JPH02306483A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［概要］ 本発明は、磁気ディスク装置に関し、 ある一定時間コマンドが発行されないときはヘッドを駆
動する電流を切って消費電力を低減し、ヘッドアームに
取り付けられた戻りばねによりヘッドをランディングゾ
ーン上に位置させて、ヘッドクラッシュの発生を防止す
るようにした磁気ヘッド装置を提供することを目的とし
、 上位コントローラからのコマンド信号が入力しヘッド駆
動モータを駆動する駆動信号を切換スイッチを介して出
力する制御回路を備え、該制御回路内に設けられマイク
ロプロセッサにより制御されて前記切換スイッチを開閉
するモード信号を出力するレジスタを有する磁気ディス
ク装置において、前記コマンド信号の論理和を取りリセ
ット信号を出力するオア回路と、該オア回路の出力によ
り前記コマンド信号が来ない時間を計測し前記切換スイ
ッチを開くように前記マイクロプロセッサにタイムアツ
プ信号を出力するタイマー手段を設けるように構成した
。

［産業上の利用分野］ 本発明は、磁気ディスク装置に関する。

一般に、磁気ディスク装置は、その高速性を最大限生か
すために常時ヘッドはオン・トラック状態にあり、上位
コントローラからのコマンドを受は付けると、ただちに
シークおよびリード／ライト動作を開始するようになっ
ている。しかしながら、装置の利用形態の中には、長時
間連続運転されているにもかかられす、実際にアクセス
される時間はほんのちょっとでしかもアクセスされる頻
度はある時間内に偏っている場合がある。このような場
合、常時ヘッドをオン・トラックさせておく必要はなく
、逆に無駄なヘッド駆動電流を流していると言える。ま
た、ヘッドは磁気ディスク面に対し浮上しているとは言
えその間隙はわずかであって、同一シリンダにヘッドが
長時間位置するということは、ヘッドとディスクとの直
接的な接触や付着した塵やほこりによる間接的接触によ
り、ディスクに傷をつけデータを破壊するいわゆるヘッ
ドクラッシュを起こしやすくなる。

したがって、消費電力の低減およびヘッドクラッシュの
防止を図ることが必要である。

［従来の技術］ 従来の磁気ディスク装置としては、例えば第４図に示す
ようなものがある。

第４図において、１はインタフェース回路２を介して上
位コントローラよりコマンド信号が入力する制御回路で
あり、制御回路１はポジションエラー信号３および速度
エラー信号４を出力する。

ヘッド駆動モータ５は、アンプ６およびパワーアンプ７
を介して前記ポジションエラー信号３または前記速度エ
ラー信号４により回転駆動される。

ヘッドはこのヘッド駆動モータ５により駆動されて、所
定の位置に移動する。

一方、制御回路１はレジスタ８とレジスタ８を制御する
マイクロプロセッサ（ＭＰＵ）９を有し、レジスタ８は
ファインモード信号１０およびコアスモード信号１１を
出力する。ファインモード信号１０により切換スイッチ
１２は開閉されて、ポジションエラー信号３は導通また
は非導通となり、また、コアスモード信号１１により切
換スイッチ１３が開閉されて、速度エラー信号４が導通
または非導通となる。

この磁気ディスク装置では、その高速性を最大限に生か
すために、常時ヘッドはオントラック状態にあり、上位
コントローラからのコマンドを受けとると、ただちにシ
ークおよびリード・ライト動作を開始するようになって
いる。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、このような従来の磁気ディスク装置にあ
っては、長時間連続運転されているにもかかわらず、実
際にアクセスされる時間はごく短時間で、しかもアクセ
スされる頻度はある時間内に偏っている場合があり、こ
のような場合には、常時ヘッドをオントラックさせてお
く必要がなく、無駄なヘッド駆動電流を流していること
になり、消費電力が増大するという問題点があった。

また、同一シリンダにヘッドが長時間位置するので、ヘ
ッドとディスクの直接的な接触や付着した塵やほこりに
よる間接的接触によりディスクに傷をつけデータを破壊
する、いわゆるヘッドクラッシュを起こしやすくなると
いう問題点があった。

本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
のであって、ある一定時間コマンドが発行されないとき
はヘッドを駆動する電流を切って消費電力を低減し、ヘ
ッドアームに取り付けられた戻りばねによりヘッドをラ
ンディングゾーン上に位置させてヘッドクラッシュの発
生を防止するようにした磁気ヘッド装置を提供すること
を目的としている。

