JPH0790939B2 - 原稿搬送装置 - Google Patents

原稿搬送装置

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JPH0790939B2
JPH0790939B2 JP60273116A JP27311685A JPH0790939B2 JP H0790939 B2 JPH0790939 B2 JP H0790939B2 JP 60273116 A JP60273116 A JP 60273116A JP 27311685 A JP27311685 A JP 27311685A JP H0790939 B2 JPH0790939 B2 JP H0790939B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は原稿搬送装置に関し、特に、電子複写機等の原
稿載置台上で原稿を移送するのに用いられる原稿搬送装
置に関する。
(従来技術) 周知のように、原稿搬送装置は、原稿載置台を開閉して
同載置台上に原稿のセットおよび取出しを行なう代り
に、原稿載置台近傍の原稿トレイに収容した原稿を同載
置台上に給送セットし、露光後、同載置台から原稿を排
出する一連の動作を自動的に行なうために用いられるも
のである。
しかして、原稿搬送装置の原稿載置台での構造は、第6
図に示すように原稿載置台2の長手方向を覆い得るベル
ト1を用いた構造が採用されている。
すなわち、このベルト1は、原稿載置台であるコンタク
トガラス2における原稿移送方向(矢印A)の両端近傍
に位置するローラ3に掛けられた一枚のものであって、
コンタクトガラス2表面に当接できる状態で展張され、
ベルト1の内側に配置された複数個の押圧コロ4によっ
てベルト1による原稿の押圧を維持しながらローラ3の
駆動によって原稿を移送する。
ところで、ベルト1は、コンタクトガラス2と原稿との
間の摩擦係数よりも大きい値、例えば0.45以上の摩擦係
数を有することによって、コンタクトガラス上で原稿を
移送するようになっているが、原稿との間の摩擦係数の
設定に起因して、原稿との間でこすれあるいは、コンタ
クトガラス表面との間でこすれを起こし、この結果、原
稿の画像面から、これが摺動することによりコンタクト
ガラス表面に転移した鉛筆のカーボンや複写画像から同
コンタクトガラス表面に転移したトナーあるいはごみな
どが付着し、これにより表面が汚損されてしまう。
このようにベルト表面が汚損されると、光透過率の高い
原稿や、複写機に対して余白スペースが出る大きさの原
稿をコンタクトガラス上で移送した場合、その汚れが原
稿画像と重なる裏写り現象を招いたり、あるいは汚れそ
のものが複写されてしまい、結果的には、第7図
(a),(b)に示すように、画像中に汚れ(図中、斜
線で示す部分)が浮き出た格好となったりまた、余白部
に汚れが顕出し、見栄えの悪い複写物が得られてしまう
という問題が生じていた。
(目 的) 本発明は、上記の問題点に鑑み、原稿載置台上で原稿の
移送を司どるベルトに汚損が発生しないようにして、か
つ、原稿の移送も確実に行なえるように成し、コピーに
汚れが顕出するようなことがない原稿搬送装置の提供を
目的としている。
(構成) 本発明は、収納部から原稿載置台上に原稿を移送し、そ
の原稿を露光に供した後、前記原稿載置台上から、当該
原稿載置台における原稿導入側へその原稿を排出する原
稿搬送装置において、前記原稿導入側の位置で前記原稿
載置台表面に圧接して前記原稿を挟持搬送可能かつ正逆
回転可能な弾性ローラと、前記弾性ローラの配置位置を
除いて前記原稿載置台に対向する全面で当該原稿載置台
表面に対して非接触な状態に維持され、前記原稿の搬送
方向に移動可能な搬送ベルトと、を備えていることを特
徴としている。
本発明では、原稿導入側から導入された原稿が弾性ロー
ラによる圧接力を受けた際に生じる癖、この場合には、
弾性ローラ側に反り返るカールが生じた場合でも、その
原稿の移動を可能にして、原稿搬送を中断させることが
ない。しかも、原稿の移動を可能にするために用いられ
る搬送ベルトが汚染されるような事態も防止できる。
以下、第1図乃至第5図について本発明の実施例を説明
する。
第1図は、本発明実施例の外観図であって、同図におい
て原稿載置台10上には、原稿の移送方向に展張方向を設
定された平行する一対の搬送ベルト11とこれら搬送ベル
ト11間に位置付けられている弾性ローラ12とが配設され
ている。
搬送ベルト11は、第2図に示すように、原稿載置台10上
