JPH0230036A - マグネトロン - Google Patents

マグネトロン

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JPH0230036A
JPH0230036A JP1016648A JP1664889A JPH0230036A JP H0230036 A JPH0230036 A JP H0230036A JP 1016648 A JP1016648 A JP 1016648A JP 1664889 A JP1664889 A JP 1664889A JP H0230036 A JPH0230036 A JP H0230036A
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vane
flange
top hat
cathode
filament
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Masayuki Aiga
正幸 相賀
Kazuki Miki
一樹 三木
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Sanyo Electric Co Ltd
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    • H01J23/00Details of transit-time tubes of the types covered by group H01J25/00
    • H01J23/16Circuit elements, having distributed capacitance and inductance, structurally associated with the tube and interacting with the discharge
    • H01J23/24Slow-wave structures, e.g. delay systems
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J23/00Details of transit-time tubes of the types covered by group H01J25/00
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    • H01J23/05Cathodes having a cylindrical emissive surface, e.g. cathodes for magnetrons
    • HELECTRICITY
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    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J23/00Details of transit-time tubes of the types covered by group H01J25/00
    • H01J23/36Coupling devices having distributed capacitance and inductance, structurally associated with the tube, for introducing or removing wave energy
    • H01J23/54Filtering devices preventing unwanted frequencies or modes to be coupled to, or out of, the interaction circuit; Prevention of high frequency leakage in the environment
    • HELECTRICITY
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    • H01J25/00Transit-time tubes, e.g. klystrons, travelling-wave tubes, magnetrons
    • H01J25/50Magnetrons, i.e. tubes with a magnet system producing an H-field crossing the E-field
    • H01J25/52Magnetrons, i.e. tubes with a magnet system producing an H-field crossing the E-field with an electron space having a shape that does not prevent any electron from moving completely around the cathode or guide electrode
    • H01J25/58Magnetrons, i.e. tubes with a magnet system producing an H-field crossing the E-field with an electron space having a shape that does not prevent any electron from moving completely around the cathode or guide electrode having a number of resonators; having a composite resonator, e.g. a helix
