JPH0230274A - ダイナミック・ビデオ・フォーカス装置 - Google Patents

ダイナミック・ビデオ・フォーカス装置

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JPH0230274A
JPH0230274A JP17905088A JP17905088A JPH0230274A JP H0230274 A JPH0230274 A JP H0230274A JP 17905088 A JP17905088 A JP 17905088A JP 17905088 A JP17905088 A JP 17905088A JP H0230274 A JPH0230274 A JP H0230274A
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signal
delay line
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brightness
ray tube
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JP17905088A
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English (en)
Inventor
Toshimitsu Watanabe
敏光 渡辺
Michitaka Osawa
通孝 大沢
Soichi Sakurai
桜井 宗一
Makoto Shiomi
誠 塩見
Koji Kito
浩二 木藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、映像信号の情報Iこ従って、陰極線管のフォ
ーカスを制御する装置に係り、特にプロジェクションテ
レビの高輝度化に好適な信号の検出とフォーカスの制御
装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の、映像信号に応じて、フォーカス制御を行なう装
置は、特開昭49−29018 号公報(第1の従来例
)に記載のように、画像の輪郭部分での鮮鋭度を改善す
る為、映像信号のレベルが変化する部分において、その
変化に応じたフォーカス補正用交流電圧を得、これを直
流電圧に重畳してフォーカス電極に供給してダイナミッ
クフォーカスを行なう方式によって、画像の輪郭部分で
の鮮鋭度を改善するものであった。
また、第2の従来例としては、実公昭61−3193号
公報(第2の従来例)に記載のように、映像信号の輝度
レベルに応じて、青色蛍光体に対応する電子銃をドライ
ブする回路の増幅度を、非線形に変える方式がある。す
なわち、低輝度の信号再生時における青、緑、赤色の発
光比率に対して、高輝度の信号再生時では、青色の発光
比率が増大し、高輝度の色温度が高くなるようにしでい
るものであった。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記、第一の従来例では、輪郭部での鮮鋭度は得られる
ものの、白色輝度は陰極線管の能力により決定されるこ
とになる。また、白色輝度の向上、すなわち、青色輝度
の向上を図る為に第二の従来例を適用すると、ビーム電
流の著しい増大により、電子ビームのスポット径が大き
くなり、高輝度の輪郭部では、鮮鋭度の悪い画像になる
という問題点がある。
本発明は、高い白色輝度を得ると同時に、高輝度の輪郭
部においても鮮鋭度の優れた画像を再生することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
一方、蛍光体が飽和する領域では、本発明は、電子ビー
ムを最良集束状態(最良集束状態とは、電子ビームのス
ポット径が最も小さくなる状態を言い、例えば、電子ビ
ームのスポットプロファイルの1/10輝線幅が最小と
なる状態)から、デフォーカスする方法により、輝度を
向上する事を基本思想とする。ここで言うデフォーカス
とは、電子ビームが最良集束状態から、ずれた状態であ
ることを示す。
すなわち、陰極線管の輝度を向上する手段としては、■
カソード電流を増加する。■アノード電圧を高くする等
の方法が掲げられる。しかし、蛍光体が飽和し始める高
輝度領域においては、■。
■の輝度向上の効果が小さい欠点があるからである。t
!!fに、カソード電流を4〜6mA程度流すプロジェ
クションテレビ用の投写管においては、蛍光体が飽和し
易(、本発明の電子ビームをデフォーカスする手段が極
