JPH02302467A - 二軸配向ポリアミドフイルム - Google Patents

二軸配向ポリアミドフイルム

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JPH02302467A
JPH02302467A JP12138689A JP12138689A JPH02302467A JP H02302467 A JPH02302467 A JP H02302467A JP 12138689 A JP12138689 A JP 12138689A JP 12138689 A JP12138689 A JP 12138689A JP H02302467 A JPH02302467 A JP H02302467A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は主としてポリテトラメチレンアジパミドからな
る脂肪族ポリアミドと、主としてポリメタキシリレンア
ジパミドからなる芳香族ポリアミドとの混合物からなり
、良好な耐熱性、ガスバリヤ−性および機械的強度を有
する二軸配向ポリアミドフィルムに関するものである。
[従来技術] テトラメチレンジアミンまたはその機能誘導体とアジピ
ン酸またはその機能誘導体とから造られるポリアミドは
ナイロン46樹脂として知られている。
このナイロン46樹脂は、引張強度1曲げ強度。
!i撃強度等の機械的強度に優れまた、耐熱性、摺動特
性にも優れるため有用なエンジニアリング−プラスチッ
クスとしてその利用上価値が大きいと考えられている。
ナイロン46樹脂がこれらの優れた性質を示す理由とし
て融点、および結晶化度が一般のポリアミド樹脂、例え
ばナイロン66樹脂、ナイロン6樹脂。
ナイロン12樹脂などと比べた場合非常に高い値を示す
ということが挙げられるが、このことはナイロン46樹
脂が一般のポリアミド樹脂に比べて押出成形性が著しく
劣るという原因にもなっている。
即ち、ナイロン46樹脂が約290℃という高い融点を
もつということは、押出1111時の樹脂温度を300
℃以上にする必要があり、この温度はアミド結合の熱分
解温度(約320℃)に近いこととなる。
言い換えるとナイロン46樹脂の押出製膜m度はその溶
a流動性と熱分解回避の条件から、押出製膜に適した温
度範囲が狭いという欠点を生むことになる。また高い結
晶化度をもつということは、ナイロン46樹脂を溶融す
るためにより多くの熱間を要するということになる。こ
のことは押出製膜時において、高い可塑化温度、長い可
塑化時間、高い混線トルクなどが必要であるということ
であり、それらは設備や生産におけるコスト高の原因と
なるばかりでなく、安定した押出製膜が行えずに、ポリ
マーの熱分解を誘発するなどの技術面での問題を生ずる
更に、押出によって得られた未延伸フィルムを二輪延伸
しようとすると、未延伸フィルムの結晶化度が高いため
一軸延伸は容易であるものの、二輪延伸は困難である。
逐次延伸や同時延伸の機械的延伸法はもちろん気体を利
用したインフレーション法の場合にも切断、延伸斑、ピ
ンホール等の欠点が発現する傾向があって、厚み斑の良
好なピンホール等の欠点のない二軸配向フィルムを得る
ことは極めて困難である。
[発明の目的] 本発明は前述の事情を背景としてなされたものであり、
その目的はナイロン46樹脂のもつ優れた特性を保持し
つつ、溶融押出において良好な未延伸フィルムを得、更
に二軸配向を可能にせしめる技術を提供することにある
[発明の構成] 本発明は、ナイロン46樹脂の押出及び二軸延伸製膜性
を改良すべく鋭意研究の結果、ポリテトラメチレンアジ
パミドにポリメタキシリレンアジパミドを配合してなる
ポリアミドを用いると、優れた押出及び二軸延伸製膜性
を有しかつナイロン46樹脂単独の場合と変らぬ優れた
耐熱性と、ポリメチキシリレンアジパミド単独の場合と
変らぬガスバリヤ−性を発現し、しかも良好な機械的性
質も有しているということを見出し、本発明に到達した
ここで、メタキシリレンジアミンまたはその機能誘導体
とアジピン酸またはその機能誘導体とから造られるポリ
アミドはナイロンMXD6樹脂として古くから知られて
いる。
このナイロンMXD6樹脂は二軸延伸が可能であり、そ
の二軸配向フィルムの特徴はガスバリヤ−性に優れ、ま
た引張強度などの機械的強度ヤニ次加工性にも浸れるこ
