JPH0230416A - サイドトリマ押えリング装置 - Google Patents

サイドトリマ押えリング装置

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JPH0230416A
JPH0230416A JP10294489A JP10294489A JPH0230416A JP H0230416 A JPH0230416 A JP H0230416A JP 10294489 A JP10294489 A JP 10294489A JP 10294489 A JP10294489 A JP 10294489A JP H0230416 A JPH0230416 A JP H0230416A
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JP
Japan
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presser
ring
bearing
eccentric
arbor
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Application number
JP10294489A
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English (en)
Inventor
Atsushi Tomizawa
淳 富澤
Takeshi Masui
益居 健
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、広幅金属体の縁部を連続的に所定幅に切断す
るサイドトリマに使用するサイドトリマ押えリング装置
に関するものである。
(従来の技術) 広幅金属体の縁部を所定の幅をもって連続的に切断する
ザイトトリマば、第6図(イ)(ロ)に示す如く、上下
アーバ1.2に丸刃3.4がセットされ、該丸刃3.4
の剪断加工によって金属帯を製品Aと1−リム屑Bに切
断分離するものが一般的である。所定幅の製品Aは次工
程へ連続的に送出すれ、一方トリム屑Bはザイドトリマ
出側に取付けられた案内ガイドを通過し、下方に設置さ
れたスクラップチョッパーにより連続的に細断される。
なおザイl” l−リマの前記上下丸刃3.4は第6図
(ハ)に示す如く相互の板幅方向の間隙Cと板厚方向の
重なりでか設定され、丸刃の摩耗状態、被トリム祠の材
質によっても異なるが一般的には間隙Cは0.05〜0
.15・t(t、:板厚)、重なり(以下「オーバラッ
プ量」という)lは基本的には切断ができる範囲で小さ
な値としている。
ところでこの種ザイトトリマでは、金属帯が上下丸刃3
.4に噛み込まれる第6図(イ)に示すイ点から剪断加
工が終了し破断する四点の間に第8回(イ)Oこ示ずよ
うに上下丸刃3.4による剪断力Fが作用するため、金
属帯の縁部に剪断力Fによるモーメン1〜が発生し、こ
の縁部が丸刃3.4に対して傾いた状態で切断され、そ
の結果、トリムが完了した製品Aには第9図(イ)に示
すように垂直方向より角度θの傾きをもつ切断面が形成
されることがある。なお、第8図(ロ)は後述する第7
図に示す押えリングにより仮押えが適正な場合の剪断態
様であり、このような状態で切断された製品Aの縁部は
第9図(ロ)に示すように垂直の端面を形成する。
鉄鋼生産ラインの熱延・酸洗後のトリム工程において、
前記のように切断面が斜めに傾くと、1〜リム後の冷延
で縁部の割れ(ソーエツジ)が発生しやすくなる。つま
り第10図(イ)に示すように仮想的にトリム後の製品
の中央部のエレメントA、とトリムエツジ近傍のエレメ
ントA2が独立に変形するとした場合、中央部のニレメ
ン1〜Aは平面歪的に変形して長手方向に延びるのに対
して、トリムエツジ近傍のエレメントA2は斜めの切断
面には圧下が加わりにくいために伸びはエレメントA1
より小さくなる。しかし、実際の変形ではニレメン1〜
A1とA2は圧延後同一長さとなるため、トリムエツジ
近傍のエレメントA2には長手方向の引張り応力か作用
することになる。即ち切断面の傾きθが大きくなればな
るほど、前記引張り応力が太き(なることから、ソーエ
ツジが発生しやすくなるのである。
