JPS63112449A - 複合誘電体セラミツクスの製造方法 - Google Patents

複合誘電体セラミツクスの製造方法

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JPS63112449A
JPS63112449A JP61255886A JP25588686A JPS63112449A JP S63112449 A JPS63112449 A JP S63112449A JP 61255886 A JP61255886 A JP 61255886A JP 25588686 A JP25588686 A JP 25588686A JP S63112449 A JPS63112449 A JP S63112449A
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JP
Japan
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dielectric
ceramics
composite dielectric
dielectric ceramics
mol
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JP61255886A
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English (en)
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稔 斎藤
佐藤 豊作
鮎沢 一年
中山 松江
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、複合誘電体セラミックスの製造方法に関す
るものである。
(従来の技術) 誘電体セラミックスは、コンデンサ、基板、共振塁等、
その用途に応じ、比誘電率、無負荷Q、共振周波数の温
度特性等に関して、様々な誘電特性が要求される。この
ような用途に応じて要求される様々な特性を持つ誘電体
セラミックスを得るためには、上述の誘電特性(以下、
単に諸特性と称する場合もある。)が異なる二種類以上
の誘電体を原材料として、それらの諸特性を重ね合せた
特性を持つ誘電体セラミックス(以下、このような誘電
体セラミックスを複合誘電体セラミックスと称する場合
もある。)を得る必要が生じる。このような複合誘電体
セラミックスを得る方法として、目的の誘電体セラミッ
クスを得るために、焼結体を幾層かに重ね合せる方法、
原材料の比率をA節して秤量した後、混合・焼結して混
晶を得る方法、或いは仮焼粉末を混合・焼結して混晶を
得る方法等が知られている。
しかしながら、これらの方法のうち、例えば、焼結した
、誘電特性の異なるセラミックスを幾層かに積層して製
品とする場合、個々のセラミックスの特性を損なわずに
製品の特性を設計し得るという利点を有する反面、各層
の間を密着させにくいという欠点があった。
また、誘電特性の異なる原材料の比率を調整した後、こ
れら原材料粉末を一括して混合φ焼結した場合、セラミ
ックス焼成過程の複雑な化学反応のため、誘電特性の異
なる原材料同竿が反応して、当初の設計とは異なる特性
を発現してしまうという欠点があった。
さらに、上述の欠点を克服するために、特性の異なる複
数の誘電体材料を各々別個に仮焼した後、この仮焼物を
乾式粉砕し、然る後、さらに湿式粉砕を行って微粉末と
し、この微粉末を成形して用い、焼結する方法(以下、
この明細書では、この方法を仮焼粉末混晶法と称する。
)が知られている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、例えば「セラミック誘電体工学」 (学
献社刊、岡崎清著、第77頁)等の文献に示されている
ように、上述の仮焼粉末混晶法では、仮焼物を乾式粉砕
した後の粒径を小さくし、しかも、粒径のそろった仮焼
粉末を得るために、乾式粉砕後に再び湿式粉砕を行って
粒径の大部分が約0.1μm以上であって、約10pm
未満の仮焼粉末(以下、この範囲の粒径の仮焼粉末を微
粉と称する。)を得ていた。
従って、異なる諸特性を有する二種類以上の誘電体材料
(例えば、この原材料をa材及びb材とする。)を用い
て所望の誘電特性を得ようとするに出って、従来のよう
に微粉を用いた仮焼粉末混晶法では、a材とb材との夫
々に固有の結晶を生成する前に青成分間の化学反応が進
行し、当初の設計とは異なる特性を有するセラミックス
を生成してしまうという問題が有った。
この発明の目的は、上述した従来の問題に鑑み、誘電特
性の異なる二種類以上の誘電体材料を用いて、これら誘
電体材料の諸特性を重ね合せた誘電特性を有する複合誘
電体セラミックスの製造方法を提供することに有る。
(問題点を解決するための手段) この目的の達成を図るため、この発明によれば、 誘電特性の異なる二種類以上の誘電体材料の造粒粉末を
焼成して複合誘電体セラミックスを製造するに当り、上
述した造粒粉末の粒径を10pm〜500 pmとして
製造することを特徴とする。但し、ここで言う造粒粉末
とは、仮焼を施した状態の材質と、仮焼を施していない
状態の材質の両方を包括して表現するものである。
