JPH02309138A

JPH02309138A - 窓面の熱負荷処理方法及び装置

Info

Publication number: JPH02309138A
Application number: JP1130130A
Authority: JP
Inventors: Koji Kuwano; 耕二桑野
Original assignee: Fujita Corp
Current assignee: Fujita Corp
Priority date: 1989-05-25
Filing date: 1989-05-25
Publication date: 1990-12-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は建物の空調設備において、外部に面した窓部の
熱負荷処理方法及び装置に係るものである。

（従来の技術）従来、建物の空調設備で、外部に面した窓からの熱負荷
を処理する方法及び装置に係るものである。

建物の外部に面した窓側、即ちベリメーターゾーンに沿
って、インテリア系統からダクトや配管を施して、ラン
インタイブの吹出口や、ファンコイルユニットで冷温風
を吹き出し、ペリメーターの熱負荷を処理している。

（発明が解決し、ようとする課題）一般にインテリア負荷は、はぼ一定な値で推移するのに
対して、ペリメータ−１殊に窓面からの熱負荷は大きく
、変動も多い。

従って従来のようにインテリア系統から分岐し。

て冷温風を単に吹出してペリメーターの熱負荷を処理す
る方法では、その奪取された熱はペリメーターゾーンに
滞留し、間部の温熱環境が悪くなる。

而して前記冷温風はインテリア系統から分岐されたもの
であるから、ベリメータ一部分だけを制御ｌ■するのは
困難である。普通、温度制御はインテリアゾーンを基準
とし７ているため、例えば冷房時では窓際は暑く、窓際
に合わせて冷房するとインテリアゾーンが冷え過ぎると
いう現象が発生する。

また暖房時にはこれと逆の現象が起り得る。

本発明は前記従来技術の有する問題点に濡みて提案され
たもので、その目的とする処は、窓際に蓄熱された熱負
荷を効果的に処理し１、省エネルギー効果が得られる窓
面の熱負荷処理方法及び装置を提供する点にある。

（課題を解決するための手段）前記の目的を達成するため、本発明に係る窓面の熱負荷
処理方法は、建物の外部に面したガラス窓の内側に配設
された日射を遮蔽するブラインドの内外両側に室内空気
を流し、前記窓とブラインドとの間を通る加熱または冷
却された空気を、空調器に還気、若しくは外部に排出す
るように構成されている。

また本発明に係る窓面の熱負荷処理装置は、建物の外部
に面したガラス窓と同窓の内側に配設された日、射を遮
蔽するブラインドとの上部、及び下部に夫々配設された
室内空気吹出部、及び同吹出部からの吹出し空気の吸込
部と、同吸込部と空８１」器及び室外排気部との間に接
続された管路に夫々介装されたダンパーと、前記吸込部
の吸込空気の温度を検出して前記各ダンパーを開閉する
制１１１１装置とから構成されている。

（作用）本発明によれば前記したように、室内空気を吸引して、
建物の外部に面し、たガラス窓の内側に配設され日射を
遮蔽するブラインドの内外両面に吹出し、通過させるこ
とによって、前記窓とブラインドとの間の蓄熱を奪取す
るとともに、ブラインド面の熱をも奪取し、て、太陽輻
射によって熱せられたブラインドの表面温度を下げ、ブ
ラインドから室内側への輻射熱及びガラス面からの伝導
熱を軽減し、そのためペリメータ−ゾーンの負荷はイン
テリアゾーンに影響を及ぼすことがない。

更にガラス窓とブラインドとの間を通過して加熱または
冷却された空気は空調器へ還気、若しくは外部に排出さ
れることによって省エネルギー効果が図られる。

（実施例）以下本発明を実施例について説明する。

第７図はべりメーターゾーンの熱移動図、第１図は本発
明の一実施例を示し、第１図中、（１）は建′　物の外
部に回したガラス窓、（２）は同ガラス窓（１）の内側
に配設された日射を遮蔽するブラインドである。

前記ブラインド（２）の上部及び下部には夫々室内空気
吹出口（３）並に同吹出口（３）からの吹出し空気の吸
込口（４）か配設されている。

前記天井側の室内空気吹出口（３）は給気ファン（５）
が介装されたダクト（６）を介して室内空気取入口（７
）に接続されている。

一方、下方腰部の吸込口（４）は排気ファン（８）が介
装されたダクト（９）に接続され、同ダクト（９）から
空調器及び排気部に夫々接続するダクト（９ａ）　（９
ｂ）が岐出され、同各ダクト（９ａ）　（９ｂ）には夫
々ダンパー（１０ａ）　（１０ｂ）が介装されている。

同各ダンパー（１０ａ）（１０ｂ）は、前記吸込口（４
）の吸込空気の温度検出信号を発する制御盤（１１）に
よって、開閉制御されるように構成されている。

第２図は、前記ダンパー（ｌｏａ）（１０ｂ）の制御装
置を示し、外気サーモスタット（Ｔｏ）と室内サーモス
クッ）　（Ｔｒ）の温度検出信号が制御盤（１１）に送
られ、同制御盤（１１）から冷房信号若し２くは暖房信
号が、ダンパー（１０ａ）または（１０ｂ）　ｃこ送ら
れ、同各ダンパーを開閉操作するように構成されている
。

図示の実施例は前記し７たように構成されているので、
天井内に設置された給気ファン（５）によってインテリ
アゾーンの処理空気を室内空気取入口（７）より吸込み
、ダクト（６）を介してブラインド（２）の上部吹出口
（３）から吹出す。

