JPH02310894A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH02310894A
JPH02310894A JP1131329A JP13132989A JPH02310894A JP H02310894 A JPH02310894 A JP H02310894A JP 1131329 A JP1131329 A JP 1131329A JP 13132989 A JP13132989 A JP 13132989A JP H02310894 A JPH02310894 A JP H02310894A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビット線に電流変化を生じさせてメモリセル
データを読み出す形式の半導体記憶装置さらにはそのよ
うな電流変化に基づくメモリセルデータ判定のための技
術に関し、例えば大記憶容量のEPROM (エレクト
リカリ・プログラマブル・リード・オンリ・メモリ)や
マスクROMに適用して有効な技術に関する。
〔従来技術〕
ROMのような半導体記憶装置は、選択されたメモリ素
子の状態に応じてビット線を経由する電流引き抜き経路
を形成したり形成しなかったりすることにより、メモリ
セルの状態に応じた電流もしくは電圧変化をコモンデー
タ線に与え、これをセンスアンプが検出して、メモリセ
ルデータの論理「1」或いは論理「0」を判定する。と
ころで、高集積化に伴って増大するビット線やコモンデ
ータ線の浮遊容量はそれらビット線やコモンデータ線に
対するディスチャージ速度の低下をもたらす。
斯るディスチャージ速度の低下が、センスアンプによる
メモリセルデータの判定速度に影響を与えないようにす
るためには、電流検出型センスアンプを採用することが
できる。このセンスアンプは。
活性状態に応じてコモンデータ線をチャージアップする
チャージアップ素子と、このチャージアップ素子のコン
ダクタンスをコモンデータ線のチャージアップレベルに
対して負帰還制御するためのインバータとを含んで構成
することができる。このセンスアンプが活性状態にされ
ると、上記インバータは、コモンデータ線のレベルを一
定の電圧即ち定常バイアス状態に保つようにチャージア
ップ素子のコンダクタンスを負帰還制御する。したがっ
て、定常バイアス状態のコモンデータ線に僅かな電流変
化があると、センスアンプは、その電流変化をインバー
タの出力電圧の変化として取り出すことができる。
尚、電流変化検出型センスアンプについて記載されたも
のの例としては特願昭61−225996号がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、斯る。コモンデータ線の定常バイアス状態は
上記チャージアップ素子の作用によって得られるもので
あり、スタンバイ状態からのデータ読み出し、或いは未
だデータ読み出しに供されていないビット線にコモンデ
ータ線が切り換え接続されたときには、チャージアップ
素子は、コモンデータ線を接地レベルのような低いレベ
ルから定常バイアス状態まで充電しなければならない。
しかしながらセンスアンプにとってこの状態は、大電流
がコモンデータ線に流れた状態と等価であるため、チャ
ージアップ素子のゲート電圧即ちセンスアンプの出力電
圧は不所望に上昇する。しかも、電流変化検出型センス
アンプの性質上、検出感度を良好にするには、上記チャ
ージアップ素子に流れる電流変化量に対してそのゲート
電圧の変化量を大きくしなければならないため、チャー
ジアップ素子の充電能力もしくはそのサイズをあまり大
きくすることができない。これにより、センスアンプの
出力レベルが一旦不所望に上昇すると、この状態は比較
的長く続いて容易にディスチャージされ難く、その期間
だけ正規の検出動作の確定が遅延し、データを高速に読
み出すことができなくなる。
また、上記電流変化検出型センスアンプによるチャージ
アップ能力を補うために、そのセンスアンプにおける定
常バイアスレベルよりもレベルの低い定常バイアスレベ
ルを持つようにされた別のセンスアンプをプリチャージ
専用に追加することができるが、この場合であっても、
やはり正規のセンスアンプはプリチャージ専用に追加さ
れた回路と並列的にコモンデータ線をチャージアップす