(作用) この発明の複合誘電体セラミックスの製造方法は、造粒
粉末を従来の粒径よりも大きい、約10〜500μmと
するため、複合誘電体セラミックスを焼結する際に起き
る複雑な化学反応によって各構成要素である誘電体材料
の特性が損なわれることが少ない。
(実施例) 以下、この発明の実施例につき説明する。
尚、以下説明する実施例は、この発明の好適例であるに
すぎず、例えば、複合誘電体セラミックスを構成する誘
電体材料を二種類として説明するが、実施にあたっては
三種類以上でも良く、さらに、以下説明する数値的条件
、材料、その他の条件は何らこれに限定されるものでは
ない。
ここで、a材として、酸化バリウム(Bad)、二酸化
チタン(Ti02)、酸化サマリウム(S11203 
)、及び酸化セリウム(CeO2)からなるマイクロ波
用誘電体セラミックス用材料として用い、さらにb材と
して、酸化ストロンチウム(SrO) 、及び二酸化チ
タン(Tie)からなる誘電体セラミックス用材料を用
いた場合につき説明する。尚、これら材料は、a材のみ
を用いて製造した誘電体セラミックスは、その比誘電率
(1−r)=50〜70、無負荷Q (Qu)〜150
0〜3000、共振周波数の温度係数(τt)= −2
0〜+20となり、また、b材のみを用いて製造した誘
電体セラミックスは、その比誘電率(er )=150
〜280.無負荷Q(Qu)=1500〜3000、共
振周波数の温度係数(τt )=+600〜+1500
となる材料である。
先ず、a材の出発原料には、化学的に高純度の炭酸バリ
ウム(BaCO3) 、二酸化チタン(TiO2)、酸
化サマリウム(Sm203 )及び酸化セリウム(Ge
02)を使用する。一方、b材の出発原料には、化学的
に高純度の炭酸ストロンチウム(SrCO3)及び二酸
化チタン(TiO2)を使用する。これらの出発原料は
、a材及びb材が別表1に示すような組成比となるよう
に、夫々秤量する。
次に、秤量した各出発原料(a材及びb材)を、ボット
ミルを用いて純水と共に、夫々個別に湿式混合した後、
脱水乾燥する。これらの工程を経た試料を、アルミナ匣
に入れ、空気雰囲気で約1000℃の温度で2時間仮焼
した。
さらに、これら仮焼物は、夫々、ボットミルによって、
純水と共に湿式粉砕し、脱水乾燥を行った。続いて、乾
燥した仮焼物を1例えばでん粉等のバインダを添加して
、従来周知の方法で夫々造粒した。これらの造粒粉末を
、篩を用いてほぼlO〜500ルmの造粒粉末に整粒し
た。
このようにして得られた夫々の造粒粉末は、設計に応じ
た所定の誘電体材料比となるように秤量し、夫々が一様
に混り合うまで、粉末攪拌器を用いて乾式混合した。
この混合造粒粉末は、金型と油圧プレスとを用い、成形
圧力を1〜3ton/cm;! として、直径16mm
、厚さ7〜10mmの円板状に成形した。
上述のようにして得られた円板状の成形体を、高純度の
アルミナ匣を用いて1250〜1500℃の温度で1〜
2時間保持する条件により焼成し、種々の成分組成を有
する複合誘電体セラミックスを得た。
得られた各々の複合誘電体セラミックスに対し、ハ?キ
ーコールマン()Iakkj−Coleman)法によ
る測定を行なうことにより、比誘電率(εr)、無負荷
Q (Qu )を測定した。さらに、共振周波数の温度
係数(τf)は、20℃における共振周波数を基準とし
て、−30℃〜+70℃の温度範囲における共振周波数
の測定値から求めた。これらの測定における共振周波数
は3〜7GHzであった。この測定によって得られた各
々の複合誘電体セラミックスの比誘電率(εr)、無負
荷Q(Qu)及び共振周波数の温度係数(τf)は、別
表1に示した通りである。尚、この別表1には、前述し
た一連の製造方法によって作成した、誘電体材料の組成
比の異なる複数の複合誘電体セラミックスの中から選択
した代表的なものの測定結果を示しである。また、造粒
粉末の粒径を約10μm未満の微粉とした、従来の方法
によって作成されるa材のみからなる誘電体セラミック
ス及びb材のみからなる誘電体セラミックスを比較例I
〜■として別表1に示しである。即ち、比較例工は、酸
化バリウム(Bad) 16 、7モル%、二酸化チタ
ン(Ti02)66 、7モル%、酸化サマリウム(S
+u[13) 9 、8モル%、及び酸化セリウム(C
eO2)6 、8モル%となるよう調製したa材のみを
成分組成として、前述した従来の仮焼粉末混晶法によっ
て誘電体セラミックスを作成した場合の誘電特性を示し
、比較例■は、酸化ストロンチウム(SrO)50モル
%及び二酸化チタン50モル%となるよう調製したb材
のみを成分組成とした場合、比較例mでは、酸化ストロ
ンチウム(SrO)20モル%及び二酸化チタン(Ti
O2)80モル%となるようW!l!シたb材のみを成
分組成とした場合について、夫々誘電特性が示しである
。さらに、別表1では、a材の構成成分のうち、出発原
料を秤量する際の炭酸バリウム(BaCO2)を酸化バ
リウム(Bad)として、また、b材の構成成分のうち
炭酸ストロンチウム(SrGCh)を酸化ストロンチウ
ム(SrO)として示している。
以下、別表1に示されている各実施例の複合体セラミッ
クスの誘電特性につき検討する。
別表1から理解できるように、酸化バリウム(Ban)
 16 、7モル%、二酸化チタ7(Ti02)66.