めて有効である。しかし、単に電子ビームをデフォーカ
スしたのみでは映像の精細度が低下する。
そこで、本発明では、高輝度を図る為には、映像信号の
白ピーク輝度付近の信号レベルで、電子ビームをデフォ
ーカスする様に集束制御を行なう様にし、さらに高輝度
であっても、映像信号の輪郭部分に相当する位置では、
最良集束の状態を保つか、あるいは、電子ビームの位置
の制御を行なう構成とする。
上に述べた概念について、第3図を用いて詳しく説明す
る。第3図は、画面上にウィンドパターンを表示した場
合の様子を示すものである。31は画面の表示部分、3
2は、ウィンドパターンの表示領域を示す。いま、ウィ
ンドパターン32の内側が高輝度、外側が低輝度(黒レ
ベル)になっているものとする、また、第3図(a)の
円おで示した部分の拡大図を、第3図(b)に示す。第
3図(b)において、線34〜38は、電子ビームの走
査線を示し、高輝度部を実線で、低輝度部を破線で表現
している。高輝度を示す実線部分で、電子ビームをデフ
ォーカスすると、輝度向上を図る事ができる。しかし、
走査線35の高輝度部分(実線部分)は、垂直方向の輪
郭部に相当する為、デフォーカスを行なった場合には、
解像度が低下し、輪郭不鮮明な画像となるので、デフォ
ーカスする事は望ましくない。
また、水平方向についても同様に、例えば、走査線36
の点線から実線、すなわち低輝度から高輝度に変化する
枠39の部分においては、最良集束状態にすることによ
り高解像度を保ち、微少時間Δτ40に相当する時間だ
け遅延してデフォーカスする事により、輝度の向上と、
輪郭部の鮮明さを同時に実現することができる。
〔作用〕
一般的に、陰極線管における蛍光体の発光輝度I、は、
励起する電子のエネルギーに比例する。しかし、この比
例関係を保つ事ができるのは、入射電子のエネルギーが
比較的小さい場合であり、ある程度以上では蛍光体の発
光輝度は、飽和特性を示す様になる。特に、電子ビーム
を集束させ、画像表示装置として用いている陰極線管に
おいては、蛍光体の発光特性の影響が顕著に現われる。
第5図は、陰極線管のカソード電流Ikに対する発光輝
度Ipの特性例を示した図である。特性72は静電集束
方式陰極線管の特性である。例えば、カソード電流ik
lに対する発光輝度はIp、であるが、カソード電流を
約3倍のik、にしても、約2倍の発光輝度Ip、が得
られるに過ぎない。これを、第6図に示す電子ビームス
ポットプロファイルについて説明表現する。通常、電子
ビームスポットの電子密度分布neは分布曲線75に示
すようになる。
すなわち、電子密度は電子ビームの中心で最も高く、電
子ビームの中心から離れるに従って電子密度が次第に低
くなるような分布となる0分布曲線75は、励起電子の
エネルギー分布として見ることもでき、電子密度の高い
場所では、エネルギーも高い事になる。電子密度分布曲
線75のときの発光輝度の分布曲線が波線75で示され
ている。発光輝度分布76は、電子密度の最も高い中心
部分においては、蛍光体の飽和のため、電子密度はきわ
めて高いが、発光輝度はそれほど高くない0画面上での
発光輝度Ipは、この分布曲線76の積分値(面積)で
ある。さらに電磁集束方式陰極線管を用い、電子ビーム
の集束性能を向上した場合、電子密度分布neは分布面
#!74に示す形にすることができるが、蛍光体の飽和
のためビームスポットの中心で電子密度が著しく増加し
たにかかわらず、発光輝度はそれほど増加しない。この
ため輝度分布は分布曲線77に示すようになる。分布曲
線77を積分し、発光輝度を比較すると、分布曲線76
を積分し、得られる輝度に比べ、さらに低下することが
わかる。
すなわち、電子ビームを集束化した場合の4に−T、。
特性は、第5図の特性71となり、ik、に対する画面
上の輝度は■9.となる。すなわち、集束性能の向上を
図り、解像度の高い画像を再生する場合には、輝度の低
下を生ずる。そこで、高輝度の部分、すなわちカソード
電流の大きいik、では、電子ビームをデフォーカスす
る。電子ビームをデフォーカスすると電子密度分布ne
は分布曲線78のようになる。このため、蛍光体の飽和
がなく、輝度分布は分布曲線78に一致した分布曲線7
9になる0分布曲線77及び分布面a79を積分して比
較すると、明らかに分布曲線79の場合の方が面積が大
きく、飛躍的に輝度の向上を図ることができる。
第6図に示す、電子ビームスポットのプロファイルの制
御は、陰極線管の電子レンズの強度を変える事により実
現できる。例えば、電磁集束方式陰極線管の場合には、
電子レンズの強度は、集束コイルに流れる電流を制御す
