JPH02306041A - 空気調和装置の製御装置 - Google Patents

空気調和装置の製御装置

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JPH02306041A
JPH02306041A JP1127451A JP12745189A JPH02306041A JP H02306041 A JPH02306041 A JP H02306041A JP 1127451 A JP1127451 A JP 1127451A JP 12745189 A JP12745189 A JP 12745189A JP H02306041 A JPH02306041 A JP H02306041A
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JP
Japan
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control
rotation speed
parameters
sensory
compressor
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JP1127451A
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English (en)
Inventor
Satoshi Hishida
聡 菱田
Masahiro Kobayashi
正博 小林
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、空気調和装置の運転制御装置に係り、特に使
用者の感覚に適合する快適な空調を行うようにしたもの
の改良に関する。
(従来の技術)。
従来より、人間の曖昧な経験則をアルゴリズム化できる
ようにしたいわゆるファジー制御を空調に応用したもの
として、例えば特開昭63−131942号公報に開示
される如く、あらかじめ空調の環境状態を表わす各パラ
メータから圧縮機の操作量を求めるための経験則に基づ
く制御ルールを記憶しておき、空調の環境状態から上記
制御ルールに基づきファジー論理演算によって圧縮機の
操作量を演算することにより、人間に対する快適な空調
環境を提供しようとするものは公知の技術である。
(発明が解決しようとする課8) ところで、空気調和装置において、現実の運転状態にお
ける物理的パラメータは多く存在するとともに、それに
よって影響を受ける感覚的パラメータも多く存在してお
り、それらが相互に作用を及ぼし合っている。
したがって、ある制御パラメータ(物理的パラメータを
含め)を変化させると多くの感覚的パラメータに影響を
与える一方、多くの感覚的パラメータについての満足度
が総合的にみて最大になるようにするには、多くの制御
パラメータを変化させる必要がある。
しかしながら、上記従来のものでは、圧縮機の運転容量
という単一の制御パラメータのみをファジー論理演算に
よって制御しており、開示されている範囲では、使用者
の総合的な満足度を十分溝たすに足る快適な制御を実現
できないという問題がある。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その主
たる目的は、多くの制御パラメータについて、各感覚的
パラメータの満足度が総合的に最大となるよう制御する
ことにより、複雑な運転条件下において、人間の感覚に
適合する快適な空調を行うことにある。
また、上記従来のものでは、物理的パラメータから感覚
的パラメータが一定に定まってしまうが、実際には、使
用者の感覚には所定のバラツキがあり、さらにその価値
観の相違もあって、上記物理的パラメータと感覚的パラ
メータとの関係を一定に定めたのでは、このような使用
者個別の要求に応えることができないという問題がある
本発明の第2の目的は、物理的パラメータとそれにより
得られる感覚的パラメータとの関係を使用者が変更しう
る手段を講することにより、使用者の感覚や価値観の差