における原稿移送方向(図中、矢印で示す方向)の両端
部に位置する高摩擦係数をもつ駆動ローラ13および、同
載置台10に対する原稿導入側に位置する従動ローラ14に
掛けられ、白色若しくは透明の、低摩擦係数をもたせて
展張された可撓材で構成され、第2図において、原稿載
置台10の表面との間隙Gを同載置台上で搬送される原稿
の厚さのうちの略平均的なもの、例えば0.1mm厚のもの
と接触できる程度に設定されている。
この原稿Gは、後で説明する反射板(第4図参照)によ
って変更できるようになっている。
上述した搬送ベルト11の摩擦係数は、原稿と原稿載置台
表面との間での値よりも大きく設定され、搬送ベルト11
の移動時に原稿が接触した場合、原稿の移送を助長でき
るようになっている。
そして搬送ベルト11の背面側には、第1、2図および第
4図に示すように、図示しない支持部に対し、支持片20
aに穿設された長孔に挿通されるねじ21を介して固定さ
れ、搬送ベルト11と原稿載置台10表面との間の間隙を調
整すべく上下動可能な高反射率をもつ材質あるいはその
処理を施された反射部材の一つをなす反射板20が設けら
れている。
この反射板20は、搬送ベルト11の裏側で原稿載置台10と
非接触な状態を維持できる位置に配置され、後述する弾
性ローラ12の配置位置を除く原稿載置台10の略全面を覆
う大きさを設定されている。この反射板20は、原稿の浮
き上がりを防止するとともに透過率の高い原稿を移送し
た場合に搬送ベルトを透過する光を反射して原稿の裏写
り現象を防止するようになっている。
前述した搬送ベルト11は、第3図(A)に示すように、
原稿の移送方向(図中、矢印で示す方向)と直交する原
稿の巾方向において、移送される原稿の最小巾よりも狭
い位置(Lmin)に、そして最大巾よりも広い位置(Lma
x)に側縁部が位置するようにベルト巾および平行間隔
を設定されている。
搬送ベルト11と反射板20とは、弾性ローラ12の配置位置
を除いた原稿載置台10の略全面を覆うようになっている
ので、弾性ローラ12の配置位置が、所謂、開口部に相当
し、この開口部を除く面積を以って原稿載置台10と非接
触な状態で対向している。このような形状の反射板20
は、搬送ベルト11が透明な場合には、それ自体で反射部
材を構成し、また、搬送ベルト11が白色体である場合に
は、搬送ベルト11と反射板20とで反射部材を構成するこ
とができるようになっている。
一方、第2図において、弾性ローラ12は、原稿載置台10
に対する原稿導入側に位置し、搬送ベルト11用の従動ロ
ーラ14内に挿嵌されている支軸12aによって従動ローラ1
4とは別に駆動されるようになっており、その外径を周
面の一部が原稿載置台10の表面に圧接して変形する程
度、いい換えれば、原稿載置台10表面からその厚さ方向
にくい込める程度の大きさに設定され、実際には、原稿
載置台にくい込む量に相当する部分が変形して同載置台
表面に圧接するようになっている。
この弾性ローラ12は、原稿載置台上での軸心位置を、第
2図に示すように、変形した周面が原稿載置台表面と圧
接し始める位置、換言すれば、原稿が挟持前に周面に衝
き当る位置よりも原稿載置台中央部にずらして(図中、
lで示す距離)あり、具体的には10mm程度ずらすことに
よって原稿の挟持作用が良好に行なわれるようになって
いる。
このような実施例においては、原稿載置台10上に配置さ
れた搬送ベルト11が、原稿を搬送しない状態のときに、
原稿載置台10の表面と非接触な関係にある。この状態で
原稿載置台10上に原稿が導入されると、弾性ローラ12に
よってその原稿が挟持搬送される。この場合、弾性ロー
ラ12は、上記したように、原稿載置台10の表面に食い込
むことができる程度の圧力を以って原稿載置台10の表面
に圧接しているので、原稿が、その圧力により弾性ロー
ラ側に反り返る癖付けがなされてしまい、所謂、カール
を発生して浮き上がることになる。しかし、この場合に
おいても、原稿の浮き上がりが搬送ベルト11および反射
板20によって抑制されるとともに、仮に、浮き上がった
ままであっても、搬送ベルト11によって搬送方向に移動
することができるので、原稿の浮き上がり側が搬送ベル
ト11に突き当たって係止されてしまうようなことがな
い。これにより、原稿の移送が確実に行なえることにな
る。
上述した原稿搬送装置は電子複写機内の原稿搬送系に適
用されるようになっており、以下、第3図および第5図
によって原稿搬送系の動作について説明する。
