JPH0230431A - 放電加工用電源装置 - Google Patents
放電加工用電源装置Info
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- JPH0230431A JPH0230431A JP17839588A JP17839588A JPH0230431A JP H0230431 A JPH0230431 A JP H0230431A JP 17839588 A JP17839588 A JP 17839588A JP 17839588 A JP17839588 A JP 17839588A JP H0230431 A JPH0230431 A JP H0230431A
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- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、電極と被加工体との間に放電を生ぜしめ、被
加工体を加工する放電加工における、放電加工用電源装
置に関するものである。
加工体を加工する放電加工における、放電加工用電源装
置に関するものである。
第6回に、従来の放電加工用電源装置を示す。
第6図において、1は加工用電源、2は加工用スイッチ
ングトランジスタ、3は加工用ゲート回路、4は電極、
5は被加工体である。 印加する電圧の極性は、電極4側がマイナス被加工体5
側がプラスとされる。加工用ゲート回路3からのゲート
パルスにより加工用スイッチングI・ランジスタ2がオ
ンされ、電極4と被加工体5の間にパルス電圧が印加さ
れる。 電極4を矢印のように下降させて被加工体5に接近させ
ると、両者間に放電が生しる。そして、被加工体5ば、
電極4の形状に対応して切削される。被加工体5を貫通
ずる程に電極4を下降させると、被加工体5に貫通口が
開けられる。
ングトランジスタ、3は加工用ゲート回路、4は電極、
5は被加工体である。 印加する電圧の極性は、電極4側がマイナス被加工体5
側がプラスとされる。加工用ゲート回路3からのゲート
パルスにより加工用スイッチングI・ランジスタ2がオ
ンされ、電極4と被加工体5の間にパルス電圧が印加さ
れる。 電極4を矢印のように下降させて被加工体5に接近させ
ると、両者間に放電が生しる。そして、被加工体5ば、
電極4の形状に対応して切削される。被加工体5を貫通
ずる程に電極4を下降させると、被加工体5に貫通口が
開けられる。
(問題点)
しかしながら、前記した従来の技術には、次のような問
題点があった。 第1の問題点は、同し電極を用いて何個所もの加工を行
う場合、電極の消耗形状が先細り形状となり送り込むス
トロークが長くなり、加工時間が長くなると共に、第5
図のようなパイプ形状の加工をする場合、加工穴側の反
対側をも加工してしまうという問題点である。 第2の問題点は、同し電極を用いて幾つもの個所に同じ
加工を行う場合、上記の点から、電極を修正する方法が
あるが、場所を移して修正する必要があるため、加工毎
に電極の位置決めをしなければならず、精度よく加工を
再現することが困難であるという問題点である。 (問題点の説明) 第1の問題点について、説明する。 第7図に、加工作業の1例として、電極により被加工体
に穴を開ける状況を示す。被加工体5に貫通口5−1を
開ける場合、電極4が被加工体5を貫通ずるよう送り込
まれる。 放電加工が進むにつれ、電極4も少しづつ消耗し、その
先端形状は先細りとなる。加工直後先端部4−1は、先
細りとなった先端部を示す。その結果、電極4は、第8
図Gこ示ずような形状となる。 このような形状の電極4で、被加工体5の別の個所に貫
通口を開けようとすると、電極4の送り込み量を多くし
ない限り、所定の直径(電極4の正常な部分の直径)よ
りは小さい穴となってしまう。なぜなら、加工直後先端
部4−1は先細りとなっていて、径が足りないからであ
る。 所定の直径の穴とするためには、加工直後先端部4−1
の部分が波力11工体5を通り抜けるまで電極4を送り
込んでやる必要がある。すると、それたり加工時間が長
くかかることになってしまう。 そこで、次の個所の加工にとりかかるに先立ち、加工直
後先端部4−1の部分を削り取り、元の平坦な形状にな
るよう修正することが行われている。 電極先端の修正は、電極4を取り外し、別の個所に持っ
ていって行っている。 第9図に、修正後の電極を示す。修正後先端部4−2は
、修正により加工直後先端部4−1を削り取った後の先
端部である。そして、修正が終われば、再び元の位置に
戻し、次の加工を開始する。 この修正は、次の加工を行うに先立ち、いちいち行わな
ければならない。そのため、1つの個所の加工が終わっ
てから次の個所の加工を開始するまでに、手間と時間が
かかってしまう。 次に、第2の問題点について、説明する。 修正をするためには、電極4を別の箇所に持って行って
