JPH0229973Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0229973Y2 JPH0229973Y2 JP1983181232U JP18123283U JPH0229973Y2 JP H0229973 Y2 JPH0229973 Y2 JP H0229973Y2 JP 1983181232 U JP1983181232 U JP 1983181232U JP 18123283 U JP18123283 U JP 18123283U JP H0229973 Y2 JPH0229973 Y2 JP H0229973Y2
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- JP
- Japan
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- ball
- face plate
- head
- head body
- hitting surface
- Prior art date
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- Expired
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- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 4
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Landscapes
- Golf Clubs (AREA)
Description
この考案は、例えばゴルフ用ウツドクラブ等の
ヘツドの構造に関し、ヘツド本体の打球面部を形
成するフエース面板に工夫を施すことにより、打
球時のボールに対する反撥特性を助長させ、ボー
ルの飛距離の向上を図るようにしたものである。 従来、この種のクラブヘツド、例えばウツドク
ラブのヘツドにおいては、実開昭51−75362号公
報に開示されているように、ヘツド本体の打球面
部に象牙加工材等の硬質部材からなるフエース面
板を設け、かつ該フエース面板の背面側スイート
スポツト相当部に凹所を形成して、該凹所に反撥
係数の大きなゴム等の部材を埋設したり、あるい
は実開昭51−149263号公報、及び実開昭51−
61958号公報に開示されているように、フエース
面板の背面側を空洞にしたりして、フエース面板
自体の撓み剛性を利用することにより、ヘツド本
体の打球面部に弾力性を付与し、反撥効率の上昇
を得るように構成してなるものが公知である。 しかしながら、このような従来構造のもので
は、打球時のフエース面板の最大撓みが打球面中
央、つまりスイートスポツト部分であることか
ら、ヘツド本体打球面部の凸状曲面化が困難であ
るため、ボールに対するギヤ効果を付与すること
ができず、しかも別部品使用による製造工程の複
雑化で、コストアツプになるなどの欠点があつ
た。 また従来、ヘツド本体の打球面部に弾力性を付
与する他の手段として、実開昭52−94959号公報
及び実開昭51−61958号公報に他の実施例として
開示されているように、ヘツド本体に内蔵したス
プリングでフエース面板を支持させてなる構成を
有するものが公知であるが、いずれも構造が複雑
でコストも高くなるばかりでなく、打球時の衝撃
で故障が多発し易く、雑音も発生するなど、種々
の不具合が生じていた。 この考案は、上記した従来構造の欠点を解消す
ることを目的としたもので、ヘツド本体の打球面
部に断面コ字状のフエース面板を設け、該フエー
ス面板の内周角縁部を薄肉に形成することにより
ヘツド打球面部の凸状曲面化を可能にし、構造が
簡単で雑音を発生することのないクラブヘツドを
提供することにある。 以下、この考案を図示の実施例に基づいて説明
する。 第１図及び第２図はこの考案に係るクラブヘツ
ドの第１実施例を示すもので、図中１は繊維強化
プラスチツクス（以下、FRPと略記する）また
は金属を外殻２とした中空構造を有するウツドク
ラブのヘツド本体である。該ヘツド本体１の打球
面部１ａ側には、少なくとも水平方向に凸状曲面
Ｒをなす断面コ字状のフエース面板３が設けら
れ、該フエース面板３の周端面３ａは前記外殻２
の打球面部側端面２ａと連続して一体的に連結さ
れ接合されているとともに、その内周角縁部４は
薄肉に形成されている。 また、第３図はこの考案に係る第２実施例を示
し、上記第１実施例におけるフエース面板３を別
体的に成形し、例えば木材等からなる中実構造の
ヘツド本体１の打球面部１ａ側に接合してなる構
成を有するものである。 すなわち、上記したこの考案に係る構成によれ
ば、ヘツド本体１の打球面１ａを断面コ字状のフ
エース面板３で形成し、かつ該フエース面板３の
内周角縁部４を薄肉にしたことから、第２図に一
点破線で示すように、打球時の衝撃によるフエー
ス面板３の弾性変形が打球面部外周に相当する薄
肉部４で行なわれるため、打球面中央部分ではほ
とんど変形せず、これによつてボール反撥性の向
上を維持しながらフエース面板３の表面を凸状曲
面化することが可能になり、打球時のボールとの
間のギヤ効果を付与することができ、意識的なボ
ールへスライス回転またはフツク回転によるボー
