JPS63112460A - マイクロ波用誘電体セラミツクス - Google Patents
マイクロ波用誘電体セラミツクスInfo
- Publication number
- JPS63112460A JPS63112460A JP61256350A JP25635086A JPS63112460A JP S63112460 A JPS63112460 A JP S63112460A JP 61256350 A JP61256350 A JP 61256350A JP 25635086 A JP25635086 A JP 25635086A JP S63112460 A JPS63112460 A JP S63112460A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dielectric
- oxide
- dielectric ceramics
- microwave
- crystal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 title claims description 27
- FKTOIHSPIPYAPE-UHFFFAOYSA-N samarium(iii) oxide Chemical compound [O-2].[O-2].[O-2].[Sm+3].[Sm+3] FKTOIHSPIPYAPE-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 21
- 239000013078 crystal Substances 0.000 claims description 19
- 229910001954 samarium oxide Inorganic materials 0.000 claims description 19
- 229940075630 samarium oxide Drugs 0.000 claims description 19
- MRELNEQAGSRDBK-UHFFFAOYSA-N lanthanum(3+);oxygen(2-) Chemical compound [O-2].[O-2].[O-2].[La+3].[La+3] MRELNEQAGSRDBK-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 10
- 239000002994 raw material Substances 0.000 claims description 10
- BMMGVYCKOGBVEV-UHFFFAOYSA-N oxo(oxoceriooxy)cerium Chemical compound [Ce]=O.O=[Ce]=O BMMGVYCKOGBVEV-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 7
- 229910000420 cerium oxide Inorganic materials 0.000 claims description 6
- VKJLWXGJGDEGSO-UHFFFAOYSA-N barium(2+);oxygen(2-);titanium(4+) Chemical compound [O-2].[O-2].[O-2].[Ti+4].[Ba+2] VKJLWXGJGDEGSO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 11
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 9
- AYJRCSIUFZENHW-UHFFFAOYSA-L barium carbonate Chemical compound [Ba+2].[O-]C([O-])=O AYJRCSIUFZENHW-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 6
