JPH02304111A - 閉鎖水域水質保全装置 - Google Patents

閉鎖水域水質保全装置

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JPH02304111A
JPH02304111A JP12479689A JP12479689A JPH02304111A JP H02304111 A JPH02304111 A JP H02304111A JP 12479689 A JP12479689 A JP 12479689A JP 12479689 A JP12479689 A JP 12479689A JP H02304111 A JPH02304111 A JP H02304111A
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JP
Japan
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area
water
closed
inflow
outflow
Prior art date
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Pending
Application number
JP12479689A
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English (en)
Inventor
Kenji Matsuda
松田 建志
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は閉鎖水域水質保全装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、閉鎖水域あるいは閉鎖水路の中の水質を保全する
ためには、第3図縦断面図に示すように、ポンプ14な
どの動力を用いて閉鎖水域1の水と外部水域dの水との
交換が行われている。まか、海域に接して形成された閉
鎖水域の場合には水域内の水と外海域の水との交換を自
然的に促進するために、海水の流出入口を設ける場合が
多い。ここで、8は閉鎖水域底、9は仕切壁である。
人工的に作られる閉鎖水域は、人間が水に接する場所と
して人間に潤いを与える親水環境を創成する意味から最
近特に重要性が増している。このような水域では、水質
の悪化を避けるための水質保全策として水域内の水の環
境とか交換を長期間継続して進める必要があるが、その
ために要する動力費用は可能な時 限り低く浄さえることが要求される。またその親水性を
目的とする水域内の水位の変動幅に例えば海′に見られ
る潮汐はどの変動幅があっては一般に好ましくないとさ
れている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来行われているポンプを用いた閉鎖水域内の水の循環
とか交換の手段では動力に多大のコストがかかる。また
海域に接して確保された閉鎖水域において単に外部海域
とその閉鎖水域を流路で連結しただけでは水の循環交換
は可能であるが、水域内の水位変動幅は潮汐変動幅と等
しくなり、親水性を目的とした閉鎖水域としては利用し
にくい面がある。
本発明はこのような事情に鑑みて提案されたもので、安
価な動力費で水質を保全することのできる経済的な閉鎖
水域水質保全装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
そのために本発明は、海域に接する閉鎖水域において、
同閉鎖水域の一端を海域に連通ずる流入水路と、同閉鎖
水域の他端を海域に連通ずる流出水路と、上記流入水路
、流出水路にそれぞれ付設され上記海域の海水の上記流
入水路を経ての流入を許容するもその逆方向の流れを禁
止する流入側逆止弁、上記閉鎖水域の海水の上記流出水
路を経ての流出を許容するもその逆方向の流れを禁止す
る流出側逆止弁とを具えたことを特徴とする。
〔作用〕
このような構成によれば、外部海域の干満による水位変
動に伴い、外部海域の上げ潮時には、外部海域の海水が
流入水路を経て閉鎖水域へ入り、その際、外部海域の海
水は水位差にもかかわらず、流出側不帰弁の阻止作用に
より流出水路を経て閉鎖水域へ流入することがない。
外部海域の引き潮時には閉鎖水域の海水は流出水路を経
て外部海域へ流出し、その際、閉鎖水域の海水は水位差
にもががねらず、流入側不帰弁の阻止作用により、流入
水路を経て外部海域へ流出することがない。
こうして、閉鎖水域内には常に流入水路から流出水路へ
向がって一定方向の流れが周期的に発生するので、閉鎖
水域の海水は停滞することがなく、その水質が保全され
る。
〔実施例〕
本発明の一実施例を図面について説明すると、第1図は
その縦断面図、第2図は第1図の流入側不帰弁の変形例
を示す平面図である。
上図において、第3図と同一の符番はそれぞれ同図と同
一の部材を示し、■は閉鎖水域で、その外側にある外部
海域11には潮汐変化が存在し、海面水位はa、b間を
平均水位Cを中心として上下している。
2は一方の隔壁9の下端付近に配設された流入水路で、
流入水路2の外部海域側には流量調整用ゲート3が付設
され、流入水路2の閉鎖水域側には外部海域11の海水
の閉鎖水域1への流入は許容するも、その逆方向の流れ
は禁止するフラップ弁型流入側不帰弁4が付設されてい
る。7は不帰弁の上端支点軸である。
5は他方の隔壁10の上端付近に配設された流出水路で
、流出水路5の外部海域側には閉鎖水域1の海水の外部
海域11への流出は許容するも、その逆方向の流れは禁
止するフラップ弁型流出側不帰弁6が付設されている。