ルの弾道を安定化させることが可能になる。 ところで、上記したヘツド本体の打球面部を構
成するフエース面板３は、薄肉部４がヘツド本体
１との接合端面３ａ部より外側（打球方向側）に
位置させること、つまりフエース面板３の打球面
中央部分が打球時の衝撃で後方に移動するのを許
容し得るようになつているもので、薄肉部４を金
属またはFRPで形成することは、耐衝撃性の向
上と高反撥弾性の確保を目的としたものであり、
特に材質としてはステンレスチールが望ましく、
またその薄肉部の剛性は、1.0×109dyn／cmが望
ましく、2.0×1010dyn／cm以上では反撥弾性の向
上の効果を得ることができず、一方剛性が小さ過
ぎると、薄肉部の変形が大きくなり、破壊の原因
となる。 〔測定例〕 従来のヘツドとこの考案のヘツドとのボールの
飛距離を下表に示す；
ヘツドの構造に関し、ヘツド本体の打球面部を形
成するフエース面板に工夫を施すことにより、打
球時のボールに対する反撥特性を助長させ、ボー
ルの飛距離の向上を図るようにしたものである。 従来、この種のクラブヘツド、例えばウツドク
ラブのヘツドにおいては、実開昭51−75362号公
報に開示されているように、ヘツド本体の打球面
部に象牙加工材等の硬質部材からなるフエース面
板を設け、かつ該フエース面板の背面側スイート
スポツト相当部に凹所を形成して、該凹所に反撥
係数の大きなゴム等の部材を埋設したり、あるい
は実開昭51−149263号公報、及び実開昭51−
61958号公報に開示されているように、フエース
面板の背面側を空洞にしたりして、フエース面板
自体の撓み剛性を利用することにより、ヘツド本
体の打球面部に弾力性を付与し、反撥効率の上昇
を得るように構成してなるものが公知である。 しかしながら、このような従来構造のもので
は、打球時のフエース面板の最大撓みが打球面中
央、つまりスイートスポツト部分であることか
ら、ヘツド本体打球面部の凸状曲面化が困難であ
るため、ボールに対するギヤ効果を付与すること
ができず、しかも別部品使用による製造工程の複
雑化で、コストアツプになるなどの欠点があつ
た。 また従来、ヘツド本体の打球面部に弾力性を付
与する他の手段として、実開昭52−94959号公報
及び実開昭51−61958号公報に他の実施例として
開示されているように、ヘツド本体に内蔵したス
プリングでフエース面板を支持させてなる構成を
有するものが公知であるが、いずれも構造が複雑
でコストも高くなるばかりでなく、打球時の衝撃
で故障が多発し易く、雑音も発生するなど、種々
の不具合が生じていた。 この考案は、上記した従来構造の欠点を解消す
ることを目的としたもので、ヘツド本体の打球面
部に断面コ字状のフエース面板を設け、該フエー
ス面板の内周角縁部を薄肉に形成することにより
ヘツド打球面部の凸状曲面化を可能にし、構造が
簡単で雑音を発生することのないクラブヘツドを
提供することにある。 以下、この考案を図示の実施例に基づいて説明
する。 第１図及び第２図はこの考案に係るクラブヘツ
ドの第１実施例を示すもので、図中１は繊維強化
プラスチツクス（以下、FRPと略記する）また
は金属を外殻２とした中空構造を有するウツドク
ラブのヘツド本体である。該ヘツド本体１の打球
面部１ａ側には、少なくとも水平方向に凸状曲面
Ｒをなす断面コ字状のフエース面板３が設けら
れ、該フエース面板３の周端面３ａは前記外殻２
の打球面部側端面２ａと連続して一体的に連結さ
れ接合されているとともに、その内周角縁部４は
薄肉に形成されている。 また、第３図はこの考案に係る第２実施例を示
し、上記第１実施例におけるフエース面板３を別
体的に成形し、例えば木材等からなる中実構造の
ヘツド本体１の打球面部１ａ側に接合してなる構
成を有するものである。 すなわち、上記したこの考案に係る構成によれ
ば、ヘツド本体１の打球面１ａを断面コ字状のフ
エース面板３で形成し、かつ該フエース面板３の
内周角縁部４を薄肉にしたことから、第２図に一
点破線で示すように、打球時の衝撃によるフエー
ス面板３の弾性変形が打球面部外周に相当する薄
肉部４で行なわれるため、打球面中央部分ではほ
とんど変形せず、これによつてボール反撥性の向
上を維持しながらフエース面板３の表面を凸状曲
面化することが可能になり、打球時のボールとの
間のギヤ効果を付与することができ、意識的なボ
ールへスライス回転またはフツク回転によるボー
ルの弾道を安定化させることが可能になる。 ところで、上記したヘツド本体の打球面部を構
成するフエース面板３は、薄肉部４がヘツド本体
１との接合端面３ａ部より外側（打球方向側）に
位置させること、つまりフエース面板３の打球面
中央部分が打球時の衝撃で後方に移動するのを許
容し得るようになつているもので、薄肉部４を金
属またはFRPで形成することは、耐衝撃性の向
上と高反撥弾性の確保を目的としたものであり、
特に材質としてはステンレスチールが望ましく、
またその薄肉部の剛性は、1.0×109dyn／cmが望
ましく、2.0×1010dyn／cm以上では反撥弾性の向
上の効果を得ることができず、一方剛性が小さ過
ぎると、薄肉部の変形が大きくなり、破壊の原因
となる。 〔測定例〕 従来のヘツドとこの考案のヘツドとのボールの
飛距離を下表に示す；
【表】
以上説明したように、この考案によれば、ヘツ
ド本体の打球面部を、内周角縁部が薄肉な金属ま