この吹出し空気はブラインド（２）を挟んで内外両面に
分流し、太陽輻射により熱せられたブラインド（２）の
表面温度を下げ、ブラインド（２）から室内側ヘの輻射
熱及びガラス窓（１）からの伝導熱を軽減したのち、吸
込口（４）で合流して排気ファン（８）によってダクト
（９）に吸引される。

この場合、給気ファン（５）の送風量に対して、排気フ
ァン（８）の吸込み量が２倍程度になるように加減する
と、理想的な気流状態となる。

一方、床下に配設された前記排気ファン（８）によって
吸込口（４）より吸込まれた空気は、夫々空調器及び排
気部に接続されたダンパー（１０ａ）　（１０ｂ）に至
る。

面し２て下部吸込空気の温度が、冷房時において外気温
度より高く、また暖房時において外気温度より低い時に
は、前記制御装置（ＩＩ）の信号を受けてダンパー（１
０ｂ）は開となり、ダンパー（１０ａ）は閉となって外
部に排気される。

また逆に下部吸込空気の温度が冷房時において外気温度
より低（、暖房時において外気温度より高い場合には、
ダンパー（１０ａ）が開となり、ダンパー（１０ｂ）が
閉となり、空調器に還気され、省エネルギー効果が発揮
される。

第３図乃至第６図は前記各ダンパー（１０ａ）　（１０
ｂ）の作用説明図で、第３図は冷房時において晴天で、
ブラインド（２）を閉じた場合を示し、窓際において吸
込♂気が加熱され、外気温より高温になったとき、前記
制御盤（１１）の信号を受けてダンパー（１０ｂ）は開
、ダンパー（１０ａ）は閉となり、前記加熱された空気
はダクト（９ｂ）より外部に排出される。

また第４図に示すように、冷房時において曇天でブライ
ンド（２）が開かれ、窓際の吸込空気が外気温より低温
の場合、前記ダンパー（１０ａ）が開、ダンパー（ｌｏ
ｂ）が閉となって、前記吸込空気はダク）　（９ａ）を
介して空調器に還気され、省エネルギー効果が発揮され
る。

次に第５図に示すように、暖房時において晴天でブライ
ンド（２）が閉じられ、窓際の吸込空気が外気温より高
温の場合、ダンパー（１０ａ）が開、ダンパー（１０ｂ
）が閉となって、加熱された吸込空気はダクｔｉ９ａ）
を介して空調Ｈへ還気され、熱回収が行なわれる。

更に第６図に示すように、暖房時において曇天でブライ
ンド（２）が開かれて、窓際の空気が外気温より低い場
合、ダンパー（１０ａ）が閉、ダンパー（１０ｂ）が開
となって冷却された吸込空気はダク）　（９ｂ）を介し
て外部に排出される。

下記の表は前記第３図乃至第６図の場合を一括し、て示
した図表で吸込空気の温度条件及びダンパーの状態並に
吸込空気の排気部との関係を示すものである。

（発明の効果）本発明によれば前記したように、建物の外部に面したガ
ラス窓の内側に配設されたブラインドの内外両側に室内
空気を流し７、太陽輻射によって熱せられたブラインド
の表面温度を下げ、ブラインドから居住者への輻射熱及
び窓ガラス面よりの伝導熱を軽減して居住性を向上し７
うるものである。

また前記ガラス窓とブラインドとの間を通って加熱、ま
たは冷却された空気は空調器へ還気若し。

（は外部へ排出されるごとによって、省エネルギー効果
を得ることができる。

請求項２の発明は、前記ブラインドの上部及び下部に夫
々室内空気吹出部及び吸込部を設け、同吸込部と空調器
及び室外排気部との間に接続され込空気の温度を検出し
、て動作する制御装置により開閉制御するように構成し
たことによって、前記し、た窓面の熱負荷処理方法を円
滑に遂行しうるちのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る窓面の熱負荷処理装置の一実施例
を示す縦断側面図１．第２図はダンパー制御装置の説明
図、第３図乃至第６図は夫々本発明の装置の作用説明図
、第７図はべりメーターゾーンの熱移動説明図である。（１）・・・ガラス窓、　　　　（２）・・・ブライン
ド（３）・・・吹出口、　　　　　（４）・・・吸込口
、（５）・・・給気ファン、　　　　（６）・・・タリ
ト、（力・・・室内空気取入口、　（８）・・・排気フ
ァン、（９）　（９ａ）　（９ｂ）　・＝ダクト、　　
（１０ａ）　（１０ｂ）−ダンパー、（１１）・・・制
御盤、（Ｔｏ）・・・外気サーモスタット、（Ｔｒ）・・・室内サーモスタット。〜代理人　弁理士　岡　本　重　文外１名第１図第２図塀幸可十〜１１ん

Claims

【特許請求の範囲】１、建物の外部に面したガラス窓の内側に配設された日
射を遮蔽するブラインドの内外両側に室内空気を流し、
前記窓とブラインドとの間を通る加熱または冷却された
空気を、空調器に還気、若しくは外部に排出することを
特徴とする窓面の熱負荷処理方法。２、建物の外部に面したガラス窓と同窓の内側に配設さ
れた日射を遮蔽するブラインドとの上部、及び下部に夫
々配設された室内空気吹出部、及び同吹出部からの吹出
し空気の吸込部と、同吸込部と空調器及び室外排気部と
の間に接続された管路に夫々介装されたダンパーと、前
記吸込部の吸込空気の温度を検出して前記各ダンパーを
開閉する制御装置とからなることを特徴とする窓面の熱
負荷処理装置。