    • H01J25/587Multi-cavity magnetrons

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  • Microwave Tubes (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明はマイクロ波を発生するマグネトロンに係り、特
にマイクロ波の高調波雑音を低減するマグネトロンに関
する。
(ロ)従来の技術 第6図は、たとえば、特公昭61−45340号公報に
開示された従来の一般的なマグネトロンの構造を示す一
部破断正面図である。また、第7図は第6図における線
■−■に沿った部分断面図である。第8図は第7図にお
ける線■−■に沿った部分断面図である。これらの図を
参照して、典型的な従来のマグネトロンの構造について
説明する。
図において、マグネトロン100の中心部には、カソー
ド3が配設される。このカソード3は、フィラメント5
を有し、・電子を放出させる。
このカソード3を取囲むように、複数枚の板状の無酸素
銅等からなるベイン2が放射状に配設されている。この
ベイン2は、基端部が無酸素銅等により形成されたアノ
ードシリンダ1の内壁に固着され、またはアノードシリ
ンダ1と一体形成されている。ベイン2の上下端(第6
図、第8図において)には、同径に選ばれた2本の内側
ストラップリング9が設けられる。なお、内側ストラッ
プリング9は、ベイン2の全長しに対してベイン2の先
端部から所定の距離ρの位置に配設されている。また、
ベイン2の上下端には、内側ストラップリング9よりも
径が大きく、かつそれぞれが同径に選ばれた2本の外側
ストラップリング10が設けられる。これらの内側スト
ラップリング9および外側ストラップリング10は、そ
れぞれベイン2を1つおきに短絡するようにベイン2に
固着されている。隣り合った2つのベイン2とアノード
シリンダ1の内壁とで囲まれ、その一部がカソード2に
向かつて開放された空間は空洞共振器14を形成してい
る。アノードシリンダ1の中心部には軸線方向にベイン
2の先端部によって円筒状の空間が形成されている。こ
の空間内にカソード3が配設されている。このようにカ
ソード3とベイン2との間に所定距離に保持された空間
は作用空間4と呼ばれている。この作用空間4には、カ
ソード3の中心軸と平行に−様な直流磁界が印加される
。そのなめに、アノードシリンダ1の上下端近傍には、
それぞれ永久磁石12が配置されている。また、カソー
ド3とベイン2との間には、直流あるいは低周波数の高
電圧が印加される。
カソード3は、トリウムを含有したタングステン等を螺
旋状に形成してフィラメント5と、そのフィラメント5
の上端を支持し、上部にフィラメント5の外径より大き
な径の鍔部6を有するトップハツト7と、フィラメント
5の下端を支持するエンドハツト8とから構成される。
トップハツト7およびエンドハツト8はモリブデン等の
高融点金属から形成される。これらのトップハツト7お
よびエンドハツト8によって・、フィラメント5からの
軸方向への電子の逸脱が防止されるようになっている。
アンテナ導体11は、その一端がベイン2の1枚と接続
されるように設けられている。
以上のような構成において、空洞共振器14に生じた高
周波数電界は、各ベイン2の先端部に集中し、その一部
が作用空間4内に漏洩する。ここで、内側ストラップリ
ング9および外側ストラップリング10がベイン2を1
つおきに結合しているので、隣り合うベイン2は高周波
的に逆電位となっている。カソード3から放射された電
子群はカソード3を中心に作用空間4内を回転し、これ
らの電子群と高周波電界との間で相互作用が生じ、その
結果、マイクロ波が発振される。この発振によって得ら
れたマイクロ波はベイン2に接続されたアンテナ導体1
1を介して外部へと導かれる。なお、マイクロ波電力へ
の変換効率は100%ではないため、電子群のエネルギ
の一部が熱として消費される。そのため、アノードシリ
ンダ1の外周には、放熱のためのフィン13が設けられ
る。なお、第7図においては、アノードシリンダ1の内
部における構造のみを示し、フィン13等の図示は省略
されている。
ところで、上記のようなマグネトロンにおいては、IT
tJ(インターナショナルテレコミュニケーションユニ
オン)によって国際規格が定められ、食品加熱や医療機
器や一部工業機器等については、2450MH,の基本
周波数が割当てられている。したがって、このためのマ
グネトロン100は2450MH2(土50MHz)の
基本周波数のマイクロ波のみを発振するのが理想的であ
るが、現実には種々の高調波を発生する。この高調波の
中でも、特に12.25GH,(±0.25GH,)の
周波数を有する第5高調波は、1981年頃から試験さ
れ、最近実用化されつつある衛星放送の使用周波数帯域
と重なり、問題視されている。たとえば、SHF衛星放
送の電波周波数割当ては、世界各国の地域ごとに異なっ
ているが、その周波数帯域は11,7〜12.75GH
,の範囲内に設定されている。
また、上述のような構成を有するマグネトロンにおいて
