JPH02300186A - ピペミド酸アミド誘導体及びその用途 - Google Patents

ピペミド酸アミド誘導体及びその用途

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JPH02300186A
JPH02300186A JP1119273A JP11927389A JPH02300186A JP H02300186 A JPH02300186 A JP H02300186A JP 1119273 A JP1119273 A JP 1119273A JP 11927389 A JP11927389 A JP 11927389A JP H02300186 A JPH02300186 A JP H02300186A
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JP
Japan
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acid
group
compound
salts
ethyl
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Pending
Application number
JP1119273A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Yoshinaga
吉永 順司
Miyuki Ichihashi
市橋 美有紀
Katsuko Kiuchi
木内 勝子
Takayoshi Kato
敬香 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sawai Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Sawai Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、抗アレルギー活性を有するピペミド酸アミド
誘導体及びこの化合物を有効成分とする医薬に関するも
のである。
〔従来技術・発明が解決しようとする課題〕クロモグリ
ク酸ジナトリウム(DSCG) 、マレイン酸クロルフ
ェニラミン、トラニラスト等が抗アレルギー活性を有す
ることが知られており、医薬として使用されている。
しかしながら、これらは経口投与した際の吸収率が低く
、充分な効果を得るためには比較的大量に投与する必要
があり、従って副作用が発現する可能性が高いという欠
点を有している。
以上のような実情に鑑み業界では、抗アレルギー活性が
高く、内服用としても好適な抗アレルギー剤が待望され
ている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、抗アレルギー剤の開発途上に於いて、従
来は抗菌剤としてのみ知られていたピペミド酸が抗アレ
ルギー作用をも有することを見出した。
更に、この事実に着目して鋭意検討を重ねた結果、ピペ
ミド酸誘導体に5−アミノテトラゾールが縮合した酸ア
ミド誘導体は、経口投与した際の抗アレルギー活性が従
来の抗アレルギー剤と比較して極めて高く、上記課題を
悉く解決することを見出し、本発明群の完成に至ったも
のである。
(発明の構成) 即ち、本発明に於いて、式 〔式中、Rは水素、アリール基で置換されてもよい低級
アルコキシカルボニル基若しくはアリール基で置換され
てもよい低級アルキル基を示す〕で表されるピペミド酸
アミド誘導体(り及びその塩類を提供するものである。
更に、本発明に於いては、前記ピペミド酸アミド誘導体
(1)又はその塩類を有効成分とする抗アレルギー剤(
抗アレルギー疾患処置剤)を提供するものである。
尚、この明細書中で用いる用語をさらに詳細に説明する
と以下の通りである。