とであり、包装材料をはじめ幅広い用途に用いられてい
る。
ナイロンMXD6樹脂が優れた二輪延伸性を示す理由と
して、適度な結晶性を有していることが挙げられる。
本発明は構成成分としてポリテトラメチレンアジパミド
にポリメタキシリレンアジパミドを配合してなる二軸配
向ポリアミドフィルムである。
以下本発明を詳述する。
本発明において、用いられるポリテトラメチレンアジパ
ミドとは酸成分としてアジピン酸またはその機能誘導体
を用い、アミン成分としてテトラメチレンジアミンまた
はその機能誘導体を用いて縮合反応により得られるポリ
アミドを主たる対象とするが、そのアジピン酸成分また
はテトラメチレンジアミン成分の一部を他の共重合成分
で置き換えたものでもよい。
ナイロン46樹脂製造方法の好ましい態様は特開昭56
−149430号公報及び特開昭56−149431号
公報に記載されている。
本発明で用いられるナイロン46樹脂の極限粘度は信−
クレゾールを用い35℃で測定したとき、0.80〜1
.90更には1.00〜1.60の範囲にあることが望
ましい。
1.90を超える極限粘度のナイロン46樹脂を用いる
場合には組成物の流動性が悪く、得られた成形物の外観
の光沢が失われるのみならず、その機械的熱的性質のバ
ラツキが大きくなるので好ましくない。
一方0.80未満の極限粘度では、組成物の機械的強度
が小さくなる欠点を生ずる。
本発明に用いられるポリメタキシリレンアジパミドは酸
成分としてアジピン酸またはその機能誘導体を用い、ア
ミン成分としてメタキシリレンジアミンまたはその機能
誘導体を用いて綜合反応により得られるポリアミドを主
たる対象とするがそのアジピン酸成分またはメタキシリ
レンジアミン成分の一部を他の共重合成分で置き換えた
ものでもよい。
ポリメタキシリレンアジパミドはメタキシリレンジアミ
ンと炭素数6ないし12のα、ω−脂肪族ジカルボン酸
の1種以上とから得られるポリアミド構成単位を分子鎖
中に少なくとも50モル%以上、好ましくは70モル%
以上含有する1合体である。
これらの例として、ポリメタキシリレンアジパミド、ポ
リメタキシリレンセバカミド、ポリメタキシリレンスベ
ラミド等の東独重合体およびメタキシリレン/パラキシ
リレンアジパミド共手合体、メタキシリレン/バラキシ
リレンビスラミド共重合体、メタキシリレン/バラキシ
リレンアゼラミ上共重合体等のような共重合体ならびに
これらの単独重合体または共重合体の成分とへキサメチ
レンジアミンの如き脂肪族ジアミン、ピペラジンの如き
脂環式ジアミン、パラ−ビス−2−アミノエチルベンゼ
ンの如き芳香族ジアミン、テレフタル酸の如き芳香族ジ
カルボン酸、ε−カプロラクタムの如きラクタム、7−
アミンへブタン酸の如きω−アミンノカルボン酸、パラ
−アミノメチル安息香酸の如き芳香族アミノカルボン酸
等とを共重合した共重合体が挙げられる。本発明で用い
られるポリメタキシリレンアジパミドのメタキシリレン
ジアミン成分はメタキシリレンジアミンまたは30モル
%以下のパラ−キシリレンジアミンを含んでいてもよい
。また、キシリレンジアミン成分と炭素数6ないし12
のα、ω−脂肪族ジカルボン酸の1種以上とから得られ
る構成単位は分子鎖中の少なくとも50モル%以上、好
ましくは70モル%以上とすることが成形性の点から必
要である。
本発明で用いられるポリメタキシリレンアジパミドは、
溶融成形の際に均一なフィルムを形成する程度に高い粘
度をもっていることが必要であり、相対粘度1,8ない
し4゜Oの範囲が好ましい。
ポリメタキシリレンアジパミドは通常の溶融重合法で2
50〜300℃程度の温度で常圧、加圧あるいは減圧下
に重合を行う方法によって得ることができる。
本発明のポリテトラメチレンアジパミドへのポリメタキ
シリレンアジパミドの混合割合は10重饋%〜70重1
%、好ましくは10重1%〜50重量%、更に好ましく
は20重量%〜50ffl 11%である。
ポリメタキシリレンアジパミドの配合1が70重量%を
超えると、耐熱性の低下が見られ、10重量%に満だな
い場合にはポリメタキシリレンアジパミドに基づくガス
バリヤ−性が低下するのみならず、ポリテトラメチレン
アジパミドの押出特性及び二軸延伸製膜性の改良効果が
不充分となり、製膜が著しく困難となる。
本発明の二軸配向フィルムには、必要に応じて顔料その
他の配合剤をその発現量添加してもよい。