行っている。そのため、精密さがそれほど要求されない
加工の場合なら問題とはならないが、非常に微細な加工
をする時などには電極位置の再現性が問題となってくる
。 本発明は、以上のような問題点を解決することを課題と
するものである。
題点があった。 第1の問題点は、同し電極を用いて何個所もの加工を行
う場合、電極の消耗形状が先細り形状となり送り込むス
トロークが長くなり、加工時間が長くなると共に、第5
図のようなパイプ形状の加工をする場合、加工穴側の反
対側をも加工してしまうという問題点である。 第2の問題点は、同し電極を用いて幾つもの個所に同じ
加工を行う場合、上記の点から、電極を修正する方法が
あるが、場所を移して修正する必要があるため、加工毎
に電極の位置決めをしなければならず、精度よく加工を
再現することが困難であるという問題点である。 (問題点の説明) 第1の問題点について、説明する。 第7図に、加工作業の1例として、電極により被加工体
に穴を開ける状況を示す。被加工体5に貫通口5−1を
開ける場合、電極4が被加工体5を貫通ずるよう送り込
まれる。 放電加工が進むにつれ、電極4も少しづつ消耗し、その
先端形状は先細りとなる。加工直後先端部4−1は、先
細りとなった先端部を示す。その結果、電極4は、第8
図Gこ示ずような形状となる。 このような形状の電極4で、被加工体5の別の個所に貫
通口を開けようとすると、電極4の送り込み量を多くし
ない限り、所定の直径(電極4の正常な部分の直径)よ
りは小さい穴となってしまう。なぜなら、加工直後先端
部4−1は先細りとなっていて、径が足りないからであ
る。 所定の直径の穴とするためには、加工直後先端部4−1
の部分が波力11工体5を通り抜けるまで電極4を送り
込んでやる必要がある。すると、それたり加工時間が長
くかかることになってしまう。 そこで、次の個所の加工にとりかかるに先立ち、加工直
後先端部4−1の部分を削り取り、元の平坦な形状にな
るよう修正することが行われている。 電極先端の修正は、電極4を取り外し、別の個所に持っ
ていって行っている。 第9図に、修正後の電極を示す。修正後先端部4−2は
、修正により加工直後先端部4−1を削り取った後の先
端部である。そして、修正が終われば、再び元の位置に
戻し、次の加工を開始する。 この修正は、次の加工を行うに先立ち、いちいち行わな
ければならない。そのため、1つの個所の加工が終わっ
てから次の個所の加工を開始するまでに、手間と時間が
かかってしまう。 次に、第2の問題点について、説明する。 修正をするためには、電極4を別の箇所に持って行って
行っている。そのため、精密さがそれほど要求されない
加工の場合なら問題とはならないが、非常に微細な加工
をする時などには電極位置の再現性が問題となってくる
。 本発明は、以上のような問題点を解決することを課題と
するものである。
前記課題を解決するため、本発明の放電加工用電源装置
では、被加工体の加工中に同時に電極の先端部の修正加
工も行えるようにするべく、次のような手段を講した。 即ち、電極が被加工体を貫通して出て来る側に空間を隔
てて修正用電極を配置し、前記電極と前記被加工体との
間に電圧が印加されると同時に、前記電極に対して負の
電圧を前記修正用電極に印加する手段を備えることとし
た。
では、被加工体の加工中に同時に電極の先端部の修正加
工も行えるようにするべく、次のような手段を講した。 即ち、電極が被加工体を貫通して出て来る側に空間を隔
てて修正用電極を配置し、前記電極と前記被加工体との
間に電圧が印加されると同時に、前記電極に対して負の
電圧を前記修正用電極に印加する手段を備えることとし
た。
電極が被加工体を貫通して出て来ると、電極の先端は消
耗して先細りとなっている。電極を更に送り込むと、そ
の先端は修正用電極に接近する。 電極と修正用電極との間には、電極と被加工体との間へ
の電圧の印加期間の合間を縫って、電極が修正用電極に
対して正になるような電圧が印加される。 従って、電極の先端が修正用電極に接近すると、その先
端と修正用電極との間でも放電が生ずる。 電極側が正となるようにされているので、この放電では
、電極の方がより多く消耗される。 その結果、電極の先端は、修正用電極の面に倣って形状
が修正される(修正用電極の表面が平面であれば、電極
の先端は平面とされる)。
耗して先細りとなっている。電極を更に送り込むと、そ
の先端は修正用電極に接近する。 電極と修正用電極との間には、電極と被加工体との間へ
の電圧の印加期間の合間を縫って、電極が修正用電極に
対して正になるような電圧が印加される。 従って、電極の先端が修正用電極に接近すると、その先
端と修正用電極との間でも放電が生ずる。 電極側が正となるようにされているので、この放電では