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N Titan oxide Chemical compound O=[Ti]=O GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- QVQLCTNNEUAWMS-UHFFFAOYSA-N barium oxide Chemical compound [Ba]=O QVQLCTNNEUAWMS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000003989 dielectric material Substances 0.000 description 2
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 2
- 229910001404 rare earth metal oxide Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000005245 sintering Methods 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229920002472 Starch Polymers 0.000 description 1
- 238000002441 X-ray diffraction Methods 0.000 description 1
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005469 granulation Methods 0.000 description 1
- 230000003179 granulation Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 238000012805 post-processing Methods 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 235000019698 starch Nutrition 0.000 description 1
- 239000008107 starch Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- OGIDPMRJRNCKJF-UHFFFAOYSA-N titanium oxide Inorganic materials [Ti]=O OGIDPMRJRNCKJF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Ceramic Capacitors (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
この発明は、マイクロ波用誘電体セラミックスに関する
ものである。
ものである。
（従来の技術）
従来のマイクロ波用誘電体セラミックスとして、酸化バ
リウム−二酸化チタン（ＢａＯ−ＴｉＯ２）系の誘電体
セラミックスが知られている。特に、例えば特開昭５９
−２３０２Ｏ６号公報及び特開昭５９−２３０２Ｏ７号
公報に開示されているように、誘電体材料に希土類金属
酸化物として酸化サマリウム（Ｓ１１２Ｏ３）を含み、
かつ酸化セリウム（ＣｅＯ２）と酸化ランタン（Ｌａ２
Ｏ３ ）のうちのいずれか一方（以下、夫々ＢａＯ−Ｔ
ｉＯ２−５ｍ２Ｏ３−Ｃｅ０７及びＢａ０−Ｔ ｉ０２
−９ｍ２Ｏ３−Ｌａ２Ｏ３と表記する場合もある。）、
或いは双方を含む（以下、Ｂａ０−Ｔ ｉ０２−５ｍ２
Ｏ３−Ｃｅ０２−Ｌａ２Ｏ３ と表記する場合もある。
リウム−二酸化チタン（ＢａＯ−ＴｉＯ２）系の誘電体
セラミックスが知られている。特に、例えば特開昭５９
−２３０２Ｏ６号公報及び特開昭５９−２３０２Ｏ７号
公報に開示されているように、誘電体材料に希土類金属
酸化物として酸化サマリウム（Ｓ１１２Ｏ３）を含み、
かつ酸化セリウム（ＣｅＯ２）と酸化ランタン（Ｌａ２
Ｏ３ ）のうちのいずれか一方（以下、夫々ＢａＯ−Ｔ
ｉＯ２−５ｍ２Ｏ３−Ｃｅ０７及びＢａ０−Ｔ ｉ０２