「低級」の語は、特に断りのない限り、炭素原子数が1
〜6個の基を包含する。
「低級アルキル基」は炭素原子数が1〜6個、好ましく
は1〜5個、更に好ましくは1〜4個の直鎖又は分枝状
のものであり、例えばメチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、イソブチル、5ec−ブチル、te
rt−ブチル、ルーアミル、イソアミル、tttrt−
アミル、ペンチル、ネオペンチル、ヘキシルを包含する
「低級アルコキシカルボニル基」における「低級アルコ
キシ」部分は、前述の低級アルキル基が酸素と結合した
形の1価の原子団を意味する。
「アリール基」は、好適には非置換フェニル及び低級ア
ルキルフェニル(低級アルキルは前述と同意義)のよう
な単環性アリール、例えばトリル、キシリル、クメニル
等を包含する。
式 で示されるIH−テトラゾリル基は、式で示される2H
−テトラゾリル基と互換異性の関係にあることが周知で
ある。従って、上記2つの基は実質的に同一であり、上
記基を含む異性体は同一化合物とみなされる。
それ故、分子中に上記の基を含む異性体は、何れもこの
発明の範囲に含まれるが、この明細書では記載の簡便化
のためにrlff−テトラゾリル」の表現のみを用いる
「塩類」の語は、医薬上許容される塩を含む。
これには、アルカリ金属塩(例えばナトリウム塩、カリ
ウム塩等)、アルカリ土類金属塩(例えばカルシろム塩
、マグネシウム塩等)のような金属塩及びアンモニウム
塩等の無機塩基塩並びにアミン塩(例えばトリメチルア
ミン塩、トリエチルアミン塩、ブロカイン塩、ジシクロ
ヘキシルアミン塩、N−N−ジベンジルエチレンジアミ
ン塩、N−メチルグルカミン塩、モノエタノールアミン
塩、ジェタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、
トリス(ヒドロキシメチルアミノ)メタン塩、フェネチ
ルベンジルアミン塩等)、塩基性アミノ酸塩(例えばア
ルギニン塩、リジン塩等)のような有機塩基塩が含まれ
る。
本発明に係るピペミド酸アミド誘導体(+)及びその塩
類の製造方法を説明する。
(製造方法) 本発明に係るピペミド酸アミド誘導体(1)及びその塩
類の製造工程の一例は下記に示す通りである。
若しくはその塩類又はその反応性誘導体若しくはその塩
類又はその反応性誘導体(R1はアリール基で置換され
てもよい低級アルコキシカルボニル基又は低級アルキル
基、Xはハロゲンを示す〕 先ず、出発物質であるピペミド酸(If)は公知物質で
あり、特公昭53−36478号公報記載の方法により
製造することができる。
化合物(mV)若しくはその塩類又はその化合物(IV
)のカルボキシル基における反応性誘導体とは、ピペミ
ド酸(II)若しくはその塩類又はそのピペミド酸(I
I)のカルボキシル基における反応性誘導体のピペラジ
ニル基の4位の水素原子をR。
基に置換することにより得られ、ピペミド酸(It)若
しくはその塩類又はそのピペミド酸(n)のカルボキシ
ル基における反応性誘導体に化合物(III)を既知の
方法に準じて反応させることにより製造される。
上記反応工程により得られた化合物(IV)若しくはそ
の塩類又はその化合物(IV)のカルボキシル基におけ
る反応性誘導体と、化合物(V)又はその化合物(V)
のアミノ基における反応性誘導体とを反応させることに
より、ピペミド酸アミド誘導体CIA)が製造される。
ピペミド酸アミド誘導体(IA)からR1を脱離させる
ことによってピペミド酸アミド誘導体(1−1)が製造
される。
ここで、ピペミド酸(II)又は化合物(IV)の塩類
としては、前述の「塩類」が例示され、これらの塩類は
、常法の手段により、例えば対応する酸と塩基とを反応
させることにより、或いは塩交換により製造することが
できる。
