JPH02307824A - チタン酸バリウムの仮焼方法 - Google Patents
チタン酸バリウムの仮焼方法Info
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- JPH02307824A JPH02307824A JP1126983A JP12698389A JPH02307824A JP H02307824 A JPH02307824 A JP H02307824A JP 1126983 A JP1126983 A JP 1126983A JP 12698389 A JP12698389 A JP 12698389A JP H02307824 A JPH02307824 A JP H02307824A
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Links
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Landscapes
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- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明はセラミックコンデンサ、正特性サーミスタなど
に用いられるチタン酸バリウムの仮焼方法に関するもの
であシ、詳しくは炭酸バリウムと酸化チタンを主成分と
するセラミック粉体を仮焼してチタン酸バリウムを生成
する際の反応を均一化するためのものである。
に用いられるチタン酸バリウムの仮焼方法に関するもの
であシ、詳しくは炭酸バリウムと酸化チタンを主成分と
するセラミック粉体を仮焼してチタン酸バリウムを生成
する際の反応を均一化するためのものである。
従来の技術
従来、炭酸バリウムと酸化チタンを主成分とするセラミ
ック粉体を仮焼してチタン酸バリウム(BaTi03)
を得るための方法は、上記のセラミック粉体をルツボあ
るいは匣鉢に入れて、1000〜1200°Cの温度で
仮焼するか、もしくは上記のセラミック粉体を加圧成形
してブロック状にしたものを1000〜12oO°Cの
温度で仮焼していた。(ここで言う仮焼とは、原料粉体
を焼結温度よりも低い温度で処理することによりある程
度反応させ、焼結におけるセラミック粉体間の固相反応
を均一化するため、あるいは焼結時の収縮を減少させる
ことを目的として行われる、セラミック製造プロセスの
一つである。) 発明が解決しようとする課題 しかしながら、前者のセラミック原料を粉体のままルツ
ボあるいは匣鉢中で仮焼する場合には、粉体が密に充填
されるために、ルツボあるいは匣鉢中の粉体の中央部で
はBaTiO3の生成時に発生する炭酸ガスが充分に飛
散されず、BaTi03の生成反応が不均一となり、未
反応の原料が残りやすいものであった。
ック粉体を仮焼してチタン酸バリウム(BaTi03)
を得るための方法は、上記のセラミック粉体をルツボあ
るいは匣鉢に入れて、1000〜1200°Cの温度で
仮焼するか、もしくは上記のセラミック粉体を加圧成形
してブロック状にしたものを1000〜12oO°Cの
温度で仮焼していた。(ここで言う仮焼とは、原料粉体
を焼結温度よりも低い温度で処理することによりある程
度反応させ、焼結におけるセラミック粉体間の固相反応
を均一化するため、あるいは焼結時の収縮を減少させる
ことを目的として行われる、セラミック製造プロセスの
一つである。) 発明が解決しようとする課題 しかしながら、前者のセラミック原料を粉体のままルツ
ボあるいは匣鉢中で仮焼する場合には、粉体が密に充填
されるために、ルツボあるいは匣鉢中の粉体の中央部で
はBaTiO3の生成時に発生する炭酸ガスが充分に飛
散されず、BaTi03の生成反応が不均一となり、未
反応の原料が残りやすいものであった。
また、後者のブロック状に成形して仮焼する場合でも、
ブロック中心部では粉体の場合と同様に炭酸ガスが飛散
しにくく、BaTi03の生成反応が不均一となるもの
であった。
ブロック中心部では粉体の場合と同様に炭酸ガスが飛散
しにくく、BaTi03の生成反応が不均一となるもの
であった。
本発明は上記のように炭酸ガスが充分飛散せず、BaT
i0.の生成が不均一となり、その後の焼成で得られた
セラミックの特性が低下するのを防止するための仮焼方
法を提供することを目的とするものである。