［課題を解決するための手段］ 第１図は本発明の基本構成図である。

第１図において、２３は上位コントローラからのコマン
ド信号２７により、ヘッド駆動モータ４１を駆動する駆
動信号２９．３０を切換スイッチ３７．３８を介して出
力する制御回路、３３は該制御回路２３内に設けられマ
イクロプロセッサ３４により制御されて前記切換スイッ
チ３７．３８を開閉するモード信号３１．３２を出力す
るレジスタ、２６は前記コマンド信号２７の論理和を取
りリセット信号２８を出力するオア回路、３６は該オア
回路２６の出力により前記コマンド信号２７が来ない時
間を計測し前記切換スイッチ３７゜３８を開くように前
記マイクロプロセッサ３４にタイムアツプ信号３５を出
力するタイマー手段である。

［作用］ 本発明においては、一定時間コマンド信号が発行されな
いこと、すなわち、コマンド信号が来ない時間をタイマ
ー手段により計測し、マイクロプロセッサにタイムアツ
プ信号を出力して、マイクロプロセッサの指示でレジス
タよりモード信号を出力する。これらのモード信号によ
り切換スイッチを開いて、制御回路からヘッド駆動モー
タへの駆動信号出力を停止する。このようにしてヘッド
駆動モータへの電流を切るようにしたため、消費電力を
低減することができる。また、電流を切ることによりヘ
ッドをランディングゾーン上に移動させるので、ヘッド
が長時間データ記録面に接触することがなく、ヘッドク
ラッシュの発生を防止することができる。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第２図および第３図は本発明の一実施例を示す図である
。

まず、構成を説明すると、第２図において、２１は図外
の上位コントローラとバス２２を介して信号のやりとり
を行なうインタフェース回路、２３はバス２４．２５を
介してインタフェース回路２１と信号のやりとりを行な
う制御回路である。

２６はインタフェース回路２１と制御回路２３の間に設
けられたオア回路であり、オア回路２６はインタフェー
ス回路２１で受けた信号のうちシークあるいはリード、
ライトなどのコマンド信号２７の論理和をとり、リセッ
ト信号２８を出力する。

制御回路２３は、後述するポジションエラー信号２９お
よび速度エラー信号３０を出力するもので、内部に後述
するファインモード信号３１およびコアスモード信号３
２を出力するレジスタ３３と、レジスタ３３を制御する
マイクロプロセッサ（ＭＰＵ）３４と、ＭＰＵ３４にタ
イムアツプ信号３５を出力するタイマー（タイマー手段
）３６を、有している。

タイマー３６は前記オア回路２６からのリセット信号２
８によりリセットされ、コマンド信号２７が来ない時間
を計測し、ある一定時間が経過したらＭＰＵ３４に前記
タイムアツプ信号３５を出力する。このタイムアツプ信
号３５は、例えばＭＰＵ３４の割り込み信号として入力
すれば、直ちにＭＰＵ３４にタイムアツプしたことを通
知することができる。

なお、ここで言う一定の時間とは、装置への一連のアク
セスが終了し、次のアクセスまでの時間が十分長く、リ
ゼロ動作（０シリンダへのシーク）を行なう時間（ミリ
秒単位）は問題にならない程度のアクセス頻度になる時
間間隙を言う。

ここで、ディスク装置のヘッド制御系は、大別してコア
ス制御とファイン制御に分けられる。コアス制御とは、
目的のシリンダにヘッドを移動させる、いわゆるシーク
動作をさせるものであり、一方、ファイン制御とはシー
ク動作の後、外乱を打ち消して１つのトラックに正確に
ヘッドを追従させる制御のことである。これらのコアス
、ファイン両制御量は、速度エラー信号３０およびポジ
ションエラー信号２９によりそれぞれ得られる。

３７および３８は切換スイッチであり、一方の切換スイ
ッチ３７はレジスタ３３からのファインモード信号３１
により開閉され、他方の切換スイッチ３８はレジススタ
３３からのコアスモード信号３２により開閉される。し
たがって、通常においては両切換スイッチ３７．３８は
同時に閉じることがなく、ポジションエラー信号２９お
よび速度エラー信号３０が同時に非導通となることはな
い。ポジションエラー信号２９または速度エラー信号３
０のうちのどちらかの信号が次段のアンプ３９で増幅さ
れ、パワーアンプ４０を介してヘッド駆動モータ４１を
駆動する。

ヘッド駆動モータ４１に流す電流をカットするには、フ
ァインモード信号３１およびコアスモード信号３２を操
作して、両切換スイッチ３７，３８を開き、ポジション
エラー信号２９と速度エラー信号３０を非導通とすれば
良い。ファインモード信号３１およびコアスモード信号
３２は、レジスタ３３より出力されるので、ＭＰＵ３４
を操作してレジスタ３３を制御することにより、ファイ
ンモード信号３１およびコアスモード信号３２を制御す
ることができる。

