JPH0230701B2 - Pachinkojugiki - Google Patents

Pachinkojugiki

Info

Publication number
JPH0230701B2
JPH0230701B2 JP3872982A JP3872982A JPH0230701B2 JP H0230701 B2 JPH0230701 B2 JP H0230701B2 JP 3872982 A JP3872982 A JP 3872982A JP 3872982 A JP3872982 A JP 3872982A JP H0230701 B2 JPH0230701 B2 JP H0230701B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winning ball
state
ball device
time
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3872982A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58155882A (ja
Inventor
Shohachi Ugawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP3872982A priority Critical patent/JPH0230701B2/ja
Publication of JPS58155882A publication Critical patent/JPS58155882A/ja
Publication of JPH0230701B2 publication Critical patent/JPH0230701B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、パチンコ遊技機に関し、特に入賞
球装置の駆動制御の新規なパチンコ遊技機に関す
る。
[従来の技術] 一般的に、従来のパチンコ遊技機(以下パチン
コ機と略称する)は、チユーリツプと称されるヤ
クモノやその他の各種の入賞球装置を遊技盤に配
設し、遊技者の興趣の向上を図つていた。
[発明が解決しようとする課題] ところで、遊技者には、新規な入賞球装置や、
入賞球装置自体が従来のものであつても入賞球装
置の駆動の仕方の新規なパチンコ機に人気があ
る。このため、パチンコ遊技業界では、入賞球装
置の駆動の仕方の新規なパチンコ機の開発が要望
されている。
それゆえに、この発明の目的は、入賞球装置の
駆動の仕方すなわち入賞球装置の駆動状態が変化
に富み、遊技者の興味をひきやすく、遊技者への
サービスの向上を図れるような、パチンコ機を提
供することである。
[課題を解決するための手段] この発明にかかるパチンコ遊技機は、 遊技者にとつて有利な第1の状態または遊技者
にとつて不利な第2の状態に切換制御可能な入賞
球装置、 遊技状態が予め定められた遊技状態になつたこ
とを検出する特定遊技状態検出手段、 該特定遊技状態検出手段出力に応答して前記入
賞球装置を第1の状態と第2の状態に複数回連続
的に交互に駆動する駆動制御手段、 前記駆動制御手段が前記入賞球装置を第1の状
態と第2の状態に複数回連続的に交互に駆動する
交互駆動時間を変化させる時間変化手段を備えた
ことを特徴とする。
[作用] この発明によれば、予め定められた特定遊技状
態が検出されれば、入賞球装置を遊技者に有利な
状態と不利な状態に複数回連続的に交互に駆動す
る。そして、その複数回の連続的な交互駆動の交
互駆動時間が時間変化手段の働きにより変化され
る。
[発明の実施例] 次に、図面を参照して、この発明の具体的な実
施例について説明する。
第1図はこの発明の一実施例のパチンコ機の正
面図である。図において、パチンコ機10は、前
面枠11を開閉自在に装着し、前面枠11に遊技
盤12を着脱自在に装着している。遊技盤12の
ガイドレール12aで囲まれる遊技領域には、第
1の入賞領域の一例のセーフ孔(または通過領
域)13a〜13c、ヤクモノ(いわゆるチユー
リツプ)14a,14b、およびアウト玉入口1
5が形成される。また、遊技盤12のほぼ中央部