これらの問題を解決する方法として、第7図に示すよう
な押えリング5.6が採用されている。
この・うち」二部に配置される押えリング5は、切断中
、上下丸刃3.4の剪断力Fによって発生するモーメン
トのために起こる製品A縁部の剛体回転を抑制する作用
をなし、第7図に示す刃物構成のトリマにおいては、押
えリング5を上丸刃3のアーバ1の軸芯に一致するよう
に固定している。
また下部に配置される押えリング6は切断中、上下丸刃
3.4の剪断力Fによって発生ずるモーメントのために
起こるトリム屑Bの剛体回転を抑制するだめのものであ
り、これは上丸刃4のアーバ2の軸芯に一致するように
固定されている。勿論これら押えリング5.6ばそれぞ
れ単独の状態で使用されることもある。
また実開昭49−111889号公報には、第7図に示
すような刃物構成のトリマにおいて、上丸刃の上面円周
曲線に沿って該上丸刃の軸方向中心部から板入側へ板前
断点近傍までローラ等のガイドを設けたものが開示され
ており、トリマ外部に独立に固定されたローラ群が用い
られている。
(発明が解決しようとする課題) 上丸刃のアーバ中心を原点として第11図に示すような
座標系をとれば、噛み込み位置イの座標は、 イ点】 (Ro−o−+t Ro−(I!、−1−t)/2) −(])また切断完
了位置口を仮に板厚もの60%の位置とすると、口の座
標は、 四点: (o −Ro −+0.4t  2 Ro−(ffi +1.6t)/2)・・・ (2)但
し、R○・丸刃半径 !二丸刃のオーハラシブ量 t−板 J¥ 従来の鉄鋼酸洗後のトリムラインを考えた場合、切断す
る広幅鋼帯の板厚tは1.2mm〜7.0’mm程度ま
での広範囲にわたっており、また、板厚tに応したオー
ハラツブ量Iの設定を行うばかりか、丸刃を再研摩して
使用するため半径Roも変化することから、噛め込め位
置イと切断完了位置口が操業とともに変化することにな
る。
例えば丸刃の初期半径を1.50 +nm、廃却半径を
140mmとし、板厚が1.2mm〜7.0mmまで変
化し、さらに第12図に示す様なオーバランプ量の設定
をする場合を考える。
先に説明した様に、これらの仮押えリング、あるいはロ
ーラは噛み込み位置イ点より切断完了位置四点の間に設
定するのが効果的である。第12図の座標系をとると上
記操業条件、イ点、0点あるいはイ点と0点の中心は第
13図に示す斜線部内で変化する。
ところが、例えば丸刃を支持するアーバに取イ」けられ
、かつ押えリングの軸芯とアーバの軸芯とを一致せしめ
た従来の押えリング5.6では、押えリングをある程度
の弾性変形が可能な硬質ゴム等で製作し、丸刃3.4に
対応する径を選定し、噛み込み位置イ点と切断完了位置
四点の間でトリム部近傍での金属帯の剛体回転を抑制す
ることが可能な適正な押え圧を確保できたとしても、前
に示した様に噛み込み位置イと切断完了位置口が板厚t
、丸刃のオーバランプ量!、丸刃半径ROによって変化
するために、操業の全範囲をカバーし得る押えリング径
を選定することは不可能であった。
これに対処するためには、板Ht、丸刃のオーハラツブ
量l、丸刃半径RO1つまり操業条件により、径の異な
る押えリングをいくつか用意しておき、操業条件により
適合する径の押えリングを選択し、交換することが考え
られるが、これば作業が煩雑になることから現実には採
用されていない。
またトリマ本体外部に押えローラ支持部(固定部)を持
つ独立した押えローラにしても、操業条件に応した押え
圧と押え位置を確保するには、押えローラ支持部の構造
が複雑化するために、全操業条件に応した押え四−ラ位
置の変更は一般には行われていない。特にトリム屑押え
用の押えローラに関してはこれを取付けるスペースに制
約があるために、操業条件に応した押えローラ位置変更
は全く行われていないのが実状である。
更にまた、I・リム屑押え用のリングあるいはローラを
用いた場合には、熱延後の酸洗いトリムライン等におい
て、第14図に示すように、成熱延材の先端を先行の熱
延材の後端に溶接し、連続的にトリムを行っている。こ
のとき第15図(イ)に示すように一度トリム屑Bを案
内ガイド7に導けば]コイル中脱線がない限り安定して
スクラップチョッパー8により細断されるが、第15図
(ロ)に示すようにコイルのつなぎ目が来た場合、その
後の次コイルの先端l・リム屑B、は案内ガイド7の上