次に、動作を説明する。

タイマー３６はコマンド信号２７が来ない時間を計測し
ており、ある一定の時間が経過するとＭＰＵ３４にタイ
ムアツプ信号３５を出力する。

ＭＰＵ３４はタイムアツプ信号３５の入力により、レジ
スタ３３にファインモード信号３１およびコアスモード
信号３２を出力するように指示する。これによりファイ
ンモード信号３１およびコアスモード信号３２がレジス
タ３３から出力され、切換スイッチ３７．３８がともに
開放される。

このため、ポジションエラー信号２９および速度エラー
信号３０は、遮断され、ヘッド駆動モータ４１には電流
が流れなくなる。

このようにしてヘッド駆動モータ４１の電流を切ると、
装置の電源が切られた時と同様にヘッドアームに取り付
けられた戻りばねの力によってヘッドはランディングゾ
ーン上へ移動する。なお、ランディングゾーンとは、デ
ィスクの回転開始、あるいは停止時にヘッドがあるべき
定位置を言う。

したがって、装置が長時間アクセスされない場合には、
ヘッド駆動モータへの電流が切られるため、消費電力を
低減することができる。また、同時にヘッドをランディ
ングゾーンへ移動させるため、データ面への損傷、いわ
ゆるヘッドクラッシュを防止することができる。

次に、ヘッドがランディングゾーン上に位置している時
にコマンドを受は付けた場合には、第３図のフローチャ
ートに従って装置は動作する。

すなわち、まず、ステップＳ１でコマンドを受は付ける
と、ステップＳ２でイニシャルシークの時と同様に０シ
リンダヘシークを行ない、ステップＳ３で通常のシーケ
ンスに戻り、目的シリンダへのシークを行なう。これら
の動作もＭＰＵ３４により制御を行なう装置では既存の
プログラムを少し変更するだけで良い。

なお、ヘッドがランディングゾーンへ移動していない状
態、すなわち、ヘッドがオントラックにある状態におい
て、コマンド信号２７がタイマー３６に入力する場合に
は、タイマー３６はリセット信号２８によりリセットさ
れるので、ヘッドは常にオントラック状態にあり、従来
と同様に高速性を生かすことができる。

［発明の効果］ 以上説明してきたように、本発明によれば、装置が長時
間アクセスされない場合には、タイマーのタイムアツプ
信号によりヘッド駆動モータへの電流を切るようにした
ため、消費電力を低減することができる。

また、同時にヘッドをランディングゾーンへ移動させる
ため、ヘッドのデータ記録面に対する接触を回避するこ
とができ、ヘッドクラッシュの発生を防止することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の基本構成図、 第２図は本発明の一実施例を示す図、 第３図はフローチャート、 第４図は従来例を示す図である。 図中、 ２１・・・インタフェース回路、 ２２．２４．２５・・・バス、 −１４＝ ２３・・・制御回路、 ２６・・・オア回路、 ２７・・・コマンド信号、 ２８・・・リセット信号、 ２９・・・ポジションエラー信号、 ３０・・・速度エラー信号、 ３１・・・ファインモード信号、 ３２・・・コアスモード信号、 ３３・・・レジスタ、 ３４・・・ＭＰＵ。 ３５・・・タイムアツプ信号、 ３６・・・タイマー（タイマー手段）、３７．３８・・
・切換スイッチ、 ３９・・・アンプ、 ４０・・・パワーアンプ、 ４１・・・ヘッド駆動モータ。 従来１９゛１とホす囮 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上位コントローラからのコマンド信号（２７）によりヘ
   ッド駆動モータ（４１）を駆動する駆動信号（２９）、
   （３０）を切換スイッチ（３７）、（３８）を介して出
   力する制御回路（２３）を備え、該制御回路（２３）内
   に設けられマイクロプロセッサ（３４）により制御され
   て前記切換スイッチ（３７）、（３８）を開閉するモー
   ド信号（３１）、（３２）を出力するレジスタ（３３）
   を有する磁気ディスク装置において、前記コマンド信号
   （２７）の論理和を取りリセット信号（２８）を出力す
   るオア回路（２６）と、該オア回路（２６）の出力によ
   り前記コマンド信号（２７）が来ない時間を計測し前記
   切換スイッチ（３７）、（３８）を開くように前記マイ
   クロプロセッサ（３４）にタイムアップ信号（３５）を
   出力するタイマー手段（３６）を設けたことを特徴とす
   る磁気ディスク装置。