JP2000211739A - 流体圧搬送装置の駆動部材 - Google Patents

流体圧搬送装置の駆動部材

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JP2000211739A
JP2000211739A JP11017797A JP1779799A JP2000211739A JP 2000211739 A JP2000211739 A JP 2000211739A JP 11017797 A JP11017797 A JP 11017797A JP 1779799 A JP1779799 A JP 1779799A JP 2000211739 A JP2000211739 A JP 2000211739A
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JP
Japan
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magnet device
flexible shaft
wire rope
magnetic
conduit
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JP11017797A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Imai
一久 今井
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I TECH KK
Tech Kk I
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I TECH KK
Tech Kk I
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体圧搬送装置の駆動部材が稼働時に導管内
において一時停滞による流体圧力の上昇を防止する。 【解決手段】 非磁性体からなる導管内を圧力流体によ
って移動する内側磁石装置を具備した駆動部材を設け、
その駆動部材の内側装置に対する外側磁石装置を具備し
た従動部材を前記導管の外側に摺動自在に設けると共
に、その従動部材に搬送物の支持装置を設け、かつ、前
記駆動部材における内側磁石装置のそれぞれの磁石を可
撓軸により支持した搬送装置において、前記可撓軸は、
両端部がねじを有する非磁性の金具と圧着胴締され抜脱
不能に固定された非磁性のワイヤーロープと、その両端
部の金具、金具間に合成樹脂製管体が挿覆されてなり、
両端部が前記内側磁石装置を挟持する一対の案内部材の
軸心孔に挿嵌され、かつ、軸心孔に対してその外側両面
から螺入された非磁性のボルトで固定することを特徴と
する流体圧搬送装置の駆動部材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、流体圧搬送装置
の駆動部材に係わり、導管内を圧力流体によって移動す
る内側磁石装置を具備した駆動部材に対応して、導管の
外部に配置された外側磁石装置を具備した従動部材が連
動することにより、その従動部材に支持された搬送物が
移動できるようにした流体圧搬送装置の駆動部材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、非磁性体からなる導
管1内を圧力流体によって走行する内側磁石装置2を具
備した駆動部材3を設け、その駆動部材3の内側磁石装
置2に対応する外側磁石装置4を具備した従動部材5を
導管1の外側に摺動自在に設けると共に、その従動部材
5に搬送物の支持装置(図示略)を設け、かつ、駆動部
材5における内側磁石装置2の磁石6を可撓軸70によ
り緩衝体8を介在させて支持した流体圧搬送装置18は
既に知られている(特許第2776778)。
【0003】導管1内を移動する駆動部材3の内側磁石
装置2は、ナイロンチューブ等の合成樹脂製管体からな
る可撓軸70が、複数の磁石6を緩衝体8を介在して貫
通し、両端部をそれぞれ案内部材9の軸心孔10に挿入
され、かつ、その軸心孔に外部よりねじ21が螺入され
て前記合成樹脂製管体が拡径され軸心孔の内壁面に押し
付けられて固定されている。磁石6は2枚の非磁性の締
結部材12に挟持されている。案内部材9は導管1の内
周面に摺接するパッキン13を固定する1又は2の溝を
外周面に形成してある。
【0004】また、外側磁石装置4は内側磁石装置2の
磁石6に対応する磁石14が非磁性体からなる挟持部材
15で挟持して従動部材5に固定されている。この従動
部材5には、図5に示すように、導管1の外部において
駆動部材3の外側磁石装置4をキャリア16に固定し、
これらは全体としてC字形継面に形成されて導管1を覆