には、後述の入賞球装置30が装着される。セー
フ孔13a,13bは、1個の入賞玉に応じて入
賞球装置30を1回だけ開閉駆動できる条件が定
められる。セーフ孔13cは、入賞球装置30を
2回だけ開閉駆動できる条件が定められる。
遊技盤12よりも下方の前面枠11には、前面
板11aが開閉自在に装着される。前面板11a
には、打球待機樋16が装着される。打球待機樋
16は、賞品玉放出口16aから放出された賞品
玉を貯留する上部玉皿を兼ね、貯留している玉を
1個ずつ整列して打球位置へ導く働きをする。前
面枠11の下方には、打球ハンドル17および玉
皿(下部玉皿)18が装着される。玉皿18は打
球待機樋16で溢れた玉が余剰賞品玉放出口18
aから放出されたのを受け、それを貯留する。
第2図はパチンコ機の裏面構造の図解図であ
る。図において、遊技盤12の裏面には、入賞領
域またはセーフ孔へ入賞した入賞玉を下方へ導く
ための径路211〜213が形成される。径路2
11は、セーフ孔13a〜13cおよびヤクモノ
14a,14bとアウト玉入口15との間に、横
方向へ傾斜して形成される。径路212は入賞球
装置30の特賞領域以外の領域へ入賞した玉を径
路211へ導く。径路213は入賞球装置30の
特賞領域へ入賞した玉を下方へ導く。セーフ孔1
3a〜13cのそれぞれには、入賞玉検出手段の
一例の入賞玉検出器22a〜22cが関連的に設
けられる。径路213の下方には、特定条件検出
手段の一例の特賞玉検出器23が設けられる。径
路211の傾斜方向終端部分には、賞品玉処理器
24が設けられる。賞品玉処理器24は、径路2
11を介して導かれる入賞玉を賞品玉の放出動作
に同期して1個順次落下させる。
第3A図は入賞球装置の一例の斜視図であり、
第3B図は入賞球装置の分解斜視図である。図に
おいて、入賞球装置30は、飾り枠31を含む。
飾り枠31の中央部分には、長方形の透孔311
が形成される。この透孔311は、打込玉の入賞
可能な入賞領域32となる。透孔311の前面に
は、開閉板33が開閉自在に設けられる。開閉板
33の両側には、U字形状の突起部331,33
2が形成される。両突起部331,332の一部
には、軸孔333が穿設される。飾り枠31の裏
面には、枠部材34が設けられる。枠部材34の
両側面には、透孔341が穿設される。そして、
開閉板333は、軸35を透孔341、軸孔33
3に挿通することによつて、前面側へ回動自在に
支持される。突起部332の先端部分には、係合
ピン334が形成される。係合ピン334の形成
されている突起部332に対応する枠部材34の
側壁には、長孔342が穿設される。係合ピン3
34は、長孔342を介して後述の開閉駆動機構
36に含まれるレバー364の一方端の長孔と係
合される。
開閉駆動機構36は、ソレノイド361を含
む。ソレノイド361のプランジヤ362には、
ロツド363の一端が係合される。ロツド363
の他端は、レバー364に形成されたピン365
と係合される。レバー364の他端は、支持軸3
43によつて軸支される。これによつて、ソレノ
イド361は、その電気的付勢によつてプランジ
ヤ362を吸収し、ロツド363を引き上げてレ
バー364を上方向へ回動させ、それによつて開
閉板33を開成させる。ソレノイド361が消勢
されると、プランジヤ362に関連して設けられ
るばね366の復帰力によつて、プランジヤ36
2が下方向へ引き下げられる。これによつて、開
閉板33が閉成される。
飾り枠31の左右両側には、必要に応じてセー
フ孔37a,37bが設けられる。このセーフ孔
37a,37bは、入賞領域32が開閉板33の
開成時のみ玉を受入れるのに対し、開閉板33が
閉成されているときでも玉を受入れて入賞玉とし
て裏面へ導く。
前記入賞領域32は、必要に応じてその横方向
が3つの領域に分けられる。すなわち、入賞領域
32の中央部分に1個の玉の通過可能な入賞領域
32aが形成され、その左右両側に入賞領域32
b,32cが形成される。この入賞領域32a
は、開閉板33の開成中において、玉が入賞した
ことに応じて予め定められた特定遊技状態を付与
するための特賞領域として用いられる。したがつ
て、以下の説明では、入賞領域32aを特賞領域
と称する。特賞領域32aの裏面には、枠部材3