れば良い、第7図は、ビーム電流が一定の場合、ik=
 tk、において、集束コイルに流れる電流rfに対す
る発光輝度I、の関係を示した図である。I(’x=1
11の場合には、電子ビームが最良集束しており、発光
輝度の分布は第6図の曲線76となり、発光輝度はIp
、である、いま、I(=r(、として、電子ビームをデ
フォーカスすれば、発光輝度の分布は第6図の曲線79
となり、発光輝度はIp4と、向上する。最良集束状態
を得る+(、に対して、I(を増加する方向でも、減少
する方向でもデフォーカスし、蛍光体の輝度飽和が減少
するためkHに対するIpの関係は、第7図の曲線81
に示す関係となる。従って、カソード電流1にの大きい
場合に、デフォーカスする事により、輝度の向上を図る
ことができる。このとき、1kIp特性は、第5図の特
性73となり、蛍光体のり二アリティを改善した場合と
同様の効果を得る事ができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図〜第4図を用いて説明
する。第1図は本発明を適用した電磁集束方式テレビジ
ョンの集束装置を示すブロック図であり、陰極線管1、
電磁集束装置2、集束制御装置3、制御信号検出装置4
、輝度信号入力端子5及び輝度信号出力端子6により構
成されている。
制御信号検出装置4は、端子5から入力した輝度信号の
情報から、垂直、水平の輪郭部以外の高輝度信号成分を
検出する。集束制御装置3は、通常は、陰極線管lの管
面上で、1電子ビームが最良集束する様に、電磁集束装
置2を制御する。そして前記制御信号検出装置より供給
される情報に応じて、前記電子ビームの集束状態をデフ
ォーカス状態に制御する。この結果、陰極線管lの管面
上では、高輝度と鮮鋭度を両立させる事ができる。
第2図は、制御信号検出装置4の具体的な一実施例を表
わすブロック図である。第3図は、画面上にウィンドウ
パターンを表示した場合のラスタの様子を表わす図、第
4図は、輝度信号として前記ウィンドウパターンを入力
した場合の第2図における信号波形を表わす図である。
以下、第2図の回路動作を第3図、第4図を併用して説
明する。
第2図において、端子5から入力した輝度信号は、比較
器11に入力され基準電圧源12の電圧値と比較して、
レベルが大きい場合には、比較器11より信号が出力さ
れる。基準電圧源12の設定電圧は、第5図におけるカ
ソード電流Ik、に対応する映像信号電圧レベルに設定
する。比較器11の出力信号は、第4図中波形51に示
す信号となる。尚、凹部52は水平同期信号、凸部53
は高輝度信号である事を表わす。波形51は、1H遅延
線13に入力され、LH遅延線13からは波形舅に示す
信号が出力される。さらに、波形潟は1H遅延M14か
らは波形55に示す信号が出力される。波形51 、5
4 、55の総和あるいは、ANDをとる事により、垂
直方向の信号として、波形56を形成する事ができる。
一方、波形51は、Δτ遅延線16 、17を通過する
ことにより、波形58 、59が成牛され、波形51 
、58 、59の総和又は、ANDをとる事により、水
平方向の信号として、波形60を形成することができる
。従って、最終的に加算器15の出力には、第3図(d
)に示す波形56(水平期間では点線で示す波形57)
が出力され、水平、垂直の輪郭部以外の高輝度信号を得
ることができる。加算器15で得られた信号をアナログ
スイッチ19のゲートパルスとして用いるが、この時、
輝度信号の基準は、垂直周期では波形54、水平周期で
は波形58である為、端子5の入力輝度信号に比べ、1
H十Δ丁だけ遅延する必要があり、1H+Δτ遅延線1
8を設け、端子6に輝度信号出力として出力され、同時
にアナログスイッチ19に入力信号として入力される。
集束制御装置3に入力する信号は、加算器15の出力信
号波形57でありても良い。しかし、本実施例の様に、
アナログスイッチ19を設け、輝度信号を波形57でゲ
ーティングすることにより、出力端子20には、信号の
検出期間において、制御信号情報をアナログ量とする出
力信号が出力される。
第8図は、制御信号検出装置4の他の具体的な一実施例
であり、92は1H遅延線、93 、96は加算器、9
4は反転加算器、95は1H−Δτ遅延線、91はLP
Fである。本実施例の特長は、第2図に示された実施例
に比べ、映像信号のYc分離回路と遅延線等を共用し、
低コスト化を図られている事である。以下、本実施例の
回路動作を説明する。
端子96から入力したNTSC方式映像信号は、1H遅
延線92、加算器93、反転加算器94を通り、Y信号
