JPH0230127B2 - Suimitsudensennoseizoho - Google Patents
SuimitsudensennoseizohoInfo
- Publication number
- JPH0230127B2 JPH0230127B2 JP15529581A JP15529581A JPH0230127B2 JP H0230127 B2 JPH0230127 B2 JP H0230127B2 JP 15529581 A JP15529581 A JP 15529581A JP 15529581 A JP15529581 A JP 15529581A JP H0230127 B2 JPH0230127 B2 JP H0230127B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crosslinking agent
- watertight
- electric wire
- twisting
- watertight material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は水密電線、特に架橋剤配合水密材料を
使用した水密電線の製造法に係る。
使用した水密電線の製造法に係る。
従来の水密電線は、その用途および製造法に適
合するものとして、100℃近辺の温度で軟い水密
材料を使用して構成されている。ところが上記従
来の水密電線は、長時間鉛直位に置くと水密材料
が滴下してくる欠点があつた。
合するものとして、100℃近辺の温度で軟い水密
材料を使用して構成されている。ところが上記従
来の水密電線は、長時間鉛直位に置くと水密材料
が滴下してくる欠点があつた。
このような滴下を防止するには、水密材料を架
橋すればよい。ところが、水密材料の撚線への充
填を行う押出機内の水密材料に架橋剤を配合する
と、押出機内で早期の架橋開始による樹脂の粒状
化ひいてはその変色、すなわち樹脂の焼けを生じ
るので、電線の製造が円滑に行われない。
橋すればよい。ところが、水密材料の撚線への充
填を行う押出機内の水密材料に架橋剤を配合する
と、押出機内で早期の架橋開始による樹脂の粒状
化ひいてはその変色、すなわち樹脂の焼けを生じ
るので、電線の製造が円滑に行われない。
本発明は上記の事情に基きなされたもので、架
橋剤配合の水密材料を使用した水密電線を、樹脂
の焼けを生じることなく製造し得る水密電線の製
造法を提供する。
橋剤配合の水密材料を使用した水密電線を、樹脂
の焼けを生じることなく製造し得る水密電線の製
造法を提供する。
本発明においては、中心素線の周囲に複数の素
線を撚合せて、例えば７箇撚り等の電線基体を形
成するに際し、まず中心素線に水密材料を押出被
覆し撚口直前において集合した素線上に架橋剤を
滴下して加える。撚口ダイスで絞られた電線基体
に水密材料を押出被覆し、その周囲に複数の素線
を撚合せる撚口直前で再び架橋剤を滴下して加え
る。上記の如くして加えられた架橋剤は、電線基
体等が撚口ダイスで絞られる時に発熱しこの熱が
水密材料に伝えられるために、水密材料中に容易
に含浸して行く。
線を撚合せて、例えば７箇撚り等の電線基体を形
成するに際し、まず中心素線に水密材料を押出被
覆し撚口直前において集合した素線上に架橋剤を
滴下して加える。撚口ダイスで絞られた電線基体
に水密材料を押出被覆し、その周囲に複数の素線
を撚合せる撚口直前で再び架橋剤を滴下して加え
る。上記の如くして加えられた架橋剤は、電線基
体等が撚口ダイスで絞られる時に発熱しこの熱が
水密材料に伝えられるために、水密材料中に容易
に含浸して行く。
上記の如く本発明においては、架橋剤を押出機
内の水密材料に配合していないので、樹脂の焼け
を生じることはない。
内の水密材料に配合していないので、樹脂の焼け
を生じることはない。
なお、上記の如くして水密材料中に含浸した架
橋剤は、電線の絶縁被覆の架橋工程において作用
し、水密材料の架機を行う。
橋剤は、電線の絶縁被覆の架橋工程において作用
し、水密材料の架機を行う。
また、架橋剤の使用量が少くてよい場合には、
架橋剤を銅変色防止剤等により希釈して滴下させ
ることもできる。
架橋剤を銅変色防止剤等により希釈して滴下させ
ることもできる。
なお、架橋ポリエチレン用の架橋剤（デクミル
パーオキサイド）は常温では固体であるが、銅変
色防止剤と混合し50℃に加熱溶解させ、撹拌する
と、常温で液状を保つから本発明の架橋剤として
使用することができる。
パーオキサイド）は常温では固体であるが、銅変
色防止剤と混合し50℃に加熱溶解させ、撹拌する
と、常温で液状を保つから本発明の架橋剤として
使用することができる。
図は本発明の一実施例を示している。中心素線
１には、その周囲に被覆の素線を撚合せて電線基
体２を形成する第１の撚合機３の手前で、第１の
クロスヘツド押出機４により水密材料を被覆し、
第１の撚合機３の撚口ダイス５の直前では集合し
た素線上に架橋剤滴下装置６により架橋剤が滴下
して加えられる。撚口ダイス５で絞られた電線基
体２には第２のクロスヘツド押出機７により水密
