JPH02300026A - 給紙機構 - Google Patents

給紙機構

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JPH02300026A
JPH02300026A JP1121815A JP12181589A JPH02300026A JP H02300026 A JPH02300026 A JP H02300026A JP 1121815 A JP1121815 A JP 1121815A JP 12181589 A JP12181589 A JP 12181589A JP H02300026 A JPH02300026 A JP H02300026A
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cassette
rotating
feeding
roller
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JP1121815A
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Yuji Sugimoto
祐二 杉本
Kenichi Iwamoto
研一 岩本
Tadashi Taniguchi
匡 谷口
Yoshihiro Yamada
山田 義門
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、縦送り給紙および横送り給紙を必要に応じて
切り替えて行うために回転自在に設けられた回転カセッ
ト内に積載されている用紙を所定の搬送経路に導くため
の給紙機構に関するものである。
〔従来の技術] 従来より、例えば複写機においては、複写機本体の下方
に設けられたデスクに数段の用紙カセットを設け、各用
紙カセットに積載される用紙の大きさや送り方向を異な
らせると共に必要な用紙を自動的に選択し、用紙交換に
要する手間を極力低減するようにしたものが知られてい
る(特開昭61−192637号公報参照)。
ところで、上記各用紙カセットの各々の給紙側上方位置
には、各用紙カセットに積載されている用紙を用紙供給
経路に送り出すための給紙機構が配備されている。かか
る給紙機構は、用紙を1枚ずつ送り出すものであるが、
例えば静電気による用紙同士の吸着等によって、用紙の
同時2枚送り(ダブルフィード)が生じることがある。
従来より、かかる問題点を解決する手段を備えた給紙機
構が提案されており、例えば、特開昭53−12964
8号公報には、ローラに対してパッドを離接自在に設け
、このバッドの摩擦係数をローラの摩擦係数よりも小さ
くしているものが開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記従来の給紙機構にあっては、用紙の同時
2枚送りの際の下側の用紙の搬送を阻止するだけに留ま
っており、用紙はカセットからせり出したまま残ってし
まうことになる。これでは、用紙の補充やジャム処理を
行おうとしてカセットをデスクから引き出すときに、前
記せり出している用紙が給紙機構などに接触してこの用
紙がダメージを受けることがある。
特に、上記の用紙カセットが用紙の縦送りや横送りを可
能とする回転式の用紙カセットである場合、この用紙カ
セットにおいて用紙送り方向変換のための回転動作が加
わるため、上述のように用紙がせり出していると用紙が
ダメージを受ける機会がさらに増えることになり、この
用紙ダメージに起因して給紙が困難になる虞れがある。
〔課題を解決するための手段〕 本発明に係る給紙機構は、上記の課題を解決するために
、縦送り給紙および横送り給紙を必要に応じて切り替え
て行うために回転自在に設けられた回転カセット内に積
載されている用紙を所定の搬送経路に導くための給紙機
構において、上記用紙の同時複数枚送りの際に送りを阻
止された給紙すべきでない用紙の給紙先端側を押してこ
の用紙をカセットに押し戻す用紙戻し板と、少なくとも
回転カセットの回転信号が生じたときに回転カセットの
回転動作に先立って前記用紙戻し板による用紙の押し戻
しを行わせる制御手段とを備えていることを特徴として
いる。
〔作 用〕
上記の構成によれば、ダブルフィード阻止のために送り
を阻止された用紙が給紙ローラの接線上にせり出して残
っている場合でも、かかる用紙は、用紙戻し板の操作に
よってカセット内へと押し戻されることになる。そして
、上記用紙戻し板による用紙の押し戻し操作は、少なく
とも回転カセットの回転に先立って行われるので、回転