まず、第1図において、上げ潮時には、外部海面は低水
位aから高水位すへ上昇する。
その際、流入水路2では、外部海域11の海水は流入水
路2及び流入側不帰弁4を経て閉鎖水域1へ流入するが
、流出水路5では流出側不帰弁6の阻止作用により外部
海域11の海水は流出水路5を経て閉鎖水域1へ流入す
ることはない。
次に、引き潮時には外部海面は高水位すがら低水位aへ
下降する。
その際、流出水路5では閉鎖水域1の海水は流出側不帰
弁6を経て外部海域11へ流出するが、流入水路2では
、閉鎖水域1の海水は流入側不帰弁4の阻止作用により
外部海域11へ流出することはない。
不帰弁4,6はいずれも、外部海域11と閉鎖水域1と
の間に現れる水位差によって自動的に開閉し、外部海域
の干満に応じて外部海域の海水は閉鎖水域1を當に矢印
に示すように流入水路2から流出水路5へ向かって一定
方向に周期的に流れるから、閉鎖水域1の海水は滞留す
ることがなく、従ってその水質劣化は防止される。
なお、流入水路2内にある流路抵抗調整用のゲート3を
図示省略の手段で適宜開度に置くことにより閉鎖水域1
へ流入する海水量を調整すれば、閉鎖水域1内の水位変
動幅を外部海域の水位変動幅より小さい低水位a′と高
水位b′の範囲に狭めることが可能である。
ゲート3の開度と閉鎖水域1内への海水の流入量の間に
は一定の関係があり、外部海域11の水位変動幅、閉鎖
水域1の全水量及び不帰弁4と6の流水に対する特性な
どの諸量を基に装置の必要な寸法と形状を決めることが
できる。
流入側不帰弁4.流出側不帰弁6の開閉には動力を使用
してもよいが、既に述べたように外部海域11と閉鎖水
域1との間に現れる水位差によって作動するものを使用
すれば、運転操作が不要となり経済的である。ここで、
特に流入側不帰弁4は水位差に敏感に応答することが望
ましく、そのために第2図に示すように、流入側不帰弁
4aは弁体を中空にして発生する浮力により水中比重を
水とほぼ等しくすることができる。
このような不帰弁の構造によれば、外部海域11と閉鎖
水域1の間の僅かな水位差で、弁体は矢印に示す順方向
には浮力で水中に浮いて、流入方向ヘシフトすることで
、外部海域の海水の閉鎖水域への流入を許容し、また外
部海域の水位が閉鎖水域の水位より若干低下すれば、弁
体は容易にシフトして流入水路を閉鎖するので、不帰弁
としての作用を省エネルギ的に円滑軽快に行うことがで
きる。ここで12はフロート型流入側不帰弁4aの流出
防止柵である。
〔発明の効果〕
このような装置によれば、外部海域の潮汐変化を利用す
ることにより、動力費が安い手段で、効果的に閉鎖水域
に一方向流を形成し、その水質保全を行うとともに、流
水路内に設けた流路抵抗調整用ゲートの開度を調整する
ことにより、閉鎖水域内の水位変動幅を任意に調整でき
る。
要するに本発明によれば、海域に接する閉鎖水域におい
て、同閉鎖水域の一端を海域に連通ずる流入水路と、同
閉鎖水域の他端を海域に連通ずる流出水路と、上記流入
水路、流出水路にそれぞれ付設され上記海域の海水の上
記流入水路を経ての流入を許容するもその逆方向の流れ
を禁止する流入側逆止弁、上記閉鎖水域の海水の上記流
出水路を経ての流出を許容するもその逆方向の流れを禁
止する流出側逆止弁とを具えたことにより、安価な動力
費で水質を保全することのできる経済的な閉鎖水域水質
保全装置を得るから、本発明は産業上極めて有益なもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す縦断面図、第2図は第
1図の流入側不帰弁の変形例を示す平面図である。 第3図は公知の閉鎖水域の水質保全手段を示す縦断面図
である。 1・・・閉鎖水域、2・・・流入水路、3・・・流量調
整用ゲート、4・・・流入側不帰弁、4a・・・フロー
ト型流入側不帰弁、5・・・流出水路、6・・・流出側
不帰弁、7・・・不帰弁の支点軸、8・・・底面、9.
10・・・隔壁、11・・・外部海域、12・・・流出
防止柵、 a、a′・・・低水位、b、b’・・・高水位。 代理人 弁理士 塚 本 正 文 O

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 海域に接する閉鎖水域において、同閉鎖水域の一端を海
    域に連通する流入水路と、同閉鎖水域の他端を海域に連
    通する流出水路と、上記流入水路、流出水路にそれぞれ
    付設され上記海域の海水の上記流入水路を経ての流入を
    許容するもその逆方向の流れを禁止する流入側逆止弁、
    上記閉鎖水域の海水の上記流出水路を経ての流出を許容
    するもその逆方向の流れを禁止する流出側逆止弁とを具
    えたことを特徴とする閉鎖水域水質保全装置。
JP12479689A 1989-05-18 1989-05-18 閉鎖水域水質保全装置 Pending JPH02304111A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04319109A (ja) * 1991-04-17 1992-11-10 Tokuden Cosmo Kk 海水浄化装置
JP2002102841A (ja) * 2000-10-03 2002-04-09 Ohbayashi Corp 水域浄化システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002102841A (ja) * 2000-10-03 2002-04-09 Ohbayashi Corp 水域浄化システム
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