4に関連してガイド部材38が設けられる。ガイ
ド部材38は、特賞領域32aへ入賞した玉を第
2図に示す径路213へ導くように働く。
さらに、必要に応じて、発光ダイオード39
a,39bが飾り枠31に関連して設けられる。
但し、飾り枠31は透明のものとする。発光ダイ
オード39a,39bは、開閉板33の開成動作
中において、玉が特賞領域32aへ入賞したこと
に応じて表示駆動されて、予め定められた特定遊
技状態が成立したことを知らせる。
なお、第3A図および第3B図に示す入賞球装
置30は、遊技者にとつて有利となる第1の状態
の一例として開閉板33を開き、不利となる第2
の状態の一例として開閉板33を閉じて玉の受入
れを不可能とするものである。しかし、この発明
が適用される入賞球装置は、これに限ることな
く、従来周知の入賞球装置、たとえばチユーリツ
プのように第2の状態として玉の入りにくい状態
とするもの、または今後開発される各種のものの
いずれでもよいことを指摘しておく。
第4図はこの発明の一実施例の遊技制御回路図
である。この実施例の遊技制御回路50は、入賞
玉検出手段22、特定遊技状態検出手段の一例の
特賞玉検出器23、第1の信号発生回路41、第
2の信号発生回路42、駆動回路43、時間変化
手段44、表示回路45および計数手段の一例の
n進カウンタ46を含む。
第1の信号発生回路41は、入賞玉検出手段2
2の出力に応答して入賞球装置30を少なくとも
1回だけ開成させるための信号を発生するもので
ある。第2の信号発生回路42は、入賞球装置3
0が開成している期間において、特賞玉検出器2
3の出力があることに応じて、入賞球装置30が
閉成した後再度入賞球装置30を一定期間(たと
えば一定開閉回数または一定開成時間)内で繰返
して交互に駆動させるための信号を発生する。駆
動回路43は第1の信号発生回路41または第2
の信号発生回路42の出力に応じて、入賞球装置
30を開成させる。したがつて、第1の信号発生
回路41および駆動回路43によつて、第1の駆
動制御手段が構成される。第2の信号発生回路4
2および駆動回路43によつて、第2の駆動制御
手段が構成される。また、前記第1の駆動制御手
段および第2の駆動制御手段により、前記入賞玉
検出手段出力に応答して前記入賞球装置を少なく
とも1回だけ第1の状態に駆動し、前記特定条件
検出手段出力に応答して前記入賞球装置を第1の
状態と第2の状態に複数回連続的に交互に駆動す
る駆動制御手段が構成されている。
時間変化手段44は、特定遊技状態検出手段出
力に基づいて入賞球装置30を第1の状態と第2
の状態に複数回連続的に交互に駆動(すなわち開
閉駆動)するとき、その開閉駆動回数が何回目か
によつて入賞球装置30の1回の開成時間を変化
させるものである。この実施例の動作説明に先立
ち、この実施例のパチンコ機10の駆動条件を簡
単に説明する。打込玉がセーフ孔13aまたは1
3bへ入賞した場合は、入賞球装置30の開閉板
33が1回だけ相対的に短い一定時間開成され
る。打込玉がセーフ孔13cへ入賞した場合は、
入賞球装置30が2回開閉される。入賞球装置3
0の開成中に打込玉が特賞領域32aへ入賞し、
該入賞玉を特定遊技状態検出手段の一例の特賞玉
検出器で検出する。なお、特定遊技状態検出手段
は、可変表示装置が可変表示しその表示結果が予
め定められた表示になつたことを検出してもよ
い。この特賞玉検出器は、入賞球装置30を所定
回数(たとえば18回)開閉駆動できる条件であ
る。そして、入賞球装置30にこの開閉駆動に伴
なう開閉回数の増加に伴なつて1回あたりの開成
時間が段階的にまたは順次的に増加される。
次に、第1図ないし第4図を参照して、第4図
の具体的な回路構成とともにこの実施例の動作を
説明する。
まず、打込玉がセーフ孔13aまたは13bへ
入賞した場合を述べる。この場合は、玉の入賞し
たセーフ孔13a,13bに対応する入賞玉検出
器22a,22bがハイレベルを導出して、オア
ゲート221を介して保持回路411に与える。
保持回路411は、入賞玉検出出力に応じて入賞
玉のあつたことを記録保持し、後述のリセツトパ
ルス発生回路428からリセツト信号が与えられ
るまでハイレベルを導出する。このハイレベルが
