JP2776778B2 - 流体圧搬送装置の駆動部材 - Google Patents

流体圧搬送装置の駆動部材

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JP2776778B2 JP30488995A JP30488995A JP2776778B2 JP 2776778 B2 JP2776778 B2 JP 2776778B2 JP 30488995 A JP30488995 A JP 30488995A JP 30488995 A JP30488995 A JP 30488995A JP 2776778 B2 JP2776778 B2 JP 2776778B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、流体圧搬送装置の駆
動部材に係り、特に、導管内を圧力流体によって移動す
る内側磁石装置を具備した駆動部材に対応して、導管の
外部に配置された外側磁石装置を具備した従動部材が連
動することにより、その従動部材に支持された搬送物が
移動できるようにした流体圧搬送装置の駆動部材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、非磁性体からなる導
管1内を圧力流体によって走行する内側磁石装置2を具
備した駆動部材3を設け、その駆動部材3の内側磁石装
置2に対応する外側磁石装置4を具備した従動部材5を
導管1の外側に摺動自在に設けると共に、その従動部材
5に搬送物の支持装置(図示略)を設け、かつ、駆動部
材5における内側磁石装置2の磁石6を可撓軸7により
緩衝体8を介在させて支持した流体圧搬送装置18は既
に知られている(特開平6−56269号)。
【0003】導管1内を移動する駆動部材3の内側磁石
装置2は、ウレタン等の中実棒体からなる可撓軸7が、
複数の磁石6を緩衝体8を介在して貫通し、両端部をそ
れぞれ案内部材9の軸心孔10に挿通して直交するスプ
リングピン11で連結されている。磁石6は2枚の非磁
性の締結部材12に挟持されている。案内部材9は導管
1の内周面に摺接するパッキン13を固定する1又は2
の溝を外周面に形成してある。
【0004】また、外側磁石装置4は内側磁石装置2の
磁石6に対応する磁石14が非磁性体からなる挟持部材
15で挟持して従動部材5に固定されている。この従動
部材5には、図6に示すように、導管1の外部において
駆動部材3の外側磁石装置4をキャリア16に固定し、
これらは全体としてC字形断面に形成されて導管1を覆
い、かつ、導管1の支持体19を挟んで移動可能に載置
され、このキャリア16の両端部には導管1の外周面を
転動する複数のローラ17が放射状配置で回転可能に取
り付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、可撓軸
7をスプリングピン11で連結する従来の駆動部材3
は、稼働時に導管1の端部で減速されずに高速移動して
衝突した場合や、導管1内の潤滑不良、若しくはスプリ
ングピン11が可撓軸7の軸心を外ずれて穿設されてい
た場合等により、スプリングピン11を挿通する孔7a
に応力が集中して該所から可撓軸7が破断することがあ
った。
【0006】また、駆動部材3の組付け時において案内
部材9から可撓軸7にスプリングピン11を打ち込むた
めに、ハンマーを用いることがあり、その場合、ハンマ
ーを打ち損じて案内部材9に疵を付けることがあった。
【0007】さらには、可撓軸7にスプリングピン11
を挿通するための孔7aを精度高く直交して穿設しなけ
ればならないから、可撓軸7のコスト高を招来してい
た。
【0008】そこで、この発明は上記不都合を全て解決
することができる流体圧搬送装置の駆動部材を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる流体圧
搬送装置の駆動部材は、非磁性体からなる導管内を圧力
流体によって移動する内側磁石装置を具備した駆動部材
を設け、その駆動部材の内側磁石装置に対応する外側磁
石装置を具備した従動部材を前記導管の外側に摺動自在
に設けると共に、その従動部材に搬送物の支持装置を設
け、かつ、前記駆動部材における内側磁石装置のそれぞ
れの磁石を可撓軸により支持した搬送装置において、前
記可撓軸は合成樹脂製管体からなり、その両端部がそれ