また、ピペミド酸(n)又は化合物(rV)のカルボキ
シル基における反応性誘導体としては、酸ハライド、酸
無水物、活性エステル及び活性アミドが含まれる。その
うち酸ハライドとしては、酸クロライドが繁用される。
酸無水物としては、対称酸無水物及び混合酸無水物が含
まれ、後者には、例えばジアルキル燐酸混合無水物、ジ
アルキル亜燐酸混合無水物、アルキル炭酸混合無水物、
脂肪族カルボン酸(例えばピバリン酸、トリクロロ酢酸
)混合無水物等が含まれる0、活性エステルとしては、
メチルエステル、エチルエステル、シアノメチルエステ
ル、p−ニトロフェニルエステル、N−ヒドロキシスク
シンイミドとのエステル等が用いられる。活性アミドと
しては、イミダゾール、ジメチルイミダゾール、トリア
ゾールとのアミドが用いられる。
化合物(V)のアミノ基における反応性誘導体としては
、アルデヒド(例えばアセトアルデヒド、イソペンタナ
ール、ベンズアルデヒド)とのシッフ塩基、シリル化合
物(例えばトリメチルシリルクロライド、トリメチルシ
リルアセトアミド)との反応生成物、燐化合物(例えば
三塩化燐、オキシ塩化燐)との反応生成物等が用いられ
る。
化合物(IV)又はその塩類を反応性誘導体とせずに、
そのまま化合物(V)と反応させる場合には、縮合剤の
存在下で反応を行うことが望ましい。
縮合剤としては、塩化チオニル、塩化スルフリル、三塩
化燐、五塩化燐、塩化ホスホリル、三臭化燐等のハロゲ
ン化剤、又はM、 N’−ジシクロへキシルカルボジイ
ミド(DCC) 、N−シフ・ロヘキシル−N。
−モノホリノエチルカルボジイミド、N、 N’−ジイ
ソブロピル力ルポジイミド、クロルギ酸メチル、クロル
ギ酸エチル、ブロモギ酸メチル、無水酢酸、N−エチル
ベンズイソキサゾリウム塩、2−クロロ−1−メチルビ
リジウム塩、N、N″−カルボニルイミダゾール(CD
I)等が用いられる。
化合物(IV)若しくはその塩類またはその反応性誘導
体と化合物(V)またはその反応性誘導体との反応は通
常不活性溶媒中で行われる。不活性溶媒としては、ジオ
キサン、メチレンクロライド、クロロホルム、エーテル
、テトラヒドロフラン(THF) 、アセトン、ジメチ
ルホルムアミド(DMF) 、ジメチルスルホキシド(
DMSO) 、ピリジン、アセトニトリル、ベンゼン、
トルエン、キシレン等が用いられる。
化合物(V)又はその反応性誘導体は塩基を兼ねること
ができるため、必ずしも他の塩基を必要としないが、こ
の工程に於いて使用されうる他の塩基としては、ハロゲ
ン化水素を捕捉するものならば全て好適に使用され、例
えば第三級アミン(トリエチルアミン、N、N−ジメチ
ルアニリン、ピリジン等)が用いられる。
当該反応の好ましい実施方法の一例を示すと、下記の通
りである。
先ず、化合物(rV)又はその塩類を不活性溶削に溶解
し、縮合剤を添加する。縮合剤が特にハロゲン化剤であ
る場合には、添加は水冷下に行うのが有利であり、他の
縮合剤の場合は水冷下又は非氷冷下(例えば室温)の何
れに於いても行うことができる。
縮合剤を添加した後、反応混合物を室温で又は溶剤の沸
点付近まで加熱して、0.5〜3時間程度反応させる。
こうして生成した化合物(IV)又はその塩類の反応性
誘導体は単離しても良いが、単離せずにアミンである化
合物(V)又はその反応性誘導体と反応させてもよい。
このようにして製造されたピペミド酸アミド誘導体(I
A)は、そのR,が脱離し易い置換基(例えばベンジル
オキシカルボニル基等)の場合、R1の種類により、そ
れらを脱離させるための常法をそれぞれ選択することに
より容易に高収率でピペミド酸アミド誘導体(1−1)
に導くことができる。
また、ピペミド酸(n)若しくはその塩類又はその反応
性誘導体に、化合物(V)又はその反応性誘導体を反応
させることによってもピペミド酸アミド誘導体(1−1