タイマ412に与えられるとともに、オアゲート
431を介してドライバ432に与えられる。タ
イマ412は、保持回路411の出力の立上がり
に応じて作動し、予め定める一定時間(たとえば
0.6秒)を計時動作する。タイマ412で設定さ
れた一定時間の間、ドライバ432はソレノイド
361を付勢する。応じて、ソレノイド361が
プランジヤ362を吸引してロツド363を引き
上げて、レバー364を回動させることにより、
開閉板33が開成される。これによつて、入賞球
装置30が開成状態(すなわち入賞しやすい状
態)となる。開閉板33の開成期間中において、
打込玉が特賞領域32aへ1個も入賞しなけれ
ば、タイマ412のタイムアツプ出力がオアゲー
ト413を介してアンドゲート414に与えられ
る。このとき、保持回路421は、特賞玉検出出
力がないので、その出力をローレベルとしてい
る。そのローレベルがハイレベルに反転されてア
ンドゲート414に与えられる。したがつて、ア
ンドゲート414はハイレベルを導出し、リセツ
トパルス発生回路428に与える。応じて、リセ
ツトパルス発生回路428は、微少時間の間リセ
ツトパルスを発生し、保持回路411の記憶保持
状態をリセツトさせる。この結果、入賞球装置3
0の開閉板33が閉成される。
次に、打込玉がセーフ孔13cへ入賞した場合
の動作を述べる。この場合は、入賞玉検出器22
cがハイレベルを導出し、保持回路416に与え
る。保持回路416は、リセツトパルスが与えら
れるまで入賞玉検出器22cの出力のあつたこと
を記憶保持し、その状態を表わすハイレベルを導
出する。このハイレベルが能動化信号として2進
カウンタ417に与えられるとともに、オアゲー
ト433を介してアンドゲート434に与えられ
る。アンドゲート434には、分周器443から
の出力パルスが他方入力として与えられる。分周
器443は、スライス回路444の出力パルスを
分周する。この場合においては、保持回路421
の出力がローレベルであるので、時間制御回路4
41は分周器443の分周パルスp1がたとえば
0.8秒となるように、スライス回路443の出力
パルスの周期および正のパルス幅を制御してい
る。なお、時間制御回路441の詳細は後述す
る。
したがつて、アンドゲート434は保持回路4
16の出力がハイレベルの期間中、分周パルス
p1を導出してオアゲート431を介してドライ
バ432に与える。ドライバ432はアンドゲー
ト434の出力パルスに同期してソレノイド36
1を間欠的に付勢し、入賞球装置30を開閉駆動
させる。このとき、2進カウンタ417は能動化
信号の与えられている期間中、分周器443の出
力の分周パルスp1と同期したパルスp1′が与えら
れるごとに計数動作し、2つのパルスp1′が与え
られたことに応じてカウントアツプ出力を導出す
る。カウントアツプ出力がオアゲート413およ
びアンドゲート414を介してリセツトパルス発
生回路428に与えられる。したがつて、リセツ
トパルス発生回路428は、分周パルスp1の立
上がりから一定時間だけ遅れてリセツトパルスを
導出し、保持回路416に与える。応じて、保持
回路416はその記憶状態を解除して出力をロー
レベルとする。このように、保持回路416は、
アンドゲート434が2つの分周パルスp1を導
出するまでハイレベルを出力するので、ソレノイ
ド631が2回だけ間欠的に付勢される。したが
つて、入賞球装置30の開閉板33は2回だけ開
閉駆動されることになる。
ところで、前述のごとくして、開閉板33が1
回または2回開閉駆動されている状態において、
打込玉が特賞領域32aへ入賞しなければ、予め
定められた特定遊技状態が検出されない。その場
合は、特定遊技状態の検出に基づく入賞球装置3
0の交互駆動動作は行なわれない。
第5図は特定遊技状態に基づくn進カウンタ4
6の計数値別の入賞球装置30の開成時間との関
係を図解的に示した図である。
第6図は時間変化手段44の動作を説明するた
めの各部の波形図である。特に、aは開成時間を
T1とする場合、bは開成時間をT2とする場合、
cは開成時間をT3とする場合およびdは開成時
間をT4とする場合におけるのこぎり波発生回路
442の出力xの波形およびスライス回路444