とC信号に分離され出力される。Y信号は、第4図(b
)の波形54に相当する。一方、N’rSC映像信号は
LPF91にも加えられ、YLPF信号が出力されるが
、加算器93より出力されるY信号(こ比へ、1H進ん
でいる為、NT8C映像信号は第4図(a)の波形51
に相当する。また、YLP!信号はLP11’の遅延特
性により、数100ns程度の時間遅延を生じ、第4図
(glの波形59に相当する。従って、1H−Δτ遅延
線95を用い、Y信号を1H−3丁だけ遅延シタ信号Y
1H−Δ7を形成すれば、垂直方向の時間タイミングと
しては、第4図(clの波形55が、水平方向の時間タ
イミングとしては、第4図(e)の波形59が得られる
。このYLPF信号とYlH−3丁が加算器96にて加
算されることにより、加算器%の出力からは、第2図の
端子20に得られる制御信号とほぼ同等の波形が出力さ
れる。
第9図は制御信号検出装置4の第3の冥施例である。尚
、端子5と端子20は第2図の端子番号と同一である。
以下、本実施例について説明する。
101と102は1H遅延線、103と104はΔT遅
延線、105〜110は比較器、111〜116は比較
器の基準電位入力端子、117はAND回路、118は
制御信号検出出力である。
動作は第3図と第4図を用いて説明した場合と基本的に
同じであるため、ここでは簡単に説明する。入力端子5
に入力されたビデオ信号は、101〜104の遅延線で
それぞれ遅延される。比較器105〜110では、遅延
された信号と遅延されない信号のそれぞれの輝度レベル
が比較される。即ち、基準電位入力端子111−116
の電位より大きい場合には、比較器105〜110はH
ighを出力し、AND回路117に供給する。従うて
、輝度レベルが一定値以上の部分が、画面上に存在する
時には、AND回路117の出力はHi ghとなる。
以下にさらに詳しく説明する。まず入力端子5に入力さ
れたビデオ信号は、アナログ信号でもディジタル信号で
も良い。アナログ信号の場合には、101〜104の遅
延線がアナログ遅延線、ディジタル信号の場合にはディ
ジタル遅延線を用いれば良い、ただ遅延動作は、ディジ
タル処理の方が容易に出来るため、回路構成が簡単にな
る長所がある。
特に、ディジタル技術をテレビに応用した。いわゆるデ
ィジタルテレビiこおいては、映像信号はディジタル化
されており、上記構成は容易に実現出来る。
さらに基準電位入力端子111〜116に与える基準電
圧について、述べる。基準電位は、必ずしも、固是にす
る必要はなく、可変でも良い。たとえば絵柄に応じた輝
度レベルの平均値等を利用しても良い。
次ζこ、集束制御装置3の具体的実施例について述べる
。第10図、第11図は、それぞれ、集束制御装置3の
第1.第2の実施例である。
集束制御装置3は、映像信号に追従した電流を電磁集束
装置2の内部に、巻回した補助コイルに流す必要があり
、例えば、補助コイルのインダクタンスを20μH程度
とすれば、出力帯域幅I MH! 。
出力電圧ioo v 、出力電流1λ程度の定電流アン
プが必要になる。
第10図Iこ、この集束制御装置3の実施例を示す。
第10図において、20は入力端子、202 、207
 。
208 、209 、210 、213 、214 、
216 、217は抵抗器、203 、204 、20
5 、206 、212 、215はトランジスタ、2
11はコンデンサ、218 、219.223゜224
 、225 、226はトランジスタ、220 、22
1 。
222 、227 、228 、229は抵抗器、23
0 、231 。
232 、233はダイオード、234は電流検出抵抗
器、236は正電源入力端子、237は負電源入力端子
、240 、241は出力端子、235は、集束装置2
の内部に巻回した集束補助コイルである。
この回路では広帯域化のため、次の様な工夫を行ってい
る。まず、入力段(トランジスタ203゜204 、2
05 、206 )にはカスコードアンプを用いてミラ
ー容量の影響を除去している。また、出力トランジスタ
225 、226の前段に出力容量の小さなトランジス
タをエミッタフォロワとして設けることにより、抵抗2
22と出力容量により発生する時定数を小さくして広帯
域化を実現している。
第11図に、集束制御装置3の第2の実施例を示す。第
11図に示されるように、n個の定電流アンプとn個の
集束補助コイルとn個の電流検出抵抗から集束制御装置
3が構成されている。この集束制御装置3は、各集束補
助コイルからの磁界が電磁収束装置で加算される構成に
なっている。
このため、それぞれの定電流アンプ3a〜3nの出力電