るから、センスアンプの出力レベルが不所望に上昇して
しまうことは免れない。
本発明の目的は、電流変化検呂型センスアンプの出力レ
ベルが不所望に上昇してしまうことを防止することがで
き、ひいてはデータの読み出し動作を高速化することが
できる半導体記憶装置を提供することにある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、
本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、複数本のビット線を夫々選択スイリチを介し
て共通接続したコモンデー線に、その電流変化を検出す
るセンスアンプが設けられ、このセンスアンプは回路動
作上電流変化を検出するための最適な定常バイアス状態
が規定され、このセンスアンプによる電流変化検出タイ
ミング以前にコモンデータ線をそのセンスアンプの定常
バイアス状態近傍までプリチャージ可能なプリチャージ
回路と、プリチャージ回路を動作制御すると共に。
該プリチャージ回路を非活性化した後に上記センスアン
プを活性化する制御回路とを含めて半導体記憶装置を構
成するものである。
上記センスアンプとしては、活性状態に応じてコモンデ
ータ線をチャージアップするチャージアップ素子と、こ
のチャージアップ素子のコンダクタンスをコモンデータ
線のチャージアップレベルに対して負帰還制御するため
のインバータとを含み、コモンデータ線の電流変化に応
じた信号を上記インバータの出力から得るように構成す
ることができる。
また、上記プリチャージ回路としては、活性状態に応じ
てコモンデータ線をチャージアップするチャージアップ
素子と、このチャージアップ素子のコンダクタンスをコ
モンデータ線のチャージアップレベルに対して負帰還制
御するためのインバータとを含み、上記センスアンプの
定常バイアス状態近傍のレベルまでコモンデータ線をチ
ャージアップ可能に構成することができる。
〔作 用〕
上記した手段によれば、スタンバイ状態からのデータ読
み出し、或いはコモンデータ線が未だデータ読み出しに
供されていないビット線に切り換えられたとき、プリチ
ャージ回路がコモンデータ線を予め定常バイアス状態近
傍までチャージアップするから、センスアンプは過大な
電流変化とみなされるようなコモンデータ線の状態を検
出しなくても済むようになり、これにより、センスアン
プの出力レベルは不所望に上昇されず、もって。
データ読み出し動作の高速化を達成するものである。
〔実施例〕
第1図には本発明の一実施例である縦型ROMが示され
る。同図に示される縦型ROMは、特に制限されないが
、マスクROMであって、公知のMO8集積回路製造技
術によってシリコンのような1個の半導体基板に形成さ
れている。
本実施例の縦型ROMは、特に制限されないが。
所謂イオン注入コードマスク方式により、所要のメモリ
セルトランジスタをデプレション型とし。
そのしきい値を低くして常時オン状態とすることにより
、必要なデータを固定的に保有する構造を持つ。縦型R
OMに含まれるメモリセルトランジスタとしてのnチャ
ンネル型メモリセル用MOSFETQIは、ビット線B
L□〜BLnと1対1対応で1個づづ接地端子Vssと
の間に行方向に向けて直列接続され、個々のメモリセル
用MO3FETQIのゲート電極は列単位でワード線W
L、〜WLjに共通接続されている。ワード線WL1〜
WLjは、ローアドレスデコーダ及びワードドライバl
によるローアドレス信号Arのデコード結果に従って、
当該ローアドレス信号Arにて指定される所定の1本が
ローレベルのような非選択レベルに、その他のものがハ
イレベルのような選択レベルに駆動される。したがって
、ローアドレス信号Arに応じてワード線WLi〜WL
jの選択/非選択レベルが決定されることにより、直列
接続された一行分の全てのメモリセル用MO3FETQ
Iがオン状態にされると、それら−行分のメモリセル用
MO8FETQIに対応するビット線に電流引き抜き経
路が形成される。直列接続された一行分の全てのメモリ
セル用MO3FETQ1の内1つでもオフ状態にされて
いるものがあるときは、それら1行分のメモリセル用M
O5FETQIに対応するビット線には電流引き抜き経
路が形成されない。
上記ビット線BLよ〜BLnはnチャンネル型カラム選