に応じて快適な空調を行うことにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため第1の解決手段は、第1図に示
すように、空気調和装置の運転制御装置として、空気調
和装置の室外ファン回転数、室内ファン回転数、室内熱
交換器温度、圧縮機入力電流、人体位置等の物理的パラ
メータから選択される1以上の物理的パラメータを検出
する検出手段(1)と、該検出手段(1)の出力を受け
、各物理的パラメータから導き出される運転効率、騒音
度、温度分布、ドラフト感等の感覚的パラメータについ
ての満足度を人体の感覚に近い形で認識する認識手段(
2)と、該認識手段(2)の出力を受け、各感覚的パラ
メータの満足度が総合的に最大になるように圧縮機の回
転数、室外ファンの回転数、室内ファンの回転数、減圧
機構の開度等、各種アクチュエータの動作を制御する制
御手段(7)とを設ける構成としたものである。
第2の解決手段は、上記第1の解決手段に加えて、使用
者の要求に応じ、物理的パラメータと感覚的パラメータ
との相関関係を変更する変更手段(6)を設けたもので
ある。
第3の解決手段は、上記第1又は第2の解決手段におけ
る認識手段(2)をファジー推論に基づき認識する構成
としたものである。
第4の解決手段は、上記第1.第2又は第3の解決手段
における制御手段(7)をファジー制御に基づき制御す
る構成としたものである。
(作用) 以上の構成により、請求項(1)の発明では、検出手段
(1)により、室内もしくは室外ファンの回転数、室内
熱交換器の温度、圧縮機の入力電流等の物理的パラメー
タが検出され、認識手段(2)により、上記各物理的パ
ラメータから騒音度、温度分布、ドラフト感等の人体が
感する感覚的なパラメータについての満足度が人体の感
覚に近い形で認識される。
そして、制御手段(7)により、各感覚的パラメータの
満足度が総合的に最大になるように、圧縮機の回転数等
、各種アクチュエータの動作が制御されるので、空気調
和装置の運転状態が変化しても、その幅広い運転条件下
において人間の感覚からみて総合的に最適な条件で運転
されることになる。
請求項(2)の発明では、上記請求項(1)の発明の作
用に加えて、変更手段(6)により、使用者の要求に応
じて物理的パラメータと感覚的パラメータとの相対関係
が変更され、同じ物理的パラメータの値に対する感覚的
パラメータの満足度が変わるので、使用者の要求が個別
的に満足されることになる。
請求項(3)の発明では、上記請求項(1)又は請求項
(2の発明において、認識手段(2)により、ファジー
推論に基づき物理的パラメータに応じた感覚的パラメー
タの認識が行われるので、感覚的パラメータがより人間
の感覚に近い形で認識されることになる。
請求項(4)の発明では、上記請求項(11,(21又
は(3)の発明において、制御手段(7)によりファジ
ー制御に基づき、各種アクチュエータの動作量が制御さ
れ、人間の感覚の相反する事象が複雑に絡み合ったよう
な場合にも、各々の制御対象について、感覚的な要求を
総合的に満足するよう各種アクチュエータの動作が制御
される。
(実施例) 以下、本発明の実施例について、図面に基づき説明する
第5図は空調空間たる室内空間(Z)の概略を示し、該
室内空間(Z)は6つの部分エリア(Zl)〜(Z6)
に分割されていて、そのうちの一つの部分エリア(Z5
)に空気調和装置(5)が設置されている。
第1図は該空気調和装置(5)の制御装置の概略構成を
示し、(1)は空気調和装置(5)の室外ファン回転数
、室内ファン回転数、室内熱交換器温度等の物理的パラ
メータを検知する検出手段としてのセンサ部、(2)は
該センサ部(1)で検知された物理的パラメータに関す
る信号から現在の運転状態つまり運転効率、騒音度、温
度分布等の感覚的パラメータについての満足度を人間の
感覚に近い形で認識する運転状態認識部、(3)は該運
転状態認識部(2)の認識に基づき空調制御のための総
合的な判断をする総合判断部、(4)は該総合判断部(
3)の判断に応じて空気調和装置(5)の各アクチュエ
ータ(例えば、圧縮機7、室外ファン、室内ファン等を
駆動する指令信号を出力する動作指令部、(6)は空気