の出力パルスyの波形を示す。
次に、第1図ないし第6図を参照して、この実
施例の特徴となる特定遊技状態に基づいて入賞球
装置30の交互駆動時間を変化させる場合の動作
を述べる。前述のごとくして、開閉板33が1回
または2回の開成動作中において、打込玉が特賞
領域32aへ入賞すると、特定遊技状態が検出さ
れて以下の動作が行なわれる。すなわち、特賞玉
検出器23が特賞玉を検出し、その出力でフリツ
プフロツプ422をセツトさせる。フリツプフロ
ツプ422のセツト出力Qはアンドゲート423
の一方入力として与えられる。このとき、保持回
路421がその出力をローレベルとしているの
で、遅延回路425の出力もローレベルであり、
このローレベルが反転されてアンドゲート423
の他方入力として与えられる。したがつて、アン
ドゲート423はハイレベルを導出し、保持回路
421および微分回路424に与える。微分回路
424は、特賞条件検出出力を立上がり微分し
て、微分パルスを導出する。微分パルスは、リセ
ツトパルスとしてフリツプフロツプ422および
n進カウンタ46に与えられるとともに、加算パ
ルスとしてm進カウンタ427に与えられる。ま
た、微分パルスはリセツトパルス発生回路428
に与えられる。応じて、リセツトパルス発生回路
428は微小時間幅のリセツトパルスを導出して
保持回路411,416および421を瞬間的に
リセツトさせる。しかし、保持回路421は、リ
セツトパルス時間よりもアンドゲート427から
与えられるパルス時間幅の方が長いので、アンド
ゲート423の出力のハイレベル(すなわち特定
条件検出出力)を記憶保持し、その出力をハイレ
ベルとする。このように、特定遊技状態の開始時
において、リセツトパルス発生回路428が保持
回路411,416をリセツトしている理由は、
特定遊技状態に基づく動作を優先させるためであ
る。
保持回路421の出力のハイレベルは、n進カ
ウンタ46および表示駆動回路451を能動化さ
せ、アンドゲート414を不能動化させ、さらに
オアゲート433を介してアンドゲート434の
一方入力として与えられる。また、保持回路42
1の出力が遅延回路425で一定時間遅延されて
アンドゲート423を不能動化させる。このよう
に、フリツプフロツプ422で特定遊技状態検出
出力を一時記憶させかつ保持回路421の出力が
ハイレベルの期間中アンドゲート423を不能動
化させているのは、1度の特定遊技状態の検出に
基づいて一定回数だけ繰返し開閉駆動していると
き、再度特賞玉が発生したときそれを記憶してお
くことにより、一定回数の繰返し開閉駆動を終了
した後再度繰返し継続して開閉駆動を行なうため
である。なお、この繰返し継続制御および初回の
繰返し開閉駆動制御は、前記特賞玉検出手段から
の検出出力と別途設けられたデイジタル表示器の
表示結果との組合わせにおいて、予め定められた
特定の組合わせが成立することにより制御を開始
してもよい。また、繰返し継続制御が行なわれな
いタイプのパチンコ機であつてもよい。
n進カウンタ46は、保持回路421の出力の
ハイレベル期間中能動化され、分周器443から
与えられるパルスp1を計数動作する。換言すれ
ば、n進カウンタ46は、入賞球装置30の第1
の状態と第2の状態の交互駆動回数(繰返し開閉
駆動回数)を計数するものである。この実施例で
は、たとえば1度の特定遊技状態に基づいて、18
回だけ入賞球装置30を開閉駆動できる。このn
進カウンタ46の計数値は時間変化手段44に含
まれる時間制御回路441に与えられる。今、n
進カウンタ46の計数値が5以下の場合を想定す
ると、入賞球装置30の開成時間がT1=0.3秒で
ある。ただし、交互駆動動作における入賞球装置
30の閉成時間は、この実施例ではn進カウンタ
46の計数値にかかわらず一定(たとえばTc=
0.8秒)とする。時間制御回路441は、n進カ
ウンタ46の計数値が5以下であることに基づい
て、周期がF1となるように、のこぎり波発生回
路442の発振周波数を制御する。このように、
のこぎり波の周波数を変化させるためには、のこ
ぎり波発生回路442を電圧制御型発振器で構成
し、その電圧制御入力をn進カウンタ46の計数
値に基づいて変化させるようにすればよい。のこ
ぎり波発生回路442の出力xがスライス回路4
