JPH02305983A - 銅および銅合金の新規な腐食抑制剤 - Google Patents

銅および銅合金の新規な腐食抑制剤

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JPH02305983A
JPH02305983A JP2116998A JP11699890A JPH02305983A JP H02305983 A JPH02305983 A JP H02305983A JP 2116998 A JP2116998 A JP 2116998A JP 11699890 A JP11699890 A JP 11699890A JP H02305983 A JPH02305983 A JP H02305983A
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    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23FNON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
    • C23F11/00Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent
    • C23F11/08Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in other liquids
    • C23F11/10Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in other liquids using organic inhibitors
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    • C23F11/149Heterocyclic compounds containing nitrogen as hetero atom

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ベンゾトリアゾール、メルカプトベンゾチアゾールおよ
びトリルトリアゾールは銅腐食抑制剤として公知である
。例えば、米国特許第4,675,158号およびそこ
に引用された文献を参照されたい。また、腐食抑制剤と
してアルコキシベンゾトリアゾールの使用を開示してい
る米国特許第4,744,950号、ならびに多種金属
腐食抑制のための水処理組成物にベンゾトリアゾール/
トリルトリアゾール混合物の使用を開示している米国特
許第4.406,811号を参照されたい。腐食抑制組
成物に5−メトキシベンゾトリアゾール(アニソトリア
ゾール)を使用することが知られていること[特開昭5
9−222,589号(1984年12月14日);ケ
ミカルアブストラクト、102: 153153bを参
照のこと]を除いては、水処理分野において、アルコキ
シベンゾトリアゾールを使用することは知られていない
本発明は、腐食抑制剤、とくに銅および銅合金の腐食抑
制剤としてのアルコキシベンゾトリアゾールの使用に関
するものである。これら化合物は、水性系と接触してい
る金属表面、とくに銅および銅合金表面上に長期にわた
って持続する保護膜を形成する。
本発明は、処理される水性系に、下記の構造式(I)を
有する化合物およびこれら化合物の異性体の有効量を添
加することを含む、該水性系と接触している金属表面、
とくに銅および銅合金表面の腐食抑制法に関するもので
ある。
(式中、Rは炭素数が3ないし18である直鎖または枝
分れ鎖の置換もしくは非置換のアルキル基である。) 本発明はまた、金属表面、とくに銅または銅合金表面と
接触し、アルコキシベンゾトリアゾールを含有する水性
系を目的とするものである。
水、とくに冷却水とアルコキシベンゾトリアゾールとを
含む組成物もまた特許請求の範囲に包含されるものであ
る。
本発明者等は、アルコキシベンゾトリアゾールが有効な
腐食抑制剤であることを見出した。これら化合物は、銅
および銅合金表面を含め、かつこれに限定されず、金属
表面上に耐久性があり長期持続性のある膜を形成する。
アルコキシベンゾトリアゾールは、銅および銅合金腐食
に対してとくに有効な抑制剤であり、多種金属系、とく
に銅または銅合金と、他種金属を1種類またはそれ以上
含有する多種金属系を保護するのに使用することができ
る。
本発明者等はまた、アルコキシベンゾトリアゾールは、
可溶性銅イオンを失活させ、これによって銅イオンの存
在下で鉄またはアルミニウムがガルバニ溶解することに
より付随して起る銅のガルバニ析出を防止することを見