択MO8FETQ2□〜Q2nを介してコモンデータ線
CDに共通接続される。カラム選択M OS F E 
T Q 21〜Q 2 nは、カラムアドレスデコーダ
2によるカラムアドレス信号Acのデコード結果に従っ
て、当該カラムアドレス信号ACにて指定される所定の
1つがオン状態に制御される。カラム選択MO8FET
Q2□〜Q2nの内の1つがオン状態に制御されると、
これに対応する1本のビット線がコモンデータ線CDに
導通にされる。
上記コモンデータ線CDには電流変化検出型のセンスア
ンプ3が結合される。このセンスアンプ3は、上記列選
択MOS F E TQ 2.〜Q 2 nの内の1つ
を介してコモンデータ線CDと導通にされた所定のビッ
ト線にメモリセル用MO8FETQ1を通じて電流引き
抜き経路が形成されているか否かに応じて、読み出しデ
ータの論理「1」又は論理「0」の判定を行い、これに
応じた電圧VSを出力する。
このセンスアンプ3は、電源端子Vddとコモンデータ
線CDとの間に接続されたnチャンネル型チャージアッ
プMO8FETQ4を有し、このチャージアップMOS
FETQ4のコンダクタンスをコモンデータ線CDの電
圧もしくは電流変化に基づいて負帰還制御するためのイ
ンバータ4を備える。このインバータ4は、特に制限さ
れないが、ゲート・ソース電極が短絡された定電流源と
して機能するnチャンネル型のデプレションMO8FE
TQ5と、ゲート電極がコモンデータ線CDに結合され
たnチャンネル型入力MOSFETQ6とを直列接続し
て成り、この結合ノードの電位がセンスアンプ3の出力
電圧Vsとされる。この出力電圧Vsが上記チャージア
ップMO8FETQ4のゲート電極に印加されることに
よってチャージアップMOSFETQ4のコンダクタン
スが負帰還制御される。このセンスアンプ3の活性/非
活性化制御のために上記デプレションMO3FETQ5
のドレイン電極と電源端子Vddとの間にpチャンネル
型パワースイッチMO3FETQ7が設けられ、更に、
このパワースイッチMO8FETQ7がカットオフされ
たとき、これに呼応して出力電圧Vsをローレベルに強
制すると共にチャージアップMO8FETQ4をカット
オフ制御するためのnチャンネル型ディスチャージMO
8FETQ8が上記入力MO3FETQ6L、:、並列
接続されている。なお、上記パワースイッチMOSFE
TQ7とディスチャージMO8FETQ8はセンスアン
プ信号SAによりスイッチ制御される。
上記パワースイッチMOSFETQ7がオン状態にされ
、且つディスチャージMO8FETQ8がオフ状態に制
御されることによって、上記センスアンプ3が活性化さ
れると、上記デプレションMO8FETQ5と入力MO
8FETQ6で成るインバータ4は、コモンデータ線C
Dの電圧を所定の定常バイアス状態に保つようにチャー
ジアップMO8FETQ4のコンダクタンスを負帰還制
御し、例えばコモンデータ線CDのレベルを1゜2[v
]にしようとする。このような状態でコモンデータ線C
Dから電流が引き抜かれると、インバータ4はこの変化
を打ち消すようにチャージアップMO8FETQ4のコ
ンダクタンスを大きくするように動作し、コモンデータ
線CDのレベルを定常バイアス状態である1、2 (V
)に戻そうとする。このような負帰還制御過程において
、コモンデータ線CDの電流変化は出力電圧Vsのレベ
ル上昇として取り出される。言い換えるなら、センスア
ンプ3による論理「1」又は論理「0」の判定基準レベ
ルに対し、出力電圧は論理rlJとみなされるレベルに
上昇される。
センスアンプ3による電流変化検出感度を上げるには、
チャージアップMO8FETQ4に流れるドレイン・ソ
ース電流の変化に対するゲート電圧の変化を大きくする
こと、即ちMOSFETQ4のサイズを小さくすること
が必要である。特に記憶容量が増大してビット線の容量
性負荷が大きい程その傾向は顕著になる。そうすると、
チャージアップMO3FETQ4によるコモンデータ線
CDの充電能力が低くなるため、これを補う目的で当該
コモンデータ線CDにはプリチャージ回路5が設けられ
ている。
上記プリチャージ回路5は、特に制限されないが、上記
センスアンプ3と概ね同様の回路構成を有し、nチャン
ネル型チャージアップMO3FETQ14、このチャー