第3図において搬送ベルト11の駆動部は、駆動ローラ13
の一端に支持された従動歯車18とこれに噛合し駆動モー
タM1に駆動される軌道歯車19とで構成されている。
駆動モータM1は、駆動ローラ13が軸受15を介して回転自
在に支持されている保持部材16に取付けられている。
この保持部材16は、駆動ローラ13の他端側にも設けら
れ、図示しない不動部との間に掛けられたばね17によっ
て搬送ベルト11を展張する向きに引張られている。
一方、弾性ローラ12の駆動部は、第3図(A)に示すよ
うに、支軸12aに取付けられている従動歯車22とこれに
噛合する仲介用歯車23を介して駆動モータM2の駆動歯車
24に連動する接続用歯車25とで構成されている。
仲介用歯車23の軸には一方向クラッチ26を介して第1プ
ーリ27が装着され、この第1プーリ27にはタイミングベ
ルト28を介して後述するピンチローラ29(第3図B参
照)の支軸に装着され、第1プーリ27よりも小径の第2
プーリ30が取付られている。
第2プーリ30と同軸上には、一方向クラッチ31を介して
従動歯車32が装着され、この従動歯車32はアイドラ33を
介して駆動モータM2の駆動歯車24に連動するようになっ
ている。
そしてピンチローラ29および第2プーリ30と同軸上に
は、接続用歯車34が装着され、この歯車34はクラッチ35
を介して軸支されている接断歯車36と噛合している。図
において、接続用歯車34に噛合している接断歯車36と同
軸上に支持されている駆動歯車37は後述する分離コロ38
の駆動用であり、この歯車37に噛合している仲介歯車39
に連動する従動歯車40は後述する呼出しコロ41の駆動用
として機能する。
前述した一方向クラッチ26および31は、スリーブの溝内
に装入された転子を有する周知のものが用いられ、その
スリーブに装着されている部材と支軸との回転方向に応
じて両者間での駆動力の接断を行なうようになってお
り、この実施例では、一方向クラッチ26が支軸の時計方
向回転時に第1プーリ27へ回転を伝達し、一方向クラッ
チ31が、従動歯車32の時計方向回転時に支軸へ回転を伝
達するように伝達特性を与えてある。なお、この伝達に
ついては後で説明する。
上述した駆動機構において示したピンチローラ29、分離
コロ38および呼出しコロ41は、第3図(B)に示されて
おり、これらローラおよびコロは原稿を原稿載置台10上
に導入する原稿搬入系に設けられている。
なお、第3図(B)に示した原稿搬入系は、例えば、原
稿を収容する収容トレイ42の設けられている側に原稿載
置台10から排出される原稿を収容する排出トレイ43を備
えたものが用いられ、この場合には、収容トレイ42から
原稿載置台10上に導入された原稿が、同載置台10上でス
イッチバックすることによって排出トレイ43に排出され
る。
そして、原稿搬入系は、収容トレイ42と呼出しコロ41と
を主要部とする収容部と、分離コロ38および、これに当
接する阻止コロ44とから成る分離部と、ピンチローラ29
およびこれと対向する従動ローラ45とで主要部を成す給
送部とで構成されている。
収容部は、原稿面を下向きにした原稿を収容する収容ト
レイ42と、このトレイ42の前方に位置し、最下部の原稿
がその上位の原稿の先端よりも前方に進出した状態で衝
止される先端突当てゲート46と、トレイ42の底部から突
出するように周面の位置を設定された呼出しコロ41と構
成され、原稿給送時、呼出しコロ41の反時計方向回転に
より原稿の最下部のものを繰り出す。
分離部は、分離コロ38と原稿との間の摩擦係数μと、
阻止コロ44と原稿との間の係数μと、原稿同士の間で
の係数μとの関係をμ>μ>μと設定される材
質の分離コロ38および阻止コロ44を分離コロ38に対向当
接させ、収容部から繰り出された原稿の重送を防止して
いる。
給送部は、ピンチローラ29に対向当接する従動ローラ45
と協働して分離部から移送された原稿を、分離コロ38の
回転力よりも大きい回転力によって原稿載置台10上に給
送する。この回転力の違いは、分離後の原稿がスリップ
しないようにするためである。
なお、上述した原稿の移送方向における分離コロ38の前
方には収容部に原稿がセットされていることを検知する
センサS1が、そして給送部のピンチローラ29の後方に
は、複写紙のレジストタイミングを設定するセンサS2が
それぞれ配置されている(図中、三角印で示す)。セン
サのうち、給送部後方のセンサS2は、後述する駆動伝達
系における呼出しコロ41、分離コロ38の駆動を制御する
