JPH02307474A - 密封包装品の加熱滅菌方法 - Google Patents

密封包装品の加熱滅菌方法

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Publication number
JPH02307474A
JPH02307474A JP1128685A JP12868589A JPH02307474A JP H02307474 A JPH02307474 A JP H02307474A JP 1128685 A JP1128685 A JP 1128685A JP 12868589 A JP12868589 A JP 12868589A JP H02307474 A JPH02307474 A JP H02307474A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
microwave
sterilization
temp
oven
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1128685A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Nakada
中田 寿
Morio Kikuchi
菊地 守夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KINDAI TECHNO RES KK
Wakamoto Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
KINDAI TECHNO RES KK
Wakamoto Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by KINDAI TECHNO RES KK, Wakamoto Pharmaceutical Co Ltd filed Critical KINDAI TECHNO RES KK
Priority to JP1128685A priority Critical patent/JPH02307474A/ja
Publication of JPH02307474A publication Critical patent/JPH02307474A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1)産業上の利用分野 本発明は密封包装品の加熱滅菌方法に関するものである
さらに詳しくは、本発明はマイクロ波透過性の容器を用
いた密封包装品を滅菌温度までマイクロ波加熱及び遠赤
外線加熱の併用手段により急速に昇温させた後、滅菌が
完了するまで熱風加熱手段により引続きその温度に保つ
ことを特徴とする密封包装品の加熱滅菌方法に関するも
のである。
本発明によれば、特に医薬産業及び食品産業分野に於い
てガラス、プラスチック等のマイクロ波透過性の材料で
成形された容器に密封包装されている密封包装品を短時
間で経済的に加熱滅菌することができる。
本発明により滅菌することができる密封包装品の代表例
としては、アンプル又はガラス瓶に封入された注射剤、
ドリンク剤、健康飲料等が挙げられる。
(2)従来の技術 マイクロ波加熱による殺菌方法は種々知られており、特
に水分を含む食品や医薬品の殺菌処理を短時間に行う方
法として注目されている。
しかしながら、マイクロ波照射による誘電内部加熱のみ
による殺菌温度条件の制御はかなり困難であり、時とし
て被殺菌物が部分的に過熱されて品質劣化し易いことが
知られている(特公昭62−52583号)。そのため
、被殺菌物をマイクロ波加熱で殺菌温度まで加熱した後
、一定時間殺菌温度に保つためマイクロ波を間欠照射に
切換える(特開昭63−49163号)か又はマイクロ
波の出力を30%以下に落とす方法(特公昭60−58
669号、特公昭61−9162号)等が検討されてい
る。
(3)発明が解決しようとする課題 薬液を封入したアンプル剤のような密封包装品をマイク
ロ波加熱で滅菌する場合、主として加熱されるのは薬液
であり、アンプル自体はマイクロ波透過性材料(ガラス
、樹脂等)であるため殆んど加熱されない。このためア
ンプル自体は加熱された薬液からの熱伝導により加熱さ
れることとなるが、アンプルの先細部のように薬液接触
面から離れた個所は熱伝導の損失に加えて、外気の影響
も受は易いため、殺菌温度に到達し難<、微生物の生存
をゆるすことが時として起こる。このリスクを回避する
ため高温又は長時間の加熱を行えば、薬液の沸とう温度
を越えて過大の蒸気圧が発生し、その圧力に耐えかねて
アンプルが破損したり、被殺菌物が変質することが懸念
されるとともに熱効率も悪くなる。
この欠点を補うための手段の一つとして、アンプルの先
細部を下方に配置し、これを上下に動かすことによって
、薬液を流動させながらマイクロ波を照射する方法やア
ンプルを横置にし一列に並べて回転させながらマイクロ
波を照射する方法が知られているが、これらの方法も実
際の操作では局所的加熱不足により殺菌が不充分となら
ないように必要以上の温度まで加熱するか加熱の保持時
間を長くしているのが現状である。
本発明は、上述の欠点を改善し、マイクロ波による過度
の加熱を抑え、安全、確実且つ高能率な滅菌方法を提供
することを目的とするものであり、本発明によればアン
プルへの薬液注入からアンプル先細部の溶封、滅菌、冷
却までの一連の処理工程を連続的に効率良く行い得るも
のである。
(4)課題を解決するための手段 本発明は、マイクロ波透過性の容器を用いた密封包装品
を滅菌温度までマイクロ波加熱及び遠赤外線加熱の併用
手段により急速に昇温させた後、滅菌が完了するまで熱
風加熱手段により引続きその温度に保つことを特徴とす
る密封包装品の加熱滅菌方法に関するものである。
以下アンプル剤を滅菌する場合を例として第1図、第2
図及び第3図を引用しながら本発明方法を詳細に説明す
る。
第1図は、アンプル■を横置にし、−列に並べて、一定
の間隔で固定板■の上を自転させながら搬送する方法を
示すものであり、この方法は既に数多〈実施されている
公知の方法である。
本発明に於いてアンプルの搬送手段は、特に限定される