方に飛出するという現象がしばしば発生ずる。この場合
にはラインの運転を停止し、人為的作業によって飛出し
たトリム屑B1を案内ガイド7内へ誘導しなければなら
ないのであって、生産能率の低下ばかりでなく、多くの
ロスを強いられることになる。即ち、広幅金属帯が噛み
込まれた時には、上丸刃により下反りの変形を受けるが
、その後押えリングによりトリム屑が逆方向の上反り変
形を受けることになり、この上反り変形が大きくかつト
リム屑先端に何等拘束がない部分、つまり先行コイルと
次コイルのつなぎ目において前記飛出現象が発生し、ラ
インの連続運転を阻害することになるのである。
本発明は、このような問題を解消するためになされたも
のであり、操業条件に応じた適正な押え圧と押え位置を
設定することができ、更に連続的にトリムを行う場合に
おいてコイルつなぎ目のトリム屑飛出を完全に防止でき
る押えリング装置を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明に係るサイドトリマ押
えリング装置は、サイドトリマの丸刃を支持するアーバ
の軸芯に対して所定の軸心間距離を保ら、かつ前記アー
バに嵌装した位置決め体により支持された支持軸を設υ
ノ、該支持軸Qこ偏芯軸受を介して押えリングを嵌装し
、更に被)−リム材に対する前記押えリンクの押え圧と
位置を調整する回動位置決め手段を備えさせているので
ある。
また、本発明に係る他のザイドトリマ押えリング装置は
、ザイドトリマの丸刃を固定支持するアーバの軸芯に対
して所定の軸心間距離を保ち、かつ前記アーバに偏心軸
受を介して押えリングを嵌装し、更に被)・リム材に対
する前記押えリングの押え圧と位置を調整すべく、前記
偏心軸受の回動位置決め手段を備えさせているのである
前記支持軸又はアーバに嵌装する偏心軸受の数は特に限
定されないが、これを複数とした場合には、これら夫々
の偏心軸受を独立に位置調整可能な如く回動位置決め機
構を設けることが効果的である。
また、前記丸刃を、軸受を介してアーバに回転自在に嵌
装してもよい。
偏心軸受の構造は特に限定されないが、軸受の内輪又は
外輪に偏心プッシュを嵌装したものや、軸受の内輪又は
外輪を偏心させたものを採用すればよい。
(作  用) 本発明においては、アーバを中心として位置決め体を回
動させ、丸刃に対する押えリングの位置を調整し、更に
支持軸またはこれに嵌装した偏心軸受を回動して押えリ
ングの押え圧を調整して操業条件に適合させる。
またアーバに設けた偏芯軸受を回動し、該偏芯軸受に嵌
装した押えリングの押え圧と位置を調整して操業条件に
適合させるごとができる。
(実 施 例) 以下本発明を第1図〜第5図に示す実施例に基づいて説
明する。
即ち第1図〜第4図に示す実施例は、ドライブカットの
場合に、トリム屑の押えリングとして適用した例を示す
ものであって、まず第1図において、9はそのボス部1
0を上丸刃4を固定するアーバ2に軸受11を介して嵌
装した位置決め体であり、その外縁部近傍において軸受
12を介して支持軸13を設け、該支持軸13の先端部
に偏芯プッシュ14とこれに嵌装した軸受15とから構
成される偏芯軸受16を介して押えリング17が装着さ
れている。つまり押えリング17の軸芯と前記支持軸1
3の軸芯は、第1図(ロ)に示す基準状態においては、
偏芯プッシュ14によりδだけの偏芯距離をもたせてい
るのである。
また前記位置決め体9のボス部10及び偏芯プッシュ1
4の側部におりる支持軸13には押えリング17の押え
圧と位置を調整するための回動位置決め手段18及び1
9を設けている。つまりこの回動位置決め手段18は、
例えばボス部10に設けたウオームボイルとこれに噛合
するウオームから成り、このウオームを図示されていな
い電動機或いは油圧装置により回転させ、これによって
位置決め体9をアーバ2を軸として回動させ押えリンク
17に第1図(ハ)に示ず任意の角度θに決定保持させ
るものであり、また回動位置決め手段19ば例えば支持
軸13に装着したウオームホイルとこれに噛合するウオ
ームから成り、ごのウオームを図示されていない電動機
或いは油圧装置により回転させ、これによって押えリン
グ17を第1図(ハ)に示す任意の角度θ2に決定保持
させるものである。なお、前記回動位置決め手段18.