ぞれ前記内側磁石装置の磁石を挟持する案内部材の軸心
孔に挿入され、かつ、その軸心孔に外部よりねじが螺入
されて前記合成樹脂製管体が拡径され軸心孔の内壁面に
押し付けられて抜脱不能に固定することを特徴とする。
【0010】そして、前記合成樹脂製管体はナイロンチ
ューブであることを特徴とする。前記軸心孔は可撓軸の
外径と同じ内径の孔部とそれよりも径大の拡径孔部及び
ねじ部を有することを特徴とするとともに、前記ねじは
可撓軸の内径よりも小さい外径のガイド部と、可撓軸の
内径よりも大きい押入部とが段部を介在して一体に形成
され、かつ、軸心孔のねじ部と螺合するねじ部を有する
ことを特徴とする。
【0011】したがって、可撓軸と案内部材は、可撓軸
の端部を拡径して軸心孔の内壁に押し付け固定するねじ
により連結されるために、従来のウレタンからなる中実
の可撓軸に比べ、スプリングピンを用いることがなく、
また、その挿通孔を穿設する必要がない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
に基づき説明する。図において前記従来例と同一部分に
は同一符号を用いて説明する。
【0013】図1に示すように、非磁性体からなる導管
1内を圧力流体によって移動する内側磁石装置2を具備
した駆動部材3を設け、その駆動部材3の内側磁石装置
2に対応する外側磁石装置4を具備した従動部材5を導
管1の外側に摺動自在に設けると共に、その従動部材5
に搬送物の支持装置(図示略)を設け、かつ、駆動部材
5における内側磁石装置2の磁石6を可撓軸70により
緩衝体8を介在させてある。
【0014】導管1内を移動する駆動部材3の内側磁石
装置2は、可撓軸70が複数の磁石6を緩衝体8を介在
して貫通し、両端部をそれぞれ案内部材9の軸心孔10
に挿通してねじ20で連結されている。磁石6は2枚の
非磁性の締結部材12に挟持されている。案内部材9は
導管1の内周面に摺接するパッキン13を固定する二つ
の溝9aを外周面に形成してある。
【0015】また、外側磁石装置4は内側磁石装置2の
磁石6に対応する磁石14を非磁性体からなる挟持部材
15で挟持して従動部材5に固定されている。この従動
部材5には、前記従来例と同様であって、図6に示すよ
うに、導管1の外部において駆動部材3の外側磁石装置
4をキャリア16に固定し、これらは全体としてC字形
断面に形成されて導管1を覆い、かつ、導管1の支持体
19を挟んで移動可能に載置され、このキャリア16の
両端部には導管1の外周面を転動する複数のローラ17
が放射状配置で回転可能に取り付けられている。
【0016】そして、導管1内を移動する駆動部材3の
内側磁石装置2は、可撓軸70がナイロンチューブ又は
ウレタンチューブ等の合成樹脂製管体からなり、その両
端部はそれぞれ案内部材9の軸心孔10に差し込まれた
のち、案内部材9の外側から軸心孔10へねじ21が螺
入され、このねじ21により可撓軸70が拡径されて軸
心孔10の内壁に押し付け固定されるようにして案内部
材9と連結される。
【0017】すなわち、案内部材9の軸心孔10は、図
2に示すように、一端部側の内周面にねじ部22を形成
し、そのねじ部22の内方側に可撓軸70の肉厚部が膨
張して逃げ込む拡径孔部23を形成し、さらにその拡径
孔部23に連続して他端部側には可撓軸70の直径と略
同一の孔部24を形成してなる。
【0018】なお、可撓軸70はナイロン又はウレタン
を素材とする合成樹脂管体のほかに、これらの単一若し
くは複合体からなる合成樹脂管体であってもよいのは勿
論のこと、これらの素材からなる内外二重管構造であっ
てもよい。
【0019】ねじ21は、図3に示すように、軸心孔1
0のねじ部22に螺合するねじ部25と、そのねじ部2
5と連続し、可撓軸70の内径よりも大きな直径を有し
てその端部に圧入する押入部26と、その押入部26に
連続して形成され可撓軸70の内径よりも小さな直径を
有するガイド部27とからなる多段ねじである。ねじ頭
にはレンチを挿入して旋回するための六角穴28が形成
されている。
【0020】したがって、図4に示すように、可撓軸7
0の端部を案内部材9の軸心孔10に挿入し、その端部
が拡径孔部23に進入した状態で、案内部材9の外側か
らねじ21を軸心孔10に螺入すれば、初めにガイド部
27が可撓軸70の端部の内周側に入り、ついで押入部
26が可撓軸70の端部を拡径しながら進入して拡径孔