は、陰極逆衝撃が発生することによってフィラメント5
が異常加熱され、著しい場合にはフィラメント5が溶断
するおそれがあった。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 本発明は上記欠点に鑑みなされたもので、不所望な高調
波、特に第5高調波の発生、および陰極逆衝撃の発生を
抑制することが可能なマグネトロンを提供することを課
題とする。
(ニ)課題を解決するための手段 フィラメントの上端を支持するトップハツトの鍔部は、
その下面をベイン上端より0.1〜0.6m下方に位置
させる。
また、フィラメントの上端を支持するトップハツトの鍔
部は、その下面をベイン上端より0゜1〜0.6Ilv
ll下方に位置させると共に、ストラップリングは、ベ
インの先端部からベインの長さに対して18%以上35
%以下の範囲に配設する。
(ホ) 作用 トップハツトの鍔部の下面をベイン上端より0.1〜0
.6m下方に位置する構成とすると、アンテナ導体の高
周波電界が作用空間内に作用しにくくなり、作用空間内
の電界分布の乱れが低減し、高調波及び陰極逆衝撃の発
生が抑制されると共に、πモードの安定発振も阻害され
ない。
トップハツトの鍔部の下面をベイン上端より0.1〜0
.6m下方に位置させると共に、ストラップリングを、
ベイン先端からベインの長さに対して18%以上35%
以下の範囲に配設した構成とすると、上述の構成の作用
に加え、より一層高調波の発生が抑制される。
(へ)実施例 本発明者は、上述のような高調波および陰極逆衝撃の発
生原因の1つとして、カソードの配設位置が考えられる
ことを見出した。すなわち、第8図に示される従来のマ
グネトロンの構造においては、カソード3の上端を支持
しているトップハツト7の鍔部6の下面がベイン2の上
端より上方に位置している。たとえば、鍔部6の下面と
ベイン2の上端との間隔aは0.4〜0.6m程度に設
定されている。このような従来の構造では、アンテナ導
体11の高周波電界が作用空間に影響をもたらし、作用
空間内の電界分布が乱れる。そのため、電子のスムーズ
な動きが妨げられることにより、高調波雑音および陰極
逆衝撃が発生するものと考えられる。
したがって、本発明は、フィラメントの上端を支持する
トップハツトの鍔部の下面をベイン上端より一定距離だ
け下方に位置させることによって、上記の悪影響を緩和
し、第5高調波および陰極逆衝撃の発生を抑制したもの
である。
なお、この発明のマグネトロンのように、フィラメント
の上端を支持するトップハツトの鍔部の下面をベイン上
端より下方に位置させたマグネトロンの構成は、たとえ
ば、特公昭60−32946号公報、米国特許第4.2
23,246号に開示されている。
しかしながら、これらの文献には、トップハツトの鍔部
の下面とベイン上端との位置関係が図示されているのみ
で、その位置関係の技術的な意義については全く記載さ
れていない。このことは、上記の公報および米国特許の
出願口が衛星放送の試験開始時期より前の1979年で
あるため、マグネトロンが発生する第5高調波を問題と
する必要がなかったためと考えられる。
したがって、従来はトップハツトの鍔部下面とベイン上
端との位置関係が、第5高調波ノイズの発生レベルとの
間に関係があることを見出した者がないことは明らかで
ある。また、第8図に示されるように、トップハツトの
鍔部下面をベイン上端より上方へ位置させることは、π
モードでの安定発振を図るためには当業者の間で従来か
ら技術的な常識となっていた。
本発明は、このような従来の技術的常識にとられれずに
、第5高調波の発生を抑制するという所期の目的を達成
したものであり、上記二つの文献から類推されるもので
はない。なお、本発明はトップハツトの鍔部下面をベイ
ン上端より下方に位置させるものであるが、後述の実施
例において明らかに示されるようにπモードでの安定発
振を阻害するものではない。
第1図は本発明の実施例を示し、従来のマグネトロンを
示す第8図に対応する部分拡大断面図である。図におい
て、トップハツト7の鍔部6とベイン2との位置関係以
外は、第8図で示される従来のマグネトロンの構造と同
一の構造が示されている。カソード3は下方に設けられ
、トップハツト7の鍔部6の下面がベイン2の上端より
下方に位置している。
第1図において示される各寸法が、たとえば、以下の値
に設定されているものとする。
アノードシリンダ1の内径c=35.0m、相対向する
ベイン2の先端部間の間隔d=、90m、 フィラメント5の外径e=4.0m、 トップハツト7の鍔部6の外径f=7.2m、鍔部6の
厚みg=1.0輸、 エンドハツト8の外径h = 7.2+m+、エンドハ
ツト8の上面から下面までの高さi=2.5m、 トップハツト7の鍔部6の下面からエンドハツト8の上
面までの高さj=9.8m、 アノードシリンダ1の軸線、すなわちカソード3の軸線
からアンテナ導体11のベイン2への取付位置までの距
離に=12.9IIW、ベイン2の長さL= 13.0
IIIl、内側ストラップリング9の内周面とベイン2
の先端部との距離&=3.25mm、 ベイン2からアンテナ導体11の折曲部までの距離n=
2.0m、 アンテナ導体11の折曲部の折曲角度m=14 5’ 以上のように各寸法を設定した場合に測定された特性結
果は第2図〜第5図に示されている。以下、これらの特
性図を参照して本発明のマグネトロンの特性について説
明する。
第2図は、トップハツト7の鍔部6の下面とベイン2の