調和装置(5)の制御パラメータについて、ユーザがそ
の好みや感覚に基づき後述のメンバシップ関数つまり物
理的パラメータと感覚的パラメータとの相関関係の設定
を変更する変更手段としての人力部であって、上記総合
判断部(3)及び動作指令部(4)により、各感覚的パ
ラメータの満足度が総合的に最大になるように、各種ア
クチュエータの動作を制御する制御手段としての制御部
(7)が構成されている。
ここで、上記各部(1)〜(4)は、各機器(図示せず
)毎に個別に設定されている。第2図は、室内ファンの
回転数を制御するための上記センサ部(1)、認識部(
2)、制御部(7)の構成を示し、(101)は圧縮機
の入力電流を検知する圧縮機入力電流検知部、(IC1
2)は室内の吸込空気温度を検知する吸込温度検知部、
(103)は室内熱交換器の温度を検知する室内熱交温
度検知部、(104)は室内ファンの回転数を検知する
室内ファン回転数検知部、(105)は時間を検知する
時間検知部、(106)はリモートコントロール装置に
設置された温度センサにより室内の床面付近の温度を検
知するリモコン温度検知部、(107)は人体の位置を
検知する人位置検知部、(108)はルーバの傾き角を
検知するルーバ角度検知部であって、上記各検知部(1
01)〜(108)では、それぞれ対応する情報を検知
するとともにミそれらに関する信号を出力するようにし
ている。上記各検知部(101)〜(108)は上記セ
ンサ部(1)に配置されている。
また、(201)は上記吸込温度検知部(102)から
の室内吸込空気温度Taに関する信号と、上記室内熱交
温度検知部(103)からの室内熱交換器温度に関する
信号と、上記室内ファン回転数検知部(104)からの
室内ファンの回転数に関する信号とを受けて、現在の空
調能力を演算する能力認識部、(202)は上記圧縮機
入力電流検知部(101)からの圧縮機の入力端子に関
する信号と、上記能力認識部(201)で演算された空
調能力に関する信号とから、成績係数COPを演算する
COP認識部、(203)は上記時間検知部(105)
からの運転時間に関する信号から現在の昼夜の別を演算
により認識する昼夜認識部、(204)は上記吸込温度
検知部(102)の信号とリモコン温度検知部(106
)からのリモートコントロール装置の設定温度に関する
信号とから室内の上下温度差を認識する室内上下温度差
認識部、(205)は上記人位置検知部(107)から
の人体位置に関する信号とルーバ角度検知部(108)
からのルー八角度に関する信号とに基づき、人体位置と
風向との相対的な位置関係を認識する相対位置認識部で
あって、上記各認識部< 201. )〜(205)は
、上記認識部(2)のプレ認識部(2a)に配置されて
いる。さらに、(211)は上、?C! COP xg
識ff1((202)の出力を受け、圧縮機の成績係数
に関する信号がら省エネ性を認識する省エネ性認識部、
(212)は上記室内ファン回転数検知部(104)か
らの室内ファン回転数に関する信号と昼夜認識部(20
3)で認識された昼夜の別に関する信号とに基づき室内
の騒音についての認識をする室内騒音認識部、(213
)は上記室内上下温度差認識部(204)で認識された
室内の上下温度差に基づき室内の温度分布についての認
識をする温度分布認識部、(214)は上記吸込温度検
知部(102)と、室内熱交温度検知部(103)と、
室内ファン回転数検知部(104)と、上記相対位置認
識部(205)との出力信号から空調のドラフト感につ
いての認識をするドラフト感認識部であって、上記各認
識部(211)〜(214)は上記認識部(2)の本侍
部に配置されている。
そして、上記各認識部(211)〜(214)の判断に
基づき、制御部(7)に配置された室内ファン回転数制
御部(701)から室内ファンの回転数を制御する制御
電流に関する指令信号を出力するようになされている。
次に、第3図は室外ファンの回転数を制御するための上
記センサ部(1)、認識部(2)、制御部(7)の構成
を示し、ここでは、センサ部(1)には、上記圧縮機入
力電流検知部(101)、吸込温度検知部(102)、
室内熱交温度検知部(103)、室内ファン回転数検知