19は共にトリム中においても作動させそれぞれの角度
位置決め調整が可能である。
以上述べた上丸刃4の半径をRo、アーバ2の軸芯と押
えリング17の支持軸13の軸芯間距離をR1、押えリ
ング17の半径をR2とすると、アーバ2の軸芯を原点
にとり、第1図(ハ)の座標系をとれば押えリング17
の頂点Pの位置は、(RIsinθ1+δsinθ、R
,cosθ1+δcosθ2+R2)・・・ (3) となる。即ち操業条件に対してθ1 とθ2を調整する
ことによって最適な押えリング17の押え圧と押え位置
を選定することができる。またコイルのつなぎ目では、
θ1とθ2を調整することにより、押えリング17の位
置を変化させ、押え圧を低下させれば先に説明した押え
リングによる」二反り変形は抑制され、コイルつなぎ目
で1−リム屑が案内ガイドを外れて飛出するとい・う事
故は完全に防止される。
第2図は第2の実施例であり、この装置ではザイドトリ
マの上丸刃4を固定するアーバ2に軸受20を介して偏
芯プッシュ21を遊嵌し、更に軸受22を介して押えリ
ング17を嵌装したもので、ここで押えリング17の軸
芯とアーバ2の軸芯は、第2図(ロ)の基準状態におい
てはδだけ隔たりを持たせている。
またアーバ2に対して偏芯フッシュ21はトリム中でも
回転可能であって、この偏芯プッシュ21の側部には回
動位置決め手段23を設げて、第2図(ハ)に示すよう
に押えリング17を任意の角度θ3るこ保持する。
ここで押えリンク17の半径をR3とすると、押えリン
グ17の頂点Pの位置は、アーバ2の軸芯を原点にとり
、第2図(ハ)の座標系をとれば、(δsinθ3.R
3+δcosθ3)・・・(4)となる。即ぢ操業条件
に対してδ3を調整することによって押えリング17の
押え圧と押え位置を選定することができ、またコイルの
つなぎ目ではδ1を調整し、押えリング17の位置の変
化によって押え圧を低下させれば、先に説明した押えリ
ングによる上反り変形が抑制されトリム屑の飛出を防止
することができる。
第3図は第2図に示す軸受22と押えリング17の間に
更にもう1組軸受24と偏芯ブッシコー25を介装した
もので、この第3図に示す実施例では、押えリング17
の軸芯とアーバ2の軸芯ば、偏芯プッシュ21の偏芯量
をδ8、偏芯プッシュ25の偏芯量を62とすると、第
3回(ロ)の基準状態においてはδ1+62だけ隔たり
を持っている。
また第4図に示す様にアーバ2の中心と最外周の押えリ
ング17の中心の偏芯量を決定する偏芯プッシュ21.
25の側面には、押えリング17の押え位置と押え圧を
整理するための回動位置決め手段26を設けている。
すなわち偏芯プッシュ21.25にはそれぞれフランジ
27.28が取イ1けられている。そして、モータ29
によりギア30を介してフランジ28の位置を決めるバ
ー31を移動し、位置を保持することにより、偏芯プッ
シュ25の回転角度θ。
を調整するのである。同様に、フランジ27に接続され
たバー(図示せず)を移動し位置を保持することQこよ
り偏芯プッシュ2]の回転角度θ4を決定するものであ
る。この様な位置決め手段はトリム中においても作動可
能であり、応答性の高い位置決めが可能である。
また、ここに示した位置決め手段は、本発明の一実施例
を示したにずぎす、偏芯フッシュ21.25を回動位置
決め出来る機構であるなら、本発明の効果を発揮するこ
とが出来、例えば第1図又は第2図に示すようなウオー
ムギアを使用した機構、あるいはレバーと電磁ブレーキ
を使用した機構等種々設計変更可能である。なお、これ
は第1図、第2図に示す実施例においても同様である。
以上述べた機構tこより第11図に示す座標系を取り、
第3図に示す如く、押えリング17の最外周半径をR4
、小径側の偏芯プッシュ21の設定角をδ4、大径側の
偏芯プッシュ25の設定角を05とすると、押えリング
17の頂点Pの位置は、(δ1cosθ4+δ2CO3
θ5゜ δ、sinθ4+δ2sinθ5+R4)となる。即ち
操業条件に対してδ4と05を調整することによって最
適な押えリング17の押え位置と押え圧を選定すること
が出来る。
またコイルつなき目ではδ4とδ5を言周整することに
より、押えリング17の位置を変化させ、押え圧を低下
させれば、先に説明した押えリング17による上反り変
形は抑制され、コイルのつなぎ目でトリム屑が案内ガイ
ドを外れて飛出すという事故は完全に防止される。