i0.の生成が不均一となり、その後の焼成で得られた
セラミックの特性が低下するのを防止するための仮焼方
法を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段
上記の課題を解決するために本発明は、炭酸バリウムと
酸化チタンなどよυなるセラミック混合粉体を円筒状な
どの炭酸ガスの飛散が助長されやすい形状に成形した後
、これをルツボあるいはぎ体中に投入し、仮焼すること
を特徴としたものである。
酸化チタンなどよυなるセラミック混合粉体を円筒状な
どの炭酸ガスの飛散が助長されやすい形状に成形した後
、これをルツボあるいはぎ体中に投入し、仮焼すること
を特徴としたものである。
作用
この構成によれば、粉体を円筒状などに成形して仮焼す
るようにしたことにより、円筒内面、外面よシ炭酸ガス
が充分飛散し、均一なりaTi03などの生成が可能と
なる。すなわち、例えばBILTiO5の生成は下記の
化学式で表わされるが、右辺の炭酸ガスを反応系外に除
去することによって、充分な反応が達成されるものであ
る。
るようにしたことにより、円筒内面、外面よシ炭酸ガス
が充分飛散し、均一なりaTi03などの生成が可能と
なる。すなわち、例えばBILTiO5の生成は下記の
化学式で表わされるが、右辺の炭酸ガスを反応系外に除
去することによって、充分な反応が達成されるものであ
る。
化学式: Baco5+Tio□−* BaTi0.
+ co2実施例 以下、本発明の一実施例について説明する。
+ co2実施例 以下、本発明の一実施例について説明する。
まず、正特性サーミスタを作製するために、炭酸バリウ
ム、酸化チタン、酸化イツトリウム、二酸化ケイ素、二
酸化マンガンを、 BaTi0 、 + 0.0022Y203 + 0.
028iO2+ O,0007MnO2の比率となるよ
うに所定量秤量し、これらの原料をボールミル中で混合
してセラミック混合粉体を得た。次に、この粉体にポリ
ビニルアルコール。
ム、酸化チタン、酸化イツトリウム、二酸化ケイ素、二
酸化マンガンを、 BaTi0 、 + 0.0022Y203 + 0.
028iO2+ O,0007MnO2の比率となるよ
うに所定量秤量し、これらの原料をボールミル中で混合
してセラミック混合粉体を得た。次に、この粉体にポリ
ビニルアルコール。
水を加え、押出成形機によシ成形し、外径6朋。
内径2,5jl’l、長さ6〜10WNの円筒状成形体
を得た。次いで、この成形体を乾燥後、アルミナ質匣鉢
中に投入し、1100’Cで仮焼し、その後、ボールミ
ルを用いて粉砕し、成形、焼成して、直径15絹、厚み
2闘の円板状の正特性サーミスタを得た。
を得た。次いで、この成形体を乾燥後、アルミナ質匣鉢
中に投入し、1100’Cで仮焼し、その後、ボールミ
ルを用いて粉砕し、成形、焼成して、直径15絹、厚み
2闘の円板状の正特性サーミスタを得た。
一方、比較のために従来方法として、上記セラミック混
合粉体を粉体のままアルミナ質匣鉢中で1100°Cで
仮焼し、その後は上記と同様の条件により粉砕、成形、
焼成したもの、および上記セラミック混合粉体にポリビ
ニルアルコール、水ヲ加えて直径50UI、厚み30M
Mのブロックに成形し、次いで1000°Cで仮焼し、
その後は同様に上記と同じ条件で粉砕、成形、焼成した
ものをそれぞれ作製した。この場合の円板形状は実施例
と同じくいずれも直径15脂、厚み2朋とした。このよ
うにして作製した各素子の特性値を、下記の表に示す。
合粉体を粉体のままアルミナ質匣鉢中で1100°Cで
仮焼し、その後は上記と同様の条件により粉砕、成形、
焼成したもの、および上記セラミック混合粉体にポリビ
ニルアルコール、水ヲ加えて直径50UI、厚み30M
Mのブロックに成形し、次いで1000°Cで仮焼し、
その後は同様に上記と同じ条件で粉砕、成形、焼成した
ものをそれぞれ作製した。この場合の円板形状は実施例
と同じくいずれも直径15脂、厚み2朋とした。このよ
うにして作製した各素子の特性値を、下記の表に示す。
上表に示すように、本発明方法により仮焼し作製した素
子は、従来方法で仮焼し作製した素子に比較して比抵抗
値が低いのにもかかわらず、破壊電圧が大きく、優れた
特性のものが得られている。
子は、従来方法で仮焼し作製した素子に比較して比抵抗
値が低いのにもかかわらず、破壊電圧が大きく、優れた
特性のものが得られている。
また、仮焼後の原料をX線回析を用いて解析した結果、