ジアップMO8FETQI4のコンダクタンスを負帰還
制御するためのインバータ6として機能するnチャンネ
ル型デプレションMO3FETQ15及びnチャンネル
型入力MOSFETQ16、そしてPチャンネル型パワ
ースイッチMOSFETQ17及びnチャンネル型ディ
スチャージMO8FETQ18を備えて成る。但し、こ
のプリチャージ回路6によるコモンデータ線CDの定常
バイアス状態は、センスアンプ3による定常バイアス状
態よりもレベルの低い1.0 (V)になっている、し
たがって、センスアンプ3の定常バイアス状態では既に
プリチャージ回路5のチャージアップMOSFETQ1
4はカットオフ状態になっているため、センスアンプ3
による電流変化検出感度は最良の状態を維持することが
できる。尚、プリチャージ回路5に対する活性他制゛御
はプリチャージ信号PCによって行われる。
次に、上記センスアンプ3とプリチャージ回路5の制御
タイミングについて説明する。
上記センスアンプ信号SAとプリチャージ信号PCはタ
イミングジェネレータ7で形成される。
このタイミングジェネレータフには、チップイネーブル
信号CEと、アドレス変化検出回路8によリカラムアド
レス信号Acの変化が検出されたときにアサートされる
検出信号ATDなどが供給される。チップイネーブル信
号CEがアサートされ、又はチップイネーブル信号CE
のアサート状態において検出信号ATDが7サートされ
ると、カラム選択MO8FETの選択直後のタイミング
でプリチャージ信号PCがアサートされてプリチャージ
回路5が活性化される。活性化されたプリチャージ回路
5により、コモンデータif、cDを接地電圧Vssか
ら1.0(V)(プリチャージ回路5の定常バイアス電
圧)まで充電可能な時間を経過した後、プリチャージ信
号PCがネゲートされて。
プリチャージ回路5は非活性状態に戻される。この′後
、センスアンプ信号SAが7サートされてセンスアンプ
3が活性化される。活性化されたセンスアンプ3は、そ
のときコモンデータ線CDに対する電流引き抜き経路生
成の有無に従ってチャージアップMO8FETQ4のコ
ンダクタンスを負帰還制御してメモリセルデータの論理
を判定する。
このときコモンデータ線CDは、プリチャージ回路5の
作用によりそのセンスアンプ3に最適な定常バイアス状
態近傍のレベルまで既にチャージアップされているから
、チャージアップMO3FETQ4のコンダクタンスが
極端に大きくなってセンスアンプ3の出力電圧V’sが
・論”連判定基準レベルよりも著しく上昇することが防
止される′。したがって、スタンバイ状態からのデータ
読み比し、或いは未だデータ読み出しに供されていない
ビーット線にコモンデータ線が切り換え接続されたとき
でも、センスアンプ3による検出動作の確定は遅延せず
、データの高速読み出しが可能になる。
次に上記実施例の動作の一例を第2(!Iを参照しなが
ら説明する。
チップイネーブル信号CE’がアサートきれた状態で時
刻t。にカラムアドレス信号Acが変化されると、これ
に同期して所定のカラム選択MO3FETの選択信号が
時刻t工に選択レベルに制御され、これによってコモン
データ線CDに接続するビット線が切り換え制御される
。例えば切り換えられたビット線がスタンバイ状態から
未だ一度もデータ読み出しに供されていないビット線で
あるなら、コモンデータ線CDのレベルは、その時選択
されたビット線との間での電荷再配分により、前回のデ
ータ読み出しによって得られたセンスアンプ3の定常バ
イアスレベル近傍のレベルから低下する。一方、ビット
線の切り換えが行われると、これに同期して時刻t2に
プリチャージ信号PCがアサートされ、プリチャージ回
路5が活性化される。これにより、センスアンプ3の定
常バイアス状態からレベル低下したコモンデータ!fl
cDはプリチャージ回路5によって同回路5の定常バイ
アス状態である1、0 [V]前後のし諌ルまでプリチ
ャージされる。この時プリチャージ回路5の出力部もノ
ードNpcのレベルはその負帰還制御の性質上オーバー
ショートするが、時刻t3にプリチャージ回路5が非活
性化されると、これに従ってノードNpcのレベルはデ
ィスチャージMO3FETQI8によって接地電位Vs
sに強制される。
この後、時刻t4にセンスアンプ信号SAがアサートさ
れてセンスアンプ3が活性化されると、センスアンプ3