材料が被覆され、その周囲に複数の素線を撚合せ
電線８を形成する第２の撚合機９の撚口ダイス１
０の直前では、架橋剤滴下装置１１により架橋剤
が加えられる。
１には、その周囲に被覆の素線を撚合せて電線基
体２を形成する第１の撚合機３の手前で、第１の
クロスヘツド押出機４により水密材料を被覆し、
第１の撚合機３の撚口ダイス５の直前では集合し
た素線上に架橋剤滴下装置６により架橋剤が滴下
して加えられる。撚口ダイス５で絞られた電線基
体２には第２のクロスヘツド押出機７により水密
材料が被覆され、その周囲に複数の素線を撚合せ
電線８を形成する第２の撚合機９の撚口ダイス１
０の直前では、架橋剤滴下装置１１により架橋剤
が加えられる。
上記の如くすることにより、次のような電線が
得られた。すなわち、線サイズ125mm2．19本／2.9
mm丸撚りの導体に、水密材料としてエチルエチレ
ンアクリレート共重合体を被覆し、滴下する架橋
剤としてデクミルパーオキサイドを銅変色防止剤
入りの流動パラフインと１：１で混合し50℃で溶
解後室温に戻したものを使用して、撚り速度10
ｍ／minで水密導体を構成し、架橋ポリエチレン
を2.5mm厚に被覆し、被覆の架橋処理を行つて水
密電線とした。この電線を分解して水密材料を取
出し、架橋度を測定した所、58％であつた。架橋
は充分進行しており、鉛直位放置時の水密材料の
滴下は見られなかつた。
得られた。すなわち、線サイズ125mm2．19本／2.9
mm丸撚りの導体に、水密材料としてエチルエチレ
ンアクリレート共重合体を被覆し、滴下する架橋
剤としてデクミルパーオキサイドを銅変色防止剤
入りの流動パラフインと１：１で混合し50℃で溶
解後室温に戻したものを使用して、撚り速度10
ｍ／minで水密導体を構成し、架橋ポリエチレン
を2.5mm厚に被覆し、被覆の架橋処理を行つて水
密電線とした。この電線を分解して水密材料を取
出し、架橋度を測定した所、58％であつた。架橋
は充分進行しており、鉛直位放置時の水密材料の
滴下は見られなかつた。
図は本発明一実施例の模式図である。
１……中心素線、２……電線基体、３，９……
撚合機、４，７……クロスヘツド押出機、５，１
０……撚口ダイス、６，１１……架橋剤滴下装
置、８……電線。
撚合機、４，７……クロスヘツド押出機、５，１
０……撚口ダイス、６，１１……架橋剤滴下装
置、８……電線。
Claims (1)
- １ 水密材料を被覆した中心素線上に複数の素線
を撚合せて電線基体を形成するに際し、その撚口
ダイス直前で架橋剤を滴下して加え、前記電線基
体に水密材料を被覆した上に複数の素線を撚合せ
て電線を形成するに際しその撚口ダイス直前で架
橋剤を滴下して加えることを特徴とする水密電線
の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15529581A JPH0230127B2 (ja) | 1981-09-30 | 1981-09-30 | Suimitsudensennoseizoho |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15529581A JPH0230127B2 (ja) | 1981-09-30 | 1981-09-30 | Suimitsudensennoseizoho |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5857212A JPS5857212A (ja) | 1983-04-05 |
| JPH0230127B2 true JPH0230127B2 (ja) | 1990-07-04 |
Family
ID=15602766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15529581A Expired - Lifetime JPH0230127B2 (ja) | 1981-09-30 | 1981-09-30 | Suimitsudensennoseizoho |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0230127B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2639250B1 (ja) * | 1988-11-24 | 1990-12-28 | Air Liquide | |
| JP2005019392A (ja) * | 2003-05-30 | 2005-01-20 | Kurabe Ind Co Ltd | 気密電線と気密電線製造方法 |
-
1981
- 1981-09-30 JP JP15529581A patent/JPH0230127B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5857212A (ja) | 1983-04-05 |
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