ものではないが便宜的に第1図の方法の場合について説
明する。なお、第1図に於いて固定板■、チェーン■及
びアンプル支持具■等の構造物は材質的にマイクロ波が
透過し易く、熱に安定で、機械的強度に優れていること
が好ましく、通常セラミックス又はポリカーボネートで
成形したものが用いられる。オーブン内の構造物をマイ
クロ波透過性材質とすることによって、放出されたマイ
クロ波はオーブン内の構造物を通過してオーブン壁の種
々の場所で反射してアンプル剤を各方面から均一に照射
加熱する。
第2図は、本発明の実施態様の一例を示すものである。
第2図に於いて、オーブン■、加熱保持質@及び冷却室
0は、それぞれ中間通路0及び@で連結されており、こ
れらの中にアンプル剤■を連続的に移送するためのコン
ベアー機構■が組込まれている。オーブン■の室内上部
にはマイクロ波を上方向だけに放射するスロットアンテ
ナ■が設けてあり、導波管を介してマイクロ波発振機■
に結合されている。またスロットアンテナ■の直下には
赤外線ヒーター■が配備してあり、発生する遠赤外線で
、自転しながら移動するアンプル剤の上面を直射させる
。オーブン及び冷却室の端部、即ちアンプル剤の入口と
出口にはマイクロ波が系外に漏洩して電波障害を起さな
いようにするため、減衰器0及び0が設けである。加熱
保持室@には雑菌などの生存を許さない温度に保つため
の空気加熱器[相]と送風機■とが導管0を介して接続
し、加熱された空気は常時加熱保持室を循環するように
なっている。冷却室Oには常温又は別に設けられる冷却
装置で冷却された低温の空気を送入するための送風機0
が導管[相]を介して接続されている。
冷却室に送り込まれた空気は、アンプル剤と接触し、加
熱されて排気筒[相]から系外に排出される。
、次に第3図を参照しながら本発明をさらに詳細に説明
する。コンベアー上に乗せられたアンプル剤は、常時自
転しながら装置の入口から出口まで所定の速度で移送さ
れる。この状態でオーブンに入ったアンプル剤は、遠赤
外線とマイクロ波の再熱源により初期温度t0から雑菌
などの生存を許さない温度tゆまで時間θ、で加熱され
る。このときマイクロ波はオーブン内に設けたスロ・ノ
ドアンテナの上面よりオーブンの天井壁に向って放射し
て反射波を利用すれば強度が均一化され、加熱むらを起
こさない。一方、遠赤外線はアンプルを構成しているガ
ラス材料に非常に吸収され易いため、マイクロ波ではガ
ラス材を加熱することができないという欠点を補完して
いる。これにより加熱に必要な全供給熱量に占めるマイ
クロ波の割合は70%あるいはそれ以下となり、設備費
を著るしく軽減することができる。
(5)発明の効果 本発明によれば、マイクロ波透過性の容器を用いた密封
包装品の包装材料と内容物の両方を均一に加熱すること
ができるため、局所的な加熱不足や過熱が起こらず、加
熱不足による微生物の生存がないとともに、過熱による
品質劣化やアンプルの破損等も起こらず、迅速、安全、
確実且つ熱効率良く密封包装品を加熱滅菌することがで
きる。
本発明に於いて、遠赤外線はアンプル剤のガラスの部分
を、マイクロ波は薬液の部分をそれぞれ選択的に加熱し
、それぞれの熱源は相互の欠陥を補完し合うため加熱効
率が高まり、処理速度の増大も図れる結果となる。さら
に薬液とアンプル(ガラス)自体の温度の上昇する速度
の差もなくなって、雑菌などの生存を許さない最低の温
度で処理することができるとともに、過度の加熱による
アンプル破損の問題も解消することができる。昇温工程
を終えたアンプル剤は加熱保持室へ移送されて、一定時
間だけ保持温度t、に保たれる。加熱保持室から出たア
ンプル剤は冷却室に移され、常温の空気又は冷風により
急速に冷却された後、室外に送り出されて一連の処理工
程を終了する。本発明装置にて、Bacillus s
tearothermophilus菌の106個を1
40℃、30秒間保持させると、1個以下(無菌)まで
減少した。
このように本発明によれば、加熱滅菌から冷却までの一
連の工程を連続的に実施できるので省力化が図れるばか
りでなく、昇温と保持の調節機能が装置内に組み込まれ
ているため加熱条件の制御が容易な信頼性の高い滅菌処
理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はアンプルの搬送状態を示し、第2図は本発明に
よる加熱滅菌装置の概略図を示し、第3図は本発明を実
施する際の各工程に於ける密封包装品の温度と時間との
関係を示す。なお、各図中の記号はそれぞれ下記の意義
を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. マイクロ波透過性の容器を用いた密封包装品を滅菌温度
    までマイクロ波加熱及び遠赤外線加熱の併用手段により
    急速に昇温させた後、滅菌が完了するまで熱風加熱手段
    により引続きその温度に保つことを特徴とする密封包装
    品の加熱滅菌方法。
JP1128685A 1989-05-24 1989-05-24 密封包装品の加熱滅菌方法 Pending JPH02307474A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0557268A (ja) * 1991-07-11 1993-03-09 Kawasaki Heavy Ind Ltd 医療廃棄物の処理方法及び装置
JPH0698930A (ja) * 1992-09-17 1994-04-12 Kawasaki Heavy Ind Ltd 廃棄物処理装置
JP2001322613A (ja) * 2000-05-18 2001-11-20 Taisei Lamick Co Ltd 液状被包装物の加熱殺菌方法
JP2013208058A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Kiyotsune Shino 連続加熱方法および前記方法を用いた密封食品の製造装置
JP2021500703A (ja) * 2017-10-19 2021-01-07 915 ラボ、エルエルシー 温度制御を強化した加熱システム

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