カセットを回転する際には用紙は回転カセット内に完全
に戻されていることになり、用紙ダメージは確実に防止
されることになる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図ないし第7図に基づいて説明
すれば、以下の通りである。
第5図に示すように、複写機1の原稿台ガラス2上には
、原稿自動送り装置(以下、ADFと称する)3が設置
されている。ADF3は、原稿載置台3a上に載せ置か
れた図示しない原稿を、その大きさや送り方向(横送り
若しくは縦送り)に応じて予め定められた原稿台ガラス
2上の所定位置へと搬送すると共に、複写終了後には原
稿をADF3の外部に排出する機能を備える他、例えば
、両面複写を行うのであれば、原稿を反転して再び原稿
台ガラス2上の所定位置まで搬送し、両面複写終了後に
原稿をADF3の外部に排出し得る機能も備えている。
なお、原稿載置台3a上にはこれに載せ置かれた原稿の
大きさを判別するためのスイッチ4・5が設けられてい
る。
原稿台ガラス2の下方には、反射ミラー6a・・・やレ
ンズ6b・・・からなる光学系6が配備されている。こ
の光学系6は、原稿にて反射される反射光を感光体ドラ
ム7へと導く基本機能に加え、倍率可変機能も備えてな
り、等倍複写は勿論、拡大複写や縮小複写が可能な構成
になっている。
感光体ドラム7の周囲には、クリーナ8、除電チャージ
ャ9、帯電チャージャ10、カラー複写用のトナーを有
する現像手段11、および黒色のトナーを有する現像手
段12が配設されており、これら各手段により、感光体
ドラム7に対して残存トナーの除去→除電→帯電→露光
(前記の光学系6により行われる)→現像の一連の操作
が行われるようになっている。
感光体ドラム7の下方には、転写チャージャ13と剥離
チャージャ14とが配設されており、図示しない複写用
紙が感光体ドラム7と転写チャージャ13との間を通る
際にこの転写チャージャ13によって上記の複写用紙に
は感光体ドラム7上に形成されているトナー像が転写さ
れるようになっている。また、剥離チャージャ14によ
り、複写用紙が感光体ドラム7から引き離され、この引
き離された複写用紙は搬送ベル)17にて定着装置18
へと搬送されるようになっている。定着装置18は、加
熱や加圧により複写用紙に転写されたトナーの定着を行
うためのものである。
この定着装置18を経た複写用紙は、基本的には複写機
1の外、即ちソータ19を経てその受は台19a・・・
へと排出されるが、例えば両面複写や合成複写が行われ
る場合には、用紙戻り経路20を通って両面合成ユニン
ト21へと導かれるようになっている。そして、両面複
写を行う場合には、両面合成ユニット21内の第1搬送
路21aを経て中間トレイ21c上に反転載置された後
、送り出しローラ21dにて用紙供給経路22へと送り
出される一方、合成複写を行う場合には、両面合成ユニ
ット21内の第2搬送路21bへ送られ、この第2搬送
路21bにおいて複写用紙の後端が検出された後、この
複写用紙の後端を進行方向先端にして送り出され、前記
の第1111送路21aを経て中間1−レイ21c上に
反転載置された後、1送り出しローラ21dにて用紙供
給経路22へと送り出されるようになっている。
上記の用紙供給経路22は、複写用紙を前記の感光体ド
ラム7へと導くための経路であり、その終端部において
、感光体ドラム7の回転と複写用紙送り出しとのタイミ
ングをとるためのペーパストップローラ15を備えてい
る。また、用紙供給経路22には、デスク39内で数段
に設けられた用紙供給手段が接続されており、これら各
手段から複写用紙が適宜供給されるようになっている。
具体的には、複写機lの下部側から順に、第1固定カセ
ツト25、第1回転カセットユニット26、第2回転カ
セットユニット27、前記の両面合成ユニット21、第
2固定カセツト28、第3固定カセツト29、および手
差し供給部3oが設けられている。なお、上記の第1固
定カセツト25、第2固定カセツト28、および第3固
定カセツト29は複写機1に対して着脱自在に設けられ
ており、第1回転カセットユニット26および第2回転
カセットユニット27は複写機1に対して台板31ごと
引き出し可能に設けられている。
上記の第1・第2回転カセットユニット26・27にお
いて、第6図にも示すように、その筐体部となる台板3
I上には台座31aが固着されており、この台座31a
上に立設された支持軸31bにはアーム32の一端側が
軸支され、これによりアーム32は水平回りに回動自在
に支持されている。アーム32の他端部には支持軸32
