在とされて
いる。尚、支点６５には、第１のコイルバネ６６が装着
されており、前蓋５８を常時閉蓋方向に回動付勢してい
る。

また、前蓋５８の上面内側には一対のブラケット部が設
けられている。ブラケット部に裏蓋５７の左右両端に設
けられた一対の支持ビン６０が挿入され、裏蓋５７は支
持ビン６０を中心として回動自在になっている。

ガイド溝５６には、裏蓋５７の両端に設けられた一対の
ガイドビン５５が摺動自在に挿入されている。ロック部
材５０がカセットケース６８に回動自在に設けられてい
る。さらにロック部材５０の後ろ側には板バネ７０が装
着されており、ロック部材５０が前方向に回動付勢され
ている。

そして、常時は前蓋５８の側板５４に設けられた突起５
２とロック部材５０の爪部５３が係合し前蓋５８の回動
を阻止するようになっている。

以上のように構成されたテープカセットについて、以下
その動作を説明する。

テープカセット１は、常時はロック部材５０によって、
前蓋５８の不用意な開蓋を阻止している。

一方、テープカセット６４をビデオテープレコーダ（以
下ＶＴＲという）に挿入すると、第６図に示すようにＶ
ＴＲ側に設けられたロック解除部材７１によってロック
部材５０が板バネ７０に抗してＡ方向に回動し、それに
より突起５２と爪部５３の係合が開放され前蓋５８が回
動できる状態になる。

その後、第６図に示すようにＢ方向に移動させると、前
蓋５８は上方に開蓋し、裏蓋５７は支持ビン６０が支点
ビン６５を中心として上方へ移動すると同時に、ガイド
ビン５５がガイド溝５６に沿って案内され開放状態とな
る。

以上、ＶＴＲに装着する際の開放動作について述べたが
、取り出す時の動作は、開放動作の逆がなされる。

発明が解決しようとする課題 しかしながら前記のような構成では、テープを覆う前蓋
、裏蓋の連動を実現する構成とは別に、不用意に前蓋、
裏蓋の一方のみが開蓋し、人手に触れられたり、展埃等
の付着によりテープダメージが発生するのを防ぐ、蓋ロ
ツク機構が必要であった。

本発明は前記問題点に鑑み、少ない構成部品で、確実な
蓋ロックを行え、かつテープに対する防塵性も良いテー
プカセットを提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段 前記問題点を解決するために本発明のテープカセットは
、テープを巻回し、かつテープの両端をそれぞれ係止す
る一対のテープリールと、テープを前面に架張させ、一
対のテープリールを内蔵するカセットケースと、前面に
架張されたテープの内側に設けられる開口部と、カセッ
トケースの側面に軸支され、かつ前面に架張されたテー
プの前面を回動により覆う前蓋と、前蓋に軸支され、テ
ープの裏面を回動により覆い、かつカセットケースと係
合、非係合の位置とを往復移動する裏蓋とを具備するも
のである。

作用 本発明は前記した構成によって、簡単な蓋構成で前蓋の
不用意な開蓋によるテープダメージ発生を防止し、裏蓋
を開蓋方向に回動させることで、裏蓋とカセットケース
との係合が解除され、前蓋の開蓋が可能な状態にするこ
とができる。

実施例 以下本発明の一実施例のテープカセットについて第１図
〜第４図を参照しながら述べる。

第１図は本発明の一実施例のテープカセットの平面図を
示し、第２図〜第４図は同要部断面図を示す。

第１図〜第４図において、６は磁気テープであり、３は
磁気テープ６を巻回したカセットリールである。１はカ
セットリール３、および磁気テープ６を収納したカセッ
トケースである。４は磁気テープ６をカセットケース１
から引き出すポスト（図示せず）が進入する空間となる
開口部であり、カセットケース１内の左右端のボスト（
図示せず）により、カセットケース前面に架張されてい
る。２は磁気テープ６の前面を覆う前蓋であり、図に示
すように平面断面が略コ字状をしている。さらに、カセ
ットケース１に前蓋２の左右両端側板１２に設けられた
一対の前蓋回動支軸２ａが軸支され、回動支軸２ａを中
心に回動する。さらに前蓋２は、一対の回動支軸２ａの
一方に設けられた前蓋付勢バネ７により常に閉蓋方向に
付勢されている。５は磁気テープ６を裏面から覆う裏蓋
である。裏蓋５は前蓋２の一対のブラケット部２ｄの穴
２ｂに裏蓋５の左右両端の軸５ａがそれぞれ軸支され軸
５ａを中心に回置自在とな−でいる。