、電極の方がより多く消耗される。 その結果、電極の先端は、修正用電極の面に倣って形状
が修正される(修正用電極の表面が平面であれば、電極
の先端は平面とされる)。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。 第1図に、本発明の実施例にかがねる放電加工用電源装
置を示す。符号は、第6図のものに対応している。そし
て、6は絶縁介挿体、7は修正用電極、8は載置台、9
は修正用電源、1oは修正用スイッチングトランジスタ
、11は修正用ゲート回路である。 先ず概要を述べると、次の通りである。電極4と被加工
体5との間に加工用型a1からのパルス電圧を印加し、
被加工体5を加工する。前記パルス電圧の合間を縫って
、電極4と修正用電極7との間に修正用電源9からのパ
ルス電圧を印加し、被加工体5を貫通して出て来た電極
4の加工直後先端部の先細りとなっている形状を平坦に
修正する。 次に詳細に説明する。 電極4が被加工体5を貫通して出て行く側に、所定の距
離だけ離して修正用電極7を配置する。 そのように配置するには、例えば、所定の厚みを有する
絶縁介挿体6を、電極4の通り道から離れた部分に介在
させることによって行う。 離れる距離は、絶縁介挿体6の厚めによって決めること
ができるが、その距離は、被加工体5と電極4間の放電
と、電極4と修正用電極7間の放電とが、チップなどの
影響で互いに悪影響を与えない範囲で、出来るだけ短い
方が良い。なぜなら、これが長いと、それだけ長く電極
4を送り込まなければ、先端部が修正されないことにな
り、送り込みに時間がかかってしまうからである。 被加工体5と電極4との間には、従来と同様の極性関係
で電圧が印加される。即ち、電極4は被加工体5に対し
て負になるよう印加される。 一方、修正用電極7と電極4との間に、電極4が修正用
電極7に対して正になるような電圧が印加される。この
ような極性で印加する理由は、2つの金属間で放電が行
われる場合、正側に印加された金属の方がより多く消耗
するという現象を利用したいからである。 第3図は、印加される電圧の極性と消耗量との関係を説
明する図である。 第3図(イ)は、金属Aが負、金属Bが正になるよう電
圧を印加した場合である。この場合には、正側となって
いるのは金属Bであるから、こちらがより多く消耗され
、金属Bに貫通口B−1が開けられる。 勿論、金属Aの方も消耗し、その結果、先端部が先細り
状となる(第8図参照)。しかし、消耗量は、金属B側
に比べれば少ない。 第3図(ロ)は、逆に金属Aが正、金属Bを負にした場
合である。この場合には、金属Aの消耗量は、第3図(
イ)の場合よりも大きく、先端部A−1は切削されるこ
とになる。 第4図に、本発明の加工過程を示す。第4図(イ)は、
電極4が被加工体5を貫通中であるが、その先端部が修
正用電極7には未だ接近していない過程を示している。 先端部は、先細りの加工面後先端部4−1となっている
。5−1は、放電加工によって開けられた貫通口である
。 第4図(ロ)は、電極4が更に送り込まれ、修正用電極
7との間でも放電を行い、その放電により先端部が切削
されている過程を示している。先端部は、平坦な修正後
先端部4−2となっている。 第2図は、第1図の動作を説明する波形図である。 第2図(A)は主ゲート電圧、即ち、加工用ゲート回路
3から加工用スイッチングトランジスタ2へ与えられる
ゲーI−電圧を示す。これは、パルス的に与えられるか
ら、加工用型#i1の電圧は、電極4と被加工体5との
間にパルス的に印加される。 第2図(B)は、電極4と被加工体5との間の放電電圧
である。つまり、被加工体5を加工している時に放電ギ
ャップにかかっている電圧である。 第2図(C)は副ゲート電圧、即ち、修正用ゲ−ト回路
11から修正用スイッチングトランジスタ10へ与えら
れるゲート電圧である。これは、主ゲート電圧の合間を
縫って与えられる。図では、主ゲート電圧がオフとなっ
た直後にオンとなり、次の主ゲート電圧が出る遥か前に
オフとなるように与えられている。 これにより、電極4と被加工体5との間の放電と、電極
4と修正用電極7との間の放電が、時を違えて交互に行
われることになり、互いに他の放電に支障を及ぼずこと
がない。 第2図(D)は、電極4と修正用電極7との間の放電電
圧である。波形D−1は、副ゲート電圧が与えられてい
る期間中、高い電圧を維持したままで終わうているが、
これは、電極4の先端が未だ修正用電極7に接近してい
ないため、放電が起こっていないことを示している(第
4図(イ)のような状態)。波形D−2では、途中で電
圧が低下する波形となっているから、電極4と修正用電
極7との間でも放電が起こり、電極4の先端部が修正さ
れつつあることを示している(第4図(ロ)のような状
態)。 第1図の例では、被加工体5も修正用電極7も平板状の
ものとしたが、何も平板状のものに限られるわけではな