信号を出力するものである。
また、前述したピンチローラ29には、給紙部の従動ロー
ラ45に加え、いまひとつ、これと対向する位置側ある排
出部側の従働ローラ47が対向当接している。排出部は、
これらピンチローラ29と従動ローラ47およびこれらロー
ラから移送される原稿を収容する排出トレイ43とで構成
されている。
そして上述した給紙部と排出部との原稿給送路が交わる
位置には、これら各部に対する原稿給送路を開閉する切
換爪48が設けられ、この切換爪48は、図示しないソレノ
イドなどの駆動部材によって上述した作用を奏すべく揺
動できるようになっている。
一方、このような原稿搬入系における各歯車間での駆動
伝達は第5図に示されている。
第5図において、(A)は給送部から原稿を繰り出す給
紙モードの駆動伝達系を示し、(B)は排紙部への原稿
を移送する排出モードの駆動伝達系を示している。
なお、同図において垂直な一点鎖線は各歯車およびプー
リ間での支軸を示している。いい換えれば、一点鎖線上
にある歯車、プーリは同軸上に取付けられているという
ことになる。
第3図(B)に示したセットセンサS1による収容トレイ
42上での原稿検知が行なわれると第3図(A)に示すク
ラッチ35が接状態に維持され、接断歯車36を含む同軸上
の分離コロ38および歯車37,39,40を介して呼出しコロ41
の伝達経路が確立される。
この状態で駆動モータM2が第5図(A)において時計方
向に回転すると、駆動歯車24を介して従動歯車32が時計
方向に連動する。
従動歯車32の回転時、一方向クラッチ31のスリーブに有
する扇状溝内に装入された球体(図中、黒丸で示す)
は、歯車32の回転によってスリーブが回転し際扇状溝面
と軸との間に圧着され、これによって軸に歯車32の回転
を伝達して軸を時計方向に回転させ、この軸上のピンチ
ローラ29および歯車34を介して前述した分離コロ38並び
に呼出しコロ41を時計方向に回転させる。
一方、駆動歯車24と同軸上の接続用歯車25も同様に回転
し、仲介歯車23が反時計方向に回転するも、一方向クラ
ッチ26のスリーブに有する扇状溝が上述した一方向クラ
ッチ31のそれと膨出方向を逆に形成されているので、軸
の回転に対し溝内の球体は溝面と軸との間から遊離し、
第1プーリ27には軸の回転が伝わらない状態となる。
従って、駆動モータM2の時計方向回転時には、一方向ク
ラッチ31によってピンチローラ29側への駆動伝達路およ
びクラッチ35を介して分離コロ38、呼出しコロ41への駆
動伝達路が形成される。
また、接続用歯車25および仲介歯車23を介して弾性ロー
ラ13も同様に時計方向に回転する。
このとき、収容トレイ42から移送される原稿の搬送速度
は、弾性ローラ(V1)>ピンチローラ(V2)>分離コロ
(V3)の関係にて設定されており、この速度を得られる
ように各伝達路間での歯車の比が決められている。
そして、前述した原稿搬入系での給紙部に位置するセン
サS2によって原稿の先端が検知されると、第3図(A)
におけるクラッチ35が断状態に切換られ、これにより分
離コロ38および呼出しコロ41が原稿の移動に従ってつれ
回り、原稿面を摺擦しない状態に維持されるとともに、
前述した駆動モータM1への通電がなされ、弾性ローラ12
の回転速度に比し速い速度で搬送ベルト11が原稿の移送
方向を設定すべく駆動される。
また、上述したセンサS2によて原稿の後端が検知された
際には、図示しない制御部を介して原稿の後端が弾性ロ
ーラ12による挟持位置に至るまでの間、駆動モータM1,M
2が時計方向への回転を維持され、その後、駆動モータM
1,M2の通電を停止され原稿が、その後端を弾性ローラ12
に挟持された状態で載置台10上にセットされる。
このとき、切換爪48は、原稿の排出路を設定できるよう
に揺動する。
この状態で原稿は、載置台上で露光に供される。
一方、露光後、排出モード指令を受けた制御部によっ
て、駆動モータM1は時計方向へ、そして駆動モータM2は
反時計方向への回転方向を設定され回転する。
駆動モータM2の回転によって、第5図(B)における接
続用歯車25を介しこれと連動する従動歯車22を反時計方
向に回転させて弾性ローラ12を原稿の排出方向である反
時計方向へ回転させる。
そして、接続用歯車25の回転により、仲介歯車23と同軸
支持されている一方向クラッチ26と第1プーリ27を係合
させ、タイミングベルト28を介して第2プーリ30を回転
させてピンチローラ29を時計方向に回転させる。このと