7モル%、酸化サマリウム(S1203) 9 、8モ
ル%、及び酸化セリウム(C:e02 )からなるa材
の造粒粉末1モルに対して、酸化ストロンチウム(Sr
O) 50モル%と二酸化チタン(Ti02)50モル
%とからなるb材が、夫々、0.1モル、0.2モル、
或いは0.5モルの組成比により、上述したこの発明の
製造方法で混合φ焼結した複合誘電体セラミックス(夫
々、実施例I、実施例■及び実施例■に対応する。)は
、夫々の組成比におけるb材の占める割合が大きくなる
につれて、b材のみからなる場合(比較例■)の誘電特
性に近づいていることが理解できる。
一方、上述の場合と同じ成分組成のa材に、酸化ストロ
ンチウム(SrO)を20モル%とし、二酸化チタン(
Ti02)を80モル%としたb材を混合・焼結した場
合にも同様な効果をもたらすことが理解できる(実施例
■、実施例V及び実施例■)。
また、この方法によれば、例えば、上述の5rTi03
系のような正の共振周波数の温度係数(τf)を有する
誘電体材料と、PbZrO3系のような負の共振周波数
の温度係数(τf)を有する誘電体材料との組合せによ
って、共振周波数の温度係数(τf)がOとなる複合誘
電体セラミックスを得ることも可悌である。
前述した通り、この発明では、造粒粉末の粒径を約10
μm〜約500pmに限定している。
これは、粒径が約10μm未満の場合、仮焼後、直ちに
混合・焼結しても、複合誘電体セラミックスを構成する
誘電体材料相互間で化学反応を起す等の理由から、焼成
したセラミックスが当初の設計とは異なる誘電特性を有
する。また、造粒粉末の粒径が約5007zm以上の場
合では、焼成時のクラック発生等のため、不適当である
。これらの理由から、造粒粉末の粒径は、約10μm〜
約500 pmが好適であり、これらの条件は、この発
明の目的の範囲内で、適宜、変更し得ることを理解され
たい。
(発明の効果) 上述した説明からも明らかなように、この発明の複合誘
電体セラミックスは、造粒粉末の粒径を約10ルm〜約
500ルmとしたため、複合誘電体セラミックスを構成
する二種類以上の誘電体材料の有する誘電特性が、各構
成成分の誘電特性の範囲内で有効に反映された複合誘電
体セラミックスを得ることができ、設計の自由度を向上
させることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)誘電特性の異なる二種類以上の誘電体材料の造粒
    粉末を焼成して複合誘電体セラミックスを製造するに当
    り、 前記造粒粉末の粒径を10μm〜500μmとしたこと を特徴とする複合誘電体セラミックスの製造方法。
JP61255886A 1986-10-29 1986-10-29 複合誘電体セラミツクスの製造方法 Pending JPS63112449A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0473806A (ja) * 1990-07-13 1992-03-09 Mitsubishi Electric Corp マイクロ波用誘電体磁器材料
US6833776B2 (en) 2002-01-16 2004-12-21 Murata Manufacturing Co., Ltd. Dielectric resonator, dielectric filter, dielectric duplexer, and communication device

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KR100517073B1 (ko) * 2002-01-16 2005-09-26 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 유전체 공진기, 유전체 필터, 유전체 듀플렉서 및 통신기장치

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