JPH023012Y2 - - Google Patents

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JPH023012Y2
JPH023012Y2 JP5472785U JP5472785U JPH023012Y2 JP H023012 Y2 JPH023012 Y2 JP H023012Y2 JP 5472785 U JP5472785 U JP 5472785U JP 5472785 U JP5472785 U JP 5472785U JP H023012 Y2 JPH023012 Y2 JP H023012Y2
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JP
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piston
spring
hole
plunger
coil spring
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JP5472785U
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JPS61170759U (ja
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  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
  • Compressor (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ピストンリング張出し装置に関する
もので、詳しくは、往復動圧縮機、ガス圧力でシ
リンダ内を往復動するピストン弁やエアシリンダ
駆動弁などのピストンリング張出し装置として利
用されるものである。
従来の技術 従来から無給油式往復動圧縮機では、気体を圧
縮するため、ピストンリングが使用され、その圧
縮される気体の洩れを少なくするため、ピストン
リングをシリンダ内壁へ押付けるようになつてい
る。そして、その押付けかたには、色色の方法が
あるが、その一つに、第2図に示すような、プラ
ンジヤの押出しによる方法がある。
第2図において、21はシリンダ、22はピス
トン、23は前記ピストン22の円周に設けられ
た溝、24は前記溝23に緩く嵌合しているピス
トンリング、25は前記ピストン22に穿設され
た穴、26は前記穴25に嵌合固定されているテ
フロンスリーブ、27は前記スリーブ26に緩く
挿入された中空円筒状のプランジヤ心棒、28は
前記ピストンリング24をシリンダ21の内壁へ
押付けるようにプランジヤ心棒27に固着された
プランジヤ、29は前記プランジヤ心棒27の内
部に位置して圧縮された状態で組込まれたコイル
スプリング、30は前記コイルスプリング29の
ガイドピン、31はスプリング受用クツシヨンで
ある。
考案が解決しようとする問題点 第2図に示したように、従来のピストンリング
張出し装置においては、コイルスプリング29は
圧縮された状態で組込まれているので、常にプラ
ンジヤ28を押出す方向(第2図では右方向)に
押圧しており、このため、ピストンリング24が
常にシリンダ21の内壁に密着するように押付け
られている。したがつて、ピストンリング24が
新品で殆んど摩耗していない時は、コイルスプリ
ング29のたわみ量(圧縮量)は大きいため、該
スプリング29が曲がり、プランジヤ心棒27の
内壁に接触し、さらに圧縮と吸入の繰返しに伴な
い、プランジヤ28は微少ながら該スプリング2
9の押出し方向の前後に振動するため、摩耗も生
じ、このため、コイルスプリング29またはプラ
ンジヤ心棒27の内壁が摩耗したり、切損したり
して、ピストンリング24の押付け力がなくな
り、ピストンリング24およびピストン22など
を損傷させるという問題点がある。さらにコイル
スプリング29の両端がすわる相手面が傾斜して
いたり、いびつであると、コイルスプリング29
が曲がるため、前記同様な問題点がある。本考案
は、このような問題点を解決しようとするもので
ある。すなわち、本考案は、早期破損が生じな
く、長期間にわたつて安定し、かつ、部品数が少
なくてすみ、加工ならびに組立が容易なピストン
リング張出し装置を提供することを目的とするも
のである。
問題点を解決するための手段 コイルスプリングをプランジヤ心棒の外側に
し、該スプリングを伸ばした状態で組込むように
した。すなわち、本考案の構成は、ピストンに穿
設された穴にコイルスプリングとプランジヤ心棒
が組込まれて前記スプリングの反力によりプラン
ジヤがピストンリングをシリンダ内壁に押付ける
ピストンリング張出し装置において、前記スプリ
ングの一端が該ピストンの前記穴の径よりも大き
くなつていてその穴の縁面で係止されているとと
もに、他端が前記プランジヤ心棒の径よりも小さ
くなつていて該プランジヤ心棒の端部と接触して
おり、かつ、該プランジヤ心棒が前記スプリング
の中を通つて該スプリングを伸ばした状態で該ピ
ストンの前記穴に組込まれていることを特徴とし
ている。
作 用 コイルスプリングが圧縮ばねでなく、引張ばね
として働くため、ピストンリングの新品時の該ス
プリングのたわみ量(伸長量の大きいときでも、
該スプリングは、まつすぐに伸びており、したが
つて、従来の圧縮ばねの曲がりに基因する座屈や
損傷などの支障がなくなる。
実施例 第1図は本考案の一実施例を示している。第1
図において、1はシリンダ、2はピストン、3は
前記ピストン2の円周に設けられた溝、4は前記
溝3に緩く嵌合しているピストンリング、5はプ