)が得られる。
〔作用] ピペミド酸アミド誘導体(1)及びその塩類はヒト、ウ
シ、ウマ、イヌ、ラット、マウス等の哺乳類動物に対し
て優れた抗アレルギー活性を有し、抗アレルギー剤(ア
レルギー性疾患の予防、軽減、治療)として有用である
本発明に係るピペミド酸アミド誘導体(1)及びその塩
類は、経口、非経口投与又は外用に適した有機若しくは
無機の固体又は液体賦形剤のような医薬上許容される担
体と共に混合して常用の医薬製剤の形態で投与すること
ができる。
このような製剤は、カプセル、錠剤、糖衣錠、軟膏、坐
剤等の固体又は溶液剤、懸濁剤、乳剤等の液体とするこ
とができる。また、必要に応じて上記製剤には、補佐薬
、安定剤、湿潤剤、乳化剤、緩衝剤及び他の常用添加剤
を加えることができる。
上記の用途において投与量は、患者の年令、症状、使用
化合物、投与方法及び所望する処置により異なる。しか
し、一般に約0.1〜1000 (好ましくは0.5〜
500)■/kgの用量を、好適には1日2〜4回の分
割用量又は持効性製剤の形態で投与すると、満足すべき
結果が得られる。
〔実施例、参考例、製剤例及び試験例〕以・下、本発明
に係るピペミド酸アミド誘導体(1)及びその塩類の実
施例、参考例、製剤例及び試験例を挙げて、本発明を更
に詳細に説明するが、これらは本発明の精神の限定を意
図するものではない。
(参考例1) 製盗■ (IV−6) ピペミド酸(II ) 3.03 g (10m mo
l)を2規定の水酸化ナトリウム水溶液7.5dに溶解
した後、水冷下にてクロルギ酸ベンジル2 m(14m
 mol)を滴下(直ちに固体が析出して固化する)し
、室温で10分間反応させた0反応混合物から析出固体
を吸引濾取し、濾物を水洗した後、乾燥させた。クロロ
ホルムとエタノールの混合溶剤により再結晶を行い、白
色結晶である8−エチル−5,8−ジヒドロ−5−オキ
ソ−2−(4−ベンジルオキシカルボニル−I−ピペラ
ジニル)−ピリド(2,3−d )ピリミジン−6−カ
ルボン酸(rV−6) 1.825 g (収率42%
)を得た。
融点 263〜265 ”C IR(v s!:、 cm−’)  + 1720 (
肩)、1700(実施例1) ミジン−6−カルボキサミ゛  −6の1′告8−エチ
ル−5,8−ジヒドロ−5−オキソ−2−(4−ベンジ
ルオキシカルボニル−1−ピペラジニル)−ピリド(2
,3−d )ピリミジン−6−カルボン酸(IV−6)
 1g (2,29m mol)とCD I 556 
m(3,43II mol)を乾燥DMF40dに10
5°Cまで加温して溶解した後、105℃で1時間反応
させた。
同条件下で5−アミノテトラゾール(V)583.41
ag(6,86m 5ol)の乾燥DMF4a!溶液を
加え、105℃で5時間反応させた。
反応混合物から溶媒を留去した後、未反応の8−エチル
−5,8−ジヒドロ−5−オキソ−2−(4−ベンジル
オキシカルボニル−1−ピペラジニル)−ピリド(2゜
3−d〕ピリミジン−6−カルボン酸(IV−6)を取
り除くため残渣にクロロホルムを加え、しばらく攪拌し
、析出固体を吸引濾取した。
更に、過剰の5−アミノテトラゾール(V)を取り除く
ため、濾物にメタノールを加え、加温した後、不溶物を
吸引濾取し乾燥させた。
以上の工程により、淡黄色結晶である8−エチル−5,
8−ジヒドロ−5−オキソ−2−(4−ベンジルオキシ
カルボニル−1−ピペラジニル)−N−(IH−テトラ
ゾール−5−イル)−ピリドC2,3−d )ピリミジ
ン−6−カルボキサミド(1−6) 288.4■(収
率25%)を得た。
融点295〜297 ’C(分解) IR(y二ajl、 am−’)  ;  1705+
 1680(実施例2) ユL夏製造■ (+ −6) 8−エチル−5,8−ジヒドロ−5−オキソ−2−(4