44に与えられる。スライス回路444には、時
間制御回路441からスライスレベルL1を決定
するための信号が与えられる。したがつて、スラ
イス回路444はのこぎり波をレベルL1でスラ
イスし、パルスyを導出する。なお、スライス回
路444に代えて、レベル弁別回路を用いてもよ
い。パルスyのハイレベル時間は、分周器443
の分周比をdとすれば、T1/dとなる。したが
つて、分周器443で分周されたパルスがアンド
ゲート434およびオアゲート431を介してド
ライバ432に与えられる。これによつて、ドラ
イバ432は時間T1+Tcの周期でありかつ時間
T1だけソレノイド361を電気的に付勢する。
その結果、入賞球装置30の開閉板33が開成時
間T1(=0.3秒)でありかつ閉成時間Tc(=0.8秒)
で5回だけ交互に開閉駆動される。そして、n進
カウンタ46の計数値が6以上でありかつ10以下
の場合は、開成時間がT2(=0.5秒)でありかつ
閉成時間がTc(=0.8秒)となるように交互に開
閉駆動される。その場合の動作は、時間制御回路
441がのこぎり波発生回路442の発振周期を
F2(ただし、F2>F1)に制御し、スライス回路
444のスライスレベルをL2(ただし、L2<L1)
に制御することによつて行なわれる。
同様にして、n進カウンタ46の計数値が11な
いし15の場合は、時間制御回路441がのこぎり
波発生回路442の周期をF3に制御し、スライ
スレベルをL3(この場合は開成時間と閉成時間が
等しいのでL3=0)に制御することによつて、
入賞球装置30の開成時間がT3(=0.8秒)とな
りかつ閉成時間がTc(=0.8秒)となるように交
互に駆動制御される。
さらに、n進カウンタ46の計数値が16ないし
18の場合は、時間制御回路441がのこぎり波の
周期をF4に制御しかつスライスレベルを−L4に
制御することによつて、入賞球装置30の開成時
間がT4(=2秒)でありかつ閉成時間がTcとな
るように交互に駆動制御される。
したがつて、この実施例によれば、1度の特定
遊技状態に基づいて、入賞球装置30の交互に繰
返して開閉駆動する場合において、開成時間を繰
返し開閉駆動回数の増加に応じて段階的に長くな
るように制御できる。ただし、n進カウンタ46
の計数値別の開成時間とその回数との積、すなわ
ち1度の特定遊技状態に基づいて開成できる時間
は、一定時間(たとえば30秒)となる。また、入
賞球装置30への入賞球の数に応じて、入賞球装
置30の前記交互駆動時間が変化するように構成
してもよい。さらに、入賞球装置30への玉の所
定個数の入賞または入賞球装置30の所定回数の
開閉のうちいずれか早い方の条件が成立すること
により、前記交互駆動時間を変動(長くまたは短
くする)してもよい。
ところで、前述の実施例では、入賞球装置30
の交互駆動時間をn進カウンタ46の計数値に基
づいて変化させるために、のこぎり波発生回路4
42およびスライス回路444を設け、のこぎり
波の発振周波数とスライスレベルを変化させる場
合について説明したが、これに限らず各種の手段
によつて開成時間を変化させるようにしてもよ
い。たとえば、スライスレベルを一定としかつ周
波数のみを変化させる方法、または周波数を一定
としておきスライスレベルのみを変化させる方
法、もしくは一定の周波数でクロツクパルスを発
生させかつそのクロツクパルスを分周する分周比
を変化させる方法などの各種の方法が考えられ
る。また上述の実施例では、閉成時間を一定とし
かつ開成時間を変化させる場合を述べたが、閉成
時間だけあるいは閉成時間および開成時間の両方
を変化させてもよい。
そして、n進カウンタ46の計数値が一定数
(たとえば18)になると、カウントアツプ出力が
導出される。カウントアツプ出力はリセツトパル
ス発生回路428に与えられる。応じて、リセツ
トパルス発生回路428がリセツトパルスを導出
し、保持回路421の保持状態が解除される。し
たがつて、保持回路421の出力がローレベルと
なり、アンドゲート434が不能動化されるの
で、以後入賞球装置30の交互開閉動作が終了す
る。なお、前記入賞球装置30は、入賞球装置3
0へのパチンコ玉の一定個数の入賞または入賞球
装置30の一定回数の開閉のうちいずれか早い方