aが立設されており、この支持軸32aによって回転カ
セット35が回転自在に支持されている。回転カセット
35は給紙ベース33およびこの給紙ベース33上に配
された回転板34の2枚板構造になっており、90°回
転することによって回転板34上に積まれている複写用
紙の送りを縦送り若しくは横送りに自在に切り替え得る
ようになってい。
る。なお、上記した縦送りおよび横送りの各々のポジシ
ョンにおいて、複写用紙の送り中心が前記の支持軸32
a上を通るように、この支持軸32aによる回転カセッ
ト35の軸支位置が設定されている。
給紙ベース33における縦送り給紙部および横送り給紙
部には、複写用紙の積載ずれを防止するための壁部33
a・33bが折曲状態に形成されている。これら壁部3
3a・33bの略中央部には切欠部33cが各々形成さ
れ、さらに各切欠部33cは給紙ベース33の底板に及
んでその中心方向に向かって所定長さ入り込んで形成さ
れており、給紙ベース33の下方に配されているリフI
・板40が前記の回転板34の底板の裏面に当接できる
ようになっている。リフト板40の具体的構成について
は後述する。
また、給紙ベース33上には、上記の壁部33a・33
bの各々に対向するように壁部33e・33fが配置さ
れている。これら壁部33e・33「は、回転板34に
形成された切欠34a・34bを通して設けられており
、回転板34における縦送り給紙部および横送り給紙部
の持ち上げ動作が壁部33e・33fによって干渉され
ることのないように構成されている。
回転板34には、縦送り給紙部で前下りに傾斜している
傾斜部34f、および、横送り給紙部で前下りに傾斜し
ている傾斜部34gが形成されている。
また、回転板34における、縦送り給紙部に対する非給
紙側と横送り給紙部に対する非給紙側との間の角部には
、回転板34の壁部34dの上端から外側に延びるよう
に支持片部34.cが折曲状態に形成されており、この
支持片部34cにおいて回転板34を一点支持する支持
構造36が構成されている。
回転カセット35の非給紙側であって、前記の支持構造
36から縦送り送出側に幾分距離をおいた位置には、ガ
イド手段37が設けられている。
このガイド手段37は、回転板34における縦送り給紙
部の持ち上げ時においては回転板34のガイドを行う一
方、回転板34における横送り給紙部の持ち上げ時にお
いては回転板34の回動支点部となるものである。
回転力セットユニッl−26(27)における給紙部に
は、回転カセット35の90°回転駆動と、前記の回転
板34における用紙持ち上げ動作のためのリフト板40
の回動駆動とを一つの駆動モータ41にて行う駆動手段
42が設けられている。この駆動手段42において、駆
動モータ41の出力軸にはギヤ4°Iaが固着されてお
り、このギヤ41aに歯合されたギヤ群43を介するこ
とにより駆動モータ41の駆動力が第1クラツチ44お
よび第2クラツチ45に伝達されるようになっている。
第1クラツチ44は回転カセット35の90゜回転のた
めの駆動力伝達を断続するためのものであり、回転カセ
ット35における給紙部の側方に配設されている。第1
クラツチ44の出力軸44aにはプーリ46が固着され
る一方、回転カセット35における給紙部の他の側方に
はプーリ47が配設されており、これら両プーリ4G・
47間には無端のベルト48が架は渡されている。この
ベルト48における前記ブー1J46・47の下側を通
る部分の所定部位には移動ブロック50が固着されてお
り、ベルト48の移動に伴って移動ブロック50が往復
移動するようになっている。移動ブロック50の略中央
部に形成されている貫通穴には、前記のプーリ46・4
7間において給紙方向と直交する方向に横架されている
ガイドシャフト51が挿通されており、このガイドシャ
フト51により移動ブロック50が直線的に案内される
ようになっている。移動ブロック50の上部には支持軸
50aが形成されており、この支持軸50aには保持部
材52が回動自在に支持されている。保持部材52には
略し字状のアングル部52aが形成されており、このア
ングル部52aが給紙ベース33における縦送り給紙部
と横送り給紙部との間の角部に取り付けられている。ま
た、ガイドシャフト51の一端側近傍および他端側近傍
には位置検知スイッチ100・101(第7図に示して
いる)が各々配設されており、位置検知スイッチ100
は前記アングル部52aに固設されたスイッチ作動片5
2bに押されることにより、位置検知スイッチ101は
移動ブロック50の作動片50bに押されることにより
各々作動するようになっている。