流または出力電圧は、1個の定電流アンプが1個のみ用
いられた場合の1に出来る。従つn て第11図に示された実施例は、nの値を適当に選ぶ事
により、消費電力の点で、第10図に示された実施例の
場合に比べ有利である。
第12図は、本発明の第二の実施例を示すブロック図で
ある。本実施例のダイナミックビデオフォーカス装置は
、陰極線管1、電磁集束装置2、集束制御装置3、制御
信号検出装置4、ガンマ補正装置7、陰極線管1のドラ
イブ装置8から構成されている。第一の実施例に対して
、ガンマ補正装置7を設けた事が本実施例の特徴であり
、以下、本実施例について説明する。
第1図で示した本発明の制御信号検出装置4及び集束制
御装置3は、Y信号帯域まで周波数特性を有する事が理
想的ではあるが、実際は、集束制御装置3の負荷が比較
的大電力のインダクタンス成分である点と、又、第2図
で説明したように制御信号検出装置3は、Δτの遅延時
間を設けるために、帯域制限を受ける。従って、例えば
第3図のウィンドウパターン枠32の大きさが、ある面
積以下になると、上述した本発明の回路は応答しなくな
る。実際に回路を動作させ目視評価を行った結果、回路
が応答しない小面積部では、青蛍光体の輝度が所望の値
とならず、該小面積部のみホワイトバランスが異なる事
が明らかとなった。
ガンマ補正回路7は、上記ホワイトバランスの輝度によ
る変化を補正することを目的として接続されている。第
12図に示される実施例においては、制御信号検出装置
4の出力信号は、ガンマ補正装置71こも入力され、ド
ライブ装置8を介して陰極線管1のカソード電圧(ドラ
イブ電圧)が制御されることにより、上記目的が達成さ
れる。このとき、ドライブ装置8の出力端子は、通常、
陰極線管1のカソード電極に接続されるが、グリッド端
子に接続し、グリッドドライブ方式としても良い。
以下、本発明の第二の実施例について、詳細に説明する
第13図及び第14図には前記した点を解決した本発明
の第二の実施例が示されている。第13図には実施例の
ブロック図を、第14図にはその各部動作波形図を示す
。第13図に示された実施例においては、第2図に示し
た実施例に比べ、新たにγ補正制御回路151及びG及
びRγ補正回路152 、153が加わっている。
第13図で示すγ補正制御回路151の動作を第14図
を用い、以下に説゛明する。
第14図において、端子6及び20は第2図で示した端
子番号と一致しており、端子6からは1H+Δτだけ遅
延したY信号161が、端子20からはデイフォーカス
制御信号検出出力251が入力される。
γ補正制御回路151において、端子20より供給され
たデイフォーカス制御信号検出出力251は反転回路を
通り加算器に、端子6より供給されたY信号161と同
時に加えられる。例えば信号波形が第14図で示したY
信号161の様な場合、611及び612の信号波形時
では、制御信号検出装置4からデイフォーカス制御信号
検出出力は検出されるが、613の様に高周波になった
場合は帯域制限を受は出力波形は20端子上には現われ
ない。従って、上述のような信号時には、出力端子30
0 Jこは第14図中302の波形のみが現われ、波形
302の期間には、第13図のG・γ補正回路及びR・
γ補正回路が動作し、γ補正が行なわれる。このγ補正
によりG−Rの輝度が下がり、ホワイトバランスが一致
する。
以上説明した様に、フォーカスの制御と同時にγ補正を
適確に制御する事により、集束制御装置3の帯域が、十
分得られない様な、小面積の白ピーク輝度があっても、
白色の色温度が変化しないという効果がある。
第15図は本発明の第三の実施例を示すブロック図であ
り、本実施例は陰極線管1、電磁集束装置2、集束制御
装置3、制御信号検出装置あ、偏向装置9、走査速度変
調装置10から構成されている。
制御信号検出装置8は、今までの説明とは異なり、輝度
信号の情報から高輝度成分を検出し、高輝度信号の輪郭
部分においては、デフォーカスによるブルーミングを防
止する為、輪郭部において電子ビームの走査速度を制御
する信号を形成して出力する。高輝度信号受信時には、
集束制御装置3、及び電磁集束装置21こより電子ビー
ムの集束制御が行なわれ、集束制御装置3が動作する高
輝度信号の輪郭部においては、走査速度変調装置10、
及び偏向装置9により電子ビームの走査速度の制御が行
なわれる。この結果、陰極線管1の管面上では、高輝度
と鮮鋭度を両立させる事ができる。
第16図は、本発明の第三の実施例における制御信号検
出装置84、走査速度変調装置10の具体的一実施例を
表わすブロック図である。以下、本実施例の動作を第1