−９ｍ２Ｏ３−Ｌａ２Ｏ３と表記する場合もある。）、
或いは双方を含む（以下、Ｂａ０−Ｔ ｉ０２−５ｍ２
Ｏ３−Ｃｅ０２−Ｌａ２Ｏ３ と表記する場合もある。
） Ｂａ０−ＴｉＯｚ系のマイクロ波用誘電体セラミ
ックスは、大きな比誘電率（ｅｒ）（最大εｒ ＝８０
程度）と大きな無負荷Ｑ（Ｑυ）（最大Ｑｕ＝２８００
程度）を有し、さらに、０を中心として正負任意の共振
周波数の温度係数（τｆ） （−８０≦τｆ≦＋１３０
）を得ることができる誘電体セラミックスとして知られ
ている。これらの誘電体セラミックスは、上述の特性を
有することから、誘電体共振器、誘電体フィルタ等の小
型化に対して有効な誘電体材料として注目されている。
ックスは、大きな比誘電率（ｅｒ）（最大εｒ ＝８０
程度）と大きな無負荷Ｑ（Ｑυ）（最大Ｑｕ＝２８００
程度）を有し、さらに、０を中心として正負任意の共振
周波数の温度係数（τｆ） （−８０≦τｆ≦＋１３０
）を得ることができる誘電体セラミックスとして知られ
ている。これらの誘電体セラミックスは、上述の特性を
有することから、誘電体共振器、誘電体フィルタ等の小
型化に対して有効な誘電体材料として注目されている。
（発明が解決しようとする問題点）
上述したＢａ０−ＴｉＯ系に酸化サマリウム等を加えた
系では、大きな比誘電率（εｒ）と大きな無負荷Ｑ （
Ｑｕ）及び広範囲に亙る任意の共振周波数の温度係数（
τｒ）Ｃ以下、単に温度係数τｆと称する場合もある。
系では、大きな比誘電率（εｒ）と大きな無負荷Ｑ （
Ｑｕ）及び広範囲に亙る任意の共振周波数の温度係数（
τｒ）Ｃ以下、単に温度係数τｆと称する場合もある。
）を得ることができる。しかしながら、誘電体共振器、
誘電体フィルタ等の製造を行うに当り、原料である酸化
サマリウム（Ｓ鳳２ｏ３）の品質（ここでは、結晶系組
成のことを示している。）が購入ロットにより著しく異
なるため、その部品としての寸法、即ち、寸法の公差を
決定するための主な要因である比誘電率（εＴ）の値が
「バラツキ」を生じていた。従って、原料の購入ロット
が変るたびに、その都度、誘電体セラミックス部品の寸
法を修正しなければならないという問題を生じていた。
誘電体フィルタ等の製造を行うに当り、原料である酸化
サマリウム（Ｓ鳳２ｏ３）の品質（ここでは、結晶系組
成のことを示している。）が購入ロットにより著しく異
なるため、その部品としての寸法、即ち、寸法の公差を
決定するための主な要因である比誘電率（εＴ）の値が
「バラツキ」を生じていた。従って、原料の購入ロット
が変るたびに、その都度、誘電体セラミックス部品の寸
法を修正しなければならないという問題を生じていた。
この発明の目的は、上述した従来の問題点に鑑み、比誘
電率（ε「）のバラツキが小さく、誘電特性が安定し、
かつ広範囲に亙って、誘電特性を設計し得る誘電体セラ
ミックスを提供することにある。
電率（ε「）のバラツキが小さく、誘電特性が安定し、
かつ広範囲に亙って、誘電特性を設計し得る誘電体セラ
ミックスを提供することにある。
（問題点を解決するための手段）
この目的の達成を図るため、この発明によれば、
希土類金属酸化物として酸化サマリウム（Ｓ履２Ｏ３）
を含み、かつ酸化セリウムＣＣｅ０２）と酸化ランタン
（Ｌａ２Ｏ３）のうちのいずれか一方、或いは双方を含
むＢａＯ−ＴｉＯ２系のマイクロ波用誘電体セラミック
スにおいて、上述のマイクロ波用誘電体セラミックスの
原料である酸化サマリウム（５厘２Ｏ３）として、立方
晶系結晶及び単斜晶系結晶の再結晶構造のうちいずれか
一方の結晶系が主として含まれる酸化サマリウム（Ｓ１
１２Ｏ３）を用いたことを特徴とする。
を含み、かつ酸化セリウムＣＣｅ０２）と酸化ランタン
（Ｌａ２Ｏ３）のうちのいずれか一方、或いは双方を含
むＢａＯ−ＴｉＯ２系のマイクロ波用誘電体セラミック
スにおいて、上述のマイクロ波用誘電体セラミックスの
原料である酸化サマリウム（５厘２Ｏ３）として、立方
晶系結晶及び単斜晶系結晶の再結晶構造のうちいずれか
一方の結晶系が主として含まれる酸化サマリウム（Ｓ１
１２Ｏ３）を用いたことを特徴とする。
（作用）
この発明のマイクロ波用誘電体セラミックスは、前述の
