JPH02310283A - １枚戸上開き式のダムウエーター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はダムウェータ−に係り、さらに詳しくは、１枚
戸上開き式のダムウェータ−に関するものである。

［従来の技術］ 周知のように、ダムウェータ−にはフロアタイイブとテ
ーブルタイプとがあり、このうちフロアタイプのかご戸
には、安全棒方式、２枚戸上下開き方式及び１枚戸上開
き方式がある。また、１枚戸上開き方式には、かご戸の
高さがかごの高さと同じものと、かごの高さより低いも
のとがあり、これは昇降路の最上部の高さや最底部の深
さによって選択される。さらに、かご戸は電動駆動によ
り開閉するものと、手動により開閉するものとがある。

第３図はかご戸がかごの高さより低い１枚戸上開き方式
で、かつ手動開閉式の従来のダムウェータ−の−例を示
す正面図、第２図はその縦断面図である。両図において
、（１）は側枠（２）　、　（２ａ）、上枠（３）、か
ご床（４）、かご天井（５）等からなるかご、（６）は
両側にガイド（６ａ）を備え、かご（１）の側枠（２）
　、　（２ａ）に設けたレールに沿って移動するかご戸
で、その高さはかご（１）の高さの約２分の１である。

（７）はおもり、（８）は調整おもり、（９）　、　（
９ａ）は上枠（３）の上面に設けた滑車で、一端がかご
戸（６）に連結された連動ローブ（１０）は、滑車（９
）　、　（９ａ）を介して他端がおもり（７）に連結さ
れている。（１１）、　（ｌｌａ）は上枠（３）の下面
に設けられた戸当りである。

上記のように構成したダムウェータ−は、第５図に示す
ように昇降路（１５）の上部に設けた機械室（１６）に
据付けられた電動機（図示せず）により昇降用ワイヤロ
ーブ（１７）を介して駆動され、昇降路（１５）内を昇
降しておもり（１８）とバランスする。かご（１）が所
定の階床で停止すると、外部からかご戸（θ）の下部に
設けた手掛け（図示せず）に手を掛けて引上げれば、か
ご戸（６）はレールに沿って上昇し、戸当り（１１）、
　’（ｌｌａ）に当って停止して出入れ口（１２）を開
口する。このとき、かご戸（６）はおもり（７）とバラ
ンスし、その位置に停止している。荷の積降しが終った
ときは、かご戸（６）を手で引上げれば出し入れ口（１
２）の下部はかご戸（６）。

で閉鎖される。

なお、かご戸（６）は、その重量と摺動面の摩擦や反力
及び手動で開閉したときの重さ加減などを考慮し、調整
おもり（８）を調整してバランスをとり、使い勝手がよ
いようにしている。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の１枚戸上開き方式のダムウェータ−は上記のよう
に構成されており、かご戸（６）の高さがかご（１）の
高さより低いものにおいては、かご戸（６）を閉じると
かご戸（Ｂ）の上方には出入れ口（１２）の約２分の１
の開口部（１３）が形成された。一方、昇降路（Ｉ５）
を昇降するかご（１）の操作や荷の積降し′及びかご戸
（８）の開閉は、不特定多数の人が利用することもあっ
て操作や荷の積降しに不慣れの場合が多く、その上背の
形状も不揃いのものが多いため、正しい使用に欠ける面
があった。

このようなことから、かご（１）の運転中にかご（１）
内の積荷（１４）がずれたり荷崩れ（１４ａ）を生ずる
ことがしばしばあった。荷（１４）がかご（１）の下部
にだけ積まれている場合は、かご戸（６）に阻止されて
それ以上の荷崩れ（１４ａ）は防止されるが、荷（１４
）が多くかご戸（６）の上方まで積込んだ場合は、荷崩
れ（１４ａ）により開口部（１３）から昇降路（１５）
内にはみ出ることがある。荷崩れ（１４ａ）が発生する
と、荷（１４）が昇降路（１５）の壁や昇降路（１５）
に設けた機器の突起部等に衝突することがあり、積荷や
機器を損傷するばかりでなく、安全上も問題であった。

さらに損傷した積荷や機器の復旧に多くの時間と費用を
要するなど、種々問題があった。しかし、このような事
故の再発防止には、取扱いの注意を換起するだけで、根
本的な解決には至らなかった。

本発明は、上記の課題を解決すべくなされたもので、積
荷に荷崩れを生じても昇降路にはみ出すおそれのないか
ごを備えたダムウェータ−を得ることを目的としたもの
である。

［課題を解決するための手段］ 本発明に係る１枚戸上開き方式のダムウェータ−は、上
部に内側に突設したシューと、かご天井に設けた係止片
と係合するストッパとを備えた平板状の重ね戸と、かご
天井と上枠との間に設けられ重ね戸に設けたシューが嵌
合するガイドレールルと、かご戸の下部に設けられ、か
ご戸を引上げたときに重ね戸の下縁が嵌合する持上げ金
具とを備えたものである。

［作　用］ かご戸を引上げると、下部に設けた持上げ金具が重ね戸
の下縁と嵌合してかご戸と重ね戸を一体的に引上げ、か
ごの出し入れ口を開口する。

かご戸を引下げると重ね戸は自重により降下し、ストッ
パが係止片と係合して掛は吊り状態になり、かごの出し
入れ口の全面が閉鎖される。

若し、かごの移動中に積荷の荷崩れを生じても、かご戸
と重ね戸に阻止されてかご外にはみ出すおそれがない。

［実施例］ 第１図は本発明実施例の正面図、第２図はそのＡ−Ａ断
面図である。なお、第３図及び第４図で説明した従来例
と同−又は相当部分には同じ符号を付し、説明を省略す
る。両図において、（２１）。