部(104)及び時間検知部(105)に加えて、室外
ファンの回転数を検知してそれに関する信号を出力する
室外ファン回転数検知部(111)が配置されている。
また、認識部(2)には、上記能力認識部(201) 
、COP認識部(’202)及び昼夜認識部(203)
、省エネ性認識部(211)に加えて、上記室外ファン
回転数検知部(111)からの信号と昼夜認識部(20
3)からの信号とに応じて室外ファンの騒音についての
判断をする室外ファン騒音認識部(215)が配置され
ている。
そして、制御部(7)に配置された室外ファン回転数制
御部(702)から上記省エネ性認識部(211)及び
室外ファン騒音認識部(215)の判断に基づき室外フ
ァンの回転数を制御する制御電流信号を出力するように
なされている。
次に、第4図は圧縮機の回転数を制御するための上記セ
ンサ部(1)、認識部(2)、制御部(7)の構成を示
し、センサ部(1)には、上記圧縮機入力電流検知部(
101)、吸込温度検知部(102)、室内熱交温度検
知部(103)、室内ファン回転数検知部(104)、
リモコン温度検知部(106)及び時間検知部(105
)に加えて、室温サーモスタットの設定温度を検知して
それに関する信号を出力する設定温度検知部(109)
と、′圧縮機の回転数を検知してそれに関する信号を出
力する圧縮機回転数検知部(110)とが配置されてい
る。また、認識部(2)には、上記能力認識部(201
) 、COP認識部(202)、昼夜認識部(203)
及び省エネ性認識部(211)に加えて、上記リモコン
温度検頬部(106)及び設定温度検知部(109)の
信号に応じて設定温度と室内温度との温度偏差を認識す
る温度偏差認識部(206)と、上記圧縮機回転数検知
部(110)の信号に基づき安全性を認識する安全性認
識部(207)と、上記圧縮機入力電流検知部(110
)の信号に基づき圧縮機の電流を制限すべき電流制限認
識部(208)と、上記昼夜認識部(203)及び圧縮
機回転数検知部(110)の信号に基づき圧縮機の騒音
についての判断をする圧縮機騒音認識部(216)が配
置されている。そして、制御部(7)における圧縮機回
転数制御部(703)から上記電流制限認識部(208
)、省エネ性認識部(211)、温度偏差認識部(20
6)、圧縮機騒音認識部(216)及び安全性認識部(
207)の信号に基づき圧縮機の回転数に関する制御値
を演算して指令信号を出力するようになされている。
次に、第6図は空気調和装置の運転状態に関するファジ
ー推論に基づき制御する制御パラメータをユーザがその
感覚に基づき変更するための要求感覚入力スイッチ(S
W)であって、該要求感覚入力スイッチ(SW)には、
省エネ性についての省エネスイッチ(SW+)と、室内
の騒音についての室内静寂スイッチ(SW2)と、室外
の騒音についての室外静寂スイッチ(SW3)と、ドラ
フト感についてのドラフトレススイッチ(SWa)と、
室内の温度分布についての室温均一スイッチ(SWs)
とが配置されている。
ここで、以上のような各感覚的パラメータに関する満足
度についての直線形ファジー変数PI。
Niからなるメンバシップ関数についての一般的な制御
規則を説明する。
第7図は直線形ファジー変数を用いたメンバシップ関数
の例を示し、横軸は室外ファン回転数等の物理的パラメ
ータ、縦軸はその物理的パラメータに対応する感覚的パ
ラメータ例えば室内ファンの回転数に対する室内静寂度
等であって、直線(P)は正の満足度を示すファジー関
数、直線(N)は負の繕足度を示すファジー関数である
そして、上記各ファジー関数(P)、  (N)の−組
によりメンバシップ関数が構成されている。
ここで、このメンバシップ関数を用いてファジー推論を
進めるには、まず、次の2つの制御規則を考える。
R’  :1f  xlis  Nn  then  
y  is  NR2:1rx+ IS  R21th
en  y  Is  Pそして、ファジー制御の2つ
の制御パラメータX1−Xio、N2 mx2°に対し
て、規則R1に対する適合度ω1を下記式で表わす。
ω+ −No  (x+  ) PI2  (N2  