6図から第18図を用いて説明する。
端子5からは、第17図に示される輝度信号412が入
力される。端子5から入力された輝度信号412は、比
較器401にて端子402から入力された基準電圧レベ
ル411と比較され、比較器401からは第17図に示
す高輝度信号波形413が出力される。高輝度信号41
3は、集束制御装置3に加えられると同時に、1H遅延
線403、加算器404、Δτ遅延線405、加算器4
06にも加えられる。1H遅延線403からは、1H遅
延された高輝度信号波形414が出力される。信号波形
414を反転した信号と、信号波形413とが加算器4
04で加算され、垂直方向の輪郭信号成分の正パルス4
16と負パルス417を有する高輝度垂直輪郭信号波形
415が出力される。第17図(b)は、第17図(a
)の1H期間418について拡大して示した図である。
Δτ遅延線405からは、Δτ遅延された高輝度信号波
形419が出力される。加算器406において高輝度信
号419と信号波形413との反転加算が行なわれ、加
算器406からは、水平方向の輪郭信号成分の正パルス
421と負パルス422を有する高輝度水平輪郭信号波
形420が出力される。高輝度輪郭信号波形415 、
420は、増幅器407 、408で構成される走査速
度変調回路10を介して、垂直、水平の偏向コイル40
9 、410で構成される偏向装置9に供給され、電子
ビームの偏向速度が制御される。この様子を第18図に
示す。実線431 、432は画面上の輪郭部を示す。
また実線431と実線432の間で囲まれた部分441
が高輝度部に相当する。集束制御装置3が、高輝度信号
413により作動すると、電子ビームの集束状態は、最
良集束433からデフォーカス434に変化する。この
低輝度から高輝度になる変化時に、高輝度輪郭信号波形
415 、420の正パルス416.421により、電
子ビームは速度変調を受け、矢印435の向きに瞬時に
移動し、デフォーカス電子ビーム436となる。一方、
高輝度から低輝度1こなる変化時には、負パルス417
 、422により、矢印439の向きに電子ビームは速
度変調され、デフォーカス時の電子ビームは、電子ビー
ム440となる。
以上説明した様に、電子ビームのデフォーカスによる高
輝度化に対して、電子ビームの速度変調を行なう事によ
り、輪郭部でのビームのはみ出しを無くする事ができ、
高輝度で鮮鋭度のすぐれた画像を再生することができる
。尚、偏向器9は、静電偏向方式でも、静電、電磁併用
の偏向方式でも良い。端子402に加えられる基準電圧
は、固定でも可変でも、陰極線管のABLに依存した電
圧でも良い。また、遅延線を用いなくても、例えば、Δ
τ遅延線405、加算器406の代わりに、微分回路を
構成しても良い。
また、第1図から第18図で説明した内容は、輝度信号
としてY信号を用いて説明したが、原色信号を用いても
良い。また、集束の制御を行なう陰極線管は、プロジェ
クタ用では青色投写管のみでも、青色、緑色の両投耳管
でも良い事は言うまでもない。また、本実施例では、電
磁集束方式の陰極線管への適用例で示したが、静電集束
方式の陰極線管に適用できることは明白であり、同様の
効果が得られる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、輪郭情報のない高輝度の映像信号を検
出し、前記検出信号に応じて、電子ビームの集束制御を
行ない、高輝度再生時にも、蛍光体の飽和を少なくする
事ができるので、高輝度とハイフォーカスが両立した画
像を再生することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一の実施例を示すブロック図、第2
図は第1図の制御信号検出装置の第一の実施例を示すブ
ロック図、第3図は画面上のラスタを示す説明図、第4
図は第2図の実施例におけるタイムチャートを示す図、
第5図は蛍光体の輝度飽和を説明する特性図、第6図は
電子の密度分布を示す図、第7図は輝度改善割合を示す
特性図、第8図は第1図の制御信号検出装置の第二の実
施例を示すブロック図、第9図は第1図の制御信号検出
装置の第三の実施例を示すブロック図、第10図は第1
図の集束制御装置の第一の実施例を示す回路図、第11
図は第1図の集束制御装置の第二の実施例を示す図、第
12図は本発明の第二の実施例を示すブロック図、第1
3図は第12図のガンマ補正装置の実施例を示すブロッ
ク図、第14図は第12図の動作を説明するタイムチャ
ートを示す図、第15図は本発明の第三の実施例を示す