一方、第2クラツチ45は回転板34における用紙持ち
上げ動作のための駆動力伝達を断続するためのものであ
り、かかる第2クラツチ45の出力はギヤ群53を介し
て回転シャフト54に伝達されるようになっている。即
ち、第2クラツチ45の出力は、ギヤ群53における各
ギヤからウオームギヤ53aに伝達され、更にこれと歯
合されているホイールギヤ53bを経ることにより、第
2クラツチ45の出力軸に対して立体交差状に設けられ
ている回転シャフト54に伝達されるようになっている
回転シャフト54の他端側には、第1カツプリング55
の一方をなす継手部55aが固着される一方、複写機1
本体側に回転自在に支持された回転軸56の先端部には
、第1カツプリング55の他方をなす継手部55bが固
着されている。そして、回転軸56に固着されているギ
ヤ56bには、回転軸57に固着されているギヤ57a
が歯合されている。回転軸57は上記の回転軸56と平
行に、且つこの回転軸56と同様、複写機1本体側に回
転自在に支持されている。回転軸57の先端には第2カ
ツプリング58の一方をなす継手部58bが固着されて
いる。第2カツプリング58の他方をなす継手部58a
は、前記の回転シャフト54と平行に設けられているリ
フトアップ軸60の一端側に固着されている。なお1、
第1カツプリング55における継手部55aと継手部5
5bとの保合・離脱および第2カツプリング58におけ
る継手部58aと58bとの保合・離脱は、回転カセッ
トユニット26 (27)の複写a1に対する押入・引
出により行われるようになっている。
前記リフトアップ軸60の略中央部にはリフト板40が
固着されており、リフトアップ軸60の回転によりリフ
1−板40が回動して前記回転板34の給紙部を持ち上
げるようになっている。また、リフトアップ軸60の他
端側は単に回転自在に支持されているだけであって、こ
の端部には何の部材も接続されていない。
リフトアップ軸60の所定位置にはスイッチ作動片60
a(第7図に示している)が固着されており、このスイ
ッチ作動片60aの近傍にはこのスイッチ作動片6.O
aにてON・OFFされるリフト検知スイッチ61が配
設されている。    。
前記の回転カセット35における給紙部の上方位置には
、第2図に示すように、支持台63が複写a1本体側に
固設されており、この支持台63には、複写用紙を用紙
供給経路22へと送り出すための給紙機構62が設けら
れている。なお、上記の支持台63には、給紙機構62
における呼込ローラ65および給紙ローラ66の一部が
支持台63の下方から突き出るための切欠部63a、用
紙戻し板81の一部が支持台63の下方から突き出るた
めの切欠部63b、および、圧接解除レバー(圧接解除
手段)76の一部が支持台63の下方から突き出るため
の切欠部63cがそれぞれ形成されている。
前記の給紙a構62において、呼込ローラ65は回転カ
セット35の給紙部の上方に位置して設けられている一
方、給紙ローラ66は呼込ローラ65と平行に且つ複写
用紙の送り方向に所定距離をおいて並んで配設されてお
り、これら両ローラ65・66は、その一端側において
架は渡された無端のベルト67にて同方向に回転される
ようになっている。呼込ローラ65を回転自在に支持す
る支持軸65aと、給紙ローラ66に回転力を伝達する
回転軸66aとの間には、両ローラ65・66を挟むよ
うに一対のローラアーム68・68が横架されており、
これらローラアーム68・68が前記の回転軸66aを
支点に回動することにより呼込ローラ65の上げ下げが
行われ、呼込ローラ65の複写用紙に対する当接および
離脱が行われるようになっている。
ローラアーム68・68における給紙ローラ66例の端
部には、突起部68a・68aが各々形成されており、
この突起部68a・68aが給紙作動アングル70にて
下方に押圧されることによりローラアーム68・68の
上方向回動が行われるようになっている。給紙作動アン
グル70と支持台63との間にばばね79(第1図に示
している)が設けられており、このばね79により給紙
作動アングル70は突起部68a・68aを押さえる方
向に付勢されている。給紙作動アングル70は給紙作動
軸71の一端側に固着されたものであり、この給紙作動
軸71の回動に伴って回動するようになっている。
給紙作動軸71の他端側にはソレノイド連結板72が固
着されている。ソレノイド連結板72の先端部に形成さ
れた長大には給紙ソレノイド73の作動輪73aが連結
されており、この作動軸73aの進退動作が前記のソレ
ノイド連結板72を介することで給紙作動軸71におけ