出した。このためアルミニウムと鉄の腐食を最小限にす
るものである。これら化合物はまた、銅および銅合金の
腐食による可溶性銅イオンの形成を防止することにより
、前記のガルバニ反応を間接的に抑制するものである。
前記の5−アルコキシベンゾトリアゾールの異性体もま
た使用することができる。5位および6位の異性体は、
1位の水素が3位に単純にプロトトロピー移動すること
により相互に変り得るものであり1機能的に同価値のも
のと考えられる。4位および7位の異性体は、製造が困
難であり高価ではあるが、5位または6位の異性体と同
等、もしくはそれ以上の機能を有するものと考えられる
。ここで用いられる「アルコキシベンゾトリアゾール」
なる語は、5−アルコキシベンゾトリアゾールならびに
これの4位、6位および7位の異性体を意味するもので
ある6 置換アルコキシベンゾトリアゾールおよびこれらの異性
体もまた使用することができる。従って、構造式(I)
において、Rが炭素数が3ないし18である非置換アル
コキシ基の場合には、RのCH,基の1個またはそれ以
上を酸素またはNHで置換することができる。具体例と
しては、これに限定されるものではないが、オキサペン
チル基(CH3CHI OCHx CH2−) −アザ
ペンチル基(CH,CH,N HCH,CH,−)およ
び6−オキサ−3−アザ−オクチル基(CH,CHzo
 CH,CH,N HCH,CH,−)が挙げられる。
ここで用いている「置換アルコキシベンゾトリアゾール
」なる語には、構造式(I)のRがオキサアルコキシ基
および/またはアザアルコキシ基である化合物が包含さ
れている。置換アルコキシベンゾトリアゾールはまた。
構造式(I)のRにハロゲノメチレン基、CHyXZ(
式中yは1またはゼロ、2は1または2.Xは第7族の
元素であり、Xは同一もしくは異なるハロゲン原子のい
ずれかである)を含む化合物を包含する。またメチレン
基の1個またはそれ以上が酸素または硫黄で置換されて
もよく、この結果例えばアルコール基、チオアルコール
基、ケト基またはチオケト基となる。エーテル結合の炭
素は置換されてはならない、一対またはそれ以上のメチ
レン基は置換されず、この結果エチレン単位またはアセ
チレン単位となる。置換アルコキシベンゾトリアゾール
はまた、構造式(I)のRが芳香族を含む化合物を包含
する。
具体例としては、これに限定されるものではないが、R
が (式中、nは1〜9、Xは水素、ハロゲン。
ニトロ、カルボキシ、シアノ、アミド、置換アミノまた
はC1〜C,アルコキシである。)および (式中、nは1〜8、Xは上記で定義したとおりである
。) を含む化合物を包含する。
本発明のアルコキシベンゾトリアゾールはその有効量を
使用する必要がある。ここで用いる「有効量Jなる語は
、与えられた水性系の腐食を抑制するのに有効なアルコ
キシベンゾトリアゾール量を意味する。
より詳しくは1本発明のアルコキシベンゾトリアゾール
、置換アルコキシベンゾトリアゾールおよびこれらの異
性体は、金属表面とくに銅および銅合金表面と接触して
いる水性系に対して、少なくとも約0.lppm、好ま
しくは約0.5ないしlooppm、最も好ましくは約
1ないし110PPの濃度で添加すると、金属表面とく
に銅および銅合金表面の腐食を有効に抑制する。最高濃
度は特定の使用個所での経済的配慮により決定され、−
力量低濃度はpH1溶存態固形分および温度のような操
業条件により決定される。
本発明のアルコキシベンゾトリアゾールは既知方法で調
製することができる0例えば。
本発明のアルコキシベンゾトリアゾールは、4−アルコ
キシ−1,2−ジアミノベンゼンと亜硝酸ナトリウム水
溶液とを、酸例えば硫酸の存在下で接触させ、ついで得
られた油状生成物を水溶液から分離することにより調製
することができる。4−アルコキシ−1,2−ジアミノ
ベンゼンはかなり多数の原料から得ることができる。
本発明の化合物は、工業用冷却水系統、ガススクラバー
系統または金属表面、とくに銅および/°または銅合金
を含む表面と接触するあらゆる水系統の水処理添加剤と
して使用することができる。これら化合物は単独、もし
くは殺生物剤、スケール抑制剤1分散剤、脱泡剤および
その他の腐食抑制剤を含むが、これらに限定されない処
理配合剤の一部として投与することができる。本発明の
アルコキシベンゾトリアゾールおよび置換アルコキシベ
ンゾトリアゾールは間欠的に、あるいは連続的に投与す
ることができる。
銅もしくはアドミラルティー黄銅または90/10の銅
−ニッケルのような銅合金の表面と接触する冷却水の処
理に対しては、特定の銅腐食抑制剤を使用する必要があ
る。これら腐食抑制剤は。
1、一般的な腐食、脱成分腐食およびガルバニ腐食を含