い、かつ、導管1の支持体19を挟んで移動可能に載置
されこのキャリア16の両端部には導管1の外周面を転
動する複数のローラ17が放射状配置で回転可能に取り
付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、合成樹
脂製管体からなる可撓軸70を案内部材9の軸心孔に挿
入され、かつ、その軸心孔に外部よりねじが螺入され連
結する従来の駆動部材3は、稼働時に導管1の端部で減
速されずに高速移動して衝突した場合や、導管1内の潤
滑不良による導管内における一時停滞による流体圧力の
上昇等、若しくは合成樹脂製管体からなる可撓軸70の
延び・収縮等により、案内部材9の軸心孔に挿入され、
かつ、その軸心孔に外部よりねじ21が螺入され前記合
成樹脂製管体が拡径され軸心孔10の内壁面に押し付け
られて固定されている該所で案内部材9と可撓軸70の
位置ズレ・抜脱等が発生することがあった。
【0006】そこで、この発明は上記不都合を全て解決
することができる流体圧搬送装置の駆動部材を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる流体圧
搬送装置の駆動部材は、非磁性体からなる導管内を圧力
流体によって移動する内側磁石装置を具備した駆動部材
を設け、その駆動部材の内側磁石装置に対応する外側磁
石装置を具備した従動部材を前記導管の外側に摺動自在
に設けると共に、その従動部材に搬送物の支持装置を設
け、かつ、前記駆動部材における内側磁石装置のそれぞ
れの磁石を可撓軸により支持した搬送装置において、前
記可撓軸は、両端部がねじを有する非磁性の金具と圧着
胴締され抜脱不能に固定された非磁性のワイヤーロープ
と、その両端部の金具、金具間に合成樹脂製管体が挿覆
されてなり、両端部が前記内側磁石装置を挟持する一対
の案内部材の軸心孔に挿嵌され、かつ、軸心孔に対して
その外側両面から螺入されたボルトで固定することを特
徴とする。
【0008】そして、前記合可撓軸を構成する非磁性の
ワイヤーロープは、非磁性のステンレス鋼細線を素材と
してなり、合成樹脂製管体は、ナイロンチューブである
ことを特徴とする。前記可撓軸に置いて、駆動部材を移
動させる流体圧は該ワイヤーロープが吸収し、該ワイヤ
ーロープを挿覆する合成樹脂製管体は内側磁石装置を支
持する役目を担う。
【0009】したがって、可撓軸と案内部材は、従来方
法より確実に固定され連結強度が数倍に向上すると共
に、非磁性のワイヤーロープを使用することにより駆動
部材は、剛体性質と可撓性の両性質が備えられる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
に基づき説明する。図において前記従来例と同一部分に
は同一符号を用いて説明する。
【0011】図1に示すように、非磁性体からなる導管
1内を圧力流体によって移動する内側磁石装置2を具備
した駆動部材3を設け、その駆動部材3の内側磁石装置
2に対応する外側磁石装置4を具備した従動部材5を導
管1の外側に摺動自在に設けると共に、その従動部材5
に搬送物の支持装置(図示略)を設け、かつ、駆動部材
5における内側磁石装置2の磁石6を可撓軸75により
緩衝体8を介在させてある。
【0012】導管1内を移動する駆動部材3の内側磁石
装置2は、可撓軸75が複数の磁石6を緩衝体8を介在
して貫通し、両端部をそれぞれ案内部材9の軸心孔10
に挿通してナット83で連結されている。磁石6は2枚
の非磁性の締結部材12に挟持されている。案内部材9
は導管1の内周面に摺接するパッキン13を固定する二
つの溝9aを外周面に形成してある。
【0013】また、外側磁石装置4は内側磁石装置2の
磁石6に対応する磁石14を非磁性体からなる挟持部材
15で挟持して従動部材5に固定されている。この従動
部材5には、前記従来例と同様であって、図4に示すよ
うに、導管1の外部において駆動部材3の外側磁石装置
4をキャリア16に固定し、これらは全体としてC字形
断面に形成されて導管1を覆い、かつ、導管1の支持体
19を挟んで移動可能に載置され、このキャリア16の
両端部には導管1の外周面を転動する複数のローラ17
が放射状配置で回転可能に取り付けられている。
【0014】そして、導管1内を移動する駆動部材3の
内側磁石装置2は、可撓軸75は、両端部が該ワイヤー
ロープとねじを有する非磁性金具82と圧着胴締され抜
脱不能に固定された該ワイヤーロープと、その両端部の
金具82、金具82間にナイロンチューブ又はウレタン
チューブからなる合成樹脂製管体が挿覆されてなり、両
端部が前記内側磁石装置を挟持する一対の案内部材の軸
心孔10に挿嵌され、かつ、軸心孔に対してその外側両
面から螺入された非磁性のボルト83で固定されて案内