る回動動作に変換されるようになっている。
また、第1図(a)に示すように、給紙ローラ66の下
方には取付板75が配されており、この取付板75には
、前記の給紙ローラ66の回転方向と同じ方向(図中時
計回り)に回転して用紙を戻そうとする逆転ローラ(阻
止手段)74が取り付けられている。逆転ローラ74の
ローラ面の摩擦係数は、前記給紙ローラ66のローラ面
の摩擦係数よりも小さく設定されており、用紙が1枚ず
つ引き出されたときにはこの用紙を用紙送り方向に送る
ことができる一方、用紙の同時2枚送りの際には下側の
用紙の搬送を阻止するようになっている。前記取付板7
5は両端の軸75a・75a(第2図に示しである)が
ペーパガイド99に支持されて垂直回りに回動可能に設
けられており、この回動によって逆転ローラ74の給紙
ローラ66に対する圧接および離反が行われるようにな
っている。なお、取付板75は図示しないスプリングに
より逆転ローラ74を給紙ローラ66に圧接させる方向
に付勢されている。逆転ローラ74はこれに回転力を伝
達するための回転軸74aに図示しないスプリング摩擦
材を介して嵌合されており、成る一定値以上の回転抵抗
が逆転ローラ74に加わると回転軸74aの駆動力が逆
転ローラ74に伝達されずに逆転ローラ74の回転が止
まるようになっている。回転軸74aは、前記給紙ロー
ラ66の回転軸66aの下方においてこれと平行に配設
されており、これら回転軸66aと回転軸74aとの間
には略り字形状をなす圧接解除レバー76の作用片76
aが介装されている。圧接解除レバー76は軸76cに
て垂直回りに回動可能に設けられたものであり、下方向
に回動することによって前記の作用片76aにて回転軸
74a逆転ローラ74を押さえて逆転ローラ74を給紙
ローラ66から離反させるようになっている。
圧接解除レバー76における連結片76bは圧接解除連
結部材77の一端側77aに連結されており、この圧接
解除連結部材77が軸77C(第2図に示している)を
中心に水平口りに回動することにより、圧接解除レバー
76の回動が行われるようになっている。圧接解除連結
部材77の他端側77bは、用紙戻しソレノイド80の
作動軸80aのピンに連結されており、この作動軸80
aが進退駆動することにより圧接解除連結部材77の回
動が行われるようになっている。
また、用紙戻しソレノイド80の作動軸80aには、用
紙を回転カセット35側に戻すための用紙戻し板81が
連結されている。用紙戻し板81は、呼込ローラ65と
給紙ローラ66との間において、前記の作動軸80aの
ビン位置よりも上側に設けられている軸81aを支点に
垂直回りに回動可能に設けられたものである。用紙戻し
板81には、給紙ローラ66と逆転ローラ74との接線
上で送りを阻止された用紙の先端部を押してこれを回転
板34側へ戻すべく、給紙ローラ66の両側において前
記ローラ接線部近傍まで延びて形成された戻し片部81
b・81bを有している。
上記の用紙戻し板81および圧接解除レバー76を駆動
する用紙戻しソレノイド80には、第4図に示すように
、マイクロコンピュータ103が接続されている。マイ
クロコンピュータ103は、複写機lにおける一般的な
制御を担う他に、少なくとも回転カセット35の回転信
号が生じたときに回転カセット35の回転動作に先立っ
て前記用紙戻しソレノイド80を作動させて圧接解除レ
バー76による用紙への圧力解除および用紙戻し板81
による用紙の押し戻しを行わせる制御手段をなすもので
ある。
支持台63上であって、呼込ローラ65の両側方には、
用紙検知スイッチ82および用紙無し検知スイッチ83
が各々配設されており、各スイッチ82・83における
作動片82a・83aは支持台63の切欠部63aを通
して支持台63の下方に臨むようになっている。そして
、各スイッチ82・83の作動片82a・83aは、持
ち上がった状態における回転板34の給紙部によって押
されて作動するようになっている。なお、回転板34に
おける縦送り給紙部および横送り給紙部の各々には、前
記用紙無し検知スイッチ83の作動片83aに対応して
図示しない切欠部が形成されており、回転板34上に複
写用紙が無い状態では作動片83aは上記切欠部を通る
のでONせずに用紙検知スイッチ82のみがONす、る
一方、複写用紙が積載されている状態ではこの複写用紙
によって検知スイッチ82・83の双方がONするよう
になっている。
第7図(a)〜(d)に基づいて、回転カセット35が
横送り給紙状態から、縮送り給紙状態に移行するときの
動作を説明する。