ランジヤ、6は前記ピストン2に穿設された穴、
7は前記プランジヤ5を固着して穴6に緩く挿入
されたプランジヤ心棒、8は前記穴6に緩く挿入
されて中にプランジヤ心棒7を通しているコイル
スプリング、9は前記スプリング8の一端、10
は同じく他端、11は前記穴6の縁面、12は前
記プランジヤ心棒7の端部である。すなわち、コ
イルスプリング8は、その一端9がピストン2の
穴6の径よりも大きくなつていてその穴6の縁面
11で係止されているとともに、他端10がプラ
ンジヤ心棒7の径よりも小さくなつていてプラン
ジヤ心棒7の端部12と接触しており、かつ、プ
ランジヤ心棒7がコイルスプリング8の中を通つ
てコイルスプリング8を伸ばした状態でピストン
2の穴6に組込まれている。
第1図に示すように構成されたピストンリング
張出し装置においては、コイルスプリング8は、
一端9が穴6の縁面11で係止され、他端10が
プランジヤ心棒7の端部12で係止され、かつ、
プランジヤ心棒7によつて伸ばされた状態、つま
り、第1図では、プランジヤ心棒7を左方に押込
んだ状態になつているため、コイルスプリング8
は引張ばねとなり、その反力は第1図で右方に作
用し、すなわち、コイルスプリング8の反力によ
り、プランジヤ心棒7とプランジヤ5は第1図で
右方に押され、さらにピストンリング4が右方に
押されて、ピストンリング4はシリンダ1の内壁
に常に密着している。
したがつて、ピストンリング4の新品時のコイ
ルスプリング8のたわみ量(伸長量)の大きいと
きでも、コイルスプリング8は、まつすぐに伸び
ており、第2図で説明したコイルスプリング29
の圧縮時の曲りが生じなく、座屈や損傷の問題が
なくなり、また穴6の底部の加工を精密にする必
要がなくなり、かつ、プランジヤ心棒の中ぐり加
工が不用となるほか、第2図にみられるテフロン
スリーブ26、ガイドピン30、スプリング受用
クツシヨン31なども不用となり、部品数が大幅
に削減できる。
考案の効果 従来の技術では、コイルスプリングが圧縮ばね
として作用しているため、摩耗の殆んどない新品
のピストンリングであるほど、コイルスプリング
の損傷が生じ易く、早期破損の欠点があつたが、
本考案では、コイルスプリングが引張ばねとして
作用するため、すなわち、本考案では、コイルス
プリングの一端がピストンに穿設された穴の径よ
りも大きくなつていてその穴の縁面で係止されて
いるとともに、他端がプランジヤ心棒の径よりも
小さくなつていて該プランジヤ心棒の端部と接触
しており、かつ、該プランジヤ心棒が前記コイル
スプリングの中を通つて該スプリングを伸ばした
状態で該ピストンの前記穴に組込まれているの
で、早期破損が解消され、長期間にわたつて安定
して使用することができ、しかも、部品数が少な
くなるうえ、加工および組立が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した一部切欠断
面図、第2図は従来の技術の一例を示した一部切
欠断面図である。 1……シリンダ、2……ピストン、3……溝、
4……ピストンリング、5……プランジヤ、6…
…穴、7……プランジヤ心棒、8……コイルスプ
リング、9……一端、10……他端、11……縁
面、12……端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピストンに穿設された穴にコイルスプリングと
    プランジヤ心棒が組込まれて前記スプリングの反
    力によりプランジヤがピストンリングをシリンダ
    内壁に押付けるピストンリング張出し装置におい
    て、前記スプリングの一端が該ピストンの前記穴
    の径よりも大きくなつていてその穴の縁面で係止
    されているとともに、他端が前記プランジヤ心棒
    の径よりも小さくなつていて該プランジヤ心棒の
    端部と接触しており、かつ、該プランジヤ心棒が
    前記スプリングの中を通つて該スプリングを伸ば
    した状態で該ピストンの前記穴に組込まれている
    ことを特徴とする、ピストンリング張出し装置。
JP5472785U 1985-04-15 1985-04-15 Expired JPH023012Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5472785U JPH023012Y2 (ja) 1985-04-15 1985-04-15
KR1019860002873A KR910000562B1 (ko) 1985-04-15 1986-04-15 피스톤 링의 방사외향 압출장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5472785U JPH023012Y2 (ja) 1985-04-15 1985-04-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61170759U JPS61170759U (ja) 1986-10-23
JPH023012Y2 true JPH023012Y2 (ja) 1990-01-24

Family

ID=30576741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5472785U Expired JPH023012Y2 (ja) 1985-04-15 1985-04-15

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JPS61170759U (ja) 1986-10-23

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