)同様に、 (IJ2 =P++ (x+  )NZ! (N2 )
次に、規則の後件部において、 ω+ −N (yI ) ω! −P (yz ) となるようなyIとylとを求めると、N (y) 。
P (y)は1対1の関数だから、yI、yzは逆関数
を用いて yl−N−1(ω1) y 2− P−’ (ω2) と求められ、これらを規則R1とR2の推論結果とする
全体の推論結果をyoとすると、yoはY+とylの適
合度ω1.ω2による重み付き平均で与えられる。
yo−(ωI  yl +ω2Vり/(ω1 +ω2)
−(ω+N  (ω1)+ω2P−1(ω2))/(ω
1 +ω2) すなわち、第8図及び第9図に基づき、Xl。
及びN2 に対応するN11.P2+及びPI2.N2
2を求め、その値から適合度ω1、ω2を求めて、第1
0図に示すように、ファジー変数N、  Pに基づき、
適合度ω1、ω2からyl、ylを求めることができる
以上の推論方法から、例えば省エネ度をxl、室内静寂
度をN2、室外静寂度をXS、ドラフトレス度をN4、
室温均一度をXS、室内ファン回転数をyとすると、 II’  xl−N1、N2−R2、N3 mP3、N
4−R4and  xs 扉N5 theny−P となって、省エネ度が「負」、室内及び室外静寂度が「
正」、ドラフトレス度が「正」、室温均一度が「負」で
あるようにしたいときには、室内ファンの回転数を低減
するように制御される。
次に、ファジー推論に基づき制御パラメータを変更して
、推論結果を修正する方法について説明する。第6図の
上記要求感覚入力スイッチ(SW)の各スイッチ(SW
+)〜(SWs)に対応するパラメータの満足度につい
て、省エネ度をPl、室内静寂度をP2、室外静寂度を
P3、ドラフトレス度をP4、室温均一度をP5とする
と、第11図に示すように、各感覚的パラメータについ
てのメンバシップ関数は一般的に下記のファジー変数P
I、Nlからなる式で表わされる。
Pi =1− (xi −aI )/ (Klβ1−a
t )Ni −1−Pま ただし、αi、Kl dlは、図中横軸の範囲の最大値
と最小値とを表わし、Kiはユーザが要求により変更す
る補正係数であって、標準的には1゜Oに設定されてい
る。すなわち、αjは、ある物理量がある満足度にとっ
て最も満足となる数値を示し、dlは、ある物理量があ
る満足度にとって最も不満足となる数値を示す。
上記満足度Piの式に基づき求めた各パラメータの数値
例を第1表に示す。
−(注1)− ただし、第1表中において、室外静寂度には、圧縮機、
室外ファンの回転数が関係しており、第2表に示すよう
に、圧縮機静寂度、室外ファン静寂度について、それぞ
れα、βを与えて両者を算出し、より小さいほうの値を
室外静寂度として採用するようにしている。すなわち、 P3−Pcoa+p  1n Poutゴan−(注2
)− に1の初期値はいずれも1.0としている。
−(注3)− ドラフトレス度については、下記のようにして求めてい
る。。
ドラフト感の尺度eを示す式は、一般的にe−f  (
a、  b、  c、  d)で表わされる。ただし、
aは吹出温度、bは吸込温度、Cは室内ファン回転数、
dは人体位置とルーバ角度の関数である。
ここで、本実施例では、上記各部分エリア(Zl)〜(
Z6)において、人体位置とルーバ方向とを認識するよ
うにしている。そのため、室内ファン回転数と吹出風速
とは線形とし、ドラフト感も線形としているが、メンバ
シップ関数を変更することで、より複雑な関数を扱える
ようにしている。例えば、 e−c−dl  拳dz / (a−b)  [rp1
1/’CIとする。ここで、dlは人体位置とルーバ方
向との相対的な位置に関する補正値であって、ルーバの
方向と人体位置とが同一となるゾーン(例えばZ2)で
は、dl −1,0とし、それ以外のゾーン(Z+ )
 、  (Z3 ) 〜(Z6 ) テlat、dl 
−0゜2とする。
また、d2は人体位置と空気調和装置との相対位置に関
する補正値であって、空気調和装置に近いゾーン(Z5
)では、d2−1.0とし、空気調和装置に遠いゾーン
(Zl)〜(Zs’)、  (26)では、d2−0.