は、既に1.0 (V)近傍まで充電されているコモン
データ線CDの電流変化を検出して、メモリセルデータ
の論理判定を行う、このように、時刻t0に切り換え制
御されたビット線がスタンバイ状態以降初めてデータ読
み出しに供されたビット線であっても、センスアンプ3
が活性化される前、コモンデータ線CDのレベルはプリ
チャージ回路5により既にセンスアンプ3の定常バイア
スレベル近傍までチャージアップされているから、セン
スアンプ3の出力電圧Vsが論理判定基準レベルよりも
著しく上昇してしまうことが防止され、これによってセ
ンスアンプ3による検出動作の確定は遅延せず、データ
を高速に読み出すことができる。仮にセンスアンプ3と
プリチャージ回路5を同時に活性化すると、センスアン
プ3の出力電圧Vsはその論理判定基準レベルに対して
大きくオーバーシュートし、本実施例に比べてその出力
の確定は時間Tdだけ遅延する。
上記実施例によれば以下の作用効果を得るものである。
(1)コモンデータ線CDの電流変化を検出するセンス
アンプ3による電流変化検出タイミング以前にコモンデ
ータ線CDをそのセンスアンプ3の定常バイアス状態近
傍までプリチャージ可能なプリチャージ回路5を設けた
から、スタンバイ状態からのデータ読出し、或いはカラ
ムアドレス信号Acの変化に従って未だデータ読み出し
に供されていないビット線にコモンデータ線CDが切り
換え接続されたときでも、センスアンプ3が活性化され
る前、コモンデータ線CDのレベルはプリチャージ回路
5によりすでにセンスアンプ3の定常バイアスレベル近
傍までチャージアップされている。したがって、センス
アンプ3の出力電圧がその論理判定基準レベルを越えて
不所望に上昇してしまうことを防止することができる。
(2)上記作用効果により、スタンバイ状態からのデー
タ読み出し、或いは未だデータ読み出しに供されていな
いようなビット線にコモンデータ線CDが切り換え接続
されたときでも、センスアンプ3による検出動作の確定
を遅延させずに、データの高速読み出しを可能にするこ
とができる。
(3)センスアップ3が活性化されるときには既にプリ
チャージ回路5は非活性化されているから、センスアン
プ3による電流変化検出感度を最良の状態にしながら上
記作用効果を得ることができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づいて
具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更す
ることができる。
例えばセンスアンプは上記実施例に限定されず、インバ
ータを相補型MOSインバータ回路に変更したり、デプ
レションMQSFETをゲート・ドレイン間を短絡させ
たエンハンスメント型MO8FET又は抵抗などに変更
することができる。更にプリチャージ回路も上記実施例
に限定されず適宜の回路構成を採用することができる。
但し、プリチャージレベルはセンスアップの定常バイア
ス状態近傍のレベルでなくてはならない、また、マスク
ROMにデータを保持させる手法はイオン注入コードマ
スク方式に限定されず、コンタクトコードマスク方式な
どその他適宜の方式を採用することができる。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をそ、の背景となった利用分野である縦型ROMに適用
した場合について説明したか−、本発明はそれに限定さ
れるものではなく、縦型並びに横型混在のマスクROM
や横型マスクR04、さらにはEPPOMやエレクトリ
カリ・イレーザブル・アンド・プログラマブルROMな
どの各種半導体記憶装置に適用することができる。ここ
で、半導体記憶装置とは不揮発性メモリ素子を用いたプ
ログラマブルアレイロジックのような回路をも含む概念
とされる1本発明は少なくとも1選択されたメモリセル
の状態に応じてビット線を経由する電流引き抜き経路を
形成したり形成しなかったりすることによりメモリセル
の状態に応じたデータを読み出す条件のものに適用する
ことができる。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、コモンデータ線を予めセンスアップの定常バ
イアス状態近傍までチャージアップするプリチャージ回