く、種々の形状のものに対しても適用可能である。次に
、その1例を示す。 第5図に、被加工体が円筒状である場合に使用する絶縁
介挿体および修正用電極の例を示す。51は被加工体、
51−1はこれから開けるべき貫通口、61は絶縁介挿
体、71は修正用電極である。 被加工体51の内径に略等しい外径を有するドーナツ状
の絶縁介挿体61を、円柱状をした修正用電極710両
端に嵌合する。そして、それを矢印の如く被加工体51
の中に挿入する。 こうして、被加工体51の外側より図示しない電極を接
近させて行けば、貫通口51−1が開けられる。電極を
更に送り込めば、その先端の形状は、修正用電極71と
の間の放電により修正される。 以」二のように、本発明では、被加工体5を加工しなが
ら、同時に修正用電極7により電極4の先端の修正をも
行うものである。
。 第1図に、本発明の実施例にかがねる放電加工用電源装
置を示す。符号は、第6図のものに対応している。そし
て、6は絶縁介挿体、7は修正用電極、8は載置台、9
は修正用電源、1oは修正用スイッチングトランジスタ
、11は修正用ゲート回路である。 先ず概要を述べると、次の通りである。電極4と被加工
体5との間に加工用型a1からのパルス電圧を印加し、
被加工体5を加工する。前記パルス電圧の合間を縫って
、電極4と修正用電極7との間に修正用電源9からのパ
ルス電圧を印加し、被加工体5を貫通して出て来た電極
4の加工直後先端部の先細りとなっている形状を平坦に
修正する。 次に詳細に説明する。 電極4が被加工体5を貫通して出て行く側に、所定の距
離だけ離して修正用電極7を配置する。 そのように配置するには、例えば、所定の厚みを有する
絶縁介挿体6を、電極4の通り道から離れた部分に介在
させることによって行う。 離れる距離は、絶縁介挿体6の厚めによって決めること
ができるが、その距離は、被加工体5と電極4間の放電
と、電極4と修正用電極7間の放電とが、チップなどの
影響で互いに悪影響を与えない範囲で、出来るだけ短い
方が良い。なぜなら、これが長いと、それだけ長く電極
4を送り込まなければ、先端部が修正されないことにな
り、送り込みに時間がかかってしまうからである。 被加工体5と電極4との間には、従来と同様の極性関係
で電圧が印加される。即ち、電極4は被加工体5に対し
て負になるよう印加される。 一方、修正用電極7と電極4との間に、電極4が修正用
電極7に対して正になるような電圧が印加される。この
ような極性で印加する理由は、2つの金属間で放電が行
われる場合、正側に印加された金属の方がより多く消耗
するという現象を利用したいからである。 第3図は、印加される電圧の極性と消耗量との関係を説
明する図である。 第3図(イ)は、金属Aが負、金属Bが正になるよう電
圧を印加した場合である。この場合には、正側となって
いるのは金属Bであるから、こちらがより多く消耗され
、金属Bに貫通口B−1が開けられる。 勿論、金属Aの方も消耗し、その結果、先端部が先細り
状となる(第8図参照)。しかし、消耗量は、金属B側
に比べれば少ない。 第3図(ロ)は、逆に金属Aが正、金属Bを負にした場
合である。この場合には、金属Aの消耗量は、第3図(
イ)の場合よりも大きく、先端部A−1は切削されるこ
とになる。 第4図に、本発明の加工過程を示す。第4図(イ)は、
電極4が被加工体5を貫通中であるが、その先端部が修
正用電極7には未だ接近していない過程を示している。 先端部は、先細りの加工面後先端部4−1となっている
。5−1は、放電加工によって開けられた貫通口である
。 第4図(ロ)は、電極4が更に送り込まれ、修正用電極
7との間でも放電を行い、その放電により先端部が切削
されている過程を示している。先端部は、平坦な修正後
先端部4−2となっている。 第2図は、第1図の動作を説明する波形図である。 第2図(A)は主ゲート電圧、即ち、加工用ゲート回路
3から加工用スイッチングトランジスタ2へ与えられる
ゲーI−電圧を示す。これは、パルス的に与えられるか
ら、加工用型#i1の電圧は、電極4と被加工体5との
間にパルス的に印加される。 第2図(B)は、電極4と被加工体5との間の放電電圧
である。つまり、被加工体5を加工している時に放電ギ
ャップにかかっている電圧である。 第2図(C)は副ゲート電圧、即ち、修正用ゲ−ト回路
11から修正用スイッチングトランジスタ10へ与えら
れるゲート電圧である。これは、主ゲート電圧の合間を
縫って与えられる。図では、主ゲート電圧がオフとなっ
た直後にオンとなり、次の主ゲート電圧が出る遥か前に
オフとなるように与えられている。 これにより、電極4と被加工体5との間の放電と、電極
4と修正用電極7との間の放電が、時を違えて交互に行
われることになり、互いに他の放電に支障を及ぼずこと
がない。 第2図(D)は、電極4と修正用電極7との間の放電電