部材9と連結される。
【0015】圧着胴締して該金具と該ワイヤーロープを
固定したとき、該金具から該ワイヤーロープを引抜く力
(引張強さ)は次の式(1)、(2)から求められる。
【0016】
【数1】
【0017】例として、金具外径d2=4.5mm、金
具内径d1=2.0mmと仮定する。
【0018】P=20Kg/mm2で圧着胴締金具を圧
着すると、単位面積当りの圧着胴締応力σKMは、30K
g/mm2となり、式(2)にP0=100Kgを代入し
て、圧着胴締金具の最小長さを求めるとl=0.80m
mとなる。安全率Sを式(4)と定義し、l=10mm
と仮定すると、式(3)で得られるワイヤーロープ接触
面圧力は1885Kgとなり、安全率S≒19を得て余
裕があり充分である。しかし、圧着胴締金具の最小長さ
lを長く設定しすぎると機器の全長が必要以上に拡大さ
れ好ましくない。
【0019】
【数2】
【0020】そこで要求引張強さ、適正な安全率S、圧
着胴締圧力Pを設定すれば金具の全長を短くできること
ができ、駆動部材の全長を従来寸法と同等、又は、必要
最小限の延長で設定できることが可能である。
【0021】このように圧着胴締金具を用いて該ワイヤ
ーロープを圧着胴締固定すると、駆動部材の全長の大幅
な変更を必要とせず、極めて強固な固定一体化ができ
る。
【0022】本発明による可撓軸75を構成する該ワイ
ヤーロープと圧着胴締金具の固定部の引張強さ(引抜き
強さ)を、従来方法の固定強度と比較するため図7に示
す方法で実験を実施した。表1から明らかなように本発
明で得られた該ワイヤーロープと圧着胴締金具の固定方
法は、従来の一体化方法と比較して10倍強の引張強さ
を得ることが出来た。このことは、稼働時に発生する従
動部材に加わる外力による従動部材の磁石装置の位置ズ
レ・抜脱等を防止でき、また、引張強さが10倍強と大
きいことは、駆動部材3の構造・大きさを変えることな
く搬送重量が、従来方法と比較して安全率を考慮しても
3〜5倍に倍増できることを意味する。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、案内部
材の軸心孔に両端部がワイヤーロープとねじを有する金
具と圧着胴締され抜脱不能に固定されたワイヤーロープ
と、その両端部の金具、金具間に合成樹脂製管体が挿覆
されてなり、両端部が前記内側磁石装置を挟持する一対
の案内部材の軸心孔に挿嵌され、かつ、軸心孔に対して
その外側両面から螺入されたボルトで固定するようにし
たため、可撓軸の耐久性、信頼性の大幅な向上を図るこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す断面側面図であ
る。
【図2】図1の部分半断面側面図である。
【図3】この発明の要部を示す断面側面である。
【図4】従来例の断面側面図である。
【図5】図4の正面図である。
【図6】ワイヤーロープと圧着胴締金具の固定例の説明
図である。
【図7】可撓軸と案内部材の固定部の引張強さ確認試験
方法の説明図である。
【符号の説明】
1…導管 2…内側磁石装置 3…駆動部材 4…外側磁石装置 5…従動部材 6…磁石 9…案内部材 10…軸心孔 75…可撓軸 80…合成樹脂製管体 81…ワイヤーロープ 82…金具 83…ボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性体からなる導管内を圧力流体によ
    って移動する内側磁石装置を具備した駆動部材を設け、
    その駆動部材の内側装置に対する外側磁石装置を具備し
    た従動部材を前記導管の外側に摺動自在に設けると共
    に、その従動部材に搬送物の支持装置を設け、かつ、前
    記駆動部材における内側磁石装置のそれぞれの磁石を可
    撓軸により支持した搬送装置において、前記可撓軸は、
    両端部がねじを有する非磁性の金具と圧着胴締され抜脱
    不能に固定された非磁性のワイヤーロープと、その両端
    部の金具、金具間に合成樹脂製管体が挿覆されてなり、
    両端部が前記内側磁石装置を挟持する一対の案内部材の
    軸心孔に挿嵌され、かつ、軸心孔に対してその外側両面
    から螺入された非磁性のボルトで固定することを特徴と
    する流体圧搬送装置の駆動部材。
  2. 【請求項2】 前記可撓軸が合成樹脂製管体で挿覆され
    た非磁性のワイヤーロープで構成される事を特徴とする
    請求項1記載の流体圧搬送装置の駆動部材。
JP11017797A 1999-01-27 1999-01-27 流体圧搬送装置の駆動部材 Pending JP2000211739A (ja)

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