む銅または銅合金表面の腐食を最小限にし; 2、 鉄またはアルミニウム上に可溶性銅イオンのガル
バニ′「祈出(plating out)4問題を最小
限に抑える。
すなわち、可溶性銅イオンは、水性系 と接触する鉄および/またはアルミニウムの構成部分の
腐食を高めることにな る。これは銅イオンが鉄またはアルミニウム金属により
還元され、鉄またはアルミニウム金属はこれにより酸化
され、この結果、鉄表面上に銅金属が「析出」すること
になる。この化学反応は、鉄またはアルミニウムの保護
膜を破壊するだけでなく、局部的にガルバニ電池ができ
その結果、鉄またはアルミニウムに点食をひき起すこと
になる。
トリルトリアゾール、ベンゾトリアゾールおよび2−メ
ルカプトベンゾチアゾールのような従来の銅抑制剤が水
性系における銅抑制剤として通常使用されている。これ
ら抑制剤は、その保護膜の耐久性に限度があるため一般
には連続的に投与されている。
このように従来の抑制剤を一過性(once−thro
ugh)の系統やブローダウン速度の高い系統に適用す
る場合、抑制剤を連続的に投与するのは一般的に不経済
である。さらに従来の抑制剤は、塩素誘発腐食に対して
はほとんど保護作用が期待できない。
銅腐食を抑制するのに5−アルコキシ ベンゾトリアゾールは連続投与をする必要がないことが
知られているが(米国特許第4.744,950号参照
のこと)、このようなアルコキシベンゾトリアゾールを
製造することが比較的困難であり、このため経済的な理
由から、限られた僅かな分野にしか適用できない、これ
以外の欠点としては、ある種の水においての銅合金の不
動態化速度が比較的遅く、溶存態固形分の多い水におけ
る銅の不動態化が不十分であり、かつ塩素に対する化学
的抵抗性が低いことである。
本発明の目的は、耐久性のある保護膜を形成し、上記の
制約を克服する抑制剤を提供するところにある。
これらの目的はアルコキシベンゾトリアゾール、置換ア
ルコキシベンゾトリアゾールおよびこれら化合物の異性
体を使用することにより達成することができ、腐食を最
小限としおよび/または金属面、とくに銅および銅合金
表面上に耐久性のある疎水性の保護膜を与えるものであ
る。
本発明によるアルコキシベンゾトリアゾールは、冷却水
系統に間欠的に投与することができる。水の侵食性に応
じて、投与の間隔時間は数日間ないし数か月という範囲
にある。
このため平均的な抑制剤所要量は少なく、水処理および
環境に対する影響に関して有利である。
アルコキシベンゾトリアゾールとして好ましいものは、
プロピルオキシベンゾトリアゾールからノニルオキシベ
ンゾトリアゾールまでの範囲内にあるものである。最も
好ましい化合物は、ブチルオキシベンゾトリアゾール、
ペントキシベンゾトリアゾールおよびヘキシルオキシベ
ンゾトリアゾールである。
失五銖 下記の実施例は、銅および銅合金の腐食抑制剤としての
本発明による化合物の有効性を説明するためのものであ
る。しかしながら、これら実施例は本発明の範囲を何等
限定するものではない。
これら実施例においては、銅試験片をpH7,5、温度
50℃の曝気した水に浸漬して前処理した。この水には
、試験片上に保護膜を形成する特定濃度の抑制剤を含有
していた。
24時間後、保護膜の持続性を測定するために、抑制剤
を含んでいない高腐食性の水に移した。腐食速度を直線
偏光(linearpolarization)を用い
て測定し、不動態化を測定した。
前処理用の水と侵食性の水の特性を、第1表および第2
表にそれぞれ掲げる。
腐食結果を第3表に示す。その結果は、不動態化段階に
対しての「不動態化後の腐食速度」と、「抑制剤を含ま
ない侵食性水での腐食速度」として帽告されている。
試験の最高継続時間は15日間で、その時点で試験を終
了した。
1   1  理  の  の      H=7.5
イオン          m/工Y Ca                   88Mg
            24 CQ                  70So、
  、         3252         
の  の       H=7.5イオン      
 −亀濱エエg/(り−Ca          75
0(Ca+2として)M g          13
0(Mg+”として)CQ        2.400 So43,200 第3表に示すように、5−ペンチルオキシベンゾトリア
ゾールは、侵食性の水に15日間暴露した後でさえ、抑
制率99%を与えるのに対し、エチルオキシベンゾトリ
アゾールの保護膜の持続性は2日以下、従来の抑制剤で
あるトリルトリアゾールは1日以内で作用がなくなった
動的試験装置において実施したこれらの実施例は、伝熱