これらの配合剤は添加による効果発現の1小量と過剰添
加による組成物本来の優れた特性、製膜上の利点を損失
しない範囲で配合されるべきである。
このような配合剤として難燃剤、例えば臭素化ビフェニ
ルエーテル、a素化ビスフェノール−Aジグリシジルエ
ーテルおよびそのオリゴマー、臭素化とスフエノール−
Aを原料として製造させるポリカーボネートオリゴマー
等の如きハロゲン含有化合物:赤燐、トリフェニルホス
フェートの如き燐化合物;ホスホン酸アミドの如き燐−
窒素化合物など:難燃助剤、例えば三酸化アンチモン。
硼酸亜鉛等の添加が可能である。その他、耐熱性向上を
目的として、ヒンダードフェノール化合物。
有機燐化合物や、硫黄化合物等の如き酸化防止剤あるい
は熱安定剤を添加することもできる。また溶―粘度安定
性、耐加水分解性改良等の目的には、各種のエポキシ化
合物を添加してもよい。エポキシ化合物としては、例え
ばビスフェノールAとエピクロルヒドリンを反応させて
)すられるビスフェノールA型エポキシ化合物、各種グ
リコールヤグリ廿ロールとエピクロルヒドリンとの反応
からなる脂肪族グリシジルエーテル、ノボラック型エポ
キシ化合物、芳香族または脂肪族カルボン酸型エポキシ
化合物、脂環化合物から得られる脂環化合物型エポキシ
化合物などが好ましく、特に好ましいエポキシ化合物と
してはビスフェノールA型エポキシ化合物および低分子
量ポリエチレングリコールのジグリシジルエーテルが挙
げられる。
その他安定剤1着色剤、酸化防止剤、滑剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤の添加もできる。
好ましい滑剤としては■炭酸カルシウム、■二酸化ケイ
素(水和物、ケイ藻土、ケイ砂1石英等を含む)、■ア
ルミナ、■5iOz分を30重量%以上含有するケイ酸
塩[例えば非晶質或は結晶質の粘土鉱物、アルミノシリ
ケート化合物(焼成物や水和物を含む)、渇石綿、ジル
コン、フライアッシュ等]、■Mq、Zn、Zr及びT
i(7)酸化物、■Ca及び[3aの硫酸塩、■l−i
 、 Na及びCaのリンl!f塩(1水素塩や2水素
塩を含む)、■li、Na及びKの安息香l!I塩、■
MO、Ca 。
Ba、Zn、Cd、Pb、Sr、Mn、Fe。
CO及びNiのチタン酸塩、■Ba及びpbのクロム酸
塩、0炭素(例えばカーボンブラック、グラフフィト等
)、■ガラス(例えばガラス粉、ガラスピーズ等)、o
MgC03、■ホタル石、及び■ZnSが例示される。
特に好ましいものとして、球状シリカ、シリコーン樹脂
粒子、無水ケイ酸、含水ケイ酸、酸化アルミニウム、ケ
イ酸アルミニウム(焼成物、水和物等を含む)、燐酸1
リチウム、燐酸3リチウム、燐酸ナトリウム、燐酸カル
シウム、硫酸バリウム、酸化チタン、安息香酸リチウム
、これらの化合物の複塩(水和物を含む)、ガラス粉、
粘土(カオリン、ベントナイト。
白土等を含む)、タルク、ケイ凍土等が例示される。
また生母の割合で他の熱可塑性樹脂、例えばスチロール
樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、
弗素樹脂、他のポリアミド樹脂。
ポリカーボネート樹脂、ポリスルホン等:熱硬化性樹脂
、例えばフェノール樹脂、メラミン樹脂。
不飽和ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂等;更には軟
質熱可塑性樹脂、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体
、ポリエステルエラストマー、エチレン−プロピレン−
ターポリマー等を添加してもよい。
本発明の二軸配向フィルムを得るのには任意の配合方法
を用いることができる。
通常これらの配合成分はより均一に分散させることが好
ましく、その全部または一部を同時にあるいは別々に、
例えばブレンダー、ニーダ−、ロール、押出機等の如き
混合機で混合し均質化させる方法や混合成分の一部を同
時にあるいは別々に、例えばブレンダー、ニーダ−、ロ
ール、押出機等で混合し、更に残りの成分を、これらの
混合機あるいは押出機′C−混合し、均質化させる方法
を用いることができる。更に予めトライブレンドされた
組成物を加熱した押出機中で溶融混練して均質化したあ
と、針金状に押出し、次いで所望の長さに切断して粒状