はたFRPからなる断面コ字状のフエース面板で
形成することにより、弾力性を付与してなること
から、従来構造のものと比較して製造が簡単で簡
易構造であるため、コストダウンを図ることがで
き、またフエース面板の変形部分がヘツド本体打
球面部の周辺部分であることから、打球面の凸状
の曲面化が可能であり、これによつて打球時のボ
ールとの間のギヤ効果を高めることができるな
ど、実用性にすぐれた効果を奏するものである。
ド本体の打球面部を、内周角縁部が薄肉な金属ま
はたFRPからなる断面コ字状のフエース面板で
形成することにより、弾力性を付与してなること
から、従来構造のものと比較して製造が簡単で簡
易構造であるため、コストダウンを図ることがで
き、またフエース面板の変形部分がヘツド本体打
球面部の周辺部分であることから、打球面の凸状
の曲面化が可能であり、これによつて打球時のボ
ールとの間のギヤ効果を高めることができるな
ど、実用性にすぐれた効果を奏するものである。
第１図はこの考案に係るゴルフ用クラブヘツド
の第１実施例を示す要部縦断面図、第２図は第１
図−線における要部横断面図、第３図はこの
考案に係る第２実施例を示す要部縦断面図であ
る。 １……ヘツド本体、１ａ……打球面部、２……
外殻、３……フエース面板、４……内周角縁部。
の第１実施例を示す要部縦断面図、第２図は第１
図−線における要部横断面図、第３図はこの
考案に係る第２実施例を示す要部縦断面図であ
る。 １……ヘツド本体、１ａ……打球面部、２……
外殻、３……フエース面板、４……内周角縁部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ヘツド本体の打球面部に断面コ字状のフエー
ス面板を設け、該フエース面板の内周角縁部を
薄肉に形成したゴルフ用クラブヘツド。 (2) 実用新案登録請求の範囲第１項に記載のゴル
フ用クラブヘツドにおいて、 該ヘツド本体は、FRPまたは金属からなる
外殻構造を有し、該ヘツド本体の打球面部側外
殻端面に前記フエース面板の周端面を一体的ま
たは別体的に接合したことを特徴とするヘツ
ド。 (3) 実用新案登録請求の範囲第１項に記載のゴル
フ用クラブヘツドにおいて、 該ヘツド本体は、木材等からなる中実構造を
有し、該ヘツド本体の打球面部に前記フエース
面板の周端面を接合したことを特徴とするヘツ
ド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1983181232U JPS6088963U (ja) | 1983-11-24 | 1983-11-24 | ゴルフ用クラブヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1983181232U JPS6088963U (ja) | 1983-11-24 | 1983-11-24 | ゴルフ用クラブヘツド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6088963U JPS6088963U (ja) | 1985-06-18 |
| JPH0229973Y2 true JPH0229973Y2 (ja) | 1990-08-13 |
Family
ID=30392766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1983181232U Granted JPS6088963U (ja) | 1983-11-24 | 1983-11-24 | ゴルフ用クラブヘツド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6088963U (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3469758B2 (ja) * | 1997-10-14 | 2003-11-25 | ダイワ精工株式会社 | ゴルフクラブ |
| US6348013B1 (en) * | 1999-12-30 | 2002-02-19 | Callaway Golf Company | Complaint face golf club |
| JP2002186692A (ja) * | 2000-12-20 | 2002-07-02 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ゴルフクラブヘッド |
| JP2003210627A (ja) * | 2002-01-22 | 2003-07-29 | Maruman Kk | フェース部近傍に薄肉部を有する高反発ゴルフクラブヘッド |
| JP5947653B2 (ja) * | 2012-07-31 | 2016-07-06 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフクラブヘッド |
-
1983
- 1983-11-24 JP JP1983181232U patent/JPS6088963U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6088963U (ja) | 1985-06-18 |
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