通り、酸化サマリウム（５ＩＩ２Ｏ３ ）の結晶構造が
、立方晶系結晶及び単斜晶系結晶のうち実質的にいずれ
か一方である原料を用いるため、焼結した後の誘電体セ
ラミックスの特性の再現性を向上させることができる。
通り、酸化サマリウム（５ＩＩ２Ｏ３ ）の結晶構造が
、立方晶系結晶及び単斜晶系結晶のうち実質的にいずれ
か一方である原料を用いるため、焼結した後の誘電体セ
ラミックスの特性の再現性を向上させることができる。
（実施例）
以下、この発明の実施例につき説明する。尚、以下説明
する実施例は、この発明の好適例であるにすぎず、従っ
て、以下説明する数値的条件は、何らこれに限定される
ものではない。
する実施例は、この発明の好適例であるにすぎず、従っ
て、以下説明する数値的条件は、何らこれに限定される
ものではない。
先ず、この発明のマイクロ波用誘電体セラミックスの理
解を容易にするため、その製造に使用した原料について
説明する。
解を容易にするため、その製造に使用した原料について
説明する。
出発原料には、夫々化学的に高純度である炭酸バリウム
（ＢａＣ０３）、二酸化チタン（ＴｉＯ２）、酸化サマ
リウム（Ｓ＋ｕＯ３） 、酸化セリウム（Ｃｅ０２）及
び酸化ランタン（Ｌａ２Ｏ３ ）を使用する。但し、こ
こで使用した酸化サマリウム（Ｓ１１２Ｏ３ ）は、立
方晶系結晶のみからなる酸化サマリウム（以下、単に立
方晶と称する。）、単斜晶系結晶のみからなる酸化サマ
リウム（以下、単に単斜晶と称する。）及び一般に重版
されている立方晶と単斜晶との混合物（以下、単に混合
物と称するが、ここでは、立方晶と単斜晶が不可避的に
混和している重版の原料を表現するものである。）の三
種類である。これら原料として使用した三種類の酸化サ
マリウムのうち、立方晶及び単斜晶は、夫々、Ｘ線回折
により９９％以上の純度を持つと判断し得るものである
。また、混合物については、上述の通り、結晶系組成が
購入ロットによって変動を示すが、ここで示している変
動は、これまで通学生じていた程度の変動である。
（ＢａＣ０３）、二酸化チタン（ＴｉＯ２）、酸化サマ
リウム（Ｓ＋ｕＯ３） 、酸化セリウム（Ｃｅ０２）及
び酸化ランタン（Ｌａ２Ｏ３ ）を使用する。但し、こ
こで使用した酸化サマリウム（Ｓ１１２Ｏ３ ）は、立
方晶系結晶のみからなる酸化サマリウム（以下、単に立
方晶と称する。）、単斜晶系結晶のみからなる酸化サマ
リウム（以下、単に単斜晶と称する。）及び一般に重版
されている立方晶と単斜晶との混合物（以下、単に混合
物と称するが、ここでは、立方晶と単斜晶が不可避的に
混和している重版の原料を表現するものである。）の三
種類である。これら原料として使用した三種類の酸化サ
マリウムのうち、立方晶及び単斜晶は、夫々、Ｘ線回折
により９９％以上の純度を持つと判断し得るものである
。また、混合物については、上述の通り、結晶系組成が
購入ロットによって変動を示すが、ここで示している変
動は、これまで通学生じていた程度の変動である。
次に、誘電体セラミックスの製造方法について説明する
。
。
先ず、後述の別表１の成分組成に従って、各出発原料を
秤量し、これらの出発原料を純水と共にボットミルを用
いて２Ｏ時間に亙り攪拌混合した。その後、この原料混
合物を脱水し、空気中にて１１００℃の温度で２時間に
亙って仮焼した０次に、この仮焼物に純水を加え、ボッ
トミルを用いて粉砕し、脱水、乾燥した後、例えばでん
粉等のバインダを添加して造粒を行い、３２メツシユの
篩を通して分級した。これによって得られた造粒粉体は
、金型と油圧プレスを用い、成形圧力１〜３ ｔ ｏ
ｎ／ ｃｍ２で、厚さ９ｍｍ、直径１６ｍｍの円板状の
成形体に成形された。
秤量し、これらの出発原料を純水と共にボットミルを用
いて２Ｏ時間に亙り攪拌混合した。その後、この原料混
合物を脱水し、空気中にて１１００℃の温度で２時間に
亙って仮焼した０次に、この仮焼物に純水を加え、ボッ
トミルを用いて粉砕し、脱水、乾燥した後、例えばでん
粉等のバインダを添加して造粒を行い、３２メツシユの
篩を通して分級した。これによって得られた造粒粉体は
、金型と油圧プレスを用い、成形圧力１〜３ ｔ ｏ
ｎ／ ｃｍ２で、厚さ９ｍｍ、直径１６ｍｍの円板状の