化する方法がある。このようにして作られた製膜用組成
物は通常充分乾燥された状態に保たれて製膜機ホッパー
に投入され、製膜に供される。更にまた組成物の構成原
料をトライブレンドして直接製親機ホッパー内に投入し
製III m rt’+で溶融混練することも可能であ
る。
本発明の重合体混合物の溶融混練あるいは溶融押出しを
行う場合、溶融状態での滞留時間は5分間を超えない事
が望ましい。
滞留時間が5分間を超える場合、溶融温度が高いために
アミド結合の熱分解による樹脂の劣化およびアミド交換
反応の進行に伴うナイロン46樹脂の耐熱性の低下など
が認められる。
上述の熱安定性の不足から、本発明において認められる
太イロン46樹脂に基づく耐熱性の保持という性能は、
この重合体混合物に固有なものであり、共Φ合によって
は耐熱性の維持や向上を期し難いことは明らかである。
本発明の前記重合体混合物からなるポリアミド二軸延伸
フィルムを得るには、前記重合体混合物を290℃乃至
310℃、好ましくは290℃乃至300℃の温度範囲
で溶融し、T−ダイ又はI−ダイなどのフラットダイか
らフィルム状に押出し、その組成に基づく未延伸フィル
ムのガラス転移点以下、好ましくは25℃乃至60℃の
の温度に冷却し、ごロールに接触させて急冷し、実質的
に無定形の未延伸フィルムを得る。この際ロールの温度
が重合体混合物のガラス転移点より高い温度であると、
平坦なフィルムが得られなかったり、失透し、次の延伸
工程で均一な延伸が困難となる。
未延伸フィルムを二輪延伸するには周速の異なる二本以
上のロール間でフィルムを縦方向に2〜5倍の延伸倍率
となるように延伸し、ついでフィルムの両端をクリップ
で把持して一段目の延伸方向と直角な横方向に延伸する
方法が通常用いられるが、順序を逆にして横延伸を行っ
た後縦延伸を行ってもよい。
一段目の延伸条件は、延伸温度としてフィルム材料のガ
ラス転移点150℃、好ましくは80℃〜130℃で、
2〜5倍、好ましくは3〜4倍の延伸倍率で延伸する。
このフィルムの延伸温度がフィルムのガラス転移点より
低い温度ではフィルムを延伸するのに極めて高い応力を
必要とし、しばしばフィルムが破断するか失透するかし
て高倍率延伸は困難となる。一方150℃より高い温度
でフィルムを延伸すると、フィルムが融着したり、効果
的な配向を有するフィルムが得られない。
次に一方向に分子配向したフィルムを前記延伸方向に対
してほぼ直角方向に延伸する場合には、フィルムを前記
延伸温度より高い温度で、かつ150℃以下の温度、好
ましくは80℃〜130℃の温度で2〜5倍の延伸倍率
、好ましくは2.5〜4侶で延伸する。延伸温度が前記
温度以下であると、既にフィルムに形成されている配向
化及び結晶化に抗してフィルムをその配向方向に対して
直角方向に均一に延伸するのが困難となり、加えてフィ
ルムの厚み斑が大きくなる。一方、延伸温度がフィルム
の融点−5℃以下より高くなると既に形成しているフィ
ルムの配向が崩壊したりして物性のすぐれたフィルムが
得られにくくなる。また、フィルムの延伸倍率が2倍未
満であると、フィルムに延伸環や厚み不同を生じやすく
充分な配向をフィルムに付与することが困難となる。ま
た、一段目の延伸で延伸倍率が5倍を越えると、次の延
伸が国難になるかまたは破断するが、二段目の延伸では
フィルムの破断をひき起こしやすい。
このようにして1りられた二軸延伸ポリアミドフィルム
はそのままでも良好な性質を示ケが、特定方向の物理的
特性を向上さIるためにさらに、縦方向または横方向に
延伸してもよい。また、延伸後のフィルムに熱的安定性
をさらに付与するために、必要によりこのフィルムを延
伸温度以上275℃以下で5分間以下、好ましくは5〜
30秒間熱処理する。熱処理中フィルムは定長、弛緩ま
たは伸長下の状態或いはこれらを組合わせた状態のいず
れかに保持される。この熱処理によってフィルムの結晶
化が増加し、延伸過程で生じたフィルムの歪が除去され
、フィルムの機械的物性9寸法安定性は良好になる。
上述の様にして得られた二輪延伸ポリアミドフィルムは
、ポリアミド混合物の組成、製膜条件によってその特徴
が異なるが優れた櫟械的強度、耐熱性、ガス遮断性等の
特性を有している。
本発明において、二輪延伸方法としては、上)ホした逐
次二軸延伸による方法、同時二輪延伸による方法、ある