ブロック図、第16図は第15図の制御信号検出装置の
具体的実施例を示すブロック図、第17図は第16図の
ブロック図の動作を説明するタイムチャートを示す図、
第18図は第16図のブロック図の動作を説明する電子
の密度分布を示す図である。 符号の説明 1・・・陰極線管     2・・・集束装置3・・・
集束制御装置   4・・・制御信号検出装置9・・・
偏向装置 11・・・比較器 16 、17・・・Δτ遅延線 91・・・LPF 7・・・ガンマ補正装置 10・・走査速度変調装置 13 、14・・・1H遅延線 15 、96・・・加算器 95・・・1H−Δτ遅延線 151・・・ガンマ補正制御回路 (の) ffi5図 Cb) 42図 し20 しに1 カッー←゛屯5几しに ムkz 46図 〒8図 〒7図 しfl fZ 集束コイル(二;Lす屯ヅLムチ 粥a図 411図 和 デ14図 鞘13図 兇12図 デ15図 床16図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、陰極線管と、該陰極線管の電子ビームの集束状態を
    制御するフォーカス制御装置と、映像信号の信号内容に
    応じて、フォーカス制御信号を形成する制御信号検出装
    置より成る陰極線管装置において、前記制御信号検出装
    置は、輪郭部以外の白ピーク輝度レベルの信号部分でデ
    フォーカスさせる制御信号を形成する回路で構成したこ
    とを特徴とするダイナミックビデオフォーカス装置。 2、前記制御信号検出装置は、映像信号から白ピーク輝
    度レベルの信号を得る比較器と、該比較器の出力信号を
    1H遅延して出力する1H遅延線と、前記比較器の出力
    信号を2H遅延して出力する2H遅延線と、前記比較器
    の出力信号をΔτ遅延して出力するΔτ遅延線と、前記
    比較器の出力信号を2Δτ遅延して出力する2Δτ遅延
    線と、該比較器の出力信号と、1H遅延線の出力信号と
    、2H遅延線の出力信号と、Δτ遅延線の出力信号と、
    2Δτ遅延線の出力信号とを加算し、輪郭成分を除去す
    る加算器とを有する事を特徴とする請求項1記載のダイ
    ナミックビデオフォーカス装置。 3、前記制御信号検出装置は、1H遅延線と加算器と反
    転加算器から成るYC分離回路と、YC分離回路の入力
    部に接続されたLPFと、YC分離回路のY信号出力に
    接続された1H−Δτ遅延線と、該LPFの出力信号と
    該YC分離回路のY信号出力と1H−Δτ遅延線の出力
    信号とを加算する第2の加算器とを有する事を特徴とす
    る請求項1記載のダイナミックビデオフォーカス装置。 4、前記映像信号から、白ピーク輝度の面積に応じて、
    赤、緑、青のガンマ補正量を制御するガンマ補正回路を
    設けた事を特徴とする、請求項1記載のダイナミックビ
    デオフォーカス装置。 5、陰極線管と、映像信号中の高輝度輪郭信号を検出す
    る制御信号検出装置と、該高輝度輪郭信号により陰極線
    管の電子ビームの集束状態を制御するフォーカス制御装
    置と、該高輝度輪郭信号により該陰極線管の電子ビーム
    の走査速度を制御する走査速度変調装置を有する事を特
    徴とするダイナミックビデオフォーカス装置。
JP17905088A 1988-07-20 1988-07-20 ダイナミック・ビデオ・フォーカス装置 Pending JPH0230274A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0530375A (ja) * 1991-06-26 1993-02-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd デイスプレイ装置
JP2006174696A (ja) * 2004-12-10 2006-06-29 Thomson Licensing 電気モータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0530375A (ja) * 1991-06-26 1993-02-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd デイスプレイ装置
JP2006174696A (ja) * 2004-12-10 2006-06-29 Thomson Licensing 電気モータ

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