成形体に成形された。
さらに、この成形体をアルミナ匣に入れ、１２６０〜１
４５０℃の温度で２時間に亙って焼成することにより誘
電体セラミックスを得た。
４５０℃の温度で２時間に亙って焼成することにより誘
電体セラミックスを得た。
上述の方法によって得られた誘電体セラミックスは、バ
ー）キーコールマン（Ｈａｋｋｉ−Ｃｏｌｅｍａｎ）法
によって、比誘電率（εｒ）と無負荷Ｑ （Ｑｕ）とを
測定し、さらに、共振周波数の温度係ａ（τｆ）は、下
記０式に従って、２Ｏ℃に於ける共振周波数を基準とし
て、−４０℃〜＋８０℃の温度範囲に於ける共振周波数
から求めた。
ー）キーコールマン（Ｈａｋｋｉ−Ｃｏｌｅｍａｎ）法
によって、比誘電率（εｒ）と無負荷Ｑ （Ｑｕ）とを
測定し、さらに、共振周波数の温度係ａ（τｆ）は、下
記０式に従って、２Ｏ℃に於ける共振周波数を基準とし
て、−４０℃〜＋８０℃の温度範囲に於ける共振周波数
から求めた。
ｆ （２Ｏ） ΔＴ
但し、ここで
ｆ（２Ｏ）：２Ｏ℃に於ける共振周波数ｆ（８０）：８
０℃に於ける共振周波数ｆ（−４０）ニー４０℃に於け
る共振周波数ΔＴＲＩ定の温度範囲（ここでは１２Ｏ℃
）を表しており、単位は（ｐｐｍ／”Ｃ）である。
０℃に於ける共振周波数ｆ（−４０）ニー４０℃に於け
る共振周波数ΔＴＲＩ定の温度範囲（ここでは１２Ｏ℃
）を表しており、単位は（ｐｐｍ／”Ｃ）である。
以下、別表１を参照して、この発明の誘電体セラミック
スの誘電特性につき説明する。
スの誘電特性につき説明する。
別表１は、この発明の立方品及び単斜晶を出発原料とし
て使用した誘電体セラミックス（実施例１〜■）と前述
の混合物を出発原料として使用した誘電体セラミックス
（比較例工〜■）との、原料の組成及び誘電特性の測定
結果を示したものである０例えば、実施例工は、炭酸バ
リウム（ＢａＣＯ３） １６ 、７モル％、二酸化チ
タン（ＴｉＯ２）、立方品系結品の酸化サマリウム（Ｓ
ｉ２Ｏｘ） １４ 、１モル％及び酸化ランタン（Ｌａ
ｚＯ３） ２ 、５モル％（この場合には、酸化セリウ
ム（Ｃｅ０２）は出発原料として使用していない、）と
なるように出発原料を秤量して使用し、誘電体セラミッ
クスを製造したことを表わしている。但し、炭酸バリウ
ム（ＢａＣＯ３）の組成は、焼成後の酸化バリウム（Ｂ
ａｄ）として記載しである。また、この実施例ｒの誘電
体セラミックスを焼成した後の誘電特性は、比誘電率（
ε、）が８０±０．６、無負荷Ｑ （Ｑｕ）が２３５０
、共振周波数の温度係数（τｆ）が＋ｌ（ｐｐｍ／’０
）であることを示している。この別表１から、実施例工
〜実施例■では、「±３σ」の値が０．４〜０．６であ
るのに対して、前述の混合物を出発原料として使用した
場合の比較例Ｉ〜■では、「±３σノの値が２．３〜３
．０となり、明らかに誘電特性のバラツキが小さくなり
、誘電特性が安定していることが理解できる。尚、無負
荷Ｑ （Ｑｕ）及び共振周波数の温度係数（τｆ）は、
実施例Ｉ〜■と比較例■〜ｍの全ての場合について、夫
々の誘電体セラミックスを使用する部品の寸法及びその
部品の公差、或いは部品特性に影響する程のバラツキ（
例えば誘電体フィルタの場合では、材料特性Ｑｕ≧１６
００、τ（＝Ｏ±５（ｐｐｍ／℃）の範囲という条件を
満たしていれば問題とならない。）は生じていない。
て使用した誘電体セラミックス（実施例１〜■）と前述
の混合物を出発原料として使用した誘電体セラミックス
（比較例工〜■）との、原料の組成及び誘電特性の測定
結果を示したものである０例えば、実施例工は、炭酸バ
リウム（ＢａＣＯ３） １６ 、７モル％、二酸化チ
タン（ＴｉＯ２）、立方品系結品の酸化サマリウム（Ｓ
ｉ２Ｏｘ） １４ 、１モル％及び酸化ランタン（Ｌａ
ｚＯ３） ２ 、５モル％（この場合には、酸化セリウ
ム（Ｃｅ０２）は出発原料として使用していない、）と
なるように出発原料を秤量して使用し、誘電体セラミッ
クスを製造したことを表わしている。但し、炭酸バリウ
ム（ＢａＣＯ３）の組成は、焼成後の酸化バリウム（Ｂ
ａｄ）として記載しである。また、この実施例ｒの誘電
体セラミックスを焼成した後の誘電特性は、比誘電率（