従来方法で仮焼した原料では微量の炭酸バリウム、酸化
チタンのピークが見られたが、本発明により仮焼した原
料ではこれらのピークは見られないものであった。
従来方法で仮焼した原料では微量の炭酸バリウム、酸化
チタンのピークが見られたが、本発明により仮焼した原
料ではこれらのピークは見られないものであった。
なお、上記の実施例においては、チタン酸バリウムの仮
焼について述べたが、本発明は炭酸塩より作製する他の
チタン酸化合物、例えば炭酸ストロンチウムと酸化チタ
ンよりチタン酸ストロンチウムを作製する場合にも適用
できるものである。
焼について述べたが、本発明は炭酸塩より作製する他の
チタン酸化合物、例えば炭酸ストロンチウムと酸化チタ
ンよりチタン酸ストロンチウムを作製する場合にも適用
できるものである。
また、上記実施例では円筒形状の成形体としたが、間隙
が形成され、炭酸ガスの飛散が助長されやすい他の形状
、例えば角筒形状あるいは円柱形状でも同様の効果を得
ることが可能である。ここで、円柱形状に成形する場合
、間隙形成の点から、また表面と内部の反応差を抑制す
る点から、直径1羽ないし10M、長さ6朋ないし20
朋程度のものが好ましい。
が形成され、炭酸ガスの飛散が助長されやすい他の形状
、例えば角筒形状あるいは円柱形状でも同様の効果を得
ることが可能である。ここで、円柱形状に成形する場合
、間隙形成の点から、また表面と内部の反応差を抑制す
る点から、直径1羽ないし10M、長さ6朋ないし20
朋程度のものが好ましい。
発明の効果
以上のように本発明によれば、仮焼におけるチタン酸バ
リウムなどのチタン酸化合物の生成が促進され、正特性
サーミスタなどとして評価した場合における特性の向上
が図れるものである。
リウムなどのチタン酸化合物の生成が促進され、正特性
サーミスタなどとして評価した場合における特性の向上
が図れるものである。
Claims (1)
- 炭酸バリウムと酸化チタンなどよりなるセラミック混合
粉体を円筒状などの炭酸ガスの飛散が助長されやすい形
状に成形した後、これをルツボあるいは匣鉢中に投入し
、仮焼することを特徴としたチタン酸バリウムの仮焼方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1126983A JPH02307824A (ja) | 1989-05-19 | 1989-05-19 | チタン酸バリウムの仮焼方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1126983A JPH02307824A (ja) | 1989-05-19 | 1989-05-19 | チタン酸バリウムの仮焼方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02307824A true JPH02307824A (ja) | 1990-12-21 |
Family
ID=14948744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1126983A Pending JPH02307824A (ja) | 1989-05-19 | 1989-05-19 | チタン酸バリウムの仮焼方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02307824A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109796042A (zh) * | 2019-03-11 | 2019-05-24 | 湖北天瓷电子材料有限公司 | 一种加胶制备固相法钛酸钡方法 |
-
1989
- 1989-05-19 JP JP1126983A patent/JPH02307824A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109796042A (zh) * | 2019-03-11 | 2019-05-24 | 湖北天瓷电子材料有限公司 | 一种加胶制备固相法钛酸钡方法 |
CN109796042B (zh) * | 2019-03-11 | 2022-01-04 | 湖北天瓷电子材料有限公司 | 一种加胶制备固相法钛酸钡方法 |
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