の条件が成立したときにその交互開閉動作を終了
制御してもよい。
ところで、前述のごとく特定遊技状態に基づい
て入賞球装置30を開閉駆動している期間におい
て、打込玉が少なくとも1個だけ特賞領域32a
へ入賞すると、特賞玉検出器23がそれを検出し
てフリツプフロツプ422をセツトさせている。
したがつて、この場合は前回の特定遊技状態に基
づく繰返し開閉動作の終了後、遅延回路425で
設定された一定時間遅れて、再びアンドゲート4
23がハイレベルを導出する。これによつて、特
定遊技状態に基づく繰返し開閉動作が再度行なわ
れる。このように、特定遊技状態に基づく交互駆
動の可能な回数は、たとえば8回に決められる。
その場合は、m進カウンタ427として、8進カ
ウンタが用いられる。そして、m進カウンタ42
7の計数値がデコーダドライバ452に与えられ
る。デコーダドライバ452は、m進カウンタ4
27の計数値をセグメント表示器453に表示さ
せる。また、m進カウンタ427の計数値は特賞
状態禁止回路426に与えられる。特賞状態禁止
回路426は、m進カウンタ427の計数値が許
容された一定数(8)に達したことを検出する回路
と、その検出出力に基づいて禁止信号を発生する
回路を含む。そして、特賞状態禁止回路426
は、m進カウンタ427の計数値が一定数に達し
たとき、以後保持回路421を不能動化させて、
たとえば特賞玉を検出してもそれに応じて交互駆
動を行なうことを禁止する。このように、特定遊
技状態に基づく動作回数を一定数に制限しておけ
ば、遊技場が不所望に不利益を受けるのを防止で
きる利点がある。
なお、上述の実施例では、遊技制御回路40を
ハード回路によつて構成した場合を示すが、この
実施例と同様の動作を行なうためのプログラムを
組むことによつて、マイクロプロセツサを用いて
ソフト処理で同様の動作を行なうこともできる。
[発明の効果] 前記構成を有する本発明は、特定遊技状態に基
づいて入賞球装置を遊技者にとつて有利な第1の
状態と遊技者にとつて不利な第2の状態に複数回
連続的に交互に駆動する場合において、その交互
駆動時間が変化するため、入賞球装置の駆動状態
が変化に富み、遊技者の興味をひきやすく、遊技
を面白くさせるなどの特有の効果が奏される。し
かも、前記交互駆動時間の変化は、その可変入賞
球装置への打玉の入賞個数の変化につながり、遊
技者に付与される遊技価値がそれに伴なつて変化
するため、前記遊技の面白さがさらに一層向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のパチンコ機の正
面図である。第2図はパチンコ機の背面図であ
る。第3A図および第3B図は入賞球装置の一例
を示す図解図である。第4図はこの発明の一実施
例の遊技制御回路図である。第5図は第4図の動
作を説明するための図解図である。第6図は時間
変化手段の動作を説明するための波形図である。 図において、10はパチンコ機、13a〜13
cはセーフ孔(第1の入賞領域)、22a〜22
cは入賞玉検出器、23は特賞玉検出器、30は
入賞球装置、32aは特賞領域、40は遊技制御
回路、41は第1の信号発生回路、42は第2の
信号発生回路、43は駆動回路、44は時間変化
手段、45は表示回路、46はn進カウンタ(計
数手段)を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 遊技者にとつて有利な第1の状態または遊技
    者にとつて不利な第2の状態に切換制御可能な入
    賞球装置、 遊技状態が予め定められた遊技状態になつたこ
    とを検出する特定遊技状態検出手段、 該特定遊技状態検出手段出力に応答して前記入
    賞球装置を第1の状態と第2の状態に複数回連続
    的に交互に駆動する駆動制御手段、 前記駆動制御手段が前記入賞球装置を第1の状
    態と第2の状態に複数回連続的に交互に駆動する
    交互駆動時間を変化させる時間変化手段を備え
    た、パチンコ遊技機。