同図(a)に示すように、横送りポジションにおいては
、回転カセット35の横送り給紙部が回転カセットユニ
ット26 (27)における給紙部側に位置しており、
かかる状態においては、移動手段を構成する移動ブロッ
ク50および保持部材52はガイドシャフト51の一方
の端に位置している。
第1クラツチ44を介して駆動モータ41の駆動力がプ
ーリ46に伝達されると、このプーリ46が回転してベ
ルト48が回り出し、同図(b)に示すように、このベ
ルト48に固着されている移動ブロック50がガイドシ
ャフト51に案内されてその他方の端側へと移動する。
上記移動ブロック50の直線移動によって回転カセット
35がA方向に回転する。ここで、回転カセット35と
移動ブロック50とが連結され且つこの移動ブロック5
0が直線移動するため、回転カセット35における回転
中心は移動することになるが、かかる移動は、回転カセ
ット35を軸支するアーム32が支持軸31bを支点に
してD方向に回動することによって確保されることにな
る。なお、アーム32のD方向回動は、移動ブロック5
0の支持軸50aと支持軸32aとを結んだ線Xとガイ
ドシャフト51とのなす角が90゜になるまで行われる
次に、同図(C)に示すように、上記の線Xとガイドシ
ャフト51とのなす角が90’を超えるようになると、
回転カセット35の回転方向はAのままであるが、アー
ム32はC方向に回動するようになる。そして、同図(
d)に示すように、移動ブロック50がガイドシャフト
51の端まで来ると、移動ブロック50の作動片50b
にて位置検知スイッチ101が作動される。この位置検
知スイッチ101の作動を複写機1の制御部が検知し、
この制御部が第1クラツチ44による駆動力伝達を遮断
することにより、移動ブロック50の移動が停止される
。かかる状態においては、回転カセット35における縦
送り給紙部が回転カセットユニット26 (27)の給
紙側に向けられることになる。
一方、回転カセット35における縦送り状態から横送り
状態への移行は、駆動モータ41を逆転させ、上記の動
作とは逆の動作を行わせることにより実行できる。なお
、回転カセット35が横送りポジションをとると同時に
保持部材52のスイッチ作動片52bが位置検知スイッ
チ100を作動させることになる。そして、この位置稜
知スイッチ100の作動を複写機1の制御部が検知し、
この制御部が第1クラツチ44による駆動力伝達を遮断
することにより、移動ブロック50の移動が停止される
ことになる。
次に、回転板34の給紙部を持ち上げる動作並びに給紙
機構62による給紙動作を説明する。第2クラツチ45
の作動により、駆動モータ41の駆動力は、ギヤ群53
→回転シャフト54→第1カップリング55→回転軸5
6→回転軸57→第2カップリング58→リフトアップ
軸60へと伝達される。リフトアップ軸60の回転によ
り、リフト板40が回動する。リフト板40が上方へ回
動されると、リフト板40は給紙ベース33の切欠部3
3cを通って回転板34の底面に当接し、この回転板3
4の給紙部を持ち上げることになり、この持ち上げによ
って給紙機構62による用紙の呼び込みが可能となる。
そして、複写機lの制御部からの給紙信号により、給紙
ソレノイド73が作動し、ソレノイド連結板72および
給紙作動軸71を介して給紙作動アングル70が上方向
に回動し、突起部68a・68aへの押圧が解除された
ローラアーム68・68はベルト67の回転力により降
下し、呼込ローラ65が降下する。呼込ローラ65の回
転により回転板34上の最上位の用紙が給紙ローラ66
と逆転ローラ74との接線上に呼び込まれる。呼込ロー
ラ65による用紙呼び込み動作(降下状態)は、給紙ソ
レノイド73の一定時間作動若しくは送り出された用紙
が所定の搬送路上で検知されるまでの間行われる。なお
、呼込ローラ65の非呼び込み状態(上昇状態)後にお
いても、前記の給紙ローラ66が回転しているので呼込
ローラ65も回転している。
ここで、用紙が1枚ずつ呼び込まれたときは、給紙ロー
ラ66のローラ面の摩擦係数が逆転ローラ74のローラ
面の摩擦係数よりも大きいことにより、上記用紙は給紙
ローラ66による送り方向へと導かれる。給紙ローラ6
6および逆転ローラ74は上記用紙が完全に次の筋送ロ
ーラ等に達するまで回転を続ける。
一方、用紙の同時2枚送り(ダブルフィード)が生じた
ときは、かかる2枚の用紙のうち上側の用紙は給紙ロー
ラ66により送り方向へと導かれる一方、下側の用紙は
逆転ローラ74により用紙送り方向への進行を阻止され
る。上側の用紙が完全に次の搬送ローラ等に達するまで