圧である。波形D−1は、副ゲート電圧が与えられてい
る期間中、高い電圧を維持したままで終わうているが、
これは、電極4の先端が未だ修正用電極7に接近してい
ないため、放電が起こっていないことを示している(第
4図(イ)のような状態)。波形D−2では、途中で電
圧が低下する波形となっているから、電極4と修正用電
極7との間でも放電が起こり、電極4の先端部が修正さ
れつつあることを示している(第4図(ロ)のような状
態)。 第1図の例では、被加工体5も修正用電極7も平板状の
ものとしたが、何も平板状のものに限られるわけではな
く、種々の形状のものに対しても適用可能である。次に
、その1例を示す。 第5図に、被加工体が円筒状である場合に使用する絶縁
介挿体および修正用電極の例を示す。51は被加工体、
51−1はこれから開けるべき貫通口、61は絶縁介挿
体、71は修正用電極である。 被加工体51の内径に略等しい外径を有するドーナツ状
の絶縁介挿体61を、円柱状をした修正用電極710両
端に嵌合する。そして、それを矢印の如く被加工体51
の中に挿入する。 こうして、被加工体51の外側より図示しない電極を接
近させて行けば、貫通口51−1が開けられる。電極を
更に送り込めば、その先端の形状は、修正用電極71と
の間の放電により修正される。 以」二のように、本発明では、被加工体5を加工しなが
ら、同時に修正用電極7により電極4の先端の修正をも
行うものである。
以上述べた如く、本発明によれば、次のような効果を奏
する。 ■ 同じ電極を用いて何個所もの加工を行う場合、次の
加工を開始するまでに、手間と時間がかからなくなる。 なぜなら、電極の先端部を修正するのに、電極を放電加
工機から取り外し、他の場所に持って行って修正作業を
行う必要がなくなるからである。 ■ 同じ電極を用いて幾つもの個所に同じ加工を行う場
合、加工毎に電極の位置決め精度が異なってしまうとい
うことがなくなる。即ち、電極位置の再現性が良い。 なぜなら、1個所の加工を終える毎に、電極を取り外し
たり取り付けたりしないから、最初にセットした位置の
精度が維持されるからである。 】 2
する。 ■ 同じ電極を用いて何個所もの加工を行う場合、次の
加工を開始するまでに、手間と時間がかからなくなる。 なぜなら、電極の先端部を修正するのに、電極を放電加
工機から取り外し、他の場所に持って行って修正作業を
行う必要がなくなるからである。 ■ 同じ電極を用いて幾つもの個所に同じ加工を行う場
合、加工毎に電極の位置決め精度が異なってしまうとい
うことがなくなる。即ち、電極位置の再現性が良い。 なぜなら、1個所の加工を終える毎に、電極を取り外し
たり取り付けたりしないから、最初にセットした位置の
精度が維持されるからである。 】 2
第1図・・本発明の実施例にかかわる放電加工用電源装
置 第2図・・・第1図の動作を説明する波形図第3図・・
・印加される電圧の極性と消耗量との関係を説明する図 第4図・・・本発明の加工過程を示す同第5図・・・被
加工体が円筒状である場合に使用する絶縁介挿体および
修正用電極の例 第6図・・・従来の放電加工用電源装置第7図・・・電
極により被加工体に穴を開ける状況を示す図 第8図・・・加」−作業終了後の電極 第9図・・・修正後の電極 図において、1は加工用電源、2は加工用スイッチング
トランジスタ、3は加工用ゲート回路、4は電極、4−
1は加工直後先端部、4−2は修正後先端部、5は被加
工体、5−1は貫通口、6は絶縁介挿体、7は修正用電
極、8は載置台、9は修正用電源、10は修正用スイン
チングトランジスタ、 1は修正用ゲート回路、 51は被加工 体 1は貫通口、 61ば絶縁介挿体、 ■ は修正用電極である。
置 第2図・・・第1図の動作を説明する波形図第3図・・
・印加される電圧の極性と消耗量との関係を説明する図 第4図・・・本発明の加工過程を示す同第5図・・・被
加工体が円筒状である場合に使用する絶縁介挿体および
修正用電極の例 第6図・・・従来の放電加工用電源装置第7図・・・電
極により被加工体に穴を開ける状況を示す図 第8図・・・加」−作業終了後の電極 第9図・・・修正後の電極 図において、1は加工用電源、2は加工用スイッチング
トランジスタ、3は加工用ゲート回路、4は電極、4−
1は加工直後先端部、4−2は修正後先端部、5は被加
工体、5−1は貫通口、6は絶縁介挿体、7は修正用電
極、8は載置台、9は修正用電源、10は修正用スイン
チングトランジスタ、 1は修正用ゲート回路、 51は被加工 体 1は貫通口、 61ば絶縁介挿体、 ■ は修正用電極である。
Claims (1)
- 電極が被加工体を貫通して出て来る側に空間を隔てて修
正用電極を配置し、前記電極と前記被加工体との間に電
圧が印加されると同時に、前記電極に対して負の電圧を
前記修正用電極に印加する手段を備えたことを特徴とす