８は裏Ｍ５を前蓋２方向へ付勢する裏蓋付勢バネである
。

９は裏蓋５の略両端のガイドビン５ｂをガイドするガイ
ド溝であり、カセットケース１の開口部４の左右両端に
設けられている。

１ａはカセットケース１の開口部４に面する壁に設けら
れた切欠部であり、閉蓋時には裏蓋５の突起部５ｃと係
合しており、前蓋２の回動を阻止している。

以上のように構成されたテープカセット１１について以
下その動作を説明する。

第２図は、閉蓋状態の図であり、常時は開口部４に架張
された磁気テープ６は前蓋２、と裏蓋５で夫々覆われて
いる。

さらに、前蓋２を故意に上方に開蓋させようとしても、
裏蓋５の突起部５ｃはカセットケース１の切欠部１ａと
当接し、矢印１方向に回動しようとするが、裏Ｍ５の先
端部５ｄが前蓋２と当接状態にあるため第２図より矢印
１方向には回動しない。したがって、Ｒｂ＞Ｒａより前
蓋２の開蓋は阻止され、前蓋の不用意な開蓋によるテー
プへのダメージを防止する。

一方、テープカセット１１をＶＴＲ（図示せず）に矢印
■方向に挿入すると、ホルダ（図示せず）内に設けられ
た解除ビン１０が前蓋２の切欠部２ｃを通り、裏蓋５の
先端部５ｄと当接し裏蓋付勢バネ８の付勢力に抗して、
支軸５ａを中心に裏蓋５を時計方向に回動さぜる。裏蓋
５の回動により裏蓋ガイドビン５ｂはガイド溝９ａ部（
第２図）からガイド溝９ｂ部（第３図）まで移動する。

裏蓋ガイドビン５ｂがガイド溝９ｂ部の位置までの回動
により、裏蓋５の突起部５ｃとカセットケース１の切欠
部１ａとの係合がはずれ、前蓋２を上方への開蓋が可能
な状態になる。

次に、テープカセット１１の矢印■方向への移動により
、ＶＴＲ側に設けられた前蓋開放部材（図示せず）が前
Ｍ２の側板１２と当接し、前蓋２は支軸２ａを中心に前
蓋付勢バネ７の付勢力に抗して上方に開蓋される。

また裏蓋５は裏蓋支軸５ａを中心にカセットケース１に
設けられたガイド溝９に規制されなから前蓋支軸２ａを
中心に上方に回動し、第４図の状態になる。

以上テープカセット１１をＶＴＲのカセット装着位置に
装着する際の装着動作に付いて述べたが、テープカセッ
ト１１をビデオテープレコーダから取り出す動作は、開
蓋動作とは逆に成される。

発明の効果 以上のように本発明は、簡単な画構成で、テープに対す
る助産性を高めると共に、不用意な前蓋の開蓋を規制し
、テープカセットの操作性、信頼性を高めるという特徴
を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のテープカセットの平面図、
第２図、第３図、第４図は本発明のテープカセットの要
部断面図、第５図は従来のテープカセットの斜視図、第
６図、第７図は同要部断面図である。 １・・・・・・カセットケース、２・・・・・・前蓋、
４・・・・・・開口部、５・・・・・・裏蓋、５Ｃ・・
・・・・突起部、６・・・・・・磁気テープ、８・・・
・・・裏蓋付勢バネ、９・・・・・・ガイド溝、１０・
・・・・・解除ビン。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　ほか１名１−−一力
でットグース ５−　裏　Ｉ 第２図 第　３　図 第５図 紹 第６図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）テープを巻回し、かつ前記テープの両端をそれぞ
   れ係止する一対のテープリールと、前記テープを前面に
   架張させ、前記一対のテープリールを内蔵するカセット
   ケースと、前面に架張された前記テープの内側に設けら
   れる開口部と、前記カセットケースの側面に軸支され、
   かつ前面に架張されたテープの前面を回動により覆う前
   蓋と、前記前蓋に軸支され、前記テープの裏面を回動に
   より覆い、かつ前記前蓋の開蓋を阻止する前記カセット
   ケースとの係合位置、開蓋を阻止しない非係合位置とを
   往復移動する裏蓋とを具備することを特徴とするテープ
   カセット。
2. （２）一端がカセットケースと他端が前蓋と係合し前蓋
   を開蓋方向に付勢する第１の付勢手段と、一端が前蓋と
   他端が裏蓋と係合し、かつ裏蓋を前蓋方向に付勢する第
   ２の付勢部材を具備することを特徴とする請求項１記載
   のテープカセット。
3. （３）カセットケースに、裏蓋を案内するガイド溝と、
   裏蓋と前蓋とでテープを覆う位置で、前記裏蓋のみが前
   記前蓋の開蓋を阻止する位置と、阻止しない位置とを移
   動する逃げ部を設けたことを特徴とする請求項１記載の
   テープカセット。