以上本発明をドライブカットの場合に適用した例につい
て説明したが、トリム中、上下丸刃3.4をアイドル回
転させるいわゆるプルカット(抜き切り)では第5図(
イ)〜(ハ)に示すように軸受を丸刃4の内側に設け、
アーバ2の角度を調整することにより偏芯量を決定する
機構としてもよい。
また、本実施例では偏芯構造を付与するために軸受と偏
芯プッシュを使用したが、偏芯プッシュを使用せず直接
軸受の内輪又は外輪を偏肉加工すれば全体をコンパクト
化出来る。もちろん、内輪あるいは外輪を偏肉加工した
1段の軸受と、偏芯ブソソユを併用することも可能であ
る。
また、直接板に接する押えリングとして軸受の外側に設
置した例を示したが、押えリングによる疵が問題になら
ない場合には、押えリングを直接軸受の外輪としても良
い。
また第1図に示す軸受12を偏芯プッシュ14の内側に
設け、回動位置決め手段19を偏芯プッシュInこ直結
し、該偏芯フッシュ14を回動させるようにしてもよい
更に操業上板厚りが変化しない場合には、第1図に示す
実施例においてδ=Oとしても同様の効果を発揮させる
ことができる。また以上は本発明をトリム屑押えリング
として適用した場合について説明したが、トリム製品の
仮押えリングとしても適用でき、更に従来の押えリング
或いはローラと並用し、トリム製品用仮押えのみまたは
トリム屑押えのみに適用してもよい。
以上第1図〜第3図に示した本発明の実施例による装置
を表2及び表3に示す条件で製品縁部押えとトリム屑押
え両方に適用し、トリム試験を行った。なお、試験に用
いた広幅鋼板は表1に示ず極低炭素材で、第1図及び第
2図に示す実施例では板厚t =1..2.2.3.3
.5.7.0  (mm) 、また第3図に示す実施例
では板厚t=i、6.2.6.3.2.5.5(mm)
の4条件を各100コイルトリムした。
単位二重量% 比較のため、(i)全く仮押えのない場合、(11)第
7図に示す従来の仮押えリングの場合についての試験を
行った。さらに、[・リム後冷間圧延を実施しソーエツ
ジの発生率を調査したのが表4及び表5である。また、
本発明によるコイルつ] 9 なぎ目におけるトリム屑案内ガイド外れトラブル防止の
効果を確認、するため、コイルのつなぎ目に来た時、押
えリング位置を変更し押え圧力を低下させた。本試験に
おけるl・リム屑案内ガイド外れトラブルの発生率を表
6及び表7に示す。
なお、試験には同一1〜リマ、同一広幅鋼板を用い、ト
リム後の冷間圧延も同一条件にて行った。
変更しているのは仮押え条件のみである。
表2 トリム鴫冒牛と十勝え」宕牛 表4 ソーエツジ発生率(各板厚100コイル試験)表
5 ソーエツジ発生率(各板厚1.00コイル試験)表
6 !・リム屑案内ガイド外れトラブル発生率(400コイ
ル試験) 表7 1・リム屑案内ガイド外れI・ラブル発生率(400コ
イル試験) 表4及び表5より明らかなように、全ての板厚に対して
トリム後のソーエツジは解消され、大幅な歩留り向上が
達成された。
なお、表4の場合には従来のリングにおいてはリング径
が適正な場合(本試験ではt=3.5  (mff以上
の場合)しか、ソーエツジ抑制の効果はなく、t =1
.2.2.3  (mm)の場合には実質上仮押えがか
かっておらず板押えがない場合とソーエツジ発生率は同
等となっている。また、従来の押えリングでt−r、o
c鵬〕の場合には押え圧力が高すぎるために押えリング
の劣化が著しく長時間の使用には耐えられなかった。
また、表5の場合には従来のリングにおいては、特に丸
刃の径がφ290 mm以上の場合には、実質上噛み込
み位置にはおらず、ソーエツジ抑制の効果がなかった。
また従来の押えリングでt =5.5(mm)でかつ丸
刃径がφ290 mm以下の場合には押え圧力が高すぎ
るために押えリングの劣化が著しく長時間の使用には耐
えられなかった。
また、コイルつなぎ目におけるトリム屑の案内ガイド外
れトラブルも発注していたが、これらは本発明により激
減し、ラインストップによる生産能率の低下あるいは人
件費を大幅に減少することが出来る。
本発明は通常はザイドトリムばかりではなく、サイド1
−リマーによる途中止め後ロールによる押戻しにより分
離を行う、いわゆるかえり無しトリムに適用しても、板
厚に応じて押えロールの位置を変化することが出来るた
め非常に有効である。
また、本発明はザイドトリマばかりでなく、広幅金属板
を多条に切断するスリッタへの適用も可能である。