る放電加工用電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17839588A JPH0230431A (ja) | 1988-07-18 | 1988-07-18 | 放電加工用電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17839588A JPH0230431A (ja) | 1988-07-18 | 1988-07-18 | 放電加工用電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0230431A true JPH0230431A (ja) | 1990-01-31 |
Family
ID=16047750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17839588A Pending JPH0230431A (ja) | 1988-07-18 | 1988-07-18 | 放電加工用電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0230431A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5422455A (en) * | 1992-02-07 | 1995-06-06 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Electrical discharge machine with secondary electrode for corrosion prevention |
EP1808251A1 (de) * | 2006-01-16 | 2007-07-18 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zum Überarbeiten von verschlissenen Erodierelektroden und Verfahren zum erosiven Bearbeiten eines Werkstückes |
FR2951101A1 (fr) * | 2009-10-08 | 2011-04-15 | Snecma | Procede et dispositif de percage d' une piece d'une turbomachine |
EP2727677A1 (de) * | 2012-10-31 | 2014-05-07 | MTU Aero Engines GmbH | Verfahren zum Rekonturieren wenigstens einer Erodierelektrode und Rekonturiersystem |
EP2490851B1 (en) | 2009-10-21 | 2018-12-19 | Nuovo Pignone S.p.A. | Tool compensation method and device |
-
1988
- 1988-07-18 JP JP17839588A patent/JPH0230431A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5422455A (en) * | 1992-02-07 | 1995-06-06 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Electrical discharge machine with secondary electrode for corrosion prevention |
EP1808251A1 (de) * | 2006-01-16 | 2007-07-18 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zum Überarbeiten von verschlissenen Erodierelektroden und Verfahren zum erosiven Bearbeiten eines Werkstückes |
FR2951101A1 (fr) * | 2009-10-08 | 2011-04-15 | Snecma | Procede et dispositif de percage d' une piece d'une turbomachine |
EP2490851B1 (en) | 2009-10-21 | 2018-12-19 | Nuovo Pignone S.p.A. | Tool compensation method and device |
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