JPH02307607A - 鋼管圧延用複合ロール - Google Patents

鋼管圧延用複合ロール

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JPH02307607A
JPH02307607A JP12979989A JP12979989A JPH02307607A JP H02307607 A JPH02307607 A JP H02307607A JP 12979989 A JP12979989 A JP 12979989A JP 12979989 A JP12979989 A JP 12979989A JP H02307607 A JPH02307607 A JP H02307607A
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JP
Japan
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roll
barrel
rolling
steel pipe
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP12979989A
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English (en)
Inventor
Yutaka Nakai
豊 中井
Suejiro Yoshino
吉野 末次郎
Tsunao Kawanaka
綱夫 川中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は胴部外因に穴型が凹設された鋼管圧延用ロール
に関する。
(従来の技術) 継目なし鋼管の製造方法として、加熱された丸鋼索材を
穿孔し、穿孔後の素管にマンドレルバ−を挿入し、マン
ドレルバ−によって管内面を拘束しつつマンドレルミル
で肉厚圧下を図り、圧延後、管からマンドレルバ−を引
き抜く方法がある。
前記マンドレルミルは、通常、7〜9段のスタンドで構
成され、各スタンドには隣接スタンドと互いに直交する
方向にロール軸が並設された一対の鋼管圧延用ロールが
備えられ、第3図に示すように、ロール軸部11外周に
凸設された胴部12外周には略半円形の穴型15が凹設
されている。
前記マンドレルミルの第1段スタンドに使用されるロー
ルは、前スタンドからの押込みがないため、摩耗性のみ
ならずかみ込み性も要求される。
ところで、鋼管の圧延に際して、素管にマンドレルバ−
を挿入しなければならないため、素管内周面とマンドレ
ルバ−外周面との間に一定のクリアランスが設けられて
いる。このため、素管はだ円形に変形した状態で圧延さ
れ、圧延荷重は主に穴型底部にかかり、この部分におけ
るかみ込み性や耐摩耗性が重要となる。
このため、従来、鋼管圧延用ロールとして穴型の深さに
よって硬度が変化し難く、穴型底部においても耐摩耗性
やかみ込み性を確保することができるアダマイト材によ
って一体的に鋳造された単体ロールが使用されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、ロール材としてアダマイト材を使用して
いるため、穴型上部における耐焼付性が不足し、問題と
なっている。すなわち、穴型上部には圧延荷重がほとん
どかからず、耐摩耗性やかみ込み性はほとんど要求され
ないが、周速が大きくなっており、耐焼付性が要求され
る。しがし、アダマイト材は耐焼付性に劣るため、穴型
上部において焼付が発生し易く、一旦、焼付が発生する
と、焼付片が素管表面に付着し、後の圧延の際にこれが
圧下、引き延ばされて、管軸方向に疵となって残るので
ある。
本発明はかかる問題点に鑑みなされたもので、鋼管圧延
用穴型の底部には耐摩耗性および力?み込み性を具え、
−刃穴型上部には耐焼付性を具えた鋼管圧延用ロールを
提供することを目的とする。
(課題を解決するだめの手段) 上記目的を達成するためになされた本発明のロールは、
ロール軸部外周に胴部が凸設され、該胴部外周に鋼管圧
延用穴型が凹設された鋼管圧延用ロールにおいて、 胴部は胴中央部とその両側に臨接して設けられた胴側部
とで構成され、ロール軸部と胴中央部とがアダマイト材
もしくは黒鉛鋼材で一体的に形成され、胴中央部の両側
の胴側部が耐焼付性に優れたロール材で形成され、胴中
央部および両胴側部に亘って鋼管圧延用穴型が凹設され
ていること特徴とする鋼管圧延用複合ロールを発明の構
成とするものである。
(作  用) ロール軸部外周に凸設された胴部は、アダマイト材もし
くは黒鉛鋼材で形成された胴中央部と、該胴中央部の両
側に臨接して設けられるとともに耐焼付性に優れたロー
ル材で形成された胴側部とで構成され、鋼管圧延用穴型
が胴中央部および両側部に亘って凹設されているので、
胴側部には穴型上部が形成され、一方胴中央部には穴型
底部が形成されることになり、穴型上部には耐焼付性が
、穴型底部には耐摩耗性およびかみ込み性が具備したも
のとなる。また、胴中央部とロール軸部とは一体的に形
成されてなるため、穴型が深い場合でも、lη−ル軸部
まで改削が可能となる。
尚、IJ%鉛鋼材(球状黒鉛鋳鋼ロール材)もかみ込メ
1ノFが良好で、また熱処理により強靭化と高硬度化が
liJ能であり、本発明のロール軸部および胴中央部の
素材として適用することができる。
(実施例) 第1図は実施例に係る鋼管圧延用複合ロールであり、1
:1−ル軸部lと胴部2の胴中央部3とはアダマイ1−
材もしくは黒鉛鋼材により一体的に鋳造形成されており
、一方胴中央部3の両側に臨接する胴側部4.4は耐焼
付性に優れたロール材で形成され“ζおり、胴側部4,
4はロール軸部1に焼きばめにより固着されている。そ
して、胴側部4.4から胴中央部3にかけて鋼管圧延用
穴型5が凹設されている。
ロール軸部1および胴中央部3を形成する好適なアダマ
イト材および黒鉛鋼の組成を下記第1表に示す。第1表
のアダマイト材の内でもC:1.2〜1.5%の低Cア
ダマイト材を使用するのがよい。
かみ込み性が特に良好だからである。また、黒鉛鋼材は
、鋳造後、拡散焼なましく必要により球状化焼なまし)
を行い、荒削り後、焼入れ焼もどしを行い、ロール硬度