（２１ａ）は上枠（３）とかご天井（５）の間の両側に
平行に設けられたガイドレールで、上部は取付金具（２
２）により上枠（３）に取付けられ、下部は固定金具（
２３）によりかご天井（５）に固定されている。

（２５）は軽金属板１合成樹脂板等に穴明は加工を施し
て極力軽量化した平板状の重ね戸で、裏面のガイドレー
ル（２１）、　（２１ａ）に対応した位置には、ガイド
レール（２１）、　（２１ａ）に摺動可能に嵌合するシ
ュー（２Ｂ）、　　（２８ａ）が設けられている。（２
７）、　（２７ａ）は重ね戸（２５〉の上部に設けられ
た逆り字状のストッパ、（２ｇ）、　（２８ａ）は重ね
戸（２５）の表面下部に設けられ、かご戸（６）の裏面
に摺接する当接部材である。なお、（２９）はかご天井
（５）の出入れ口（１２）側に設けられ、ストッパ（２
７）と係合する係止片、（３０）はかご戸（６）の裏面
下部に突設された持上げ金具である。

なお、重ね戸（２５）の幅ばかご戸（６）の幅と同じか
又は住かに狭く形成され、上下方向の長さは重ね戸（２
５ンを閉じた状態で、その下部がかご戸（６）の上部と
重なり合う大きさに形成されている。。

次に、本発明の詳細な説明する。図示の状態ではかご戸
（６）は閉鎖されており、重ね戸（２５）は自重により
下降してその上部に設けたストッパ（２７）。

（２７ａ）がかご天井（５）に設けた係止片（２９）と
係合して掛は吊り状態にあり、下部の当接部材（２８）
。

（２８ａ）がかご戸（６）に当接してかご戸（６）の上
部を閉鎖している。

この状態で、荷を積んだかご（１）が昇降路内を目的の
階床まで昇降する。この間、若しかご（１）内の荷に荷
崩れを生じても、出入れ口（１２）はかご戸（６）と重
ね戸（２５〉によって閉じられているので、積荷はこれ
によってかご（１）外へのはみ出しが阻止される。この
とき、重ね戸（２５）は崩れた荷によって外方へ押され
るが、重ね戸（２５）の上部はガイドレール（２１）、
　　（２１ａ）とシュ（２８）、　　（２８ａ）及びス
トッパ（２７）、　（２７ａ）と係止片（２９）との係
合により、下部ばかご戸（６）に当接する当接部材（２
ｇ）。

（２８ａ）によってこの力を受けるので、重ね戸（２５
）が外れるおそれはない。

かご（１）が目的の階床に停止すると、かご戸（８）は
外部から引上げられる。かご戸（６）が上昇して持上げ
金具（３０）が重ね戸（２５）の下縁に係合すると、両
者は一体的になって引上げられ、かご戸（６）が戸当り
（１１）、　（ｌｌａ）に当って停止する。これにより
、かご（１）の出入れ目（１２）は大きく開口する。こ
のとき、かご戸（６）及び重ね戸（２５）はおもり（７
）とバランスし、その位置に保持される。

荷の積降しが終ったときは、外部からかご戸（６）を図
の位置まで引下げれば、重ね戸（２５）は自重によりガ
イドレール（１１）、　　（ｌｌａ）に沿って下降し、
ストッパ（２７）、　　（２７ａ）が係止片（２９）に
嵌合して停止し、図の状態となって出入れ口（１２）を
閉鎖する。

上記の説明では、重ね戸は軽金属板又は合成樹脂板に穴
明は加工を施した場合を示したが、鉄板に穴明は加工を
施したものを用いてもよい。

［発明の効果］ 以上詳記したように、本発明は１枚戸上開き式のダムウ
ェータ−において、かご戸の上部にこのかご戸と共動す
る重ね戸を設け、かごの出し入れ口金面を開閉するよう
にしたので、かごの移動、中に積荷に荷崩れを生じても
かご戸と重ね戸に阻止されて外部にはみ出すおそれがな
い。このため積荷や昇降路の機器等を損傷するおそれが
なく、そのうえ安全である。

また、本発明は構造簡単、取付が容易であり、費用も低
置なので、新設のダムウェータ−は勿論、既設のダムウ
ェータ−にも実施することができる等、多くの優れた効
果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の正面図、第２図はそのＡ−Ａ断
面図、第３図は従来の１枚戸上開き方式のダムウェータ
−の−例の正面図、第４図はそのＢ−Ｂ断面図、第５図
は作用説明図である。 図において、（１）はかご、（３）は上枠、（５）はか
ご天井、（６）はかご戸、（２１）、　（２１ａ）はガ
イドレール、（２５）は重ね戸、（２６）、　　（２１
１ｉａ）はシュー、（２７）、　　（２７ａ）はストッ
パ、（２９）は係止片、（３０）は持上げ金具である。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。 代理人　弁理士　佐々木　宗　治 」Ａ 第１図 ６　つ＼ニー／”　　　　２７，２７ｏ　　スト・／パ
第２図 ２９　伜しカ ３０−一二ｊブ金具 」Ｂ 第３図　　　負 ン

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 上下に移動してかごの出し入れ口を開閉するかご戸を備
   えた１枚戸上開き式のダムウエーターにおいて、 上部に内側に突設したシューと、かご天井の出し入れ口
   側に設けた係止片と係合するストッパとを備えた平板状
   の重ね戸と、 かご天井と上枠との間に設けられ、前記重ね戸のシュー
   が嵌合するガイドレールと、 前記かご戸の下部に設けられ、該かご戸を引上げたとき
   に前記重ね戸の下縁が嵌合する持上げ金具とを備えたこ
   とを特徴とする１枚戸上開き式のダムウエーター。