5としている。
そして、第3表に示すように、(ab)、c。
dl ・d2の変域を設定することにより、eは1゜2
5〜300の変域を持つことになる。すなわち、上記第
1表におけるC4−300、β4−1. 25となる。
−(注4)− ドラフトレス度及び室温均一度については、暖房運転時
にのみ考慮するものとし、冷房運転時には満足されてい
るものとして、P−1、N−0として取り扱うようにし
ている。(注終了)例えば、第12図及び第13図に示
すように、制御パラメータである省エネ性を縦軸に、そ
の省エネ性を決定する成績係数COPを横軸にとり、省
エネ度(満足度)を直線(P)で、非省エネ度を直線(
N)で表わすと、第12図ではcop−2,6のとき省
エネ度は0.75であるのに対して、第13図ではC0
P−2,6のとき省エネ度が0.80と上昇している。
すなわち、第12図における横軸COPの範囲は1.4
から3.0と設定されているのに対して、第13図では
横軸COPの範囲は1.0から3.0へと拡大されてい
る。つまり、第13図では省エネ性は比較的重要でない
として設定されているので、同じCOPでも満足度が大
きくなるのである。
したがって、請求項(1)の発明では、検出手段(1)
により、室内もしくは室外ファンの回転数。
室内熱交換器の温度、圧縮機の入力電流等の物理的パラ
メータが検出され、認識手段(2)により、上記各物理
的パラメータから騒音度、温度分布。
ドラフト感等の人体が感する感覚的なパラメータについ
ての満足度が人体の感覚に近い形で認識される。
そして、制御手段(7)により、各感覚的パラメータの
満足度が総合的に最大になるように、圧縮機の回転数等
、各種アクチュエータの動作が制御されるので、空気調
和装置の運転状態が変化しても、その幅広い運転条件下
において人間の感覚からみて総合的に最適な条件で運転
されることになり、よって、空調の快適性の向上を図る
ことができる。
請求項(aの発明では、上記請求項(1)の発明に加え
て、変更手段(6)により、使用者の要求に応じて、物
理的パラメータと感覚的パラメータとの相対関係が変更
される。例えば、上記実施例にお。
ける第12図と第13図のように、省エネ度に対するC
OPの設定範囲を変更することで、同じCOPの値が使
用者に与える省エネ度の満足度が変わることになり、よ
って、上記請求項(1)の発明において、使用者の要求
を個別的に満足しうる快適な空調を実現することができ
る。
請求項(3)の発明では、上記請求項(1)又は(2)
の発\ 明において、認識手段(2)により、ファジー
推論に基づき物理的パラメータに応じた感覚的パラメー
タの認識が行われるので、「0」か「1」かといった不
連続的な認識でなく、より人間の感覚に近い形で認識す
ることができ、よって、上記請求項(1)及び(aの発
明の実効を図ることができる。
請求項(4)の発明では、上記請求項(1)、 (′2
1又は(3)の発明において、制御手段(7)によりフ
ァジー制御に基づき、各種アクチュエータの動作量が制
御され、上記実施例のように、人間の感覚の相反する事
象が複雑に絡み合ったような場合にも、各々の制御対象
について、感覚的な要求を総合的に満足するよう各種ア
クチュエータの動作が制御され、よって、上記請求項(
1)、 (21及び(3)の発明の効果をより顕著に発
揮することができる。
なお、上記実施例では、ファジー変数として直線形のも
のを利用したが、本発明は斯かる直線形ファジー変数か
らなるメンバシップ関数だけでなく、例えばアークタン
ジェント形ファジー変数等からなるものを使用してもよ
いことはいうまでもない。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(1)の発明によれば、空
気調和装置の各機器の物理的な運転状態を示す物理的パ
ラメータを検知して、それらから導かれる人間の感覚的
パラメータを人間の感覚に近い形で認識し、その感覚的
