JPH02307378A - 誘導電動機の駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はインバータ装置を適用した誘導電動機の駆動
装置に関するものである。

〔従来の技術〕

第２図は、例えば昭和５３年電気関係学会関西支部連合
大会、論文番号、Ｇ３−１７川畑、他ｒ　ＶＶＶＦ’（
バリアプル・ボルテージ、バリアブルー７レクエンシイ
）による送風機の省エネルギー駆動」に示された従来の
誘導電動機の駆動装置であシ、図において、１は誘導電
動機、２はインバータ装置、３は誘導電動機１の残留電
圧を増幅する増幅整形回路、４は増幅整形回路３から出
力されたパルスを電圧に変換する周波数−電圧変換器、
５は停止中スイッチ、６は基準信号を出力する速度設定
器、γはクッション回路、８は電圧−周波数変換回路で
ある。

次に動作について説明する。

まず、インバータ装置２は給電を停止しているが誘導電
動機１は惰行減速中にあるものとする。

この状態で誘導電動機１の残留電圧を増幅整形回路３に
よってパルス列に変換して周波数−電圧変換器４に入力
する。停止中スイッチ５は前記周波数−電圧変換器４に
よって変換された電圧を接点す側に切換えて接続し、接
点ａＯ１ｌｌのトランスファ端子には速度設定器６の出
力を接続している。周波数−電圧変換器４の出力電圧は
前記誘導電動機１の惰行回転数に比例しているため、イ
ンバータ装置２に作用する電圧−周波数変換回路８の出
力周波数は上記惰行回転数に比例する。

この時、図示されない起動指令回路よシ運転信号りがイ
ンバータ装置２に与えられると、インバータ装置２は上
記誘導電動機１の惰行回転数相描の周波数で給電をなめ
らかに開始する。その後、スイッチ５をａ側に切換えて
基準信号である速度設定器６側に接続する。誘導電動機
１は前記速度設定器６の基準信号に従って出力されるイ
ンバータ装置２の給電周波数によって制御される。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の誘導電動機の駆動装置は以上の様に構成されてい
るので、惰行減速中の誘導電動機１が何らかの外力によ
シ逆転している場合でも、これを検出することができな
い。このような場合に誤まってインバータ装置２を駆動
し給電を開始すると、誘導電動機１は瞬間的に回転方向
を変えるため出力電流が過大となシ、良好な運転を行う
ことができない。従って、このような場合には、誘導電
動機１０回転数が完全に停止するまで待つ必要がある等
の課題があった。

この発明は上記のような課題を解消するためになされた
もので、逆転中の誘導電動機に対してもインバータ装置
によシ安定に給電を開始することができる誘導電動機の
駆動装置を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る誘導電動機の駆動装置は速度設定器の極
性によシ比較器の出力を選択動作させ、その比較器の出
力によってスイッチを切換動作させる。前記スイッチは
正転側端子と反転器に接続された逆転側端子とを有し、
惰行減速中の誘導電動機の回転方向によシ惰行周波数の
極性を切換えて、切換出力を停止中スイッチによってイ
ンバータ側に供給するようにしたものである。

〔作用〕

この発明におけるスイッチを選択切換する比較器は速度
設定器で設定される極性に従って出力を切換えられる。

前記スイッチはトランスファ接点を有し正転側端子に周
波数−電圧変換器の出力を接続し、逆転側端子には反転
器を介して該周波数−電圧変換器の出力に接続する。そ
して、惰行減速中の誘導電動機の回転方向によって該ス
イッチの入力端子は選択される。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。図中
、第２図と同一の部分は同一の符号をもって図示した第
１図において、１２は比較器で速度設定器６の設定方向
（極性）に応じて動作を行うもので、スイッチ１３のト
ランスファ接点の端子Ｃ（正転側端子）、及び端子ｄ（
逆転側端子）を選択動作する。１１は反転器で、誘導電
動機１の惰行周波数の極性を切換えるためのものである
。

すなわち、速度設定器６の出力が正転時にはスイッチ１
３は端子Ｃ側に選択して接続されておシ、惰行周波数の
極性は切換わらない。速度設定器６の出力が逆転時には
スイッチ１３は端子ｄ　ＩＩＩ　Ｋ接続され惰行周波数
の極性は反転する。

次に動作について説明する。まず通常の惰行（正転）中
の誘導電動機１ヘインバータ装［２によって給電する場
合には速度設定器６は本来の速度指令を出力してお９誘
導を動機１より検出された惰行周波数の極性は反転され
ず、給電開始時にはインバータ装置２の相順と誘導電動
機１の回転方向は一致しておシ、円滑な給電を開始する
。

次に何らかの外力によシ誘導電動機１が逆転している場
合には、速度設定器６の速度指令の極性を反転させる。

この動作によυ比較器１２の出力は反転し、スイッチ１
３は端子Ｃ側から端子ｄ側に切換えられる。従って、惰
行周波数の極性は反転される。このため給電開始時には
インバータ装置２の相順も逆転するので、誘導電動機１
の回転方向とインバータ装置２の相順は一致し、円滑な
運転を開始することができる。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば惰行中の誘導電動機の
惰行周波数の極性を速度設定器の基準信号の極性に応じ
て切換え可能に回路構成したので、逆転惰行中の誘導電
動機に対しても回転方向を切換えた後にインバータ装置
から給電するため安定に給電（運転）を開始することが
できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による誘導電動機の駆動装
置の要部回路図、第２図は従来の誘導電動機の駆動装置
ブロック図でちる。 図において、１は誘導電動機、２はインバータ装置、４
は周波数−電圧変換器、５は停止中スイッチ、６は速度
設定器、１１は反転器、１２は比較器、１３はスイッチ
である。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。 第１図１Ｎ 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. インバータ装置によって誘導電動機を可変速制御すると
   共に、惰行減速中の該誘導電動機の残留電圧を利用して
   惰行時の給電周波数を決定し、該給電周波数を該インバ
   ータ装置に入力して誘導電動機の給電開始を行う誘導電
   動機の駆動装置において、前記誘導電動機の残留電圧か
   ら得た周波数−電圧変換器の出力電圧を直接接続した正
   転側端子、及び反転器を介して接続した逆転側端子とを
   有するスイッチと、前記スイッチの切換方向信号を出力
   し速度設定器の極性によって選択できる比較器と、前記
   スイッチの出力端子を前記速度設定器の出力端子を接続
   した端子と反対側の端子に接続してなる停止中スイッチ
   とを備えたことを特徴とする誘導電動機の駆動装置。