ε、）が８０±０．６、無負荷Ｑ （Ｑｕ）が２３５０
、共振周波数の温度係数（τｆ）が＋ｌ（ｐｐｍ／’０
）であることを示している。この別表１から、実施例工
〜実施例■では、「±３σ」の値が０．４〜０．６であ
るのに対して、前述の混合物を出発原料として使用した
場合の比較例Ｉ〜■では、「±３σノの値が２．３〜３
．０となり、明らかに誘電特性のバラツキが小さくなり
、誘電特性が安定していることが理解できる。尚、無負
荷Ｑ （Ｑｕ）及び共振周波数の温度係数（τｆ）は、
実施例Ｉ〜■と比較例■〜ｍの全ての場合について、夫
々の誘電体セラミックスを使用する部品の寸法及びその
部品の公差、或いは部品特性に影響する程のバラツキ（
例えば誘電体フィルタの場合では、材料特性Ｑｕ≧１６
００、τ（＝Ｏ±５（ｐｐｍ／℃）の範囲という条件を
満たしていれば問題とならない。）は生じていない。
また、比誘電率（ｅ、）等の誘電特性の値は、部品設計
時において、予め出発原料の含有率及び寸法等を検討し
て決定しておけば、部品製造時に考慮する必要が無く、
かつ、高い再現性を以って実現できることは、上述の説
明からも容易に理解できることである。
時において、予め出発原料の含有率及び寸法等を検討し
て決定しておけば、部品製造時に考慮する必要が無く、
かつ、高い再現性を以って実現できることは、上述の説
明からも容易に理解できることである。
以上説明した実施例は、この発明の好ましい特定の数値
的条件、その他の条件の下で説明したが、これらは単な
る例示にすぎず、従って、これらの条件は、この発明の
目的の範囲内での変更が可使であること明らかである。
的条件、その他の条件の下で説明したが、これらは単な
る例示にすぎず、従って、これらの条件は、この発明の
目的の範囲内での変更が可使であること明らかである。
（発明の効果）
上述した説明からも明らかなように、この発明のマイク
ロ波用誘電体セラミックスは、酸化サマリウム（Ｓｍ２
Ｏ３）の結品構造が、立方晶系結晶及び単斜、清系結品
のうち実質的にいずれか一方である原料を用いることに
よって、焼結した後の誘電体セラミックスの特性の再現
性を向上させることができるため、誘電体共振器及び誘
電体フィルタ等を製造する際に寸法修正等の後加工の必
要がなく、誘電特性の管理が容易となる。
ロ波用誘電体セラミックスは、酸化サマリウム（Ｓｍ２
Ｏ３）の結品構造が、立方晶系結晶及び単斜、清系結品
のうち実質的にいずれか一方である原料を用いることに
よって、焼結した後の誘電体セラミックスの特性の再現
性を向上させることができるため、誘電体共振器及び誘
電体フィルタ等を製造する際に寸法修正等の後加工の必
要がなく、誘電特性の管理が容易となる。
Claims (1)
- （１）希土類金属酸化物として酸化サマリウム（Ｓｍ＿
２Ｏ＿３）を含み、かつ酸化セリウム（ＣｅＯ＿２）及
び酸化ランタン（Ｌａ＿２Ｏ＿３）のうちのいずれか一
方或いは双方を含む酸化バリウム−二酸化チタン（Ｂａ
Ｏ−ＴｉＯ＿２）系のマイクロ波用誘電体セラミックス
において、 マイクロ波用誘電体セラミックスの原料である酸化サマ
リウム（Ｓｍ＿２Ｏ＿３）として、立方晶系結晶及び単
斜晶系結晶の二つの結晶構造のうち実質的にいずれか一
方の結晶構造の酸化サマリウムを用いたこと を特徴とするマイクロ波用誘電体セラミックス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61256350A JPS63112460A (ja) | 1986-10-28 | 1986-10-28 | マイクロ波用誘電体セラミツクス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61256350A JPS63112460A (ja) | 1986-10-28 | 1986-10-28 | マイクロ波用誘電体セラミツクス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63112460A true JPS63112460A (ja) | 1988-05-17 |