パラメータの満足度が総合的に最大になるよう各種アク
チュエータの動作を制御するようにしたので、種々の条
件下で使用者の感覚を総合的に満足する制御を実現する
ことができ、よって、空調の快適性の向上を図ることが
できる。
請求項(2)の発明では、上記請求項(1)の発明にお
いて、使用者の要求に応じて物理的パラメータと感覚的
パラメータとの相関関係を変更するようにしたので、各
使用者個別の要求に応じた快適な空調を実現することが
できる。
請求項(3)の発明では、上記請求項(1)又は(2)
の発明において、ファジー推論に基づき感覚的パラメー
タを認識するようにしたので、より人間の実際の感覚に
近い形で空気調和装置の運転状態を認識することができ
る。
請求項(4)の発明では、上記請求項(1)、 (2)
又は(3)の発明において、認識した感覚的パラメータ
に応じてファジー制御に基づき空気調和装置の運転を制
御するようにしたので、相互に相反するような事象が複
雑に絡み合ったような状態においても人間の感覚に対し
て最適な空調を実現できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は本発明の制御系
の基本的構成を示すブロック図、第2図は室内ファン回
転数を制御するための信号系を示すブロック図、第3図
は室外ファン回転数を制御するための信号系を示すブロ
ック図、第4図は圧縮機回転数を制御するための信号系
を示すブロック図、第5図は室内空間の検知エリアを示
す平面図、第6図は要求感覚スイッチの構成を示す正面
図、第7図はファジー推論に使用されるメンバシップ関
数の特性を示す特性図、第8図〜第10図はファジー推
論の過程を示し、それぞれ第1の制御パラメータからフ
ァジー変数の値を求める方法、第2の制御パラメータか
らファジー変数の値を求める方法及びそれらのファジー
変数から適合度を求める方法を示す説明図、第11図は
制御パラメータの範囲を変更する方法を示す説明図、第
12図及び第13図はそれぞれ制御パラメータの変更に
よる満足度の変化を示す説明図である。 1 検出手段 2 認識手段 6 変更手段 7 制御手段 物1L6勺パラメータ 第11図 OP 第12図 oP 第13図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1.  (1)空気調和装置の室外ファン回転数、室内ファン
    回転数、室内熱交換器温度、圧縮機入力電流、人体位置
    等の物理的パラメータから選択される1以上の物理的パ
    ラメータを検出する検出手段(1)と、該検出手段(1
    )の出力を受け、各物理的パラメータから導き出される
    運転効率、騒音度、温度分布、ドラフト感等の感覚的パ
    ラメータについての満足度を人体の感覚に近い形で認識
    する認識手段(2)と、該認識手段(2)の出力を受け
    、各感覚的パラメータの満足度が総合的に最大になるよ
    うに圧縮機の回転数、室外ファンの回転数、室内ファン
    の回転数、減圧機構の開度等、各種アクチュエータの動
    作を制御する制御手段(7)とを備えたことを特徴とす
    る空気調和装置の制御装置。
  2.  (2)使用者の要求に応じ、物理的パラメータと感覚
    的パラメータとの相関関係を変更する変更手段(6)を
    備えたことを特徴とする請求項(1)記載の空気調和装
    置の制御装置。
  3.  (3)認識手段(2)はファジー推論に基づき認識す
    るものであることを特徴とする請求項(1)又は(2)
    記載の空気調和装置の制御装置。
  4.  (4)制御手段(7)は、ファジー制御に基づき制御
    するものであることを特徴とする請求項(1)、(2)
    又は(3)記載の空気調和装置の制御装置。
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