路を設けたから、スタンバイ状態からのデータ読み出し
、或いはコモンデータ線が未だデータ読み出しに供され
ていないビット線に切り換え接続されるようなときにも
、センスアンプは、過大な電流変化とみなされるような
コモンデータ線の状態を検出しなくても済むようになり
、これにより、センスアンプの出力レベルは不所望に上
昇されず、もってデータの高速読み出しを達成すること
ができるという効果がある。
また、センスアンプが活性化されているときには既にプ
リチャージ回路は非活性化されるから、センスアンプに
よる電流変化検出感度を最良の状態にしてメモリセルデ
ータの判定を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である縦型ROMの回路図、 第2図は第1図に示される縦型ROMの動作例を説明す
るためのタイミングチャートである。 BL工〜BLn・・・ビット線、Ql・・・メモリセル
用MO8FET、Q2□〜Q2n・・・カラム選択MO
3FET、CD・・・コモンデータ線、3・・・センス
アンプ、Q4・・・MOSFET、4・・・インバータ
、Q5・・・デプレションMO8FET、Q6・・・入
力MO8FET、Q7・・・パワースイッチMO3FE
T、Q8・・・ディスチャージMO8FET、SA・・
・センスアンプ信号、5・・・プリチャージ回路、Ql
4・・・チャージアップMO8FET、6・・・インバ
ータ、Ql5・・・デプレションMO5FET、Q16
・・・入力MO8FET、Q17・・・パワースイッチ
MO8FET、Q18・・・ディスチャージMO8FE
T、PC・・・プリチャージ信号、7・・・タイミング
シネレータ、8・・・アドレス変化検出回路。 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、選択されたメモリセルの状態に応じてビット線に電
    流変化を生じさせて、メモリセルデータを読み出す半導
    体記憶装置であって、複数本のビット線を夫々選択スイ
    ッチを介して共通接続したコモンデータ線に、その電流
    変化を検出するセンスアンプが設けられ、このセンスア
    ンプは回路動作上電流変化を検出するための最適な定常
    バイアス状態が規定され、このセンスアンプによる電流
    変化検出タイミング以前にコモンデータ線をそのセンス
    アンプの定常バイアス状態近傍までプリチャージ可能な
    プリチャージ回路と、プリチャージ回路を動作制御する
    と共に、該プリチャージ回路を非活性化した後に上記セ
    ンスアンプを活性化する制御回路とを含んで成る半導体
    記憶装置。 2、上記センスアンプは、活性状態に応じてコモンデー
    タ線をチャージアップするチャージアップ素子と、この
    チャージアップ素子のコンダクタンスをコモンデータ線
    のチャージアップレベルに対して負帰還制御するための
    インバータとを含み、活性状態において、コモンデータ
    線の電流変化に応じた信号を上記インバータの出力から
    得るものである請求項1記載の半導体記憶装置。 3、上記プリチャージ回路は、活性状態に応じてコモン
    データ線をチャージアップするチャージアップ素子と、
    このチャージアップ素子のコンダクタンスをコモンデー
    タ線のチャージアップレベルに対して負帰還制御するた
    めのインバータとを含み、上記センスアンプの定常バイ
    アス状態近傍のレベルまでコモンデータ線をチャージア
    ップ可能にされて成るものである請求項1又は2記載の
    半導体記憶装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06187074A (ja) * 1992-06-19 1994-07-08 Intel Corp 電力消費を節減する方法および装置
US7099214B2 (en) 2002-12-19 2006-08-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Semiconductor memory device

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