−ベンジルオキシカルボニル−1−ピペラジニル) −
#−rlH−テトラゾール−5−イル)−ピリドC2,
3−d )ピリミジン−6−カルボキサミド(1−6)
 200■(0,396m mol)を酢酸150 d
に懸濁し、5%Pd−炭素200■を加え、水素ガス雰
囲気中にて60℃で5時間接触還元を行なった。
反応終了後濾過して5%Pd−炭素を除去し、濾液の溶
媒を留去した後、残渣にトルエンを加え、酢酸を共沸留
去した。
残渣をイソプロピルエーテルを用いて結晶化することに
より、黄色結晶である8−エチル−5,8−ジヒドロ−
5−オキソ−2−(l−ピペラジニル)−N−(IB−
テトラゾルー5−イル)−ピリド(2,3−d )ピリ
ミジン−6−カルボキサミド(トl)を130.3■(
収率89%)得た。
融点 240°Cより徐々に分解 IR(yHW、  cm−’)   ;   1690
M5 (m/g ) : 370(Mつ、85(基準ピ
ーク)(参考例2) 8−エ ルー −ジヒ゛ロー−キ゛−−−ルー−ピペー
ジニルービ1 ゛  −d ビ!ミジン一一カルボン 
 ■−の1゛1 (II) (IV−2) ピペミド酸(If ) 500■(1,65m +wo
l)を乾燥DMF20jdに懸濁し、炭酸水素カリウム
198.0 ■(1,98m 5ol)、ヨウ化メチル
0.123 d(1,98+w mol)を順次加え、
50°Cで3.5時間反応させた。
反応混合物に水を加えて溶解した後、クロロホルムによ
り3回抽出した。有機層を2回水洗した後、無水硫酸ナ
トリウムにより乾燥させた。
溶媒留去後、水冷下にてエーテルを用いて結晶化、洗浄
を行って、DMFを除去した。
得られた固体を吸引濾取し乾燥させて、白色結晶である
8−エチル−5,8−ジヒドロ−5−オキソ−2=(4
−メチル−1−ピペラジニル)−ピリド(2,3−d 
)ピリミジン−6−カルボン酸(rV−2)を171.
2■(収率33%)得た。
融点 228〜230℃ IR(νin、  cm−’)   ;   1720
(実施例3) 々 ′   −の  ゛ (IV−2) 8−エチル−5,8−ジヒドロ−5−オキソ−2−(4
−メチル−1−ピペラジニル)−ピリドC2,3−d 
)ピリミジン−6−カルボン酸(IV−2) 5001
g(1,58m mol)とCD I 383.21g
(2,36s mol)を乾燥DMF20dに加温しな
がら溶解した後、70℃で1時間攪拌した。
同条件下で5−アミノテトラゾール(V) 402.1
[(4,73s mol)の乾燥DMF4m溶液を加え
、70℃で3時間反応させた。
反応混合物中の析出固体を吸引濾取した。
濾物をエーテルで洗浄した後に乾燥させて、淡黄色結晶
である8−エチル−5,8−ジヒドロ−5−オキソ−2
−(4−メチル−1−ピペラジニル) −N−(L H
−テトラゾール−5−イル)−ピリドC2,3−d )
ピリミジン−6−カルボキサミド(1−2)を267■
(収率44%)得た。
融点 300 ’C以上 IR(y 二:S、  cm−’)   ;   16
80M5 Crale ) : 384(M ”)、 
70(基準ピーク)(参考例3) ノー6−カルボン   − の菅゛4 (■) (rV−3) ピペミド酸(II ) 5 g (16,48−僑o1
)を乾燥DMF200mに懸濁し、炭酸水素カリウム1
.98 g (19,78smol)、ヨウ化エチル1
.5Eld(19,78m mol)を順次加え、室温
で5時間反応させた。
反応混合物に水を加えて溶解した後、クロロホルムによ
り6回抽出した。有機層を2回水洗した後、無水硫酸ナ
トリウムにより乾燥させた。
溶媒留去後、水冷下にてエーテルを用いて結晶化、洗浄
を行って、DMF及び不純物を除去して精製した。
得られた固体を吸引濾取し乾燥させて、白色結晶である
8−エチル−5,8−ジヒドロ−5−オキソ−2−(4