をHs35〜50として耐摩耗性を確保する。尚、ロー
ル軸1及び胴中央部3は、通常、竪型下注ぎにより一体
的に鋳造される。
第  1  表 [ 0一ル胴部2の胴側部4,4を形成する耐焼付性に優れ
たロール材としては、グレンロール材、ダクタイルロー
ル材、特開昭58−193342号に開示された黒鉛晶
出高クロムロール材等が使用される。
これらのロール材は基地中に黒鉛が晶出し、これが潤滑
作用を奏するために耐摩耗性のみならず耐焼付性に優れ
る。尚、口側部は通常、金型遠心力鋳造法により鋳造さ
れる。鋳造後は、残留応力除去を目的とした応力除去焼
なましが施される。
胴中央部3の幅囚、は、穴型5の開口幅會2の1/2〜
9/10程度にするのがよい。172未満では、胴中央
部にかかる穴型底面が少なくなり、穴型底部のかみ込み
性が不足する。一方、9/10を越えると胴側部にかか
る穴型面が少なくなり穴型上部に焼付が発生するおそれ
が生じる。
本実施例の複合ロールを製造するには、第2図に示すよ
うにロール軸部1に一体的に鋳造した胴中央部3に、穴
型面を含む左右一対の胴側部リング体4A、4Aを焼き
ばめした後、穴型5を削り出せばよい。尚、ロール軸部
等は予め所期の熱処理を施しておく。また、胴側部リン
グ体や胴中央部外周面には穴型に合して粗加工しておく
とよい。
ところで、胴側部4ばロール軸部1に焼きばめにより固
着するほか、鉄鋼材料に対して優れた接合力を有するN
i−3ろう材(例えばN1−P  (Po10〜12w
t%)合金)等によりろう付してもよい。
尚、本発明の複合ロールは、マンドレルミルのみならず
、かみ込み性が要求される種々の鋼管圧延設備用ロール
として適用可能なことは勿論である。
次に具体的実施例を掲げる。
胴部外径650 mmφ、胴長354 mm、穴型半径
102゜5mmのマンドレルミルのNo、 1スタンド
用鋼管圧延用複合ロール (1)下記組成の低Cアダマイト材を用いて、胴中央部
鋳造用金型を備えた鋳型により、胴中央部およびロール
軸部を一体鋳造した。
0アダマイト材組成(皆t%) C: 1.40%、 Si : 0.55%、 閃n 
: 0.47%、Ni : 0.89%、 Cr : 
1.01%、 Mo : 0.25%、残部実質的にF
e (2)型ばらし後、鋳造素材に残留応力除去焼鈍を施し
、荒削りした後、第4図の熱処理を施した。熱処理後の
硬度はHs43〜44であった。
(3)一方、下記組成のダクタイルロール材によって胴
側部素材を金型遠心力鋳型し、残留応力除去焼鈍を行い
、機械加工を施して胴側部リング体を得た。硬度はHs
48〜49であった。
リング体の肉厚は145+nmとした。
0 ダクタイル材組成(wt%) C: 3.35%、 Si : 2.01%、 Mn 
: 0.47%、Ni : 1.5%、 Cr : 0
.35%、 Mo : 0.21%、(4)焼ばめ面を
平滑加工してリング体をロール軸に焼きばめた後、仕上
加工すると共に穴型を機械加工した。
(5)  上記ロールをマンドレルミルNo1スタンド
に設置して圧延に供したところ、現在800ton圧延
したが、穴型上部に焼付が発生した形跡は認められなか
った。また、かみ込み性も良好であった。
(発明の効果) 以上説明した通り、本発明の鋼管圧延用複合ロールは、
耐焼付性の良好なロール材で形成した胴側部と、適度な
耐摩耗性を有し、がっがみ込み性を具備したアダマイト
材又は黒鉛調相で形成した胴中央部とによってロール胴
部を構成し、胴側部から胴中央部に亘って穴型を凹設し
たので、穴型上部は耐焼付性を具備した胴側部に形成さ
れて、穴型底部は耐摩耗性およびかみ込み性を兼備した
胴中央部に形成され、各々必要特性が具備したものとな
り、鋼管圧延用ロールとして利用価値が著大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の鋼管圧延用複合ロールの要部断面図、
第2図は同上複合ロールの胴側部リング体の焼きばめ過
程を示す断面図、第3図は一対の鋼管圧延用ロールの要
部外形図、第4図は実施例の鋳造素材の熱処理線図であ
る。 l・・・ロール軸、2・・・胴部、3・・・胴中央部、
4・・・胴側部、5・・・鋼管圧延用穴型。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ロール軸部外周に胴部が凸設され、該胴部外周に
    鋼管圧延用穴型が凹設された鋼管圧延用ロールにおいて
    、 胴部は胴中央部とその両側に臨接して設けられた胴側部
    とで構成され、ロール軸部と胴中央部とがアダマイト材
    もしくは黒鉛鋼材で一体的に形成され、胴中央部の両側
    の胴側部が耐焼付性に優れたロール材で形成され、胴中
    央部および両胴側部に亘って鋼管圧延用穴型が凹設され
    ていることを特徴とする鋼管圧延用複合ロール。
JP12979989A 1989-05-22 1989-05-22 鋼管圧延用複合ロール Pending JPH02307607A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5359773A (en) * 1991-12-05 1994-11-01 Sumitomo Metal Industries, Ltd. Manufacturing method of the roll main body of a caliber roll

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5359773A (en) * 1991-12-05 1994-11-01 Sumitomo Metal Industries, Ltd. Manufacturing method of the roll main body of a caliber roll
US5406706A (en) * 1991-12-05 1995-04-18 Sumitomo Metal Industries, Ltd. Manufacturing method of the body of a caliber roll

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