き、ピンチローラ29に連動する従動ローラ47(第3図参
照)は、反時計方向に回転することによて原稿の排出方
向を設定し、かつ、第1プーリ27と第2プーリ30との径
の差により弾性ローラ12よりも速い速度で回転し、スリ
ップを起こさない状態を設定される。
なお、駆動歯車24に連動する従動歯車32の一方向クラッ
チ31は、駆動モータM2の反時計方向への回転時には、扇
状溝内の球体が軸から遊離し、フリーな状態となるの
で、ピンチローラ29への回転伝達は先に述べたように第
2プーリ30のみによって行なわれる。
従って、原稿の排出モードにおける駆動モータM2の反時
計方向への回転によって、弾性ローラ12およびピンチロ
ーラ29並びに従動ローラ47が原稿の排出方向に沿う回転
方向を設定され、原稿が排出トレイ43に向け移送され
る。
原稿の移送時、その後端が前述した給紙部のセンサS2に
よって検知されると、上述した制御部を介して駆動モー
タM1が停止され、かつ駆動モータM2の回転が、原稿の排
出トレイ43への移送時間を経た後に逆方向に設定され
る。
また、このとき、切換爪48も、制御部によって、給紙路
を設定する向きに揺動駆動されるとともに、クラッチ35
が係合して接状態に設定され、後続の原稿の搬入に備え
られる。
このような駆動機構においては、ピンチローラをはさん
で対向する原稿搬入側の従動ローラ45と原稿排出側の従
動ローラ47とを個別の駆動手段を用いることなく、ひと
つのピンチローラ29によって駆動手段を共用することが
でき、しかも、排出時および搬入時において、原稿の移
送方向でのスリップ現象の発生を、各ローラ間での速度
差によって防止することができる。
(効 果) 以上、本発明によれば、高摩擦係数をもつ搬送ベルトを
原稿載置台と非接触の関係を以って配置し、同載置台へ
の原稿の導入および排出を主に同載置台の一部である原
稿導入部に圧接する弾性ローラによって行なうようにし
たので、搬送ベルトによる原稿載置台表面の摺擦をなく
すことができ、搬送ベルトへの汚損を防げ、この結果、
裏写り現象や汚れのない複写を得られ、また、ベルトの
汚損による交換作業を不要にで、さらには、ベルトの押
圧付加用コロ等も不要とすることができることにより装
置構造の簡略化および軽量化が可能となる。しかも、弾
性ローラによって挟持搬送される原稿が浮き上がるのを
搬送ベルトおよび反射部材によって抑制でき、仮に、原
稿が浮き上がってしまった場合においても、搬送ベルト
によって移送方向に移動することができるので、搬送途
中での原稿の搬送中断を生じることなく原稿の移送が確
実に行なえることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の外観図、第2図は第1図におけ
るII−II矢視図、第3図(A)は本発明実施例に組込ま
れる駆動機構を示す概略図、第3図(B)は第3図
(A)中のB−B矢視図、第4図は本発明実施例の要部
を示す側面図、第5図は第3図に示した駆動機構の伝達
系を示す概略図、第6図は原稿搬送装置の従来例を示す
側面図、第7図は第6図の従来例によって得られる複写
物を示す平面図である。 10……原稿載置台、11……搬送ベルト、12……弾性ロー
ラ、13……駆動ローラ、14……従動ローラ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】収納部から原稿載置台上に原稿を移送し、
    その原稿を露光に供した後、前記原稿載置台上から、当
    該原稿載置台における原稿導入側へその原稿を排出する
    原稿搬送装置において、 前記原稿導入側の位置で前記原稿載置台表面に圧接して
    前記原稿を挟持搬送可能かつ正逆回転可能な弾性ローラ
    と、 前記弾性ローラの配置位置を除いて前記原稿載置台に対
    向する全面で当該原稿載置台表面に対して非接触な状態
    を維持され、前記原稿の搬送方向に移動可能な搬送ベル
    トと、 を備えていることを特徴とする原稿搬送装置。
JP60273116A 1985-12-04 1985-12-04 原稿搬送装置 Expired - Lifetime JPH0790939B2 (ja)

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JPH02129348U (ja) * 1989-03-31 1990-10-25

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