上端との間隔aを変化させた場合に第5高調波放射レベ
ルがどのように変化したかを示し、実験データをもとに
作成された特性図である。図において、曲線AおよびB
、Cは、以下のようにベイン2の高さ寸法すを変化させ
たものである。
A・・・b+−9,6wwn、 B −−−b = 9 、2 rrm、C・・・b=8
.8mm、 なお、トップハツト7の鍔部6の下面とベイン2の上端
との間隔aの値は、鍔部6の下面がベイン2の上端より
上側に位置する場合、正の値とし、逆に鍔部6の下面が
ベイン2の上端より下側に位置する場合、負の値として
各特性図に示されている。また、マグネトロンに付加さ
れる電圧は4に■であり、陽極電流は300mAである
。第2図において第5高調波放射レベルの値は、a=0
.4mのときの放射レベルを基準にした相対値とじて示
されている。
第2図から明らかなように、トップハツト7の高さ位置
を下げていくと、aの値がOになるまで、すなわち、ト
ップハツト7の鍔部6の下面がベイン2の上端と同一高
さになるまでは、第5高調波放射レベルの相対値の変化
はほとんどない。鍔部6の下面をベイン2の上端より0
.1m下げると、第5高調波放射レベル相対値が低下し
始める。さらに、鍔部6の下面をベイン2の上端より 
0.2m以上下げると、a=−0,1mmの場合より低
い値で、第5高調波放射レベル相対値がほぼ一定値にな
ることが理解される。
したがって、第5高調波の発生を抑制するという観点か
らは、トップハツト7の鍔部6の下面をベイン2の上端
より0.1+nm以上下方に位置させることが望ましく
、0.2mm以上下方に位置させることはより好ましい
第3図はトップハツト7の鍔部6の下面とベイン2の上
端との間隔aを変化させた場合、モーディング現象、す
なわち、マグネトロン内の規則正しいπモードの高周波
電界が乱れ、πモードを正しく維持することができなく
なってしまう現象の臨界点がどのように変化するかを、
安定発振の可能な最大の陽極電流で表わした実験データ
をもとに作成された特性図である・。曲線A、B、Cは
第2図と同様にベインの高さ寸法すをそれぞれ9.6m
、9.21111111.8.8mに変化させたもので
ある。
第3図から明らかなように、トップハツト7の高さ位置
を下げていくと、トップハツト7の鍔部6の下面がベイ
ン2の上端より0.4nwn下方に位置するまでは、臨
界点としての安定発振の可能な最大の陽極電流値がほぼ
一定である。鍔部6の下面をベイン2の上端より0.4
Wn以上下方に位置させると、下方に位置させるに従っ
て、陽極電流値が低下することが理解される。この臨界
点としての陽極電流値が700+A以下になると、マグ
ネ・トロンが組込まれる電子レンジ等において安定な発
振を維持しないおそれが存在する。
したがって、安定発振の観点からは、トップハツト7の
鍔部6の下面をベイン2の上端から0゜6m下方に位置
させるまでが限界であり、それ以上下げると使用に耐え
得る安定発振を望むことができない。その結果、良好な
安定発振をさせるためには、鍔部6の下面をベイン2の
上端から04mまで下方に位置させることが望ましい。
第4図はトップハツト7の鍔部6の下面とベイン2の上
端との間隔aを変化させた場合に、陰極逆衝撃がどの程
度発生するかを、予熱時のフィシT。
もとに作成された特性図である。このとき、ベイン2の
高さ寸法すは8.8+nmである。
第4図から明らかなように、トップハツト7の高さ位置
を下げると、下げるにつれて、比(I+/1゜)の値が
大きくなる。トップハツト7の鍔部6の下面をベイン2
の上端より0.1nm以上下方に位置させると、比(1
1/lo)の値がほぼ一定になることが理解される。
発振時、陰極逆衝撃が発生すると、フィラメント5の温
度が上昇し、フィラメント抵抗が増大することによりフ
ィラメント電流(1t)が低下する。
このため、比(L/lo)の値が大きいほど、陰極逆衝
撃の発生が少ないものとみなされる。すなわち、トップ
ハツト7の高さ位置を下げるに従って、陰極逆衝撃の発
生を少なくなることが理解される。
したがって、陰極逆衝撃の発生を抑制するという観点か
らは、トップハツト7の鍔部6の下面をベイン2の上端
より0.1nm以上下方に位置させることが望ましく、
0.2mm以上下方に位置させることはより好ましい。
以上の第2図〜第4図に示される特性図から、トップハ
ツト7の鍔部6の下面とベイン2の上端との間隔aは、
−0,6+nm≦a≦−〇、1rrnの範囲内にあるこ
とが望ましく、−0,4mm≦a≦−0゜2mの範囲内
にあることが最も望ましい。この範囲内にaの値を設定
すると、アンテナ導体11の高周波電界が作用空間内に
入り難くなり、作用空間内の電界分布の乱れが抑制され
、作用空間内の電子の動きがスムーズになることによっ
て、高調波および陰極逆?IFI撃の発生が抑制され得
るものと考えられる。
第5図は、第1図に示されるマグネトロンにおいて、内
側ストラップリング9および外側ストラップリング10
の配設位置を変化させた場合の第5高調波放射レベルの
変化を示し、実験データに基づいて作成された特性図で
ある。図において、各曲線は、ρ/LX100の値がそ
れぞれ、13.18.21,25,28,32.35の
ときの第5高調波放射レベルの相対値を示している。第
5高調波放射レベルの相対値は、(1/ L x100
=13%、a=0.4mmのときの値を基準とした相対
値である。また、このときのベインの高さ寸法すは8.