黄銅管および銅の浸漬板状試験片への塩素の腐食性に対
するアルコキシベンゾトリアゾールにより形成された保
護膜の抵抗性を示すものである。
これら実施例に使用した動的試験装置は。
8aの水槽と、ヒーター−サーキュレータ−および所要
の熱流束を与えるためのコイルヒーターからなっていた
。コイルヒーターは、試験に用いた外径0.95cm(
3/8“)の管の周囲にしっかり固定できるように設計
されたものであった。管内の流れは、用量400mQ/
分のインラインロータメータでモニターした。ヒーター
への入力は加減抵抗器で制御し、これにより、管全体の
温度差を変えることができるようにした。管の入口と出
ロノ温度は、精度0.056℃(0,1”F)の数字読
出し器に取付けた熱電対でモニターした。蒸発を最小限
に抑えるため装置を完全に密閉した。加熱管中の線速度
は0.66m/秒(2,2fps)で。
N、tli寡約9,350である。熱流束は、工業上実
施されている代表値として 22,400〜28,00
0KcaQ/hr−m” (8,000〜10,000
  Btu/hr−ft”)を選んだ。
加熱管の腐食速度は、A37M規格G1−81の「腐食
試験片の製作、清浄および標準評価法」に記載されてい
る重量損失法で測定した。浸漬試験片の腐食速度は、[
ペトロライトMIOIO型腐食データ取得装置(Pet
rolite Model MIOIOCorrosi
on DataAcquisition System
) Jを用いて直線偏光により決定した。この方法は、
特定の時間での腐食速度を測定するもので、このため腐
食速度に対する塩素濃度の直接の影響を追跡するのに有
用である。
試験片を下記の手順で試験した。
1、 清潔にした試験片を上記の試験装置に置き、特定
した量の抑制剤を添加し た。
つぎに試験片を24時間不動態化し、 そこで試験片を抑制剤を含まない水の 中に置いた。
2、 遊離の塩素の初期濃度がl m g / Qとな
るように塩素を添加した。各試験 片の腐食速度を1時間モニターした。
この間塩素濃度は通常1 m g / Qから約0 、
7 m g / Qまで減少した。
3、1時間後、各試験片を、抑制剤と塩素とを含まない
新鮮な水の中に置い た。ついで各試験片についての腐食速 度の低下、すなわち回復腐食速度を測 定した。
4、24時間サイクルで段階2と段階3を繰り返し、合
計4サイクルを行い、 週末後に1サイクルを追加した。
5、7日間後、加熱管の重量損失を測定した。
この試験で使用した水の組成を第4表に示す。
試験結果を第5表に示す。伝熱アドミラルティー黄銅管
の腐食速度は、7日間の試験期間中に生じた累積腐食を
示している。表から明らかなように、ペンチルオキシベ
ンゾトリアゾールは、90%腐食保護を示し、ヘキシル
オキシベンゾトリアゾールは85%腐食保護を示してい
る。
これに対し、抑制剤として広く使用されているトリルト
リアゾールの腐食保護は僅かに36%にすぎない。また
、ペンチルオキシベンゾトリアゾールまたはへキシルオ
キシルベンゾトリアゾールのいずれかで処理された浸漬
銅プローブは、塩素との接触を1時間にわたり塩素に暴
露しても有意の影響はみられず。
一方トリルトリアゾールで処理した銅プローブ、あるい
は対照プローブは、央素の存在下で顕著に高い腐食速度
を示した。
抵r性試験に いた木組ル′ イオン      WAm g / Q )ca   
       88 Mg          24 (:、Q           70 S04        325 pH7,5 ス」11」[二↓」− これら実施例は、工業用冷却塔に通常具られる操作変量
をシミュレートした動的系統において、ペンチルオキシ
ベンゾトリアゾールが抜群の塩素抵抗性と膜の保護持続
性を有することを説明するためのものである。シミュレ
ートされた操作因子としては、ブローダウン、伝熱表面
、動的流れ、蒸発冷却、濃度サイクルおよび通常の塩素
処理法を含むものである。
使用した試験冷却塔は、2基の単一管式熱交換器を含ん
でいた。冷却水は熱交換器の外゛   壁側(環状空間
)を直列で流し、熱水は管内を直列で向流となって循環
させた。冷却塔を通過する主再循環回路に加えて、この
装置には、熱交換器での冷却水線速度を維持する目的で
、No、2の熱交換器の出口からNo、1の熱交換器の
入口への再循環ループを含んでいた。熱交換器の外壁側
はプレキシガラス(Plexiglass)で組立てら
れていて、試験中。
熱交換器表面が観察できるようになっている。このよう
な試験のために、No、2の熱交換器中に90/10の
銅−ニッケル管を置いた。
試験の変量をモニターし制御するための装置としては、
pHおよび導電率表示器、/制御器、PAIR腐食速度