いはサーキュラ−ダイより押出してマンドレルに接触さ
せて急冷して得た未延伸フィルムをバブルブロー延伸に
より同時二軸延伸を行ないチューブ状フィルムとなすイ
ンフレーション法による方法等、いずれの方法を用いて
も良い。
以下、実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明する
実施例中の測定項目は次の方法で測定した。
(1)  相対粘度(ηrcl ) 96%硫酸中0.1重量%とし′C20℃にて測定(2
1固有粘度([η]) ■−クレゾール溶媒を用いて25℃で測定(3)  酸
素ガス透過係数(PO2)及び炭酸ガス透過係数(PC
O2) スイスLVSS、V社製GPM−200型ガス透過率測
定機にて02 / CO2= 80/ 20 (vol
ume)の混合ガスを用い30℃にて酸素ガス透過量お
よび炭酸ガス透過量を測定 (4)  ヤング率 フィルムを試料中10m、長さ15ca+に切り、チV
ツク間100#lにして引張速度100M/分、チ鬼7
−ト速度100m++/分にインストロンタイプの万能
引張試験装置にて引張り、得られた荷重−伸び曲線の立
上り部の接線よりヤング率を計惇する。
(5)破断強度及び破断伸度 (4)の方法で得た応力〜歪曲線より破断点の強度、伸
度を求める。
実施例1〜5 105℃、 10TOrrの減圧下で12時間乾燥した
極限粘度1.67のナイロン46樹脂(rsTANYL
Jオランダ(EIDSM社製)と、上記と同様の条件に
て乾燥したナイロンMXD6樹脂(rMXナイロン60
07J三菱瓦斯化学■製)を第1表に示すけ割合にて、
あらかじめタンブラ−で均一に混合したあとスクリュー
径68馴中のベント付押出磯またはラボブラストミル2
軸押出機を用いてシリンダ一温度305℃にて溶融混練
し、ダイスから吐出するスレッドを冷却切断して成形用
ペレットを得た。
次いでこのベレットを用いて300℃で溶融してTダイ
より60℃に保持された冷却ロール上に押出し厚さ22
0μmの未延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムを
第1表に示す条件で逐次二軸延伸し20amのフィルム
を得た。得られたフィルムの物性値を第2表に示した。
比較例1〜4 実施例1〜5と同一のナイロン46.ナイロンMXD6
を単独で各々300℃、265℃で溶融してTダイより
60℃に保持した冷却ロール上へ押出して未延伸フィル
ムを作成し、これを第1表に示した条件で二輪延伸した
く比較例1,2〉。
また、ナイロン46を95重量部とナイロンMXD6を
5重量部とを溶融混合してペレット化し同様に二軸延伸
したく比較例3)。さらにナイロン46201撤部とナ
イロンMXD6を80小量部とを溶融混合して同様に二
軸延伸した(比較例4)。これらのフィルムの物性値を
第2表に示した。
第2表 第1表からもわかるように比較例1.3のフィルムは延
伸性が悪く製膜不可能、また第1表からもわかるように
比較例2及び同4のフィルムは耐熱性の点で劣る。一方
ガスバリアー性は市販のPETフィルムに較べ10倍以
上優れていることが分った。
本発明によれば、実施例から明らかなとおり、耐熱性に
優れガスバリアー性に優れたフィルムが得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリテトラメチレンアジパミドとポリメタキシリレ
    ンアジパミドとの重合体混合物よりなる二軸配向ポリア
    ミドフィルム。 2、ポリテトラメチレンアジパミド30〜90重量%及
    びポリメタキシリレンアジパミド70〜10重量%より
    なる集合物を290〜310℃の温度で溶融し、フィル
    ム状に押出し、次いで急冷して未延伸フィルムを得る工
    程、該未延伸フィルムをガラス転移点乃至150℃の温
    度において縦方向及び横方向に各々2〜5倍に同時又は
    逐次延伸して二軸配向フィルムを得る工程、及び、要す
    れば、該二軸配向フィルムを275℃以下の温度で1〜
    300秒間熱処理を施す工程を経て得られた二軸配向ポ
    リアミドフィルム。 3、インフレーション法によって得られた請求項1に記
    載の二軸配向ポリアミドフィルム。
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