−エチル−1−ピペラジニル)−ピリドC2,3−d 
)ピリミジン−6−カルボン酸(rV−3)を2.41
g (収率44%)得た。
融点 223〜226℃ IR(シ二B、  cm−’)   ;   1740
(実施例4) 々 ゛   −の  ゛ 8−エチル−5,8−ジヒドロ−5−オキソ−2−(4
−エチル−1−ピペラジニル)−ピリドC2,3−d 
)ピリミジン−6−カルボン酸(■−3) 200 g
(0,60II mol)とCD I 146.8 M
(0,91m mol)を乾燥DMF7afに加温しな
がら溶解した後、70〜80℃で1時間攪拌した。
同条件下で5−アミノテトラゾール(V) 154.0
mg(1,81al mol)の乾燥DMF3af溶液
を加え、更に2.5時間反応させた。
反応混合物中の析出固体を吸引濾取した。
濾物をエーテルを用いて洗浄した後に乾燥させて、淡黄
色結晶である8−エチル−5,8−ジヒドロ−5−オキ
ソ−2−(4−エチル−1−ピペラジニル)−N〜(l
H−テトラゾール−5−イル)−ピリドC2,3−d 
)ピリミジン−6−カルボキサミド(+−3)を149
.4■(収率62%)得た。
融点 294〜298℃(分解) IR(sr !iB、C「1)  ;  1680M5
 (m/g ) : 398(M ’)+ 44(基準
ピーク)(参考例4) ビIタジン一一カルボン   − の 6(n) (夙下奈白) (rV−4) ピペミド酸(II ) 2.0 g (6,59m 5
ol)を乾燥DMF8(ldに懸濁し、炭酸水素カリウ
ム791.9■(7,91m mol)、臭化ジフェニ
ルメチル2.02 g (7,91m 5ol)を順次
加え、室温で15時間反応させた。
反応混合物に水を加えて溶解した後、クロロホルムによ
り3回抽出した。有機層を2回水洗した後、無水硫酸ナ
トリウムにより乾燥させた。
溶媒留去後、残金にエーテルを加え、結晶化、洗浄して
、DMFを除去して精製した。
得られた固体を薄層クロマトグラフィー(展開溶媒;ク
ロロホルム:メタノール−85: 15)により分取し
て、淡黄色結晶である8−エチル−5,8−ジヒドロ−
5−オキソ−2−(4−ジフェニルメチル−1−ピペラ
ジニル)−ピリド(2,3−d )ピリミジン−6−カ
ルボン酸(rV−4)を429.1 M (収率14%
)得た。
融点 251〜256℃(分解) IR(シ二x:、  cm″′)  ;  1720(
実施例5) 一カルボキ 々゛  −の1・血 8−エチル−5,8−ジヒドロ−5−オキソ−2−(4
−ジフェニルメチル−1−ピペラジニル)−ピリドC2
,3−d )ピリミジン−6−カルボン酸(IV−4)
 400 IIg(0,85m mol)とCD I 
207.21g(1,28m mol)を乾燥DMF1
?、5jdに加温しながら溶解した後、70℃で1時間
反応させた。
同条件下で5−アミノテトラゾール(V) 217.4
■(2,56−■ol)の乾燥DMF2m溶液を加え、
更に70°Cで5時間反応させた。
反応混合物から溶媒を留去した後、残渣にクロロホルム
を加え、しばらく攪拌した。析出固体を吸引濾取し、濾
液から析出した固体も濾取した。
濾物をあわせ、メタノールを加えて加温した後、吸引濾
取し、濾物を乾燥させた。
以上の工程により、淡黄色結晶である8〜エチル−5,
8−ジヒドロ−5−オキソ−2−(4−ジフェニルメチ
ル−1−ピペラジニル) −N−(1#−テトラゾール
ー5−イル)−ピリド(2,3−d )ピリミジン−6
−カルボキサミド(+−4)を127.6■(収率28
%)得た。
融点 300°C以上 IR(ν!PI C1m−9、1680M5 (m/g
 ) ; 536(M ”)+ 167(基準ピーク)
(参考例5) d ビ1ミジン一一カルボン  TV−5の1″(n) (IV−5) ピペミド酸(U )  1 g (3,30s 5ol