部23に圧縮して押し付けるとともに、押入部26とガ
イド部27で形成される段部29が可撓軸70を拡径孔
部23と孔部24の段部30に当接させることにより、
可撓軸70の端部は案内部材9に抜脱不能に連結され
る。
【0021】かくして、可撓軸70と案内部材9とは、
従来のようなスプリングピンを一切用いることなく連結
され、しかも、段部29と段部30で可撓軸70が押圧
されることにより、可撓軸70の中空内部が気密に封じ
られることにより、可撓軸70が従来の可撓軸7と同程
度の強度をもって内側磁石装置2を支障なく保持でき
る。
【0022】かくして、可撓軸70と案内部材9は、案
内部材9の軸心孔10に挿入された可撓軸70の端部
を、軸心孔10内で拡径させて軸心孔10の内壁に押し
付けるねじ21によって連結されるから、可撓軸70に
何等の加工を施す必要なく、応力を集中させるような箇
所を一切設けないために、合成樹脂の強靭性を損なうこ
となく、したがって、破断することのない流体圧搬送装
置の駆動部材3が得られる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、案内部
材の軸心孔にナイロンまたはウレタンチューブ等の合成
樹脂製管体からなる可撓軸を挿入し、その端部をねじで
拡径して軸心孔の内壁面に押し付けて固定するようにし
たため、可撓軸に応力集中が生じて破断する原因となる
組付け構造を排除でき、可撓軸の耐久性の向上を図るこ
とができる。
【0024】また、ねじを案内部材の軸心孔に螺入する
ことにより、可撓軸と案内部材の結合ができるために、
従来のようなハンマーを組付け時に用いる必要性が解消
され、これにより、ハンマーを打ち損じて案内部材等を
疵付けることも皆無となる。
【0025】そのうえ、ナイロン又はウレタンチューブ
を必要な長さに切断することで可撓軸が得られ、従来の
ようにスプリングピンを挿通すべき孔を精度高く穿設す
る必要性も解消されるために、可撓軸のコスト低減を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す断面側面図
【図2】図1の部分半断面側面図
【図3】図1の部分側面図
【図4】この発明の要部を示す断面側面図
【図5】従来例の断面側面図
【図6】図5の正面図
【符号の説明】
1…導管 2…内側磁石装置 3…駆動部材 4…外側磁石装置 5…従動部材 6…磁石 9…案内部材 10…軸心孔 21…ねじ 22,25…ねじ部 23…拡径孔部 26…押入部 27…ガイド部 29,30…段部 70…可撓軸

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性体からなる導管内を圧力流体によ
    って移動する内側磁石装置を具備した駆動部材を設け、
    その駆動部材の内側磁石装置に対応する外側磁石装置を
    具備した従動部材を前記導管の外側に摺動自在に設ける
    と共に、その従動部材に搬送物の支持装置を設け、か
    つ、前記駆動部材における内側磁石装置のそれぞれの磁
    石を可撓軸により支持した搬送装置において、前記可撓
    軸は合成樹脂製管体からなり、その両端部がそれぞれ前
    記内側磁石装置を挟持する一対の案内部材の軸心孔に挿
    入され、かつ、その軸心孔に外部よりねじが螺入されて
    前記合成樹脂製管体が拡径され軸心孔の内壁面に押し付
    けられて抜脱不能に固定することを特徴とする流体圧搬
    送装置の駆動部材。
  2. 【請求項2】 合成樹脂製管体がナイロンチューブであ
    ることを特徴とする請求項1記載の流体圧搬送装置の駆
    動部材。
  3. 【請求項3】 前記軸心孔は可撓軸の外径と同じ内径の
    孔部とそれよりも径大の拡径孔部及びねじ部を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の流体圧搬送装置の駆動部
    材。
  4. 【請求項4】 前記ねじは可撓軸の内径よりも小さい外
    径のガイド部と、可撓軸の内径よりも大きい押入部とが
    段部を介在して一体に形成され、かつ、軸心孔のねじ部
    と螺合するねじ部を有することを特徴とする請求項1記
    載の流体圧搬送装置の駆動部材。
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