給紙ローラ66は回転し続けるが、同時に逆転ローラ7
4も回転し続けるので、下側の用紙はローラ接線より先
へは送られない。なお、かかる状態では用紙は回転板3
4からせり出した状態となる。
用紙のマルチ給紙(複数枚連続送り)の場合には、その
途中においてダブルフィードによる後続用紙のせり出し
状態が生じても特に不都合とはならず、所定枚数の送り
を完了するまで前記の各ローラ65・66・74は回転
し続け、また、給紙ソレノイド73の作動軸73aは給
紙枚数の数に応じた数だけ進退作動を続ける。
そして、かかる一連の給紙動作の終了後において、第3
図に示すように、回転指示信号(回転カセット35を回
転させるための信号)が発生されると(S 1 ) 、
マイクロコンピュータ103においてタイマーTが設定
・開始されると共に、用紙戻しソレノイド80がONさ
れてその作動軸80aが後退する(S2)。次に、タイ
マーTがT。
より大きいか否かが判断され(S3)。タイマーTがT
oになると用紙戻しソレノイド80がOFFになると共
に、タイマーTのリセットが行われる(S4)。以上の
動作により、ローラ接線上にせり出している用紙の押し
戻しが完了する。
即ち、用紙戻しソレノイド80の作動軸80aが後退動
作すると、第1図(b)に示すように、圧接解除連結部
材77は図中時計回りに回転し、この回転により一端側
77aに連結されている圧接解除レバー76は下方向に
回動され、その作用片76aにて逆転ローラ74が給紙
ローラ66から離反することになる。
また、かかる圧接解除レバー76の動作と並行して、上
記の作動軸80aの後退動作により、用紙戻し板81は
、作動軸80aのピン位置よりも上側に設けられている
軸81aを支点にして図中反時計回りに回動される。
ダブルフィード防止のために送りを阻止され、ローラ接
線上にせり出したままで残っている用紙は、前記逆転ロ
ーラ74の離反により圧力を解除されるので、用紙先端
部がローラ66・74間に噛み込んでいた場合でも用紙
の自由移動が確保される。そして、用紙戻し板81の下
方向回動によりその戻し片部81b・81bにて用紙は
その先端部を押され、回転板34側へと押し戻されるこ
とになる。
このように、回転指示信号が発生した場合に、回転カセ
ット35の回転に先立って用紙の押し戻しが行われるの
で、回転カセット35の回転動作の際には、用紙は回転
板34上に完全に収まっていることになり、かかる回転
動作による用紙のダメージ発生を確実に防止することが
でき、回転後の給紙においてダメージを受けた用紙が給
紙されることによる給紙不良等の事態を回避することが
可能となる。
用紙戻しソレノイド80がOFFされると(S4)、リ
フト板40が上昇しているか否かがリフト検知スイッチ
61にて検知される(S5)。上昇しているのであれば
、駆動モータ41および第2クラツチ45の作動により
リフト板40に回転力が与えられ(S6)、リフト検知
スイッチ61が作動片60aにてONさ与るまで、即ち
、リフト板40が所定位置まで降下するまで、リフト板
40の降下動作が続けられる(S7)。リフト板40が
所定の降下位置に達したら駆動モータ41および第2ク
ラツチ45の作動を停止する(S8)。次に、用紙の送
り方向に応じて回転カセット35の回転方向が判断され
(S9)、駆動モータ41および第1クラツチ44が作
動して所定の回転動作が実行される(S10・Sll・
312・313・514)。回転カセット35の回転動
作については先に詳述している。
〔発明の効果] 本発明に係る給紙機構は、以上のように、縦送り給紙お
よび横送り給紙を必要に応じて切り替えて行うために回
転自在に設けられた回転カセット内に積載されている用
紙を所定の撮送経路に導くための給紙機構において、上
記用紙の同時複数枚送りの際に送りを阻止された給紙す
べきでない用紙の給紙先端側を押してこの用紙をカセッ
トに押し戻す用紙戻し板と、少なくとも回転力セントの
回転信号が生じたときに回転カセットの回転動作に先立
って前記用紙戻し板による用紙の押し戻しを行わせる制
御手段とを備えている構成である。
これにより、ダブルフィード阻止のために送りを阻止さ
れた用紙が給紙ローラの接線上にせり出して残っている
場合でも、かかる用紙は、用紙戻し板の操作によってカ
セット内へと押し戻されることになる。そして、上記用
紙戻し板による用紙の押し戻し操作は、少なくとも回転
カセットの回転に先立って行われるので、回転カセット
の回転による用紙ダメージは確実に防止されるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本発明の一実施例を示すものであ