JP3872982A 1982-03-10 1982-03-10 Pachinkojugiki Expired - Lifetime JPH0230701B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3872982A JPH0230701B2 (ja) 1982-03-10 1982-03-10 Pachinkojugiki

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3872982A JPH0230701B2 (ja) 1982-03-10 1982-03-10 Pachinkojugiki

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5821989A Division JPH01274788A (ja) 1989-03-10 1989-03-10 パチンコ遊技機
JP5822089A Division JPH01274789A (ja) 1989-03-10 1989-03-10 弾球遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58155882A JPS58155882A (ja) 1983-09-16
JPH0230701B2 true JPH0230701B2 (ja) 1990-07-09

Family

ID=12533413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3872982A Expired - Lifetime JPH0230701B2 (ja) 1982-03-10 1982-03-10 Pachinkojugiki

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0230701B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0536460Y2 (ja) * 1985-03-25 1993-09-14
JPS61191079U (ja) * 1985-05-13 1986-11-28
JPS62194881A (ja) * 1986-02-21 1987-08-27 マルホン工業株式会社 パチンコ遊技機
JPH0632679B2 (ja) * 1986-02-21 1994-05-02 マルホン工業株式会社 パチンコ遊技機
JPS6343683A (ja) * 1986-08-09 1988-02-24 株式会社 ニユ−ギン パチンコ機
JPH0647493Y2 (ja) * 1987-04-14 1994-12-07 株式会社平和 パチンコ機用入賞装置
JPH07137B2 (ja) * 1992-01-27 1995-01-11 株式会社三共 弾球遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58155882A (ja) 1983-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08323000A (ja) 弾球遊技機
JPH0230701B2 (ja) Pachinkojugiki
JPH0250752B2 (ja)
JP3056848B2 (ja) 弾球遊技機
JPH0229344B2 (ja)
JPH0938282A (ja) 弾球遊技機
JPH0460679B2 (ja)
JPH0511998B2 (ja)
JPH05131053A (ja) 弾球遊技機
JPH0325190B2 (ja)
JPH01288287A (ja) パチンコ遊技機
JPH0311791B2 (ja)
JP3707077B2 (ja) 遊技機の図柄表示装置
JP2534449B2 (ja) パチンコ遊技機
JPH0584341A (ja) パチンコ遊技機
JPH0630651B2 (ja) 可変入賞球装置
JP2534448B2 (ja) パチンコ遊技機
JPH0214072B2 (ja)
JP3320661B2 (ja) 弾球遊技機
JPH0328232B2 (ja)
JPH059119B2 (ja)
JPS58175582A (ja) 弾球遊技機
JPS6116765A (ja) 弾球遊技機
JPH04677B2 (ja)
JPH0450031B2 (ja)