8噴である。寸法りは第1図で示されるベイン2の全長
を示し、寸法pはベイン2の先端部から内側ストラップ
リング9の内周面(すなわち、カソード3と対向する面
)までの距離を示している。なお、内側ストラップリン
グ9と外側ストラップリング10との間隔は0.8mで
常に一定である。
第5図から明らかなように、内側ストラップリング9の
配設位置がベイン2の先端部から離れるに従い、第5高
調波の放射レベルが大きく低下していることが理解され
る。特に、内側ストラップリング9の配設位置が、ペイ
・ン2の先端部から、ベインの全長しに対して18%以
上35%以下の範囲の位置であれば、第5高調波の発生
を大幅に抑制することができる、好ましくは、その範囲
は21%以上32%以下である。
このように、第5高調波放射レベルの発生を抑制するた
めに、ストラップリングの配設位置をベインの先端部か
ら一定距雛だけ隔離させることは、本発明者らの米国特
許箱4,720,659号に開示されている。第5図に
示されるように、ストラップリングの配設位置の設定に
加えて、本発明に従ってトップハツト7の鍔部6の下面
をベイン2の上端より下方に位置させれば、第5高調波
放射レベルの発生をさらに抑制することが可能になる。
なお、第2図に示される第5高調波放射レベルの相対値
が、第5図に示される相対値と相違が見られるのは、第
5高調波の放射レベルの基準値が異なるためである。第
2図における基準値は1/Lx100=25%、a=0
.4mmのときの第5高調波放射レベルの値であり、第
5図における基準値はff/Lx100=13%、a=
0.4mmのときの第5高調波放射レベルの値である。
なお、上記実験例は、2450MH2の基本周波数を有
するマグネトロンにこの発明を適用した場合を説明して
いるが、この発明はそれに限定されることはない。たと
えば、2400〜2500MH2の範囲のいずれかに基
本周波数が選ばれたマグネトロンや、さらにはこの範囲
外の基本周波数を有するマグネトロンにも適用が可能で
ある。
さらに、第6図は単に従来の一例のマグネトロンを示し
、第1図は第6図に示されるマグネトロンの全体構成に
おいて本発明が適用された場合の要部の構成を示す一例
であり、若干の変更を伴なうその他のマグネトロンに対
してもこの発明の適用は可能である。
(ト)発明の効果 以上の如く本発明に依れば、第5高調波の発生及び陰極
逆衝撃の発生を抑制することができる等の効果を奏する
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明マグネトロンの要部拡大断面8図は第7
図における■−■部分断面図である。 1・・・アノードシリンダ、2・・・ベイン、3・・・
カソード、4・・・作用空間、5・・−フィラメント、
6・・・鍔部、7・・・トップハツト、8・・・エンド
ハツト、9・・・内側ストラップリング。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数のベインを中心方向に形成したアノードシリ
    ンダと、アノードシリンダの中心線上に配設され、前記
    ベインとの間に作用空間を形成するカソードとを備え、
    前記カソードは、フィラメントと、フィラメントの上端
    を支持し、フィラメント外径より大径の鍔部を有するト
    ップハットと、前記フィラメントの下端を支持するエン
    ドハットとから構成し、前記トップハットの鍔部は、下
    面をベイン上端より0.1〜0.6mm下方に位置せし
    めたことを特徴とするマグネトロン。
  2. (2)複数のベインを中心方向に形成したアノードシリ
    ンダと、アノードシリンダの中心線上に配設され、前記
    ベインとの間に作用空間を形成するカソードと、前記ベ
    インを1つおきに電気的に接続するストラップリングと
    を備え、前記カソードはフィラメントと、フィラメント
    の上端を支持し、フィラメント外径より大径の鍔部を有
    するトップハットと、前記フィラメントの下端を支持す
    るエンドハットとから構成し、前記トップハットの鍔部
    は、下面をベイン上端より0.1〜0.6mm下方に位
    置せしめると共に、前記ストラップリングは、前記ベイ
    ンの先端部からベインの長さに対して18%以上35%
    以下の範囲に配設したことを特徴とするマグネトロン。
JP1016648A 1988-02-03 1989-01-26 マグネトロン Granted JPH0230036A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63-24584 1988-02-03
JP2458488 1988-02-03

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Publication Number Publication Date
JPH0230036A true JPH0230036A (ja) 1990-01-31
JPH0569252B2 JPH0569252B2 (ja) 1993-09-30

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ID=12142209

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1016648A Granted JPH0230036A (ja) 1988-02-03 1989-01-26 マグネトロン

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5049782A (ja)
EP (1) EP0327116B1 (ja)
JP (1) JPH0230036A (ja)
KR (1) KR910009986B1 (ja)
DE (1) DE68901343D1 (ja)
ES (1) ES2031643T3 (ja)

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