)を乾燥THF60afに懸濁し、トリエチルアミン1
.15d(8,24s 5ol)を滴下した後に、水冷
下でクロルギ酸エチル0.788 d(8,24鵬5o
l)を滴下して、同条件下で20分間反応させた後、更
に室温で1時間反応させた。
反応混合物に水を加えて溶解した後、クロロホルムによ
り抽出した。有機層を水洗した後、無水硫酸ナトリウム
により乾燥させた。
溶媒留去後、淡黄色結晶を1.228 g得た。
次に、この淡黄色結晶1.228 gをメタノール50
d、THF50aeの混合溶媒に加温して溶解し、1規
定の水酸化カリウム水溶液19.6dを加えて60゛C
で1時間反応させた。
反応混合物から溶媒を留去した後、残渣に水を加え、希
酢酸(市販の酢酸を3倍に希釈したもの)で弱酸性(p
H−4)に調整し、クロロホルムにより4回抽出した。
有機層を水洗した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた
溶媒留去後、残香をエーテルで洗浄し、結晶を濾取し乾
燥させた。
以上の工程により、淡黄色結晶である8−エチル−5,
8−ジヒドロ−5−オキソ−2−(4−エトキシカルボ
ニル−1−ピペラジニル)−ピリドC2,3−d )ピ
リミジン−6−カルボン酸(■〜5)を733.4■(
収率59%)得た。
融点 266〜269°C IR(νB:、  am−’)   ;   1730
 .1695(実施例6) −6−カルボキサミ′ 1−゛ の 1(+ −5) 8−エチル−5,8−ジヒドロ−5−オキソ−2−(4
−エトキシカルボニル−1−ピペラジニル)−ピリド(
2,3−d〕ピリミジン−6−カルボン酸(IV−5)
 300■(0,80m mol)とCD I 194
.41g(1,20m 5ol)を乾燥D M F 1
5dに95°Cまで加温しながら溶解した後、70°C
まで温度を下げ、その温度で50分間反応させた。
同条件下で5−アミノテトラゾール(V) 204.0
mg(2,40wx mol)の乾燥DMF1.5d溶
液を加え、更に70゛Cで5時間反応させた。
反応混合物から溶媒を留去した後、残渣にクロロホルム
を加え少し加温し、不溶物を吸引濾取(未反応の8−エ
チル−5,8−ジヒドロ−5−オキソ−2−(4−エト
キシカルボニル−1−ピペラジニル)−ピリドC2,3
−d )ピリミジン−6−カルボン酸(IV−5)を濾
液として取り除<)シた。
得られた濾物をメタノールとTHFとの混合溶媒にでき
るだけ熔解し、不溶物をひだ折り濾紙により濾去した。
濾液の溶媒を留去した後、残渣をメタノールを用いて結
晶化を行なった後に乾燥させて、淡黄色結晶である8−
エチル−5,8−ジヒドロ−5−オキソ−2−(4−エ
トキシカルボニル−1−ピペラジニル) −N−(1H
−テトラゾール−5−イル)−ピリドC2,3−d )
ピリミジン−6−カルボキサミド(1−5)を61.4
■(収率17%)得た。
融点 290〜292℃(分解) IR(シ二:S、 cm−’)  i  1710(肩
)、 1680M5 (alt ) ; 442(Mつ
、 246(基準ピーク)(製剤例1) (1)ピペミド酸アミド誘導体(T)25.OOllg
(2)乳I!              49.00
■結晶セルロース        36.00コーンス
ターチ        5.00mg(3)ヒドロキシ
プロピルセルロース 1.OOag(4)カルボキシメ
チルセルロースカルシウム2.00■ (5)ステアリン酸マグネシウム   1.00■(6
)タルク               1.OO■計
120■ (1) 十(2)を(3)の5%水溶液で練合後乾燥、
整粒し、(4)、(5)、(6)をそれぞれ加えて混合
し、120■で打錠(φ7m)して錠剤とした。
(製剤例2) (1)ピペミド酸アミド誘導体(1)50.OOImg