る。 第1図(a)は給紙機構の側面図、同図(b)は同図(
a)において用紙戻し板等が回動した状態を示す側面図
である。 第2図は給紙機構を示す平面図である。 第3図は給紙機構の制御を示すフローチャートである。 第4図はマイクロコンピュータと用紙戻しソレノイド等
との関係を示すブロック図である。 第5図は複写機の概略の内部機構を示す正面図である。 第6図は回転カセットユニットを示す斜視図である。 第7図(a)ないしくd)はそれぞれ回転カセットの回
転動作を示す平面図である。 26・27は回転カセットユニット、34は回転板、3
5は回転カセット、65は呼込ローラ、66は給紙ロー
ラ、70は給紙作動アングル、74は逆転ローラ、76
は圧接解除レバー、80は用紙戻しソレノイド、81は
用紙戻し板、103はマイクロコンピュータ(制御手段
)である。 特許出願人     シャープ 株式会社第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、縦送り給紙および横送り給紙を必要に応じて切り替
    えて行うために回転自在に設けられた回転カセット内に
    積載されている用紙を所定の搬送経路に導くための給紙
    機構において、 上記用紙の同時複数枚送りの際に送りを阻止された給紙
    すべきでない用紙の給紙先端側を押してこの用紙をカセ
    ットに押し戻す用紙戻し板と、少なくとも回転カセット
    の回転信号が生じたときに回転カセットの回転動作に先
    立って前記用紙戻し板による用紙の押し戻しを行わせる
    制御手段とを備えていることを特徴とする給紙機構。
JP12181589A 1989-05-15 1989-05-15 給紙機構 Expired - Lifetime JPH0742000B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12181589A JPH0742000B2 (ja) 1989-05-15 1989-05-15 給紙機構
KR1019900006856A KR930011756B1 (ko) 1989-05-15 1990-05-14 복사기의 시이트 공급 장치
EP90109041A EP0398220B1 (en) 1989-05-15 1990-05-14 Sheet supplying device
DE69015877T DE69015877T2 (de) 1989-05-15 1990-05-14 Zuführvorrichtung für Blätter.
US07/523,800 US5083767A (en) 1989-05-15 1990-05-15 Sheet supplying device
CA002016814A CA2016814C (en) 1989-05-15 1990-05-15 Sheet supplying device

Applications Claiming Priority (1)

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JP12181589A JPH0742000B2 (ja) 1989-05-15 1989-05-15 給紙機構

Publications (2)

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JPH0742000B2 JPH0742000B2 (ja) 1995-05-10

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5308053A (en) * 1991-03-08 1994-05-03 Sharp Kabushiki Kaisha Rotatable cassette-type paper feeding apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5308053A (en) * 1991-03-08 1994-05-03 Sharp Kabushiki Kaisha Rotatable cassette-type paper feeding apparatus

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JPH0742000B2 (ja) 1995-05-10

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