表示器、温度表示器/制御器および空気流と水流用のロ
トメータが含まれていた。
90/10の銅−ニッケルの腐食速度を連続モニターす
るためのPAIRプローブが、No、2の熱交換器の出
口の後に備えつけられた。90/10の銅−ニッケルの
腐食試験用板状試験片は1.再循環ループ内に備えつけ
られた。PAIR槽と腐食試験ループをプレキシグラス
で組立てて、コレ−ター(Corratar)電極と腐
食板状試験片がw4察できるようにした。
これら試験に使用する管、腐食板状試験片およびPAI
R電極を製作するために採用される清浄手順はASTM
規格G1−81に記載されている。
これら試験の準備として、ステンレススチール管を熱交
換器内に備えつけ、装置を組成水で充満した。この水を
再循環させて目標とする濃度サイクルにまで濃縮させる
のに3日間を要した。目標とする水組成は実施例5〜8
と同じ組成とした。目標とするサイクルに達した後に、
ステンレススチール管を取り外し、試験片を取り付けた
(管、板状試験片およびPAIR電極)、この時点でブ
ローダウンが始まり、所望の銅抑制剤を添加した。抑制
剤は徐々に冷却水に置き換わり消耗するようになった。
すなわち、3日後にはもとの抑制剤濃度の1/8以下と
なり、5日間後には抑制剤はほとんど残っていなかった
第6表は装置に塩素を添付する直前の腐食速度と、塩素
が存在しているときの最高腐食速度を表わしたものであ
る6塩素添加量は、遊離の塩素残留量が0 、2 m 
g / 11ないし0.5mg/Qになるようにした。
この塩素1度はその後ブローダウン、蒸発および反応に
より消滅した。
第6表より明らかなように、ペントキシベンゾトリアゾ
ールは、90/10の銅−ニッケル試験片を効果的に不
動態化し、驚くべきことには抑制剤が全部消耗してしま
った時でさえ、塩素の侵食性を顕著に減少させた。
系に塩素を添加しなかった以外は、実施例9〜10と同
じ手順を使用した。この試験の目的は、抑制剤がもとの
水と置き換わることにより系から排出された後の、抑制
剤によって形成された保護膜の持続性について測定する
ことにあった。
結果を第7表に示すが、ペントキシベンゾトリアゾール
は、2週間の試験期間中保護力を持続していた。このこ
とは、5日目までには抑制剤のもとの濃度がほとんど完
全に消滅したことを考えれば、とくに驚くべきことであ
る。試験は2週間後に終了したが、これは時間と費用と
の単なる実施上の制約によるものであった。
・6表  塩\処理による試験冷却塔試験(ペンチルオ
キシベンゾトリアゾールの有効性)*を付した日に塩素
を系に添加した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記の式を有する化合物の群から選ばれる化合物の
    有効量を、金属表面と接触している水性系に添加するこ
    とを含む該水性系の腐食抑制法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、ROは4位、5位、6位または7位に位置し、
    Rは置換もしくは非置換の直鎖または枝分れ鎖のC_3
    〜C_1_8アルキルである。) 2、前記水性系に前記化合物を、約0.1ないし約10
    .0mg/l添加する請求項1記載の腐食抑制法。 3、前記化合物が、ブチルオキシベンゾトリアゾール、
    ペンチルオキシベンゾトリアゾールおよびヘキシルオキ
    シベンゾトリアゾールからなる群から選ばれる請求項1
    記載の腐食抑制法。 4、前記化合物が、ブチルオキシベンゾトリアゾール、
    ペントキシベンゾトリアゾールおよびヘキシルオキシベ
    ンゾトリアゾールからなる群から選ばれる請求項2記載
    の腐食抑制法。 5、前記金属表面が、銅または銅合金表面である請求項
    1記載の腐食抑制法。 6、前記金属表面が、銅または銅合金表面である請求項
    2記載の腐食抑制法。 7、(a)水性系の水;および (b)下記の式を有する化合物の群から選ばれる化合物
    を含む組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、ROは4位、5位、6位または7位に位置し、
    Rは置換もしくは非置換の直鎖または枝分れ鎖のC_3
    〜C_1_8アルキルである。)
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ES (1) ES2054247T3 (ja)
GR (1) GR3007241T3 (ja)
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