(2)乳糖            124.50■コ
ーンスターチ       2Q、O(1+g(3)ヒ
ドロキシプロピルセルロース 2.0OLmg(4)軽
質無水ケイ酸        1.50 @g(5)ス
テアリン酸マグネシウム   2.00mg計200■ (1) + (2) + (3)を(4)の5%水溶液
で練合後乾燥、整粒し、(5)を加えて混合し、3号硬
カプセルに200■を充填した。
上記製剤例1及び2に於いて、ピペミド酸アミド誘導体
(りとあるのは、本発明に係るピペミド酸アミド誘導体
(1)のうちの任意の一化合物を示す。
(試験例) ラットにおける抗受身皮膚アナフィラキシ−(抗PCA
)作用 使用動物: 静岡実験動物農協よりウィスター系雄性ラット(7週令
)を購入し、1週間の予備飼育の後、実験に供した。
抗血清の調製; ジャーナル・オプ・イムノロジー(J、!量−unol
−)+」皿、 1002〜1011 (1971)の方
法に従った。
アリ力リス・スーム(Ascarls Sung)抽出
物をジニトロフェニル化しくDNP−As)、百日咳死
菌とともにウィスター系雄性ラットの足疏皮下4箇所に
投与して追加感作した。その3日後に採血して血清を分
離し、抗DNP−As血清とした。
抗血清の力価をラット48時間PCAにより測定したと
ころ1:200であった。
48時間PCA: 抗DNP−As血清の35倍希釈液を、予め剪毛したラ
ット青部右側皮内2箇所に投与して感作した。48時間
後に5008gのDNP−Asを含む0゜5%エバンス
ブルー生理食塩水溶液1dを尾静脈内に投与して反応を
惹起した。30分後断頭し、背部皮膚を剥離して感作部
位2箇所及び対照部位1箇所を切り取り、ミクロバイオ
ロジカル・イムノロジー(Mlcroblol、 l5
nuno1.)、 31+ 89〜1O1(1978)
の方法に準じて、反応の指標としたエバンスブルーの浸
出量を定量した。即ち、切り取った皮膚に1規定の水酸
化カリウム水溶液1mを加え、37°Cで16時間イン
キエベートして皮膚組織を溶解した。
0.6規定のリン酸−アセトン(5: 13)混液9m
を加えて混合した後、3000rp−で15分間遠沈し
、上清の620nmにおける吸光度を測定することによ
り、浸出したエバンスブルーを定量した。
尚、試験の対象は、本発明に係るピペミド酸アミド誘導
体(I)、ピペミド酸及びトラニラストとして、それぞ
れ0.5%トラガカンスに懸濁し、反応惹起1時間前に
経口投与した。
抑制率(%)は、 コントロール群の色素浸出量(平均) として算出し、評価した。
〔結果〕
下記第1表に各化合物の結果を示した。
第1表 以上の結果より、本発明に係るピペミド酸アミド誘導体
は、著明に反応を抑制し、抗PCA作用が強いことがわ
かる。
〔発明の効果〕
以上詳述した如く、本発明に係るピペミド酸アミド誘導
体(りは、抗アレルギー活性が高く、内服用としても好
適であり、従って、本発明に係るピペミド酸アミド誘導
体(1)を有効成分とする抗アレルギー剤は、内服用と
しても極めて高い抗アレルギー作用を有するという効果
を奏する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式  ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、Rは水素、アリール基で置換されてもよい低級
    アルコキシカルボニル基若しくはアリール基で置換され
    てもよい低級アルキル基を示す〕で表されるピペミド酸
    アミド誘導体又はその塩類。
  2. (2)請求項(1)記載のピペミド酸アミド誘導体又は
    その塩類を有効成分とする抗アレルギー剤。
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