(発明の効果) 以上説明した様に本発明を用いれば、操業条件に応して
板押え位置と仮押え圧を高精度に制御することが出来る
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示す図面で、夫々
(イ)は縦断面して示す正面図、(ロ)は側面図、(ハ
)は作用説明図、第4図は第3図に示す実施例の回動位
置決め手段の説明図、第5図(イ)〜(ハ)は他の実施
例を示す縦断面して示す正面図、第6図(イ)〜(ハ)
及び第7図(イ)(ロ)ば従来の装置を示す説明図、第
8図(イ)(ロ)は製品切断時の態様を示す説明図、第
9図(イ)(ロ)は切断された製品の端縁形状を示す説
明図、第10図(イ)(ロ)はソーエツジ抑制のメカニ
ズムを説明する図、第11図は座標系の説明図、第12
回は板厚に対するオーバラップの設定の一例を示す図面
、第13図は操業条件による噛み込み位置破断点の変化
を表す図面、第14図はコイルつなぎ目の説明図、第1
5図はコイルつなぎ目のトリム屑の案内(同図(イ))
と飛出状態(同図(ロ))を示す説明図である。 1.2はアーバ、3.4は丸刃、9は位置決め体、13
は支持軸、16は偏芯軸受、17は押えリング、18.
19.23.26は回動位置決め手段、2■、25は偏
芯プッシュ。 ア 0り 派 6、町グ番。L/、−、:譚律

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)サイドトリマの丸刃を支持するアーバの軸芯に対
    して所定の軸心間距離を保ち、かつ前記アーバに嵌装し
    た位置決め体により支持された支持軸を設け、該支持軸
    に偏芯軸受を介して押えリングを嵌装し、更に被トリム
    材に対する前記押えリングの押え圧と位置を調整する回
    動位置決め手段を備えたことを特徴とするサイドトリマ
    押えリング装置。
  2. (2)サイドトリマの丸刃を固定支持するアーバに、該
    アーバの軸芯に対して所定の軸芯間距離を保って偏心軸
    受を嵌装し、更に偏心軸受に押えリングを嵌装すると共
    に、被トリム材に対する前記押えリングの押え圧と位置
    を調整すべく、前記偏心軸受の回動位置決め手段を備え
    たことを特徴とするサイドトリマ押えリング装置。
  3. (3)支持軸又はアーバに嵌装する偏心軸受を複数とし
    、これら夫々の偏心軸受を独立に位置調整可能な如く回
    動位置決め機構を設けたことを特徴とする請求項1又は
    2記載のサイドトリマ押えリング装置。
  4. (4)丸刃を、軸受を介してアーバに回転自在に嵌装し
    たことを特徴とする請求項1乃至3記載のサイドトリマ
    押えリング装置。
  5. (5)偏心軸受として、軸受の内輪又は外輪に偏心プッ
    シュを嵌装したものを採用することを特徴とする請求項
    1乃至4記載のサイドトリマ押えリング装置。
  6. (6)偏心軸受として軸受の内輪又は外輪を偏心させた
    ものを採用することを特徴とする請求項1乃至4記載の
    サイドトリマ押えリング装置。
JP10294489A 1988-04-25 1989-04-21 サイドトリマ押えリング装置 Pending JPH0230416A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63-101903 1988-04-25
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JP10294489A Pending JPH0230416A (ja) 1988-04-25 1989-04-21 サイドトリマ押えリング装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100435570B1 (ko) * 2002-05-17 2004-06-10 주식회사 포스코 사이드 트리머용 토우인각 조정장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100435570B1 (ko) * 2002-05-17 2004-06-10 주식회사 포스코 사이드 트리머용 토우인각 조정장치

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