| JPH0531515B2 JPH0531515B2 (ja) | 1993-05-12 |
Family
ID=17291458
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61256350A Granted JPS63112460A (ja) | 1986-10-28 | 1986-10-28 | マイクロ波用誘電体セラミツクス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63112460A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59230206A (ja) * | 1983-05-09 | 1984-12-24 | 沖電気工業株式会社 | マイクロ波用誘電体セラミツクス |
| JPS59230207A (ja) * | 1983-05-09 | 1984-12-24 | 沖電気工業株式会社 | マイクロ波用誘電体セラミツクス |
-
1986
- 1986-10-28 JP JP61256350A patent/JPS63112460A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59230206A (ja) * | 1983-05-09 | 1984-12-24 | 沖電気工業株式会社 | マイクロ波用誘電体セラミツクス |
| JPS59230207A (ja) * | 1983-05-09 | 1984-12-24 | 沖電気工業株式会社 | マイクロ波用誘電体セラミツクス |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0531515B2 (ja) | 1993-05-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4550089A (en) | Microwave dielectric ceramic compositions | |
| JPS61173408A (ja) | マイクロ波用誘電体磁器組成物 | |
| JPS63112460A (ja) | マイクロ波用誘電体セラミツクス | |
| JP2731940B2 (ja) | マイクロ波用誘電体セラミックス | |
| JPH0369560A (ja) | マイクロ波誘電体セラミックス | |
| JP2685984B2 (ja) | マイクロ波用誘電体セラミックス | |
| JPS63117958A (ja) | マイクロ波用誘電体磁器組成物 | |
| JPH0415963B2 (ja) | ||
| JPS5951095B2 (ja) | 誘電体磁器組成物 | |
| JPS61142602A (ja) | 高周波用誘電体磁器組成物 | |
| JP2687288B2 (ja) | マイクロ波用誘電体磁器組成物とその製造方法 | |
| JP3120191B2 (ja) | 高周波用誘電体磁器組成物 | |
| JP2687287B2 (ja) | マイクロ波用誘電体磁器組成物とその製造方法 | |
| JPS63112449A (ja) | 複合誘電体セラミツクスの製造方法 | |
| JPH0785363B2 (ja) | マイクロ波用誘電体セラミツクス | |
| JPH0460071B2 (ja) | ||
| JPH0334164B2 (ja) | ||
| JPH0765627A (ja) | マイクロ波用誘電体セラミックス | |
| JPS63236212A (ja) | 誘電体磁器組成物 | |
| JPH0721841A (ja) | 誘電体磁器組成物及びその製造方法 | |
| JPS63256567A (ja) | マイクロ波用誘電体セラミツクス | |
| JPS59196505A (ja) | 高周波用誘電体磁器組成物 | |
| JPS63112459A (ja) | マイクロ波用誘電体磁器組成物 | |
| JPS62191463A (ja) | マイクロ波用誘電体セラミツクス組成物 | |
| JPH0415962B2 (ja) |